JPH07239156A - 真空式太陽熱集熱器 - Google Patents
真空式太陽熱集熱器Info
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- JPH07239156A JPH07239156A JP6053035A JP5303594A JPH07239156A JP H07239156 A JPH07239156 A JP H07239156A JP 6053035 A JP6053035 A JP 6053035A JP 5303594 A JP5303594 A JP 5303594A JP H07239156 A JPH07239156 A JP H07239156A
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F24—HEATING; RANGES; VENTILATING
- F24S—SOLAR HEAT COLLECTORS; SOLAR HEAT SYSTEMS
- F24S10/00—Solar heat collectors using working fluids
- F24S10/40—Solar heat collectors using working fluids in absorbing elements surrounded by transparent enclosures, e.g. evacuated solar collectors
- F24S10/45—Solar heat collectors using working fluids in absorbing elements surrounded by transparent enclosures, e.g. evacuated solar collectors the enclosure being cylindrical
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F24—HEATING; RANGES; VENTILATING
- F24S—SOLAR HEAT COLLECTORS; SOLAR HEAT SYSTEMS
- F24S80/00—Details, accessories or component parts of solar heat collectors not provided for in groups F24S10/00-F24S70/00
- F24S80/30—Arrangements for connecting the fluid circuits of solar collectors with each other or with other components, e.g. pipe connections; Fluid distributing means, e.g. headers
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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- Y02E10/40—Solar thermal energy, e.g. solar towers
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- Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 温水が蛇口等から間欠的に流れ出るのを防止
し、円滑に流れ出るとともに、最終的に火傷等をしない
程度の温度の温水が流れ出る真空式太陽熱集熱器を提供
する。 【構成】 真空式コレクタ10の貯水容器12の開口端
部に固着され、真空式コレクタ10の貯水容器12に水
を給水する給水部21及び前記貯水容器12から温水を
出湯する出湯部22が一体で形成されたヘッダ20の出
湯部22の出湯側開口部に面する給水部21の部位に、
空気排気用の孔23を穿設し、ヘッダ20の出湯部22
の出湯側開口部に延設される配管7に空気排気用の排気
弁40を配設する。また、前記ヘッダ20の給水部21
の出水側開口部に延設される給水管30の先端部を前記
貯水容器12の内面に沿って給水可能な形状とし、前記
貯水容器12内の所定の位置まで挿通する。
し、円滑に流れ出るとともに、最終的に火傷等をしない
程度の温度の温水が流れ出る真空式太陽熱集熱器を提供
する。 【構成】 真空式コレクタ10の貯水容器12の開口端
部に固着され、真空式コレクタ10の貯水容器12に水
を給水する給水部21及び前記貯水容器12から温水を
出湯する出湯部22が一体で形成されたヘッダ20の出
湯部22の出湯側開口部に面する給水部21の部位に、
空気排気用の孔23を穿設し、ヘッダ20の出湯部22
の出湯側開口部に延設される配管7に空気排気用の排気
弁40を配設する。また、前記ヘッダ20の給水部21
の出水側開口部に延設される給水管30の先端部を前記
貯水容器12の内面に沿って給水可能な形状とし、前記
貯水容器12内の所定の位置まで挿通する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、真空式太陽熱集熱器に
関するものであり、特に、長尺の円筒状ガラス容器内に
所定の空間を有して真空状態で貯水容器を配した真空式
コレクタを使用する真空式太陽熱集熱器に関するもので
ある。
関するものであり、特に、長尺の円筒状ガラス容器内に
所定の空間を有して真空状態で貯水容器を配した真空式
コレクタを使用する真空式太陽熱集熱器に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来より、真空式コレクタを使用した真
空式太陽熱集熱器は一般家庭等において広く使用されて
いる。この種の真空式太陽熱集熱器は、例えば、図11
に示すような状態で使用されている。図11は真空式太
陽熱集熱器の使用状態を示す斜視図である。
空式太陽熱集熱器は一般家庭等において広く使用されて
いる。この種の真空式太陽熱集熱器は、例えば、図11
に示すような状態で使用されている。図11は真空式太
陽熱集熱器の使用状態を示す斜視図である。
【0003】つまり、図11のように、取付台1の上に
約30度の傾斜角度で、複数の真空式コレクタ10を並
べ、各真空式コレクタ10の上部のヘッダ2を連結し
て、太陽熱集熱器として使用されている。このように、
真空式コレクタ10に約30度の傾斜角度を付けるの
は、太陽熱を吸収し易くするためであり、この真空式太
陽熱集熱器は、通常、屋根上等に設置され、ソーラ式の
温水器として利用されている。屋根等の傾斜面に設置さ
れる場合には、各真空式コレクタ10を傾斜させるため
の取付台1がなくても構わない。また、二階のベランダ
の手摺等に直接複数の真空式コレクタ10を各々垂直状
態に並べたり、或いは庭のフェンス等に直接複数の真空
式コレクタ10を垂直状態に並べて配設されることもあ
るが、このような場合にも取付台1は使用する必要がな
い。
約30度の傾斜角度で、複数の真空式コレクタ10を並
べ、各真空式コレクタ10の上部のヘッダ2を連結し
て、太陽熱集熱器として使用されている。このように、
真空式コレクタ10に約30度の傾斜角度を付けるの
は、太陽熱を吸収し易くするためであり、この真空式太
陽熱集熱器は、通常、屋根上等に設置され、ソーラ式の
温水器として利用されている。屋根等の傾斜面に設置さ
れる場合には、各真空式コレクタ10を傾斜させるため
の取付台1がなくても構わない。また、二階のベランダ
の手摺等に直接複数の真空式コレクタ10を各々垂直状
態に並べたり、或いは庭のフェンス等に直接複数の真空
式コレクタ10を垂直状態に並べて配設されることもあ
るが、このような場合にも取付台1は使用する必要がな
い。
【0004】この真空式太陽熱集熱器は、具体的には図
12に示すような構成となっている。図12は従来の真
空式太陽熱集熱器の使用状態を示す全体構成図である。
12に示すような構成となっている。図12は従来の真
空式太陽熱集熱器の使用状態を示す全体構成図である。
【0005】図12に示すように、真空式コレクタ10
は長尺の円筒状ガラス容器11に所定の空間13を有し
て同軸状態で円筒状の貯水容器12が配設され、このガ
ラス容器11と貯水容器12との空間13は保温性を維
持するために真空状態になっている。この真空式コレク
タ10は、吸熱と貯湯の両方の機能を併せ持つものであ
る。そして、この真空式コレクタ10の貯水容器12の
開口端部12aにはヘッダ2が固着されており、ヘッダ
2の内部は貯水容器12に水を給水する給水部2aと、
この給水部2aの周囲の隙間を通して貯水容器12から
温水を出湯する出湯部2bとが形成されている。また、
ヘッダ2の給水部2aには細長い給水管3が接続され、
貯水容器12内の下方位置近傍まで挿入されている。各
真空式コレクタ10のヘッダ2は接続管4によって図の
ように各々接続されている。図の右端に位置する真空式
コレクタ10には水道等から減圧弁5を介して配管7が
連結されており、水道水等が配管7を通り、真空式コレ
クタ10の貯水容器12に給水される。そして、図の左
端に位置する真空式コレクタ10には安全弁6を介して
蛇口8が配管7によって連結されており、蛇口8を開口
することにより、各真空式コレクタ10の貯水容器12
内の温水が蛇口8から流出するが、この蛇口8を閉じて
各真空式コレクタ10の貯水容器12内に水を満した状
態で太陽熱が集熱される。
