JPH07233128A - ジベンジルアミン誘導体 - Google Patents

ジベンジルアミン誘導体

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JPH07233128A
JPH07233128A JP4977894A JP4977894A JPH07233128A JP H07233128 A JPH07233128 A JP H07233128A JP 4977894 A JP4977894 A JP 4977894A JP 4977894 A JP4977894 A JP 4977894A JP H07233128 A JPH07233128 A JP H07233128A
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JP
Japan
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group
compound
formula
butyl
benzylamine
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Application number
JP4977894A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Iguchi
潔 井口
Jun Nakano
潤 中野
Taiji Asano
泰司 浅野
Tetsuya Maeda
鉄也 前田
Tadashi Ariyoshi
正 有可
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kaken Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Kaken Pharmaceutical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】哺乳動物のスクワレンエポキシダーゼを特異的
に阻害し、高脂血症、高コレステロール血症、更には動
脈硬化症の予防または治療剤として優れた活性を有する
化合物を供給することにある。 【構成】一般式[I] 【化1】 (式中、R1 は低級アルキル基または低級アルケニル基
を示し、R2 、R3 は水素原子または低級アルキル基を
示し、R4 は置換または無置換の芳香環基またはヘテロ
芳香環基を示す)で表されるジベンジルアミン誘導体ま
たはその塩。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規なジベンジルアミン
誘導体に関し、更に詳しくは高脂血症、高コレステロー
ル血症、動脈硬化症などの予防および治療の分野で有用
なジベンジルアミン誘導体およびその塩に関する。
【0002】
【従来の技術】血中脂質の増加は血管内膜での脂質沈着
を促進し、特に血中コレステロールの増加は動脈硬化を
促進し、動脈硬化症、冠および脳動脈系疾患の増加をき
たす大きな要因とされている。現在、血中コレステロー
ル量の正常値への低下は動脈硬化の予防および治療の上
で最も有効な手段と考えられている。
【0003】プラバスタチンに代表される3−ヒドロキ
シメチルグルタリル−コエンザイムA還元酵素阻害剤
は、コレステロール生合成系の初期の段階を阻害するこ
とからコレステロール以外の重要な生理的代謝物である
ドリコール、ユビキノンなどの生成までも抑制する欠点
がある。またコレステロール生合成系の後期の段階を担
う酵素の阻害剤では、デスモステロールの蓄積によると
考えられる白内障などの副作用が報告されている。一方
コレステロール生合成系の中期の段階を抑制するスクワ
レンエポキシダーゼ阻害剤は、上記の問題点を解決でき
るものと期待されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の主な目的は、
哺乳動物のスクワレンエポキシダーゼを特異的に阻害す
る化合物を見いだし、高脂血症、高コレステロール血
症、更には動脈硬化症の予防または治療剤として優れた
活性を有する化合物を供給することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは既に真菌の
