JPH0721860A - コネクタ付組電線の材料分離回収装置 - Google Patents

コネクタ付組電線の材料分離回収装置

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JPH0721860A
JPH0721860A JP16295393A JP16295393A JPH0721860A JP H0721860 A JPH0721860 A JP H0721860A JP 16295393 A JP16295393 A JP 16295393A JP 16295393 A JP16295393 A JP 16295393A JP H0721860 A JPH0721860 A JP H0721860A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ワイヤハーネス等のコネクタ付組電線から
銅、塩化ビニル等の材料を能率良く分離回収することの
できる材料分離回収装置を提供する。 【構成】 本材料分離回収装置7は、コネクタ破砕装置
8と、振動篩9と、粉砕機10と、分離機11とを備え
ている。また、前記コネクタ破砕装置8は、打撃装置1
3と、パレットコンベヤ14と、ベース15によって構
成されている。さらに、打撃装置13は、打撃装置本体
の下面に下方に向けて延びる複数の打撃棒を有してお
り、この打撃棒によってワイヤハーネスを叩打してコネ
クタを粉砕するようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コネクタ付組電線、特
に自動車に使用されているワイヤハーネスを、その構成
要素である導体、被覆物およびコネクタ毎に分離して回
収する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車の廃車は年間約400万台
と急増しており、その資源回収が急務となっている。こ
れを1台の自動車について見たとき、その中でも低圧回
路に使われるワイヤハーネスは、例えば40kg程度も
使用されるものであって、このワイヤハーネスからの資
源回収も必要とされている。ワイヤハーネスは、銅線か
らなる導体と、この導体を被覆する被覆材と、前記導体
と被覆材からなる電線を他の部材に接続するためのコネ
クタ等によって構成されるものであり、ワイヤハーネス
中に占める各々の割合は、例えば導体が16kg、被覆
材が8kg、コネクタ等が16kg程度となっている。
【0003】従来、ワイヤハーネスからの資源回収は廃
車からワイヤハーネスを取り外した後、野外にワイヤハ
ーネスを集めて焼却する、いわゆる野焼きを行なって残
留した導体の銅のみを回収していたが、この方法におい
ては、ワイヤハーネスの焼却時に、被覆材材料である塩
化ビニルから有害な塩化水素ガスが発生するという問題
があるため、近年、この方法は使用されなくなった。
【0004】そこで、つぎの手段として、ワイヤハーネ
ス全体を細かく切断、粉砕し、その際にできる銅や塩化
ビニルの小片や粉末が混在した粉砕物を比重の差異を利
用して分離を行なう分離機によって物理的に分離しよう
とする試みがなされた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ワイヤハーネスの資源回収において、前記のような物理
的に銅や塩化ビニルを分離する方法を採る場合、ワイヤ
ハーネスを粉砕する際に電線に取り付けられたコネクタ
も同時に粉砕されるが、通常、コネクタのケースはポリ
ブチレンテレフタレート等の塩化ビニル以外の樹脂で作
られているので、塩化ビニルとは分離する必要がある反
面、ポリブチレンテレフタレートと塩化ビニルとの比重
の差があまりないために、これらの混在した粉砕物から
各々を分離することは非常に困難であった。
【0006】そこで、ワイヤハーネスを粉砕する前に予
めコネクタのみを除去しておく方法が試みられたが、こ
の場合のコネクタの除去作業は、作業者がコネクタに接
続されている電線を1本ずつ切断してコネクタを取り外
すといった人手に頼るものであった。ところが、自動車
1台分のワイヤハーネスに付属するコネクタは数百個も
あり、切断すべき電線の数は千数百本にも及ぶため、コ
ネクタの除去作業は膨大な時間と労力を要する作業であ