は長尺の円筒状ガラス容器11に所定の空間13を有し
て同軸状態で円筒状の貯水容器12が配設され、このガ
ラス容器11と貯水容器12との空間13は保温性を維
持するために真空状態になっている。この真空式コレク
タ10は、吸熱と貯湯の両方の機能を併せ持つものであ
る。そして、この真空式コレクタ10の貯水容器12の
開口端部12aにはヘッダ2が固着されており、ヘッダ
2の内部は貯水容器12に水を給水する給水部2aと、
この給水部2aの周囲の隙間を通して貯水容器12から
温水を出湯する出湯部2bとが形成されている。また、
ヘッダ2の給水部2aには細長い給水管3が接続され、
貯水容器12内の下方位置近傍まで挿入されている。各
真空式コレクタ10のヘッダ2は接続管4によって図の
ように各々接続されている。図の右端に位置する真空式
コレクタ10には水道等から減圧弁5を介して配管7が
連結されており、水道水等が配管7を通り、真空式コレ
クタ10の貯水容器12に給水される。そして、図の左
端に位置する真空式コレクタ10には安全弁6を介して
蛇口8が配管7によって連結されており、蛇口8を開口
することにより、各真空式コレクタ10の貯水容器12
内の温水が蛇口8から流出するが、この蛇口8を閉じて
各真空式コレクタ10の貯水容器12内に水を満した状
態で太陽熱が集熱される。
【0006】昼間の太陽光の照射により次第に加熱され
て温水になった各真空式コレクタ10の貯水容器12内
の温水は、蛇口8を開口することにより、図中の矢印の
ような流れで、各真空式コレクタ10内を順次流れる。
蛇口8から流れ出る温水と同量の水道水が真空式コレク
タ10に順次供給されるので、各真空式コレクタ10内
は常に一定量の水で満された状態となっている。つま
り、図の右側に位置する真空式コレクタ10のヘッダ2
から給水管3を介して貯水容器12の下方部に注水され
ることにより、貯水容器12内の温水が上方に押上げら
れ、ヘッダ2の出湯部2bから出湯し、この温水が次の
真空式コレクタ10のヘッダ2から給水管3を介して貯
水容器12の下方部に注水される。こうして右側に位置
する真空式コレクタ10から順次左側に位置する真空式
コレクタ10に温水が各真空式コレクタ10内を流れる
ことにより、最終的には、かなり高温の温水になって蛇
口8から流れ出る。
て温水になった各真空式コレクタ10の貯水容器12内
の温水は、蛇口8を開口することにより、図中の矢印の
ような流れで、各真空式コレクタ10内を順次流れる。
蛇口8から流れ出る温水と同量の水道水が真空式コレク
タ10に順次供給されるので、各真空式コレクタ10内
は常に一定量の水で満された状態となっている。つま
り、図の右側に位置する真空式コレクタ10のヘッダ2
から給水管3を介して貯水容器12の下方部に注水され
ることにより、貯水容器12内の温水が上方に押上げら
れ、ヘッダ2の出湯部2bから出湯し、この温水が次の
真空式コレクタ10のヘッダ2から給水管3を介して貯
水容器12の下方部に注水される。こうして右側に位置
する真空式コレクタ10から順次左側に位置する真空式
コレクタ10に温水が各真空式コレクタ10内を流れる
ことにより、最終的には、かなり高温の温水になって蛇
口8から流れ出る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
従来の真空式太陽熱集熱器においては、真空式コレクタ
10内に水を満したままで、2〜3日不使用状態で放置
すると、真空式コレクタ10が太陽熱を吸収し過ぎて、
所謂、100度C以上の過吸熱状態となっていた。日照
条件によっては、真空式コレクタ10内の温度は約12
0度C〜130度C程度にまで上昇することもあった。
このため、各真空式コレクタ10の貯水容器12の上部
には蒸気による空気溜りが発生していた。
従来の真空式太陽熱集熱器においては、真空式コレクタ
10内に水を満したままで、2〜3日不使用状態で放置
すると、真空式コレクタ10が太陽熱を吸収し過ぎて、
所謂、100度C以上の過吸熱状態となっていた。日照
条件によっては、真空式コレクタ10内の温度は約12
0度C〜130度C程度にまで上昇することもあった。
このため、各真空式コレクタ10の貯水容器12の上部
には蒸気による空気溜りが発生していた。
【0008】このような状態で、蛇口8を開口すると、
各貯水容器12内に発生した空気溜りの空気も、給水管
3を介して次の真空式コレクタ10の貯水容器12の下
方部に順次供給されることになり、各真空式コレクタ1
0内を空気を挟んで温水と空気とが交互に流れる。この
結果、100度C以上か、或いは100度Cに近い極め
て高温の温水が蛇口8から間欠的に間欠泉状になって勢
いよく吹出す。つまり、極めて高温の温水と空気とが交
互に繰返し吹出すために、不用意に蛇口8を開口する
と、使用者が火傷等をする虞れがあった。
各貯水容器12内に発生した空気溜りの空気も、給水管
3を介して次の真空式コレクタ10の貯水容器12の下
方部に順次供給されることになり、各真空式コレクタ1
0内を空気を挟んで温水と空気とが交互に流れる。この
結果、100度C以上か、或いは100度Cに近い極め
て高温の温水が蛇口8から間欠的に間欠泉状になって勢
いよく吹出す。つまり、極めて高温の温水と空気とが交
互に繰返し吹出すために、不用意に蛇口8を開口する
と、使用者が火傷等をする虞れがあった。
【0009】そこで、本発明は、真空式コレクタが過吸
熱状態になったとしても、真空式コレクタの貯水容器内
に発生した空気溜りの空気を円滑に排気でき、温水が蛇
口等から間欠的に流れ出るのを防止し、円滑に流れ出る
真空式太陽熱集熱器の提供を課題とするものである。
熱状態になったとしても、真空式コレクタの貯水容器内
に発生した空気溜りの空気を円滑に排気でき、温水が蛇
口等から間欠的に流れ出るのを防止し、円滑に流れ出る
真空式太陽熱集熱器の提供を課題とするものである。
【0010】また、真空式コレクタが過吸熱状態になっ
たとしても、最終的に火傷等をしない程度の温度の温水
が蛇口等から流れ出る真空式太陽熱集熱器の提供を課題
とするものである。
たとしても、最終的に火傷等をしない程度の温度の温水
が蛇口等から流れ出る真空式太陽熱集熱器の提供を課題
とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明にかかる
真空式太陽熱集熱器は、長尺の円筒状ガラス容器内に同
軸状態で円筒状の貯水容器が配設され、前記ガラス容器
と貯水容器との空間が真空状態の真空式コレクタと、前
記真空式コレクタの貯水容器の開口端部に固着され、前
記貯水容器に給水する給水部及び前記給水部の周囲の隙
間を通して前記貯水容器から出湯する出湯部を有するヘ
ッダと、前記ヘッダの給水部の出湯側開口部に面する部
位に穿設された空気排気用の孔と、前記ヘッダの給水部
の出水側開口部に延設され、前記貯水容器内に挿通され
た給水管とを備えたものである。ここで、空気排気用の
孔は、この孔から貯水容器内上部の空気が円滑に流れる
孔を採用するのが好ましく、具体的には直径1mm〜5mm
程度の孔を採用できるが、好ましくは直径2mm〜3mmの
孔がよい。
真空式太陽熱集熱器は、長尺の円筒状ガラス容器内に同
軸状態で円筒状の貯水容器が配設され、前記ガラス容器
と貯水容器との空間が真空状態の真空式コレクタと、前
記真空式コレクタの貯水容器の開口端部に固着され、前
記貯水容器に給水する給水部及び前記給水部の周囲の隙
間を通して前記貯水容器から出湯する出湯部を有するヘ
ッダと、前記ヘッダの給水部の出湯側開口部に面する部
位に穿設された空気排気用の孔と、前記ヘッダの給水部
の出水側開口部に延設され、前記貯水容器内に挿通され
た給水管とを備えたものである。ここで、空気排気用の
孔は、この孔から貯水容器内上部の空気が円滑に流れる
孔を採用するのが好ましく、具体的には直径1mm〜5mm
程度の孔を採用できるが、好ましくは直径2mm〜3mmの
孔がよい。
【0012】請求項2の発明にかかる真空式太陽熱集熱
器は、長尺の円筒状ガラス容器内に同軸状態で円筒状の
貯水容器が配設され、前記ガラス容器と貯水容器との空
間が真空状態の真空式コレクタと、前記真空式コレクタ
の貯水容器の開口端部に固着され、前記貯水容器に給水
する給水部及び前記給水部の周囲の隙間を通して前記貯
水容器から出湯する出湯部を有するヘッダと、前記ヘッ
ダの給水部の出湯側開口部に面する部位に穿設された空
気排気用の孔と、前記ヘッダの給水部の出水側開口部に
延設され、前記貯水容器内に挿通された給水管と、前記
ヘッダの出湯部の出湯側開口部に通ずる配管に配設され
た排気弁とを備えたものである。ここで、空気排気用の
孔は、この孔から貯水容器内上部の空気が円滑に流れる
孔を採用するのが好ましく、具体的には直径1mm〜5mm
程度の孔を採用できるが、好ましくは直径2mm〜3mmの
孔がよい。また、排気弁の配設位置は極力空気が排気し
易い位置とするのが好ましい。
器は、長尺の円筒状ガラス容器内に同軸状態で円筒状の
貯水容器が配設され、前記ガラス容器と貯水容器との空
間が真空状態の真空式コレクタと、前記真空式コレクタ
の貯水容器の開口端部に固着され、前記貯水容器に給水
する給水部及び前記給水部の周囲の隙間を通して前記貯
水容器から出湯する出湯部を有するヘッダと、前記ヘッ
ダの給水部の出湯側開口部に面する部位に穿設された空
気排気用の孔と、前記ヘッダの給水部の出水側開口部に
延設され、前記貯水容器内に挿通された給水管と、前記
ヘッダの出湯部の出湯側開口部に通ずる配管に配設され
