JPH07209644A - 液晶表示装置用照明光源 - Google Patents
液晶表示装置用照明光源Info
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- JPH07209644A JPH07209644A JP6001237A JP123794A JPH07209644A JP H07209644 A JPH07209644 A JP H07209644A JP 6001237 A JP6001237 A JP 6001237A JP 123794 A JP123794 A JP 123794A JP H07209644 A JPH07209644 A JP H07209644A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】発光効率を向上させた液晶表示装置用照明光源
を提供する。 【構成】液晶表示パネルに形成された画像を当該液晶パ
ネルの背面に設置した光源からの光で照明するための液
晶表示装置用照明光源において、前記照明光源を、放電
管２と、この放電管２の発光々を有効に利用するために
上記放電管の延在方向に沿って設けた導電材性反射部材
１とから構成すると共に、上記導電性反射部材を上記放
電管に沿って分割して電気的に不連続とした。
を提供する。 【構成】液晶表示パネルに形成された画像を当該液晶パ
ネルの背面に設置した光源からの光で照明するための液
晶表示装置用照明光源において、前記照明光源を、放電
管２と、この放電管２の発光々を有効に利用するために
上記放電管の延在方向に沿って設けた導電材性反射部材
１とから構成すると共に、上記導電性反射部材を上記放
電管に沿って分割して電気的に不連続とした。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶表示装置に係り、
特に発光効率を向上させた構成を備えた液晶表示装置用
照明光源に関する。
特に発光効率を向上させた構成を備えた液晶表示装置用
照明光源に関する。
【０００２】
【従来の技術】液晶表示装置は、それぞれの一面に透明
電極を少なくとも形成した２枚の透明電極基板間に液晶
を挟み、上記透明電極を選択駆動するための駆動素子を
搭載した駆動基板を備えた液晶パネルと、この液晶パネ
ルの裏面に照明光を照射する照明光源とを少なくとも備
え、上記各透明電極で選択的に駆動される画素部分の液
晶の分子軸の向きを変化させて画像等の可視情報を表示
するものである。
電極を少なくとも形成した２枚の透明電極基板間に液晶
を挟み、上記透明電極を選択駆動するための駆動素子を
搭載した駆動基板を備えた液晶パネルと、この液晶パネ
ルの裏面に照明光を照射する照明光源とを少なくとも備
え、上記各透明電極で選択的に駆動される画素部分の液
晶の分子軸の向きを変化させて画像等の可視情報を表示
するものである。
【０００３】この種の液晶表示装置には、透明電極をマ
トリクス状に配列して時分割駆動する単純マトリクス方
式と、各画素を独立に駆動する薄膜トランジスタ（ＴＦ
Ｔ）等のスイッチング素子を備えたアクティブ・マトリ
クス方式とが知られている。上記何れの方式の液晶表示
装置も、上記駆動基板を備えた液晶パネルと、この液晶
表示パネルを照明するための照明光源を少なくとも備
え、照明光源からの光を液晶表示パネルの背面から導入
することによって液晶パネルに形成される画像を観察す
るように構成される。
トリクス状に配列して時分割駆動する単純マトリクス方
式と、各画素を独立に駆動する薄膜トランジスタ（ＴＦ
Ｔ）等のスイッチング素子を備えたアクティブ・マトリ
クス方式とが知られている。上記何れの方式の液晶表示
装置も、上記駆動基板を備えた液晶パネルと、この液晶
表示パネルを照明するための照明光源を少なくとも備
え、照明光源からの光を液晶表示パネルの背面から導入
することによって液晶パネルに形成される画像を観察す
るように構成される。
【０００４】図１０は液晶表示用照明光源の従来の構成
例を説明する模式図であって、（ａ）は平面図、（ｂ）
は側面図である。
例を説明する模式図であって、（ａ）は平面図、（ｂ）
は側面図である。
【０００５】同図において、１は反射シート、２は光源
を構成する冷陰極管、３は導光体組立、４は反射板であ
る。
を構成する冷陰極管、３は導光体組立、４は反射板であ
る。
【０００６】冷陰極管２は導光板３の両側面に沿って配
