JPH0722254Y2 - 腰痛治療及予防のための器具 - Google Patents

腰痛治療及予防のための器具

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JPH0722254Y2
JPH0722254Y2 JP1991089U JP1991089U JPH0722254Y2 JP H0722254 Y2 JPH0722254 Y2 JP H0722254Y2 JP 1991089 U JP1991089 U JP 1991089U JP 1991089 U JP1991089 U JP 1991089U JP H0722254 Y2 JPH0722254 Y2 JP H0722254Y2
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back pain
low back
futon
treating
shaped
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琢磨 久保
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琢磨 久保
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は腰骨の無理な圧迫酷使などから生じた重度の腰
痛の治療ないし,日常生活のなかで頻繁に生ずる軽度の
腰痛の治療と予防及び背骨の矯正に関するものである。
〔従来の技術〕 従来腰痛の治療は通院か入院して専門医の治療を受ける
のが最良の方法であることはだれもが認めるところであ
る。昼間家庭での治療法としてはコルセットの着用,マ
ッサージ,入浴,水泳,歩行運動等が知られている。し
かし夜間就寝中についてはほとんど効果的な治療法が無
いのが現状である。せいぜい硬い布団の使用が常識的に
奨められてはいるが,あまり効果が期待出来るほどのも
のではない。
本来人間がこの地球上の重力の作用するところで,力を
ぬいて横たわれば,腰骨が最も大きく力の影響を受ける
のは,人間の骨の構造上やむを得ないところである。も
しかりに普通の体形の人が硬い布団の上に横たわれば,
胴と布団の間に隙間が出来る。そして同じ姿勢を続ける
と胴が床方向に垂れ下り,腰骨が不自然に押し曲げられ
るため軽い腰痛を引きおこすことになる。
一方,柔かい布団を使用し仰向に寝ると,腰骨にとって
最悪の影響をもたらす。まず臀部と肩胛骨部が布団にめ
りこみ,それと共に腰部布団がふくれ上り,腰部を圧迫
し,前述と反対に腰骨は腹部の方へ押曲げられ続ける。
同時に脊髄の神経は圧迫され,血流は悪くなり,腰はひ
え,筋肉が硬くなり,新陳代謝まで妨げられる。全て腰
痛の原因ばかりである。柔らかい布団でも横向に寝る
と,比較的腰骨に影響は少ないが,今度は肩に集中的に
力が加わり,苦痛になり寝返りをうつことになるのであ
る。
以上のような就寝中の出来事が昼間発生する腰痛と複合
的に作用することが腰痛を治りにくくさせる大きな原因
の一つを成しており,専門医でさえ,人間が腰痛から解
放されるか不可能で,腰痛と一生つきあう気持をもつべ
きだとしてマスコミ等でも報道されているところであ
る。
〔考案が解決しようとする課題〕
従来の技術で述べたように,就寝中に腰痛を発生させ,
あるいは昼間発生した腰痛を持続させている事実がある
が,これらはあまりに日常的で一般にあきらめているふ
しがある。
本考案はこのような問題点に鑑みて工夫されたものであ
り,家庭で就寝中でも腰痛の予防と治療を可能にし,同
時に今までにない新しい治療法を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を解決するために本考案は次の三つの大きな機
能をもたせている。
第一の機能として,布団に仰向に横たわった人を,最も
頑丈な臀部(18)と両方の肩胛骨(10)で支え,かつ布
団への沈み込みを防ぐことで背骨全体を布団(21)から
浮かせている。このことにより腰部の充分な血流保温を
保ち,腰骨は勿論,背骨(19)及脊髄神経(11)全体へ
の圧迫を防いでいる。これがU型部とS型先端部の機能
である。
第二に,時間の経過と共に自重によって垂れ下つてくる
(22)胴体を腰骨に圧迫をあたえぬような方法で受止め
る機能をもたせ,これによって理想的な腰骨の曲線を確
保し,かつ持続させることができる。これが一対のS型
部の取付金具付近(3)の機能である。
第三に,筋肉靱帯が硬くなるなどして重力の力だけでは
理想的な腰骨の曲線が得られない体質の人のために,太
ももを持ち上げる方法で強制的にその曲線を作り出せる
ような工夫がされている。これが四角型部(8,20)の機
能で自由な角度で固定出来る調節機構(12)を設えてい
る。
附属的な機能として,違和感なく使用でき,充分睡眠が
とれるよう体形にマッチさせる調節機構を設け,柔かい
合成樹脂を材質とし,全体的になめらかな形状をもた
せ,長時間接触しても血流をさまたげぬよう表面に凹凸
を設けた。(凹凸の図は繁雑になるので省略) 〔作用〕 例えば第1図のように本考案が布団に設置されたとし
て,C型部(6)が臀部に良く密着するようにC型部の開
き具合を調節し,その上に臀部を乗せ仰向になると,臀
部(3図−18)先端がわずかに布団に触れるものの,U型
部の厚みと大きな接地面積によりそれ以上沈下しない
(第3図)。更に連結された両S型部先端(1図−1)
を左右肩胛骨(3図−10)の下に挿入すると背中の沈下
も少なくなる。
このようにC型S型両部の作用により腰はもとより背骨
の大部分は完全に布団から浮かされる。普通この状態を
保つと数十分以内に腰が垂れ下る(22)現象が起るの
で,あらかじめ体形等に合うよう調節して取付けてある
両S型部取付部付近(3)で最良の沈下位置で腰を受止