った。すなわち、ワイヤハーネスから銅、塩化ビニル等
の材料を能率良く回収するのは非常に困難なことであっ
た。
【0007】本発明は、前記の課題を解決するためにな
されたものであって、ワイヤハーネス等のコネクタ付組
電線から銅、塩化ビニル等の材料を能率良く分離回収す
ることのできる材料分離回収装置を提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、請求項1記載のコネクタ付組電線の材料分離回収
装置は、導体を被覆材により被覆した電線の端末にコネ
クタが設けられたコネクタ付組電線を被処理物として、
前記コネクタ付組電線の材料をなす導体材料、被覆材材
料およびコネクタ材料を分離回収する装置であって、前
記コネクタ付組電線に設けられたコネクタを破砕するコ
ネクタ破砕装置と、破砕されたコネクタ片を組電線から
分離するコネクタ片分離装置と、コネクタが除去された
組電線を粉砕する組電線粉砕装置と、前記組電線粉砕装
置で粉砕された粉砕物を前記導体材料と被覆材材料とに
分離する粉砕物分離装置とを具備してなることを特徴と
するものである。
【0009】また、請求項2記載のコネクタ付組電線の
材料分離回収装置は、前記コネクタ破砕装置が、導入さ
れたコネクタ付組電線が載置される受台と、この受台の
上方に配置されて、この受台上に載置された前記コネク
タ付組電線を打撃棒により叩打して破砕する打撃装置と
を備えた構成とされていることを特徴とするものであ
る。
【0010】
【作用】請求項1記載のコネクタ付組電線の材料分離回
収装置によれば、コネクタ破砕装置とコネクタ片分離装
置とによって、コネクタ付組電線全体からコネクタ部分
のみを分離することができる。さらに、コネクタが分離
され、導体と被覆材のみで構成される残りの組電線を、
組電線粉砕装置と粉砕物分離装置とによって導体と被覆
材とに分離することができる。
【0011】また、請求項2記載のコネクタ付組電線の
材料分離回収装置によれば、前記コネクタ破砕装置が、
コネクタ付組電線を載置する受台と、受台の上方に配置
された打撃棒を有する打撃装置とを備えているので、コ
ネクタ破砕装置は、コネクタ付組電線を打撃棒により叩
打して、コネクタ付組電線の中で固くて脆い性質を有す
るコネクタのみを破砕することができる。
【0012】
【実施例】つぎに、本発明の一実施例を図面を参照して
説明する。図3は、被処理物となるワイヤハーネス(コ
ネクタ付組電線)1を示す図であって、符号2は主幹
線、3は中分岐線、4は小分岐線、5は電線、6はコネ
クタである。主幹線2は中分岐線3を複数本束ねてテー
プで巻いたもの、中分岐線3は小分岐線4を複数本束ね
てテープで巻いたもの、小分岐線4は電線5を複数本束
ねてテープで巻いたものである。また、電線5は、直径
0.2〜0.5mm程度の銅の素線を数十本撚り合わせ
たものを導体として、その周囲を塩化ビニルの被覆材で
被覆したもので、その外径は数mm〜十数mm程度であ
り、ワイヤハーネス1全体では千数百本配されているも
のである。
【0013】一方、コネクタ6は、そのケースがプラス
チック材料の一つであるポリブチレンテレフタレートで
形成され、その内部に適宜数の端子が内蔵されたもので
あり、ワイヤハーネス1全体では数百個配されているも
のである。
【0014】つぎに、図1および図2を用いて本実施例
の材料分離回収装置の構成について説明する。図1は材
料分離回収装置7の全体構成を示す図であって、符号8
はコネクタ破砕装置、9は振動篩(コネクタ片分離装
置)、10は粉砕機(組電線粉砕装置)、11は分離機
(破砕物分離装置)である。また、符号12はシュート
であり、前記各装置間には、ベルトコンベヤ、空気輸送
装置等からなる被処理物移送装置(図示せず)が設置さ
れている。
【0015】前記コネクタ破砕装置8は、図1に示すよ
うに、打撃装置13、パレットコンベヤ(受台)14、
およびベース(受台)15によって概略構成されている
が、以下、図2を用いてその構成を詳細に説明する。図
2において、符号14はパレットコンベヤであって、パ
レットコンベヤ14には、ワイヤハーネス1が載置され
るパレット14aに、このパレット14aを移動させる
ために連結されたチェーン14bが備えられており、こ
のチェーン14bはスプロケット(図示せず)に卷回さ
