JPH0720888Y2 - 磁気誘導式直線摺動形可変抵抗減衰器 - Google Patents
磁気誘導式直線摺動形可変抵抗減衰器Info
- Publication number
- JPH0720888Y2 JPH0720888Y2 JP1990011097U JP1109790U JPH0720888Y2 JP H0720888 Y2 JPH0720888 Y2 JP H0720888Y2 JP 1990011097 U JP1990011097 U JP 1990011097U JP 1109790 U JP1109790 U JP 1109790U JP H0720888 Y2 JPH0720888 Y2 JP H0720888Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drive
- slider
- coils
- sliding
- slide
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Adjustable Resistors (AREA)
Description
磁気誘導によって直線的に摺動する方式による可変抵抗
減衰器を提供することを目的とする。
来のこの種の直線摺動形可変抵抗減衰器の構成について
いうと、長方形の筐体に小型直流モータ、サーボ機構並
びに支軸に沿って摺動自在な駆動部等を夫々装着し、当
該駆動部に摺動形抵抗体と接する摺動子を設けて、サー
ボ機構によって当該駆動部の摺動を制御している。
流モータ及びサーボ機構、駆動部とを糸状のベルトで連
結し、サーボ機構の駆動制御によってモータの回転軸を
時計方向又は反時計方向に回転させ、当該回転による力
を糸状のベルトによって駆動部に伝達し、これによって
駆動部を支軸の長手方向に沿って任意の位置にまでスラ
イドさせるようにして、所望の抵抗減衰を行えるように
していたのである。
ルトで行なっているため、駆動部が速く移動した場合や
移動回数が多くなると、当該糸状のベルトに緩みが発生
し、正常の駆動制御が行なえないという問題がある。
望ましいが、従来の小型電動モータでは、小型化に対し
てコスト面から制限があり、そのうえトルク等の性能に
ついても限界がある。しかもモータの形状を考えると収
納スペースの確保にも難しい面があった。
ような糸状ベルトを用いた機械的な駆動方式を改め、磁
気誘導によって駆動部をスライドさせる方式を採用して
問題の解決を図るものである。
抵抗体と接する摺動子を駆動部に設け、サーボ機構によ
って当該駆動部を摺動させる直線摺動形可変抵抗減衰器
において、ケースの下部に位置検出用エレメントと摺動
形抵抗体を相互に平行に横設し、ケースの上部に上記摺
動形抵抗体と平行にかつ相互に対向した二つのコイルを
設け、またこれらのコイルと平行してシャフトを設け、
上記二つのコイルの間に位置する磁石を有するスライド
体を上記シャフトに摺動自在に吊り下げ、このスライド
体の下端から弾性を有する係止体を突設し、この係止体
を自体の中空部に圧入して駆動体をスライド体に着脱自
在に固定し、この駆動体の一側に上記一検出用エレメン
トに接する摺動子及び上記摺動形抵抗体に接する摺動子
を設け、サーボ機構の駆動回路からの駆動電流信号を前
記コイルに入力させるように構成したことを特徴とす
る、磁気誘導式直線摺動形可変抵抗減衰器である。
り、比較回路、増幅回路、駆動回路を含むものである。
またこの発明の駆動体とはサーボ機構における操作部と
なるものである。
きの磁界を発生させる正又は負の電流をいう。
等の電子回路により入力する。一方、摺動形抵抗体両端
に一定の電圧を印加し、その時点での摺動子が検出した
電圧も位置フィードバック信号として比較回路に入力さ
せる。比較回路ではこれらの信号を比較し、その差を増
幅回路に入力する。増幅回路で増幅された後は駆動回路
に入力され、ここでは増幅回路で増幅された電圧を、正
又は負の信号の駆動電流信号に変換しこれをコイルに入
力する。
によって生じた磁界によって磁石が移動してこれと一体
となった駆動部の摺動子も移動して減衰器の抵抗を変化
させる。
すれば、即ち位置指令信号と位置フィードバック信号と
の差がなくなれば駆動電流信号は出力されないので、磁
石、即ち駆動部の移動も停止し、目標値が維持される。
号と位置フィードバック信号との電圧の差だけ駆動部が
移動して減衰器の抵抗値を変化させることができるもの
である。
と交換することにより摺動子を簡単に交換することがで
きる。
施例はミキサーに使用するオーディオ用の音量(電圧)
調節用に構成した抵抗減衰器であり、1はケースで、こ
のケース1の前方側板2とこれに対向する後方側板3間
上下に渡されたシャフト4及び5に沿ってスライド体6
が摺動自在である。スライド体6には板状の永久磁石7
が設けられており、その各磁極は、ケース1の残りの側
壁を構成する上方側板8、9に夫々向けられている。
磁石7と同じ高さでシャフト4と平行にかつ夫々相互に
対向するように渡されている。そしてこれら各鉄心10、
11の外周には夫々コイル12、13が巻かれている。
在に固定されている。具体的には第2図にその詳細を示
したように、スライド体6の下方に駆動体14の上下長さ
と一致する合成樹脂性の係止体31、32を設け、さらに各
係止体31、32の先端には係止突起33、34を設け、一方駆
動体14は略角筒形状とし、係止体31、32を駆動体14の内
側に挿入してその先端の係止突起33、34を駆動体14の下
方縁に係止させたものである。
止突起33、34は夫々外方に向けられているから、駆動体
14を装着する際は一旦指先などで係止体31、32を内側へ
押えてその対向間隔を狭めた状態で、係止突起33、34を
駆動体14の内側に挿入する。後はそのまま駆動体14をス
ライド体6側へスライドさせれば、係止体31、32の弾性
により、係止突起33、34は外側に復帰して駆動体14の下
方縁に係止される。かかる構成により一旦装着された駆
動体14は、ずれたり、無闇に外れたりしないものであ
る。
