JPH07225A - 容器の蓋体係合構造 - Google Patents
容器の蓋体係合構造Info
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- JPH07225A JPH07225A JP5146603A JP14660393A JPH07225A JP H07225 A JPH07225 A JP H07225A JP 5146603 A JP5146603 A JP 5146603A JP 14660393 A JP14660393 A JP 14660393A JP H07225 A JPH07225 A JP H07225A
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- JP
- Japan
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- engaging
- lid
- container
- opening
- container body
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- Closures For Containers (AREA)
- Thermally Insulated Containers For Foods (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 外蓋の脱着操作が簡単で、しかも不測に外れ
る恐れがなく、かつ外蓋停止位置を一定にできる容器を
提供することを目的としている。 【構成】 容器本体の肩部材3の開口部外周に、段違い
に突起部11〜16を複数設け、これに係合する蓋7の内周
面には、突起部の間の溝17〜23に対応する係合突起30,3
1,32を設け、かつ溝に、蓋の係合突起部32の回動を規制
する係止壁24を設けたことを特徴としている。
る恐れがなく、かつ外蓋停止位置を一定にできる容器を
提供することを目的としている。 【構成】 容器本体の肩部材3の開口部外周に、段違い
に突起部11〜16を複数設け、これに係合する蓋7の内周
面には、突起部の間の溝17〜23に対応する係合突起30,3
1,32を設け、かつ溝に、蓋の係合突起部32の回動を規制
する係止壁24を設けたことを特徴としている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、携帯用液体容器等の容
器の蓋体係合構造であり、蓋の脱着操作が簡単で、しか
も不測に外れる恐れがなく、かつ、蓋停止位置を一定に
できる容器のの蓋体係合構造に関する。
器の蓋体係合構造であり、蓋の脱着操作が簡単で、しか
も不測に外れる恐れがなく、かつ、蓋停止位置を一定に
できる容器のの蓋体係合構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、携帯用液体容器の蓋体係合構造と
しては、一般に螺合ねじ方式が用いられている。すなわ
ち、容器本体の開口部外周にねじ部を設けるとともに、
容器本体に装着される外蓋の開口端部にそれと螺合する
ねじ部を形成し、容器本体の開口部の外周部に外蓋を螺
合させて装着するように構成されている。この螺合ねじ
方式の係合構造は、通常の一条ねじの他、ねじ条数を二
条以上とした多条ねじ方式や、周方向に適当間隔おきに
複数の短寸のねじ条を形成して螺合範囲を短くしたもの
などが提供されている。
しては、一般に螺合ねじ方式が用いられている。すなわ
ち、容器本体の開口部外周にねじ部を設けるとともに、
容器本体に装着される外蓋の開口端部にそれと螺合する
ねじ部を形成し、容器本体の開口部の外周部に外蓋を螺
合させて装着するように構成されている。この螺合ねじ
方式の係合構造は、通常の一条ねじの他、ねじ条数を二
条以上とした多条ねじ方式や、周方向に適当間隔おきに
複数の短寸のねじ条を形成して螺合範囲を短くしたもの
などが提供されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
携帯用液体容器の外蓋を螺合する係合構造には次のよう
な問題があった。携帯用液体容器のうち外観に方向性が
あるものでは、ねじの条数を二条以上とした場合に、蓋
の螺合停止位置によって外観に方向性が出るといった問
題がある。また周方向に適当間隔おきに複数の短寸のね
じ条を形成して螺合範囲を短くした場合には、蓋の開閉
操作は簡単になるが、携帯して持ち運んでいる間に振動
