JPH07229050A - メッシュシート用基材及びその製造方法 - Google Patents

メッシュシート用基材及びその製造方法

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JPH07229050A
JPH07229050A JP6017567A JP1756794A JPH07229050A JP H07229050 A JPH07229050 A JP H07229050A JP 6017567 A JP6017567 A JP 6017567A JP 1756794 A JP1756794 A JP 1756794A JP H07229050 A JPH07229050 A JP H07229050A
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sheet
horizontal
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longitudinal
stretched
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Yosuke Yamada
洋輔 山田
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Japan Steel Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明はメッシュシート用基材及びその製造
方法に関し、特に、延伸済の縦及び横用延伸シートを一
体接合した網状の二層シートに防炎加工を施すことによ
り、従来よりも高速で高品質のものを製造することを目
的とする。 【構成】 本発明によるメッシュシート用基材及びその
製造方法は、縦用貫通状スリット(4)を有する縦用延伸
シート(10)と横用貫通状スリット(4A)を有する横用延伸
シート(10A)を延伸状態下で一体に接合した二層シート
(30)に防炎材をコーティングすることにより、難燃性と
した構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、メッシュシート用基材
及びその製造方法に関し、特に、延伸済の縦及び横用延
伸シートを熱融着により一体接合した網状の2枚の二層
シートに防炎加工を施すことにより、従来よりも高速で
高品質のものを製造するための新規な改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、用いられていたこの種の例えば建
築用及び農業用のメッシュシート用基材の製造方法とし
ては、難燃性の繊維又は防炎加工を施した繊維を網状編
織をする方法、もしくは、特開昭63−196731号
に示されるように、熱可塑性プラスチックを網状に編織
したものに防炎加工を施したもの、あるいは、特開平4
−281040号、実開平3−85485号及び実開平
成4−2624号に示すように織布又は不織布の繊維の
交差した点を熱溶着して引裂強さの増強をしたものが用
いられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のメッシュシート
用基材の製造方法は、以上のように構成されていたた
め、次のような課題が存在していた。すなわち、従来の
難燃性の繊維又は防炎加工した繊維を製造する場合、各
種延伸テープ製造設備又はモノフィラメント製造設備を
使用しなければならないが、前述の設備を用いて500
デニール以下のような細い低デニールテープは編織によ
る生産中にひんぱんに糸切れを起こし、原料と時間に対
する歩留まりを著しく悪化させていた。この状態を改善
するためにはテープの生産速度を100m/分以下に減
速しなければならず、生産効率を低下させることになっ
ていた。また、この従来方法で得られた原糸を用いて編
機でメッシュシート用基材を作ろうとしても、原糸の太
さ(幅)が小さいために、生産速度が遅く、縦糸と横糸
の交点を直ちに熱融着しないと各糸が交差する形状に維
持することができず、この種のメッシュシート用基材の
製造は低速生産であった。
【0004】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたもので、特に、延伸済の縦及び横用延伸シ
ートを熱融着により一体接合した網状の二層シートに防
炎加工を施すことにより、従来よりも高速で製造するよ
うにしたメッシュシート用基材及びその製造方法を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によるメッシュシ
ート用基材は、多数の縦用貫通状スリットを有し縦用主
材とこの縦用主材に一体に設けられた縦用副材とからな
