JPH07232713A - 被包装物の包装用移送装置 - Google Patents

被包装物の包装用移送装置

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JPH07232713A
JPH07232713A JP4521294A JP4521294A JPH07232713A JP H07232713 A JPH07232713 A JP H07232713A JP 4521294 A JP4521294 A JP 4521294A JP 4521294 A JP4521294 A JP 4521294A JP H07232713 A JPH07232713 A JP H07232713A
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Taku Nakasaki
卓 中崎
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 被包装物を包装紙のマークを基準として、正
確に位置決めして載置し、マーク以外の模様等の表示に
よって誤動作を招くおそれをなくした被包装物の包装用
移送装置の提供を図る。 【構成】 被包装物hの第1移送部1と、第2移送部2
と、第2移送部2の移送面に包装紙pを基端側から供給
する紙供給装置4とを備える。包装紙のマークmを紙マ
ーク確認センサ43が感知すると、第2移送部2の移送
が停止する。通過確認センサ11が被包装物hの通過を
感知すると、第2移送部2の移送が再開する。この第2
移送部2の移送の再開後、紙の所定量の送り区間中にお
いては、紙マーク確認センサによる第2移送部2の移送
の停止を行わせないようにすることにより、次の包装紙
のマークmまでの包装紙上の模様等の表示によって、誤
って、第2移送部2の移送の停止が行われることのない
ようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、マーガリンや石鹸等
の被包装物を、包装紙上の所定の位置に配位して移送す
るようにした被包装物の包装用移送装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の包装移送装置において
は、所定長さに切断されたマーガリン等の被包装物を所
定間隔を置いて移送する第1コンベアと、第1コンベア
の先端に設けられた第2コンベアと、帯状の包装紙を第
2コンベアの移送面に基端側から供給する紙供給装置と
を備え、被包装物が第1コンベアから第2コンベアに乗
り移るに際して、被包装物を第2コンベア上の上記の包
装紙の上に載置して移送するようにしたものが知られて
いる。そして、次工程において、帯状の包装紙は、各被
包装物間において切断され、各々の被包装物を包装する
のに用いられるものである。
【0003】この種の帯状包装紙は、帯状の包装紙の長
手方向のどの位置に被包装物が載置されるべきかは、特
定する必要がなかった。即ち、一般に、この種の包装紙
には印刷等が施されておらず、施されていても連続模様
であったりするために、長手方向の正確な位置決めは不
要であった。ところが、今日においては、包装紙の意匠
や表示の多様化等の要請から、被包装物を包装紙の長手
方向に対して正確に位置決めして載置することが求めら
れるに至った。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本願発明の目的は、被
包装物を包装紙の長手方向に対して正確に位置決めして
載置することができる被包装物の包装用移送装置の提供
を図ることにある。
【0005】このような目的の達成のために、包装紙の
長手方向の位置を特定するために、帯状の包装紙に目印
となるマークを印刷して、このマークをセンサにより確
認して、被包装物を載置することが考えられる。ところ
が、包装紙には、このマーク以外に、様々な意匠や商標
その他の表示が成されているものであり、このマーク以
外の表示によってセンサが感知して装置の誤動作を招く
おそれがある。そこで、本願発明の他の目的は、マーク
以外に、様々な意匠や商標その他の表示によっても、誤
動作をなさない被包装物の包装用移送装置の提供を図る
ことにある。
【0006】さらに、包装紙が、そのマークを基準とし
て、所定の位置までに送られてこない内に、被包装物が