によってねじが緩み易く、外蓋が知らない間に外れてし
まう恐れがあるという問題があった。
携帯用液体容器の外蓋を螺合する係合構造には次のよう
な問題があった。携帯用液体容器のうち外観に方向性が
あるものでは、ねじの条数を二条以上とした場合に、蓋
の螺合停止位置によって外観に方向性が出るといった問
題がある。また周方向に適当間隔おきに複数の短寸のね
じ条を形成して螺合範囲を短くした場合には、蓋の開閉
操作は簡単になるが、携帯して持ち運んでいる間に振動
によってねじが緩み易く、外蓋が知らない間に外れてし
まう恐れがあるという問題があった。
【0004】また、一条ねじの場合、螺合停止は定位置
となるが、ねじ導入部が一箇所であるため、螺合するの
に手間がかかっていた。即ち、外蓋を1回転以上回転さ
せないと肩体に螺合し得ない場合があった。
となるが、ねじ導入部が一箇所であるため、螺合するの
に手間がかかっていた。即ち、外蓋を1回転以上回転さ
せないと肩体に螺合し得ない場合があった。
【0005】本発明は前記事情に鑑みてなされたもの
で、外蓋の脱着操作が簡単で、しかも不測に外れる恐れ
がなく、かつ、外蓋停止位置を一定にできる容器の蓋体
係合構造の提供を目的としている。
で、外蓋の脱着操作が簡単で、しかも不測に外れる恐れ
がなく、かつ、外蓋停止位置を一定にできる容器の蓋体
係合構造の提供を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、容器本体と容
器本体の開口部を開閉する蓋を備えた容器の蓋体係合構
造において、前記容器本体の肩部を含む開口部外周に、
突起又は凹部よりなる係合部を段違いに複数設け、これ
に係合する蓋の内周面には、前記開口部外周の係合部に
対応する係合突起部を設け、かつ開口部外周の複数の係
合部の少なくとも一箇所に、蓋体の係合突起部の回動を
規制する係止壁を設けたことを特徴としている。また、
前記蓋の内周面に、突起又は凹部よりなる係合部を段違
いに複数設け、これに係合する容器本体の肩部を含む開
口部外周には、前記蓋の係合部に対応する係合突起部を
設け、かつ前記蓋の内周面の複数の係合部の少なくとも
一箇所に、容器本体の肩部を含む開口部外周の係合突起
部の回動を規制する係止壁を設けて構成しても良い。
器本体の開口部を開閉する蓋を備えた容器の蓋体係合構
造において、前記容器本体の肩部を含む開口部外周に、
突起又は凹部よりなる係合部を段違いに複数設け、これ
に係合する蓋の内周面には、前記開口部外周の係合部に
対応する係合突起部を設け、かつ開口部外周の複数の係
合部の少なくとも一箇所に、蓋体の係合突起部の回動を
規制する係止壁を設けたことを特徴としている。また、
前記蓋の内周面に、突起又は凹部よりなる係合部を段違
いに複数設け、これに係合する容器本体の肩部を含む開
口部外周には、前記蓋の係合部に対応する係合突起部を
設け、かつ前記蓋の内周面の複数の係合部の少なくとも
一箇所に、容器本体の肩部を含む開口部外周の係合突起
部の回動を規制する係止壁を設けて構成しても良い。
【0007】
【作用】前記容器本体の開口部外周又は蓋の内周面のい
ずれか一方に、突起又は凹部よりなる係合部を段違いに
複数設け、これに係合する容器本体の開口部外周又は蓋
の内周面のいずれか他方には、前記開口部外周の係合部
に対応する係合突起部を設け、かつ複数の係合部の少な
くとも一箇所に、係合突起部の回動を規制する係止壁を
設けたことによって、容器開口部に係合される蓋を、い
ずれの位置からでも閉蓋方向に回転させることにより、
容器の開口部に設けた高低差のある突起部に、蓋側に設
けた係合爪が係合し、一点で係止する。例えば外観状円
形でない外蓋が容器開口部に閉蓋する場合、閉蓋位置を
考えずに装着できる。また、蓋を開方向に回して開蓋す
る場合、少ない回転で容器開口部から取り外せる。
ずれか一方に、突起又は凹部よりなる係合部を段違いに
複数設け、これに係合する容器本体の開口部外周又は蓋
の内周面のいずれか他方には、前記開口部外周の係合部
に対応する係合突起部を設け、かつ複数の係合部の少な
くとも一箇所に、係合突起部の回動を規制する係止壁を
設けたことによって、容器開口部に係合される蓋を、い
ずれの位置からでも閉蓋方向に回転させることにより、
容器の開口部に設けた高低差のある突起部に、蓋側に設
けた係合爪が係合し、一点で係止する。例えば外観状円
形でない外蓋が容器開口部に閉蓋する場合、閉蓋位置を
考えずに装着できる。また、蓋を開方向に回して開蓋す
る場合、少ない回転で容器開口部から取り外せる。
