JPH0723000U - 落し蓋式タンク - Google Patents
落し蓋式タンクInfo
- Publication number
- JPH0723000U JPH0723000U JP5317993U JP5317993U JPH0723000U JP H0723000 U JPH0723000 U JP H0723000U JP 5317993 U JP5317993 U JP 5317993U JP 5317993 U JP5317993 U JP 5317993U JP H0723000 U JPH0723000 U JP H0723000U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lid
- tank
- drop
- side wall
- container
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Coating Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 高粘度の液体をタンク内で硬化させることな
く残さずに排出することができ、且つ、タンク内の残量
を容易に確認することのできる落し蓋式タンクを提供す
る。 【構成】円筒状の容器1の底部12に吸出口13が設け
られ、該容器1の側壁11外面の下端部には磁気検知器
2が取着されてなる。3は落し蓋であり、上記容器1の
側壁11内面に沿い、上下に摺動可能な円形の板状体3
1の周縁下面に複数個の永久磁石4、4、・・・が適宜
間隔をあけて取着されてなる。
く残さずに排出することができ、且つ、タンク内の残量
を容易に確認することのできる落し蓋式タンクを提供す
る。 【構成】円筒状の容器1の底部12に吸出口13が設け
られ、該容器1の側壁11外面の下端部には磁気検知器
2が取着されてなる。3は落し蓋であり、上記容器1の
側壁11内面に沿い、上下に摺動可能な円形の板状体3
1の周縁下面に複数個の永久磁石4、4、・・・が適宜
間隔をあけて取着されてなる。
Description
【0001】
本考案は、特に高粘度の液体を貯溜し、底部から排出するための落し蓋式タン クに関する。
【0002】
高粘度の塗料をポンプで圧送して吹き付け等により塗装を行うには、塗料をタ ンクに一旦貯溜し、タンクの底部に設けられた吸出口から塗料を自吸式ポンプで 吸い出し、塗装部へ送ることが行われている。 ここで用いられる従来の塗料タンクTは、図4に示すような断面を有するもの であり、有底の円筒状容器6の底部62に吸出口53設けられ、上部には蓋7が 被せられる。該蓋7には通気用の孔71が設けられる。
【0003】
上記従来の塗料タンクTによると、塗料8がタンク底部62の吸出口63から 吸い出されると、塗料8は高粘度で流動性が低いため、吸出口63の直上部分か ら優先的に吸い出され、側壁61に近い部分になるほど流出が遅れる傾向となる 。特に底部62付近で吸出口63から離れた部分の塗料8aは動きが鈍く、吸い 出しが進むにつれ塗料表面8bは深い窪み81を生じる。そして遂には塗料上方 の空間が吸出口63まで連なり、漏斗状となって空気だけを吸い込み、残りの塗 料を吸い出すことができなくなる。
【0004】 更に、塗料タンクTの上部には蓋7が設けられているが、蓋7と塗料表面との 間に空間が形成される。このため塗料に含まれている溶剤の蒸発が盛んに行われ 、塗料表面が硬化して益々流動性が悪くなり、いつまでもタンク内に残されたま ゝ硬化が進行する。
【0005】 又、塗料は高粘度であるためタンクの内壁面に粘りつき、タンクに覗き窓を設 けても外から塗料の残量を確認することができないという問題がある。
【0006】 本考案は上記従来の問題点を解消し、高粘度の液体をタンク内で硬化させるこ となく残さずに排出することができ、且つ、タンク内の残量を容易に確認するこ とのできる落し蓋式タンクを提供することを目的とする。
【0007】
本考案落し蓋式タンクは、筒型容器の底部に液体吸出口が設けられ、該筒型容 器の側壁外面の下部に磁気検知器が取着されてなる本体と、該筒型容器の側壁内 面に沿って上下に摺動可能となされ、且つその周縁部に磁石が取着されてなる落 し蓋とからなることを特徴とするもである。
【0008】 筒型容器は通常は円筒状のものが用いられるが、断面が四角形等のでも使用で きる。落し蓋は筒型容器の側壁内面に沿う形状のものであり、その周縁は側壁内 面とある程度の摩擦力を受けながら、高粘度液体の表面に浮いた状態となり、高 粘度液体の減少に伴って側壁内面を擦りながら自重で下降する。
【0009】 この際、上記落し蓋は側壁内面に付着して残された高粘度液体を擦り落としな がら下降するだけの重さを有することが望ましい。もしこれだけの重さに足りな い場合には、落し蓋の上に必要な重さを有する重りを載せればよい。
【0010】 落し蓋と容器の側壁内面との隙間が大きい場合や、落し蓋と容器内面との滑り が悪い場合には落し蓋の周縁に滑りのよいパッキングを設けるのが好ましい。
【0011】 このように、タンク内壁面に付着した液体は落し蓋の縁によって殆ど全て掻き 落とされ、又、落し蓋は高粘度液体の表面に接したまゝ下降するので、液体表面 は殆ど空気に触れず、溶剤の蒸発が殆ど起こらないので液体がタンク内で硬化す ることがない。
【0012】 落し蓋の周縁に取着される磁石は特にその数、形状は問わないが、適宜間隔で 複数個取着すると、側壁外面に設けられる磁気検知器の位置に合わせ易いので便 利である。又、長さの短いものよりも落し蓋の周縁に沿ってやや細長い形状のも のの方が同じ理由で好ましい。
【0013】 磁気検知器は側壁外面下端部に取着すればタンク内の液体が無くなったことが 検知される。これに加え、側壁外面の適宜高さで複数個取着すればタンク内の液 体の減量状態を検知することもできる。