た排気弁とを備えたものである。ここで、空気排気用の
孔は、この孔から貯水容器内上部の空気が円滑に流れる
孔を採用するのが好ましく、具体的には直径1mm〜5mm
程度の孔を採用できるが、好ましくは直径2mm〜3mmの
孔がよい。また、排気弁の配設位置は極力空気が排気し
易い位置とするのが好ましい。
【0013】請求項3の発明にかかる真空式太陽熱集熱
器は、長尺の円筒状ガラス容器内に同軸状態で円筒状の
貯水容器が配設され、前記ガラス容器と貯水容器との空
間が真空状態の真空式コレクタと、前記真空式コレクタ
の貯水容器の開口端部に固着され、前記貯水容器に給水
する給水部及び前記給水部の周囲の隙間を通して前記貯
水容器から出湯する出湯部を有するヘッダと、前記ヘッ
ダの給水部の出水側開口部に延設され、前記貯水容器の
所定の内面に沿って給水可能な先端部を有し、前記貯水
容器内の所定位置まで挿通された給水管とを備えたもの
である。ここで、給水管は、貯水容器の長さ等に応じて
約20Cm〜50Cm程度の長さで貯水容器の下側に位置す
る内面に沿って給水が流れるように先端部が折曲されて
おり、真空式コレクタも給水管の先端部からの給水が貯
水容器の下側に位置する内面に沿って流れるように傾斜
させた状態で据付けられる。
器は、長尺の円筒状ガラス容器内に同軸状態で円筒状の
貯水容器が配設され、前記ガラス容器と貯水容器との空
間が真空状態の真空式コレクタと、前記真空式コレクタ
の貯水容器の開口端部に固着され、前記貯水容器に給水
する給水部及び前記給水部の周囲の隙間を通して前記貯
水容器から出湯する出湯部を有するヘッダと、前記ヘッ
ダの給水部の出水側開口部に延設され、前記貯水容器の
所定の内面に沿って給水可能な先端部を有し、前記貯水
容器内の所定位置まで挿通された給水管とを備えたもの
である。ここで、給水管は、貯水容器の長さ等に応じて
約20Cm〜50Cm程度の長さで貯水容器の下側に位置す
る内面に沿って給水が流れるように先端部が折曲されて
おり、真空式コレクタも給水管の先端部からの給水が貯
水容器の下側に位置する内面に沿って流れるように傾斜
させた状態で据付けられる。
【0014】請求項4の発明にかかる真空式太陽熱集熱
器は、長尺の円筒状ガラス容器内に同軸状態で円筒状の
貯水容器が配設され、前記ガラス容器と貯水容器との空
間が真空状態の真空式コレクタと、前記真空式コレクタ
の貯水容器の開口端部に固着され、前記貯水容器に給水
する給水部及び前記給水部の周囲の隙間を通して前記貯
水容器から出湯する出湯部を有するヘッダと、前記ヘッ
ダの給水部の出湯側開口部に面する部位に穿設された空
気排気用の孔と、前記ヘッダの給水部の出水側開口部に
延設され、前記貯水容器の所定の内面に沿って給水可能
な先端部を有し、前記貯水容器内の所定位置まで挿通さ
れた給水管とを備えたものである。ここで、空気排気用
の孔は、この孔から貯水容器内上部の空気が円滑に流れ
る孔を採用するのが好ましく、具体的には直径1mm〜5
mm程度の孔を採用できるが、好ましくは直径2mm〜3mm
の孔がよい。また、給水管は、貯水容器の長さ等に応じ
て約20Cm〜50Cm程度の長さで貯水容器の下側に位置
する内面に沿って給水が流れるように先端部が折曲され
ており、真空式コレクタも給水管の先端部からの給水が
貯水容器の下側に位置する内面に沿って流れるように傾
斜させた状態で据付けられる。
器は、長尺の円筒状ガラス容器内に同軸状態で円筒状の
貯水容器が配設され、前記ガラス容器と貯水容器との空
間が真空状態の真空式コレクタと、前記真空式コレクタ
の貯水容器の開口端部に固着され、前記貯水容器に給水
する給水部及び前記給水部の周囲の隙間を通して前記貯
水容器から出湯する出湯部を有するヘッダと、前記ヘッ
ダの給水部の出湯側開口部に面する部位に穿設された空
気排気用の孔と、前記ヘッダの給水部の出水側開口部に
延設され、前記貯水容器の所定の内面に沿って給水可能
な先端部を有し、前記貯水容器内の所定位置まで挿通さ
れた給水管とを備えたものである。ここで、空気排気用
の孔は、この孔から貯水容器内上部の空気が円滑に流れ
る孔を採用するのが好ましく、具体的には直径1mm〜5
mm程度の孔を採用できるが、好ましくは直径2mm〜3mm
の孔がよい。また、給水管は、貯水容器の長さ等に応じ
て約20Cm〜50Cm程度の長さで貯水容器の下側に位置
する内面に沿って給水が流れるように先端部が折曲され
ており、真空式コレクタも給水管の先端部からの給水が
貯水容器の下側に位置する内面に沿って流れるように傾
斜させた状態で据付けられる。
【0015】請求項5の発明にかかる真空式太陽熱集熱
器は、長尺の円筒状ガラス容器内に同軸状態で円筒状の
貯水容器が配設され、前記ガラス容器と貯水容器との空
間が真空状態の真空式コレクタと、前記真空式コレクタ
の貯水容器の開口端部に固着され、前記貯水容器に給水
する給水部及び前記給水部の周囲の隙間を通して前記貯
水容器から出湯する出湯部を有するヘッダと、前記ヘッ
ダの給水部の出湯側開口部に面する部位に穿設された空
気排気用の孔と、前記ヘッダの給水部の出水側開口部に
延設され、前記貯水容器の所定の内面に沿って給水可能
な先端部を有し、前記貯水容器内の所定位置まで挿通さ
れた給水管と、前記ヘッダの出湯部の出湯側開口部に通
ずる配管に配設された排気弁とを備えたものである。こ
こで、空気排気用の孔は、この孔から貯水容器内上部の
空気が円滑に流れる孔を採用するのが好ましく、具体的
には直径1mm〜5mm程度の孔を採用できるが、好ましく
は直径2mm〜3mmの孔がよい。排気弁の配設位置は極力
空気が排気し易い位置とするのが好ましい。また、給水
管は、貯水容器の長さ等に応じて約20Cm〜50Cm程度
の長さで貯水容器の下側に位置する内面に沿って給水が
流れるように先端部が折曲されており、真空式コレクタ
も給水管の先端部からの給水が貯水容器の下側に位置す
る内面に沿って流れるように傾斜させた状態で据付けら
れる。
器は、長尺の円筒状ガラス容器内に同軸状態で円筒状の
貯水容器が配設され、前記ガラス容器と貯水容器との空
間が真空状態の真空式コレクタと、前記真空式コレクタ
の貯水容器の開口端部に固着され、前記貯水容器に給水
する給水部及び前記給水部の周囲の隙間を通して前記貯
水容器から出湯する出湯部を有するヘッダと、前記ヘッ
ダの給水部の出湯側開口部に面する部位に穿設された空
気排気用の孔と、前記ヘッダの給水部の出水側開口部に
延設され、前記貯水容器の所定の内面に沿って給水可能
な先端部を有し、前記貯水容器内の所定位置まで挿通さ
れた給水管と、前記ヘッダの出湯部の出湯側開口部に通
ずる配管に配設された排気弁とを備えたものである。こ
こで、空気排気用の孔は、この孔から貯水容器内上部の
空気が円滑に流れる孔を採用するのが好ましく、具体的
には直径1mm〜5mm程度の孔を採用できるが、好ましく
は直径2mm〜3mmの孔がよい。排気弁の配設位置は極力
空気が排気し易い位置とするのが好ましい。また、給水
管は、貯水容器の長さ等に応じて約20Cm〜50Cm程度
の長さで貯水容器の下側に位置する内面に沿って給水が
流れるように先端部が折曲されており、真空式コレクタ
も給水管の先端部からの給水が貯水容器の下側に位置す
る内面に沿って流れるように傾斜させた状態で据付けら
れる。
【0016】
【作用】請求項1の発明の真空式太陽熱集熱器によれ
ば、真空式コレクタが過吸熱状態になり、真空式コレク
タの貯水容器の上部に空気溜りが発生したとしても、温
水取出し時には、ヘッダの給水部に穿設された孔を通し
て次の真空式コレクタのヘッダに順次空気が円滑に送ら
れ、真空式コレクタ内を温水が円滑に流れる。
ば、真空式コレクタが過吸熱状態になり、真空式コレク
タの貯水容器の上部に空気溜りが発生したとしても、温
水取出し時には、ヘッダの給水部に穿設された孔を通し
て次の真空式コレクタのヘッダに順次空気が円滑に送ら
れ、真空式コレクタ内を温水が円滑に流れる。
【0017】請求項2の発明の真空式太陽熱集熱器によ
れば、真空式コレクタが過吸熱状態になり、真空式コレ
クタの貯水容器の上部に空気溜りが発生したとしても、
ヘッダの給水部に穿設された孔を通して次の真空式コレ
クタのヘッダに順次空気が送られ、排気弁を介して排気
でき、温水取出し時には、真空式コレクタ内を温水が円
滑に流れる。
れば、真空式コレクタが過吸熱状態になり、真空式コレ
クタの貯水容器の上部に空気溜りが発生したとしても、
ヘッダの給水部に穿設された孔を通して次の真空式コレ
クタのヘッダに順次空気が送られ、排気弁を介して排気
でき、温水取出し時には、真空式コレクタ内を温水が円
滑に流れる。
【0018】請求項3の発明の真空式太陽熱集熱器によ
れば、真空式コレクタが過吸熱状態になったとしても、
温水取出し時には、真空式コレクタのヘッダから給水管
を介して貯水容器の下面に沿って給水され、貯水容器内
の温水が中和されるから、温水が順次真空式コレクタ内
を流れても、最終的に、それ程極端な高温の温水になら
ない。
れば、真空式コレクタが過吸熱状態になったとしても、
温水取出し時には、真空式コレクタのヘッダから給水管
を介して貯水容器の下面に沿って給水され、貯水容器内
の温水が中和されるから、温水が順次真空式コレクタ内
を流れても、最終的に、それ程極端な高温の温水になら
ない。
【0019】請求項4の発明の真空式太陽熱集熱器によ
れば、真空式コレクタが過吸熱状態になり、真空式コレ
クタの貯水容器の上部に空気溜りが発生したとしても、
温水取出し時には、ヘッダの給水部に穿設された孔を通
して次の真空式コレクタのヘッダに順次空気が円滑に送