【0008】
【実施例】図1ないし図4は本発明の容器の蓋体係合構
造の第1の実施例を示すものであって、図1中符号1は
携帯用液体容器(以下、容器という)である。この容器
1は、容器本体2と、その口部に固定された肩部材3
と、容器本体2底部に固定された底部材4と、容器本体
2の口部に取り付けられた中栓5と、容器本体2の側面
に固定された起伏自在な把手6と、この容器本体2に着
脱自在に取り付けられる外蓋7とから構成されている。
造の第1の実施例を示すものであって、図1中符号1は
携帯用液体容器(以下、容器という)である。この容器
1は、容器本体2と、その口部に固定された肩部材3
と、容器本体2底部に固定された底部材4と、容器本体
2の口部に取り付けられた中栓5と、容器本体2の側面
に固定された起伏自在な把手6と、この容器本体2に着
脱自在に取り付けられる外蓋7とから構成されている。
【0009】この容器本体2は、ステンレス鋼などから
なる有底の外筒8と、この外筒8の内側に真空断熱層な
どの断熱層を介して設けられるステンレス鋼などからな
る有底筒状の内筒9とからなり、これら外筒8と内筒9
はそれぞれの口部で接合されている。なおこの容器本体
2は、ステンレス鋼の他、ガラスや合成樹脂などで形成
しても良い。
なる有底の外筒8と、この外筒8の内側に真空断熱層な
どの断熱層を介して設けられるステンレス鋼などからな
る有底筒状の内筒9とからなり、これら外筒8と内筒9
はそれぞれの口部で接合されている。なおこの容器本体
2は、ステンレス鋼の他、ガラスや合成樹脂などで形成
しても良い。
【0010】容器本体2の口部に取り付けられる中栓5
は、容器本体2の開口部に取り付けられる合成樹脂製の
外部栓5aと、この外部栓の内周側に取り付けられる合
成樹脂製の内部栓5bとからなり、この内部栓5bは、
容器本体2の内部に連通する環状に区画された内部流路
5cと、この内部流路5cの容器内側端を開閉する弁体
5dと、上部に設けられた押圧ボタン5eとを有し、こ
の押圧ボタン5eの押圧により、弁体5dを容器内側端
に対して近接-離間方向へ移動させて内部流路5cを開
閉するようになっている。この中栓5と外蓋7との間に
は内コップ10が配設されている。
は、容器本体2の開口部に取り付けられる合成樹脂製の
外部栓5aと、この外部栓の内周側に取り付けられる合
成樹脂製の内部栓5bとからなり、この内部栓5bは、
容器本体2の内部に連通する環状に区画された内部流路
5cと、この内部流路5cの容器内側端を開閉する弁体
5dと、上部に設けられた押圧ボタン5eとを有し、こ
の押圧ボタン5eの押圧により、弁体5dを容器内側端
に対して近接-離間方向へ移動させて内部流路5cを開
閉するようになっている。この中栓5と外蓋7との間に
は内コップ10が配設されている。
【0011】容器本体2の口部下部には合成樹脂製の肩
部材3が固定され、この肩部材3に合成樹脂からなる外
蓋7が係合している。図2は上記肩部材3を詳細に示す
ものであって、図2(a)は左側面図、(b)は正面
図、(c)は右側面図、(d)は背面図である。この肩
部材3の外周には、段違いに複数の突起部11,12,13,14,
15,16が設けられ、これらの突起部11,12,13,14,15,16の
間には、外蓋7に設けられた係合爪30,31,32が移動可能
な溝17,18,19,20,21,22,23が形成されている。また、突
起部15の一部は下方へ膨出し、それによって溝19が終点
になっている。その溝19の途中には、外蓋7に設けられ
た係合爪が乗り越え可能な高さのストッパ24(係止
壁)が形成されている。さらに、このストッパ24と上
記終点との間には、外蓋7に設けられた係合爪32を係
止させる係止用溝25になっている。また、上段側の突
起部11,12,13,14のそれぞれの突起間は、外蓋7に設け
られた係合爪30,31,32を溝に導入するための爪導入口2
6,27,28,29になっている。
部材3が固定され、この肩部材3に合成樹脂からなる外
蓋7が係合している。図2は上記肩部材3を詳細に示す
ものであって、図2(a)は左側面図、(b)は正面
図、(c)は右側面図、(d)は背面図である。この肩
部材3の外周には、段違いに複数の突起部11,12,13,14,
15,16が設けられ、これらの突起部11,12,13,14,15,16の
間には、外蓋7に設けられた係合爪30,31,32が移動可能
な溝17,18,19,20,21,22,23が形成されている。また、突
