JPH072188B2 - グリツプ評価装置 - Google Patents
グリツプ評価装置Info
- Publication number
- JPH072188B2 JPH072188B2 JP61189372A JP18937286A JPH072188B2 JP H072188 B2 JPH072188 B2 JP H072188B2 JP 61189372 A JP61189372 A JP 61189372A JP 18937286 A JP18937286 A JP 18937286A JP H072188 B2 JPH072188 B2 JP H072188B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- grip
- grip portion
- rotation
- evaluation
- measuring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Golf Clubs (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、ゴルフクラブ、テニスラケット、ゲートボ
ール用スティックあるいは各種器具類のグリップを定量
的に評価するための装置に関する。
ール用スティックあるいは各種器具類のグリップを定量
的に評価するための装置に関する。
〔従来の技術〕 従来のグリップに対する評価は、人間のフィーリング評
価のみで行われ、例えばゴルフクラブのグリップの良否
は、プロゴルファーの感覚的判断に頼っていた。
価のみで行われ、例えばゴルフクラブのグリップの良否
は、プロゴルファーの感覚的判断に頼っていた。
人間のフィーリング評価では、人によって評価にばらつ
きが生じ、精度が悪く、信頼性に乏しく、定量化が出来
ないという欠点があった。
きが生じ、精度が悪く、信頼性に乏しく、定量化が出来
ないという欠点があった。
そこで、この発明は、人間と道具との接点であるグリッ
プを定量的に評価し、精度及び信頼性を向上させたグリ
ップ評価装置を提供することを目的とする。
プを定量的に評価し、精度及び信頼性を向上させたグリ
ップ評価装置を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するため、この発明は、評価対象物の
グリップ部に人間の把握力と同等の力を加える締付機構
と、グリップ部に回転運動を与える回転付与機構と、グ
リップ部の回転角を計測する計測機構とから構成したも
のである。
グリップ部に人間の把握力と同等の力を加える締付機構
と、グリップ部に回転運動を与える回転付与機構と、グ
リップ部の回転角を計測する計測機構とから構成したも
のである。
例えば、ゴルフクラブのグリップ部を締付機構で締め付
け、グリップ部に回転付与機構で回転運動を与え、回転
運動が与えられたグリップ部の回転角を計測することに
より、回転角の小さなものほど滑りにくいことが判明し
た。
け、グリップ部に回転付与機構で回転運動を与え、回転
運動が与えられたグリップ部の回転角を計測することに
より、回転角の小さなものほど滑りにくいことが判明し
た。
以下にこの発明の好適な実施例を図面を参照に説明す
る。
る。
第1図において、評価対象物(図示する例ではゴルフク
ラブ)1のグリップ部2に人間の把握力と同等の力を加
える締付機構3と、グリップ部2に回転運動を与える回
転付与機構4と、グリップ部2の回転角を計測する計測
機構5とからこの発明の装置は構成されている。締付機
構3の一例としては、上台3Aと下台3B、これら上下台3A
及び3Bに挟まれてグリップ部2を挟持するシリコンゴム
からなる挟持板3C,3Dとからなる。上下台3A,3Bの何れか
一方若しくは両方から、第2図矢印に示す如く挟持板3
C,3Dを圧迫し、これら挟持板3C,3Dで挟持されたグリッ
プ部2に対して人間の把握力と同等の力を加える。挟持
板3C,3Dとしてシリコンゴムを用いたのは,シリコンゴ
ムが人間の皮膚感覚に最も近いからである。シリコンゴ
ムを用いずに他の材料を用いてもさしつかえないことは
勿論である。また、グリップ部2に加えられる把握力は
可変にすることができる。グリップ部2に回転運動を与
える回転付与機構4としては、第3図に示すように評価
対象物、即ちゴルフクラブ1のシャフト1Aに孔1Bを形成
し、この孔に長尺体4Aを差込み、この長尺体4Aに形成さ
れた複数の孔4Bのいずれかに錘4Cをぶら下げてシャフト
1Aに回転運動を付与し、その結果グリップ部2に回転運