る縦用原反を延伸して得た縦用延伸シートと、多数の横
用貫通状スリットを有し横用主材とこの横用主材に一体
に設けられた横用副材とからなる横用原反を延伸して得
た横用延伸シートとを、延伸状態下で前記各貫通状スリ
ットが交差するように前記縦用副材と横用副材とを熱融
着してなる二層シートからなり、前記二層シート外面に
は防炎材がコーティングされている構成である。
【0006】本発明によるメッシュシート用基材の製造
方法は、多数の縦用貫通状スリットを有し縦用主材とこ
の縦用主材に一体に設けられた縦用副材とからなる縦用
原反を縦延伸装置で延伸して得た縦用延伸シートと、多
数の横用貫通状スリットを有し横用主材とこの横用主材
に一体に設けられた横用副材とからなる横用原反とを横
延伸装置で延伸して得た横用延伸シートとを、互いに延
伸状態下でかつ前記各貫通状スリットの方向が互いに交
差するように前記縦用副材と横用副材とを熱融着させて
二層シートを形成し、前記二層シートを防炎材溶液に浸
漬させた後に乾燥させる方法である。
【0007】さらに詳細には、前記縦用貫通状スリット
は、前記縦延伸装置のスリッタロールで形成すると共に
前記縦延伸装置の凹凸ロールの多数の溝を介して案内す
る方法である。
【0008】さらに詳細には、前記縦延伸装置に設けら
れた低速ロールと高速ロール間の凹凸ロールの多数の溝
を介して前記縦用延伸シートを案内し、前記高速ロール
による前記縦用延伸シートの幅方向の縮みを防止する方
法である。
【0009】さらに詳細には、前記横用原反の両側に耳
部を残して前記横用貫通状スリットを形成すると共に前
記各耳部をテンダーで横方向に引くことにより横延伸す
る方法である。
【0010】さらに詳細には、前記凹凸ロールの各溝の
ピッチを選ぶと共に、前記横用延伸されたシートをさら
に縦方向に延伸して開口させることにより、前記二層シ
ートに形成される開口部の開口率を可変とする方法であ
る。
【0011】
【作用】本発明によるメッシュシート用基材及びその製
造方法においては、多数の貫通状スリットを有するシー
ト状の縦用延伸シートと横用延伸シートとを、延伸した
状態下で熱溶着により圧着し、各スリットの方向が互い
に交差するように積層させて二層シートを構成し、さら
に、この二層シートをPVC溶液又はMMA溶液からな
る防炎材に浸漬させることにより、防炎加工されたメッ
シュシート用基材を得ることができる。また、この縦用
原反を縦延伸装置で縦延伸する場合、低速ロールと高速
ロールとの間に多数の溝を有する凹凸ロールを介して延
伸するため、延伸時におけるネックインを防止し、高品
質のメッシュシート用基材を得ることができる。
【0012】
【実施例】以下、図面と共に本発明によるメッシュシー
ト用基材及びその製造方法の好適な実施例について詳細
に説明する。図1及び図2は原反を示す斜視図、図3及
び図4は延伸した状態の各原反を示す斜視図、図5は延
伸状態下で圧着して積層した二層シートを示す斜視図、
図6は製造装置を示す構成図、図7は図6の要部を示す
構成図、図8は横延伸装置を示す構成図、図9は図8の
平面構成図、図10は図6の凹凸ロールを示す構成図、
図11は縦延伸装置の他の実施例を示す構成図、図12
は図11の要部を示す構成図、図13は図6の他の実施
例を示す構成図である。
【0013】図1において符号1で示されるものは縦用
原反であり、この縦用原反1は、低温溶融PETコーポ
リマーからなる縦用副材3と、この縦用副材3上に形成
されPETホモポリマーからなる縦用主材2とから構成
されている。また、図2に示す横用原反1Aは、低温溶
融PETコーポリマーからなる横用副材3Aと、この横
用副材3A上に形成されPETホモポリマーからなる横
用主材2Aとから構成されている。
【0014】前述の各原反1,1Aは、図6に示す製造
装置20により加工されるものである。図6において、
符号21で示されるものはロール状の縦用原反1の縦延
伸を行うための縦延伸装置であり、この縦延伸装置21
の下方位置には、ロール状の横用原反1Aの横延伸を行
うための横延伸装置22、積層装置23耳部カッタ装置
23A、防炎槽23B、乾燥槽23C及び巻取装置24
が設けられている。前記縦延伸装置21は、加熱ロール
21a,21b、スリッタロール21c、凹凸ロール5
9(図10で示す)よりなり、スリッタロール21cで
縦用貫通状スリット4を形成し、凹凸ロール59は多数
の溝57と突部57aを有し、この溝57又は突部57
aのピッチとこのスリット4のピッチは同一に形成され
ている。なお、この溝57のピッチにスリット4のピッ
チと一致するように他の凹凸ロール59に変更すること
ができる。さらに、前記積層装置23は、ロールからな
る第1加熱ロール25及び第2加熱ロール26で構成さ