起部15の一部は下方へ膨出し、それによって溝19が終点
になっている。その溝19の途中には、外蓋7に設けられ
た係合爪が乗り越え可能な高さのストッパ24(係止
壁)が形成されている。さらに、このストッパ24と上
記終点との間には、外蓋7に設けられた係合爪32を係
止させる係止用溝25になっている。また、上段側の突
起部11,12,13,14のそれぞれの突起間は、外蓋7に設け
られた係合爪30,31,32を溝に導入するための爪導入口2
6,27,28,29になっている。
【0012】また図3は外蓋7を詳細に示すものであっ
て、図3(a)はその平面図、(b)は底面図、(c)
はB-B断面図、(d)はA-A断面図である。この外蓋7の
開口端部の内周面には短寸の突起である係止爪30,31,32
が、それぞれ周方向に間隔を開けて設けられている。こ
れらの係合爪30,31,32のうち、上記ストッパ24により
係止されて外蓋7を一定位置で係止させるための係合爪
32は、外蓋7の周縁に沿うような位置(以下、低い位置
という)に形成され、他の係合爪30,31はそれよりも上
方側に形成されている。
て、図3(a)はその平面図、(b)は底面図、(c)
はB-B断面図、(d)はA-A断面図である。この外蓋7の
開口端部の内周面には短寸の突起である係止爪30,31,32
が、それぞれ周方向に間隔を開けて設けられている。こ
れらの係合爪30,31,32のうち、上記ストッパ24により
係止されて外蓋7を一定位置で係止させるための係合爪
32は、外蓋7の周縁に沿うような位置(以下、低い位置
という)に形成され、他の係合爪30,31はそれよりも上
方側に形成されている。
【0013】容器本体2の肩部材3に外蓋7を係合させ
る場合の爪と溝との関係を図4を参照して説明する。こ
の容器1にあっては、適当な位置から、外蓋7を容器本
体2の開口に被せて周方向に回転させるだけの簡単な操
作で、容器本体2に設けられた肩部材3の周面に沿って
配した溝に、外蓋7の係合爪30,31,32を係合させること
ができ、しかも、少ない回転で外蓋7の係止用の爪32
を、所定の位置に係止することができる。また、その係
止位置にはストッパー24が設けられ、外蓋7の係合爪
32が周方向で固定される。そのため、外蓋係止時の外観
を気にせずに外蓋7を係合させることができる。
る場合の爪と溝との関係を図4を参照して説明する。こ
の容器1にあっては、適当な位置から、外蓋7を容器本
体2の開口に被せて周方向に回転させるだけの簡単な操
作で、容器本体2に設けられた肩部材3の周面に沿って
配した溝に、外蓋7の係合爪30,31,32を係合させること
ができ、しかも、少ない回転で外蓋7の係止用の爪32
を、所定の位置に係止することができる。また、その係
止位置にはストッパー24が設けられ、外蓋7の係合爪
32が周方向で固定される。そのため、外蓋係止時の外観
を気にせずに外蓋7を係合させることができる。
【0014】上記係合動作において、例えば、爪導入口
26に係合爪32がきたとき、低い位置にある係合爪32は、
図4中の矢印で示すように、爪導入口26を経て溝17に係
合し、残りの係合爪31は爪導入口27から上の溝18に、ま
た係止爪30は爪導入口28から上の溝20に係合する。さら
に外蓋7を回転させることにより、係合爪32は下の溝2
2、に沿って移動し、係合爪31は溝17,23を経て溝21を、
また係合爪30は上の溝18,17を経て溝23を通る(回動
1)。
26に係合爪32がきたとき、低い位置にある係合爪32は、
図4中の矢印で示すように、爪導入口26を経て溝17に係
合し、残りの係合爪31は爪導入口27から上の溝18に、ま
た係止爪30は爪導入口28から上の溝20に係合する。さら
に外蓋7を回転させることにより、係合爪32は下の溝2
2、に沿って移動し、係合爪31は溝17,23を経て溝21を、
また係合爪30は上の溝18,17を経て溝23を通る(回動
1)。
【0015】最終的に、係合爪32は、係合溝19に入り、
また係合爪31が溝20に、係合爪30が溝21に係合し、係合
爪32がストッパー24を乗り越え、その先の狭い係止用溝
25に入り、反対方向への回転がストッパー24により規制
され、容器1の振動や軽い衝撃では係合爪32が係止用溝
25から出ない状態となって、外蓋7が肩部材3に係止す
る(回動2)。
また係合爪31が溝20に、係合爪30が溝21に係合し、係合
爪32がストッパー24を乗り越え、その先の狭い係止用溝
25に入り、反対方向への回転がストッパー24により規制