られるとともに、真空式コレクタのヘッダから給水管を
介して貯水容器の下面に沿って給水され、貯水容器内の
温水が中和されるから、温水が順次真空式コレクタ内を
流れても、最終的に、それ程極端な高温の温水にならな
い。
れば、真空式コレクタが過吸熱状態になり、真空式コレ
クタの貯水容器の上部に空気溜りが発生したとしても、
温水取出し時には、ヘッダの給水部に穿設された孔を通
して次の真空式コレクタのヘッダに順次空気が円滑に送
られるとともに、真空式コレクタのヘッダから給水管を
介して貯水容器の下面に沿って給水され、貯水容器内の
温水が中和されるから、温水が順次真空式コレクタ内を
流れても、最終的に、それ程極端な高温の温水にならな
い。
【0020】請求項5の発明の真空式太陽熱集熱器によ
れば、真空式コレクタが過吸熱状態になり、真空式コレ
クタの貯水容器の上部に空気溜りが発生したとしても、
ヘッダの給水部に穿設された孔を通して次の真空式コレ
クタのヘッダに順次空気が送られ、排気弁を介して排気
でき、温水取出し時には、真空式コレクタ内を温水が円
滑に流れるとともに、真空式コレクタのヘッダから給水
管を介して貯水容器の下面に沿って給水され、貯水容器
内の温水が中和されるから、温水が順次真空式コレクタ
内を流れても、最終的に、それ程極端な高温の温水にな
らない。
れば、真空式コレクタが過吸熱状態になり、真空式コレ
クタの貯水容器の上部に空気溜りが発生したとしても、
ヘッダの給水部に穿設された孔を通して次の真空式コレ
クタのヘッダに順次空気が送られ、排気弁を介して排気
でき、温水取出し時には、真空式コレクタ内を温水が円
滑に流れるとともに、真空式コレクタのヘッダから給水
管を介して貯水容器の下面に沿って給水され、貯水容器
内の温水が中和されるから、温水が順次真空式コレクタ
内を流れても、最終的に、それ程極端な高温の温水にな
らない。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明をする。
図1は本発明の一実施例である真空式太陽熱集熱器の使
用状態を示す全体構成図であり、図2は本発明の一実施
例である真空式太陽熱集熱器の要部を示す断面図であ
る。なお、この実施例の真空式太陽熱集熱器も、従来と
同様に図11に示すような状態で使用されるが、屋根等
の傾斜面に直接設置されたり、二階のベランダの手摺等
や庭のフェンス等に直接配設されることもある。
図1は本発明の一実施例である真空式太陽熱集熱器の使
用状態を示す全体構成図であり、図2は本発明の一実施
例である真空式太陽熱集熱器の要部を示す断面図であ
る。なお、この実施例の真空式太陽熱集熱器も、従来と
同様に図11に示すような状態で使用されるが、屋根等
の傾斜面に直接設置されたり、二階のベランダの手摺等
や庭のフェンス等に直接配設されることもある。
【0022】図1に示すように、この真空式太陽熱集熱
器の真空式コレクタ10は、約2m20Cm程度の長さで
約12Cm程度の直径の長尺の耐熱強化ガラス等からなる
円筒状のガラス容器11に、銅或いはステンレス製の円
筒状の貯水容器12が所定の空間13を有して同軸状態
で配設され、口金具14により密閉されたガラス容器1
1と貯水容器12との空間13が保温性を維持するため
に真空状態になっている。この真空式コレクタ10は、
吸熱と貯湯の両方の機能を併せ持つものである。そし
て、真空式コレクタ10の貯水容器12の開口端部12
aには、図2に示すように、銅、真鍮、或いはステンレ
ス等の鋳造品であるヘッダ20が固着されている。つま
り、ヘッダ20の出湯部22の入湯側開口部22aと貯
水容器12の開口端部12aとが全周に亘る銀ろう付等
により確実に固着されている。このヘッダ20の詳細な
形状は、図3乃至図7に示す形状を呈しており、ヘッダ
20の内部は貯水容器12に水を給水する給水部21
と、この給水部21の周囲の隙間を通して貯水容器12
から温水を出湯する出湯部22とが一体成形によって形
成されているとともに、出湯部22の出湯側開口部22
bに面する給水部21の部位には1mm〜5mm程度の径の
孔23が穿設されている。この孔23の形状は円形に限
定されるものではなく、例えば四角形状の孔23でもよ
いが、円形の孔23は容易に形成できることから、通
常、円形が採用される。しかし、この孔23が余り大き
いと本来貯水容器12内へ給水されるべき水が直接この
孔23を通過して、出湯部22の出湯側開口部22bか
ら流れ出る。一方、この孔23が余り小さいと空気がこ
の孔23を通して流れないので、直径2mm〜3mmの孔2
3が好ましい。また、このヘッダ20の給水部21の出
水側開口部21bには、約20Cm〜50Cm程度の長さの
銅、真鍮、ステンレス等のパイプからなる給水管30が
延設され、貯水容器12内の比較的上方の途中の位置ま
で挿通されている。ヘッダ20の給水部21の出水側開
口部21bと給水管30とは全周に亘る銀ろう付等によ
り確実に固着されている。なお、後述するように、この
給水管30の先端部31aは貯水容器12内面に沿って
給水可能なように折曲されている。
器の真空式コレクタ10は、約2m20Cm程度の長さで
約12Cm程度の直径の長尺の耐熱強化ガラス等からなる
円筒状のガラス容器11に、銅或いはステンレス製の円
筒状の貯水容器12が所定の空間13を有して同軸状態
で配設され、口金具14により密閉されたガラス容器1
1と貯水容器12との空間13が保温性を維持するため
に真空状態になっている。この真空式コレクタ10は、
吸熱と貯湯の両方の機能を併せ持つものである。そし
て、真空式コレクタ10の貯水容器12の開口端部12
aには、図2に示すように、銅、真鍮、或いはステンレ
ス等の鋳造品であるヘッダ20が固着されている。つま
り、ヘッダ20の出湯部22の入湯側開口部22aと貯
水容器12の開口端部12aとが全周に亘る銀ろう付等
により確実に固着されている。このヘッダ20の詳細な
形状は、図3乃至図7に示す形状を呈しており、ヘッダ
20の内部は貯水容器12に水を給水する給水部21
と、この給水部21の周囲の隙間を通して貯水容器12
から温水を出湯する出湯部22とが一体成形によって形
成されているとともに、出湯部22の出湯側開口部22
bに面する給水部21の部位には1mm〜5mm程度の径の
孔23が穿設されている。この孔23の形状は円形に限
定されるものではなく、例えば四角形状の孔23でもよ
いが、円形の孔23は容易に形成できることから、通
常、円形が採用される。しかし、この孔23が余り大き
いと本来貯水容器12内へ給水されるべき水が直接この
孔23を通過して、出湯部22の出湯側開口部22bか
ら流れ出る。一方、この孔23が余り小さいと空気がこ
の孔23を通して流れないので、直径2mm〜3mmの孔2
3が好ましい。また、このヘッダ20の給水部21の出
水側開口部21bには、約20Cm〜50Cm程度の長さの
銅、真鍮、ステンレス等のパイプからなる給水管30が
延設され、貯水容器12内の比較的上方の途中の位置ま
で挿通されている。ヘッダ20の給水部21の出水側開
口部21bと給水管30とは全周に亘る銀ろう付等によ
り確実に固着されている。なお、後述するように、この
給水管30の先端部31aは貯水容器12内面に沿って
給水可能なように折曲されている。
【0023】各真空式コレクタ10のヘッダ20はフレ
キシブルチューブ等からなる接続管4によって図1のよ
うに接続されている。つまり、ヘッダ20の出湯部22
の出湯側開口部22bと次の左に位置する真空式コレク
タ10のヘッダ20の入水側開口部21aとを接続管4
によって接続し、各真空式コレクタ10のヘッダ20が
各々連結されている。接続管4としてフレキシブルチュ
ーブ等を使用する理由は、組立時の製品誤差を吸収で
き、吸熱による膨脹及び収縮も吸収できるとともに、冬
場の凍結による膨脹等も吸収できるからである。
キシブルチューブ等からなる接続管4によって図1のよ
うに接続されている。つまり、ヘッダ20の出湯部22
の出湯側開口部22bと次の左に位置する真空式コレク
タ10のヘッダ20の入水側開口部21aとを接続管4
によって接続し、各真空式コレクタ10のヘッダ20が
各々連結されている。接続管4としてフレキシブルチュ
ーブ等を使用する理由は、組立時の製品誤差を吸収で
き、吸熱による膨脹及び収縮も吸収できるとともに、冬
場の凍結による膨脹等も吸収できるからである。
【0024】図1の右端に位置する真空式コレクタ10
のヘッダ20の入水側開口部21aには、従来同様に水
道等から減圧弁5を介して配管7が連結されており、水
道水等が配管7を通り、真空式コレクタ10の貯水容器
12に供給される。そして、図1の左端に位置する真空
式コレクタ10のヘッダ20の出湯側開口部22bには
安全弁6を介して蛇口8が配管7によって連結されてお
り、各真空式コレクタ10の貯水容器12内の温水は蛇
口8から取出可能になっているが、この蛇口8を閉じて
各真空式コレクタ10の貯水容器12内に水を満した状
態で太陽熱が集熱される。また、図1の左端に位置する
真空式コレクタ10のヘッダ20の出湯部22の出湯側
開口部22bに通ずる配管7には空気排気用の排気弁4
0が配設されている。
のヘッダ20の入水側開口部21aには、従来同様に水
道等から減圧弁5を介して配管7が連結されており、水
道水等が配管7を通り、真空式コレクタ10の貯水容器
12に供給される。そして、図1の左端に位置する真空
式コレクタ10のヘッダ20の出湯側開口部22bには
安全弁6を介して蛇口8が配管7によって連結されてお