包装紙上に載置されないようにして誤動作の発生を防止
した被包装物の包装用移送装置の提供を図らんとする。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで本願の第1の発明
は、所定長さに切断されたマーガリン等の被包装物を所
定間隔を置いて移送する第1移送部1と、第1移送部1
の先端に設けられた第2移送部2と、帯状の包装紙を第
2移送部2の移送面に基端側から供給する紙供給装置4
とを備え、被包装物が第1移送部1から第2移送部2に
乗り移るに際して、被包装物を第2移送部2上の上記の
包装紙の上に載置して移送するようにした被包装物の包
装用移送装置において、次の構成を有するものを提供す
ることにより、上記の課題を解決する。即ち、第1の発
明においては、包装紙の第2移送部2への供給前の適宜
位置に配位され、包装紙に所定間隔を置いて連続的に設
けられたマークを感知する紙マーク確認センサ43と、
第1移送部1の先端の所定位置における被包装物の通過
を感知する通過確認センサ11と、紙マーク確認センサ
43の感知に基づき第2移送部2の移送の停止或いは第
2移送部2の移送面上での紙の移動の停止を行わせると
共に、通過確認センサ11の感知に基づき上記の停止し
た第2移送部2の移送或いは第2移送部2の移送面上で
の紙の移動を再開させる紙移動制御手段とを備えた被包
装物の包装用移送装置を提供する。尚、第2移送部2に
おける移送の形態としては、包装紙上に被包装物を載置
して包装紙の移動と共に被包装物を移動させることがで
きるものであればよく、次のものが含まれる。ベルトコ
ンベア等の移動する移送面を備えた装置を用いて、その
ベルト等の移送面の上に包装紙を載置して、移送面の移
動に伴って包装紙を移動させるもの。この場合、包装紙
の移動を停止させるには、移送面の移動を停止させても
よく、移送面の停止をなさずに、包装紙を挟持したり、
或いは包装紙を繰り出すローラの回転を停止させる等し
て、包装紙のみの移動を停止させるものであってもよ
い。移動する移送面を持たず、停止した状態の移送面の
上を包装紙のみが移動するもの。この場合、移送面は、
包装紙を支持するものであればよく、包装紙を先端から
引っ張ったり、或いは後方から押したりして、包装紙が
移動するものを採用し得る。
【0008】本願の第2の発明は、上記第1の発明に係
る被包装物の包装用移送装置において、第2移送部2の
移送の再開或いは第2移送部2の移送面上での紙の移動
の再開の後、紙の所定量の送り区間中において、紙マー
ク確認センサによる第2移送部2の移送の停止或いは第
2移送部2の移送面上での紙の移動の停止を行わせない
ようにする紙停止機能の排除手段を備えたことを特徴と
するものを提供する。
【0009】本願の第3の発明においては、第1又は第
2の発明に係る被包装物の包装用移送装置において、第
2移送部2に乗り移った被包装物を感知する移行確認セ
ンサと、第1移送部1の先端に設けられ、移行確認セン
サの感知に基づき第1移送部1の先端を閉じると共に、
上記の通過確認センサの感知に基づき開くようにしたゲ
ート12とを備えたことを特徴とするものを提供する。
【0010】
【作用】本願発明に係る被包装物の包装用移送装置にお
いては、次の作用によって、包装紙のマークを基準とし
て所定の位置に被包装物を載置して移送する。 包装紙のマークmを紙マーク確認センサ43が検知す
る。上記の検知に基づき、第2移送部2が停止する
(或いは第2移送部2上に載せられた包装紙pの移動の
みが停止する)。上記のの間も、第1移送部1の
移送は継続して行われており、被包装物hは、第1移送
部の先端方向に送られる。通過確認センサ11が、被
包装物hの通過を検知する。上記の検知に基づき、
ゲート12が開き、被包装物hの通過を許すと同時に、
第2移送部の移送(或いは第2移送部上に載置された包
装紙pの移動)が再開する。被包装物hが第1移送部
1から第2移送部2上の包装紙pの上に乗り移って、包
装紙p上に載置された状態で包装紙pと共に移送され
る。この乗り移りにおいて、被包装物hは包装紙pのマ
ークmを基準として、定められた所定の位置(例えば前
のマークmと後ろのマークmとの中間位置)に載置され
るものである。即ち、紙マーク確認センサ43の検知に
より、包装紙pのマークmを基準として包装紙の移動が
停止させられ、被包装物hの所定位置の通過により、包
装紙の動きが再開するため、第1、第2のコンベア1,