され、容器1の振動や軽い衝撃では係合爪32が係止用溝
25から出ない状態となって、外蓋7が肩部材3に係止す
る(回動2)。
【0016】また、爪導入口27に係合爪32がきたとき、
他の係合爪31は爪導入口28から、係合爪30は爪導入口29
から導入され、以下は上述した回動2と同様にして外蓋
7が肩部材3に係止する。
他の係合爪31は爪導入口28から、係合爪30は爪導入口29
から導入され、以下は上述した回動2と同様にして外蓋
7が肩部材3に係止する。
【0017】さらに、爪導入口28に低い方の係合爪32が
きたとき、係合爪32は上の溝20に係合し、残りの係合爪
31は、突起部14上を、また係合爪30は突起部11上を移動
する。さらに外蓋7を回転させ、係合爪32が爪導入口27
に達した時、係合爪32が下に落ち、係合爪31は爪導入口
28に、係合爪30は爪導入口29に入り、以下は上述した回
動2と同様にして外蓋7が肩部材3に係止する。
きたとき、係合爪32は上の溝20に係合し、残りの係合爪
31は、突起部14上を、また係合爪30は突起部11上を移動
する。さらに外蓋7を回転させ、係合爪32が爪導入口27
に達した時、係合爪32が下に落ち、係合爪31は爪導入口
28に、係合爪30は爪導入口29に入り、以下は上述した回
動2と同様にして外蓋7が肩部材3に係止する。
【0018】また爪導入口29に係合爪32がきたときは、
係合爪32は上の溝21に係合し、残りの係合爪31は突起部
11上を、係合爪30は突起部12上を移動する。以下の動作
は、上記の係合爪32が爪導入口27に達した場合と同様で
ある。
係合爪32は上の溝21に係合し、残りの係合爪31は突起部
11上を、係合爪30は突起部12上を移動する。以下の動作
は、上記の係合爪32が爪導入口27に達した場合と同様で
ある。
【0019】以上のように、この容器1にあっては、外
蓋7を容器本体2の開口にある肩部材3に被せ、閉蓋方
向に回転させることにより、外蓋係止時の外観を気にせ
ずに外蓋7を係合させることができる。一方、閉蓋状態
にある外蓋7を取り外す際には、外蓋7を持って開蓋方
向に若干の力を加えて回すことによって、係止用溝25内
に係止されていた係合爪32がストッパー24を乗り越えて
溝19に達し、更にそれぞれの係合爪30,31,32が溝や爪導
入口を経て上方に引き上げられ、少ない回転で外蓋7を
肩部材3から取り外せるので、操作が簡単で、楽に取り
外せる。
蓋7を容器本体2の開口にある肩部材3に被せ、閉蓋方
向に回転させることにより、外蓋係止時の外観を気にせ
ずに外蓋7を係合させることができる。一方、閉蓋状態
にある外蓋7を取り外す際には、外蓋7を持って開蓋方
向に若干の力を加えて回すことによって、係止用溝25内
に係止されていた係合爪32がストッパー24を乗り越えて
溝19に達し、更にそれぞれの係合爪30,31,32が溝や爪導
入口を経て上方に引き上げられ、少ない回転で外蓋7を
肩部材3から取り外せるので、操作が簡単で、楽に取り
外せる。
【0020】図5及び図6は本発明の容器の蓋体係合構
造の第2の実施例を示すものである。この実施例の容器
は、図1に示す第1の実施例の容器とほぼ同様の構成要
素を備えている他、この実施例の容器では、肩部材33
に、把手6の取付と図示略のストラップの取付とを兼用
した取付部34を設けているとともに、外蓋35の形状
が若干異なっている。
造の第2の実施例を示すものである。この実施例の容器
は、図1に示す第1の実施例の容器とほぼ同様の構成要
素を備えている他、この実施例の容器では、肩部材33
に、把手6の取付と図示略のストラップの取付とを兼用
した取付部34を設けているとともに、外蓋35の形状
が若干異なっている。
【0021】また、この実施例の容器における係合構造
では、図6(a)〜(d)に示すように、外蓋35の内
面に、高低差のある係合凸部36,37,38を突設し、一方、
図5(a)〜(d)に示すように、肩部材33の外周面
39に、高低差のある係合凹部40,41を設けるととも
に、下側の係合凹部41に低い突起のストッパー42を
設け、さらにそのストッパー42から若干の間隔を開け
て突起43を設けた構成としている。
では、図6(a)〜(d)に示すように、外蓋35の内
面に、高低差のある係合凸部36,37,38を突設し、一方、
図5(a)〜(d)に示すように、肩部材33の外周面
39に、高低差のある係合凹部40,41を設けるととも
に、下側の係合凹部41に低い突起のストッパー42を
設け、さらにそのストッパー42から若干の間隔を開け
