JPH07229081A - 製紙機の乾燥セクション - Google Patents
製紙機の乾燥セクションInfo
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- JPH07229081A JPH07229081A JP6331740A JP33174094A JPH07229081A JP H07229081 A JPH07229081 A JP H07229081A JP 6331740 A JP6331740 A JP 6331740A JP 33174094 A JP33174094 A JP 33174094A JP H07229081 A JPH07229081 A JP H07229081A
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- drying
- web
- cylinders
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-
- D—TEXTILES; PAPER
- D21—PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
- D21F—PAPER-MAKING MACHINES; METHODS OF PRODUCING PAPER THEREON
- D21F5/00—Dryer section of machines for making continuous webs of paper
- D21F5/02—Drying on cylinders
- D21F5/022—Heating the cylinders
- D21F5/028—Heating the cylinders using steam
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D21—PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
- D21F—PAPER-MAKING MACHINES; METHODS OF PRODUCING PAPER THEREON
- D21F5/00—Dryer section of machines for making continuous webs of paper
- D21F5/02—Drying on cylinders
- D21F5/04—Drying on cylinders on two or more drying cylinders
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- Paper (AREA)
- Drying Of Solid Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 製紙機の乾燥セクションに関する作業性がよ
く、最適品質のペーパーウェブを製造するために、ウェ
ブ処理に可能な限り低い表面温度を与えることによりハ
イブリッド乾燥セクションを通るウェブの通過を最適化
する。 【構成】 製紙機の乾燥セクションは一連の単列乾燥グ
ループを有し、上記乾燥グループには、乾燥シリンダが
ウェブの乾燥した1つの面と接触するよう配置された各
フェルトベルトが配してある。単列グループには、1つ
の2列乾燥グループが続いており、このグループにおい
てウェブは、ウェブ上面および下面が交互に2列に配置
された連続の乾燥シリンダに接触するように通過する。
2列グループの乾燥シリンダにおいて、第1組の乾燥シ
リンダに順次に加えられる蒸気圧は、第2組の乾燥シリ
ンダに加えられる蒸気圧よりも高い。
く、最適品質のペーパーウェブを製造するために、ウェ
ブ処理に可能な限り低い表面温度を与えることによりハ
イブリッド乾燥セクションを通るウェブの通過を最適化
する。 【構成】 製紙機の乾燥セクションは一連の単列乾燥グ
ループを有し、上記乾燥グループには、乾燥シリンダが
ウェブの乾燥した1つの面と接触するよう配置された各
フェルトベルトが配してある。単列グループには、1つ
の2列乾燥グループが続いており、このグループにおい
てウェブは、ウェブ上面および下面が交互に2列に配置
された連続の乾燥シリンダに接触するように通過する。
2列グループの乾燥シリンダにおいて、第1組の乾燥シ
リンダに順次に加えられる蒸気圧は、第2組の乾燥シリ
ンダに加えられる蒸気圧よりも高い。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、製紙機の乾燥セクショ
ンに関し、更に詳細に言えば、乾燥セクションの乾燥シ
リンダの蒸気圧力プロフィルに関する。
ンに関し、更に詳細に言えば、乾燥セクションの乾燥シ
リンダの蒸気圧力プロフィルに関する。
【0002】 製紙機において、ペーパーウェブは、水
分の多いパルプサスペンジョンとして形成され、成形セ
クションにおいて若干の水分が駆除され、プレスセクシ
ョンにおいて部分的乾燥状態にプレスされ、移送されて
乾燥セクションを通過する。製紙機の乾燥セクションは
典型的には、シリンダ周面を加熱する高圧蒸気の供給を
受ける一連の中空の金属製乾燥シリンダまたは乾燥機を
含む。乾燥すべきウェブは、各乾燥シリンダの周面に順
次にウェブを接触させる経路に沿って案内される。各乾
燥シリンダからウェブに伝達された熱量は、ウェブを加
熱し、高湿ウェブからの水の蒸発を増強し、最終的にウ
ェブを高乾燥度状態とする。例えば、ウェブは、僅か4
5%の乾燥状態で乾燥セクションに入り、92−98%
の乾燥度で乾燥セクションから出る。各乾燥シリンダに
沿って移動する間にペーパーウェブに与えられる熱量
は、ウェブが通過するシリンダの周面の温度の関数であ
る。一方、この温度は、シリンダの蒸気圧の関数であ
る。蒸気圧がより高いシリンダは、より高温である。
分の多いパルプサスペンジョンとして形成され、成形セ
クションにおいて若干の水分が駆除され、プレスセクシ
ョンにおいて部分的乾燥状態にプレスされ、移送されて
乾燥セクションを通過する。製紙機の乾燥セクションは
典型的には、シリンダ周面を加熱する高圧蒸気の供給を
受ける一連の中空の金属製乾燥シリンダまたは乾燥機を
含む。乾燥すべきウェブは、各乾燥シリンダの周面に順
次にウェブを接触させる経路に沿って案内される。各乾
燥シリンダからウェブに伝達された熱量は、ウェブを加
熱し、高湿ウェブからの水の蒸発を増強し、最終的にウ
ェブを高乾燥度状態とする。例えば、ウェブは、僅か4
5%の乾燥状態で乾燥セクションに入り、92−98%
の乾燥度で乾燥セクションから出る。各乾燥シリンダに
沿って移動する間にペーパーウェブに与えられる熱量