り、各真空式コレクタ10の貯水容器12内の温水は蛇
口8から取出可能になっているが、この蛇口8を閉じて
各真空式コレクタ10の貯水容器12内に水を満した状
態で太陽熱が集熱される。また、図1の左端に位置する
真空式コレクタ10のヘッダ20の出湯部22の出湯側
開口部22bに通ずる配管7には空気排気用の排気弁4
0が配設されている。
【0025】昼間の太陽光の照射により次第に加熱され
て温水になった各真空式コレクタ10の貯水容器12内
の温水は、蛇口8を開口することにより、各真空式コレ
クタ10内を順次流れる。蛇口8から流れ出る温水と同
量の水道水が真空式コレクタ10に順次供給されるの
で、各真空式コレクタ10内は常に一定量の水で満され
た状態となっている。つまり、図1の右側に位置する真
空式コレクタ10のヘッダ20から給水管30を介して
貯水容器12に注水されることにより、貯水容器12内
の温水が上方に押上げられ、ヘッダ20の出湯部22か
ら出湯し、この温水が次の左側の真空式コレクタ10の
ヘッダ20から給水管30を介して貯水容器12に注水
される。こうして温水が順次各真空式コレクタ10内を
流れることにより、最終的には、高温の温水になって蛇
口8から流れ出る。
て温水になった各真空式コレクタ10の貯水容器12内
の温水は、蛇口8を開口することにより、各真空式コレ
クタ10内を順次流れる。蛇口8から流れ出る温水と同
量の水道水が真空式コレクタ10に順次供給されるの
で、各真空式コレクタ10内は常に一定量の水で満され
た状態となっている。つまり、図1の右側に位置する真
空式コレクタ10のヘッダ20から給水管30を介して
貯水容器12に注水されることにより、貯水容器12内
の温水が上方に押上げられ、ヘッダ20の出湯部22か
ら出湯し、この温水が次の左側の真空式コレクタ10の
ヘッダ20から給水管30を介して貯水容器12に注水
される。こうして温水が順次各真空式コレクタ10内を
流れることにより、最終的には、高温の温水になって蛇
口8から流れ出る。
【0026】この実施例の真空式太陽熱集熱器において
も、各真空式コレクタ10内に水を満したまま、2〜3
日不使用状態で放置すると、各真空式コレクタ10が太
陽熱を吸収し過ぎて、過吸熱状態となる。このため、各
真空式コレクタ10の貯水容器12の上部には蒸気によ
る空気溜りが発生する。しかし、この空気は各ヘッダ2
0の給水部21に穿設された孔23を通して次の左側の
真空式コレクタ10のヘッダ20に流れ、最終的に、配
管7に配設された排気弁40を介して排気される。した
がって、蛇口8を開口しても、各真空式コレクタ10内
を温水が円滑に流れるので、従来のように、蛇口8から
温水が空気を挟んで間欠的に勢いよく吹出すような現象
はなくなり、蛇口8からは温水のみが円滑に流れ出る。
譬え、従来のように細長い給水管3をヘッダ20の給水
部21の出水側開口部21bに接続し、貯水容器12内
の下方位置近傍まで挿入した場合にも、蛇口8からは温
水が間欠的に間欠泉のように吹出すことはなく、単に高
温の温水のみが蛇口8から円滑に流れ出るだけである。
も、各真空式コレクタ10内に水を満したまま、2〜3
日不使用状態で放置すると、各真空式コレクタ10が太
陽熱を吸収し過ぎて、過吸熱状態となる。このため、各
真空式コレクタ10の貯水容器12の上部には蒸気によ
る空気溜りが発生する。しかし、この空気は各ヘッダ2
0の給水部21に穿設された孔23を通して次の左側の
真空式コレクタ10のヘッダ20に流れ、最終的に、配
管7に配設された排気弁40を介して排気される。した
がって、蛇口8を開口しても、各真空式コレクタ10内
を温水が円滑に流れるので、従来のように、蛇口8から
温水が空気を挟んで間欠的に勢いよく吹出すような現象
はなくなり、蛇口8からは温水のみが円滑に流れ出る。
譬え、従来のように細長い給水管3をヘッダ20の給水
部21の出水側開口部21bに接続し、貯水容器12内
の下方位置近傍まで挿入した場合にも、蛇口8からは温
水が間欠的に間欠泉のように吹出すことはなく、単に高
温の温水のみが蛇口8から円滑に流れ出るだけである。
【0027】なお、ここでは、給水部21の入水側開口
部21aと出湯部22の出湯側開口部22bとが略直線
状に位置するヘッダ20について説明したが、給水部2
1の入水側開口部21aと出湯部22の出湯側開口部2
2bとが所定の角度を有しているヘッダ20であっても
構わない。この場合にも、給水部21の空気が出湯部2
2の出湯側開口部22bから排気し易いように、出湯部
22の出湯側開口部22bに面する給水部21の部位に
空気排気用の孔23を穿設すればよい。また、この孔2
3の径も、空気が円滑に排気できる程度の径であれば構
わない。
部21aと出湯部22の出湯側開口部22bとが略直線
状に位置するヘッダ20について説明したが、給水部2
1の入水側開口部21aと出湯部22の出湯側開口部2
2bとが所定の角度を有しているヘッダ20であっても
構わない。この場合にも、給水部21の空気が出湯部2
2の出湯側開口部22bから排気し易いように、出湯部
22の出湯側開口部22bに面する給水部21の部位に
空気排気用の孔23を穿設すればよい。また、この孔2
3の径も、空気が円滑に排気できる程度の径であれば構
わない。
【0028】即ち、本実施例の真空式太陽熱集熱器は、
真空式コレクタ10の貯水容器12の開口端部12aに
銀ろう付等により固着され、真空式コレクタ10の貯水
容器12に水を給水する給水部21及び前記貯水容器1
2から温水を出湯する出湯部22が一体で形成されたヘ
ッダ20の出湯部22の出湯側開口部22bに面する給
水部21の部位に、空気排気用の直径2mm〜5mm程度の
孔を穿設し、しかも、ヘッダ20の出湯部22の出湯側
開口部22bに通ずる配管7に排気弁40を配設して、
蛇口8から温水が間欠的に吹出すのを防止したものであ
る。
真空式コレクタ10の貯水容器12の開口端部12aに
銀ろう付等により固着され、真空式コレクタ10の貯水
容器12に水を給水する給水部21及び前記貯水容器1
2から温水を出湯する出湯部22が一体で形成されたヘ
ッダ20の出湯部22の出湯側開口部22bに面する給
水部21の部位に、空気排気用の直径2mm〜5mm程度の
孔を穿設し、しかも、ヘッダ20の出湯部22の出湯側
開口部22bに通ずる配管7に排気弁40を配設して、
蛇口8から温水が間欠的に吹出すのを防止したものであ
る。
【0029】したがって、各真空式コレクタ10が過吸
熱状態になり、各真空式コレクタ10の貯水容器12の
上部に空気溜りが発生したとしても、各ヘッダ20の給
水部21に穿設された孔23を通して次の真空式コレク
タ10のヘッダ20に順次空気が流れ、排気弁40を介
して排気できるので、温水取出し時には、各真空式コレ
クタ10内を温水が円滑に流れる。この結果、蛇口8か
ら温水が間欠的に吹出さず、蛇口8からは温水のみが常
に円滑に流れ出るので、不用意に蛇口8を開口したとし
ても、使用者が火傷等をする虞れがなく、安全性が高
い。
熱状態になり、各真空式コレクタ10の貯水容器12の
上部に空気溜りが発生したとしても、各ヘッダ20の給
水部21に穿設された孔23を通して次の真空式コレク
タ10のヘッダ20に順次空気が流れ、排気弁40を介
して排気できるので、温水取出し時には、各真空式コレ
クタ10内を温水が円滑に流れる。この結果、蛇口8か
ら温水が間欠的に吹出さず、蛇口8からは温水のみが常
に円滑に流れ出るので、不用意に蛇口8を開口したとし
ても、使用者が火傷等をする虞れがなく、安全性が高
い。
【0030】ところで、上記説明では排気弁40を配管
7に配設した場合について説明したが、排気弁40がな
くても構わない。排気弁40がない場合には、各真空式
コレクタ10の貯水容器12の上部に発生した空気溜り
の空気は、蛇口8を開口することにより、各ヘッダ20
の給水部21に穿設された孔23を通して次の真空式コ
レクタ10のヘッダ20に順次送られ、蛇口8から排気
される。そして、蛇口8から空気が排気された後で温水
が流れ出す。したがって、各真空式コレクタ10内を温
水が円滑に流れ、蛇口8から温水が間欠的に吹出さず、
温水が円滑に流れ出るので、使用者が火傷等をする虞れ
がない。しかし、排気弁40を設けたほうが、蛇口8か
ら空気が排気されず、温水取出し時に、はじめから温水
が円滑に流れ出るので、より安全性が高い。当然のこと
ではあるが、排気弁40は配管7の途中の任意の位置に
配設できるが、排気に適した位置を選定して配設するの
が好ましい。
7に配設した場合について説明したが、排気弁40がな
くても構わない。排気弁40がない場合には、各真空式
コレクタ10の貯水容器12の上部に発生した空気溜り
の空気は、蛇口8を開口することにより、各ヘッダ20
の給水部21に穿設された孔23を通して次の真空式コ
レクタ10のヘッダ20に順次送られ、蛇口8から排気
される。そして、蛇口8から空気が排気された後で温水
が流れ出す。したがって、各真空式コレクタ10内を温
水が円滑に流れ、蛇口8から温水が間欠的に吹出さず、
温水が円滑に流れ出るので、使用者が火傷等をする虞れ
がない。しかし、排気弁40を設けたほうが、蛇口8か
ら空気が排気されず、温水取出し時に、はじめから温水
が円滑に流れ出るので、より安全性が高い。当然のこと
ではあるが、排気弁40は配管7の途中の任意の位置に
配設できるが、排気に適した位置を選定して配設するの
が好ましい。
【0031】また、本実施例においては、給水管30の
先端部31aが図8に示すように折曲され、貯水容器1
2の途中位置までしか挿入されていないので、真空式コ