2の移動速度が一定である以上、被包装物hは包装紙p
のマークmを基準として、定められた所定の位置に常に
載置され得るものである。以上によって、被包装物h
を載置した包装紙pを載せて第2移送部2の移送がなさ
れる。そして、次のマークmを紙マーク確認センサ43
が感知すると、上記のの手順に戻り、これを繰り返
す。
【0011】尚、第2移送部2の移送の再開(或いは第
2移送部2の移送面上での紙の移動の再開)の後、紙の
所定量の送り区間中において、紙マーク確認センサによ
る第2移送部2の移送の停止或いは第2移送部2の移送
面上での紙の移動の停止を行わせないようにする紙停止
機能の排除手段を設けることによって、包装紙にマーク
と以外の模様等が存在しても、その模様によって、紙の
移動の停止が行われることがなく、誤動作を生じさせな
い。
【0012】
【実施例】図1は被包装物の包装用移送装置の側方から
見た説明図、図2は同装置の上方から見た説明図であ
る。
【0013】この装置は、所定長さに切断されたマーガ
リン等の被包装物hを所定間隔を置いて移送する第1コ
ンベア1と、第1コンベアの先端に設けられた第2コン
ベア2とを備える。また、第1コンベアの基端側には、
切断装置の切断用コンベア3が配位されている。これら
のコンベア1,2,3は、移送面がベルト状のコンベア
が用いられるが、ネット状、板状等の他の形状の移送面
を備えたコンベアに換えることも可能である。第1コン
ベア1と第2コンベア2との下方には、紙供給装置4が
配位されている。
【0014】切断用コンベア3の上方には、少なくとも
1本、図では2本の切断刃物31,32が配位されてい
る。また、切断用コンベア3の先端には、1個の切断位
置確認センサ33が配位されている。マーガリン等の被
包装物hは、ノズル(図示せず)から切断用コンベア3
上に、帯状に連続して吐出され、切断刃物31,32の
下降により、所定寸法に切断される。この実施例では、
2本の切断刃物31,32が用いられており、両切断刃
物31,32との間隔と、先端側の切断刃物32と切断
位置確認センサ33との間隔が等しく設定されている。
そして、帯状のマーガリン等の被包装物の先端を、切断
位置確認センサ33が感知すると、2本の切断刃物3
1,32が下降して、帯状の帯状のマーガリン等の被包
装物を2か所で切断して、所定長さの被包装物hを2個
同時に切り分ける。
【0015】第1コンベア1は、切断用コンベア3の移
送速度よりも速く移送するものであり、切断された所定
寸法の被包装物h同士の前後の間隔が、第1コンベア1
に乗り移ることによって、大きくなる。
【0016】第1コンベアの先端寄りには、第1コンベ
アの先端の所定位置における被包装物の通過を感知する
通過確認センサ11が設けられている。この通過確認セ
ンサ11は、被包装物hが通過した事を感知するもので
ある。この通過の確認は、被包装物の適宜位置で行えば
足り、例えば被包装物hの後端を確認するのであれば、
被包装物hが通過確認センサ11の検知位置に存在しな
くなったことを感知するようにすればよく、被包装物h
の前端を確認するのであれば、被包装物hが通過確認セ
ンサ11の検知位置に進入したことを感知するようにす
ればよい。また、被包装物hの中間位置に適当なマーク
を設けておいて、これを検知するようにしてもよい。
【0017】第1コンベア1の先端には、被包装物hの
前進を妨げるゲート12が設けられている。このゲート
12は、ゲート板13と、ゲート板13を移動させる開
閉装置14とからなる。この実施例では、開閉装置14
は、空気圧等の流体圧シリンダが用いられ、ゲート板1
3を上下動させて、移送経路の開閉を行う。尚、ゲート
板13は、上下に動かして開閉させる他、横方向に移動
させてもよく、或いは回動によって開閉させてもよい。
【0018】第2コンベア2は、その移送面(この実施
例ではベルト21)が、駆動ローラ22によって送られ
るもので、この駆動軸22は、サーボモータ23によっ
て駆動させられる。
【0019】第2コンベア2の先端側には、紙を切断す
る刃物24が設けられている。この刃物24によって、
紙のみを切断し、ベルト21を切断しないようにするた
め、ベルト21を下方に迂回させておくことも望まし
い。図中25は、この迂回部分を示す。刃物24は、1
本以上、設けておけばよいが、この実施例では、2本を