は、ウェブが通過するシリンダの周面の温度の関数であ
る。一方、この温度は、シリンダの蒸気圧の関数であ
る。蒸気圧がより高いシリンダは、より高温である。
【0003】乾燥セクションのすべての乾燥シリンダに
は、共通の蒸気源から蒸気が供給される。異なるシリン
ダの圧力は、必ずしも同一レベルに保持しなくともよ
く、即ち、シリンダ温度は変動する。蒸気圧は、シリン
ダへの蒸気の供給態様によって、またはシリンダへの蒸
気の弁調節によって制御できる。ウェブは、漸次的に乾
燥されるので、異なる温度のシリンダにより、ウェブの
最適な乾燥が行われる。
は、共通の蒸気源から蒸気が供給される。異なるシリン
ダの圧力は、必ずしも同一レベルに保持しなくともよ
く、即ち、シリンダ温度は変動する。蒸気圧は、シリン
ダへの蒸気の供給態様によって、またはシリンダへの蒸
気の弁調節によって制御できる。ウェブは、漸次的に乾
燥されるので、異なる温度のシリンダにより、ウェブの
最適な乾燥が行われる。
【0004】本発明は、特殊な構造の立体配置の乾燥セ
クションにも適用できる。乾燥セクションは、典型的に
は複数の独立のグループ内で操作される一連の乾燥シリ
ンダを含む。乾燥グループは、典型的には2列方式また
は単列方式である。
クションにも適用できる。乾燥セクションは、典型的に
は複数の独立のグループ内で操作される一連の乾燥シリ
ンダを含む。乾燥グループは、典型的には2列方式また
は単列方式である。
【0005】2列乾燥機グループの場合、有効に加熱さ
れた乾燥シリンダは、2列に配列される。ウェブは2列
のグループを通過し、この際、まずウェブの1つの面が
1つの列(第1列)の乾燥シリンダと接触し、次いでウ
ェブの別の面が別の列(第2列)の乾燥シリンダと接触
し、そして該ウェブの1つの面は第1列の乾燥シリンダ
と接触し、次に該ウェブの他の面は第2列の乾燥シリン
ダと接触し、このような状態で2列の乾燥シリンダ全体
を通過する。何れの場合も、ウェブは乾燥シリンダに順
次巻掛けられる。
れた乾燥シリンダは、2列に配列される。ウェブは2列
のグループを通過し、この際、まずウェブの1つの面が
1つの列(第1列)の乾燥シリンダと接触し、次いでウ
ェブの別の面が別の列(第2列)の乾燥シリンダと接触
し、そして該ウェブの1つの面は第1列の乾燥シリンダ
と接触し、次に該ウェブの他の面は第2列の乾燥シリン
ダと接触し、このような状態で2列の乾燥シリンダ全体
を通過する。何れの場合も、ウェブは乾燥シリンダに順
次巻掛けられる。
【0006】他方、単列乾燥グループの場合、ウェブの
1つの面、例えばウェブ下面、のみが、グループの各乾
燥シリンダと接触する。単列乾燥グループの各乾燥シリ
ンダのまわりのウェブの巻掛け角度を所望の如く増大す
るために、乾燥グループの隣接する乾燥シリンダの間
に、典型的には真空ロールの形のウェブ案内・反転ロー
ルを設ける。この反転ロールは、単列グループの隣接乾
燥シリンダの周面のかなりの部分の周りにウェブを巻掛
けるよう設置されている。
1つの面、例えばウェブ下面、のみが、グループの各乾
燥シリンダと接触する。単列乾燥グループの各乾燥シリ
ンダのまわりのウェブの巻掛け角度を所望の如く増大す
るために、乾燥グループの隣接する乾燥シリンダの間
に、典型的には真空ロールの形のウェブ案内・反転ロー
ルを設ける。この反転ロールは、単列グループの隣接乾
燥シリンダの周面のかなりの部分の周りにウェブを巻掛
けるよう設置されている。
【0007】各単列乾燥グループについて、ウェブを支
持する乾燥機フェルトベルトまたはフェルトが設けてあ
る。該フェルトはウェブの1つの面を支持し、単列乾燥
機グループ内の乾燥グループ間をウェブを搬送する。典
型的な2列乾燥グループの場合、1つの列の乾燥シリン
ダから別の列の乾燥シリンダまでのウェブ経路は、フェ
ルトで支持されていない。
持する乾燥機フェルトベルトまたはフェルトが設けてあ
る。該フェルトはウェブの1つの面を支持し、単列乾燥
機グループ内の乾燥グループ間をウェブを搬送する。典
型的な2列乾燥グループの場合、1つの列の乾燥シリン
ダから別の列の乾燥シリンダまでのウェブ経路は、フェ
ルトで支持されていない。
【0008】乾燥グループ内の別の乾燥シリンダ配列が
知られている。
知られている。
【0009】少なくとも1つの2列乾燥グループへ部分
的に乾燥されたウェブを送る少なくとも1つの単列乾燥
グループのハイブリッドであるデザインは、1980年
代の初期に知られている。はじめ、このようなデザイン
は、典型的には、単列グループ内に少しの乾燥シリンダ
を、そして次の1つまたは複数の2列グループの2列配
置内にかなり多数の乾燥シリンダを含んでいた。単列グ
ループ内の少数の乾燥シリンダは殆んどウェブを乾燥せ
ず、むしろ、2列グループ内で実際の乾燥を行い得るよ
うにウェブを加熱していた。1990年代初期に開発さ
れたハイブリッド配列の場合、大部分の乾燥シリンダは
単列グループ内に設置され、乾燥シリンダの小部分は2
列グループ内に設置されていた。従って、乾燥のかなり
の部分は単列乾燥グループ内で行われ、一方、最終乾燥
は2列乾燥グループにおいて行われいた。
的に乾燥されたウェブを送る少なくとも1つの単列乾燥
グループのハイブリッドであるデザインは、1980年
代の初期に知られている。はじめ、このようなデザイン
は、典型的には、単列グループ内に少しの乾燥シリンダ
を、そして次の1つまたは複数の2列グループの2列配
置内にかなり多数の乾燥シリンダを含んでいた。単列グ
ループ内の少数の乾燥シリンダは殆んどウェブを乾燥せ
ず、むしろ、2列グループ内で実際の乾燥を行い得るよ
うにウェブを加熱していた。1990年代初期に開発さ
れたハイブリッド配列の場合、大部分の乾燥シリンダは
単列グループ内に設置され、乾燥シリンダの小部分は2
列グループ内に設置されていた。従って、乾燥のかなり
の部分は単列乾燥グループ内で行われ、一方、最終乾燥
は2列乾燥グループにおいて行われいた。
【0010】或る製紙機の場合、乾燥したウェブに対し
て引き続き処理を行う。例えばサイジング・プレスにお
いてサイジングを行い、あるいは乾燥セクション後のラ
インにおいてコーチングを行う。実施されるサイジング
は、高温乾燥されたウェブには鋭敏すぎる。乾燥セクシ
ョンの最終部分、特にハイブリッド配列の2列乾燥グル
ープにおいて、最適なウェブ生産のために、乾燥セクシ
ョン終端のウェブの温度を制御する努力がなされた。本
発明は、少なくとも若干の乾燥シリンダへの蒸気圧の伝
達を制御することによって得られる、乾燥セクションの
熱制御配置に関する。
て引き続き処理を行う。例えばサイジング・プレスにお
いてサイジングを行い、あるいは乾燥セクション後のラ
インにおいてコーチングを行う。実施されるサイジング
