JPH07210564A - 文章作成補助装置および文章作成用辞書作成装置 - Google Patents

文章作成補助装置および文章作成用辞書作成装置

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JPH07210564A
JPH07210564A JP6002228A JP222894A JPH07210564A JP H07210564 A JPH07210564 A JP H07210564A JP 6002228 A JP6002228 A JP 6002228A JP 222894 A JP222894 A JP 222894A JP H07210564 A JPH07210564 A JP H07210564A
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JP
Japan
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sentence
concept
word
memory
dictionary
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JP6002228A
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Kenji Kurono
健治 黒野
Hideya Fujimaki
秀哉 藤牧
Makoto Ogata
誠 尾形
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Original Assignee
Individual
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 上位概念、同位概念または下位概念の関係を
文章中に自動的に記載する。 【構成】 文章ファイルの処理位置から判断して、処理
すべき行が終了か否かを判定し(ステップ101)、行
が残っていれば、一行読み込みがなされる(ステップ1
03)。次に作業メモリ内の文字列中から特定の単語の
検索がなされ(ステップ105)、その検索により単語
が存在するか否かが判定される(ステップ107)。単
語が存在すれば、その単語が辞書に存在するか検索を行
い(ステップ109)、単語が存在しない場合は、再度
ステップ101に戻って、残りの文章の処理に移る。ス
テップ109で単語が辞書中に存在すれば(ステップ1
11)、辞書中に単語と組になって登録されている概念
を読み出して文章中の単語のあった場所に挿入する(ス
テップ113)。こうして、文章作成の効率化につなが
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】上位概念、同位概念または下位概
念の関係を文章中に記載するための補助装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、特許や実用新案出願の明細書にお
いては、その発明の認識範囲あるいは権利範囲を明確化
しておくために、上位概念、同位概念または下位概念の
関係をできるだけ多く記載しておくことが望まれてい
た。ここで、上位概念とは、ある概念に対してそれを包
括する概念のことをいい、下位概念とは、ある概念が包
括している概念のことをいい、同位概念とは、ある概念
の上位概念にともに含まれている概念のことをいう。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの概念
を明細書を書く度毎に、一般的な辞典を引いて探してい
たのでは、労力が過大となり、明細書の作成効率を低下
させていた。また、同一の技術分野の明細書を作成する
際には、以前に作成した明細書中に記載されている上位
概念、同位概念または下位概念の関係がそのまま利用可
能な場合がある。この場合は、以前の同様な明細書を探
し、その記載を確認して、該当部分をコピーすれば良
い。しかしこの探索がやはり過大な労力となってしま
う。
【0004】本発明は、上述した労力を軽減し効率化す
ることを目的としてなされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の文章作成