て突起43を設けた構成としている。
【0022】この肩部材33と外蓋35との係合動作を
説明すると、外蓋35を任意の位置から肩部材33に被
せて周方向に回転させると、外蓋35の係合突部36が
係合凹部40へ、また係合凸部37が係合凹部41に係
合し、さらに回転させることで係合凸部38がストッパ
ー42を乗り越え、ストッパー42と突起43の間に係
止される。そのため外蓋係止時の外観を気にせずに外蓋
35を係合させることができる。また開蓋する場合に
は、外蓋を逆に回すことで、係合凸部38がストッパー
42を乗り越え、閉蓋動作と逆の動作により、少ない回
転で肩部材33から取り外せるので、操作が簡単で楽に
取り外せる。
説明すると、外蓋35を任意の位置から肩部材33に被
せて周方向に回転させると、外蓋35の係合突部36が
係合凹部40へ、また係合凸部37が係合凹部41に係
合し、さらに回転させることで係合凸部38がストッパ
ー42を乗り越え、ストッパー42と突起43の間に係
止される。そのため外蓋係止時の外観を気にせずに外蓋
35を係合させることができる。また開蓋する場合に
は、外蓋を逆に回すことで、係合凸部38がストッパー
42を乗り越え、閉蓋動作と逆の動作により、少ない回
転で肩部材33から取り外せるので、操作が簡単で楽に
取り外せる。
【0023】なお、上述した各実施例は、本発明を例示
したに過ぎず、本発明は上記各実施例に限定されること
なく、種々の改変が可能であることは言うまでもない。
例えば、上述した各実施例において、肩部材の係止構造
に係る構成要素と外蓋の係止構造に係る構成要素とを入
れ替えて構成しても、全く同様の作用効果を得ることが
できる。
したに過ぎず、本発明は上記各実施例に限定されること
なく、種々の改変が可能であることは言うまでもない。
例えば、上述した各実施例において、肩部材の係止構造
に係る構成要素と外蓋の係止構造に係る構成要素とを入
れ替えて構成しても、全く同様の作用効果を得ることが
できる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による容器
の蓋体係合構造によれば、容器開口部に係合される蓋
を、いずれの位置からでも閉蓋方向に回転させることに
より、容器の開口部に設けた高低差のある突起部に、蓋
側に設けた係合爪が係合し、一点で係止することがで
き、外観状円形でない外蓋を容器開口部に閉蓋する場合
でも、蓋の閉蓋位置を考えずに装着できる。また、蓋を
開方向に回して開蓋する場合、少ない回転で容器開口部
から取り外すことができる。従って本発明によれば、外
蓋の脱着操作が簡単で、しかも不測に外れる恐れがな
く、かつ外蓋停止位置を一定にできる容器を提供するこ
とが可能となる。
の蓋体係合構造によれば、容器開口部に係合される蓋
を、いずれの位置からでも閉蓋方向に回転させることに
より、容器の開口部に設けた高低差のある突起部に、蓋
側に設けた係合爪が係合し、一点で係止することがで
き、外観状円形でない外蓋を容器開口部に閉蓋する場合
でも、蓋の閉蓋位置を考えずに装着できる。また、蓋を
開方向に回して開蓋する場合、少ない回転で容器開口部
から取り外すことができる。従って本発明によれば、外
蓋の脱着操作が簡単で、しかも不測に外れる恐れがな
く、かつ外蓋停止位置を一定にできる容器を提供するこ
とが可能となる。
【図1】本発明の第1の実施例を示す容器の正面断面図
である。
である。
【図2】同じ容器の肩部材を示すもので、(a)は左側
面図、(b)は正面図、(c)は右側面図、(d)は背
面図である。
面図、(b)は正面図、(c)は右側面図、(d)は背
面図である。
【図3】同じ容器の外蓋を示すもので、(a)はその平
面図、(b)は底面図、(c)はB-B断面図、(d)はA
-A断面図である。
面図、(b)は底面図、(c)はB-B断面図、(d)はA
-A断面図である。
【図4】同じ容器の肩部材と外蓋との係合構造を説明す
るための展開図である。
るための展開図である。
【図5】本発明の第2の実施例の容器の肩部材を示すも
ので、(a)は左側面図、(b)は正面図、(c)は右
側面図、(d)は背面図である。
ので、(a)は左側面図、(b)は正面図、(c)は右
側面図、(d)は背面図である。
【図6】同じ実施例における外蓋を示すもので、(a)
はその平面図、(b)は底面図、(c)はC-C断面図、
(d)はD-D断面図である。
はその平面図、(b)は底面図、(c)はC-C断面図、
(d)はD-D断面図である。
