JPH0722845Y2 - バックロック・スタティックコンバージェンスマグネット・アセンブリ - Google Patents

バックロック・スタティックコンバージェンスマグネット・アセンブリ

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JPH0722845Y2
JPH0722845Y2 JP1990053863U JP5386390U JPH0722845Y2 JP H0722845 Y2 JPH0722845 Y2 JP H0722845Y2 JP 1990053863 U JP1990053863 U JP 1990053863U JP 5386390 U JP5386390 U JP 5386390U JP H0722845 Y2 JPH0722845 Y2 JP H0722845Y2
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JP
Japan
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holder
convergence magnet
lock ring
backlock
magnet assembly
Prior art date
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JP1990053863U
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JPH0412245U (ja
Inventor
薫 中島
Original Assignee
株式会社トータス
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、カラーテレビジョン受像機、特にインライン
方式の陰極線管に用いられるスタティックコンバージェ
ンスマグネット・アセンブリ、特にマグネットロッキン
グ機構をバック側に設けたバックロック・スタティック
コンバージェンスマグネット・アセンブリに関する。
〔従来の技術〕
インライン方式の陰極線管のネック部には、第3図に示
すように、R(RED),G(GREEN),B(BLUE)の電子ビー
ムの位置的なずれを磁気的に補正するスタティックコン
バージェンスマグネット・アセンブリ31が取付けられ
る。なお図中、30は陰極線管を示す。このスタティック
コンバージェンスマグネット・アセンブリ31は、バック
ロックタイプであり、ロックリングが陰極線管30のフェ
イス面とは反対側(バック側)に設けられている。
第4図は、従来のバックロック・スタティックコンバー
ジェンスマグネット・アセンブリの一例の分解斜視図で
ある。
このバックロック・スタティックコンバージェンスマグ
ネット・アセンブリは、陰極線管のネック部にはめ込ま
れる円筒状ホルダー41と、内周にネジが切られたロック
リング42と、ホルダー41に嵌合するそれぞれ2枚1組よ
りなる、2極コンバージェンスマグネット43、4極コン
バージェンスマグネット44、6極コンバージェンスマグ
ネット45と、コンバージェンスマグネットを回転させる
ときにコンバージェンスマグネットの共回りを防止する
リング46,47,48と、ホルダー41の端部に設けられた溝49
にはめ込まれて固定し得るストップリング50と、ネック
部への締付けバンド51とにより構成されている。
第5図に、ホルダー41の縦断面図を示す。ホルダーの外
周面には、ロックリング42と螺合する山ネジ53が設けら
れている。この明細書では、このネジの外径がホルダー
の外径よりも大きいという意味で、山ネジというものと
する。
以上のような構成のバックロック・スタティックコンバ
ージェンスマグネット・アセンブリを組立てる際には、
ホルダー41に、一方向から、ロックリング42,リング46,
2極コンバージェンスマグネット43,リング47,4極コンバ
ージェンスマグネット44,リング48,6極コンバージェン
スマグネット45,ストップリング50を挿入し、他方向か
らバンド51を挿入している。
このようにして組立てられたバックロック・スタティッ
クコンバージェンスマグネット・アセンブリを、陰極線
管のネック部にバンド51により固定し、コンバージェン
スマグネットの回転位置を調整して電子ビームの位置ず
れを補正した後、ロックリング42を山ネジ53に螺合させ
て、コンバージェンスマグネットおよびリングをストッ
プリング50側へ押付けてロッキングし、コンバージェン
スマグネットを調整位置に保持する。
〔考案が解決しようとする課題〕
上述した従来のバックロック・スタティックコンバージ
ェンスマグネット・アセンブリは、次のような欠点があ
る。
(イ)ホルダーへの部品の組立は、バンドとその他の部
品とをそれぞれ2方向から挿入しなければならないた
め、組立性が悪い。
(ロ)ホルダーとストップリングとが分離しているため
剛性が弱く、ロックリングによりロッキングした、コン
バージェンスマグネットを保持する力が弱く、後にコン
バージェンスマグネットの調整位置がずれるおそれがあ
る。
(ハ)ロックリングの回転方向がバック側から見て右回
りであり、通常のロックタイプのスタティックコンバー
ジェンスマグネット・アセンブリが左回りであるため、
通常のロックタイプのものとバックロックタイプのもの
とが共存している場合に、マグネットロッキング作業時
にロックリングの回転方向が2種類となり作業性が悪
い。
本考案の目的は、このような欠点を除去したバックロッ
ク・スタティックコンバージェンスマグネット・アセン
ブリを提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、インライン方式の陰極線管のネック部にはめ