補助装置は、図1に例示するごとく、辞書メモリ内に記
憶され、単語と、その上位概念、同位概念または下位概
念の単語とを関係づける辞書データと、文章メモリ内に
記憶されている文章文字列中から、特定の単語を検出す
る特定単語検出手段と、この特定単語検出手段により検
出された単語について、上記辞書データを検索する辞書
データ検索手段と、検索された単語について辞書内に記
憶されている上位概念、同位概念または下位概念の関係
にある単語を、上記文章メモリ内に転送する関係単語転
送手段と、を備えたことを特徴とする。
【0006】請求項2記載の文章作成用辞書作成装置
は、図2に例示するごとく、文章メモリ内に記憶されて
いる文章文字列中から、上位概念、同位概念または下位
概念の関係を規定している文章を抽出する特定文章抽出
手段と、この特定文章抽出手段から抽出された文章を辞
書メモリ内に転送する抽出文章転送手段と、を備えたこ
とを特徴とする。
【0007】請求項3記載の文章作成補助装置は、図3
に例示するごとく、文章メモリ内に記憶されている文章
文字列中から、上位概念、同位概念または下位概念の関
係を規定している文章を抽出する特定文章抽出手段と、
この特定文章抽出手段から抽出された文章を辞書メモリ
内に辞書データとして転送する抽出文章転送手段と、文
章メモリ内に記憶されている文章文字列中から、特定の
単語を検出する特定単語検出手段と、この特定単語検出
手段により検出された単語について、上記辞書データを
検索する辞書データ検索手段と、検索された単語につい
て辞書内に記憶されている上位概念、同位概念または下
位概念の関係を規定している文章を、上記文章メモリ内
に転送する関係文章転送手段と、を備えたことを特徴と
する。
【0008】
【作用】請求項1記載の文章作成補助装置は、その特定
単語検出手段が、文章メモリ内に記憶されている文章文
字列中から、特定の単語を検出すると、辞書データ検索
手段が、この特定単語検出手段により検出された単語に
ついて、上記辞書データを検索する。
【0009】検索により該当する単語が見つかると、関
係単語転送手段は、その単語について辞書内に記憶され
ている上位概念、同位概念または下位概念の関係にある
単語を上記文章メモリ内に転送する。請求項2記載の文
章作成用辞書作成装置は、特定文章抽出手段が、文章メ
モリ内に記憶されている文章文字列中から、上位概念、
同位概念または下位概念の関係を規定している文章を抽
出する。抽出文章転送手段は、この特定文章抽出手段か
ら抽出された文章を辞書メモリ内に転送する。
【0010】請求項3記載の文章作成補助装置は、特定
文章抽出手段が、文章メモリ内に記憶されている文章文
字列中から、上位概念、同位概念または下位概念の関係
を規定している文章を抽出する。抽出文章転送手段は、
この特定文章抽出手段から抽出された文章を辞書メモリ
内に辞書データとして転送する。
【0011】一方、特定単語検出手段は、文章メモリ内
に記憶されている文章文字列中から、特定の単語を検出
する。辞書データ検索手段は、上述のごとく作成される
辞書のデータから、上記特定単語検出手段により検出さ
れた単語について検索する。関係文章転送手段は、この
検索された単語について、辞書内に記憶されている上位
概念、同位概念または下位概念の関係を規定している文
章を、上記文章メモリ内に転送する。
【0012】請求項1,3において、上記関係単語転送
手段が、上位概念、同位概念または下位概念の関係にあ
る単語を、文章化して上記文章メモリ内に転送してもよ
い。更に上記関係単語転送手段が、下位概念の関係にあ
る単数または複数の単語Aを文章化して上記文章メモリ
内に転送するに際して、検索された単語Bを用いて、
「BとしてはAが挙げられる」意味の文章にして上記文
章メモリ内に転送してもよい。
【0013】また上記関係単語転送手段が、同位概念の
関係にある単数または複数の単語Cを文章化して上記文
章メモリ内に転送するに際して、検索された単語Bを用
いて、「Bの替わりにCを用いることができる」意味の
文章にして上記文章メモリ内に転送してもよい。
【0014】また上記関係単語転送手段が、上位概念の
関係にある単語Dを文章化して上記文章メモリ内に転送
するに際して、検索された単語Bを用いて、「Bの替わ
