JPH0723151Y2 - 両頭フライス盤用のワークのクランプ装置 - Google Patents

両頭フライス盤用のワークのクランプ装置

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JPH0723151Y2
JPH0723151Y2 JP1990071783U JP7178390U JPH0723151Y2 JP H0723151 Y2 JPH0723151 Y2 JP H0723151Y2 JP 1990071783 U JP1990071783 U JP 1990071783U JP 7178390 U JP7178390 U JP 7178390U JP H0723151 Y2 JPH0723151 Y2 JP H0723151Y2
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JP
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work
milling machine
double
workpiece
clamping device
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JP1990071783U
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JPH0429333U (ja
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博 植田
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植田エンジニアリング株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は両頭フライス盤用のワークのクランプ装置、さ
らに詳しくは例えばプレート等のワークを両頭フライス
盤により加工する場合に、該ワークを位置決め固定すべ
く使用されるクランプ装置に関する。
(従来の技術) 従来、この種ワークのクランプ手段としては、例えば実
開平2−78234号公報所載の考案が存在する。
即ち、この従来のものは両頭フライス盤のテーブルに、
ワークが載置される下治具をボルトで固定すると共に、
片持ちフレームに油圧シリンダにより上下動する治具受
けを前記下治具に対面配置し、且つ該治具受けにワーク
の上面を押圧する上治具を取付けたものである。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上記従来のものは、下治具が単一の板材
からなるために、該板材の幅よりも小寸のワークの加工
は行うことができず、その適用範囲が狭く限定されると
いう問題点を有していた。
これに対して、幅寸法の異なる複数の下治具を用意して
対処することも可能ではあるが、その都度下治具を交換
することは非常に煩雑であるため、段取替え作業に相当
の時間を要することとなって、作業性を確保できないと
いう難点がある。
それ故に、本考案は上記従来の問題点を解決するために
なされたものであり、種々の寸法を有するワークに幅広
く適用可能で、且つ確実且つ強固にクランプしうるよう
にすることを課題とするものである。
(課題を解決するための手段) 即ち、上記課題を解決するために、本考案が採った手段
は、クランプ装置本体1に、ワーク25を跨がらせた状態
で載置可能な複数の載置台6が相互に接離自在に設けら
れると共に、前記ワーク25の上面を押圧して固定可能な
クランプ手段が設けられてなる点にある。
(作用) 従って、上記構成を特徴とするワークのクランプ装置を
使用する場合は、先ず両頭フライス盤のテーブル等にク
ランプ装置本体1を固定した後、ワーク25の寸法に応じ
て載置台6を相互に接離移動させる。
その後、加工すべきワーク25の両側部が前記載置台6か
ら夫々側方に突出するように、該載置台6間に跨がらせ
てワーク25を載置する。
そして、クランプ手段により前記ワーク25の上面をクラ
ンプした後、両頭フライス盤によりワーク25の対向する
両側面を切削加工すればよいのである。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面に従って説明する。
第1図に於いて、1は正面略門形状のクランプ装置本体
を示し、その上部には長孔2が長手方向に沿って穿設さ
れてなる。3は装置本体1の底板4上の一端側に設けら
れたアタッチメントで、その一側面には断面略T字状の
溝5が形成されると共に、上面には幅方向に目盛り(図
示せず)が設けられている。6はクランプ装置本体1の
底板4上に設けられた複数の載置台で、その一端部には
前記アタッチメント3の溝5に摺動自在に嵌合するT字
状凸部8を前面に有するガイド7が設けられて、各載置
台6は相互に接離自在に構成されると共に、該ガイド7
の背面には垂直且つ平面状の基準面7aが形成されてい
る。
9はワークの背面部に当接させて該ワークを固定すべく
設けられた当板で、該当板9の後部には装置本体1の孔
(図示せず)に挿入されて当板9の移動をガイドするた
めのガイド部10が突設されてなり、また当板9は油圧シ
リンダー11の作動により前記載置台6上を往復動しうる
ように構成されてなる。12は装置本体1の長孔2内に移
動自在に嵌入着されたクランプヘッドで、油圧シリンダ
ー13の作動により、ガイド棒14,14にガイドされて油圧
シリンダ13のロッド(図示せず)先端部に取付けられた
取付板15が上下方向に往復動自在に構成されてなり、そ
の下面には長手方向に沿って凸状部16が突設されてい
る。17は第2図の如く取付板15の凸状部16に嵌挿着可能
な凹溝18が形成された押圧体で、その下面部には棒状の
突出部19が突設されてなる。
本実施例は以上のような構成からなり、かかるクランプ
装置は例えば第3図のように両頭フライス盤に於いてワ
ークを切削加工する場合に使用される。
先ず、装置本体1をフライス盤20の長手方向に沿ってそ
のテーブル21の上面略中央部に固定する。そして、加工
すべきワーク25の幅に応じて載置台6を相互に接離移動
せしめる。この場合、アタッチメント3には目盛りが設
けられてなるために、載置台6の位置決めが迅速に行え
る利点がある。
次に、ワーク25を載置台6間に跨がらせて、該ワーク25
の直交する二側面を両頭フライス盤20の一方のミーリン
グヘッド22aの側方に配したワーク位置決め装置23のワ
ーク当板24と、載置台6のガイド7の基準面7aとに夫々
当接させて載置する。
このように、ワーク25を複数の載置台6間に跨がらせて
載置することにより、寸法の異なるワーク25に対して幅
広く適用可能となるのである。
また、この場合に於いて、ワーク25の寸法等に応じて第
1図の如く載置台6の基準面7aとワーク25間に当接板26
を介在せしめれば、ワーク25の載置位置を調整すること
ができて大変利便である。
尚、前記ワーク位置決め装置23は、本体27内に往復動自
在に嵌入着したロッド28の先端にワーク当板24を具備
し、本体27の後方端部に螺着したダイヤル29の締着位置
を適宜移動させることより、前記ロッド28の移動量をそ
の後端に設けられたストッパー30と前記ダイヤル29との
係合によって設定しうるように構成されてなり、ロッド
28の移動はエアーシリンダ等により行われる。
次に、油圧シリンダ11を作動させると、当板9が移動し
てワーク25の背面に押圧状態で当接して固定される。そ
の後、上方の油圧シリンダ13を作動せしめると、クラン
プヘッド12に取付けられた押圧体17の突出部19が下降し
てワーク25の上面がこれにより押圧固定されることとな
る。
この場合に於いて、押圧体17はクランプヘッド12の取付
板15に着脱自在に設けられてなるため、適宜突出部19の
形状や寸法等が異なる押圧体17を交換することが可能で
あり、しかも装置本体1の長孔2内に嵌入着されたクラ
ンプヘッド12は前後方向に移動自在に構成してなるた
め、ワーク25の寸法等に応じて適宜移動せしめることよ
り、種々の寸法を有するワーク25に対して幅広く対応す
ることが可能となって、これにより各種ワーク25を随時
最適な状態でクランプできることとなる。従って、特に
多品種少量生産には最適なものである。
このように、極めて簡易且つ迅速な操作によって確実且
つ強固にクランプされたワーク25は、フライス盤20のミ
ーリングヘッド22a,22bの移動により、そのカッター31
a,31bよって対向する両側面が精度良く切削加工できる
こととなる。
この場合、両頭フライス盤20のミーリングヘッド22a,22
bをクランプ装置本体1の背部側(油圧シリンダ11側)
から移動させてワーク25を加工すると、その際ミーリン
グヘッド22a,22bからワーク25にかかる押圧力が載置台
6により受けられるため、不用意にワーク25が位置ずれ
するという事態を良好に回避できる利点がある。
尚、上記実施例に於いては、ワーク25の上面を押圧する
クランプ手段たるクランプヘッド12を移動自在に構成し
たが、必ずしもこのように構成する必要はなく、クラン
プ手段はクランプ装置本体1に不動状態に固定しても構
わない。但し、クランプ手段を移動自在に構成する場
合、その移動手段としては上記実施例の手動操作の他
に、例えば油圧シリンダ等を使用して自動的に所望位置
に移動させることも可能である。
また、クランプ装置本体1に複数の載置台6を相互に接
離自在に設ける手段も決して上記実施例に限定されるも
のではなく、その具体的な手段は問わない。
また、当板9やクランプヘッド12の移動手段も上記実施
例の如き油圧シリンダ11,13に限らず、その具体的な移
動手段は問わない。
その他、クランプ装置1の各部の具体的な構成も本考案
の意図する範囲内に於いて任意に設計変更自在である。
(考案の効果) 叙上の様に、本考案は相互に接離自在な複数の載置台間
にワークを跨がらせた状態で載置せしめて加工するもの
であるために、載置台を単一の板材で構成した従来のも
ののように、ワークの寸法に応じて載置台を交換すると
いう煩雑な作業は必要なく、加工すべきワークの寸法に
応じて適宜載置台を接離移動させる簡易な操作だけで、
寸法の異なるワークに対して幅広く適用できるという格
別の効果を得るに至った。
これにより、段取替え作業も簡易且つ迅速に行えること
となるため、一連の加工作業の効率化に大いに寄与し得
る結果となった。
さらに、本考案に係るクランプ装置は全体の構成が極め
て簡易であるために、さほど製造コストが嵩むこともな
く、且つ修理保全も極めて容易に行える利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案の一実施例を示し、第1図は
クランプ装置の正面図、第2図は押圧体の斜視図、第3
図は使用状態を示す平面図。 1……クランプ装置本体、7……ガイド 17……押圧体、25……ワーク 26……当接板

