JPH07211880A - 一次元カラーイメージセンサ - Google Patents

一次元カラーイメージセンサ

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JPH07211880A
JPH07211880A JP6022193A JP2219394A JPH07211880A JP H07211880 A JPH07211880 A JP H07211880A JP 6022193 A JP6022193 A JP 6022193A JP 2219394 A JP2219394 A JP 2219394A JP H07211880 A JPH07211880 A JP H07211880A
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JP
Japan
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color image
photodiode
image sensor
transistor
detection means
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Withdrawn
Application number
JP6022193A
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English (en)
Inventor
Yasumitsu Ota
泰光 太田
Shusuke Mimura
秀典 三村
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 主走査方向に隣合うセンサ素子間の距離を狭
めることができるとともに、高速な動作が可能な一次元
カラーイメージセンサを提供する。 【構成】 一画素分の三つのホトダイオード20a〜2
0bのカソードからの出力線24は共通に接続され、更
に各ブロックの対応するチャンネルの出力線は共通とさ
れて四つの出力線2a〜2dにそれぞれ接続されてい
る。出力線は透明導電膜で形成することにより、ホトダ
イオードの受光面を有効に利用することができる。セン
サ素子は、ホトダイオードとTFT22a〜22cから
構成することにより、カラー化する場合に特に必要な高
速な動作が可能となる。また、センサ素子のTFTの入
力側には切り換え手段として別のTFT30を設け、こ
のゲート電極に加える信号によって三つの色のいずれか
を選択して出力することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラーディジタルコピ
ー機、カラーファクシミリ、カラーイメージスキャナな
どに使用される一次元カラーイメージセンサに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図5は従来の一次元イメージセンサのセ
ンサ素子の部分を拡大して示した図である。同図におい
て、一画素分の光を感知する三つのホトダイオード10
a,10b,10cは縦方向に配列されており、それぞ
れには別々に出力線16a,16b,16cが設けられ
ている。また、ブロッキングダイオード12a,12
b,12cは、配線14a,14b,14cによって対
応するホトダイオード10a,10b,10cとフロン
ト・トゥ・フロント(カソード同士を接続する)又はバ
ック・トゥ・バック(アノード同士を接続する)に接続
されている。この一つのホトダイオードと一つのブロッ
キングダイオードによって一つのセンサ素子が構成さ
れ、かかるセンサ素子の組が横方向(主走査方向)に多
数配列されて、一次元カラーイメージセンサが構成され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図5のホト
ダイオード10a〜10cには、それぞれ別々に出力線
16a〜16cが設けられている。このため、隣合うホ
トダイオードとの間に出力線を確保するための領域が必
要となる。しかも配線を形成する際のアラインメントの
精度によって線と線の間にある程度の余裕を確保する必
要がある。しかし高密度の密着型イメージセンサでは、
できるだけセンサ素子同士が接近していることが望まし
く、図5のように出力線を形成するためにホトダイオー
ド同士の距離を離すとそれだけイメージセンサとしての
性能(解像度)が低下するという問題がある。
【0004】また、イメージセンサをカラー化する場合
には、一つの画素について三つのセンサ素子が必要とな
るため、それだけセンサ素子の高速な動作が要求され
る。周知のようにダイオードの電圧−電流特性は指数関
数的に変化するため、両端に加わる電圧が低くなると流
れる電流の量は著しく低下する。このためイメージセン