は、高温乾燥されたウェブには鋭敏すぎる。乾燥セクシ
ョンの最終部分、特にハイブリッド配列の2列乾燥グル
ープにおいて、最適なウェブ生産のために、乾燥セクシ
ョン終端のウェブの温度を制御する努力がなされた。本
発明は、少なくとも若干の乾燥シリンダへの蒸気圧の伝
達を制御することによって得られる、乾燥セクションの
熱制御配置に関する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の第1の目的
は、製紙機の乾燥セクションに関する作業性がよい、最
適品質のペーパーウェブを製造することにある。
は、製紙機の乾燥セクションに関する作業性がよい、最
適品質のペーパーウェブを製造することにある。
【0012】本発明の別の目的は、製紙機でのその後の
ウェブ処理で、ウェブに所望の可能な限り低い表面温度
を与えることにある。
ウェブ処理で、ウェブに所望の可能な限り低い表面温度
を与えることにある。
【0013】本発明の別の目的は、単列配置の一連の乾
燥シリンダと、以降の2列配列の一連の乾燥機とを含
む、ハイブリッド乾燥セクションを通るウェブの通過を
最適化することにある。
燥シリンダと、以降の2列配列の一連の乾燥機とを含
む、ハイブリッド乾燥セクションを通るウェブの通過を
最適化することにある。
【0014】本発明の更に別の目的は、乾燥シリンダの
うち少なくとも若干のシリンダの蒸気圧を別の乾燥シリ
ンダの蒸気圧に比べて低減することによって、ハイブリ
ッドタイプの乾燥セクションにおけるウェブ生産を最適
化することにある。
うち少なくとも若干のシリンダの蒸気圧を別の乾燥シリ
ンダの蒸気圧に比べて低減することによって、ハイブリ
ッドタイプの乾燥セクションにおけるウェブ生産を最適
化することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、少なくとも1
つの、そして通常は2〜3の単列乾燥グループと、それ
に続く、乾燥セクションの終端の少なくとも1つの2列
乾燥グループとからなるハイブリッド乾燥セクションに
関し、この場合、ウェブの加熱および乾燥の両方の少な
くともかなりの部分が単列乾燥グループで行われ、そし
て最終乾燥は2列乾燥グループにおいて行われる。
つの、そして通常は2〜3の単列乾燥グループと、それ
に続く、乾燥セクションの終端の少なくとも1つの2列
乾燥グループとからなるハイブリッド乾燥セクションに
関し、この場合、ウェブの加熱および乾燥の両方の少な
くともかなりの部分が単列乾燥グループで行われ、そし
て最終乾燥は2列乾燥グループにおいて行われる。
【0016】極めて効果的なウェブ乾燥のために、乾燥
セクションの2列乾燥グループおよび特に最終の2列乾
燥グループにおいて、第1の、即ち上流の複数の乾燥シ
リンダをより高い蒸気圧で操作し、そして第2の、即ち
下流の複数の乾燥シリンダをより低い蒸気圧で操作す
る。第2の複数のシリンダの温度は、蒸気圧の減少にも
とづき低下される。一つの最後の2列乾燥グループを上
流および下流の複数の乾燥シリンダに分割するのが好ま
しい。しかしながら、本発明は、一つの2列乾燥グルー
プのみの使用に限定されるものではなく、2つの乾燥グ
ループにおいて2列配列が可能である。各2列乾燥グル
ープにおいて、第1列、即ち上部列の乾燥シリンダで
は、第1乾燥機フェルト、例えば第1列の乾燥シリンダ
の上方で閉じられる一つのループ、が用いられ、第2
列、即ち下部列の乾燥シリンダでは、別の乾燥機フェル
ト、例えば第2列の乾燥シリンダの下方で閉じられる一
つのループ、が用いられる。このフェルト配列はよく知
られている。乾燥セクションの2列部分が複数の乾燥グ
ループを含む場合、各部分はそれ自体、対の上部フェル
トおよび底部フェルトを含むことになる。しかしなが
ら、ウェブに関する限り、乾燥セクションの2列部分を
通過する。
セクションの2列乾燥グループおよび特に最終の2列乾
燥グループにおいて、第1の、即ち上流の複数の乾燥シ
リンダをより高い蒸気圧で操作し、そして第2の、即ち
下流の複数の乾燥シリンダをより低い蒸気圧で操作す
る。第2の複数のシリンダの温度は、蒸気圧の減少にも
とづき低下される。一つの最後の2列乾燥グループを上
流および下流の複数の乾燥シリンダに分割するのが好ま
しい。しかしながら、本発明は、一つの2列乾燥グルー
プのみの使用に限定されるものではなく、2つの乾燥グ
ループにおいて2列配列が可能である。各2列乾燥グル
ープにおいて、第1列、即ち上部列の乾燥シリンダで
は、第1乾燥機フェルト、例えば第1列の乾燥シリンダ
の上方で閉じられる一つのループ、が用いられ、第2
列、即ち下部列の乾燥シリンダでは、別の乾燥機フェル
ト、例えば第2列の乾燥シリンダの下方で閉じられる一
つのループ、が用いられる。このフェルト配列はよく知
られている。乾燥セクションの2列部分が複数の乾燥グ
ループを含む場合、各部分はそれ自体、対の上部フェル
トおよび底部フェルトを含むことになる。しかしなが
ら、ウェブに関する限り、乾燥セクションの2列部分を
通過する。
【0017】本発明は、下流の複数の乾燥シリンダの表
面温度を低下するために、2列部分の初期の上流の複数
のシリンダよりも高い蒸気圧で操作される乾燥セクショ
ンの2列部分の最終の下流の複数の乾燥シリンダに関す
る。このことは、ウェブの以降の加工を過熱されること
なく実施するためである。
面温度を低下するために、2列部分の初期の上流の複数
のシリンダよりも高い蒸気圧で操作される乾燥セクショ
ンの2列部分の最終の下流の複数の乾燥シリンダに関す
る。このことは、ウェブの以降の加工を過熱されること
なく実施するためである。
【0018】本発明の他の目的および特徴は、添付の図
面を参照した本発明の好ましい実施例の以下の説明から
明らかであろう。
面を参照した本発明の好ましい実施例の以下の説明から
明らかであろう。
【0019】
【実施例】図1に示した如く、製紙機の乾燥セクション
10は、プレスセクション11から含水ペーパーウェブ
を受容する。ウェブは、5つの連続した単列乾燥シリン
ダ12、13、14、15、16を通過し、ここでまず
加熱され、次いで乾燥グループを通過するに従って乾燥
される。単列グループは本質的に同様に配列され、この
うち若干をボックスで示した。
10は、プレスセクション11から含水ペーパーウェブ
を受容する。ウェブは、5つの連続した単列乾燥シリン
ダ12、13、14、15、16を通過し、ここでまず
加熱され、次いで乾燥グループを通過するに従って乾燥
される。単列グループは本質的に同様に配列され、この
うち若干をボックスで示した。
【0020】乾燥グループ12は典型的であり、真空移
送およびウェブ再配向ロール22と交番する単列乾燥シ