スクワレンエポキシダーゼを特異的に、かつ強力に阻害
する化合物であるブテナフィンを開発し(前田ら、薬学
雑誌、第111巻、126頁(1991年)参照)、抗
真菌剤として使用されているが、この化合物は哺乳動物
のスクワレンエポキシダーゼに対してほとんど影響を及
ぼさなかった。
【0006】そこで、本発明者らはブテナフィンのナフ
タレン部分の変換を行った結果、哺乳動物のスクワレン
エポキシダーゼを選択的に阻害するという極めて優れた
コレステロール生合成阻害活性を有する化合物を見いだ
し本発明にいたった。
【0007】本発明の一般式[I]
【化2】 (式中、R1 は低級アルキル基または低級アルケニル基
を示し、R2 、R3 は水素原子または低級アルキル基を
示し、R4 は置換または無置換の芳香環基またはヘテロ
芳香環基を示す)において、R1 、R2 、R3 で示され
る低級アルキル基としては、例えばメチル基、エチル
基、n−プロピル基、イソプロピル基、シクロプロピル
基、n−ブチル基、tert−ブチル基などがあげられ、R
1 で示される低級アルケニル基としては、例えばアリル
基、クロチル基などがあげられ、R4で示される芳香環
基およびヘテロ芳香環基としては、フェニル基、ナフチ
ル基、チエニル基、ピロリル基、フリル基、オキサゾリ
ル基、イソオキサゾリル基、チアゾリル基、イソチアゾ
リル基、イミダゾリル基、ピラゾリル基、トリアゾリル
基、テトラゾリル基、チアジアゾリル基、ピリジル基、
ピリダジニル基、ピリミジニル基、ピラジニル基、ピロ
リジニル基、ピペリジル基、モルホリニル基、ピペラジ
ニル基などがあげられる。R4 で示される置換芳香環基
および置換ヘテロ芳香環基における置換基としては、例
えば、ハロゲン原子、低級アルキル基、ハロ低級アルキ
ル基、低級アルコキシ基、アリルオキシ基などが、1か
ら3個、同一または異なって置換したものがあげられ
る。ハロゲン原子としては、フッ素原子、塩素原子、臭
素原子、ヨウ素原子があげられ、ハロ低級アルキル基と
しては、低級アルキル基に対してこれらのハロゲン原子
が同一または異なって1から数個、置換したものがあげ
られる。低級アルコキシ基としては、メトキシ基、エト
キシ基、n−プロポキシ基、イソプロポキシ基、シクロ
プロポキシ基などがあげられる。
【0008】本発明のジベンジルアミン誘導体は酸付加
塩とすることができるが、例えば塩酸、臭化水素酸、ヨ
ウ化水素酸、硝酸、硫酸、リン酸などとの鉱酸塩、ある
いは酢酸、マレイン酸、クエン酸、シュウ酸、リンゴ
酸、メタンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸などと
の有機酸塩があげられる。
【0009】本発明の化合物は、例えば下記の代表的な
製法A、B、CおよびDのいずれかの方法により得るこ
とができる。 製法A
【化3】 製法B
【化4】 製法C
【化5】 製法D
【化6】 それぞれの式中のR1、R2、R3およびR4は前記と同じ
意味を示し、Zはハロゲン原子または有機スルホニルオ
キシ基などの脱離基を示す。ハロゲン原子としては、例
えば塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子があげられ、有機
スルホニルオキシ基としては、メタンスルホニルオキシ
基やp−トルエンスルホニルオキシ基などがあげられ
る。
【0010】製法Aは、エポキシ化合物とアミン誘導体
の反応を用いるもので、無溶媒または反応に悪影響を及
ぼさない溶媒が用いられ、例えばエチルエーテル、テト
ラヒドロフラン、ジオキサンなどのエーテル系溶媒、ベ
ンゼン、トルエンなどの芳香族炭化水素系溶媒、アセト
ン、アセトニトリル、ジメチルホルムアミド、ジメチル
スルホキシドなどの非プロトン性極性溶媒、メタノー
ル、エタノール、イソプロパノールなどのアルコール系
溶媒、ジクロロメタン、クロロホルムなどのハロゲン化
炭化水素系溶媒などの単一溶媒もしくはこれらの混合溶
媒が使用できる。
【0011】反応条件としては、それぞれの化合物をほ
ぼ等モルで反応させるか、いずれかを小過剰から5倍モ
ル量用いて実施することができ、反応温度は一般に室温
から200℃まで、好ましくは加熱還流温度であり、反