りに他のDを用いることができる」意味の文章にして上
記文章メモリ内に転送してもよい。
【0015】また上記関係単語転送手段が、上位概念の
関係にある単語Dおよび同位概念の関係にある単数また
は複数の単語Cを文章化して上記文章メモリ内に転送す
るに際して、検索された単語Bを用いて、「Bの替わり
に他のDを用いることができる。例えばCを用いること
ができる」意味の文章にして上記文章メモリ内に転送し
てもよい。
【0016】また上記関係単語転送手段が、上位概念の
関係にある単語D、同位概念の関係にある単数または複
数の単語Cおよび下位概念の関係にある単数または複数
の単語Aを文章化して上記文章メモリ内に転送するに際
して、検索された単語Bを用いて、「BとしてはAが挙
げられる。Bの替わりに他のDを用いることができる。
例えばCを用いることができる」意味の文章にして上記
文章メモリ内に転送してもよい。
【0017】また請求項2において、特定文章抽出手段
が、文章メモリ内に記憶されている文章文字列中から、
上位概念、同位概念または下位概念の関係を規定してい
る文章を抽出するに際して、該抽出される文章が、下位
概念の関係にある単数または複数の単語をA、検索され
た単語をB、同位概念の関係にある単数または複数の単
語をC、上位概念の関係にある単語をDとして、「Bと
してはAが挙げられる」、「Bの替わりにCを用いるこ
とができる」、「Bの替わりに他のDを用いることがで
きる」、「Bの替わりに他のDを用いることができる。
例えばCを用いることができる」または「BとしてはA
が挙げられる。Bの替わりに他のDを用いることができ
る。例えばCを用いることができる」意味の文章として
もよい。
【0018】また請求項3において、特定文章抽出手段
が、文章メモリ内に記憶されている文章文字列中から、
上位概念、同位概念または下位概念の関係を規定してい
る文章を抽出するに際して、該抽出される文章が、下位
概念の関係にある単数または複数の単語をA、検索され
た単語をB、同位概念の関係にある単数または複数の単
語をC、上位概念の関係にある単語をDとして、「Bと
してはAが挙げられる」、「Bの替わりにCを用いるこ
とができる」、「Bの替わりに他のDを用いることがで
きる」、「Bの替わりに他のDを用いることができる。
例えばCを用いることができる」または「BとしてはA
が挙げられる。Bの替わりに他のDを用いることができ
る。例えばCを用いることができる」意味の文章として
もよい。
【0019】また上述の構成において、文章メモリ内に
記憶されている文章文字列に対して、特定文章抽出手段
および抽出文章転送手段を作用させた後、特定単語検出
手段、辞書データ検索手段および関係単語転送手段を作
用させる順序としてもよい。こうすると関係単語転送手
段にて転送した内容を特定文章抽出手段が抽出すること
がなく、効率的である。
【0020】更に、上位概念、同位概念または下位概念
の関係を規定している文章部分が記号式で記述されてい
る場合に、特定文章抽出手段による抽出後に、記号式を
通常の文章に変換する変換手段を備えてもよい。こうす
れば、元の文章も入力が楽であり、自動的に正式な文章
に変換され、効率的である。
【0021】上述の変更により、一層の労力軽減・効率
化となる。
【0022】
【実施例】
[第1実施例]図4は実施例としての文章処理装置1を
示すブロック図である。文章処理装置1は、CPU3,
ROM5,RAM7,I/O9を備えコンピュータとし
て構成されている。更に、文章処理装置1はI/O9を
介して表示装置としてのCRT11、印字装置としての
プリンタ13、外部記憶装置としてのハードディスク1
5とフロッピーディスクドライブ17、および入力装置
としてのキーボード19と接続されている。
【0023】処理される文章は、通常のテキストファイ
ルとしてハードディスク15あるいはフロッピーディス
クドライブ17にセットされるフロッピーディスクに記
憶されている。辞書もハードディスク15あるいはフロ
ッピーディスクに記憶されているが、バイナリファイル
として記憶されている。
【0024】実際の処理時には、ROM5に記憶されて
いるプログラムに基づいて作動するCPU3により、デ
ィスク中に記憶されている文章あるいは辞書の一部がR
AM7内の作業領域に読み出され、所定の処理がなされ