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】クランプ装置本体1に、ワーク25を跨がら
    せた状態で載置可能な複数の載置台6が相互に接離自在
    に設けられると共に、前記ワーク25の上面を押圧して固
    定可能なクランプ手段が設けられてなることを特徴とす
    る両頭フライス盤用のワークのクランプ装置。
  2. 【請求項2】前記載置台6にワーク25の一端面を直接又
    は間接的に当接させて位置決めを行う基準面7aが設けら
    れてなる請求項1記載の両頭フライス盤用のワークのク
    ランプ装置。
  3. 【請求項3】前記ワーク25の一端面に対向する他端面を
    押圧固定するための押圧手段が設けられてなる請求項2
    記載の両頭フライス盤用のワークのクランプ装置。
  4. 【請求項4】前記ガイド7とワーク25間に介在させて、
    該ワーク25の一端面が当接される着脱自在な当接板26を
    具備してなる請求項2又は3記載の両頭フライス盤用の
    ワークのクランプ装置。
  5. 【請求項5】前記クランプ手段が移動自在に構成されて
    なる請求項1乃至4の何れかに記載の両頭フライス盤用
    のワークのクランプ装置。
  6. 【請求項6】前記クランプ手段が、ワーク25の上面を押
    圧固定するため着脱自在な押圧体17を具備してなる請求
    項1乃至5の何れかに記載の両頭フライス盤用のワーク
    のクランプ装置。
JP1990071783U 1990-07-04 1990-07-04 両頭フライス盤用のワークのクランプ装置 Expired - Lifetime JPH0723151Y2 (ja)

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JPS608900Y2 (ja) * 1981-11-06 1985-03-30 ナショナル住宅産業株式会社 化粧板の把持装置
JPH0278234U (ja) * 1988-11-30 1990-06-15

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