サをカラー化した場合にセンサ素子にブロッキングダイ
オードを使用すると、短時間の間にホトダイオードに蓄
積された電荷をすべて読み出すことができず、残像特性
やγ特性が劣化するという問題がある。
【0005】本発明は上記事情に基づいてなされたもの
であり、主走査方向に隣合うセンサ素子間の距離を狭め
ることができるとともに、高速な動作が可能な一次元カ
ラーイメージセンサを提供することを目的とするもので
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めの請求項1記載の発明は、カラー画像を感知するため
に一の画素検出手段が複数のセンサ素子によって構成さ
れ、且つ主走査方向に前記画素検出手段が多数配列され
た一次元カラーイメージセンサにおいて、前記センサ素
子をホトダイオードとトランジスタにより構成し、前記
各画素検出手段のホトダイオードの出力配線を共通に形
成し、かつ前記共通にした出力配線を前記ホトダイオー
ドの上部に形成したことを特徴とするものである。
【0007】請求項2記載の発明は、前記各画素検出手
段の、複数のホトダイオードを形成する領域と複数のト
ランジスタを形成する領域とが別々に設けられているも
のである。
【0008】請求項3記載の発明は、前記共通にしたホ
トダイオードの出力配線が透明導電膜により形成されて
いるものである。
【0009】前記の課題を解決するための請求項4記載
の発明は、カラー画像を感知するために一の画素検出手
段が複数のセンサ素子によって構成され、且つ主走査方
向に前記画素検出手段が多数配列された一次元カラーイ
メージセンサにおいて、前記センサ素子をホトダイオー
ドと第1のトランジスタにより構成し、前記多数配列さ
れた画素検出手段を出力回路のチャンネル数と同数のチ
ャンネルからなる複数のブロックに分割し、前記一の画
素検出手段を構成する複数のセンサ素子の出力を共通に
接続するとともに、前記各ブロックについて前記一の画
素検出手段を構成する複数のセンサ素子の数と同数の入
力を設けこれらの入力を各画素検出手段のセンサ素子の
うち同一色を感知するセンサ素子の入力に共通に接続し
たことを特徴とするものである。
【0010】請求項5記載の発明は、前記各ブロックの
複数の入力を対応する第2のトランジスタを介して互い
に接続し、各ブロックの対応する第2のトランジスタの
ゲートを共通に接続し、前記ゲートへ供給する信号によ
り各ブロックの前記複数の入力のうちのいずれか一つを
選択して各ブロックから同一色の画像信号を出力するよ
うに構成したものである。
【0011】請求項6記載の発明は、前記第2のトラン
ジスタのゲートに所定のタイミングで信号を供給するた
めのシフトレジスタを設けたものである。
【0012】請求項7記載の発明は、前記第2のトラン
ジスタを、前記ホトダイオード及び前記第1のトランジ
スタと同一基板上に形成したものである。
【0013】
【作用】請求項1記載の発明は前記の構成によって、セ
ンサ素子をホトダイオードとトランジスタによって構成
したことにより、低い電圧で少ない電流しか流せないブ
ロッキングダイオードを用いた場合に比べて低い電圧で
多くの電流が流せるので、短時間でホトダイオードに蓄
積された電荷を読み出すことができ、また各画素検出手
段のホトダイオードの出力配線を共通に形成し、かつ前
記共通にした出力配線を前記ホトダイオードの上部に形
成したことにより、主走査方向に隣合うホトダイオード
とホトダイオードとの間の距離を狭めることができる。
【0014】請求項2記載の発明は、トランジスタをホ
トダイオードとは別の領域に形成したことにより、ホト
ダイオードの受光面の面積を広げることができる。
【0015】請求項3記載の発明は、共通の出力配線を
ITOなどの透明導伝膜によって形成することにより、
この共通の出力線によってホトダイオードに照射される
光が遮られることはなく、したがってホトダイオードの
受光面を有効に使用することができる。
【0016】請求項4記載の発明は前記の構成によっ
て、各ブロックについて一の画素検出手段を構成する複
数のセンサ素子の数と同数の入力を設け、これらの入力
を各画素検出手段のセンサ素子のうち同一色を感知する
センサ素子の入力に共通に接続したことにより、ホトダ
イオードに蓄積された電荷を読み出すための信号をトラ
ンジスタに供給するという動作を、この複数の入力につ
いて順番に行うことができ、これにより各画素検出手段
の複数のホトダイオードの出力配線が共通に形成されて
いても、この共通の出力配線から順次各色のカラー画像
信号を取り出すことができる。
【0017】請求項5記載の発明は、前記複数の入力に
ついては、三つの第2のトランジスタを介して互いに接
続することにより、この接続された入力に供給された信
号を第2のトランジスタで切り換えて所望の第1のトラ