紙の切断間隔分だけ離して設けることにより、1回の下
降によって、2回分の切断を行うようにしたものであ
る。尚、この紙を切断する刃物に対応するコンベアは、
図1に2点鎖線で示すように、第3コンベア30とし
て、第2コンベア2と別個に設けることも可能である。
【0020】第2コンベア2の適宜位置(この実施例で
は中程)には、補助ローラ26が設けられている。この
補助ローラ26は、ベルト21の左右の両側辺寄りの位
置に配位され、ベルト21とこの上に供給された包装紙
pの確実な送りと、ベルト21上からの紙pの浮き上が
り防止を行うものである。この補助ローラは、適宜の駆
動手段で駆動させてもよいが、駆動手段を設けずに、ベ
ルト21の動きに従動すれば足りる。尚、補助ローラを
設けずに実施することもできる。
【0021】紙供給装置4は、長手方向に連続した帯状
の包装紙pを第2コンベア2の移送面に基端側から供給
するもので、包装紙pを巻回した紙ローラ41と、この
ローラから繰り出した包装紙を第2コンベア2の移送面
に基端側に案内する適宜数のガイドローラ42等の案内
手段とを備える。尚、紙自体を送るための送り装置を設
けてもよいが、これを設けずとも、第2コンベア2上に
載置することによって、そのベルト21との摩擦によっ
て、移動し得るものである。
【0022】紙ローラ41と第2コンベア2の移送面の
基端側との間には、包装紙に一定間隔を置いて連続的に
設けられたマークmを感知する紙マーク確認センサ43
が設けられている。このマークmは、暗色等の適宜色の
印刷部を紙に付したものとすればよいが、バーコードや
磁気印刷等にしてもよい。また、図では、包装紙pの裏
側に紙マーク確認センサ43を配位した状態に描いてい
るが、包装紙pの表側に配位することもできる。この紙
マーク確認センサ43によるマークmの検知を確実にな
すために、この実施例では、テンションローラ44,4
4を紙マーク確認センサ43の上下の少なくとも何れか
一方に配位して、紙の弛みをなくした状態で、検知を行
うようにしている。さらに、この実施例では、包装紙p
に日付等を付するためのスタンプ45が設けられてい
る。このスタンプ45は、エアシリンダ等の流体圧シリ
ンダで紙にスタンプ45を押し付けるようにしたもので
ある。
【0023】次に、この装置の作動状態を説明する。
【0024】 まず、包装紙のマークmを紙マーク確
認センサ43が検知する。
【0025】 の検知に基づき、サーボモータ23
が停止して、第2コンベア2が停止する。この停止の結
果、第2コンベア2のベルト21の上に載せられた包装
紙pの移動も停止する。
【0026】 上記のの間も、第1コンベア1の
移送は継続して行われており、被包装物hは、第1コン
ベアの先端方向に送られる。
【0027】 通過確認センサ11が、その下方を被
包装物hが通過した事、即ち被包装物hが通過確認セン
サ11の検知位置に存在しなくなったことを、検知す
る。
【0028】 の検知に基づき、ゲート板13が上
昇してゲート12が開き、被包装物hの通過を許すと同
時に、サーボモータ23が駆動する。この駆動により、
第2コンベアの移送と、その上に載置された包装紙pが
移動を開始する。即ち、サーボモータ23は、紙マーク
確認センサの感知に基づき第2コンベアの移送の停止を
行わせると共に、通過確認センサの感知に基づき上記の
停止した第2コンベアの移送を再開させる紙移動制御手
段である。
【0029】 被包装物hが第1コンベア1から第2
コンベア2上の包装紙pの上に乗り移って、包装紙p上
に載置された状態で包装紙pと共に移送される。この乗
り移りにおいて、被包装物hは包装紙pのマークmを基
準として、定められた所定の位置(例えば前のマークm
と後ろのマークmとの中間位置)に載置されるものであ
る。即ち、紙マーク確認センサ43の検知により、包装
紙pのマークmを基準として包装紙の移動が停止させら
れ、被包装物hの所定位置の通過により、包装紙の動き
が再開するため、第1、第2のコンベア1,2の移動速
度が一定である以上、被包装物hは包装紙pのマークm
を基準として、定められた所定の位置に常に載置され得
るものである。尚、マークmを基準として、どの位置に
被包装物hが載るようにようにするかを調節し得るよう
にするために、紙マーク確認センサ43或いは通過確認
センサ11の前後位置を調整可能にしておいてもよい。
【0030】 上記のように、被包装物hを載置した
