JPH0723402U - 長 靴 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 雨水溜まりや水田や池の水位や雪溜まりの積
雪量を容易かつ迅速に知ることのできる長靴を得る。 【構成】 長靴の内側外側面１４に長靴底１２からの高
さ位置を示す目盛り２０を備える。そして、長靴１０を
履いた足を雨水溜まりや水田や池や雪溜まりに踏み入れ
て、それらの底面に長靴底１２を押しつけた状態で、そ
れらの水面位置や上面位置を長靴の内側外側面１４に備
えた目盛り２０で測定できるようにする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、降雨時や降雪時や農作業時や池の清掃管理時などに履く長靴に関す る。

【０００２】

【従来の技術】

大雨や大雪が降った際や降った後に屋外に出る際などには、屋外の歩道の雨水 溜まりや雪溜まりに雨水や雪がどの程度溜まったり積もったりしたかを正確に知 りたい場合がある。

【０００３】 また、池を清掃管理したり水田を管理したりする際などには、それらの池や水 田の水位がどの程度かを正確に知りたい場合がある。

【０００４】 そのような場合には、従来一般に、物差しを上記雨水溜まりや雪溜まりや池や 水田にその底部まで差し込んで、それらの雨水溜まりや池や水田の水位や雪溜ま りの積雪量を物差しの目盛りで測定している。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、上記のようにして、物差しを用いて雨水溜まりや池や水田の水 位を測定したり雪溜まりの積雪量を測定したりすることは、多大な手数と時間を 要し、面倒であった。

【０００６】 そこで、本考案者は、鋭意研究の末、降雨時や降雪時や農作業時や池の清掃管 理時に履く長靴外側面に長靴底からの高さ位置を示す目盛りを備えれば、長靴を 履いた足を雨水溜まりや水田や池や雪溜まりに踏み入れて、長靴底をそれらの雨 水溜まりや水田や池や雪溜まりの底面に押しつけた状態で、それらの雨水溜まり や水田や池の水面位置や雪溜まりの上面位置を長靴外側面に備えた目盛りを用い て測定することにより、それらの雨水溜まりや水田や池の水位や雪溜まりの積雪 量を容易かつ迅速に知ることができることに想到した。そして、長靴外側面に長 靴底からの高さ位置を示す目盛りを備えた長靴であって、雨水溜まりや水田や池 の水位や雪溜まりの積雪量を容易かつ迅速に測定できる長靴を開発した。

【０００７】 即ち、本考案は、長靴外側面に長靴底からの高さ位置を示す目盛りを備えた長 靴であって、雨水溜まりや水田や池の水位や雪溜まりの積雪量を容易にかつ迅速 に知ることができる長靴を提供することを目的としている。

【０００８】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために、本考案の長靴は、長靴の内側外側面に長靴底から の高さ位置を示す目盛りを備えたことを特徴としている。

【０００９】

【作用】

上記構成の長靴においては、長靴を履いた足を雨水溜まりや水田や池や雪溜ま りに踏み入れて、長靴底をそれらの雨水溜まりや水田や池や雪溜まりの底面に押 しつけた状態で、それらの雨水溜まりや水田や池の水面位置や雪溜まりの上面位 置を長靴の内側外側面に備えた目盛りで測定することにより、それらの雨水溜ま りや水田や池の水位や雪溜まりの積雪量を容易にかつ迅速に知ることができる。

【００１０】 また、上記構成の長靴においては、長靴を履いた人が目視し易い長靴の内側外 側面に目盛りを備えているため、その目盛りを用いて長靴を履いた人が上記雨水 溜まりや水田や池の水位や雪溜まりの積雪量を容易かつ正確に測定できる。

【００１１】

【実施例】

次に、本考案の実施例を図面に従い説明する。 図１は本考案の長靴の正面図を示している。以下に、この長靴を説明する。

【００１２】 図において、１０は、降雨時や降雪時や農作業時や池の清掃管理時などに履く 長靴であって、合成ゴムで形成している。なお、長靴１０は、合成樹脂又は皮革 等で形成しても良い。

【００１３】 長靴１０は、その丈を長尺に形成していて、長靴１０を足に履いた場合に、長 靴１０で足先端及び足の脛や足下部を覆うズボンの裾等を連続して覆うことがで きるようにしている。そして、それらの足先端や足の脛やズボンの裾等を雨水や 雪などで濡らしたり汚したりするのを防ぐことができるようにしている。

【００１４】 以上の構成は、従来の長靴と同様であるが、図の長靴１０では、長尺に形成し た長靴の内側外側面１４に、長靴底１２からの高さ位置を示す目盛り２０を、縦 に並べて備えている。具体的には、長靴の内側外側面１４に長靴底１２からの高 さ位置が例えば５ｃｍ〜１５ｃｍであることを示す目盛り２０を５ｍｍ刻みで記 載している。

【００１５】 図１に示した長靴１０は、以上のように構成している。

【００１６】 次に、この長靴１０の使用例並びにその作用を説明する。

【００１７】 長靴１０を履いた足を雨水溜まりや水田や池や雪溜まりに踏み入れる。そして 、長靴底１２をそれらの雨水溜まりや水田や池や雪溜まりの底面に押しつけた状 態として、それらの雨水溜まりや水田や池の水面位置や雪溜まりの上面位置を長 靴１０の内側外側面１４に備えた目盛り２０で測定する。

【００１８】 すると、それらの雨水溜まりや水田や池の水位や雪溜まりの積雪量を長靴の内 側外側面１４に備えた目盛り２０により容易にかつ迅速に知ることができる。

【００１９】 その際には、長靴１０を履いた人が首を曲げる等せずとも目視し易い長靴の内 側外側面１４に目盛り２０を備えているため、その目盛り２０を用いて長靴１０ を履いた人が上記雨水溜まりや水田や池の水位や雪溜まりの積雪量を容易かつ正 確に測定できる。

【００２０】

【考案の効果】

以上説明したように、本考案の長靴によれば、雨水溜まりや水田や池の水位や 雪溜まりの積雪量などを長靴の内側外側面に備えた目盛りを用いて容易かつ迅速 に測定できる。

【００２１】 また、長靴を履いた人が目視し易い長靴の内側外側面に備えた目盛りを用いて 雨水溜まりや水田や池の水位や雪溜まりの積雪量などを首を曲げる等して不自然 な姿勢を取らずに容易かつ正確に測定できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の長靴の正面図である。

【符号の説明】

１０ 長靴 １２ 長靴底 １４ 長靴の内側外側面 ２０ 目盛り

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 長靴の内側外側面に長靴底からの高さ位
   置を示す目盛りを備えたことを特徴とする長靴。