る。処理後は、必要に応じて、加工後の文章がハードデ
ィスク15あるいはフロッピーディスクに記憶され、辞
書の一部が書き換えられる。
【0025】この文章処理装置1のCPU3が実行する
処理の内、概念挿入処理を図5のフローチャートに基づ
いて説明する。尚、予め処理される文章がハードディス
ク15あるいはフロッピーディスクからRAM7内の作
業領域に読み出されいるものとする。
【0026】まず、文章ファイルの処理位置から判断し
て、処理すべき行が終了か否かを判定する(ステップ1
01)。まだ処理すべき行が残っていれば、次に一行読
み込みがなされる(ステップ103)。ここでは改行さ
れるまでの文章文字列が一行分として作業用メモリに読
み込まれる。
【0027】次に作業メモリ内の文字列中から、特定の
単語を検索する(ステップ105)。この特定の単語
は、次のようなものが挙げられる。 .文章作成者がその文章の中に印を付けた単語 例えば、〔〕,〈〉,《》,『』等の特殊な括弧で囲っ
たり、★,○,●,◆,※等の特殊な文字で挟んだ単語
である。
【0028】.予め特定単語の辞書に登録された単語 例えば、別のファイルに一行毎に、「合成樹脂」等の単
語を登録しておいて、そのファイルの単語と同一の単語
を探せば良い。勿論、正規表現で記載したものでもよ
い。正規表現の方が検索ノイズが少ない。
【0029】.後述する辞書に登録されている見出し
の単語 最終的には辞書の内容に置き換えるのであるから、辞書
そのものを用いても良い。この場合は、後述するステッ
プ109,111は不要である。この方式では辞書に登
録されている単語がすべて検索対象になるので、に
比較して検索時間は長くなる傾向にある。
【0030】ステップ105の次には、検索により単語
が存在したか否かが判定される(ステップ107)。そ
の行に単語が存在すれば、その単語が辞書に存在するか
検索を行う(ステップ109)。その行に単語が存在し
ない場合は、再度ステップ101に戻って、残りの行の
処理に移る。
【0031】辞書は例えば図6に示すように構成されて
いる。ここでは、一つの単語に対して、上位概念、同位
概念、下位概念の3つの内の全てあるいはいずれかが記
憶されている。ステップ109の検索で、図6の「単
語」の部分に、検索している単語が記載されていると、
次のステップ111にて肯定判定される。辞書中に存在
しなければ、同一行中の次の単語の検索に移る(ステッ
プ105)。
【0032】単語が辞書中に存在すれば、辞書中に単語
と組になって登録されている概念を読み出して、RAM
7内の、該当する単語が存在する場所またはその近傍に
挿入する(ステップ113)。例えば、図6の「合成樹
脂」が、行中に存在した場合、その上位概念、同位概念
および下位概念を、単語が記載されていた行の後に一行
加えて挿入する。
【0033】この場合、挿入される文章は、単純に、
「上位概念は樹脂が挙げられ、同位概念は天然樹脂が挙
げられ、下位概念はアクリル樹脂、ビニール樹脂、ポリ
エチレン樹脂、…が挙げられる。」としてもよいし、
「上記合成樹脂としては、アクリル樹脂、ビニール樹
脂、ポリエチレン樹脂、…が挙げられる。また、上記合
成樹脂の替わりに他の樹脂を用いても良い。例えば、天
然樹脂が挙げられる。」としても良い。
【0034】即ち、定型文「上記(単語)としては、
(下位概念)が挙げられる。また、上記(単語)の替わ
りに他の(上位概念)を用いても良い。例えば、(同位
概念)が挙げられる。」を予めROM5、ハードディス
ク15あるいはフロッピーディスクに設定しておき、図
6の内容を参照して、(単語)部分に「合成樹脂」を入
れ、(下位概念)部分に「アクリル樹脂、ビニール樹
脂、ポリエチレン樹脂、…」を入れ、(上位概念)部分
に「樹脂」を入れ、(同位概念)部分に「天然樹脂」を
入れればよい。
【0035】勿論、定型文は、上位概念、同位概念また
は下位概念の関係を規定している文章を抽出するに際し
て、該抽出される文章が、下位概念の関係にある単数ま
たは複数の単語をA、検索された単語をB、同位概念の
関係にある単数または複数の単語をC、上位概念の関係
にある単語をDとして、「BとしてはAが挙げられる。
Bの替わりに他のDを用いることができる。例えばCを
用いることができる」意味の文章であればよく、各種の