応時間は通常5分間から5日間である。
【0012】製法Bは、エポキシ化合物とフェノール誘
導体の反応を用いるもので、反応に悪影響を及ぼさない
溶媒が用いられ、例えばエチルエーテル、テトラヒドロ
フラン、ジオキサンなどのエーテル系溶媒、ベンゼン、
トルエンなどの芳香族炭化水素系溶媒、アセトン、アセ
トニトリル、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキ
シドなどの非プロトン性極性溶媒、メタノール、エタノ
ール、イソプロパノールなどのアルコール系溶媒、ジク
ロロメタン、クロロホルムなどのハロゲン化炭化水素系
溶媒などの単一溶媒もしくはこれらの混合溶媒が使用で
きる。
【0013】反応条件としては、それぞれの化合物をほ
ぼ等モルで反応させるか、いずれかを小過剰から5倍モ
ル量用いて実施することができ、反応温度は一般に0℃
から200℃まで、好ましくは室温から加熱還流温度ま
でであり、反応時間は通常5分間から5日間である。
【0014】これらの反応は、塩基の存在下実施するこ
とが好ましく、用いる塩基としては、例えば水素化ナト
リウムや水素化リチウムなどの水素化アルカリ金属類、
水酸化ナトリウムや水酸化カリウムなどの水酸化アルカ
リ金属類、炭酸ナトリウムや炭酸カリウムなどの炭酸ア
ルカリ金属類、トリエチルアミンやピリジンなどの有機
アミン類などがあげられる。
【0015】製法Cはアミン誘導体のアルキル化反応、
製法Dはフェノール誘導体のアルキル化反応を用いるも
ので、いずれの場合においても反応に悪影響を及ぼさな
い溶媒が用いられ、例えばエチルエーテル、テトラヒド
ロフラン、ジオキサンなどのエーテル系溶媒、ベンゼ
ン、トルエンなどの芳香族炭化水素系溶媒、アセトン、
アセトニトリル、ジメチルホルムアミド、ジメチルスル
ホキシドなどの非プロトン性極性溶媒、ジクロロメタ
ン、クロロホルムなどのハロゲン化炭化水素系溶媒など
の単一溶媒もしくはこれらの混合溶媒が使用できる。
【0016】反応条件としては、それぞれの化合物をほ
ぼ等モルで反応させるか、いずれかを小過剰から5倍モ
ル量用いて実施することができ、反応温度は一般に−2
0℃から100℃まで、好ましくは0℃から40℃まで
であり、反応時間は通常5分間から5日間、好ましくは
1時間から24時間である。
【0017】これらのアルキル化反応は、塩基の存在下
実施することが好ましく、用いる塩基としては、例えば
水素化ナトリウムや水素化リチウムなどの水素化アルカ
リ金属類、水酸化ナトリウムや水酸化カリウムなどの水
酸化アルカリ金属類、炭酸ナトリウムや炭酸カリウムな
どの炭酸アルカリ金属類、トリエチルアミンやピリジン
などの有機アミン類などがあげられる。
【0018】上記の工程で得られる本発明の化合物は、
例えばカラムクロマトグラフィー、溶媒抽出法、沈殿法
および再結晶法を適宜組み合わせることによって単離精
製することができる。また、本発明の化合物は不斉炭素
原子を有するので光学異性体が存在するが、すべての光
学活性体およびそれらの混合体が本発明の化合物に含有
され、公知の方法を適用することによって分離すること
が可能である。
【0019】本発明の一般式[I]で示される化合物
は、哺乳動物のスクワレンエポキシダーゼを阻害するこ
とによってコレステロールの生合成を抑制する働きを有
し、高脂血症、高コレステロール血症ひいては動脈硬化
症の予防および治療に有用な化合物である。
【0020】薬理試験例 [培養細胞におけるコレステロール生合成阻害作用]
【0021】ヒュ−マン・ヘパトブラストーマ(Human
Hepatoblastoma(Hep G2))細胞を10cm2シャーレに
て5%炭酸ガス存在下で単層になるまで培養する。 試
験化合物のジメチルスルホキシド溶液を添加し(終濃度
1μM)、1時間後14C−酢酸ナトリウム(1μCi/
ml)を加え更に2時間培養する。培養終了後、培養液
を吸引除去後氷冷し、細胞を冷ダルベッコ・リン酸緩衝
液(Dulbecco's Phosphate Buffer Saline)(−)で洗
浄する。1mlの15%水酸化カリウムにて細胞を溶解
し、一部を蛋白定量用に供試し、他は抽出用検体とす
る。
【0022】抽出用検体に15%水酸化カリウム−エタ
ノールを加え、75℃で1時間ケン化処理後、水1ml