【0014】 落し蓋が筒型容器の側壁外面の下端部に取着された磁気検知器の位置まで下降 すると、落し蓋の周縁に取着された磁石の磁気を検知し、検知信号を制御部へ送 り、高粘度液体を新たに補給する。高粘度液体の補給は、下降した落し蓋を一旦 筒型容器の外へ出して行うか、又は、落し蓋の一部に孔を設け、該孔に補給用管 を接続して行うこともできる。
【0015】 本考案の落し蓋式タンクは塗料に限らず、粘着剤、接着剤、その他の高粘度の 液体に用いることができる。
【0016】
本考案の落し蓋式タンクは、落し蓋の周縁が筒型容器の側壁内面に接しながら 下降するので、側壁内面に付着した高粘度液体が掻き落とされるので側壁内面に は高粘度液体が残らない。又、落し蓋は下面が高粘度液体の表面に接したまゝ下 降するので液体表面は空気に殆ど触れず、溶剤の蒸発がなく、タンク内で硬化す ることがない。
【0017】 更に、落し蓋が容器の側壁外面に取着された磁気検知器の位置まで下降すると 、落し蓋周縁に取着された磁石の磁気が該磁気検知器により検知される。
【0018】
【実施例】 次に本考案落し蓋式タンクの実施例を図面を参照して説明する。 図1は本考案落し蓋式タンクの実施例を示す斜視図であり、円筒状の容器1の 底部12に吸出口13が設けられ、該容器1の側壁11外面の下端部には磁気検 知器2が取着されてなる。 3は落し蓋であり、上記容器1の側壁11内面に沿い、上下に摺動可能な円形 の板状体31の周縁下面に複数個の永久磁石4、4、・・・が適宜間隔をあけて 取着されてなる。32は把手である。
【0019】 図2及び図3は上記落し蓋式タンクの実施態様を示す断面図であり、容器1内 に貯溜された高粘度液体5の表面に落し蓋3が載せられ、高粘度液体5は自吸式 ポンプ(図示略)で吸出口13から吸い出される。
【0020】 図3に示すように、高粘度液体5の吸い出しが進むにつれ、落し蓋3は液体表 面とともに側壁11内面に付着した高粘度液体を掻き落としながら自重で下降す る。落し蓋3が磁気検知器2の位置まで下降すると、落し蓋3に取着されている 磁石4、4、・・・の磁気が磁気検知器2に検知され、検知信号は制御部(図示 略)へ送られる。
【0021】 その後、落し蓋3の把手32を手又は動力により筒型容器1の外まで持ち上げ 、該筒型容器1の上部から新たに高粘度液体が補給される(図示略)。
【0022】
本考案落し蓋式タンクは以上の構成であり、落し蓋の周縁が筒型容器の側壁内 面に接しながら下降するので、容器の側壁内面に付着した高粘度液体は残らず掻 き落とされる。又、液体表面は空気に殆ど触れないので高粘度の液体がタンク内 で硬化することなく殆ど全部排出される。更に、落し蓋周縁に取着された磁石と 、容器の側壁外面に取着された磁気検知器によりタンク内の残量を容易に確認す ることができる。
【0023】
【図1】本考案落し蓋式タンクの実施例を示す斜視図。
【図2】本考案落し蓋式タンクの実施態様を示す断面
図。
図。
【図3】本考案落し蓋式タンクの実施態様を示す断面
図。
図。
【図4】従来のタンクを示す断面図。
1,6:円筒状容器 2 :磁気検知器 3,7:蓋 4 :磁石 5 :高粘度液体 8,8a:塗料 8b :塗料表面 11,61:側壁 12,62:底部 13,63:吸出口
Claims (1)
- 【請求項1】 筒型容器の底部に液体吸出口が設けら
れ、該筒型容器の側壁外面に磁気検知器が取着されてな
る本体と、該筒型容器の側壁内面に沿って上下に摺動可
能となされ、且つその周縁部に磁石が取着されてなる落
し蓋とからなることを特徴とする落し蓋式タンク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5317993U JPH0723000U (ja) | 1993-09-30 | 1993-09-30 | 落し蓋式タンク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5317993U JPH0723000U (ja) | 1993-09-30 | 1993-09-30 | 落し蓋式タンク |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0723000U true JPH0723000U (ja) | 1995-04-25 |
Family
ID=12935647
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5317993U Pending JPH0723000U (ja) | 1993-09-30 | 1993-09-30 | 落し蓋式タンク |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0723000U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20150107632A (ko) * | 2014-03-13 | 2015-09-23 | 도쿄엘렉트론가부시키가이샤 | 분리 재생 장치 및 기판 처리 장치 |
JP2022160379A (ja) * | 2021-04-06 | 2022-10-19 | 奥佳華智能健康科技集団股▲ふん▼有限公司 | オゾン水噴霧装置 |
-
1993
- 1993-09-30 JP JP5317993U patent/JPH0723000U/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20150107632A (ko) * | 2014-03-13 | 2015-09-23 | 도쿄엘렉트론가부시키가이샤 | 분리 재생 장치 및 기판 처리 장치 |
JP2015188060A (ja) * | 2014-03-13 | 2015-10-29 | 東京エレクトロン株式会社 | 分離再生装置および基板処理装置 |
JP2022160379A (ja) * | 2021-04-06 | 2022-10-19 | 奥佳華智能健康科技集団股▲ふん▼有限公司 | オゾン水噴霧装置 |
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