ンジスタだけに信号を供給できる。これにより、各ブロ
ックの前記複数の入力のうちのいずれか一つを選択して
各チャンネルから同一の色の画像信号を出力するように
できる。
【0018】請求項6記載の発明は、前記第2のトラン
ジスタのゲートに所定のタイミングで信号を供給するた
めのシフトレジスタを設けたことにより、簡易な構成で
前記第2のトランジスタを順次駆動することができる。
【0019】請求項7記載の発明は、前記第2のトラン
ジスタを前記ホトダイオード及び前記第1のトランジス
タと同一基板上に形成したことにより、省スペース化を
図ることができる。
【0020】
【実施例】以下に図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。図1は本発明の一実施例である一次元カラ
ーイメージセンサ回路の一部を示した回路図、図2は本
発明の一実施例である一次元イメージセンサのセンサ素
子の部分を拡大して示した平面図、図3は別の実施例に
ついての図2と同様の平面図、図4は図1の回路の入力
部にスイッチ手段としてトランジスタを接続した実施例
の回路図である。
【0021】図1には第1ブロックから第5ブロックま
で示されており、各ブロックは説明の都合上4チャンネ
ルから構成されているものとする。なお、実際の回路で
は16チャンネルもしくは32チャンネルなどとするの
が一般的である。そして各ブロックの一つのチャンネル
には三つのホトダイオード20a,20b,20cと三
つの薄膜トランジスタ(以下TFTという)22a,2
2b,22cが含まれており、これらによって三つのセ
ンサ素子が構成されている。この三つのセンサ素子によ
り一の画素検出手段が構成され、一画素分の三原色の光
を感知する。なお後述のように、原稿から反射した光
は、プリズムにより波長に依存する屈折率で屈折し、又
はフィルターにより所定の波長のみが透過して、三原色
のそれぞれの色を感知するホトダイオードに入射する。
【0022】図1を見ると分かるように、一画素分の三
つのホトダイオード20a〜20cのカソードからの出
力線は共通に接続され、更に各ブロックの対応するチャ
ンネルの出力線は共通とされて四つの出力線2a,2
b,2c,2dにそれぞれ接続されている。一方、TF
T22a〜22cのゲートGにつながる入力線は、同一
ブロック内にある各チャンネルの対応するもの同士が共
通に接続されている。そして、例えば第1ブロックでは
入力A1,B1,C1にそれぞれ接続されている。した
がって入力線は各ブロックについて三つずつ、合計15
個設けられ、出力は全体で四つ設けられている。なお、
TFTの各ドレインDは共通とされ、配線28を介して
一定電圧の電圧源(図示せず)に接続されている。
【0023】図1の回路において、四つの出力線2a〜
2dはそれぞれ増幅用のアンプ(図示せず)に接続され
ている。そしてこのアンプ入力はイマジナリー・ショー
トにより仮想的に接地された状態とされ、四つの出力線
は常に接地電位に維持される。これにより、出力線が互
いに交差する部分において他の出力線との間のクロスト
ークを有効に防止することができる。
【0024】図1の回路は以下のように動作する。ま
ず、第1ブロックの入力A1に駆動入力パルスを供給す
ると、第1ブロックに含まれる四つのチャンネルのそれ
ぞれ一番左側の四つのTFT22aがオンとなる。これ
により、対応する四つのホトダイオード20aに蓄積さ
れた電荷が電流として取り出され、第1チャンネルの信
号は出力線2aから、第2チャンネルの信号は出力線2
bから、第3チャンネルの信号は出力線2cから、第4
チャンネルの信号は出力線2dから、それぞれ同時に取
り出される。次に、第2ブロックの入力A2に駆動入力
パルスを供給すると、第1ブロックと同様に各チャンネ
ルの四つのホトダイオード20aに蓄積された信号が出
力線2a〜2dから同時に取り出される。以下、同様の
動作を第5ブロックまで順次行うことにより、各ブロッ
クの各チャンネルからホトダイオード20aの信号が取
り出される。次にまた第1ブロックから順番に、今度は
入力B1,B2,・・・,B5に駆動入力パルスを供給
して、各ブロックの各チャンネルからホトダイオード2
0bの信号を取り出す。更に第1ブロックから順番に入
力C1,C2,・・・,C5に駆動入力パルスを供給し
て、各ブロックの各チャンネルからホトダイオード20
cの信号を取り出す。このようにして1ライン分のカラ
ー画像信号すべてが取り出される。
【0025】イメージセンサをカラー化した場合には、
図1に示すように一画素についてセンサ素子が三つ必要
となるので、各センサ素子の動作を高速化することが特
に望まれる。このような状況の下で従来のようにブロッ
キングダイオードを用いてセンサ素子を構成すると所定