リンダ20を含む。エンドレスの乾燥機フェルトベルト
24は、交互に真空ロール22および乾燥シリンダ20
を介して乾燥グループ12を通過する。最終シリンダ2
0に続くグループ終端において、フェルトベルト24
は、フェルトロール23およびベルトループ24内の別
のフェルトロールを介してグループの始端にもどる。ウ
ェブ30は、乾燥グループを通過し、フェルトの外面の
周りを回って真空ロール22を通過し、次いでフェルト
の下を通過し、乾燥シリンダ20と直接に接触し、乾燥
シリンダ20を経て全乾燥グループ12を通過する。フ
ェルト24は、ウェブを加熱する乾燥シリンダに対して
ウェブ底面を確実に保持し、従って、ウェブが乾燥シリ
ンダ20を出た際、ウェブから水分が気化する。
送およびウェブ再配向ロール22と交番する単列乾燥シ
リンダ20を含む。エンドレスの乾燥機フェルトベルト
24は、交互に真空ロール22および乾燥シリンダ20
を介して乾燥グループ12を通過する。最終シリンダ2
0に続くグループ終端において、フェルトベルト24
は、フェルトロール23およびベルトループ24内の別
のフェルトロールを介してグループの始端にもどる。ウ
ェブ30は、乾燥グループを通過し、フェルトの外面の
周りを回って真空ロール22を通過し、次いでフェルト
の下を通過し、乾燥シリンダ20と直接に接触し、乾燥
シリンダ20を経て全乾燥グループ12を通過する。フ
ェルト24は、ウェブを加熱する乾燥シリンダに対して
ウェブ底面を確実に保持し、従って、ウェブが乾燥シリ
ンダ20を出た際、ウェブから水分が気化する。
【0021】多くの公知の方式(詳細には説明しない)
の場合、ウェブは、乾燥グループ12から同一プロセス
が続く乾燥グループ13に移送され、次いで、プロセス
が続く乾燥グループ14に移送される(以下同様)。図
示の乾燥セクションの場合、単列乾燥グループ間の移送
は接触移送であり、即ち、ウェブは、グループ12の最
終シリンダ20のまわりを移動して、次のグループ13
の最初の真空ロール26において次のグループ13のフ
ェルト25に移送される。
の場合、ウェブは、乾燥グループ12から同一プロセス
が続く乾燥グループ13に移送され、次いで、プロセス
が続く乾燥グループ14に移送される(以下同様)。図
示の乾燥セクションの場合、単列乾燥グループ間の移送
は接触移送であり、即ち、ウェブは、グループ12の最
終シリンダ20のまわりを移動して、次のグループ13
の最初の真空ロール26において次のグループ13のフ
ェルト25に移送される。
【0022】図示の実施例の場合、単列グループ12−
16には、総計22の乾燥シリンダが設けてある。乾燥
セクションの終端には、グループの上方の第1列乾燥シ
リンダ42と、第1列の下方の第2列乾燥シリンダ44
とからなる1つの2列乾燥グループが設けてある。ウェ
ブ30は、まず、ウェブ上面が下方の乾燥シリンダ列4
4と接触した状態で通過し、次いでウェブ下面がまず上
方の乾燥シリンダ列42と接触した状態で通過し、次い
で下方の乾燥シリンダ列44および上方の乾燥シリンダ
42へもどり、全2列乾燥グループにわたって同様のプ
ロセスが続く。2列乾燥グループでは2つのフェルト、
即ち、上方列のためのフェルト46および下方列のため
のフェルト48、が用いられる。上方フェルト列46
は、各上部フェルト移送ロール52を介して隣接の乾燥
シリンダの間に案内され、下方列フェルト48は、各下
部フェルト移送ロール54を介して隣接の乾燥シリンダ
44の間に案内される。上方列乾燥シリンダ42および
下方列乾燥シリンダ44において、ウェブは、各フェル
トベルトによって各乾燥シリンダ42、44の表面に保
持される。
16には、総計22の乾燥シリンダが設けてある。乾燥
セクションの終端には、グループの上方の第1列乾燥シ
リンダ42と、第1列の下方の第2列乾燥シリンダ44
とからなる1つの2列乾燥グループが設けてある。ウェ
ブ30は、まず、ウェブ上面が下方の乾燥シリンダ列4
4と接触した状態で通過し、次いでウェブ下面がまず上
方の乾燥シリンダ列42と接触した状態で通過し、次い
で下方の乾燥シリンダ列44および上方の乾燥シリンダ
42へもどり、全2列乾燥グループにわたって同様のプ
ロセスが続く。2列乾燥グループでは2つのフェルト、
即ち、上方列のためのフェルト46および下方列のため
のフェルト48、が用いられる。上方フェルト列46
は、各上部フェルト移送ロール52を介して隣接の乾燥
シリンダの間に案内され、下方列フェルト48は、各下
部フェルト移送ロール54を介して隣接の乾燥シリンダ
44の間に案内される。上方列乾燥シリンダ42および
下方列乾燥シリンダ44において、ウェブは、各フェル
トベルトによって各乾燥シリンダ42、44の表面に保
持される。
【0023】すべてのグループの各乾燥シリンダには、
共通の蒸気源60から加圧蒸気が供給される。シリンダ
の弁制御およびあるシリンダへの連続的蒸気供給によっ
て、シリンダ内の蒸気圧およびシリンダ表面温度が決定
される。
共通の蒸気源60から加圧蒸気が供給される。シリンダ
の弁制御およびあるシリンダへの連続的蒸気供給によっ
て、シリンダ内の蒸気圧およびシリンダ表面温度が決定
される。
【0024】図示の実施例は、総計30の同一寸法の乾
燥シリンダを有する。図2に1c−22cで示した最初
の22のシリンダはいずれも、5つの単列グループ12
−16に含まれる。23c−30cで示した最後の8つ
は、1つの2列グループに含まれる。
燥シリンダを有する。図2に1c−22cで示した最初
の22のシリンダはいずれも、5つの単列グループ12
−16に含まれる。23c−30cで示した最後の8つ
は、1つの2列グループに含まれる。
【0025】図2に示した如く、共通の蒸気供給源60
が設けてある。図示の実施例の場合、蒸気はカスケード
方式で供給される。乾燥シリンダは4つの蒸気グループ
に分割されており、それらはフェルトベルトによって定
められるシリンダグループに対応しない。第1蒸気グル
ープはシリンダ1c−5cを含み、第2蒸気グループは
シリンダ6c−12cを含み、第3蒸気グループはシリ
ンダ13c−26cを含み、第4蒸気グループはシリン
ダ27c−30cを含む。蒸気源60の新鮮な蒸気はま
ず、最高圧レベルで第3蒸気グループすべてのシリンダ
13c−26cに供給される。
が設けてある。図示の実施例の場合、蒸気はカスケード
方式で供給される。乾燥シリンダは4つの蒸気グループ
に分割されており、それらはフェルトベルトによって定
められるシリンダグループに対応しない。第1蒸気グル
ープはシリンダ1c−5cを含み、第2蒸気グループは
シリンダ6c−12cを含み、第3蒸気グループはシリ
ンダ13c−26cを含み、第4蒸気グループはシリン
ダ27c−30cを含む。蒸気源60の新鮮な蒸気はま