動を付与するように構成してある。長尺体4Aの孔4Bを選
択することにより回転力は可変となる。このような回転
付与機構4によりグリップ部2に回転運動が付与される
と、グリップ部2に捩れ角即ち回転角が生じ、この回転
角を分度器のような計測機構5により測定する。シャフ
ト1Aに目印をつけておき、この目印の移動した角度を計
測機構5で測定する。
ラブ)1のグリップ部2に人間の把握力と同等の力を加
える締付機構3と、グリップ部2に回転運動を与える回
転付与機構4と、グリップ部2の回転角を計測する計測
機構5とからこの発明の装置は構成されている。締付機
構3の一例としては、上台3Aと下台3B、これら上下台3A
及び3Bに挟まれてグリップ部2を挟持するシリコンゴム
からなる挟持板3C,3Dとからなる。上下台3A,3Bの何れか
一方若しくは両方から、第2図矢印に示す如く挟持板3
C,3Dを圧迫し、これら挟持板3C,3Dで挟持されたグリッ
プ部2に対して人間の把握力と同等の力を加える。挟持
板3C,3Dとしてシリコンゴムを用いたのは,シリコンゴ
ムが人間の皮膚感覚に最も近いからである。シリコンゴ
ムを用いずに他の材料を用いてもさしつかえないことは
勿論である。また、グリップ部2に加えられる把握力は
可変にすることができる。グリップ部2に回転運動を与
える回転付与機構4としては、第3図に示すように評価
対象物、即ちゴルフクラブ1のシャフト1Aに孔1Bを形成
し、この孔に長尺体4Aを差込み、この長尺体4Aに形成さ
れた複数の孔4Bのいずれかに錘4Cをぶら下げてシャフト
1Aに回転運動を付与し、その結果グリップ部2に回転運
動を付与するように構成してある。長尺体4Aの孔4Bを選
択することにより回転力は可変となる。このような回転
付与機構4によりグリップ部2に回転運動が付与される
と、グリップ部2に捩れ角即ち回転角が生じ、この回転
角を分度器のような計測機構5により測定する。シャフ
ト1Aに目印をつけておき、この目印の移動した角度を計
測機構5で測定する。
4種類のゴム製グリップを上述したグリップ評価装置を
用いて測定した結果は次表の如くになった。
用いて測定した結果は次表の如くになった。
この表中プロ評価はプロゴルファーがグリップ部2を把
握して評価した結果であり、人間のフィーリングに頼っ
た評価である。◎は良好,○はおおむね良好,△は普
通,×は悪い評価をそれぞれ示す。この結果から、サン
プルCが最も滑り難く、これはパターンの影響がでたも
のと考えられる。またサンプルAとBを比較すると、SB
R(Styrene-Butadiene Rubber)を少なくしNR(Nationa
l Rubber)を加えた3種配合の方が滑りにくいという結
果がでた。尚、EDPMはエチレンプロピレンジエンモノマ
ーの共重合体である。更にプロ評価と対応すると、回転
角の少ないほどプロの評価も高いことが明らかとなっ
た。また、表中「水」と記載され項目は、グリップ部2
を水に漏らした時の評価であり、プロ評価ではわかりに
くいが、この装置を用いれば明らかに違いが判明する。
握して評価した結果であり、人間のフィーリングに頼っ
た評価である。◎は良好,○はおおむね良好,△は普
通,×は悪い評価をそれぞれ示す。この結果から、サン
プルCが最も滑り難く、これはパターンの影響がでたも
のと考えられる。またサンプルAとBを比較すると、SB
R(Styrene-Butadiene Rubber)を少なくしNR(Nationa
l Rubber)を加えた3種配合の方が滑りにくいという結
果がでた。尚、EDPMはエチレンプロピレンジエンモノマ
ーの共重合体である。更にプロ評価と対応すると、回転
角の少ないほどプロの評価も高いことが明らかとなっ
た。また、表中「水」と記載され項目は、グリップ部2
を水に漏らした時の評価であり、プロ評価ではわかりに
くいが、この装置を用いれば明らかに違いが判明する。
実施例における締付機構3、回転付与機構4、計測機構
5の構成は一例であり、締付機構3は人間とほぼ同等の
グリップ力を発揮し得るものであれば良く、回転付与機
構4もグリップ部に回転運動を与え得るものであれば良
く、両機構3,4ともにグリップ力、回転力が調整できる
ものが望ましい。計測機構5についても各種構成が考え
られる。
5の構成は一例であり、締付機構3は人間とほぼ同等の
グリップ力を発揮し得るものであれば良く、回転付与機
構4もグリップ部に回転運動を与え得るものであれば良
く、両機構3,4ともにグリップ力、回転力が調整できる