れ、スプロケットに連結された駆動モータ(図示せず)
により駆動されてパレット14aが移動するように構成
されている。
【0016】前記パレットコンベヤ14の上方には打撃
装置13が設置されている。この打撃装置13は、打撃
装置本体13aから下方へ向けて、すなわちパレットコ
ンベヤ14側へ向けて複数の打撃棒16、16…が設け
られたものであり、この打撃棒16でコネクタ6を打撃
して粉砕するためのものである。前記複数の打撃棒1
6、16…は、パレットコンベヤ14の長手方向に向け
て一定間隔おきに複数、配置した円柱状の棒材であっ
て、この長手方向の列がパレットコンベヤ14の幅方向
に複数並んだ状態になっている。そして、各打撃棒16
は、前記列毎に隣の列の打撃棒16の間隙に位置するよ
うに交互に配置されている。
【0017】前記打撃装置本体13aの下面にはエアシ
リンダ18が固定され、このエアシリンダ18のピスト
ンロッド19の先端に前記各打撃棒16が連結されてい
る。エアシリンダ18の上端部にはスプリング(図示せ
ず)が内蔵され、エアシリンダ18の下端部には圧縮空
気の導入口および排気口(図示せず)が設けられてい
る。したがって、前記スプリングと圧縮空気の作用によ
って打撃棒16は上下動するようになっている。すなわ
ち、前記導入口から圧縮空気が導入されたときにはエア
シリンダ18のピストンロッド19および打撃棒16が
上昇し、これと同時に前記スプリングは圧縮される。そ
して、前記排気口から圧縮空気が排気されたときにはス
プリングが復元してピストンロッド19および打撃棒1
6が下降するようになっている。
【0018】一方、前記パレットコンベヤ14の下方に
はベース15が設置されており、ベース15の上面には
前記パレットコンベヤ14が接触して摺動するようにな
っている。このベース15は、前記打撃棒16がパレッ
トコンベヤ14上に打ち降ろされた際にその打撃力を支
持するためのものである。
【0019】また、図1に示すように、前記コネクタ破
砕装置8の後段には、振動篩9、粉砕機10、分離機1
1が順次、連設されている。前記振動篩9は、破砕され
たコネクタ6の小片を通過させるメッシュを有するとと
もに、振動可能に構成された篩であって、ワイヤハーネ
ス1本体から前記小片を分離するためのものである。ま
た、前記粉砕機10は、回転刃と固定刃とを有する一軸
回転剪断式のカッティングミルであって、切断物を透過
させるスクリーンが内蔵されており、コネクタ6が除去
されたワイヤハーネス1を細かく切断、粉砕するための
ものである。また、前記分離機11は、混合物の比重の
差異を利用してこれら混合物に振動と風力とを与えてそ
れぞれを分離させるものであって、前記粉砕機10から
移送されるワイヤハーネス1の粉砕物を導体の銅と、被
覆材の塩化ビニルと、導体と被覆材の合体物の3種類に
分別するためのものである。
【0020】つぎに、前記構成の材料分離回収装置7を
用いてワイヤハーネス1の分離回収を行なう方法を説明
する。まず、作業者は廃車からワイヤハーネス1を回収
し、これをコネクタ破砕装置8のパレットコンベヤ14
上に供給する。供給されたワイヤハーネス1はパレット
14a上に載置されて打撃装置13の下方に搬送される
と、打撃装置13の前記複数の打撃棒16、16…が高
速で上下動しつつパレットコンベヤ14は移動を続ける
ので、ワイヤハーネス1の表面は打撃棒によって万遍な
く打撃される。
【0021】このとき、ワイヤハーネス1の前記主幹線
2、中分岐線3、小分岐線4、電線5等の部分は外面を
柔らかい塩化ビニル製の被覆材で覆われているので、変
形するのみであるが、その一方、コネクタ6は固くて脆
いポリブチレンテレフタレートのプラスチックで形成さ
れているので、コネクタ6は打撃棒16による叩打によ
ってプラスチックの小片または粉末状態になるまで破砕
されてしまう。したがって、前記コネクタ破砕装置8か
らはコネクタ6の小片と、コネクタ6が除去されたワイ
ヤハーネス1の電線部分との混合物が導出されることに
なる。
【0022】つぎに、前記混合物は、前記コネクタ破砕
装置8のパレットコンベヤ14からシュート12を介し
て振動篩9に導入される。ここで、振動篩9は内部に前
記混合物を収容しつつ振動するが、この振動篩9は破砕