置されている。この冷陰極管の上記導光体組立３に対向
する部分を除いた周囲に反射シート１が周回設置されて
冷陰極管２の発光々を効率的に導光板３に導入する。
置されている。この冷陰極管の上記導光体組立３に対向
する部分を除いた周囲に反射シート１が周回設置されて
冷陰極管２の発光々を効率的に導光板３に導入する。
【０００７】導光板３の裏面には反射板４が設置され、
また導光板３の表面側には必要に応じて介挿された拡散
板を介して液晶パネル（図示せず）が配置されている。
また導光板３の表面側には必要に応じて介挿された拡散
板を介して液晶パネル（図示せず）が配置されている。
【０００８】図１１は図１の（ｂ）の要部拡大図であっ
て、１ａは基材、１ｂは蒸着層である。
て、１ａは基材、１ｂは蒸着層である。
【０００９】反射シート１はポリエチレンテレフタレー
ト等の基材１ａ上にアルミニウムあるいは銀等の導電体
を蒸着して反射面とした蒸着層１ｂを有し、この蒸着層
１ｂを冷陰極管２側に対向させて当該冷陰極管２の発光
々を導光体組立３の方向に反射させるように構成され
る。
ト等の基材１ａ上にアルミニウムあるいは銀等の導電体
を蒸着して反射面とした蒸着層１ｂを有し、この蒸着層
１ｂを冷陰極管２側に対向させて当該冷陰極管２の発光
々を導光体組立３の方向に反射させるように構成され
る。
【００１０】また、反射板４はポリカーボネートあるい
はＡＢＳ等の樹脂で形成されるが、これに限らず、金属
板としてもよい。
はＡＢＳ等の樹脂で形成されるが、これに限らず、金属
板としてもよい。
【００１１】なお、この種の液晶表示装置に関する従来
技術を開示したものとしては、例えば特公昭５１−１３
６６６号公報、特開昭６３−３０９９２１号公報を挙げ
ることができる。
技術を開示したものとしては、例えば特公昭５１−１３
６６６号公報、特開昭６３−３０９９２１号公報を挙げ
ることができる。
【００１２】
【発明が解決しようとする課題】上記のごとく、反射シ
ートは冷陰極管に近接して配置されるために、両者間の
空気を誘電体とした浮遊容量が寄生する。この浮遊容量
の一端は反射シート１の導電部すなわち蒸着層で短絡さ
れている。この浮遊容量によって、冷陰極管２が点灯し
ているときに冷陰極管２の両端に印加されている電圧
（例えば、３００Ｖ）により反射シート１の導電部分に
電流が誘起される。
ートは冷陰極管に近接して配置されるために、両者間の
空気を誘電体とした浮遊容量が寄生する。この浮遊容量
の一端は反射シート１の導電部すなわち蒸着層で短絡さ
れている。この浮遊容量によって、冷陰極管２が点灯し
ているときに冷陰極管２の両端に印加されている電圧
（例えば、３００Ｖ）により反射シート１の導電部分に
電流が誘起される。
【００１３】この電流は冷陰極管２の発光に寄与しない
無効電流であり、その分発光効率が低下し、特に低温時
や入力電圧の低下時、あるいはインバータの調光機能を
用いた調光時のチラツキ、不点灯等を引き起こすという
問題があった。
無効電流であり、その分発光効率が低下し、特に低温時
や入力電圧の低下時、あるいはインバータの調光機能を
用いた調光時のチラツキ、不点灯等を引き起こすという
問題があった。
【００１４】本発明の目的は、上記従来技術の問題点を
解消し、発光効率を向上させた液晶表示装置用照明光源
を提供することにある。
解消し、発光効率を向上させた液晶表示装置用照明光源
を提供することにある。
【００１５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、液晶表示パネルに形成された画像を当該
液晶パネルの背面に設置した光源からの光で照明するた
めの液晶表示装置用照明光源において、前記照明光源
を、放電管と、この放電管の発光々を有効に利用するた
めに上記放電管の延在方向に沿って設けた導電材性反射
部材とから構成すると共に、上記導電性反射部材を上記
放電管に沿って電気的に不連続としたことを特徴とす
る。また、本発明は、液晶表示パネルと、この液晶表示
パネルの表示面とは反対側に設置された導光体組立と、
この導光体組立の側端に沿って設置された照明光源とを
少なくとも有し、上記照明光源からの光を上記導光体組
立に導入して上記液晶表示パネルの背面を照明するよう
に構成した液晶表示装置用照明光源において、前記照明
光源を、前記導光体組立の少なくとも１側端に沿って延
在する放電管と、この放電管の前記導光体組立の側端と
対向する領域を除いて周回設置された導電性反射体とか