変形が可能である。
【0036】また、上位概念、同位概念または下位概念
の内、辞書に登録されていないものがあれば、その部分
は空白として空けておいても良いし、『データ追加下さ
い』あるいは『ここを埋めて下さい。』等の語句を挿入
しておいてもよい。こうすれば不足データが判明し、辞
書の充実に便利である。
【0037】この方法以外に上位概念、同位概念または
下位概念の不足分に応じて、定型文を変更しても良い。
例えば、「BとしてはAが挙げられる」、「Bの替わり
にCを用いることができる」、「Bの替わりに他のDを
用いることができる」あるいは「Bの替わりに他のDを
用いることができる。例えばCを用いることができる」
という定型文を用いれば良い。
【0038】このように自動的に概念関係を作成して挿
入できるので、文章作成の労力が軽減され効率的とな
る。 [第2実施例]第2実施例のフローチャートを図7に示
す。装置のハードウェア構成は第1実施例と同じであ
る。
【0039】まず、第1実施例と同様に文章ファイルの
処理位置から判断して、処理すべき行が終了か否かを判
定する(ステップ201)。まだ処理すべき行が残って
いれば、次に一行読み込みがなされる(ステップ20
3)。次に作業メモリ内の文字列中から、上位概念、同
位概念または下位概念の関係を規定している文章の検索
を行う(ステップ205)。このような文章としては、
次のようなものが挙げられる。
【0040】.文章作成者がその文章の中に印を付け
た部分 例えば、「[合成樹脂>アクリル樹脂、ビニール樹脂、
ポリエチレン樹脂、…]」にて、合成樹脂の下位概念に
アクリル樹脂、ビニール樹脂、ポリエチレン樹脂、…が
存在することを表し、「合成樹脂<樹脂」にて、合成樹
脂の上位概念に樹脂が存在することを表し、「合成樹脂
=天然樹脂」にて、合成樹脂の同位概念に天然樹脂が存
在することを表す。
【0041】.所定の文章様式に従って記載されてい
る文章 例えば、第1実施例で例示した「上記合成樹脂として
は、アクリル樹脂、ビニール樹脂、ポリエチレン樹脂、
…が挙げられる。また、上記合成樹脂の替わりに他の樹
脂を用いても良い。例えば、天然樹脂が挙げられる。」
という文章である。
【0042】即ち、定型文「上記(単語)としては、
(下位概念)が挙げられる。また、上記(単語)の替わ
りに他の(上位概念)を用いても良い。例えば、(同位
概念)が挙げられる。」である。この他に、下位概念の
関係にある単数または複数の単語をA、検索された単語
をB、同位概念の関係にある単数または複数の単語を
C、上位概念の関係にある単語をDとして、「Bとして
はAが挙げられる」、「Bの替わりにCを用いることが
できる」、「Bの替わりに他のDを用いることができ
る」、「Bの替わりに他のDを用いることができる。例
えばCを用いることができる」または「BとしてはAが
挙げられる。Bの替わりに他のDを用いることができ
る。例えばCを用いることができる」といった定型文が
考えられる。勿論、もっと多くのパターンにても表され
るようにするために、上記定型文と同一の意味が存在す
る正規表現を用いて、該当する文章をチェックしても良
い。
【0043】このような文章が存在しなければ、再度ス
テップ201に戻る(ステップ207)。存在すれば、
辞書内容から、同様な関係が検索される(ステップ20
9)。辞書中に同様な関係が登録されていなければ(ス
テップ211)。その関係が辞書に登録される(ステッ
プ213)。そして次の概念関係が存在するかの処理
(ステップ205)に戻る。
【0044】ステップ211にて登録されていると判定
されると、登録内容とステップ205で抽出した関係と
に差があるか否かを判定する(ステップ215)。例え
ば、「上記合成樹脂としては、アクリル樹脂、ビニール
樹脂、ポリエチレン樹脂、ABS樹脂…が挙げられる。
また、上記合成樹脂の替わりに他の樹脂を用いても良
い。例えば、天然樹脂が挙げられる。」という文章であ
れば、合成樹脂の下位概念として「ABS樹脂」が差分
に該当する。したがってこの場合は、ステップ217に
て肯定判定され、この「ABS樹脂」を辞書の「合成樹
脂」の下位概念部分に付加することになる(ステップ2
19)。
【0045】逆に文章側が不足していたり、同一であれ
ば、差分は無いとして否定判定され(ステップ21