れ、前記横延伸装置22の上流側には前記横用原反1A
に対して図4で示すように、両側の耳部100,100
aを残して横用貫通状スリット4Aを形成するためのス
プリッタ101が設けられている。前記スプリッタ10
1は、図8、図9で示すように、外周に複数の刃101
aが形成され、この刃101aの幅は、図4で示すよう
に各耳部100,100aを残して幅Wと同一に形成さ
れていると共に、このスプリッタ101の上流及び下流
には一対の加熱ロール101A,101Bが設けられて
いる。
【0015】前記横延伸装置22は、図9で示すよう
に、一対のテンダー部200a,200bからなる周知
のテンダー200が設けられ、各テンダー部200a,
200bは、ハの字状に横用原反1Aの流れ方向に沿っ
て末広がり状に構成されると共に、各々、チェーン20
0c、ローラ200d及びチャック部200eとから構
成されている。前記各チャック部200eは横用原反1
Aの両側1Aaをチャック部200eでチャッキング
し、移動することにより各テンダー部200a,200
bの末広がり形状に沿ってこの横用原反1Aを横延伸す
ると、図2の横用原反1Aにスプリッタ101で入れた
横用貫通状スリット4Aが図4で示す横用延伸シート1
0Aとなる。
【0016】次に、前述の構成において各原反1,1A
を延伸して各延伸シート10,10Aからなる二層シー
ト30(図5で示す)からメッシュシート基材42を製
造する場合について述べる。まず、前述のロール状の各
原反1,1Aを図6で示す縦延伸装置21及び横延伸装
置22を介して各々各スリット4,4Aを形成すると共
に延伸を施すと、図3及び図4で示すように縦用延伸シ
ート10及び横用延伸シート10Aが形成され、縦用延
伸シート10の各縦糸11のデニール数は、例えば、1
00〜105、各縦糸11間の隙間は0.24mm、各縦
糸11の幅は0.56mmである。また、横用延伸シート
10Aの各横糸11Aのデニール数は104、各横糸1
1A間の隙間は0.4mm、各横糸11Aの幅は0.4mmで
ある。
【0017】次に、前述の各延伸シート10,10Aは
加熱(約80〜160℃)PFTの場合好ましくは11
5〜130℃状態でかつ延伸状態のまま積層部23に送
られ、各延伸シート10,10Aの各副材3,3Aを延
伸状態下で熱融着によって圧着・積層させると、図7に
示すように、各延伸シート10,10Aの各スリット
4,4Aが互いに交差状となり、図5に示す、厚さ0.
045mmの網状不織布からなる二層シート30が得ら
れ、各縦糸11の幅は0.56mm、縦用貫通状スリット
4は0.24mmとなる。また、各横糸11Aの幅は0.4
mm、横用貫通状スリット4Aは0.4mmである。なお、
各図1〜図5における矢印MDは原反1,1Aの流れ方
向を示している。前記二層シート30には、各糸11,
11Aにより形成された開口部300が設けられ、この
開口部300の開口率は、凹凸ロール59の溝57のピ
ッチを選び、横用延伸シート10Aの延伸状態を選ぶこ
とにより、任意に可変とすることができる。
【0018】次に、前記二層シート30における横用延
伸シート10Aの各耳部100,100aを耳部カッタ
装置23Aで切断(図6、図7で示す)すると共に、こ
の二層シート30を、防炎材溶液(図示せず)は、好ま
しくはPVC(ポリビニールクロライド)溶液又はPV
DC(ポリビニールディクロライド)溶液さらにはMM
A溶液が設けられた防炎槽40内を通過させて浸漬させ
た後、乾燥槽23Cで乾燥し、最終的にメッシュシート
用基材42として巻取装置24で巻取るとロール状のメ
ッシュシート用基材42aを得ることができる。
【0019】なお、前述の二層シート30の特性は次の
通りである。 縦糸11のデニール数 40デニール〜300デニール好ましくは 130デニール〜260デニール 横糸11Aのデニール数 40デニール〜300デニール好ましくは 200デニール〜300デニール 縦方向引張強度 26kgf/5cm〜38kgf/5cm好ましくは 26〜30kgf/5cm 横方向引張強度 35kgf/5cm〜40kgf/5cm好ましくは 30〜35kgf/5cm 縦方向伸び強度 10〜15%好ましくは30〜35kgf/ 5cm 横方向伸び強度 8〜13%好ましくは9〜10% 横方向引裂強度 0.5〜2.0kg好ましくは1.55kg 縦方向引裂強度 0.7〜2.7kg好ましくは2.05kg
【0020】また、前述の図6に示した構成では、縦用
原反1と横用原反1Aとを、あらかじめロール状に形成
したものを用いた場合について述べたが、例えば、図1
3に示すように、第1押出機401のノズル403から
縦用原反1を供給し、第2押出機402のノズル403
aから横用原反1Aを供給し、前述の各延伸装置21,