ら構成し、上記導電性反射体の少なくとも一部に、上記
放電管の延在方向が電気的に不連続となる部分を有する
ことを特徴とする。
に、本発明は、液晶表示パネルに形成された画像を当該
液晶パネルの背面に設置した光源からの光で照明するた
めの液晶表示装置用照明光源において、前記照明光源
を、放電管と、この放電管の発光々を有効に利用するた
めに上記放電管の延在方向に沿って設けた導電材性反射
部材とから構成すると共に、上記導電性反射部材を上記
放電管に沿って電気的に不連続としたことを特徴とす
る。また、本発明は、液晶表示パネルと、この液晶表示
パネルの表示面とは反対側に設置された導光体組立と、
この導光体組立の側端に沿って設置された照明光源とを
少なくとも有し、上記照明光源からの光を上記導光体組
立に導入して上記液晶表示パネルの背面を照明するよう
に構成した液晶表示装置用照明光源において、前記照明
光源を、前記導光体組立の少なくとも１側端に沿って延
在する放電管と、この放電管の前記導光体組立の側端と
対向する領域を除いて周回設置された導電性反射体とか
ら構成し、上記導電性反射体の少なくとも一部に、上記
放電管の延在方向が電気的に不連続となる部分を有する
ことを特徴とする。
【００１６】さらに、本発明は、液晶表示パネルと、こ
の液晶表示パネルの表示面とは反対側に設置された照明
光源とを少なくとも有し、この照明光源からの光で上記
液晶表示パネルの背面を照明するように構成した液晶表
示装置用照明光源において、前記照明光源を、前記液晶
表示パネルの表示面とは反対側の面に近接して並行配置
した放電管と、この放電管に対して前記液晶表示パネル
とは反対側に配置して上記放電管からの光を前記液晶表
示パネル方向に反射させる導電性反射体とから構成し、
上記導電性反射体の少なくとも一部に、上記放電管の延
在方向が電気的に不連続となる部分を有することを特徴
とする。
の液晶表示パネルの表示面とは反対側に設置された照明
光源とを少なくとも有し、この照明光源からの光で上記
液晶表示パネルの背面を照明するように構成した液晶表
示装置用照明光源において、前記照明光源を、前記液晶
表示パネルの表示面とは反対側の面に近接して並行配置
した放電管と、この放電管に対して前記液晶表示パネル
とは反対側に配置して上記放電管からの光を前記液晶表
示パネル方向に反射させる導電性反射体とから構成し、
上記導電性反射体の少なくとも一部に、上記放電管の延
在方向が電気的に不連続となる部分を有することを特徴
とする。
【００１７】
【作用】導光体の側縁に沿って照明光源を配置する構成
のものにおいて、照明光源の冷陰極管に周回設置した導
電性反射シートを、当該冷陰極管の延在方向に電気的に
不連続としたことにより、前記無効電流値が小さくな
る。従って、冷陰極管の発光効率の低下、あるいはチラ
ツキ，不点灯等の不具合の発生が回避される。
のものにおいて、照明光源の冷陰極管に周回設置した導
電性反射シートを、当該冷陰極管の延在方向に電気的に
不連続としたことにより、前記無効電流値が小さくな
る。従って、冷陰極管の発光効率の低下、あるいはチラ
ツキ，不点灯等の不具合の発生が回避される。
【００１８】また、液晶パネルの裏面に照明光源を配置
するものにおいても、照明光源の冷陰極管下部に設置す
る導電性反射部材を、当該冷陰極管の延在方向に電気的
に不連続としたことにより、前記無効電流値が小さくな
る。従って、冷陰極管の発光効率の低下、あるいはチラ
ツキ，不点灯等の不具合の発生が回避される。
するものにおいても、照明光源の冷陰極管下部に設置す
る導電性反射部材を、当該冷陰極管の延在方向に電気的
に不連続としたことにより、前記無効電流値が小さくな
る。従って、冷陰極管の発光効率の低下、あるいはチラ
ツキ，不点灯等の不具合の発生が回避される。
【００１９】
【実施例】以下、本発明の実施例につき、図面を参照し
て詳細に説明する。
て詳細に説明する。
【００２０】図１は本発明による液晶表示装置用照明光
源の１実施例の説明図であって、（ａ）は液晶パネル
（図示せず）側からみた平面図、（ｂ）は反射シートの
斜視図である。
源の１実施例の説明図であって、（ａ）は液晶パネル
（図示せず）側からみた平面図、（ｂ）は反射シートの
斜視図である。
【００２１】同図において、１は反射シート、２は冷陰
極管、３は導光体組立である。また、１Ａ，１Ｂは分割
反射シート部分、１ａは反射シート基材、１ｂは反射層
である。
極管、３は導光体組立である。また、１Ａ，１Ｂは分割