7)、ステップ205の処理に戻る。尚、文章側が不足
している場合にはステップ217では肯定判定させて、
ステップ219で不足分を文章側に挿入する処理として
も良い。
【0046】このように自動的に辞書が充実されるの
で、その後に作成される文章に利用でき、文章作成の労
力が軽減され効率的となる。尚、上記のように上位概
念、同位概念または下位概念の関係を規定している部分
が記号式で記述されている場合に、ステップ207で肯
定判定された後、ステップ205に戻る前に、記号式を
通常の文章に変換してもよい。こうすると元の文章の作
成も楽にできる。
【0047】上記各実施例では、概念挿入処理(図5)
と辞書登録処理(図7)とを個々に実施する装置であっ
たが、図5のフローチャートと図7のフローチャートと
の2つの機能を有する装置として構成し、オペレータが
いずれかの処理を選択することにより、所望の機能を実
行させる装置としても良い。こうすれば、文章作成の効
率化にもなり、辞書の充実化にもつながり、労力を軽減
しつつ、その後の文章作成の一層の効率化になる。ま
た、自動的に概念挿入処理(図5)と辞書登録処理(図
7)とを連続的に実施しても良い。このとき辞書登録処
理(図7)を実施した後、概念挿入処理(図5)を実施
すると、概念挿入処理にて挿入された既に辞書にある概
念関係を辞書登録処理が抽出することがないので効率的
である。
【0048】尚、これらの各処理は、単独のプログラム
により実現しても良いし、ワードプロセッサやエディタ
のマクロ言語により実現しても良い。更にテキスト処理
言語、例えばUNIXオペレーションシステムに用いら
れているgrep、awk、sed、perlといった
パターン処理用のコマンドや言語にて実現しても良い。
特にマクロ言語によれば、オペレータによる文書の作成
中に本処理をその文章に作用させることが可能となり、
労力を軽減し効率的に明細書等の文章が作成できる。
【0049】文章や辞書は、ハードディスクやフロッピ
ーディスクに記憶されているものとしていたが、CD−
ROMにより供給される文章や辞書であってもよい。こ
の場合、辞書に抽出される概念関係が示されている文章
として、CD−ROM上の公報を用いることができ、大
量の概念関係情報を収集することが容易となる。
【0050】
【発明の効果】請求項1記載の文章作成補助装置は、そ
の特定単語検出手段が、文章メモリ内に記憶されている
文章文字列中から、特定の単語を検出すると、辞書デー
タ検索手段が、この特定単語検出手段により検出された
単語について、上記辞書データを検索する。検索により
該当する単語が見つかると、関係単語転送手段は、その
単語について辞書内に記憶されている上位概念、同位概
念または下位概念の関係にある単語を上記文章メモリ内
に転送する。このことにより文章中に上位概念、同位概
念または下位概念の記載が自動的に行われる。
【0051】請求項2記載の文章作成用辞書作成装置
は、特定文章抽出手段が、文章メモリ内に記憶されてい
る文章文字列中から、上位概念、同位概念または下位概
念の関係を規定している文章を抽出する。抽出文章転送
手段は、この特定文章抽出手段から抽出された文章を辞
書メモリ内に転送する。このことにより上位概念、同位
概念または下位概念の辞書が自動的に作成される。
【0052】請求項3記載の文章作成補助装置は、特定
文章抽出手段が、文章メモリ内に記憶されている文章文
字列中から、上位概念、同位概念または下位概念の関係
を規定している文章を抽出する。抽出文章転送手段は、
この特定文章抽出手段から抽出された文章を辞書メモリ
内に辞書データとして転送する。一方、特定単語検出手
段は、文章メモリ内に記憶されている文章文字列中か
ら、特定の単語を検出する。辞書データ検索手段は、上
述のごとく作成される辞書のデータから、上記特定単語
検出手段により検出された単語について検索する。関係
文章転送手段は、この検索された単語について、辞書内
に記憶されている上位概念、同位概念または下位概念の
関係を規定している文章を、上記文章メモリ内に転送す
る。このことにより、自動的に上位概念、同位概念また
は下位概念の辞書が出来上がるとともに、更にその辞書
により文章中に自動的に上位概念、同位概念または下位
概念が挿入される。
【0053】このようにして、明細書において上位概
