JPH07213392A - 表示体付販売台 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】宣伝対象物に応じて宣伝広告部の表示物及び商
品陳列部の形態を切り換えることができ、かつ該宣伝広
告部の与えるインパクトが周囲の環境によらず一定であ
る表示体付販売台を提供する。 【構成】表示体付販売台の商品陳列体２は画像表示体１
との分離及び再接合が可能である。また画像表示体１に
設けられた感光膜固定用の薄板５も分離及び再接合可能
である。すなわち商品陳列体２と感光膜１４を取り替え
ることが可能であるので、様々な商品形態にあう表示体
付販売台となる。また画像表示体１の内部に設けられた
光源に点燈して、光透過性を有する感光膜１４の表示を
鮮明なものとする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は販売用もしくは配付用の
商品を陳列するとともに、該商品の広告表示が可能であ
る表示体付販売台に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来使用されていた表示体付販売台は、
図５に示すようなものであった。このものは、商品ｐの
形態やその宣伝文字等が記載されている厚紙等からなる
表示物を有する宣伝広告部ｑと、商品ｐを陳列するため
の商品陳列部ｎとからなるものであり、商品ｐを、商品
陳列部ｎに陳列した状態で店頭に設置されていた。そし
て宣伝広告部ｑが顧客にインパクトが与えることから商
品ｐの売上が向上するという利点があった。さらに商品
ｐの販売元からみると、商品ｐの販売スペースを一定的
に確保できるという利点もあった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかし従来の表示体付
販売台にあっては、宣伝広告部ｑの表示物は固定されて
いるものであり、他の表示物との差し替えができなかっ
た。また、商品陳列部ｎの商品陳列形態（商品陳列部の
寸法等）も、商品ｐにあわせて設定されていた。そのた
め例えば新商品ｍがでた場合は、宣伝広告部ｑに新商品
ｍの形態やその宣伝文字等が記載された表示物が設けた
表示体販売台に切換えなければならなかった。もしくは
商品ｐの商品形態が例えば「設置型」から「吊るし型」
へと変更になった場合も、該商品形態の合わせた商品陳
列部ｎを有する表示体付販売台に切換えなければならな
かった。

【０００４】また、宣伝広告部ｑの表示物は例えば厚紙
等からなっていたため、照明の強弱等、周囲の環境によ
って、前記顧客に与えるインパクトに差ができる場合が
あった。そこで本発明は、宣伝対象物に応じて宣伝広告
部ｑの表示物と商品陳列部ｎの形態を切換えることがで
き、かつ宣伝広告部ｑの顧客に与えるインパクトの強さ
が、周囲の環境によって変化しない表示体付販売台を提
供することを目標とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記のような課題を解決
するために、本発明の表示体付販売台は分離及び組み立
て可能な画像表示体と商品陳列体とからなり、前記画像
表示体はその内部に設けられている光源部と、画像表示
体の片面に設けられている基板部と、基板部の外部に設
けられている感光膜固定用の画像体固定部とからなる表
示体付販売台であって、基板部は光透過性のよい基板か
らなり、前記感光膜は光透過性を有しており、かつ該感
光膜が差し替え可能であることを特徴とするものであ
る。

【０００６】

【作用】表示体付販売台は画像表示体と商品陳列部に分
離して、商品陳列部の交換が可能である。また画像表示
部に設置されている画像体固定部は、画像体の差し替え
のために取り外し可能である。そして画像表示体の内部
の光源部から基板部に向けて照射された光は、該基板部
を透過し、画像体に設置されている光透過性を有する感
光膜を明るく照らす。

【０００７】

【実施例】以下に本発明の一実施例について図面を用い
て説明する。図１は本実施例による表示体付販売台の斜
視図、図２はその背面図、図３は表示体付販売台の分割
図、図４は吊り下げ商品用表示体付販売台である。そし
て図中の１は画像表示体、２は商品陳列体、３は基板、
４は画像固定部、５は薄板、６は切欠部、７は設置部、
８は角度調節部そして９は高低調節部、１０は商品陳列
部、１１は連結部、１２は付属品部、１３は吊り下げ具
設置部、１４は感光膜、１５は商品、１６は吊り下げ
棒、１７は吊り下げ商品であり１８は吊り下げ具であ
る。

【０００８】画像表示体１は画像を表示するためのもの
であり、また商品陳列体２は販売もしくは販売促進用の
商品を設置するためのものである。そして後述するよう
に、画像表示体１と商品陳列体２とが組み合わせて、本
発明の表示体付販売台が形成される。基板３は光透過性
のよい透明な樹脂からなる基板であり、また薄板５は光
透過性のよい透明な樹脂からなる薄板でありその一部に
切欠部６が設けられている。ここで基板３は画像表示体
１の長方形状の欠落部（以下「欠落部」という）を十分
にカバーできる大きさが必要であり、また薄板５は「欠
落部」と同じ大きさであることが必要である。そして基
板３は前記画像表示体１の欠落部に背面側から永久固定
されているものであり、その表面側には画像固定部４に
より薄板５が仮固定されている。

【０００９】該画像固定部４による仮固定はマグネット
によるものが最適である。すなわち「欠落部」に沿って
基板３の上に１ｃｍ幅の薄い鉄板を貼着するとともに、
薄板５の周囲にも１ｃｍの薄いマグネットを貼着してお
くと、基板３は画像表示体１から容易に脱着できる。

【００１０】設置部７は画像表示体１を安定して設置す
るためのものであり、該安定を確実なものとするため
に、金属製のものが好ましく、かつ後方側に突出させて
おくとよい。