包装紙pを載せて第2コンベア2の移送がなされる。そ
して、次のマークmを紙マーク確認センサ43が感知す
ると、上記のの手順に戻り、これを繰り返す。
【0031】尚、第2コンベア2の移送速度は、第1コ
ンベア1の移送速度よりも若干速くしておくことが好ま
しい。スタンプ45による捺印は、の検知に基づい
て、エアシリンダ等の流体圧シリンダを作動させれば良
い。また、第2コンベアの先端においては、刃物24
で、包装紙hの切断がなされるが、この切断も、の検
知に基づいて、行うようにしてもよい。
【0032】さらに、この実施例では、マークm以外
に、様々な意匠や商標その他の表示が包装紙pに施され
ている場合に、紙マーク確認センサ43が誤動作をなさ
ないようにするために、次の構成が採用されている。即
ち、上記のによって、サーボモータ23の駆動による
第2コンベア2の移送中、所定の送り区間のみを、紙マ
ーク確認センサ43を非作動状態とする。また、紙マー
ク確認センサ43の作動状態を維持しつつ、紙マーク確
認センサ43の検知があっても、サーボモータ23が停
止しないようにしてもよい。要は、包装紙の送りを止め
ないように、即ち紙停止機能を排除するようにすればよ
い。
【0033】この所定の送り区間は、マークmとマーク
mとの間隔よりも短く、且つ、意匠や商標その他の表示
による誤動作の生ずる恐れのある区間よりも長いものと
する。例えば、マークmとマークmとの間隔が20cmで
あり、誤動作の元となる表示がマークmから18cm未満
の範囲に存在するとすると、非作動区間を18cm以上と
すれば、誤動作の発生をなくすことができ、且つ、次の
マークmを感知することができる。
【0034】そして、この実施例では、紙停止機能の排
除手段として、サーボモータ23の数値制御手段を用い
ているため、正確な非作動区間を設定することができ
る。尚、紙停止機能の排除手段としては、サーボモータ
23の数値制御手段によらずとも、タイマーを採用し
て、所定時間(第2コンベア2の送り速度が一定である
以上、所定時間は所定の送り区間となる)非作動状態と
してもよい。また、紙ローラ41と第2コンベア2の移
送面に基端側との区間、或いは第2コンベア2の移送面
上における包装紙の移動長さを測定する手段を、紙停止
機能の排除手段として採用してもよい。
【0035】図3は、他の実施例を示すもので、この実
施例は先の実施例の構成に加えて、紙の送りローラ5
1,52を、紙ローラ41と第2コンベア2の移送面に
基端側との区間の適宜位置に設けたものである。紙の送
りローラ51,52の少なくとも一方は、モータ等の回
転駆動源を有しており、その駆動により包装紙pを強制
的に送ると共に、その駆動を停止することにより、紙の
送りローラ51,52間で紙を挟んで、第2コンベア2
が移送中でも紙が送られないようにしたものである。こ
の実施例では、先の実施例のサーボモータ23と同調し
て、紙の送りローラ51,52の回転と停止がなされる
ものである。
【0036】さらに、図3の構成を採用して、紙の送り
ローラ51,52の回転駆動源をサーボモータとするこ
ともできる。即ち、紙移動制御装置が、紙を挟持して回
転することにより紙を送ると共にその回転を停止して紙
を停止させるローラ手段であり、紙停止機能の排除手段
が、ローラ手段の回転量を計測して、所定の回転量の送
り期間中において、通過確認センサによる紙の移動停止
を行わせないように構成したものとして実施することが
できる。
【0037】この場合、図1の実施例におけるサーボモ
ータを、通常のモータとすると共に、各センサとは切り
離して、第2コンベア2は、移送状態を連続して続ける
ものとすることもできる。そして、紙の送りローラ5
1,52の回転駆動源であるサーボモータを、紙マーク
確認センサ43の感知に基づき停止させることにより、
第2コンベアの移送面上での紙の移動が停止する(その
際、第2コンベアは停止してもよく、停止せずともよ
い)。また、通過確認センサ11の感知に基づき、紙の
送りローラ51,52の回転駆動源であるサーボモータ
を回転させ、上記の停止した第2コンベアの移送面上で
の紙の移動を再開させればよい(その際、第2コンベア
は連続的に移送状態を続けるものであってもよく、一旦
停止したものが再度移送状態となるものであってもよ
い)。そして、図1の実施例に対応する紙停止機能の排
除手段として、紙の送りローラ51,52の回転駆動源
