JPH07214082A - 塗装用水洗ブース等の水処理装置 - Google Patents

塗装用水洗ブース等の水処理装置

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JPH07214082A
JPH07214082A JP1338094A JP1338094A JPH07214082A JP H07214082 A JPH07214082 A JP H07214082A JP 1338094 A JP1338094 A JP 1338094A JP 1338094 A JP1338094 A JP 1338094A JP H07214082 A JPH07214082 A JP H07214082A
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JP
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water
booth
pipe
ozone
circulation pump
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JP1338094A
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Juichi Kamiya
寿一 神谷
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DKK Co Ltd
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Denki Kogyo Co Ltd
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  • Oxygen, Ozone, And Oxides In General (AREA)
  • Treatment Of Water By Oxidation Or Reduction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 〔目的〕 ブース水にオゾンを効果的に混入させ浄化さ
せるようにした塗装用水洗ブース等の水処理装置を提供
する。 〔構成〕 ブース水を流入する循環ポンプ1に臨む流入
路2の中途にオゾン発生装置3を配設したオゾン供給路
4を分岐接続し、循環ポンプ1から配管したブースに戻
る循環路5に、整流管6と中央に高圧の陰極電極棒7を
配設し外周の胴体8を陽極に設定した処理管9となる二
つのヘッダーを直列接続して電磁場処理装置部10を形
成し、ブース水中の物質をオゾンの分解と水の分子の変
化をもって凝固せしめるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は塗装用水洗ブースに溜
まる塗料,溶剤等の粘着性の高い水を浄化する塗装用水
洗ブース等の水処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車の塗装工程となる塗装用
水洗ブースに溜まるブース水の水処理としては、旧くは
単に所定の沈殿をもって塗装カスと水とを分離し水の浄
化をはかる沈殿法や、薬品を用いスケールを除く方法等
が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前者の如き沈
殿によるブース水の浄化にあっては、極めて大きな沈殿
槽を必要とし、小規模の塗装現場には適さない。また、
薬剤使用の処理法では薬剤注入作業とか薬剤洗浄工程と
を取らなければならず面倒で、コストのかかる浄化とな
っている。
【0004】本発明は上記実情に鑑み、ブース水にオゾ
ンとマイナスの電位を与え静電吸引力を高めるようにし
たことで、上記課題を解決する塗装用水洗ブース等の水
処理装置を提供することを目的としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では、ブース水を
流入する循環ポンプに臨む流入路の中途にオゾン発生装
置を配設したオゾン供給路を分岐接続し、前記循環ポン
プから配管したブースに戻る循環路に、整流管と中央に
高圧の陰極電極棒を配設し外周の胴体を陽極に設定した
処理管となる二つのヘッダーを直列接続して電磁場処理
装置部を形成し、ブース水中の物質をオゾンの分解と水
の分子の変化をもって凝固せしめるものである。
【0006】また、この場合二つのヘッダーは、配管よ
り大径となる整流管と処理管を平行に起立した折り返し
接続としてなるものである。
【0007】また、オゾン発生装置を、循環ポンプの前
段に配設してなるものである。
【0008】
【作用】上記のような構成のため、ブース水に対するオ
ゾンの混入を、ポンプの吸い込み部側で行いその引き圧
を利用して確実な混入とし、且つポンプの撹拌効力を利
用して水中に微細化した気泡として存在させ、ブース水
の塗料,溶剤等の粘着性を阻害した状態として二つのヘ
ッダーよりなる電磁場処理装置部へ循環流入せしめ、こ
のうち、手前側の整流管の大径管路にともない水の流れ
を整え次段となる電極棒を挿入した処理管へと導く。こ
の場合、処理管は中央の電極にマイナス(−)の高電圧
をかけ、外周の胴体(管本体)をプラス(+)帯電とす
ることで、ブース水はマイナスの電荷を持った電子によ
りマイナスの電位を高め、プラス電荷を持った水中の物
質を安定させ、静電吸着力を働かなくさせ、その状態が
維持している間にオゾンと接触し高効率の浄化作用を得
る。
【0009】
【実施例】以下、本発明を実施例の図面に基づいて説明
すれば、次の通りである。
【0010】図1〜図3はユニット型の水処理装置の実
施例を示し、1はブース水を流入させる流入路2に配設
した循環ポンプで、前記流入路2の中途にはオゾン発生
装置3から導いたオゾン供給路4が分岐接続してなる。
また、循環ポンプ1から導出配管したブースに戻る循環
路5の中途に、前記配管より大径をとる整流管6と中央
に高圧の電極棒7を配設し外周の胴体8を陽極に設定し
た処理管9となる二つのヘッダー6′,9′を直列接続
で介在し、該二つのヘッダー6′,9′にて電磁場処理
装置部10を形成し、これら全体の構成で水洗ブース等
の水処理装置11となる。この場合、二つのヘッダー
6′,9′となる整流管6と処理管9とは平行に起立さ
れ、下端の連結路12にて接続してなり、整流管6の上
端に循環路5の導入口5aを処理管9の上端側部に流出
口5bを有し、且つ処理管9の頂部には垂下する電極棒