を加えて非ケン化物を石油エーテル2mlで2回抽出す
る。得られた石油エーテル抽出液を水1mlで洗浄し、
硫酸マグネシウムで脱水後、窒素気流下濃縮乾固する。
少量のクロロホルムにて濃縮物を溶解し、プレコート・
シリカゲル(Precoated Silicagel)TLCにスポット
し、ヘキサン−エーテル−酢酸(85:15:4)で展
開する。TLC上のコレステロールをヨウ素蒸気にて検
出し該当部分を切り取る。該TLC片をトルエン系シン
チレーターに浸し、液体シンチレーションカウンターに
て放射活性を測定する。
【0023】尚、結果はジャーナル・オブ・バイオロジ
カルケミストリー第193巻、265頁(1951年)
に記載の方法により測定した蛋白量で補正する。これに
より、本発明の化合物のHepG2培養細胞におけるコ
レステロール生合成阻害活性を求め、その結果を表1に
示す。
【0024】 表1 培養細胞におけるコレステロール生合成阻害作用 ──────────────────────────────────── [試験化合物] [コレステロール生合成阻害] 実施例2の化合物 58.9% 実施例4の化合物 81.8% 実施例9の化合物 62.5% ────────────────────────────────────
【0025】本発明化合物は単独または他の賦形剤、希
釈剤、分散剤などの添加物とともに、錠剤、散剤、カプ
セル剤またはシロップ剤により経口投与または注射剤、
座剤、液剤またはクリーム軟膏により非経口投与され
る。投与量および投与回数は患者の性別、年齢、体重、
症状の程度などにより異なるが、一般に経口投与の場
合、成人一日あたり0.01から20mg/kgを1か
ら数回に分けて、また非経口投与の場合は0.001か
ら2mg/kgを1から数回に分けて投与するのが好ま
しい。
【実施例】
【0026】以下に実施例をあげて本発明を更に具体的
に説明する。尚、 1H−NMRスペクトルは、重クロロ
ホルム(CDCl3)またはd6−ジメチルスルホキシド
(DMSO−d6 )溶液でテトラメチルシラン(TM
S)を内部標準として使用し、JNM−EX270型ス
ペクトルメーター(270MHz、日本電子株式会社
製)で測定し、δ値はppmで示した。
【0027】マススペクトルはQP1000EX型スペ
クトルメーター(島津製作所製)で測定した。融点は未
補正であり、微量融点測定器(柳本製作所製)で測定し
た。
【0028】実施例1 N-[(4-tert-ブチル)ベンジル]-N-エチル-3-[2-ヒドロキ
シ-3-(N-メチルアニリノ)プロポキシ]ベンジルアミンの
製造
【化7】
【0029】N-[(4-tert-ブチル)ベンジル]-N-エチル-3
-(2,3-エポキシプロポキシ)ベンジルアミン700mg
とN-メチルアニリン400mgをイソプロパノール20
mlに溶かし、終夜加熱還流後、溶媒を留去する。残渣
をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサ
ン:酢酸エチル=2:1)により分離精製を行って、無
色油状の表題化合物620mgが得られる。
【0030】MS(M/Z):460(M+),445,340,147,1201 H-NMR(CDCl3)δ:1.07(3H,t,J=6.9Hz),1.31(9H,s),2.4
9(2H,q,J=6.9Hz),2.99(3H,s),3.54(6H,br s),3.97-4.08
(2H,m),4.25-4.34(1H,m),6.67-7.34(13H,m)
【0031】上記実施例1のN-[4-(tert-ブチル)ベンジ
ル]-N-エチル-3-(2,3-エポキシプロポキシ)ベンジルア
ミン に代えて対応するエポキシ化合物を、またはN-メ
チルアニリンに代えて対応する各種アミン誘導体を用い
て同様の反応を行うことにより、実施例2〜10の化合
物を得ることができる。
【0032】実施例2 N-[(4-tert-ブチル)ベンジル]-N-メチル-3-[2-ヒドロキ
シ-3-(N-メチルアニリノ)プロポキシ]ベンジルアミン
【化8】 MS(M/Z):446(M+),431,202,147,1201 H-NMR(CDCl3)δ:1.31(9H,s),2.18(3H,s),2.50(1H,b