の短い時間の間に全ての電荷を読み出すことが難しい
が、図1に示しすようにTFTを用いてセンサ素子を構
成すると、短時間の間にホトダイオードに蓄積された電
荷を読み出すことが可能となる。
【0026】図2は実際の200DPI用の半導体構造
の一部を示した図で、従来の構造を示した図5に対応す
る。同図に示すように、三つのホトダイオード20a〜
20cは縦方向(副走査方向)に並べられて配置され、
TFT22a〜22cはその下に形成されて、図1に示
すように入力線A1等に接続されている。このようにホ
トダイオード20a〜20cを形成する領域とは別の領
域にTFT22a〜22cを形成することにより、ホト
ダイオード20a〜20cの受光面をより広く確保でき
る。
【0027】図2に示すように、三つのホトダイオード
20a〜20cのうち20aの面積が最も大きくなるよ
う形成されており、これを青(B)の光を感知するホト
ダイオードとしている。ホトダイオードは本来三つとも
等しい面積とするのが自然であるが、TFT22a〜2
2cとの配線接続のため、このように異なる面積とな
る。しかしながら、ホトダイオードを最も一般的なアモ
ルファスシリコン(a−Si)で構成した場合におい
て、光の三原色である赤(R)、緑(G)、青(B)の
それぞれに対する感度は異なるので、必ずしも三つのホ
トダイオードの面積を同じにする必要はない。むしろ、
感度が最も低い青(B)の光を受光するためのホトダイ
オードの面積を大きくすることが望ましい。したがって
図2において最も面積の大きいホトダイオード20aを
青(B)用とすれば、感度の弱さを補償することができ
るという利点がある。そして、入射光をプリズムで屈折
させて赤(R)、緑(G)、青(B)の各色に分光する
場合には、残りのホトダイオード20b,20cの順番
は光の波長で決まるので、20bが緑(G)用のホトダ
イオード、20cが赤(R)用のホトダイオードとな
る。
【0028】また、図2には、図1で説明したように、
三つのホトダイオード20a〜20cの出力線24が共
通とされている状態が明瞭に示されている。このため各
ホトダイオードに別々に出力線を設ける場合に比べて隣
合うセンサ素子同士の間隔を大幅に狭めることが可能と
なる。このように三つの出力線24を共通にできるの
は、図1のような構成のマトリックス接続を採用したこ
とによるものである。
【0029】更に、図2に示すように、各出力線24は
ホトダイオード20a〜20cの上を通過するよう形成
されている。従来の一次元カラーイメージセンサでは、
出力線を隣合うホトダイオードの間に形成していたが、
このようにすると、出力線自体の幅10μmの他に、ア
ラインメントの精度による余裕を考慮して出力線の両側
に更に10μmずつのスペースをとる必要があり、この
結果隣合うホトダイオード同士の間隔は最低30μm程
度としなければならなかった。このようにホトダイオー
ド同士の間隔が開くと、高密度の画像信号を得ることが
できないという問題があった。
【0030】かかる問題を解決するために本実施例で
は、上記のように出力線をホトダイオードの上に形成し
たものである。このようにすると、ホトダイオードの受
光面は出力線の幅だけ狭くなるが、出力線の幅はせいぜ
い10μm程度なので、これによる感度の低下はそれほ
ど影響はない。それ以上に、隣合うホトダイオード同士
の間隔を狭めることができるので、高密度の画像信号を
得られるという利点がある。なお、上記の出力線24は
他の部分に形成する電極線と同時に形成することができ
るので、この出力線24を形成するための特別の工程は
不要である。なお、このように出力線24をホトダイオ
ードの上に形成しても、各出力線は各ホトダイオードの
透明電極と電気的に接続されているので、余分な容量を
発生するという問題は生じない。
【0031】もしも出力線をホトダイオードの上に形成
することによる受光面の減少が問題となる場合には、出
力線をITOなどの透明導電膜によって形成することが
できる。このようにすれば光は透明導電膜を透過できる
ので、ホトダイオードに達する光を遮ることはない。但
し、この場合にはITOなどを形成するための工程が別
に必要となる。
【0032】図3は、図2とは異なる構造の200DP
I用のイメージセンサの一部を拡大したものである。す
なわち、カラーフィルターを用いて入射光を三原色に分
離する場合の構造であり、三つのホトダイオードは一辺
が125μmの正方形16の中に収まるよう構成されて
いる。そして入射光の分光には、所定の色のみを透過す
るカラーフィルター(図示せず)を用い、これを各ホト
ダイオードの上部に配置する。カラーフィルターは、プ
リズムの場合のように波長の順序を考慮する必要がな
く、本実施例では各色のホトダイオードを上から赤
(R)、青(B)、緑(G)の順番で配置してある。T