されたコネクタ6の小片を通過させるメッシュを有して
いるので、コネクタ6の小片のみが振動篩9を通過して
下方に落下するとともに、コネクタ6除去済みのワイヤ
ハーネス1は振動篩9上に残り、後段の粉砕機10へと
移送される。
【0023】移送されたコネクタ6除去済みのワイヤハ
ーネス1は、この粉砕機10の回転刃と固定刃とによっ
て2〜3mm程度の長さに細かく切断される。コネクタ
6除去済みのワイヤハーネス1はこの程度にまで細かく
切断されると、一部は導体と被覆材とがもはや分離した
状態になるとともに、一部は未だ合体したままの状態に
なって、これら導体、被覆材、合体物からなる混合物
が、粉砕機10に設けられたスクリーンを通過して空気
輸送により後段の分離機11に移送される。
【0024】そこで、前記混合物が移送された分離機1
1においては、混合物に振動と風力とが与えられ、混合
物の比重によって内容物が分離される。すなわち、混合
物は、最も比重の大きい導体、最も比重の小さい被覆
材、その中間の比重を持つ合体物の3種類に分離され、
分離機11からそれぞれ取り出される。また、ここまで
の工程において分離がなされなかった前記合体物は、図
1において符号20に示す循環経路を経て粉砕機10に
戻され、再度、粉砕機10以降の処理が繰り返されて、
導体と被覆材への分離が進められていく。すなわち、こ
の材料分離回収装置7に供給されたワイヤハーネス1か
らは、前記振動篩9によってコネクタ6が分離され、前
記分離機11によって導体と被覆材とが分離されて、こ
れら各々が回収されるようになっている。
【0025】本実施例の材料分離回収装置7において
は、パレットコンベヤ14上に載置されたワイヤハーネ
ス1が、コネクタ破砕装置8の前記複数の打撃棒16、
16…の下方を移動しつつ叩打されるように構成されて
いるとともに、前記複数の打撃棒16、16…はパレッ
トコンベヤ14の長手方向に向けて幅方向に複数列設け
られ、各列毎に交互に位置するように設置されている。
したがって、前記複数の打撃棒16、16…がワイヤハ
ーネス1の全面を万遍なく叩打できるので、コネクタ6
を確実に破砕することができる。
【0026】さらに、前記打撃棒16を上下動させる機
構において、打撃棒16の上昇はエアシリンダ18の作
動によってなされ、打撃棒16の下降はエアシリンダ1
8の解放とスプリングの復元によってなされるように構
成されているので、叩打されるべきワイヤハーネス1の
大きさ、あるいは高さが部分的に異なることがあって
も、打撃棒16は全く支障がなく、ワイヤハーネス1を
全面にわたって叩打してコネクタ6を確実に破砕するこ
とができる。
【0027】また、前記粉砕機10は、コネクタ6除去
済みのワイヤハーネス1を2〜3mmの長さにまで細か
く切断するように設定されているので、粉砕機10から
導出されたワイヤハーネス1の粉砕物が必然的に導体と
被覆材とに分離される効果を奏することができる。した
がって、この粉砕機10の後段に、比重の差異を利用し
て振動と風力により混合物を物理的に分離することので
きる分離機11を配置してこれらを確実に分離すること
ができる。
【0028】また、実際には前記粉砕機10により全て
の粉砕物が導体と被覆材とに分離されるわけではなく、
分離されずに残る導体と被覆材の合体物も存在するが、
本実施例では、この合体物を前記分離機11から前記粉
砕機10に戻して、再度粉砕機10以降の処理を繰り返
すように構成されているので、導体と被覆材の分離がさ
らに確実に進行するとともに、導体と被覆材の回収率を
向上させることができる。
【0029】なお、本実施例においては、コネクタ破砕
装置8の打撃棒16として円柱状の棒材を各列毎に交互
になるように配置したが、打撃棒16の形状、あるいは
配置については、この下方に載置されるワイヤハーネス
1を確実に叩打できるものであればこれに限る必要はな
く、打撃棒16の上下動機構についてもエアシリンダ1
8とスプリングによる構成に限る必要はない。また、破
砕されたコネクタ6の小片をワイヤハーネス1から分離
する装置として振動篩9を用いたが、この構成に代え
て、コネクタ6の小片が残りのワイヤハーネス1に比べ
てその重量が非常に小さいことを利用して、たとえば風
力によってコネクタ6の小片を吹き飛ばすような分離機