7に臨む高圧電源装置13を備え、この電極棒7をマイ
ナスに外周の胴体9aをプラスに帯電させる構成として
いる。
【0011】次にこの作用を説明すると、先ずこの水処
理装置11の使用に際し、例えば図4に示す水洗式ブー
ス使用の塗装装置に装備する場合、塗装装置14の最下
部に設けた水槽15の出口部15aに前記流入路2を連
結し、水槽15の入口部15bに前記循環路5の先端と
なる戻り路16を連結する組み込み構成とする。ここ
で、被塗物Aは塗装機17より吹き付けされ、このミス
トは下端の水槽15よりシャワー18,排気洗浄室1
9,排気フアン20を備えた排気塔21から大気へ放出
されると共に、一部は水槽15に溜めたブース水Bに混
入される。尚、このブース水Bの一部は抑揚され前記シ
ャワー18とウオーターカーテン22に使用される。
【0012】ここにおいて、循環ポンプ1を運転し水槽
15に溜まったブース水Bを流入路2より吸い込み循環
路5側へ流入させるが、この場合、流入路2にはオゾン
発生装置3のオゾン供給路4が接続されオゾンが噴流さ
れるが、このオゾンはポンプの吸い込みによる引き圧で
ブース水Bに対し密な気泡として付く。即ち、水中に微
細化した気泡として存在し、殺菌,脱臭,脱色等の本来
持つ作用を果たしながら順次循環路5を流れ電磁場処理
装置部10の整流管6に流入すれば、該整流管6は大径
となっているため、流速が落ちて流れが整えられ隣接の
処理管9へ移行する。この処理管9には上端に設けた高
圧電源装置13により中央の陰極となる電極棒7に、例
えば電流が0.4〜0.5mAで20000Vの電圧がか
かるマイナス帯電をし、外周の胴体9aをプラス帯電と
しているため(勿論、電極棒自身は絶縁体で保護してい
るため、直接電気が流れるものでなく、絶縁体を飛び出
した電子のみ電気として流れる)、このに流れる循環水
(ブース水)の水質には変化は起らないが、水分子の電
子構造に変化が起こる。
【0013】即ち、水分子の持っている電子はいつも同
じ起動に位置しているのではなく、ある条件ではエネル
ギー準位のより高い起動に位置を移すようになる。従っ
て、水分子の構造は一定でなく、電子の位置が様々な形
状になる。水分子の電子状態がエネルギー準位の高い状
態に変わると、水質は変わらなくとも水の電気化学的性
質は変化する。この状態で水槽15に戻る。
【0014】これにより、水中のイオンや帯電粒子がポ
テンシャルを失い水和が解かれ、比重の重い粒子は沈降
し、水は清澄化される。また、バクテリアのような帯電
粒子が活力を失い繁殖が抑制され、バクテリアの繁殖を
ベースに生長する藻類の発生も抑制される。
【0015】
【発明の効果】上述のように、本発明の塗装用水洗ブー
ス等の水処理装置はオゾン発生装置と循環ポンプ及び整
流管,陰極電極棒付き処理管とよりなる電磁場処理装置
を組み合わせたことにより、ブース水にオゾンをポンプ
の撹拌効力を利用して効果的に混入し、オゾン自体の持
つ殺菌,脱臭,脱色の化学的効果は勿論のこと、水にマ
イナスの高電圧をかけることで水中の物質を安定させ、
且つ水中に微細化した気泡として長期に亘り存在せし
め、その効力を一層活性化させ、気泡による塗料の粘着
性を阻害し得、延いては凝固性を高める目的を発生し、
ブース水の浄化につながるものとなる。しかも、本発明
の装置は全体として簡略化した構成を取るためコンパク
トとなり各種装置に組み込める汎用タイプに最適である
等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す水処理装置の要部の説明
図である。
【図2】同正面図である。
【図3】同側面図である。
【図4】塗装ブースに組み込んだ使用例の説明図であ
る。
【符号の説明】
1 循環ポンプ 2 流入路 3 オゾン発生装置 4 オゾン供給路 5 循環路 6 整流管 7 陰極電極棒 8 胴体 9 処理管 10 電磁場処理装置部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年10月7日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】図1〜図3はユニット型の水処理装置の実
施例を示し、1はブース水を流入させる流入路2に配設
した循環ポンプで、前記流入路2の中途にはオゾン発生
装置3から導いたオゾン供給路4が分岐接続している。
また、循環ポンプ1から導出配管したブースに戻る循環
路5の中途に、前記配管より大径をとる整流管6と中央
に高圧の電極棒7を配設し外周の胴体8を陽極に設定し
た処理管9となる二つのヘッダー6′,9′を直列接続
で介在し、該二つのヘッダー6′,9′にて電磁場処理
装置部10を形成し、これら全体の構成で水洗ブース等
の水処理装置11となる。この場合、二つのヘッダー
6′,9′となる整流管6と処理管9とは平行に起立さ
れ、下端の連結路12にて接続してなり、整流管6の上
端に循環路5の導入口5aを処理管9の上端側部に流
出口5bを有し、且つ処理管9の頂部には垂下する電極
棒7に臨む高圧電源装置13を備え、この電極棒7をマ
イナスに外周の胴部をプラスに帯電させる構成として
いる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】ここにおいて、循環ポンプ1を運転し水槽
15に溜まったブース水Bを流水路2より吸い込み循環
路5側へ流入させるが、この場合、流入路2にはオゾン
発生装置3のオゾン供給路4が接続されオゾンが噴流さ
れるが、このオゾンはポンプの吸い込みによる引き圧で
ブース水Bに対し密な気泡として付く。即ち、水中に微
細化した気泡として存在し、殺菌,脱臭,脱色等の本来
持つ作用を果たしながら順次循環路5を流れ電磁場処理
装置部10の整流管6に流入すれば、該整流管6は大径
となっているため、流速が落ちて流れが整えられ隣接の
処理管9へ移行する。この処理管9には上端に設けた高
圧電源装置13により中央の陰極となる電極棒7に、例
えば電流が0.4〜0.5mAで20000Vの電圧がか
かるマイナス帯電をし、外周の胴部をプラス帯電とし
ているため(勿論、電極棒自身は絶縁体で保護している
ため、直接電気が流れるものでなく、絶縁体を飛び出し
た電子のみ電気として流れる)、こに流れる循環水
(ブース水)の水質には変化は起らないが、水分子の電
子構造に変化が起こる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C02F 1/50 520 P 531 R 540 A 550 B 560 F