FT22a〜22cの構成は、図2の場合と同様であ
る。
【0033】図4は図1の回路の各ブロックの入力側に
切り換え手段として別のTFT30a,30b,30c
を設けた実施例の回路図である。このTFT30a〜3
0cはホトダイオード20a〜20c及びTFT22a
〜22cと同一の基板上に設けるのが望ましい。図4に
おいて、入力A1,B1,C1,・・・,A5,B5,
C5は、TFT30a〜30cを介して各ブロック毎に
接続され、これによってそれぞれのブロックの入力を単
一入力36−1〜36−5としてある。そして、各ブロ
ックの対応するTFT30のゲートを共通とした3本の
ゲート線32a,32b,32cをシフトレジスタ34
に接続してある。シフトレジスタ34を設ければ、シフ
トレジスタ34の一の入力にパルスを所定の時間間隔で
供給することにより、ゲート線32a,32b,32c
に対して所定の順序で信号を送り出すことができるの
で、切り換え動作が容易となる。
【0034】図4において、入力36−1〜36−5に
供給された信号は、ゲート線32a〜32cのうちゲー
ト信号が供給されたTFTだけを通過することができ
る。したがって、ゲート線32a〜32cに所定の順序
で信号を供給することにより、出力線から所定の色の画
像信号を得ることができる。しかも、上で説明したよう
に1ライン分の画像信号は、まず最初にある色について
1ライン分の読み出しを行った後で次の色を1ライン分
読み出し、そして最後の色について1ライン分読み出す
という順序で行うので、ゲート線32a〜32cの切り
換えは1ライン毎に行えばよく、したがって5ミリ秒程
度の間隔での切り換えとなる。この程度の比較的ゆっく
りとした切り換え動作であれば、シフトレジスタ34を
用いて行うことが十分に可能である。そしてシフトレジ
スタ34についても、薄膜トランジスタによって同一の
基板上に作り込むことにすれば、イメージセンサ全体の
寸法を縮小する妨げにはならない。
【0035】図4のような回路構成とすれば、図4に示
した部分以外の回路については従来から用いられていた
回路を使用できるので、既存の装置を有効に活用するこ
とができる。また、図4の実施例のようにスイッチング
素子としてTFT30a〜30cを設ければ、回路全体
のボンディング数を削減でき、組立工程が簡単化すると
いう利点がある。
【0036】なお、本発明は上記の実施例に限定される
ものではなく、その要旨の範囲内において、種々の変形
が可能である。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、ホトダイオードの出力配線を共通に形成し、
更にこの共通にした出力配線をホトダイオードの上部に
形成したことにより、隣合うホトダイオード同士の間に
出力配線を形成している従来のものに比べて隣合うホト
ダイオード同士の間隔を大幅に狭めて高密度化を図るこ
とができ、またセンサ素子をホトダイオードとトランジ
スタによって構成したことにより、低い電圧で少ない電
流しか流せないブロッキングダイオードを用いた場合に
比べて低い電圧で多くの電流が流せるため、短時間でホ
トダイオードに蓄積された電荷を読み出すことができ、
したがってカラーの場合に特に望まれる回路動作の高速
化を図ることができる一次元カラーイメージセンサを提
供することができる。
【0038】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の効果に加えて、トランジスタをホトダイオー
ドとは別の領域に形成したことにより、ホトダイオード
の受光面の面積を広げることができ、したがって感度の
向上を図ることができる一次元カラーイメージセンサを
提供することができる。
【0039】請求項3記載の発明によれば、さらに共通
の出力配線をITOなどの透明導伝膜によって形成する
ことにより、この共通の出力線によってホトダイオード
に照射される光が遮られることはなく、したがってホト
ダイオードの受光面を有効に使用して感度の向上を図る
ことができる一次元カラーイメージセンサを提供するこ
とができる。
【0040】請求項4記載の発明によれば、前記のよう
に構成したことにより、出力配線の数を減らし、ホトダ
イオードとホトダイオードの間の距離を狭まくして高密
度化を図ることができ、また短時間でホトダイオードに
蓄積された電荷を読み出すことができ、したがってカラ
ーの場合に特に望まれる回路動作の高速化を図ることが
できる一次元カラーイメージセンサを提供することがで
きる。
【0041】請求項5記載の発明によれば、請求項4記
載の発明の効果に加えて、各ブロックの複数の入力を対
応する第2のトランジスタを介して互いに接続すること
により、この接続された入力に供給される一の信号を前
記第2のトランジスタで切り換えて所望の第1のトラン
ジスタだけに信号を供給でき、これにより各ブロックの