1……容器、2……容器本体、3,33……肩部材、4
……底部材、5……中栓、6……把手、7,35……外
蓋、8……外筒、9……内筒、11,12,13,14,15,16……
突起、17,18,19,20,21,22,23……溝、24……ストッ
パ、25……係止用溝、26,27,28,29……爪導入口、30,
31,32……係合爪、36,37,38……係合凸部、40,41
……係合凹部、42……ストッパ。
……底部材、5……中栓、6……把手、7,35……外
蓋、8……外筒、9……内筒、11,12,13,14,15,16……
突起、17,18,19,20,21,22,23……溝、24……ストッ
パ、25……係止用溝、26,27,28,29……爪導入口、30,
31,32……係合爪、36,37,38……係合凸部、40,41
……係合凹部、42……ストッパ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大竹 信久 東京都港区西新橋1丁目16番7号 日本酸 素株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 容器本体と容器本体の開口部を開閉する
蓋を備えた容器の蓋体係合構造において、前記容器本体
の肩部を含む開口部外周に、突起又は凹部よりなる係合
部を段違いに複数設け、これに係合する蓋の内周面に
は、前記開口部外周の係合部に対応する係合突起部を設
け、かつ前記開口部外周の複数の係合部の少なくとも一
箇所に、蓋の係合突起部の回動を規制する係止壁を設け
たことを特徴とする容器の蓋体係合構造。 - 【請求項2】 容器本体と容器本体の開口部を開閉する
蓋を備えた容器の蓋体係合構造において、前記蓋の内周
面に、突起又は凹部よりなる係合部を段違いに複数設
け、これに係合する容器本体の肩部を含む開口部外周に
は、前記蓋の係合部に対応する係合突起部を設け、かつ
前記蓋の内周面の複数の係合部の少なくとも一箇所に、
容器本体の肩部を含む開口部外周の係合突起部の回動を
規制する係止壁を設けたことを特徴とする容器の蓋体係
合構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5146603A JPH07225A (ja) | 1993-06-17 | 1993-06-17 | 容器の蓋体係合構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5146603A JPH07225A (ja) | 1993-06-17 | 1993-06-17 | 容器の蓋体係合構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07225A true JPH07225A (ja) | 1995-01-06 |
Family
ID=15411468
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5146603A Pending JPH07225A (ja) | 1993-06-17 | 1993-06-17 | 容器の蓋体係合構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07225A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002078623A (ja) * | 2000-09-11 | 2002-03-19 | Tiger Vacuum Bottle Co Ltd | 金属製真空二重容器による直飲み保温容器 |
JP2018104845A (ja) * | 2016-12-27 | 2018-07-05 | 日立工機株式会社 | 送風装置 |
-
1993
- 1993-06-17 JP JP5146603A patent/JPH07225A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002078623A (ja) * | 2000-09-11 | 2002-03-19 | Tiger Vacuum Bottle Co Ltd | 金属製真空二重容器による直飲み保温容器 |
JP2018104845A (ja) * | 2016-12-27 | 2018-07-05 | 日立工機株式会社 | 送風装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20030318 |