反射シート部分、１ａは反射シート基材、１ｂは反射層
である。
【００２２】冷陰極管２は導光体３の両側面に沿って配
置されている。この冷陰極管の上記導光体組立３に対向
する部分を除いた周囲に反射シート１が周回設置されて
冷陰極管２の発光々を効率的に導光板３に導入する。
置されている。この冷陰極管の上記導光体組立３に対向
する部分を除いた周囲に反射シート１が周回設置されて
冷陰極管２の発光々を効率的に導光板３に導入する。
【００２３】導光体組立３の裏面には反射板（図示せ
ず）が設置され、また導光板３の表面側には必要に応じ
て介挿された拡散板（図示せず）を介して液晶パネル
（図示せず）が配置されている。
ず）が設置され、また導光板３の表面側には必要に応じ
て介挿された拡散板（図示せず）を介して液晶パネル
（図示せず）が配置されている。
【００２４】反射シート１はポリエチレンテレフタレー
ト等の基材１ａ上にアルミニウムあるいは銀等の導電体
を蒸着して反射面とした蒸着層１ｂを有し、この蒸着層
１ｂを冷陰極管２側に対向させて当該冷陰極管２の発光
々を導光板３方向に反射させるように構成される。
ト等の基材１ａ上にアルミニウムあるいは銀等の導電体
を蒸着して反射面とした蒸着層１ｂを有し、この蒸着層
１ｂを冷陰極管２側に対向させて当該冷陰極管２の発光
々を導光板３方向に反射させるように構成される。
【００２５】なお、反射板４はポリカーボネートあるい
はＡＢＳ等の樹脂で形成されるが、これに限らず、金属
板としてもよい。
はＡＢＳ等の樹脂で形成されるが、これに限らず、金属
板としてもよい。
【００２６】本実施例においては、反射シート１全体が
冷陰極管２の延在方向に分割反射シート部分１Ａと１Ｂ
に２分割されており、２つの分割反射シート部分１Ａと
１Ｂ間を電気的に不連続にして冷陰極管２に周回設置さ
れている。
冷陰極管２の延在方向に分割反射シート部分１Ａと１Ｂ
に２分割されており、２つの分割反射シート部分１Ａと
１Ｂ間を電気的に不連続にして冷陰極管２に周回設置さ
れている。
【００２７】この構成により、冷陰極管２と反射シート
１との間に存在する浮遊容量で反射シート１の導電性反
射層１ｂに誘起される無効電流の総量が低減され、冷陰
極管の発光効率が向上される。
１との間に存在する浮遊容量で反射シート１の導電性反
射層１ｂに誘起される無効電流の総量が低減され、冷陰
極管の発光効率が向上される。
【００２８】したがって、冷陰極管の発光効率の低下、
あるいはチラツキ，不点灯等の不具合の発生が回避され
る。
あるいはチラツキ，不点灯等の不具合の発生が回避され
る。
【００２９】図２は本発明による液晶表示装置用照明光
源の他の実施例の説明図であって、（ａ）は液晶パネル
（図示せず）側からみた平面図、（ｂ）は反射シートの
斜視図である。
源の他の実施例の説明図であって、（ａ）は液晶パネル
（図示せず）側からみた平面図、（ｂ）は反射シートの
斜視図である。
【００３０】同図において、１は反射シート、２は冷陰
極管、３は導光体である。また、１Ａ’，１Ｂ’は導電
性反射層分割反射シート部分、１ａは反射シート基材、
１ｂは反射層である。
極管、３は導光体である。また、１Ａ’，１Ｂ’は導電
性反射層分割反射シート部分、１ａは反射シート基材、
１ｂは反射層である。
【００３１】前記実施例と同様に、冷陰極管２は導光体
３の両側面に沿って配置されている。この冷陰極管の上
記導光体組立３に対向する部分を除いた周囲に反射シー
ト１が周回設置されて冷陰極管２の発光々を効率的に導
光板３に導入する。
３の両側面に沿って配置されている。この冷陰極管の上
記導光体組立３に対向する部分を除いた周囲に反射シー
ト１が周回設置されて冷陰極管２の発光々を効率的に導
光板３に導入する。
【００３２】導光板３の裏面には反射板（図示せず）が
設置され、また導光体組立３の表面側には必要に応じて
介挿された拡散板（図示せず）を介して液晶パネル（図
示せず）が配置されている。
設置され、また導光体組立３の表面側には必要に応じて
介挿された拡散板（図示せず）を介して液晶パネル（図
示せず）が配置されている。
【００３３】反射シート１はポリエチレンテレフタレー
ト等の基材１ａ上にアルミニウムあるいは銀等の導電体
を蒸着して反射面とした蒸着層１ｂを有し、この蒸着層
１ｂを冷陰極管２側に対向させて当該冷陰極管２の発光
々を導光板３方向に反射させるように構成される。
ト等の基材１ａ上にアルミニウムあるいは銀等の導電体