22により各スリット4,4Aを形成して延伸し、連続
したインライン方式による製造を行うこともできる。な
お、図7は図6と同一部分には同一符号を付し、その説
明は省略している。
【0021】また、前述の縦延伸装置21を図11及び
図12に示すように、多数の溝57を有する凹凸ロール
59を非駆動のフリー状態で回転自在に設け、この凹凸
ロール59の溝57に各々噛合溝56,63を有する低
速用鋼ロール55及び高速用鋼ロール62を噛合させ、
複数の低速ロール51,52,53,54,55からな
る低速部150と複数の高速ロール61,62,64,
65,66,67からなる高速部160を配置すると共
に、一対のゴムロール54,61を各鋼ロール55,6
2に噛合させた構成とした場合、図11の縦延伸装置2
1の入口側50から供給された前記縦用原反1は前記低
速側150から高速側160に移動する際に延伸され
る。
【0022】前述の場合、前記凹凸ロール59の溝57
の突部57aに沿って縦用原反1の縦用貫通状スリット
4が係合して縦用原反1の流れに沿って案内されるた
め、縦延伸時に発生する縦用原反1のネックイン(幅が
縮む現象)を防止し、かつ、各縦糸11のからみや噛合
を防止し、横糸11Aとの正確な網を得ることができ
る。また、この溝57又は突部57aのピッチをスリッ
ト4のピッチと合わせると共に、このピッチを種々変え
ることにより、前記開口率を可変とすることができる。
【0023】また、前述の図11の凹凸ロール59の下
部に面ロール58を設け、この面ロール58を凹凸ロー
ル59の溝57の突部57aに当接させた場合には、縦
用原反1を単に案内する作用だけではなく、この凹凸ロ
ール59と面ロール58によって縦用原反1にカッティ
ングを施し、縦糸11を形成することができるため、こ
の面ロール58を用いる場合には、用いる縦用原反1は
前述のように縦用貫通状スリット4を形成しない縦用原
反1を用いることができる。
【0024】
【発明の効果】本発明によるメッシュシート用基材及び
その製造方法は、以上のように構成されているため、次
のような効果を得ることができる。すなわち、縦用原反
と横用原反を用いて網状とした二層シートに防炎加工す
ることにより、簡単に防炎型のメッシュシート用基材を
得ることができ、高品質で高歩留まりの構成を得ること
ができる。また、縦延伸装置に多数の溝を有する凹凸ロ
ールを設けているため、縦用原反の延伸時におけるネッ
クインを防止でき、縦糸の重合等を伴うことのない高品
質の網状不織布からなるメッシュシート用基材を得るこ
とができる。また、縦糸と横糸をシートから得ているた
め、従来のような糸切れがなく、高歩留まりを得ること
ができる。また、従来の織機1台の生産速度約1m/分
に対し、本発明方法では生産速度約60m/分となる。
また、操作員も、60m/分換算として、織機60台/
テープ製造設備ラインで40名(3交代)に対し、本発
明方法では12名で済む。また、従来は、3工程(テー
プ製造、織機、外面防炎材コート、乾燥)であったが、
本発明方法では、インラインの1工程となり、生産性を
大幅に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における縦用原反を示す斜視図である。
【図2】本発明における横用原反を示す斜視図である。
【図3】図1の原反を延伸した縦用延伸シートを示す斜
視図である。
【図4】図2の原反を延伸した横用延伸シートを示す斜
視図である。
【図5】二層シートを示す斜視図である。
【図6】本発明によるメッシュシート用基材の製造装置
を示す構成図である。
【図7】図6の要部を示す構成図である。
【図8】横延伸装置を示す構成図である。
【図9】図8の平面構成図である。
【図10】図6の凹凸ロールを示す構成図である。
【図11】縦延伸装置の他の実施例を示す構成図であ
る。
【図12】図11の要部を示す構成図である。
【図13】図6の他の実施例を示す構成図である。
【符号の説明】
1 縦用原反 1A 横用原反 2 縦用主材 2A 横用主材 3 縦用副材 3A 横用副材 4 縦用貫通状スリット 4A 横用貫通状スリット 10 縦用延伸シート 10A 横用延伸シート 11 縦糸 11A 横糸 21 縦延伸装置 21c スリッタロール 22 横延伸装置 30 二層シート 59 凹凸ロール 57 溝 100,100a 耳部 200 テンダー 300 開口部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年2月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】なお、前述の二層シート30の特性は次の