【００１１】また、角度調節部８は化粧ネジが突出して
おり、該化粧ネジをゆるめて角度を調節するというもの
である。画像表示体１の見やすさと安定性を考慮にいれ
て、画像表示体１の画像が、垂直に対して最高３０度ま
では傾けることが可能となるように作成する。そして高
低調節部９は、後述するように薄板３により固定されて
いる感光膜１４を見やすい高さに調節するためのもので
ある。

【００１２】商品陳列部１０は商品を並べる部分であ
る。そして商品を美麗に、より多数並べるために、図１
に示すように段を設けておくとよい。連結部１１は化粧
ビスからなり、連結部１１を使用して画像表示体１と商
品陳列体２を接続、分離するためのものである。

【００１３】付属品部１２は、葉書が横に入る大きさの
くぼみであり、例えばキャンペーンの応募葉書が設置で
きるものである。そして吊り下げ具設置部１３は後述す
るように、商品形態が設置型から吊り下げ商品１７に変
更となったときに吊り下げ具１８を付けるためのもので
ある。

【００１４】そして図示していないが、画像表示体１の
基板３の内部には蛍光灯からなる光源部が設けられてい
る。

【００１５】上記構成からなる表示体付販売台の一使用
例を以下に示す。まず、画像表示体１と商品陳列体２を
連結部１１で接続するとともに、高低調節部９で高さを
調節する。そして切欠部６をきっかけとして、画像表示
体１に仮固定されている薄板５をとりはずし、基板３の
表面には感光膜１４を設置する。ここで感光膜１４とは
例えば写真のネガのような光透過性を有するものであ
り、宣伝対象物の形状や宣伝文句が描かれている。そし
て、設置された感光膜１４の上から薄板５をはめ、再び
仮固定する。すると図３のようになる。

【００１６】また商品陳列部１０には例えばタバコのよ
うな箱状の商品１５を前述した商品陳列部２の予め設け
ておいた段に合わせて陳列する。また付属品部１２には
前述したように、キャンペーン用の応募葉書を設置す
る。

【００１７】この状態で画像表示体１の内部に設けられ
た光源部を点燈すると、光は透明な材料からなる基板３
と画像固定部４を透過するので、前記感光膜１４に描か
れている宣伝対象物の形状や宣伝文句が鮮明に表示され
る。この状態で店頭に設置すると商品１５の宣伝効果が
増大する。また角度調節部８や高低調節部９の化粧ビス
をゆるめて適宜に角度や高さの調節を行い、前記感光膜
１４の表示が鮮明になるように調節する。

【００１８】ここで、商品１５の陳列形態が設置型から
吊り下げ型の商品１７に変更となったする。その時は図
３のように画像表示体１と商品陳列体２を連結部１１か
ら分離する。そして図４のように吊り下げ部１３に吊り
下げ棒１６を取付け、高低調節部９で画像表示体１の高
さを吊り下げ型の商品１７の高さに合わせて調節すれ
ば、商品形態が吊り下げ型へと変更しても商品の陳列が
可能となる。

【００１９】また陳列されている商品が変更する等、感
光膜１４に描かれている宣伝対象物の形状や宣伝文句が
変更になった場合は、切欠部６から薄板５をつまんで取
り外し、「欠落部」の感光膜１４を新しいものと取替
え、再び薄板５を仮固定することにより、画像表示体１
の表示を商品に合わせたものへと変更することができ
る。

【００２０】その他商品１５の大きさが変更になった場
合は、図３のように商品陳列体２を新商品の形状に合う
商品陳列部１０をもつものへと変更することが可能であ
る。

【００２１】またこの様な構成からなる表示体付販売台
をより長く使用するために、角度調節部８、高低調節部
９、連結部１１、吊り下げ具設置部１３等負荷が大きく
かかるところを金属性の板等で補強しておいてもよい。

【００２２】

【発明の効果】本発明の表示体付販売台は以上のよう
に、画像表示体と商品陳列部の分離が可能であるため、
該商品陳列部に陳列する商品形態に関わらず使用するこ
とができる。また、画像表示部に設置されている画像体
の差し替えも可能であるため、宣伝表示も新しいものへ
と変更することが容易である。そして、画像表示体の宣
伝文句等の表示は光源と感光膜を使用してなるものであ
るため、照明の強弱等周囲の環境によらず、一定なイン
パクトを顧客に与えることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明における一実施例の表示体付販売台の斜
視図である。

【図２】同実施例における画像表示体１の背面図であ
る。

【図３】同実施例の販売台２の取り外し説明図である。

【図４】同実施例における吊り下げ型商品用の表示対付
販売台の説明図である。

【図５】従来の表示体付販売台の説明図である。

【符号の説明】

１…画像表示体 ２…商品陳列体 ３…基板 ４…画像固定部 ５…薄板 ６…切欠部 ７…設置部 ８…角度調節部 ９…高低調節部 １０…商品陳列部 １１…連結部 １２…付属品部 １３…吊り下げ具設置部 １４…感光膜 １５…商品 １６…吊り下げ棒 １７…吊り下げ商品 １８…吊り下げ具 ｐ…商品 ｑ…宣伝広告部 ｎ…商品陳列部 ｍ…新商品

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】分離及び組み立て可能な画像表示体と商品
   陳列体とからなり、 前記画像表示体はその内部に設けられている光源部と、
   画像表示体の片面に設けられている基板部と、基板部の
   外部に設けられている感光膜固定用の画像体固定部とか
   らなる表示体付販売台であって、 基板部は光透過性のよい基板からなり、 前記感光膜は光透過性を有しており、 かつ該感光膜が差し替え可能であることを特徴とする表
   示体付販売台。