であるサーボモータの数値制御手段を用いることができ
るものである。勿論、図1の実施例と同様、紙停止機能
の排除手段として、タイマーや紙の送り量の計測装置
等、前述のものと同様のものを採用することもでき、そ
のようにすれば、紙の送りローラ51,52の回転駆動
源としてサーボモータを用いる必要もない。
【0038】またさらに、紙の送りローラ51,52に
代えて、第2コンベアの移送中においても、紙を挟持し
て紙の移動を停止させるストッパを紙移動制御手段とし
て採用することもできる。このストッパとしては、例え
ば、エアシリンダによる直線移動によって紙を押し付け
て紙を挟持するもの、モータの回動によって紙を押し付
けて紙を挟持するもの等々を採用し得る。この紙移動制
御手段としてのストッパを、紙マーク確認センサ43の
感知に基づき作動させて紙を挟持することにより、第2
コンベアの移送面上での紙の移動が停止する(その際、
第2コンベアは停止してもよく、停止せずともよい)。
また、通過確認センサ11の感知に基づき、ストッパを
非挟持状態にすることにより、上記の停止した第2コン
ベアの移送面上での紙の移動を再開させればよい(その
際、第2コンベアは連続的に移送状態を続けるものであ
ってもよく、一旦停止したものが再度移送状態となるも
のであってもよい)。この場合の紙停止機能の排除手段
としては、タイマーや紙の送り量の計測装置等、前述の
ものと同様のものを採用することもできる。
【0039】尚、前述のゲート12は、被包装物hと接
触する前に、完全に移送経路外に後退するようにしても
よいが、通過確認センサ11の確認の後、ゲート12が
開く際に、ゲート12と被包装物hとが軽く接触つつゲ
ート12の開き動作を行うようにしてもよい。このよう
にすれば、ゲート12の開き動作中には被移送物hが移
動せず、ゲート12が開ききったところで、被移送物h
が移動することになり、被移送物hの位置決めが容易と
なる。
【0040】また、紙マーク確認センサ43の感知と、
通過確認センサ11の感知との2つの感知を、ゲート1
2が開く条件とすることも可能である。これによって、
被包装物が予定よりも速く移送された際には、通過確認
センサ11の感知のみがなされるに止まり、ゲートは開
かず、被包装物はゲート12によって停止する。そし
て、紙マーク確認センサ43の感知がなされた段階で、
ゲート12が開くことによって、紙の所定位置への被包
装物の供給が可能となる。さらに、この条件において、
通過確認センサ11の感知のみがなされるに止まり、ゲ
ートは開かず、被包装物はゲート12によって停止した
状態が長く続くと、後続の被包装物がゲート前に次々と
滞留してしまうため、第1コンベアのゲートより基端側
に設けられ、被包装物がゲート前に所定時間(長くと
も、次の被包装物が停止中の被包装物に接触するまでの
時間)より長く存在していることを検知する滞留検知セ
ンサと、上記の滞留検知センサの検知に基づき、ゲート
により停止させられているマーガリンを、第1コンベア
の移送経路外に排除する排除装置とを設けることも望ま
しい。この滞留検知センサは、被包装物の存在を確認す
るセンサと、このセンサの感知から作動して所定時間を
計測するタイマとの組合せによって実施することができ
る。また、排除装置としては、エアシリンダ等の駆動手
段によって、被包装物を移送経路外に押し出す装置とし
て実施することができる。また、排除装置に代えて或い
は併用して、第1コンベア以前の移送装置を停止させる
スイッチ装置を用いることもできる。
【0041】さらにまた、第2コンベア2の移送手段と
しては、包装紙のみを移動させ、移送面を移動させない
ようにしたものを採用することができる。図4は、その
移送手段のみを図示したものであり、第2コンベア2の
移送面(この実施例では平滑な表面を有する板状体21
aで、それ自体は移動しないもの)の表面に包装紙pが
載置され、適宜位置(この実施例では、板状体21aの
先端としたが、板状体21a中程の両外側等、紙を挟持
して移動させることができる位置))に駆動ローラ22
aと挟持用ローラ22bとが配位されている。そして、
包装紙pを駆動ローラ22aと挟持用ローラ22bとの
間に通して、駆動ローラ22aを回動させることによ
り、包装紙は移送面たる板状体21aを滑って移動す
る。駆動ローラ22aは、サーボモータ23aによって
駆動させられる。この図4の第2コンベア2は、図1の