を蒸着して反射面とした蒸着層１ｂを有し、この蒸着層
１ｂを冷陰極管２側に対向させて当該冷陰極管２の発光
々を導光板３方向に反射させるように構成される。
【００３４】なお、反射板４はポリカーボネートあるい
はＡＢＳ等の樹脂で形成されるが、これに限らず、金属
板としてもよい。
はＡＢＳ等の樹脂で形成されるが、これに限らず、金属
板としてもよい。
【００３５】本実施例においては、反射シート１の導電
性反射層１ｂ部分が冷陰極管２の延在方向に導電性反射
層分割反射シート部分１Ａ’と１Ｂ’に２分割されてお
り、２つの導電性反射層分割反射シート部分１Ａ’と１
Ｂ’の導電性反射層１ｂ間を電気的に不連続にして冷陰
極管２に周回設置されている。
性反射層１ｂ部分が冷陰極管２の延在方向に導電性反射
層分割反射シート部分１Ａ’と１Ｂ’に２分割されてお
り、２つの導電性反射層分割反射シート部分１Ａ’と１
Ｂ’の導電性反射層１ｂ間を電気的に不連続にして冷陰
極管２に周回設置されている。
【００３６】この構成により、冷陰極管２と反射シート
１との間に存在する浮遊容量で反射シート１の導電性反
射層１ｂに誘起される無効電流の総量が低減され、冷陰
極管の発光効率が向上される。
１との間に存在する浮遊容量で反射シート１の導電性反
射層１ｂに誘起される無効電流の総量が低減され、冷陰
極管の発光効率が向上される。
【００３７】図３は本発明による液晶表示装置用照明光
源のさらに他の実施例の説明図であって、（ａ）は液晶
パネル（図示せず）側からみた平面図、（ｂ）は反射部
材の斜視図である。
源のさらに他の実施例の説明図であって、（ａ）は液晶
パネル（図示せず）側からみた平面図、（ｂ）は反射部
材の斜視図である。
【００３８】同図において、この実施例は液晶パネルの
裏面に冷陰極管を配置した形式の液晶表示装置に本発明
を適用したものであり、２は冷陰極管、１１は拡散板、
１２は反射部材、１２ａは反射基体、１２ｂは導電性反
射層である。
裏面に冷陰極管を配置した形式の液晶表示装置に本発明
を適用したものであり、２は冷陰極管、１１は拡散板、
１２は反射部材、１２ａは反射基体、１２ｂは導電性反
射層である。
【００３９】同図において、冷陰極管２は拡散板１１を
介して液晶パネル（図示せず）の裏面に複数本設置さ
れ、そのまた裏面に反射部材１２が設置されている。
介して液晶パネル（図示せず）の裏面に複数本設置さ
れ、そのまた裏面に反射部材１２が設置されている。
【００４０】この構成において、冷陰極管２の発光々は
反射部材１２の導電性反射層１２ｂで反射されて拡散板
１１方向に指向され、拡散板で均一な輝度分布とされた
光は液晶パネルを照明する。
反射部材１２の導電性反射層１２ｂで反射されて拡散板
１１方向に指向され、拡散板で均一な輝度分布とされた
光は液晶パネルを照明する。
【００４１】図４は本実施例における反射部材の構成を
説明する斜視図であって、１３は導電性反射層の分割部
分である。
説明する斜視図であって、１３は導電性反射層の分割部
分である。
【００４２】同図に示したように、反射部材１２は反射
基体１２ａ上に導電性反射層１２ｂが設けられており、
この導電性反射層１２ｂを分割部分１３で冷陰極管の延
在方向が電気的に不連続となるように構成されている。
基体１２ａ上に導電性反射層１２ｂが設けられており、
この導電性反射層１２ｂを分割部分１３で冷陰極管の延
在方向が電気的に不連続となるように構成されている。
【００４３】この構成により、冷陰極管２と反射部材１
２の導電性反射層１２ｂとの間に存在する浮遊容量で当
該導電性反射層１２ｂに誘起される無効電流の総量が低
減され、冷陰極管の発光効率が向上される。
２の導電性反射層１２ｂとの間に存在する浮遊容量で当
該導電性反射層１２ｂに誘起される無効電流の総量が低
減され、冷陰極管の発光効率が向上される。
【００４４】なお、上記電気的に不連続となる部分は、
１箇所に限るものではなく、２箇所以上とすることもで
きる。
１箇所に限るものではなく、２箇所以上とすることもで
きる。
【００４５】図５は反射シートが無い場合の照明光源の
等価回路であって、２は冷陰極管、５は冷陰極管の駆動
電源である。
等価回路であって、２は冷陰極管、５は冷陰極管の駆動
電源である。
【００４６】同図において、冷陰極管２が点灯している
場合には、駆動電源５からの電圧の印加によって電流Ｉ
が流れる。
場合には、駆動電源５からの電圧の印加によって電流Ｉ
が流れる。