r),2.99(3H,s),3.48(2H,s),3.49(2H,s),3.52(1H,br d,J
=1.3Hz),3.55(1H,br s),3.97-4.10(2H,m),4.25-4.34(1
H,m),6.71-6.82(4H,m),6.95-7.00(2H,m),7.19-7.40(7H,
m)
【0033】実施例3 N-[(4-tert-ブチル)ベンジル]-N-アリル-3-[2-ヒドロキ
シ-3-(N-メチルアニリノ)プロポキシ]ベンジルアミン
【化9】 MS(M/Z):472(M+),326,147,1201 H-NMR(CDCl3)δ:1.31(9H,s),2.45(1H,br),2.99(3H,
s),3.06(2H,br d,J=6.3Hz),3.54(2H,br d,J=3.9Hz),3.5
5(2H,s),3.56(2H,s),3.97-4.08(2H,m),4.29(1H,br),5.1
5(1H,dd,J=10.2,1.6Hz),5.22(1H,dd,J=17.2,1.6Hz),5.9
1(1H,ddt,J=17.2,10.2,6.3Hz),6.71-6.83(4H,m),6.97-
6.99(2H,m),7.18-7.34(7H,m)
【0034】実施例4 N-[(4-tert-ブチル)ベンジル]-N-メチル-3-[2-ヒドロキ
シ-3-(4-メトキシアニリノ)プロポキシ]ベンジルアミン
【化10】 MS(M/Z):462(M+),326,283,176,147,1361 H-NMR(CDCl3)δ:1.31(9H,s),2.18(3H,s),3.22(1H,dd,
J=12.9,7.3Hz),3.37(1H,dd,J=12.9,4.1Hz),3.48(2H,s),
3.49(2H,s),3.73(3H,s),4.00-4.10(2H,m),4.19-4.27(1
H,m),6.64(2H,d,J=8.9Hz),6.78(2H,d,J=8.9Hz),6.93-6.
99(2H,m),7.19-7.35(6H,m)
【0035】実施例5 N-[(4-tert-ブチル)ベンジル]-N-アリル-3-[2-ヒドロキ
シ-3-(3-クロロアニリノ)プロポキシ]ベンジルアミン
【化11】 MS(M/Z):492(M+),352,309,202,147,1401 H-NMR(CDCl3)δ:1.31(9H,s),3.06(2H,d,J=6.2Hz),3.2
1-3.45(2H,m),3.54(4H,s),3.92-4.09(2H,m),4.16-4.28
(1H,m),5.15(1H,dd,J=10.6,1.6Hz),5.22(1H,dd,J=17.1,
1.6Hz),5.91(1H,ddt,J=17.1,10.6,6.2Hz),6.50-6.79(4
H,m),6.97-7.34(8H,m)
【0036】実施例6 N-[(4-tert-ブチル)ベンジル]-N-アリル-3-[2-ヒドロキ
シ-3-(2,4-ジフルオロアニリノ)プロポキシ]ベンジルア
ミン
【化12】 MS(M/Z):494(M+),352,309,202,147,1421 H-NMR(CDCl3)δ:1.31(9H,s),3.06(2H,d,J=6.2Hz),3.2
4-3.49(2H,m),3.54(4H,s),4.01-4.13(2H,m),4.16-4.31
(2H,m),5.15(1H,dd,J=10.5,1.6Hz),5.22(1H,dd,J=18.9,
1.6Hz),5.91(1H,ddt,J=18.9,10.5,6.2Hz),6.62-6.84(4
H,m),6.96-7.03(2H,m),7.16-7.38(5H,m)
【0037】実施例7 N-[(4-tert-ブチル)ベンジル]-N-シクロプロピル-3-[2-
ヒドロキシ-3-(4-トリフルオロメチルアニリノ)プロポ
キシ]ベンジルアミン
【化13】 MS(M/Z):526(M+),379,359,202,174,147,1 H-NMR(CDCl3)δ:0.35-0.46(4H,m),1.31(9H,s),1.79-
1.87(1H,m),3.34-3.62(2H,m),3.65(2H,s),3.66(2H,s),
4.00-4.23(2H,m),4.24-4.47(2H,m),6.65-6.95(6H,m),7.