レクタ10内の温水の流れは図8の矢印に示すようにな
る。図8は図1の真空式太陽熱集熱器を示す要部拡大縦
断面図である。
先端部31aが図8に示すように折曲され、貯水容器1
2の途中位置までしか挿入されていないので、真空式コ
レクタ10内の温水の流れは図8の矢印に示すようにな
る。図8は図1の真空式太陽熱集熱器を示す要部拡大縦
断面図である。
【0032】つまり、本実施例の真空式太陽熱集熱器
は、ヘッダ20の給水部21の出水側開口部21bに延
設された長さ20Cm〜30Cm程度の給水管30の先端部
30aを貯水容器12の下側に位置する内面に沿って給
水される水が流れるように折曲し、貯水容器12内の途
中の位置まで挿通したものである。したがって、真空式
コレクタ10のヘッダ20から給水管30を介して給水
される水は、貯水容器12内の温水に比べ比重が重いの
で、貯水容器12内の下面に沿って層流となって下方に
流れる。そして、貯水容器12内の底部に突当り、乱流
を起こしながら上方に戻る。このため、貯水容器12内
の上面に沿って貯水容器12内の比重の軽い温水が上方
に押上げられ、ヘッダ20の出湯部22から出湯される
が、給水と出湯の境部の領域においては、給水と出湯と
が部分的に混ざり合う。このため、各ヘッダ20の出湯
部22から出湯される温水の温度は、従来の温水の温度
に比べて低く、順次温水が各真空式コレクタ10内を流
れても、最終的に、従来程極端に高温の温水にはならな
い。つまり、真空式コレクタ10への水の供給により温
水が中和され温度が低下する。また、給水管30の先端
部30aと貯水容器12の内面との間には、電蝕を防止
するために、所定の隙間cが設けられている。この隙間
cは3mm〜10mm程度でよいが、通常、約5mm程度の隙
間cとなっている。
は、ヘッダ20の給水部21の出水側開口部21bに延
設された長さ20Cm〜30Cm程度の給水管30の先端部
30aを貯水容器12の下側に位置する内面に沿って給
水される水が流れるように折曲し、貯水容器12内の途
中の位置まで挿通したものである。したがって、真空式
コレクタ10のヘッダ20から給水管30を介して給水
される水は、貯水容器12内の温水に比べ比重が重いの
で、貯水容器12内の下面に沿って層流となって下方に
流れる。そして、貯水容器12内の底部に突当り、乱流
を起こしながら上方に戻る。このため、貯水容器12内
の上面に沿って貯水容器12内の比重の軽い温水が上方
に押上げられ、ヘッダ20の出湯部22から出湯される
が、給水と出湯の境部の領域においては、給水と出湯と
が部分的に混ざり合う。このため、各ヘッダ20の出湯
部22から出湯される温水の温度は、従来の温水の温度
に比べて低く、順次温水が各真空式コレクタ10内を流
れても、最終的に、従来程極端に高温の温水にはならな
い。つまり、真空式コレクタ10への水の供給により温
水が中和され温度が低下する。また、給水管30の先端
部30aと貯水容器12の内面との間には、電蝕を防止
するために、所定の隙間cが設けられている。この隙間
cは3mm〜10mm程度でよいが、通常、約5mm程度の隙
間cとなっている。
【0033】したがって、各真空式コレクタ10内に水
を満したまま、2〜3日不使用状態で放置し、各真空式
コレクタ10が太陽熱を吸収し過ぎて、過吸熱状態とな
ったとしても、蛇口8からはそれ程極端な高温の温水が
流れ出ない。この結果、火傷等をしない程度の温度の温
水が蛇口8から流れ出るので、不用意に蛇口8を開いた
としても、使用者が火傷等をする虞れがなく、安全性が
高い。
を満したまま、2〜3日不使用状態で放置し、各真空式
コレクタ10が太陽熱を吸収し過ぎて、過吸熱状態とな
ったとしても、蛇口8からはそれ程極端な高温の温水が
流れ出ない。この結果、火傷等をしない程度の温度の温
水が蛇口8から流れ出るので、不用意に蛇口8を開いた
としても、使用者が火傷等をする虞れがなく、安全性が
高い。
【0034】また、給水管30の長さが従来に比べて短
くなっているので、給水時間が短く出湯が迅速にできる
という効果もある。つまり、給水管が長いと水の抵抗が
大きく、流速が低下するために、給水に多くの時間を要
するが、給水管30の長さが短いと水の抵抗が少なく給
水が迅速にできるからである。しかも、空気が給水管3
0内を流れる場合にも、長い給水管に比べ短い給水管3
0では早目に空気が排出でき、給水が迅速にできるから
である。この給水管30の長さは、温水が順次真空式コ
レクタ内を流れても、最終的に、それ程極端な高温の温
水にならないように、貯水容器内の温水が適当に中和さ
れ得るように、貯水容器12の長さや径等に応じて決定
される。
くなっているので、給水時間が短く出湯が迅速にできる
という効果もある。つまり、給水管が長いと水の抵抗が
大きく、流速が低下するために、給水に多くの時間を要
するが、給水管30の長さが短いと水の抵抗が少なく給
水が迅速にできるからである。しかも、空気が給水管3
0内を流れる場合にも、長い給水管に比べ短い給水管3
0では早目に空気が排出でき、給水が迅速にできるから
である。この給水管30の長さは、温水が順次真空式コ
レクタ内を流れても、最終的に、それ程極端な高温の温
水にならないように、貯水容器内の温水が適当に中和さ
れ得るように、貯水容器12の長さや径等に応じて決定
される。
【0035】なお、給水管の先端部は図9のようにして
もよい。図9は真空式太陽熱集熱器の給水管の他の例を
示す側面図である。
もよい。図9は真空式太陽熱集熱器の給水管の他の例を
示す側面図である。
【0036】図9に示すように、この給水管31も先端
部31aが貯水容器12の下側に位置する内面に沿って
給水が流れるように折曲され、貯水容器12内の途中の
位置まで挿通されているが、斜の開口部31bを有して
いる。また、給水管31の先端部31aと貯水容器12
の内面との間には、電蝕を防止するために、所定の隙間
が設けられている。したがって、真空式コレクタ10の
ヘッダ20から給水管31を介して給水される水は、貯
水容器12内の下面に沿って下方に層流となって流れ易
いので、上記と同一条件の真空式コレクタ10を使用し
た場合には、給水管31の長さは図8の給水管30より
も短くてよい。しかし、上記の給水管30と同様に、貯
水容器12内の温水は途中で部分的に混合されて出湯さ
れる。このため、各ヘッダ20の出湯部22から出湯さ
れる温水の温度は、従来の温水の温度に比べて低く、順
次温水が各真空式コレクタ10内を流れても、最終的
に、従来程極端に高温の温水にはならない。故に、各真
空式コレクタ10が過吸熱状態となったとしても、蛇口
8からは火傷する程高温の温水が流れ出ない。
部31aが貯水容器12の下側に位置する内面に沿って
給水が流れるように折曲され、貯水容器12内の途中の
位置まで挿通されているが、斜の開口部31bを有して
いる。また、給水管31の先端部31aと貯水容器12
の内面との間には、電蝕を防止するために、所定の隙間
が設けられている。したがって、真空式コレクタ10の
ヘッダ20から給水管31を介して給水される水は、貯
水容器12内の下面に沿って下方に層流となって流れ易
いので、上記と同一条件の真空式コレクタ10を使用し
た場合には、給水管31の長さは図8の給水管30より
も短くてよい。しかし、上記の給水管30と同様に、貯
水容器12内の温水は途中で部分的に混合されて出湯さ
れる。このため、各ヘッダ20の出湯部22から出湯さ
れる温水の温度は、従来の温水の温度に比べて低く、順
次温水が各真空式コレクタ10内を流れても、最終的
に、従来程極端に高温の温水にはならない。故に、各真
空式コレクタ10が過吸熱状態となったとしても、蛇口
8からは火傷する程高温の温水が流れ出ない。
【0037】なお、給水管31の先端部の開口部31b
は、図9と逆方向に傾斜する開口部とすることもでき
る。つまり、貯水容器12内の上面方向に傾斜する開口
部とすることもできる。この場合にも真空式コレクタ1
0のヘッダ20から給水管31を介して給水される水
は、貯水容器12内の下面に沿って下方に層流となって
流れる。
は、図9と逆方向に傾斜する開口部とすることもでき
る。つまり、貯水容器12内の上面方向に傾斜する開口
部とすることもできる。この場合にも真空式コレクタ1
0のヘッダ20から給水管31を介して給水される水
は、貯水容器12内の下面に沿って下方に層流となって
流れる。
【0038】また、図9においては、斜の開口部31b
を給水管31の先端部31aに給水管31と一体で形成
したものについて説明したが、例えば、この斜の開口部
31bと略同様の形状の開口部を有する筒状のスリーブ
を別部材として製作し、上記図8の給水管30の先端部
30aに装着しても、この給水管31を使用した同様の
作用効果を奏する。
を給水管31の先端部31aに給水管31と一体で形成
したものについて説明したが、例えば、この斜の開口部
31bと略同様の形状の開口部を有する筒状のスリーブ
を別部材として製作し、上記図8の給水管30の先端部
30aに装着しても、この給水管31を使用した同様の
作用効果を奏する。
【0039】ところで、上記の説明では、パイプを折曲
して給水管30,31として使用する場合について述べ
たが、このパイプは円パイプに限定されるものではなく
角パイプを使用してもよい。角パイプとしては正四角形
状の角パイプでも、或いは長四角形の角パイプでもよ
く、好ましくは折曲加工が容易なものがよく、これらの
角パイプを利用して給水管30,31を製作しても、当
然、円パイプの場合と同様の作用効果を奏する。また、