が設けられている。
れ、このうち摺動子15、16と向き合う下方側板36の内側
面には、長手方向に基板17が固定され、この基板17の表
面長手方向には、摺動子15と接する部分にサーボ機構の
位置検出用エレメント18が、一方摺動子16と接する部分
には、音量(電圧)調節用の摺動抵抗体19が夫々固着さ
れている。
に夫々突出体37、38が対向して設けてあり、両者の間に
は一定のスペースを創出されている。基板17はこのスペ
ース内に一側からスライドさせて収めてある。従って基
板17のみを交換することが可能である。例えば減衰率や
最大抵抗値が異なった摺動抵抗体を、他の基板に設けた
ものを用意しておけば、定格の異なった減衰抵抗器が簡
単に得られる。
けてあり、両者間には一定のスペースを確保している。
従ってステレオ用の減衰抵抗器とするには、当該スペー
スに摺動抵抗体を装着し、駆動体の14の他側表面にも摺
動子を設けることによって簡単に実現できる。
として第5図のブロック図に示した回路が組み込まれて
いる。即ち摺動子15と位置検出用エレメント18とによっ
て位置が検出されて出力される位置フィードバック信号
と、装置の外部からマイコン等の電子回路によって入力
される位置指令信号とを比較する比較回路21、比較回路
21からの信号を増幅する増幅回路22、増幅回路22からの
信号によって正又は負の駆動信号を駆動電流信号として
コイル12、13に流す駆動回路23等である。
れ、マイコン等の電子回路によって比較回路21にの位置
指令信号(目標値)を入力すると、摺動子15が検出した
信号も位置フィードバック信号として比較回路21に入力
される。比較回路21ではこれらの信号を比較し、その差
を増幅回路22に入力し、増幅回路22で増幅された後は駆
動回路23に入力され、正又は負の信号の駆動電流信号が
コイル12、13に入力される。
し、それによって生じた磁界によってスライド体6の永
久磁石7が移動してこれと一体となった駆動体14の摺動
子16も移動して、音量(電圧)調節用の摺動抵抗体19上
を、位置指令信号と位置フィードバック信号とが平衡す
るまでスライドして減衰器の抵抗を変化させる。
るので、すばやく移動したり、また移動回数が多くなっ
ても、正常な駆動制御を確保することができ、安定した
精度で抵抗を変化させられる。また構造的にも簡易であ
り、所謂電動モータは使用しないので、機械的に摩耗、
劣化する部分が少なく、長期間の使用に耐えうるもので
ある。
ライド体の磁石を位置させているため、磁力のバランス
が極めてよく、耐久性がある。
方式なので、直線摺動に適した配置がとれ、減衰器全体
をコンパクトなものにできる。
いるので、摺動子が摩耗した場合には、駆動体をスライ
ド体から外して、新しいものに交換すればよく、また摺
動形抵抗体や位置検出用エレメントが摩耗した場合で
も、これらはケースの下部にあるため、上部のコイルや
磁石等に接触せずに、迅速かつ容易に交換することがで
きる。
ものであり、第1図は上方から見た一部分解斜視図、第
2図は駆動体を装着する前の様子を示す下方から見た一
部分解斜視図、第3図は駆動体が装着された様子を示す
下方から見た一部分解斜視図、第4図は縦断面図、第5
図はサーボ機構の駆動制御回路のブロック図である。 なお図中、1はケース、2は前方側板、3は後方側板、
4、5は夫々シャフト、6はスライド体、7は永久磁
石、8、9は夫々上方側板、10、11は夫々鉄心、12,13
は夫々コイル、14は駆動体、15、16は夫々摺動子、17は
基板、18は位置検出用エレメント、19は電圧調節用の摺
動抵抗体、21は比較回路、22は増幅回路、23は駆動回
路、31、32は夫々係止体、33、34は係止突起、35、36は
夫々下方側板である。
Claims (1)
- 【請求項1】摺動形抵抗体と接する摺動子を駆動体に設
け、サーボ機構によって当該駆動体を摺動させる直線摺
動形可変抵抗減衰器において、ケースの下部に位置検出
用エレメントと摺動形抵抗体を相互に平行に横設し、ケ
ースの上部に上記摺動形抵抗体と平行にかつ相互に対向
した二つのコイルを設け、またこれらのコイルと平行し
てシャフトを設け、上記二つのコイルの間に位置する磁
石を有するスライド体を上記シャフトに摺動自在に吊り
下げ、このスライド体の下端から弾性を有する係止体を
突設し、この係止体を自体の中空部に圧入して駆動体を
スライド体に着脱自在に固定し、この駆動体の一側に上
記位置検出用エレメントに接する摺動子及び上記摺動形
抵抗体と接する摺動子を設け、サーボ機構の駆動回路か
らの駆動電流信号を前記コイルに入力させるように構成
したことを特徴とする、磁気誘導式直線摺動形可変抵抗
減衰器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990011097U JPH0720888Y2 (ja) | 1990-02-08 | 1990-02-08 | 磁気誘導式直線摺動形可変抵抗減衰器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990011097U JPH0720888Y2 (ja) | 1990-02-08 | 1990-02-08 | 磁気誘導式直線摺動形可変抵抗減衰器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03102704U JPH03102704U (ja) | 1991-10-25 |
JPH0720888Y2 true JPH0720888Y2 (ja) | 1995-05-15 |
Family
ID=31514636