込まれるバックロック・スタティックコンバージェンス
マグネット・アセンブリであって、 円筒部と、この円筒部の端部に一体化されたストッパと
から成るホルダーと、 ホルダーに嵌合する複数のコンバージェンスマグネット
を含む部品と、 ホルダーと螺合するように内周にネジが切られており、
部品を陰極線管のバック側からロッキングするロックリ
ングと、 ネック部への締付けバンドとを備え、 円筒部の外周面に、ロックリングと螺合するネジが、そ
の外径が円筒部の外径以下となるように切られており、
ロックリングの内周面のネジと、 円筒部の外周面のネジとは、ロックリングを円筒部に締
付け螺合させるときに、バンド側から見て左回りに回転
するように、切られていることを特徴とする。
〔作用〕
本考案によれば、従来のバックロック・スタティックコ
ンバージェンスマグネット・アセンブリと異なり、ホル
ダーとストップリングとを一体に形成することにより剛
性を増し、ロックリングによるロッキング力を強化して
いる。
また、組立性を良くするために、ホルダーに対し一方向
からすべての部品を挿入可能とし、このためホルダーの
外周面には、ロックリングと螺合する谷ネジを、その外
径がホルダーの外径より小さくなるように切っている。
この明細書では、ネジ外径がホルダーの外径より小さい
という意味で、谷ネジと呼ぶことにする。
さらに、通常のロックタイプのものと、ロッキング時の
ロックリングの回転方向(バック側から見た)を同じに
することにより、通常のロックタイプのものとバックロ
ックタイプのものとが共存している場合の作業性を向上
させている。
〔実施例〕
第1図は、本考案の一実施例を示す分解斜視図である。
このバックロック・スタティックコンバージェンスマグ
ネット・アセンブリは、円筒状ホルダー1と、R,G,B電
子ビームの位置的なずれを磁気的に補正するピュリティ
調整用の2極コンバージェンスマグネット2,サイドビー
ム調整用の4極および6極コンバージェンスマグネット
3,4と、2,4,6極コンバージェンスマグネットの共回り防
止用のリング5,6,7と、コンバージェンスマグネットロ
ッキング用のロックリング8と、陰極線管のネック部に
装着するためのバンド9から構成されている。
円筒状ホルダー1は、第2図の縦断面図にも示すよう
に、円筒部11と、この円筒部11の端部のフランジ状スト
ッパ12とが一体化された構造となっている。このような
ホルダーは、プラスチック材料等で一体成形して製造さ
れる。
さらに、円筒部11の外周には、ロックリング8と螺合す
る谷ネジ13が切られている。この谷ネジの外径は、円筒
部11の外径D以下となるように形成されている。また、
バンド9が取付けられる円筒部は、複数個の突片14より
成り、これら複数の突片により構成される外径dは、谷
ネジ13と螺合するロックリング8が挿通可能なようにd
<Dとなるように設定されている。したがって、コンバ
ージェンスマグネット2,3,4とリング5,6,7とをホルダー
1に挿入する場合に、谷ネジ13が妨げになることがな
い。また、ロックリング8をホルダー1に挿入する場合
に、突片14の部分が妨げになることはない。
また本実施例では、ロックリング8のロッキング時の回
転は、左回りとなるように構成されている。
以上の構造のバックロック・スタティックコンバージェ
ンスマグネット・アセンブリを組立てるときには、ホル
ダー1に一方向から、6極コンバージェンスマグネット
4,共回り防止用リング7,4極コンバージェンスマグネッ
ト3,共回り防止用リング6,2極コンバージェンスマグネ
ット2,共回り防止用リング5,ロックリング8,バンド9の
順で挿入する。
このようにして組立てられたバックロック・スタティッ
クコンバージェンスマグネット・アセンブリを、陰極線
管のネック部にバンド9により固定し、コンバージェン
スマグネットの回転位置を調整して電子ビームの位置ず
れを補正した後、ロックリング8を左方向に回転して谷
ネジ13に螺合させて、コンバージェンスマグネット2,3,
4およびリング5,6,7をストッパ12側へ押付けてロッキン
グし、コンバージェンスマグネットを調整位置に保持す
る。
以上本考案の一実施例を説明したが、バックロック・ス
タティックコンバージェンスマグネット・アセンブリを
構成する部品の組合わせ、あるいは組立ての順序は上記
実施例に限るものではなく、その他の組立わせ、組立て
順序も可能なことは勿論である。
〔考案の効果〕
本考案のバックロック・スタティックコンバージェンス
マグネット・アセンブリは、以下の効果を奏する。
(イ)部品の組立方向がすべて一方向からとなり、組立
作業性が向上する。
(ロ)ホルダーとストッパリングとを一体化した構成と
しているため、剛性が増し、ロックリングによるロッキ
ング時にマグネットを保持する力が大幅に増大する。
(ハ)ホルダーとストッパリングとを一体化した構成と
しているため、部品点数が減り、安価となる。
(ニ)ロックリングのロッキング時の回転方向を左方向
としているので、通常のロックタイプのものと回転方向
が同一となり、組立作業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例の分解斜視図、 第2図は、第1図のホルダーの縦断面図、 第3図は、バックロック・スタティックコンバージェン
スマグネット・アセンブリの陰極線管ネック部への取付
け状態を示す図、 第4図は、従来のバックロック・スタティックコンバー
ジェンスマグネット・アセンブリの一例の分解斜視図、 第5図は、第4図のホルダーの縦断面図である。 1……ホルダー、 2,3,4……コンバージェンスマグネット 5,6,7……共回り防止用リング 8……ロックリング 9……バンド 11……円筒部 12……ストッパ 13……谷ネジ 14……突片