ず、最高圧レベルで第3蒸気グループすべてのシリンダ
13c−26cに供給される。
【0026】この第3蒸気グループは、単列乾燥グルー
プ14、15、16のシリンダと、2列乾燥グループ4
0の最初の4つのシリンダ23−26とを含む。蒸気お
よび凝縮液は、第3蒸気グループの乾燥シリンダ13c
−26cから共通の凝縮液分離器63へ移動し、次いで
蒸気は、第2蒸気グループの乾燥シリンダ6c−12c
へ送られる。第2蒸気グループのシリンダ6c−12c
は、単列乾燥グループ13、14の両方に部分的に帰属
する。必要であれば、更に、供給ラインおよび弁68を
介してシリンダ6c−12cに新鮮な蒸気を供給でき
る。第2蒸気グループの蒸気圧が、確実に第3蒸気グル
ープの蒸気圧に対して所望の関係となるよう、真空源7
1をシリンダ6c−12cに接続できる。
プ14、15、16のシリンダと、2列乾燥グループ4
0の最初の4つのシリンダ23−26とを含む。蒸気お
よび凝縮液は、第3蒸気グループの乾燥シリンダ13c
−26cから共通の凝縮液分離器63へ移動し、次いで
蒸気は、第2蒸気グループの乾燥シリンダ6c−12c
へ送られる。第2蒸気グループのシリンダ6c−12c
は、単列乾燥グループ13、14の両方に部分的に帰属
する。必要であれば、更に、供給ラインおよび弁68を
介してシリンダ6c−12cに新鮮な蒸気を供給でき
る。第2蒸気グループの蒸気圧が、確実に第3蒸気グル
ープの蒸気圧に対して所望の関係となるよう、真空源7
1をシリンダ6c−12cに接続できる。
【0027】更に、蒸気および凝縮液を乾燥シリンダ6
c−12cから引出し、再び凝縮液分離器65によって
凝縮液を除去し、そして蒸気を最後に第1蒸気グループ
の乾燥シリンダ1c−5cに送るが、逆の操作では、調
節弁(図示してない)によって、各シリンダ1c−5c
の蒸気圧が徐々に高くなるように制御する。同じく、新
鮮な蒸気が必要ならば、供給ラインおよび弁69を介し
て供給する。第1蒸気グループの蒸気圧が確実に、第2
および/または第3蒸気グループの蒸気圧に対して所望
の関係を取るよう、シリンダ1c−5cに真空源73を
接続できる。
c−12cから引出し、再び凝縮液分離器65によって
凝縮液を除去し、そして蒸気を最後に第1蒸気グループ
の乾燥シリンダ1c−5cに送るが、逆の操作では、調
節弁(図示してない)によって、各シリンダ1c−5c
の蒸気圧が徐々に高くなるように制御する。同じく、新
鮮な蒸気が必要ならば、供給ラインおよび弁69を介し
て供給する。第1蒸気グループの蒸気圧が確実に、第2
および/または第3蒸気グループの蒸気圧に対して所望
の関係を取るよう、シリンダ1c−5cに真空源73を
接続できる。
【0028】最後の4つの乾燥器26c−30cは第4
蒸気グループを形成し、蒸気源60から別個に蒸気の供
給を受ける。上記乾燥器の蒸気温度を例えば約70℃に
低下するため、真空手段67によって上記乾燥器を減圧
する。このため、乾燥器27c−30cの蒸気・凝縮液
出口は、ライン66によって凝縮液分離器65に接続さ
れている。乾燥器27c−30cの減圧によって、ウェ
ブ温度は、乾燥器26に置けるウェブ最高温度から低下
される。
蒸気グループを形成し、蒸気源60から別個に蒸気の供
給を受ける。上記乾燥器の蒸気温度を例えば約70℃に
低下するため、真空手段67によって上記乾燥器を減圧
する。このため、乾燥器27c−30cの蒸気・凝縮液
出口は、ライン66によって凝縮液分離器65に接続さ
れている。乾燥器27c−30cの減圧によって、ウェ
ブ温度は、乾燥器26に置けるウェブ最高温度から低下
される。
【0029】特定の紙質、機械速度および別の因子につ
いて、乾燥器の特定の温度および蒸気圧を選択するの
で、すべての状態について特定の数値パラメータを設定
することはできない。第4蒸気グループの2列乾燥グル
ープの最終の乾燥器が、それら固有の、おそらく異なる
圧力および温度にあることが重要である。第4蒸気グル
ープの圧力および温度が第3蒸気グループのそれよりも
低いのが好ましい。
いて、乾燥器の特定の温度および蒸気圧を選択するの
で、すべての状態について特定の数値パラメータを設定
することはできない。第4蒸気グループの2列乾燥グル
ープの最終の乾燥器が、それら固有の、おそらく異なる
圧力および温度にあることが重要である。第4蒸気グル
ープの圧力および温度が第3蒸気グループのそれよりも
低いのが好ましい。
【0030】本発明の1つの実施例の場合、第1蒸気グ
ループの乾燥器1c−5cの蒸気圧は、−7.0〜20
psigの範囲にあり;第2蒸気グループの乾燥器6c
−12cの蒸気圧は、−1.5〜55psigの範囲に
あり;第3蒸気グループの乾燥器13c−26cの蒸気
圧は、3〜75psigの範囲にあり;第4蒸気グルー
プの乾燥器27c−30cの蒸気圧は、−7.0〜68
psigの範囲にある。最終の2列グループの最終の4
つの乾燥器だけを含む第4蒸気グループの乾燥器は、第
3蒸気グループの乾燥器および第2蒸気グループの乾燥
器よりも低い圧力に置かれる。上述の圧力範囲は部分的
に重畳する。しかしながら、特殊用途における圧力は、
重畳しないよう選択する。上記実施例の場合、第1蒸気
グループの乾燥器と第2蒸気グループの乾燥器との間に
は5〜35psigの蒸気圧差があり;第2蒸気グルー
プと第3蒸気グループとの間には、4.5〜20psi
gの圧力差があり;第3蒸気グループと第4蒸気グルー
プとの間には0〜7psigの差があるが、最後の事例
ではプラスの差が好ましい。特殊な圧力レベルおよび圧
力差は必要ではなく、例示である。発明の着想は、特に
第3蒸気グループと第4蒸気グループとの間の異なる圧
力レベルであり、特定の圧力値ではない。
ループの乾燥器1c−5cの蒸気圧は、−7.0〜20
psigの範囲にあり;第2蒸気グループの乾燥器6c
−12cの蒸気圧は、−1.5〜55psigの範囲に
あり;第3蒸気グループの乾燥器13c−26cの蒸気
圧は、3〜75psigの範囲にあり;第4蒸気グルー
プの乾燥器27c−30cの蒸気圧は、−7.0〜68
psigの範囲にある。最終の2列グループの最終の4
つの乾燥器だけを含む第4蒸気グループの乾燥器は、第
3蒸気グループの乾燥器および第2蒸気グループの乾燥
器よりも低い圧力に置かれる。上述の圧力範囲は部分的
に重畳する。しかしながら、特殊用途における圧力は、
重畳しないよう選択する。上記実施例の場合、第1蒸気
グループの乾燥器と第2蒸気グループの乾燥器との間に
は5〜35psigの蒸気圧差があり;第2蒸気グルー
プと第3蒸気グループとの間には、4.5〜20psi
gの圧力差があり;第3蒸気グループと第4蒸気グルー
プとの間には0〜7psigの差があるが、最後の事例