めることになる。但,その支える部位は腰骨に圧迫を与
えぬよう,腰の両横腹に近い所である。その後は両S型
を左右にわずかに振り動かすことにより微調整され,理
想的な腰骨の曲線が確保されるのである。
尚,U型部S型部を作用させても腰が沈下しない体質の人
には四角型部(20,8)を連結し,その上に太ももを乗
せ,徐々に角度(15)を急にするとひざが上り,その反
作用で腰だけが沈下(13)する現象が起る。つまり腰の
矯正を行いあとは前述と同じ要領で理想的な腰骨の曲線
を保持出来るのである。但,この四角型部については機
能さえ変らなければI型体一対を取付けるこで代用でき
る。又,必要のない人は取りはずして第4図のようにS
型部U型基体のみで使用できるのは勿論のことである。
〔実施例〕
標準の体格の人が布団の上で使用する場合を例にとって
説明する。まず本考案を,S型部が胴の位置に,U型基体が
臀部の位置にくるよう,布団中央に設置する(第1
図)。基体金具ビス穴のネジ(7,16)をゆるめ,その上
に臀部をのせ仰向になり,違和感無く最も良く臀部にな
じむよう選択する。それには一対の対象形C部どうしを
広く峡く基体金具の穴を選び,その穴を基点に八の字逆
八の字に動かすことにより選択出来る。出来たらその形
のままネジを締め固定する。
次にS型部の連結を行うが,これは腰を受け止める役目
をさせるので特に丁寧に連結位置を選ぶ必要がある。肩
胛骨にS型先端をあてがい,腰とS型との間に1cm程度
の空間(13)が出来るのが良い。S型どうしの間隔を広
げれば腰との空間は広くなり,狭めれば狭くなる。20分
程度横たわつていても腰骨や背中全体に圧迫感や違和感
が起きなければそこで連結する。一旦正しく調整できる
と,人の体形が変らぬ限り毎日そのまま使用できるが,
微調整のためにS型を左右に振り動かす操作(14)は毎
日眠りに落ちる前に行わなければならない。
調整連結が出来たらその上に横たわり,掛布団を着て微
調整を行い睡眠に就くのであるが,約4時間連続して仰
向のまま眠ることが出来る。多分これは脊髄神経が圧迫
から免がれ,かつ上半身の充分な血流が保たれるため心
地良い感じを与え,長時間同じ姿勢でも苦にならないの
であろう。ところでこの状態は誰でも容易に体験するこ
とが出来る。布団に仰向に寝ていて寝苦しくなったと
き,両腕を背中へまわし,肘を伸し,手の指をひろげ,
甲を臀部にあてがうことで似た様な状態を作り出せる。
尚,調整を充分に行ったにもかかわらず,腰骨が腹部の
方へ押曲げられるような苦痛を感じるようなら四角型部
を取付け,その上に太ももを乗せ徐々に角度を急にし
(第3図−15),膝を立ててゆく。それにつれて反対に
腰骨が沈下するので,もっとも心地良い位置又は希望す
る腰骨の曲線に達したところで調節機構(12)のネジを
締め付けて固定する。
本考案の調整のしかたとその主な使い方の説明は以上の
通りであるが,もし数時間使用して目覚めたとき,寝返
りをうちたくなったら,第5図のように横向きになり,
臀部のどちらかの側方をU型の中に入れ,S型部片方を横
腹の背中側にあてがって使うことができる。この場合S
型部の支える作用で肩(5図−17)に集中する力を多少
分散することが出来る。この使い方をするときは四角部
は下げるか,取り外さねばならない。
〔考案の効果〕 本考案は次の効果を生ずる。
*起床したとき腰に鈍重感を与えない。
*腰痛を治療,改善及び予防できる。
(細菌,腫瘍,内蔵疾患等からくる腰痛は除く) *腰の曲った人,背骨の曲った人の姿勢を良くする。
*熟睡できる。
*腰痛症状の人が安心して保温性のある柔らかい布団を
使うことができる。
*病院は勿論,家庭でも簡単に無駄な時間を使わず腰痛
治療が出来るし,年齢と共に体形が変る人にも治療に供
することが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は名称説明図,第2図は平面,側面,断面図,第
3,4,5図は使用説明図である。 1……S型部先端,2……変形S型部,3……S型部の取付
金具付近,4……S型部の取付金具,5……開口部付近,6…
…C型部,7……基体金具(連結金具),8……四角型部,9
……変形U型部(基体),10……肩胛骨,11……脊髄神
経,12……調節機構,13……沈下/空間,14……振り動か
す操作,15……角度,16……ビス穴,17……肩,18……臀
部,19……背骨,20……四角型部,21……布団,22……垂れ
下る方向

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】左右対称形をなす一対のC型部(6)を調
    節機構付連結金具(7)でU字状に回動可能に連結して
    構成された変形U型部(9)を基体とし、その開口部付
    近に同じく対称形をなす一対の変形S型部(2)を調節
    機構付取付金具(4)で回動可能に連結し、前記連結金
    具(7)には四角型部(8)を蝶番のように回動可能
    に、且つ着脱可能に連結した腰痛治療及び予防のための
    器具
JP1991089U 1989-02-22 1989-02-22 腰痛治療及予防のための器具 Expired - Lifetime JPH0722254Y2 (ja)

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JP1991089U JPH0722254Y2 (ja) 1989-02-22 1989-02-22 腰痛治療及予防のための器具

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JPH02111417U JPH02111417U (ja) 1990-09-06
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