通りである。 縦糸11のデニール数 40デニール〜300デニール好ましくは 130デニール〜260デニール 横糸11Aのデニール数 40デニール〜300デニール好ましくは 200デニール〜300デニール 縦方向引張強度 26kgf/5cm〜38kgf/5cm好ま しくは 26〜30kgf/5cm 横方向引張強度 35kgf/5cm〜40kgf/5cm好ま しくは 30〜35kgf/5cm 縦方向伸び強度 10〜15%好ましくは11〜12% 横方向伸び強度 8〜13%好ましくは9〜10% 横方向引裂強度 0.5〜2.0kg好ましくは1.55kg 縦方向引裂強度 0.7〜2.7kg好ましくは2.05kg

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の縦用貫通状スリット(4)を有し縦
    用主材(2)とこの縦用主材(2)に一体に設けられた縦用副
    材(3)とからなる縦用原反(1)を延伸して得た縦用延伸シ
    ート(10)と、多数の横用貫通状スリット(4A)を有し横用
    主材(2A)とこの横用主材(2A)に一体に設けられた横用副
    材(3A)とからなる横用原反(1A)を延伸して得た横用延伸
    シート(10A)とを、延伸状態下で前記各貫通状スリット
    (4,4A)が交差するように前記縦用副材(3)と横用副材(3
    A)とを熱融着してなる二層シート(30)からなり、前記二
    層シート(30)には防炎材がコーティングされていること
    を特徴とするメッシュシート用基材。
  2. 【請求項2】 多数の縦用貫通状スリット(4)を有し縦
    用主材(2)とこの縦用主材(2)に一体に設けられた縦用副
    材(3)とからなる縦用原反(1)を縦延伸装置(21)で延伸し
    て得た縦用延伸シート(10)と、多数の横用貫通状スリッ
    ト(4A)を有し横用主材(2A)とこの横用主材(2A)に一体に
    設けられた横用副材(3A)とからなる横用原反(1A)とを横
    延伸装置(22)で延伸して得た横用延伸シート(10A)と
    を、互いに延伸状態下でかつ前記各貫通状スリット(4,4
    A)の方向が互いに交差するように前記縦用副材(3)と横
    用副材(3A)とを熱融着させて二層シート(30)を形成し、
    前記二層シート(30)を防炎材溶液に浸漬させた後に乾燥
    させることを特徴とするメッシュシート用基材の製造方
    法。
  3. 【請求項3】 前記縦用貫通状スリット(4)は、前記縦
    延伸装置(21)のスリッタロール(21c)で形成すると共に
    前記縦延伸装置の凹凸ロール(59)の多数の溝(57)を介し
    て案内することを特徴とする請求項2記載のメッシュシ
    ート用基材の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記縦延伸装置(21)に設けられた低速ロ
    ール(51〜53)と高速ロール(64〜67)間の凹凸ロール(59)
    の多数の溝(57)を介して前記縦用延伸シート(10,10M)を
    案内し、前記高速ロール(64〜67)による前記縦用延伸シ
    ート(10,10M)の幅方向の縮みを防止することを特徴とす
    る請求項2記載のメッシュシート用基材の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記横用原反(1A)の両側に耳部(100,100
    a)を残して前記横用貫通状スリット(4A)を形成すると共
    に前記各耳部(100,100a)をテンダー(200)で横方向に引
    くことにより横延伸させることを特徴とする請求項1な
    いし4の何れかに記載のメッシュシート用基材の製造方
    法。
  6. 【請求項6】 前記凹凸ロール(59)の各溝(57)のピッチ
    を選ぶと共に、前記横用延伸シート(10A)の延伸状態を
    選ぶことにより、前記二層シート(30)に形成される開口
    部(300)の開口率を可変とすることを特徴とする請求項
    3ないし5の何れかに記載のメッシュシート用基材の製
    造方法。
JP6017567A 1994-02-14 1994-02-14 メッシュシート用基材及びその製造方法 Pending JPH07229050A (ja)

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JP6017567A Pending JPH07229050A (ja) 1994-02-14 1994-02-14 メッシュシート用基材及びその製造方法

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