ではプラスの差が好ましい。特殊な圧力レベルおよび圧
力差は必要ではなく、例示である。発明の着想は、特に
第3蒸気グループと第4蒸気グループとの間の異なる圧
力レベルであり、特定の圧力値ではない。
【0031】単列グループおよび2列グループの乾燥シ
リンダの全数および乾燥シリンダの割合は、本発明の思
想内において、用途に応じて変更できる。図示の乾燥セ
クション10には、合計22の乾燥シリンダ1c−22
cを含む5つの単列乾燥グループ12−16および8つ
のシリンダ23c−30cを含む1つの2列グループ4
0が設けており、この場合、2列グループの上流の4つ
のシリンダ23c−26cはより高い圧力にあり、下流
の4つのシリンダ27c−30cは、より低い圧力にあ
る。2列グループ40を出た後、ウェブは公知の態様
で、以降の処理のため、例えばサイジング・プレス、コ
ーチング装置、カレンダまたは巻取装置に送られる。
リンダの全数および乾燥シリンダの割合は、本発明の思
想内において、用途に応じて変更できる。図示の乾燥セ
クション10には、合計22の乾燥シリンダ1c−22
cを含む5つの単列乾燥グループ12−16および8つ
のシリンダ23c−30cを含む1つの2列グループ4
0が設けており、この場合、2列グループの上流の4つ
のシリンダ23c−26cはより高い圧力にあり、下流
の4つのシリンダ27c−30cは、より低い圧力にあ
る。2列グループ40を出た後、ウェブは公知の態様
で、以降の処理のため、例えばサイジング・プレス、コ
ーチング装置、カレンダまたは巻取装置に送られる。
【0032】本発明の範囲内において、単列グループの
すべての乾燥器が、同一蒸気源から蒸気を受けるか、同
一蒸気圧下にある必要はなく、あるいは2列グループの
乾燥器内の蒸気圧は必ずしも同一レベルにある必要はな
い。しかしながら、このハイブリッド配置の2列グルー
プの最終乾燥器は、本発明の目的の達成のため、通常、
2列グループの最初の乾燥器よりも低い圧力レベルにあ
る。
すべての乾燥器が、同一蒸気源から蒸気を受けるか、同
一蒸気圧下にある必要はなく、あるいは2列グループの
乾燥器内の蒸気圧は必ずしも同一レベルにある必要はな
い。しかしながら、このハイブリッド配置の2列グルー
プの最終乾燥器は、本発明の目的の達成のため、通常、
2列グループの最初の乾燥器よりも低い圧力レベルにあ
る。
【0033】特殊な実施例を参照して本発明を説明した
が、多くの設計変更および別の用途が、当業者には明ら
かであろう。従って本発明は、本発明の特殊な開示内容
によって制限されるものではなく、添付の請求項のみに
よって制限される。
が、多くの設計変更および別の用途が、当業者には明ら
かであろう。従って本発明は、本発明の特殊な開示内容
によって制限されるものではなく、添付の請求項のみに
よって制限される。
【図1】単列乾燥グループセクションと次の2列乾燥グ
ループセクションとを含む製紙機のハイブリッド乾燥セ
クションの略図である。
ループセクションとを含む製紙機のハイブリッド乾燥セ
クションの略図である。
【図2】本発明の蒸気圧供給系のダイアグラム略図であ
る。
る。
10:乾燥セクション 11:プレスセクション 12、13、14、15、16、40:乾燥グループ 20、42、44:乾燥シリンダ 22、26:真空移送ロール 23、52、54:フェルトロール 24、46、48:フェルトベルト 30:ウェブ
Claims (14)
- 【請求項1】 下記を特徴とする、製紙機用の乾燥セク
ション:被乾燥ペーパーウェブの経路に沿って配列され
た複数の蒸気受容中空乾燥シリンダと;該ウェブがウェ
ブ経路に沿った順次の各乾燥シリンダに部分的に巻掛け
られた状態で、乾燥シリンダを越えてウェブ経路に沿っ
て通過するように該ウェブを案内するために乾燥シリン
ダに関連された手段と;第1組の乾燥シリンダの加熱の
ために加圧下で第1組の乾燥シリンダに蒸気を供給する
ための第1蒸気供給手段と;第1列の少なくとも1つの
乾燥シリンダおよび第2列の次の乾燥シリンダを含み、
ウェブ経路に沿って順次に一連の第2組の乾燥シリンダ
を含む第2組の乾燥シリンダの第1グループに、第1蒸
気圧レベルの蒸気を供給するための第2蒸気供給手段
と;第1列に少なくとも1つの乾燥シリンダを、そして
第2列に引続き乾燥シリンダを含み、第2組を通ってウ
ェブ経路に沿って順次に第2組のシリンダの第1グルー
プの後に続く第2組の乾燥シリンダの第2グループに蒸
気を供給するための第3蒸気供給手段と;を含み該乾燥
シリンダは、第1、第2組に配列されていて;第1組の
乾燥シリンダは単列の乾燥セクション配列内にあり、す
べての第1組の乾燥シリンダおよび各シリンダ上のウェ
ブの夫々の案内手段は、ウェブの1つの面のみが第1組
の各乾燥シリンダのまわりに巻掛けられるよう配列され
ており;第2組乾燥シリンダは、第1組乾燥シリンダの
後にウェブ経路に沿って設置されそして乾燥セクション
を通るウェブ経路の終点を決定し;第2組乾燥シリンダ
は2列に配列され、第2組乾燥シリンダを通るウェブ経
路は、ウェブの第1面が第1列の第2組の乾燥シリンダ
の最初のシリンダと接触し、次いでウェブの反対側の第
2面が第2列の第2組乾燥シリンダの最初のシリンダと
接触し、次いでウェブの第1面が第1列の第2組乾燥シ
リンダの2番目のシリンダと接触し、次いでウェブの第
2面が第2列の第2組乾燥シリンダの2番目のシリンダ
と接触し、更に2つの列の第2組乾燥シリンダについて
同様の状態が生ずるよう、方向づけられており;第3蒸
気供給手段は、第2組乾燥シリンダの第2グループの蒸
気圧を第2組乾燥シリンダの第1グループの蒸気圧より
も低くさせる。 - 【請求項2】 第2、第3の蒸気供給手段が、ウェブに
対向する第2組の乾燥シリンダの第1グループの温度が
ウェブに対向する第2組の乾燥シリンダの第2グループ
の温度よりも高くなるように調整されていることを特徴
とする、請求項1の乾燥セクション。 - 【請求項3】 第2組乾燥シリンダの第1グループが、
少なくとも4つの乾燥シリンダを含み、第2組の第2グ
ループが、ウェブ経路に沿って第2組の第1グループの
後に続く少なくとも4つの乾燥シリンダを含むことを特
徴とする、請求項1の乾燥セクション。 - 【請求項4】 第2組乾燥シリンダの第2グループが、
乾燥セクションの最終の乾燥シリンダであることを特徴
とする、請求項1の乾燥セクション。 - 【請求項5】 第1蒸気供給手段が、第3蒸気供給手段
によって第2組シリンダの第2グループに供給される蒸
気圧よりも高い蒸気圧を第1組の各シリンダに供給する
ことを特徴とする、請求項1の乾燥セクション。 - 【請求項6】 第1組の乾燥シリンダの数が、第2組の
乾燥シリンダ数よりも多いことを特徴とする、請求項1