楕円パイプや異形管等を利用して給水管30,31を製
作することもでき、これらの場合にも上記と同様の作用
効果を奏する。
して給水管30,31として使用する場合について述べ
たが、このパイプは円パイプに限定されるものではなく
角パイプを使用してもよい。角パイプとしては正四角形
状の角パイプでも、或いは長四角形の角パイプでもよ
く、好ましくは折曲加工が容易なものがよく、これらの
角パイプを利用して給水管30,31を製作しても、当
然、円パイプの場合と同様の作用効果を奏する。また、
楕円パイプや異形管等を利用して給水管30,31を製
作することもでき、これらの場合にも上記と同様の作用
効果を奏する。
【0040】この他にも、給水管を図10のようにして
もよい。図10は真空式太陽熱集熱器の給水管の更に他
の例を示す説明図であり、(a)は給水管の側面図、
(b)は正面図、(c)は底面図である。
もよい。図10は真空式太陽熱集熱器の給水管の更に他
の例を示す説明図であり、(a)は給水管の側面図、
(b)は正面図、(c)は底面図である。
【0041】図10に示すように、この給水管32も先
端部32aが貯水容器12の下側に位置する内面に沿っ
て給水が流れるように折曲され、貯水容器12内の途中
の位置まで挿通されて使用されるが、この先端部32a
は開口部32b方向程幅広になっており、しかも、貯水
容器12の内周に沿うように湾曲している。なお、この
開口部32bの広さは、貯水容器12の開口端部12a
から給水管32の先端部32aが挿入できるように、貯
水容器12の開口端部12aの開口よりも狭くなってい
る。したがって、この給水管32を介して給水される水
は、貯水容器12内の下面に沿って下方に流れ易く、上
記の給水管30,31と同様に、貯水容器12内の温水
は途中で混合されて出湯される。このため、各ヘッダ2
0の出湯部22から出湯される温水の温度は、従来の温
水の温度に比べて低く、順次温水が各真空式コレクタ1
0内を流れても、最終的に、従来程高温の温水にはなら
ないので、各真空式コレクタ10が過吸熱状態となった
としても、蛇口8からはそれ程極端な高温の温水が流れ
出ない。この給水管32の先端部32aは、円パイプを
変形させて一体で製作してもよく、或いは、別部材で製
作したものを給水管32の先端に接続してもよい。
端部32aが貯水容器12の下側に位置する内面に沿っ
て給水が流れるように折曲され、貯水容器12内の途中
の位置まで挿通されて使用されるが、この先端部32a
は開口部32b方向程幅広になっており、しかも、貯水
容器12の内周に沿うように湾曲している。なお、この
開口部32bの広さは、貯水容器12の開口端部12a
から給水管32の先端部32aが挿入できるように、貯
水容器12の開口端部12aの開口よりも狭くなってい
る。したがって、この給水管32を介して給水される水
は、貯水容器12内の下面に沿って下方に流れ易く、上
記の給水管30,31と同様に、貯水容器12内の温水
は途中で混合されて出湯される。このため、各ヘッダ2
0の出湯部22から出湯される温水の温度は、従来の温
水の温度に比べて低く、順次温水が各真空式コレクタ1
0内を流れても、最終的に、従来程高温の温水にはなら
ないので、各真空式コレクタ10が過吸熱状態となった
としても、蛇口8からはそれ程極端な高温の温水が流れ
出ない。この給水管32の先端部32aは、円パイプを
変形させて一体で製作してもよく、或いは、別部材で製
作したものを給水管32の先端に接続してもよい。
【0042】なお、上記の各給水管30,31,32は
貯水容器12内の所定の位置まで挿通されているが、こ
の位置は各給水管30,31,32の形状等に応じて適
宜変更し、貯水容器12内の温水の温度が適当に中和さ
れ得る位置とするのが好ましい。
貯水容器12内の所定の位置まで挿通されているが、こ
の位置は各給水管30,31,32の形状等に応じて適
宜変更し、貯水容器12内の温水の温度が適当に中和さ
れ得る位置とするのが好ましい。
【0043】特に、本実施例のように、長尺の円筒状ガ
ラス容器11内に所定の空間13を有して同軸状態で円
筒状の貯水容器12が配設され、前記ガラス容器11と
貯水容器12との空間13が真空状態になった吸熱と貯
湯の両方の機能を併せ持つ真空式コレクタ10と、前記
真空式コレクタ10の貯水容器12の開口端部12aに
銀ろう付等により固着され、前記貯水容器12に水を給
水する給水部21及び前記給水部21の周囲の隙間を利
用して前記貯水容器12から温水を出湯する出湯部22
が一体で形成されたヘッダ20と、前記ヘッダ20の出
湯部22の出湯側開口部22bに面する給水部21の部
位に穿設された空気排気用の直径2mm〜5mm程度の孔2
3と、前記ヘッダ20の給水部21の出水側開口部21
bに銀ろう付等により延設され、前記貯水容器12の内
面に沿って給水可能な形状の先端部30aを有し、前記
貯水容器12内の所定の位置まで挿通された給水管30
と、前記ヘッダ20の出湯部22の出湯側開口部22b
に通ずる配管7に配設された排気弁40とを備えた真空
式太陽熱集熱器においては、蛇口8から流れ出る温水が
間欠水とならず、しかも、最終的に極端な高温の温水に
ならないので、極めて安全性が高い。
ラス容器11内に所定の空間13を有して同軸状態で円
筒状の貯水容器12が配設され、前記ガラス容器11と
貯水容器12との空間13が真空状態になった吸熱と貯
湯の両方の機能を併せ持つ真空式コレクタ10と、前記
真空式コレクタ10の貯水容器12の開口端部12aに
銀ろう付等により固着され、前記貯水容器12に水を給
水する給水部21及び前記給水部21の周囲の隙間を利
用して前記貯水容器12から温水を出湯する出湯部22
が一体で形成されたヘッダ20と、前記ヘッダ20の出
湯部22の出湯側開口部22bに面する給水部21の部
位に穿設された空気排気用の直径2mm〜5mm程度の孔2
3と、前記ヘッダ20の給水部21の出水側開口部21
bに銀ろう付等により延設され、前記貯水容器12の内
面に沿って給水可能な形状の先端部30aを有し、前記
貯水容器12内の所定の位置まで挿通された給水管30
と、前記ヘッダ20の出湯部22の出湯側開口部22b
に通ずる配管7に配設された排気弁40とを備えた真空
式太陽熱集熱器においては、蛇口8から流れ出る温水が
間欠水とならず、しかも、最終的に極端な高温の温水に
ならないので、極めて安全性が高い。
【0044】ところで、上記実施例では、真空式太陽熱
集熱器の使用例として各真空式コレクタ10を直列に複
数本接続した場合について説明したが、例えば、各真空
式コレクタ10を数本づつ並列に接続したものについて
も当然応用できる。
集熱器の使用例として各真空式コレクタ10を直列に複
数本接続した場合について説明したが、例えば、各真空
式コレクタ10を数本づつ並列に接続したものについて
も当然応用できる。
【0045】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明の真空式
太陽熱集熱器は、真空式コレクタが過吸熱状態となった
としても、温水取出し時に、真空式コレクタの貯水容器
内に発生した空気溜りの空気をヘッダの給水部に穿設さ
れた孔を通して排気でき、真空式コレクタ内を温水が円
滑に流れるので、温水が蛇口等から間欠的に流れ出るの
を防止でき、円滑に流れ出る。
太陽熱集熱器は、真空式コレクタが過吸熱状態となった
としても、温水取出し時に、真空式コレクタの貯水容器
内に発生した空気溜りの空気をヘッダの給水部に穿設さ
れた孔を通して排気でき、真空式コレクタ内を温水が円
滑に流れるので、温水が蛇口等から間欠的に流れ出るの
を防止でき、円滑に流れ出る。
【0046】請求項2の発明の真空式太陽熱集熱器は、
真空式コレクタが過吸熱状態となったとしても、真空式
コレクタの貯水容器内に発生した空気溜りの空気をヘッ
ダの給水部に穿設された孔及び排気弁を通して排気で
き、温水取出し時に、真空式コレクタ内を温水が円滑に
流れるので、温水が蛇口等から間欠的に流れ出るのを防
止でき、円滑に流れ出る。
真空式コレクタが過吸熱状態となったとしても、真空式
コレクタの貯水容器内に発生した空気溜りの空気をヘッ
ダの給水部に穿設された孔及び排気弁を通して排気で
き、温水取出し時に、真空式コレクタ内を温水が円滑に
流れるので、温水が蛇口等から間欠的に流れ出るのを防
止でき、円滑に流れ出る。
【0047】請求項3の発明の真空式太陽熱集熱器は、
真空式コレクタが過吸熱状態となったとしても、温水取
出し時に、真空式コレクタのヘッダから給水管を介して
貯水容器の下面に沿って給水でき、貯水容器内の温水が
貯水容器内で中和されて出湯されるから、最終的に、そ
れ程極端な高温の温水にならず、火傷等をしない程度の
温度の温水が流れ出る。
真空式コレクタが過吸熱状態となったとしても、温水取
出し時に、真空式コレクタのヘッダから給水管を介して
貯水容器の下面に沿って給水でき、貯水容器内の温水が
貯水容器内で中和されて出湯されるから、最終的に、そ
れ程極端な高温の温水にならず、火傷等をしない程度の
温度の温水が流れ出る。
【0048】請求項4の発明の真空式太陽熱集熱器は、
真空式コレクタが過吸熱状態となったとしても、温水取
出し時に、真空式コレクタの貯水容器内に発生した空気
溜りの空気をヘッダの給水部に穿設された孔を通して排
気でき、真空式コレクタ内を温水が円滑に流れるので、
温水が蛇口等から間欠的に流れ出るのを防止でき、円滑
に流れ出るとともに、真空式コレクタのヘッダから給水