第2コンベアに代えて、そのまま利用し得るものであ
る。
【0042】
【発明の効果】本願の第1の発明においては、包装紙に
設けられたマークを基準として、所定の位置に被包装物
を載置して移送し得る被包装物の包装用移送装置の提供
を図ることができたものである。
【0043】本願の第2の発明においては、包装紙に設
けられたマーク以外に、模様や商標等の表示があって
も、誤動作を生じないようにした被包装物の包装用移送
装置の提供を図ることができたものである。
【0044】本願の第3の発明においては、ゲートを被
包装物の送りの基準として用いることにより、より正確
な位置決めが可能となる被包装物の包装用移送装置の提
供を図ることができたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例に係る被包装物の包装用移送装置の側
方から見た説明図である。
【図2】同装置の上方から見た説明図である。
【図3】他の実施例に係る被包装物の包装用移送装置の
側方から見た要部説明図である。
【図4】(A)は他の実施例に係る被包装物の包装用移
送装置の側方から見た要部説明図であり、(B)は同被
包装物の包装用移送装置の上方から見た要部説明図であ
る。
【符号の説明】
1 第1コンベア 2 第2コンベア 4 紙供給装置 11 通過確認センサ 12 ゲート 23 サーボモータ 43 紙マーク確認センサ h 被包装物 m マーク p 包装紙

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定長さに切断されたマーガリン等の被
    包装物を所定間隔を置いて移送する第1移送部(1) と、
    第1移送部(1) の先端に設けられた第2移送部(2) と、
    帯状の包装紙を第2移送部(2) の移送面に基端側から供
    給する紙供給装置(4) とを備え、被包装物が第1移送部
    (1) から第2移送部(2) に乗り移るに際して、被包装物
    を第2移送部(2) 上の上記の包装紙の上に載置して包装
    紙と共に移送するようにした被包装物の包装用移送装置
    において、包装紙の第2移送部(2) への供給前の適宜位
    置に配位され、包装紙に所定間隔を置いて連続的に設け
    られたマークを感知する紙マーク確認センサ(43)と、第
    1移送部(1) の先端の所定位置における被包装物の通過
    を感知する通過確認センサ(11)と、紙マーク確認センサ
    (43)の感知に基づき第2移送部(2) の移送の停止或いは
    第2移送部(2) の移送面上での紙の移動の停止を行わせ
    ると共に、通過確認センサ(11)の感知に基づき上記の停
    止した第2移送部(2) の移送或いは第2移送部(2) の移
    送面上での紙の移動を再開させる紙移動制御手段とを備
    えた被包装物の包装用移送装置。
  2. 【請求項2】 第2移送部(2) の移送或いは第2移送部
    (2) の移送面上での紙の移動の再開後、紙の所定量の送
    り区間中において、紙マーク確認センサによる第2移送
    部(2) の移送或いは第2移送部(2) の移送面上での紙の
    移動の停止を行わせないようにする紙停止機能の排除手
    段を備えたことを特徴とする請求項1記載の被包装物の
    包装用移送装置。
  3. 【請求項3】 第2移送部(2) に乗り移った被包装物を
    感知する移行確認センサと、第1移送部(1) の先端に設
    けられ、移行確認センサの感知に基づき第1移送部(1)
    の先端を閉じると共に、上記の通過確認センサの感知に
    基づき開くようにしたゲート(12)とを備えたことを特徴
    とする請求項1又は2に記載の被包装物の包装用移送装
    置。
JP4521294A 1994-02-18 1994-02-18 被包装物の包装用移送装置 Pending JPH07232713A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011121690A (ja) * 2009-12-10 2011-06-23 Nichirei Foods:Kk ワーク処理装置

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