の乾燥セクション。 - 【請求項7】 第1組乾燥シリンダが複数の単列乾燥シ
リンダに分割され、エンドレスループの乾燥セクション
フェルトベルトが、第1組乾燥シリンダの各乾燥グルー
プについて設けてあり、各フェルトベルトが、乾燥シリ
ンダの一つと各乾燥シリンダ上のウェブのためのウェブ
案内手段とを交互に通過することを特徴とする、請求項
6の乾燥セクション。 - 【請求項8】 ウェブおよびウェブ上のフェルトが各乾
燥シリンダのまわりに巻掛けられているので、第1組の
各乾燥シリンダの各フェルトベルトが、各乾燥シリンダ
を介して移動されて、ウェブの第1面を第1組の各乾燥
シリンダと接触させることを特徴とする、請求項7の乾
燥シリンダ。 - 【請求項9】 案内手段が、各乾燥グループの第1組乾
燥シリンダの各対の間に配置された各真空ロールを含
み、該真空ロールは、ウェブおよび各フェルトベルトを
第1組の各乾燥シリンダのまわりに部分的に巻掛けさせ
るよう、乾燥セクションを通るウェブ経路の順次に隣接
する乾燥シリンダの間に設置されていることを特徴とす
る、請求項8の乾燥セクション。 - 【請求項10】 第2組乾燥シリンダにおいて、各第1
エンドレスループ・フェルトベルトが、第1列乾燥シリ
ンダの各シリンダのまわりに移動されそして第1列乾燥
シリンダの各々にウェブの第1面を接触させた状態で第
1列シリンダにわたってウェブを案内するための各案内
手段によって支持され;各第2エンドレスループ・フェ
ルトベルトが、第2列乾燥シリンダの各シリンダのまわ
りに移動されそして第2列乾燥シリンダの各々にウェブ
の第2面を接触させた状態で第2列シリンダにわたって
ウェブを案内するための各案内手段によって支持される
こと;を特徴とする請求項8の乾燥セクション。 - 【請求項11】 第1組乾燥機および案内手段が、第1
乾燥シリンダと接触するウェブの1つの面がウェブ底面
となるように配列され;第2組乾燥機および案内手段
が、ウェブの第1面がウェブ上面となり且つウェブの第
2面がウェブ底面となるように配列されていることを特
徴とする、請求項10の乾燥セクション。 - 【請求項12】 第1組乾燥機および案内手段が、第1
乾燥シリンダと接触するウェブの1つの面がウェブ底面
となるように配列され;第2組乾燥機および案内手段
が、ウェブの第1面がウェブ上面となり且つウェブの第
2面がウェブ底面となるように配列されていることを特
徴とする、請求項9の乾燥セクション。 - 【請求項13】 第1組乾燥機および案内手段が、第1
乾燥シリンダと接触するウェブの1つの面がウェブ底面
となるように配列され;第2組乾燥シリンダおよび案内
手段が、ウェブの第1面がウェブ上面であり且つウェブ
の第2面がウェブ底面となるよう、配列されていること
を特徴とする、請求項8の乾燥セクション。 - 【請求項14】 第1組乾燥機および案内手段が、第1
乾燥シリンダと接触するウェブの1つの面がウェブ底面
となるように配列され、第2組乾燥シリンダおよび案内
手段が、ウェブの第1面がウェブ上面となり且つウェブ
の第2面がウェブ底面となるように配列されていること
を特徴とする、請求項1の乾燥セクション。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US08/164,412 | 1993-12-09 | ||
US08/164,412 US5379528A (en) | 1993-12-09 | 1993-12-09 | Paper making machine drying section steam pressure profile |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07229081A true JPH07229081A (ja) | 1995-08-29 |
Family
ID=22594370
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6331740A Pending JPH07229081A (ja) | 1993-12-09 | 1994-12-09 | 製紙機の乾燥セクション |
Country Status (7)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5379528A (ja) |
EP (1) | EP0657580B1 (ja) |
JP (1) | JPH07229081A (ja) |
AT (1) | ATE192802T1 (ja) |
CA (1) | CA2137311A1 (ja) |
DE (1) | DE59409339D1 (ja) |
FI (1) | FI119847B (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009174819A (ja) * | 2008-01-28 | 2009-08-06 | Gunze Ltd | 乾燥装置、及び乾燥方法 |
Families Citing this family (10)
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---|---|---|---|---|
US5884415A (en) * | 1992-04-24 | 1999-03-23 | Beloit Technologies, Inc. | Paper making machine providing curl control |
US5542193A (en) * | 1992-04-24 | 1996-08-06 | Beloit Technologies, Inc. | Dryer group for curl control |
JP3094798B2 (ja) * | 1994-08-16 | 2000-10-03 | 王子製紙株式会社 | 抄紙機の抄替時の製品水分の制御方法およびその装置 |
FI120316B (fi) * | 2004-12-31 | 2009-09-15 | Metso Paper Inc | Menetelmä paperikoneen kuivatusosan ajettavuuden parantamiseksi |
DE102008000227A1 (de) | 2008-02-04 | 2009-08-06 | Voith Patent Gmbh | Vorrichtung zur Versorgung von mindestens einer Heizgruppe einer Einrichtung zur Herstellung von Faserstoffbahnen |