念、同位概念または下位概念の関係を自動的に挿入した
り、後で利用できるように辞書として残して置くことが
でき、明細書作成の労力を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 請求項1記載の発明の構成例示図である。
【図2】 請求項2記載の発明の構成例示図である。
【図3】 請求項3記載の発明の構成例示図である。
【図4】 文章処理装置のブロック図である。
【図5】 その概念挿入処理のフローチャートである。
【図6】 辞書の構成説明図である。
【図7】 辞書登録処理のフローチャートである。
【符号の説明】
1…文章処理装置 3…CPU 5…ROM 7…RAM 9…I/O 11…CRT 13…プリンタ 15…ハードディスク 17…フロッピーディスクドライブ 19…キーボード

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】辞書メモリ内に記憶され、単語と、その上
    位概念、同位概念または下位概念の単語とを関係づける
    辞書データと、 文章メモリ内に記憶されている文章文字列中から、特定
    の単語を検出する特定単語検出手段と、 この特定単語検出手段により検出された単語について、
    上記辞書データを検索する辞書データ検索手段と、 検索された単語について辞書内に記憶されている上位概
    念、同位概念または下位概念の関係にある単語を、上記
    文章メモリ内に転送する関係単語転送手段と、 を備えたことを特徴とする文章作成補助装置。
  2. 【請求項2】文章メモリ内に記憶されている文章文字列
    中から、上位概念、同位概念または下位概念の関係を規
    定している文章を抽出する特定文章抽出手段と、 この特定文章抽出手段から抽出された文章を辞書メモリ
    内に転送する抽出文章転送手段と、 を備えたことを特徴とする文章作成用辞書作成装置。
  3. 【請求項3】文章メモリ内に記憶されている文章文字列
    中から、上位概念、同位概念または下位概念の関係を規
    定している文章を抽出する特定文章抽出手段と、 この特定文章抽出手段から抽出された文章を辞書メモリ
    内に辞書データとして転送する抽出文章転送手段と、 文章メモリ内に記憶されている文章文字列中から、特定
    の単語を検出する特定単語検出手段と、 この特定単語検出手段により検出された単語について、
    上記辞書データを検索する辞書データ検索手段と、 検索された単語について辞書内に記憶されている上位概
    念、同位概念または下位概念の関係にある単語を、上記
    文章メモリ内に転送する関係単語転送手段と、 を備えたことを特徴とする文章作成補助装置。
  4. 【請求項4】上記関係単語転送手段が、上位概念、同位
    概念または下位概念の関係にある単語を、文章化して上
    記文章メモリ内に転送することを特徴とする請求項1ま
    たは3記載の文章作成補助装置。
  5. 【請求項5】上記関係単語転送手段が、下位概念の関係
    にある単数または複数の単語Aを文章化して上記文章メ
    モリ内に転送するに際して、検索された単語Bを用い
    て、「BとしてはAが挙げられる」意味の文章にして上
    記文章メモリ内に転送することを特徴とする請求項4記
    載の文章作成補助装置。
  6. 【請求項6】上記関係単語転送手段が、同位概念の関係
    にある単数または複数の単語Cを文章化して上記文章メ
    モリ内に転送するに際して、検索された単語Bを用い
    て、「Bの替わりにCを用いることができる」意味の文
    章にして上記文章メモリ内に転送することを特徴とする
    請求項4記載の文章作成補助装置。
  7. 【請求項7】上記関係単語転送手段が、上位概念の関係
    にある単語Dを文章化して上記文章メモリ内に転送する
    に際して、検索された単語Bを用いて、「Bの替わりに
    他のDを用いることができる」意味の文章にして上記文
    章メモリ内に転送することを特徴とする請求項4記載の
    文章作成補助装置。
  8. 【請求項8】上記関係単語転送手段が、上位概念の関係
    にある単語Dおよび同位概念の関係にある単数または複