を用いることもできる。さらに、本実施例におけるワイ
ヤハーネスの粉砕装置としては一軸回転剪断式のカッテ
ィングミルを、粉砕物の分離装置としては振動と風力を
用いた分離機を用いたが、これら各装置の方式は前記の
ものに限る必要はなく、種々の方式の装置を用いること
ができる。
【0030】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、請求項1
記載のコネクタ付組電線の材料分離回収装置によれば、
コネクタ破砕装置とコネクタ片分離装置とによって、コ
ネクタ付組電線の中でコネクタ部分のみを分離すること
ができ、残りの組電線を組電線粉砕装置と粉砕物分離装
置とによって導体と被覆材とに分離することができる。
すなわち、本装置は、装置内部で一貫してコネクタ付組
電線を構成するコネクタ材料、導体材料、被覆材材料を
確実に分離することができるので、従来の場合のよう
に、コネクタを除去するのに人手によって膨大な作業を
行なう必要もなく、能率的に前記材料を分離回収するこ
とができる。
【0031】また、請求項2記載のコネクタ付組電線の
材料分離回収装置によれば、前記コネクタ破砕装置が、
コネクタ付組電線を載置する受台と打撃棒を有する打撃
装置とを備えているので、コネクタ破砕装置はコネクタ
付組電線の中でコネクタのみを破砕することができる。
したがって、コネクタ付組電線からコネクタを確実に分
離することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるコネクタ付組電線の材料分離回
収装置の一実施例を示す概略図である。
【図2】同実施例におけるコネクタ破砕装置部分を示す
図1のA―A線に沿った断面図である。
【図3】ワイヤハーネスの構成を示す図である。
【符号の説明】
1 ワイヤハーネス(コネクタ付組電線) 5 電線 6 コネクタ 8 コネクタ破砕装置 9 振動篩(コネクタ片分離装置) 10 粉砕機(組電線粉砕装置) 11 分離機(粉砕物分離装置) 13 打撃装置 14 パレットコンベヤ(受台) 15 ベース(受台) 16 打撃棒

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導体を被覆材により被覆した電線の端末
    にコネクタが設けられたコネクタ付組電線を被処理物と
    して、前記コネクタ付組電線の材料をなす導体材料、被
    覆材材料およびコネクタ材料を分離回収する装置であっ
    て、前記コネクタ付組電線に設けられたコネクタを破砕
    するコネクタ破砕装置と、破砕されたコネクタ片を組電
    線から分離するコネクタ片分離装置と、コネクタが除去
    された組電線を粉砕する組電線粉砕装置と、前記組電線
    粉砕装置で粉砕された粉砕物を前記導体材料と被覆材材
    料とに分離する粉砕物分離装置とを具備してなることを
    特徴とするコネクタ付組電線の材料分離回収装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のコネクタ付組電線の材料
    分離回収装置において、前記コネクタ破砕装置は、導入
    されたコネクタ付組電線が載置される受台と、この受台
    の上方に配置され、この受台上に載置された前記コネク
    タ付組電線を打撃棒により叩打して破砕する打撃装置と
    を備えた構成とされていることを特徴とするコネクタ付
    組電線の材料分離回収装置。
JP16295393A 1993-06-30 1993-06-30 コネクタ付組電線の材料分離回収装置 Expired - Fee Related JP2922751B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112008365A (zh) * 2020-09-23 2020-12-01 黄三娥 一种生产用螺丝刀组装装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112008365A (zh) * 2020-09-23 2020-12-01 黄三娥 一种生产用螺丝刀组装装置

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