【００４７】すなわち、同図は冷陰極管の点灯時の理想
的な等価回路であって、駆動電源５からの電流は無駄な
く冷陰極管２に印加される。
的な等価回路であって、駆動電源５からの電流は無駄な
く冷陰極管２に印加される。
【００４８】図６は前記図１０で説明した従来構成の照
明光源の等価回路である。
明光源の等価回路である。
【００４９】反射シートの導電性反射層１ｂが冷陰極管
の延在方向に沿って連続している場合には、冷陰極管２
と反射シートの導電性反射層１ｂ間の浮遊容量６により
当該導電性反射層１ｂに無効電流ｉが誘起される。この
無効電流ｉの誘起により、前記したような不具合が生じ
る。
の延在方向に沿って連続している場合には、冷陰極管２
と反射シートの導電性反射層１ｂ間の浮遊容量６により
当該導電性反射層１ｂに無効電流ｉが誘起される。この
無効電流ｉの誘起により、前記したような不具合が生じ
る。
【００５０】一方、上記本発明の実施例の構成によれ
ば、その等価回路は図７に示したようになる。
ば、その等価回路は図７に示したようになる。
【００５１】すなわち、図７は本発明の実施例における
照明光源の等価回路であって、導電性反射層１ｂに誘起
される無効電流はｉ1 とｉ2 になり、この誘起電流に対
するインピーダンスが高くなって、無効電流はｉ1 とｉ
2 の総量は前記図４における無効電流はよりも大幅に低
減されたものとなる。
照明光源の等価回路であって、導電性反射層１ｂに誘起
される無効電流はｉ1 とｉ2 になり、この誘起電流に対
するインピーダンスが高くなって、無効電流はｉ1 とｉ
2 の総量は前記図４における無効電流はよりも大幅に低
減されたものとなる。
【００５２】次に、本発明を適用した液晶表示装置の全
体構成について説明する。
体構成について説明する。
【００５３】図８は前記図１，図２の実施例に示した照
明光源を適用した液晶表示装置の１例を説明する展開斜
視図であって、前記実施例と同一符号は同一部分に対応
し、２０は上カバー、２０ａは係止爪、２１は中間フレ
ーム、２１ａは２０ａと係合するスロット、２１ｂはス
ロット、２２は下フレームを構成する反射板、２２ａは
２１ｂと係合する係止片、２３は拡散板、２４は液晶パ
ネル、２５は駆動回路基板、２６は駆動ＩＣである。
明光源を適用した液晶表示装置の１例を説明する展開斜
視図であって、前記実施例と同一符号は同一部分に対応
し、２０は上カバー、２０ａは係止爪、２１は中間フレ
ーム、２１ａは２０ａと係合するスロット、２１ｂはス
ロット、２２は下フレームを構成する反射板、２２ａは
２１ｂと係合する係止片、２３は拡散板、２４は液晶パ
ネル、２５は駆動回路基板、２６は駆動ＩＣである。
【００５４】同図において、液晶パネル２４は駆動回路
基板２５に搭載され、中間フレーム２１にセットされ
る。中間フレーム２１にセットされた液晶パネル２４の
裏面には拡散板２３を介して照明光源が設置され、上フ
レーム２０と反射板２２で挟持されて上フレームの係止
爪２０ａを中間フレーム２１のスロット２１ｂに係合
し、反射板２２の係止片２２ａを中間フレーム２１のス
ロット２１ｂに係合して液晶表示装置を組み立てる。
基板２５に搭載され、中間フレーム２１にセットされ
る。中間フレーム２１にセットされた液晶パネル２４の
裏面には拡散板２３を介して照明光源が設置され、上フ
レーム２０と反射板２２で挟持されて上フレームの係止
爪２０ａを中間フレーム２１のスロット２１ｂに係合
し、反射板２２の係止片２２ａを中間フレーム２１のス
ロット２１ｂに係合して液晶表示装置を組み立てる。
【００５５】照明光源は、導光体組立３とこの導光体組
立３の両側端縁に沿って冷陰極管２、および冷陰極管２
の導光体組立３と対向する部分を除いた周囲を周回して
設置した反射シート１とから構成される。この反射シー
ト１は冷陰極管２の延在方向に二分割されて、冷陰極管
２の点灯時に誘起される無効電流を低減させている。こ
の構成により、液晶パネル２４を照明する冷陰極管２の
発光効率を大幅に向上することができる。
立３の両側端縁に沿って冷陰極管２、および冷陰極管２
の導光体組立３と対向する部分を除いた周囲を周回して
設置した反射シート１とから構成される。この反射シー
ト１は冷陰極管２の延在方向に二分割されて、冷陰極管
２の点灯時に誘起される無効電流を低減させている。こ
の構成により、液晶パネル２４を照明する冷陰極管２の
発光効率を大幅に向上することができる。
【００５６】図９は前記図３，図４の実施例に示した照