ものが望ましい。計測機構5についても各種構成が考え
られる。
以上説明したように、この発明によれば、評価対象物の
グリップ部に人間の把握力と同等の力を加える締付機構
と、グリップ部に回転運動を与える回転付与機構と、グ
リップ部の回転角を計測する計測機構とからなるので、
グリップ部を締付機構で締付け、グリップ部に回転付与
機構で回転運動を与え、回転運動が与えられたグリップ
部の回転角を計測することにより回転角の小さなものほ
ど性能が良いことが定量的に判断できる。また、人間の
評価で難しい水に漏らした時の評価が容易に行える。更
に、締付機構が、グリップ部を挟持するシリコンゴムか
ら成る挟持板を備えたものにあっては、シリコンゴムが
人間の皮膚に近い感触を有し、より正確な評価が可能と
なる。
グリップ部に人間の把握力と同等の力を加える締付機構
と、グリップ部に回転運動を与える回転付与機構と、グ
リップ部の回転角を計測する計測機構とからなるので、
グリップ部を締付機構で締付け、グリップ部に回転付与
機構で回転運動を与え、回転運動が与えられたグリップ
部の回転角を計測することにより回転角の小さなものほ
ど性能が良いことが定量的に判断できる。また、人間の
評価で難しい水に漏らした時の評価が容易に行える。更
に、締付機構が、グリップ部を挟持するシリコンゴムか
ら成る挟持板を備えたものにあっては、シリコンゴムが
人間の皮膚に近い感触を有し、より正確な評価が可能と
なる。
【図面の簡単な説明】 第1図はこの発明の好適な実施例を示す全体の斜視図、
第2図は締付機構の断面図、第3図は回転付与機構の詳
細を示す斜視図である。 1……評価対象物、 2……グリップ部、 3……締付機構、 4……回転付与機構、 5……計測機構。
第2図は締付機構の断面図、第3図は回転付与機構の詳
細を示す斜視図である。 1……評価対象物、 2……グリップ部、 3……締付機構、 4……回転付与機構、 5……計測機構。
Claims (2)
- 【請求項1】評価対象物のグリップ部に人間の把握力と
同等の力を加える締付機構と、 グリップ部に回転運動を与える回転付与機構と、 グリップ部の回転角を計測する計測機構とから成るグリ
ップ評価装置。 - 【請求項2】前記締付機構が、グリップ部を挟持するシ
リコンゴムから成る挟持板を備えたことを特徴とする特
許請求の範囲第1項に記載のグリップ評価装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61189372A JPH072188B2 (ja) | 1986-08-12 | 1986-08-12 | グリツプ評価装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61189372A JPH072188B2 (ja) | 1986-08-12 | 1986-08-12 | グリツプ評価装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6346180A JPS6346180A (ja) | 1988-02-27 |
JPH072188B2 true JPH072188B2 (ja) | 1995-01-18 |
Family
ID=16240215
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61189372A Expired - Lifetime JPH072188B2 (ja) | 1986-08-12 | 1986-08-12 | グリツプ評価装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH072188B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6478324B2 (ja) * | 2015-04-22 | 2019-03-06 | 住友ゴム工業株式会社 | 評価方法 |
CN110337270A (zh) * | 2017-01-04 | 2019-10-15 | 活力主体有限公司 | 力测量设备 |
-
1986
- 1986-08-12 JP JP61189372A patent/JPH072188B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6346180A (ja) | 1988-02-27 |
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