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990011097U Expired - Lifetime JPH0720888Y2 (ja) | 1990-02-08 | 1990-02-08 | 磁気誘導式直線摺動形可変抵抗減衰器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0720888Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5681406A (en) * | 1979-12-06 | 1981-07-03 | Pioneer Electronic Corp | Detecting device for position of movement of linear motor |
-
1990
- 1990-02-08 JP JP1990011097U patent/JPH0720888Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03102704U (ja) | 1991-10-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6034499A (en) | Method of controlling rotary position of a torque motor | |
JPH02291005A (ja) | 集積回路の目標値設定装置 | |
KR0184004B1 (ko) | 카메라용 렌즈경통 | |
US11099034B2 (en) | Position sensor | |
US5872407A (en) | Linear motor | |
US4259602A (en) | Electromagnetic linear-motion device | |
US6813361B1 (en) | Non-contact audio fader control system and method | |
JPH0773487A (ja) | 光ピックアップ装置 | |
US4527108A (en) | Linear actuator with magnets | |
EP0045649A2 (en) | Speed detector for sewing machines | |
JPH0720888Y2 (ja) | 磁気誘導式直線摺動形可変抵抗減衰器 | |
US4276499A (en) | Rotary actuator | |
US3587016A (en) | Null adjuster for magnetically operated torque motors | |
JPS6115665B2 (ja) | ||
US4161631A (en) | Pickup cartridge | |
GB2049300A (en) | Linear motor drive system for driving linear tracking system | |
JPH07161153A (ja) | ヘッド駆動装置とその起動方式 | |
JP2529128Y2 (ja) | 釣り用リールの制御装置 | |
JPH01122532A (ja) | 磁気近接スイッチ装置 | |
JPS639938B2 (ja) | ||
KR20240016310A (ko) | 상대 이동을 가능하게 하는 기계식 안내 부재를 포함하는 제어 장치 | |
JPH04101657A (ja) | アクチュエータ | |
JPS5852536Y2 (ja) | 可動鉄片形計器 | |
US3158826A (en) | Angular position signal generator | |
US4547730A (en) | Light load adjust apparatus for electric meter |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20041216 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041221 |
|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20050221 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050217 |
|
A072 | Dismissal of procedure |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A073 Effective date: 20051101 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Effective date: 20051117 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20051130 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081216 Year of fee payment: 3 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091216 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091216 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 5 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101216 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111216 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121216 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121216 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131216 Year of fee payment: 8 |