DE102008042285A1 (de) | 2008-09-23 | 2010-03-25 | Voith Patent Gmbh | Beheizbarer Zylinder zur Aufheizung einer Papier-, Karton-, Tissue- oder anderen Materialbahn |
DE102008043918A1 (de) | 2008-11-20 | 2010-05-27 | Voith Patent Gmbh | Trockenanordnung mit äußerer und innerer Druckhaube |
DE102008043915A1 (de) | 2008-11-20 | 2010-05-27 | Voith Patent Gmbh | Temperaturmesseinrichtung, Vorrichtung mit einer derartigen Temperaturmesseinrichtung und Verfahren zur Temperaturmessung in einer Leiteinrichtung mit einem Querschnitt mit einer derartigen Temperaturmesseinrichtung |
DE102014202906A1 (de) | 2014-02-18 | 2015-08-20 | Voith Patent Gmbh | Trockenzylinder zur Trocknung einer Faserstoffbahn |
DE102016125172A1 (de) * | 2016-12-21 | 2018-06-21 | Voith Patent Gmbh | Verfahren zum Betrieb eines Heizgruppenteilsystems und Heizgruppenteilsystem |
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---|---|---|---|---|
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DE1194692B (de) * | 1961-12-22 | 1965-06-10 | Siemens Ag | Temperaturregeleinrichtung fuer die Trockenzylinder einer Papiermaschine |
US3828843A (en) * | 1972-08-14 | 1974-08-13 | A Asfura | Process for handling fluids in heat transfer equipment |
US4314878A (en) * | 1978-01-26 | 1982-02-09 | Westvaco Corporation | Method of operating a papermachine drying line |
US4447964A (en) * | 1981-11-23 | 1984-05-15 | Gardner Thomas A | Dryer drainage by recirculation with primary and secondary dryers |
DE3520070A1 (de) * | 1984-06-06 | 1985-12-12 | Valmet Oy, Helsinki | Papierbahntrockenverfahren und -trockenpartien |
AT384254B (de) * | 1985-07-03 | 1987-10-27 | Andritz Ag Maschf | Einrichtung zur nutzung von ueberschussdampf |
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DE9414963U1 (de) * | 1994-09-16 | 1994-11-03 | J.M. Voith Gmbh, 89522 Heidenheim | Trockenpartie |
-
1993
- 1993-12-09 US US08/164,412 patent/US5379528A/en not_active Expired - Lifetime
-
1994
- 1994-12-05 CA CA002137311A patent/CA2137311A1/en not_active Abandoned
- 1994-12-08 DE DE59409339T patent/DE59409339D1/de not_active Expired - Lifetime
- 1994-12-08 FI FI945764A patent/FI119847B/fi not_active IP Right Cessation
- 1994-12-08 EP EP94119391A patent/EP0657580B1/de not_active Expired - Lifetime
- 1994-12-08 AT AT94119391T patent/ATE192802T1/de not_active IP Right Cessation
- 1994-12-09 JP JP6331740A patent/JPH07229081A/ja active Pending
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---|---|---|---|---|
JP2009174819A (ja) * | 2008-01-28 | 2009-08-06 | Gunze Ltd | 乾燥装置、及び乾燥方法 |
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FI945764A0 (fi) | 1994-12-08 |
FI119847B (fi) | 2009-04-15 |
DE59409339D1 (de) | 2000-06-15 |
EP0657580A2 (de) | 1995-06-14 |
CA2137311A1 (en) | 1995-06-10 |
EP0657580B1 (de) | 2000-05-10 |
FI945764A (fi) | 1995-06-10 |
US5379528A (en) | 1995-01-10 |
EP0657580A3 (de) | 1996-12-18 |
ATE192802T1 (de) | 2000-05-15 |
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