明光源を適用した液晶表示装置の１例を説明する展開斜
視図であって、前記実施例および図８と同一符号は同一
部分に対応し、２２’は下フレーム、２２’ａは上フレ
ーム２０の係止爪２０ａと係合するスロット、２７は照
明光源支持フレーム、２８は冷陰極管２を駆動するイン
バータ回路基板である。
明光源を適用した液晶表示装置の１例を説明する展開斜
視図であって、前記実施例および図８と同一符号は同一
部分に対応し、２２’は下フレーム、２２’ａは上フレ
ーム２０の係止爪２０ａと係合するスロット、２７は照
明光源支持フレーム、２８は冷陰極管２を駆動するイン
バータ回路基板である。
【００５７】同図において、液晶パネル２４は駆動回路
基板２５に搭載され、中間フレーム２１にセットされ
る。中間フレーム２１にセットされた液晶パネル２４の
裏面には拡散板２３を介して照明光源支持フレーム２７
に支持された照明光源が設置され、上フレーム２０と下
フレーム２２’で挟持されて上フレームの係止爪２０ａ
を下フレーム２２’のスロット２２’ａに係合して液晶
表示装置を組み立てる。下フレーム２２’の上記冷陰極
管２の直下には、前記図３，図４で説明した反射部材１
２が設けられている。
基板２５に搭載され、中間フレーム２１にセットされ
る。中間フレーム２１にセットされた液晶パネル２４の
裏面には拡散板２３を介して照明光源支持フレーム２７
に支持された照明光源が設置され、上フレーム２０と下
フレーム２２’で挟持されて上フレームの係止爪２０ａ
を下フレーム２２’のスロット２２’ａに係合して液晶
表示装置を組み立てる。下フレーム２２’の上記冷陰極
管２の直下には、前記図３，図４で説明した反射部材１
２が設けられている。
【００５８】反射部材１２を構成する導電性反射層は冷
陰極管２の延在方向に二分割されており、冷陰極管２の
点灯電圧で誘起される無効電流を低減させている。
陰極管２の延在方向に二分割されており、冷陰極管２の
点灯電圧で誘起される無効電流を低減させている。
【００５９】なお、上記図８および図９に示した液晶表
示装置を構成する液晶パネルは、所謂単純マトリクス方
式、あるいはＴＦＴ方式等のアクティブ・マトリクス方
式の何れであっても本発明を同様に適用できるものであ
る。
示装置を構成する液晶パネルは、所謂単純マトリクス方
式、あるいはＴＦＴ方式等のアクティブ・マトリクス方
式の何れであっても本発明を同様に適用できるものであ
る。
【００６０】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
冷陰極管等の放電管の駆動時に導電性反射部材に誘起さ
れる無効電流を低減させて上記放電管の発光効率を向上
させることができ、特に低温時や入力電圧の低下時、あ
るいはインバータの調光機能を用いた調光時のチラツ
キ、不点灯等の不具合を無くした液晶表示装置用照明光
源を提供することができる。
冷陰極管等の放電管の駆動時に導電性反射部材に誘起さ
れる無効電流を低減させて上記放電管の発光効率を向上
させることができ、特に低温時や入力電圧の低下時、あ
るいはインバータの調光機能を用いた調光時のチラツ
キ、不点灯等の不具合を無くした液晶表示装置用照明光
源を提供することができる。
【図１】本発明による液晶表示装置用照明光源の１実施
例の説明図である。
例の説明図である。
【図２】本発明による液晶表示装置用照明光源の他の実
施例の説明図である。
施例の説明図である。
【図３】本発明による液晶表示装置用照明光源のさらに
他の実施例の説明図である。
他の実施例の説明図である。
【図４】本実施例における反射部材の構成を説明する斜
視図である。
視図である。
【図５】反射シートが無い場合の照明光源の等価回路で
ある。
ある。
【図６】従来構成の照明光源の等価回路である。
【図７】本発明の実施例における照明光源の等価回路で
ある。
ある。
【図８】図１，図２の実施例に示した照明光源を適用し
た液晶表示装置の１例を説明する展開斜視図である。
た液晶表示装置の１例を説明する展開斜視図である。
【図９】図３，図４の実施例に示した照明光源を適用し
た液晶表示装置の１例を説明する展開斜視図である。
た液晶表示装置の１例を説明する展開斜視図である。
【図１０】液晶表示用照明光源の従来の構成例を説明す
る模式図である。
る模式図である。
【図１１】図１の（ｂ）の要部拡大図である。