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブース水を流入する循環ポンプに臨む流
    入路の中途にオゾン発生装置を配設したオゾン供給路を
    分岐接続し、前記循環ポンプから配管したブースに戻る
    循環路に、整流管と中央に高圧の陰極電極棒を配設し外
    周の胴体を陽極に設定した処理管となる二つのヘッダー
    を直列接続して電磁場処理装置部を形成し、ブース水中
    の物質をオゾンの分解と水の分子の変化をもって凝固せ
    しめることを特徴とする塗装用水洗ブース等の水処理装
    置。
  2. 【請求項2】 二つのヘッダーは、配管より大径となる
    整流管と処理管を平行に起立した折り返し接続としてな
    る請求項1記載の塗装用水洗ブース等の水処理装置。
  3. 【請求項3】 オゾン発生装置を、循環ポンプの前段に
    配設してなる請求項1記載の塗装用水洗ブース等の水処
    理装置。
JP1338094A 1994-02-07 1994-02-07 塗装用水洗ブース等の水処理装置 Expired - Lifetime JP2576461B2 (ja)

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JPH07214082A true JPH07214082A (ja) 1995-08-15
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5311432B1 (ja) * 2012-08-09 2013-10-09 有限会社 環境開発技研 塗装廃液処理方法及び塗装廃液処理装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5311432B1 (ja) * 2012-08-09 2013-10-09 有限会社 環境開発技研 塗装廃液処理方法及び塗装廃液処理装置

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JP2576461B2 (ja) 1997-01-29

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