    数の単語Cを文章化して上記文章メモリ内に転送するに
    際して、検索された単語Bを用いて、「Bの替わりに他
    のDを用いることができる。例えばCを用いることがで
    きる」意味の文章にして上記文章メモリ内に転送するこ
    とを特徴とする請求項4記載の文章作成補助装置。
  9. 【請求項9】上記関係単語転送手段が、上位概念の関係
    にある単語D、同位概念の関係にある単数または複数の
    単語Cおよび下位概念の関係にある単数または複数の単
    語Aを文章化して上記文章メモリ内に転送するに際し
    て、検索された単語Bを用いて、「BとしてはAが挙げ
    られる。Bの替わりに他のDを用いることができる。例
    えばCを用いることができる」意味の文章にして上記文
    章メモリ内に転送することを特徴とする請求項4記載の
    文章作成補助装置。
  10. 【請求項10】特定文章抽出手段が、文章メモリ内に記
    憶されている文章文字列中から、上位概念、同位概念ま
    たは下位概念の関係を規定している文章を抽出するに際
    して、該抽出される文章が、下位概念の関係にある単数
    または複数の単語をA、検索された単語をB、同位概念
    の関係にある単数または複数の単語をC、上位概念の関
    係にある単語をDとして、「BとしてはAが挙げられ
    る」、「Bの替わりにCを用いることができる」、「B
    の替わりに他のDを用いることができる」、「Bの替わ
    りに他のDを用いることができる。例えばCを用いるこ
    とができる」または「BとしてはAが挙げられる。Bの
    替わりに他のDを用いることができる。例えばCを用い
    ることができる」意味の文章であることを特徴とする請
    求項2記載の文章作成用辞書作成装置。
  11. 【請求項11】特定文章抽出手段が、文章メモリ内に記
    憶されている文章文字列中から、上位概念、同位概念ま
    たは下位概念の関係を規定している文章を抽出するに際
    して、該抽出される文章が、下位概念の関係にある単数
    または複数の単語をA、検索された単語をB、同位概念
    の関係にある単数または複数の単語をC、上位概念の関
    係にある単語をDとして、「BとしてはAが挙げられ
    る」、「Bの替わりにCを用いることができる」、「B
    の替わりに他のDを用いることができる」、「Bの替わ
    りに他のDを用いることができる。例えばCを用いるこ
    とができる」または「BとしてはAが挙げられる。Bの
    替わりに他のDを用いることができる。例えばCを用い
    ることができる」意味の文章であることを特徴とする請
    求項3記載の文章作成補助装置。
  12. 【請求項12】文章メモリ内に記憶されている文章文字
    列に対して、特定文章抽出手段および抽出文章転送手段
    を作用させた後、特定単語検出手段、辞書データ検索手
    段および関係単語転送手段を作用させる順序となってい
    ることを特徴とする請求項3〜9,11のいずれか記載
    の文章作成補助装置。
  13. 【請求項13】更に、 上位概念、同位概念または下位概念の関係を規定してい
    る文章部分が記号式で記述されている場合に、特定文章
    抽出手段による抽出後に、上記記号式を通常の文章に変
    換する変換手段を備えたことを特徴とする請求項2記載
    の文章作成用辞書作成装置。
  14. 【請求項14】更に、 上位概念、同位概念または下位概念の関係を規定してい
    る文章部分が記号式で記述されている場合に、特定文章
    抽出手段による抽出後に、上記記号式を通常の文章に変
    換する変換手段を備えたことを特徴とする請求項3〜1
    2のいずれか記載の文章作成補助装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023238304A1 (ja) * 2022-06-08 2023-12-14 日本電信電話株式会社 判定装置、判定方法および判定プログラム

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