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】インライン方式の陰極線管のネック部には
    め込まれるバックロック・スタティックコンバージェン
    スマグネット・アセンブリであって、 円筒部と、この円筒部の端部に一体化されたストッパと
    から成るホルダーと、 ホルダーに嵌合する複数のコンバージェンスマグネット
    を含む部品と、 ホルダーと螺合するように内周にネジが切られており、
    部品を陰極線管のバック側からロッキングするロックリ
    ングと、 ネック部への締付けバンドとを備え、 円筒部の外周面に、ロックリングと螺合するネジが、そ
    の外径が円筒部の外径以下となるように切られており、
    ロックリングの内周面のネジと、 円筒部の外周面のネジとは、ロックリングを円筒部に締
    付け螺合させるときに、バンド側から見て左回りに回転
    するように、切られていることを特徴とするバックロッ
    ク・スタティックコンバージェンスマグネット・アセン
    ブリ。
JP1990053863U 1990-05-23 1990-05-23 バックロック・スタティックコンバージェンスマグネット・アセンブリ Expired - Lifetime JPH0722845Y2 (ja)

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JP1990053863U JPH0722845Y2 (ja) 1990-05-23 1990-05-23 バックロック・スタティックコンバージェンスマグネット・アセンブリ

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JPH0412245U JPH0412245U (ja) 1992-01-31
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JP1990053863U Expired - Lifetime JPH0722845Y2 (ja) 1990-05-23 1990-05-23 バックロック・スタティックコンバージェンスマグネット・アセンブリ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4091347A (en) * 1976-03-17 1978-05-23 Rca Corporation Convergence apparatus for in-line beams
JPS5359330U (ja) * 1976-10-22 1978-05-20

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