前記複数の入力のうちのいずれか一つを選択して各チャ
ンネルから同一の色の画像信号を出力するようにでき、
したがって入力の数を減らすことができる一次元カラー
イメージセンサを提供することができる。
【0042】請求項6記載の発明によれば、さらに前記
第2のトランジスタのゲートに所定のタイミングで信号
を供給するためのシフトレジスタを設けたことにより、
簡易な構成で前記第2のトランジスタを順次駆動するこ
とができる一次元カラーイメージセンサを提供すること
ができる。
【0043】請求項7記載の発明によれば、さらに前記
第2のトランジスタを前記ホトダイオード及び前記第1
のトランジスタと同一基板上に形成したことにより、省
スペース化を図ることができる一次元カラーイメージセ
ンサを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である一次元カラーイメージ
センサの回路図である。
【図2】図1の一次元カラーイメージセンサの一部を拡
大して示した平面図である。
【図3】別の実施例の一次元カラーイメージセンサの一
部を拡大して示した平面図である。
【図4】本発明の他の実施例の一次元カラーイメージセ
ンサの回路図である。
【図5】従来の一次元カラーイメージセンサの一部を拡
大して示した平面図である。
【符号の説明】
10a〜10c、20a〜20c ホトダイオード 12a〜12c ブロッキングダイオード 22a〜22c 薄膜トランジスタ(TFT) 14a〜14c 配線 2a〜2d、16a〜16c、24 出力配線 30a〜30c 薄膜トランジスタ(TFT) 34 シフトレジスタ 36−1〜36−5 入力端子

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カラー画像を感知するために一の画素検
    出手段が複数のセンサ素子によって構成され、且つ主走
    査方向に前記画素検出手段が多数配列された一次元カラ
    ーイメージセンサにおいて、前記センサ素子をホトダイ
    オードとトランジスタにより構成し、前記各画素検出手
    段のホトダイオードの出力配線を共通に形成し、かつ前
    記共通にした出力配線を前記ホトダイオードの上部に形
    成したことを特徴とする一次元カラーイメージセンサ。
  2. 【請求項2】 前記各画素検出手段は、複数のホトダイ
    オードを形成する領域と複数のトランジスタを形成する
    領域とが別々に設けられているものである請求項1記載
    の一次元カラーイメージセンサ。
  3. 【請求項3】 前記共通にしたホトダイオードの出力配
    線は透明導電膜により形成されているものである請求項
    1又は2記載の一次元イメージセンサ。
  4. 【請求項4】 カラー画像を感知するために一の画素検
    出手段が複数のセンサ素子によって構成され、且つ主走
    査方向に前記画素検出手段が多数配列された一次元カラ
    ーイメージセンサにおいて、前記センサ素子をホトダイ
    オードと第1のトランジスタにより構成し、前記多数配
    列された画素検出手段を出力回路のチャンネル数と同数
    のチャンネルからなる複数のブロックに分割し、前記一
    の画素検出手段を構成する複数のセンサ素子の出力を共
    通に接続するとともに、前記各ブロックについて前記一
    の画素検出手段を構成する複数のセンサ素子の数と同数
    の入力を設けこれらの入力を各画素検出手段のセンサ素
    子のうち同一色を感知するセンサ素子の入力に共通に接
    続したことを特徴とする一次元カラーイメージセンサ。
  5. 【請求項5】 前記各ブロックの複数の入力を対応する
    第2のトランジスタを介して互いに接続し、各ブロック
    の対応する第2のトランジスタのゲートを共通に接続
    し、前記ゲートへ供給する信号により各ブロックの前記
    複数の入力のうちのいずれか一つを選択して各ブロック
    から同一色の画像信号を出力するように構成した請求項
    4記載の一次元カラーイメージセンサ。
  6. 【請求項6】 前記第2のトランジスタのゲートに所定
    のタイミングで信号を供給するためのシフトレジスタを
    設けた請求項5記載の一次元カラーイメージセンサ。
  7. 【請求項7】 前記第2のトランジスタは、前記ホトダ
    イオード及び前記第1のトランジスタと同一基板上に形
    成したものである請求項5又は6記載の一次元カラーイ
    メージセンサ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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