管を介して貯水容器の下面に沿って給水され、貯水容器
内の温水が貯水容器内で中和されて出湯されるから、最
終的に、それ程極端な高温の温水にならず、火傷等をし
ない程度の温度の温水が流れ出る。
真空式コレクタが過吸熱状態となったとしても、温水取
出し時に、真空式コレクタの貯水容器内に発生した空気
溜りの空気をヘッダの給水部に穿設された孔を通して排
気でき、真空式コレクタ内を温水が円滑に流れるので、
温水が蛇口等から間欠的に流れ出るのを防止でき、円滑
に流れ出るとともに、真空式コレクタのヘッダから給水
管を介して貯水容器の下面に沿って給水され、貯水容器
内の温水が貯水容器内で中和されて出湯されるから、最
終的に、それ程極端な高温の温水にならず、火傷等をし
ない程度の温度の温水が流れ出る。
【0049】請求項5の発明の真空式太陽熱集熱器は、
真空式コレクタが過吸熱状態となったとしても、真空式
コレクタの貯水容器内に発生した空気溜りの空気をヘッ
ダの給水部に穿設された孔及び排気弁を通して排気で
き、温水取出し時に、真空式コレクタ内を温水が円滑に
流れるので、温水が蛇口等から間欠的に流れ出るのを防
止でき、円滑に流れ出るとともに、真空式コレクタのヘ
ッダから給水管を介して貯水容器の下面に沿って給水さ
れ、貯水容器内の温水が貯水容器内で中和されて出湯さ
れるから、最終的に、それ程極端な高温の温水になら
ず、火傷等をしない程度の温度の温水が流れ出る。
真空式コレクタが過吸熱状態となったとしても、真空式
コレクタの貯水容器内に発生した空気溜りの空気をヘッ
ダの給水部に穿設された孔及び排気弁を通して排気で
き、温水取出し時に、真空式コレクタ内を温水が円滑に
流れるので、温水が蛇口等から間欠的に流れ出るのを防
止でき、円滑に流れ出るとともに、真空式コレクタのヘ
ッダから給水管を介して貯水容器の下面に沿って給水さ
れ、貯水容器内の温水が貯水容器内で中和されて出湯さ
れるから、最終的に、それ程極端な高温の温水になら
ず、火傷等をしない程度の温度の温水が流れ出る。
【図1】本発明の一実施例である真空式太陽熱集熱器の
使用状態を示す全体構成図である。
使用状態を示す全体構成図である。
【図2】本発明の一実施例である真空式太陽熱集熱器の
要部を示す断面図である。
要部を示す断面図である。
【図3】真空式太陽熱集熱器のヘッダを示す平面図であ
る。
る。
【図4】真空式太陽熱集熱器のヘッダを示す正面図であ
る。
る。
【図5】真空式太陽熱集熱器のヘッダを示す側面図であ
る。
る。
【図6】図3のヘッダのA−A断面を示す拡大断面図で
ある。
ある。
【図7】図4のヘッダのB−B断面を示す拡大断面図で
ある。
ある。
【図8】図1の真空式太陽熱集熱器を示す要部拡大縦断
面図である。
面図である。
【図9】真空式太陽熱集熱器の給水管の他の例を示す側
面図である。
面図である。
【図10】真空式太陽熱集熱器の給水管の更に他の例を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図11】真空式太陽熱集熱器の使用状態を示す斜視図
である。
である。
【図12】従来の真空式太陽熱集熱器の使用状態を示す
全体構成図である。
全体構成図である。
10 真空式コレクタ 11 ガラス容器 12 貯水容器 12a 開口端部 13 空間 14 口金具 20 ヘッダ 21 給水部 21a 入水側開口部 21b 出水側開口部 22 出湯部 22a 入湯側開口部 22b 出湯側開口部 23 孔 30,31,32 給水管 30a,31a,32a 先端部 31b,32b 開口部 40 排気弁
Claims (5)
- 【請求項1】 長尺の円筒状ガラス容器内に同軸状態で
円筒状の貯水容器が配設され、前記ガラス容器と貯水容
器との空間が真空状態の真空式コレクタと、 前記真空式コレクタの貯水容器の開口端部に固着され、
前記貯水容器に給水する給水部及び前記給水部の周囲の
隙間を通して前記貯水容器から出湯する出湯部を有する
ヘッダと、 前記ヘッダの給水部の出湯側開口部に面する部位に穿設
された空気排気用の孔と、 前記ヘッダの給水部の出水側開口部に延設され、前記貯
水容器内に挿通された給水管とを具備することを特徴と
する真空式太陽熱集熱器。 - 【請求項2】 長尺の円筒状ガラス容器内に同軸状態で
円筒状の貯水容器が配設され、前記ガラス容器と貯水容
器との空間が真空状態の真空式コレクタと、 前記真空式コレクタの貯水容器の開口端部に固着され、
前記貯水容器に給水する給水部及び前記給水部の周囲の
隙間を通して前記貯水容器から出湯する出湯部を有する
ヘッダと、 前記ヘッダの給水部の出湯側開口部に面する部位に穿設
された空気排気用の孔と、 前記ヘッダの給水部の出水側開口部に延設され、前記貯
水容器内に挿通された給水管と、 前記ヘッダの出湯部の出湯側開口部に通ずる配管に配設
された排気弁とを具備することを特徴とする真空式太陽
熱集熱器。 - 【請求項3】 長尺の円筒状ガラス容器内に同軸状態で
円筒状の貯水容器が配設され、前記ガラス容器と貯水容
器との空間が真空状態の真空式コレクタと、 前記真空式コレクタの貯水容器の開口端部に固着され、
前記貯水容器に給水する給水部及び前記給水部の周囲の
隙間を通して前記貯水容器から出湯する出湯部を有する
ヘッダと、 前記ヘッダの給水部の出水側開口部に延設され、前記貯
水容器の所定の内面に沿って給水可能な先端部を有し、
前記貯水容器内の所定位置まで挿通された給水管とを具
備することを特徴とする真空式太陽熱集熱器。 - 【請求項4】 長尺の円筒状ガラス容器内に同軸状態で
円筒状の貯水容器が配設され、前記ガラス容器と貯水容
器との空間が真空状態の真空式コレクタと、 前記真空式コレクタの貯水容器の開口端部に固着され、
前記貯水容器に給水する給水部及び前記給水部の周囲の
隙間を通して前記貯水容器から出湯する出湯部を有する
ヘッダと、 前記ヘッダの給水部の出湯側開口部に面する部位に穿設
された空気排気用の孔と、 前記ヘッダの給水部の出水側開口部に延設され、前記貯
水容器の所定の内面に沿って給水可能な先端部を有し、
前記貯水容器内の所定位置まで挿通された給水管とを具
備することを特徴とする真空式太陽熱集熱器。 - 【請求項5】 長尺の円筒状ガラス容器内に同軸状態で
円筒状の貯水容器が配設され、前記ガラス容器と貯水容
器との空間が真空状態の真空式コレクタと、 前記真空式コレクタの貯水容器の開口端部に固着され、
前記貯水容器に給水する給水部及び前記給水部の周囲の
隙間を通して前記貯水容器から出湯する出湯部を有する
ヘッダと、 前記ヘッダの給水部の出湯側開口部に面する部位に穿設
された空気排気用の孔と、 前記ヘッダの給水部の出水側開口部に延設され、前記貯
水容器の所定の内面に沿って給水可能な先端部を有し、
前記貯水容器内の所定位置まで挿通された給水管と、 前記ヘッダの出湯部の出湯側開口部に通ずる配管に配設
された排気弁とを具備することを特徴とする真空式太陽
熱集熱器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6053035A JPH07239156A (ja) | 1994-02-25 | 1994-02-25 | 真空式太陽熱集熱器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6053035A JPH07239156A (ja) | 1994-02-25 | 1994-02-25 | 真空式太陽熱集熱器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07239156A true JPH07239156A (ja) | 1995-09-12 |
Family
ID=12931640
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6053035A Pending JPH07239156A (ja) | 1994-02-25 | 1994-02-25 | 真空式太陽熱集熱器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07239156A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020176756A (ja) * | 2019-04-17 | 2020-10-29 | 三鷹光器株式会社 | 太陽熱温水器 |
WO2023175051A1 (de) * | 2022-03-15 | 2023-09-21 | Martin Hadlauer | Absorbereinheit, spiegeleinheit und solarkollektor oder solaranlage |
-
1994
- 1994-02-25 JP JP6053035A patent/JPH07239156A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020176756A (ja) * | 2019-04-17 | 2020-10-29 | 三鷹光器株式会社 | 太陽熱温水器 |
WO2023175051A1 (de) * | 2022-03-15 | 2023-09-21 | Martin Hadlauer | Absorbereinheit, spiegeleinheit und solarkollektor oder solaranlage |
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