１ 反射シート ２ 冷陰極管 ３ 導光体組立 １Ａ，１Ｂ 分割反射シート部分 １ａ 反射シート基材 １ｂ 反射層 １１ 拡散板 １２ 反射部材 １２ａ 反射基体 １２ｂ 反射層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 善樹 千葉県茂原市早野3681番地 日立デバイス エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 流石 眞澄 千葉県茂原市早野3300番地 株式会社日立 製作所電子デバイス事業部内
Claims (3)
- 【請求項１】液晶表示パネルに形成された画像を当該液
晶パネルの背面に設置した光源からの光で照明するため
の液晶表示装置用照明光源において、 前記照明光源を、放電管と、この放電管の発光々を有効
に利用するために上記放電管の延在方向に沿って設けた
導電性反射部材とから構成すると共に、上記導電性反射
部材を上記放電管に沿って電気的に不連続としたことを
特徴とする液晶表示装置用照明光源構造体。 - 【請求項２】液晶表示パネルと、この液晶表示パネルの
表示面とは反対側に設置された導光体組立てと、この導
光体組立の側端に沿って設置された照明光源とを少なく
とも有し、上記照明光源からの光を上記導光体組立に導
入して上記液晶表示パネルの背面を照明するように構成
した液晶表示装置用照明光源において、 前記照明光源を、前記導光体組立の少なくとも１側端に
沿って延在する放電管と、この放電管の前記導光体組立
の側端と対向する領域を除いて周回設置された導電性反
射体とから構成し、 上記導電性反射体の少なくとも一部に、上記放電管の延
在方向が電気的に不連続となる部分を有することを特徴
とする液晶表示装置用照明光源。 - 【請求項３】液晶表示パネルと、この液晶表示パネルの
表示面とは反対側に設置された照明光源とを少なくとも
有し、この照明光源からの光で上記液晶表示パネルの背
面を照明するように構成した液晶表示装置用照明光源に
おいて、 前記照明光源を、前記液晶表示パネルの表示面とは反対
側の面に近接して並行配置した放電管と、この放電管に
対して前記液晶表示パネルとは反対側に配置して上記放
電管からの光を前記液晶表示パネル方向に反射させる導
電性反射体とから構成し、 上記導電性反射体の少なくとも一部に、上記放電管の延
在方向が電気的に不連続となる部分を有することを特徴
とする液晶表示装置用照明光源。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6001237A JPH07209644A (ja) | 1994-01-11 | 1994-01-11 | 液晶表示装置用照明光源 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6001237A JPH07209644A (ja) | 1994-01-11 | 1994-01-11 | 液晶表示装置用照明光源 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07209644A true JPH07209644A (ja) | 1995-08-11 |
Family
ID=11495863
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6001237A Pending JPH07209644A (ja) | 1994-01-11 | 1994-01-11 | 液晶表示装置用照明光源 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07209644A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002072174A (ja) * | 2000-08-21 | 2002-03-12 | Lg Philips Lcd Co Ltd | 液晶表示装置 |
-
1994
- 1994-01-11 JP JP6001237A patent/JPH07209644A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002072174A (ja) * | 2000-08-21 | 2002-03-12 | Lg Philips Lcd Co Ltd | 液晶表示装置 |
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