19-7.43(10H,m)
【0038】実施例8 N-[(4-tert-ブチル)ベンジル]-N-シクロプロピル-3-[2-
ヒドロキシ-3-(2-トルイジノ)プロポキシ]ベンジルアミ
【化14】 MS(M/Z):472(M+),352,325,202,162,147,1201 H-NMR(CDCl3)δ:0.36-0.44(4H,m),1.32(9H,s),1.79-
1.88(1H,m),2.19(3H,s),3.35(1H,dd,J=12.8,7.1Hz),3.5
0(1H,dd,J=12.8,4.3Hz),3.65(4H,br s),4.07-4.14(2H,
m),4.26-4.38(2H,m),6.67-7.34(16H,m)
【0039】実施例9 N-[(4-tert-ブチル)ベンジル]-N-メチル-3-[2-ヒドロキ
シ-3-(3-チエニルアミノ)プロポキシ]ベンジルアミン
【化15】 MS(M/Z):438(M+),326,291,176,147,1121 H-NMR(CDCl3)δ:1.31(9H,s),2.18(3H,s),3.25(1H,dd,
J=12.5,7.0Hz),3.38(1H,dd,J=12.5,4.3Hz),4.05-4.08(2
H,m),4.23-4.31(1H,m),6.65-7.35(11H,m)
【0040】実施例10 N-[(4-tert-ブチル)ベンジル]-N-エチル-3-[2-ヒドロキ
シ-3-(3-チエニルアミノ)プロポキシ]ベンジルアミン
【化16】 MS(M/Z):452(M+),437,340,305,297,190,147,1121 H-NMR(CDCl3)δ:1.07(3H,t,J=6.9Hz),1.30(9H,s),2.5
0(2H,q,J=6.9Hz),3.24(1H,dd,J=12.5,7.3Hz),3.37(1H,d
d,J=12.5,4.2Hz),3.54(4H,br s),4.04-4.15(2H,m),4.22
-4.30(1H,m),6.61-7.37(11H,m)
【0041】実施例11 N-[(4-tert-ブチル)ベンジル]-N-エチル-3-[2-メトキシ
-3-(N-メチルアニリノ)プロポキシ]ベンジルアミンの製
【化17】
【0042】N-[(4-tert-ブチル)ベンジル]-N-エチル-3
-[2-ヒドロキシ-3-(N-メチルアニリノ)プロポキシ]ベン
ジルアミン(実施例1の化合物)230mgのテトラヒ
ドロフラン溶液5mlに、氷冷化で60%油性水素化ナ
トリウム25mgを加えて15分間攪拌し、ヨウ化メチ
ル80mgのテトラヒドロフラン溶液3mlを加えて室
温で20分間攪拌する。氷水を加えて酢酸エチルで抽
出、乾燥、減圧濃縮後、残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(n−ヘキサン:酢酸エチル=10:1)
により分離精製を行って、無色油状の表題化合物190
mgが得られる。
【0043】MS(M/Z):474(M+),459,327,285,190,147,1
201 H-NMR(CDCl3)δ:1.07(3H,t,J=7.1Hz),1.31(9H,s),2.5
0(2H,q,J=7.1Hz),3.00(3H,s),3.49(3H,s),3.54(5H,br),
3.69(1H,dd,J=14.9,5.9Hz),3.79-3.83(1H,m),3.97-4.13
(2H,m),6.67-7.34(13H,m)
【0044】
【発明の効果】本発明化合物は、優れたコレステロール
生合成阻害活性を有していることから、コレステロール
過剰に起因する種々の疾患の予防および治療に対して有
効な化合物である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前田 鉄也 京都府京都市山科区四ノ宮南河原町14番地 科研製薬株式会社中央研究所内 (72)発明者 有可 正 京都府京都市山科区四ノ宮南河原町14番地 科研製薬株式会社中央研究所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式[I] 【化1】 (式中、R1 は低級アルキル基または低級アルケニル基
    を示し、R2 、R3 は水素原子または低級アルキル基を
    示し、R4 は置換または無置換の芳香環基またはヘテロ
    芳香環基を示す)で表されるジベンジルアミン誘導体ま
    たはその塩。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998056757A1 (fr) * 1997-06-11 1998-12-17 Sankyo Company, Limited Derives de benzylamine
WO2023286713A1 (ja) * 2021-07-14 2023-01-19 日本曹達株式会社 新規ポリマーおよびそれを含む樹脂組成物とその成形体

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