JPH07207713A - 土砂掘削用機械及び土砂掘削用爪部部材 - Google Patents
土砂掘削用機械及び土砂掘削用爪部部材Info
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- JPH07207713A JPH07207713A JP183594A JP183594A JPH07207713A JP H07207713 A JPH07207713 A JP H07207713A JP 183594 A JP183594 A JP 183594A JP 183594 A JP183594 A JP 183594A JP H07207713 A JPH07207713 A JP H07207713A
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- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E02—HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
- E02F—DREDGING; SOIL-SHIFTING
- E02F9/00—Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
- E02F9/28—Small metalwork for digging elements, e.g. teeth scraper bits
- E02F9/2808—Teeth
- E02F9/285—Teeth characterised by the material used
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
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- E02F—DREDGING; SOIL-SHIFTING
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- E02F9/2808—Teeth
- E02F9/2816—Mountings therefor
- E02F9/2825—Mountings therefor using adapters
-
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- E02—HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
- E02F—DREDGING; SOIL-SHIFTING
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- E02F9/2808—Teeth
- E02F9/2816—Mountings therefor
- E02F9/2833—Retaining means, e.g. pins
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mining & Mineral Resources (AREA)
- Civil Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
- Heat Treatment Of Articles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】土木用機械等、岩石や土砂を破砕、掘削および
採取する特に、ブルド−ザ−やパワ−ショベル等に装着
されるポイントツ−ス(爪)の耐摩耗性および寿命の向上
を図る。 【構成】土砂掘削用の掘削爪(ポイントツ−ス)を焼もど
し処理によりビッカ−ス硬さが550〜700を有する
マルテンサイトのマトリックス相中にNbを主とする複
合炭化物を析出した混合組織をもつ鋼材で構成した。ま
た該鋼材は重量%で、C:0.35〜0.50%、Si:
0.30〜2.00%、Mn:1.00%以下、P:0.0
3%以下、S:0.03%以下、Ni:1.00〜2.5
0%、Cr:0.50〜5.00%、Mo:0.30〜1.
50%、B:0.0005〜0.003%からなる組成
に、さらにV/Nb比が1.0以下(V:0.15〜0.6
0%、Nb:0.10〜0.5%)を複合含有した鋳鋼材
であることが好ましい。 【効果】土砂掘削爪の使用時の摩耗損傷による寿命の延
長、作業効率の向上並びにコスト低減が図れる。
採取する特に、ブルド−ザ−やパワ−ショベル等に装着
されるポイントツ−ス(爪)の耐摩耗性および寿命の向上
を図る。 【構成】土砂掘削用の掘削爪(ポイントツ−ス)を焼もど
し処理によりビッカ−ス硬さが550〜700を有する
マルテンサイトのマトリックス相中にNbを主とする複
合炭化物を析出した混合組織をもつ鋼材で構成した。ま
た該鋼材は重量%で、C:0.35〜0.50%、Si:
0.30〜2.00%、Mn:1.00%以下、P:0.0
3%以下、S:0.03%以下、Ni:1.00〜2.5
0%、Cr:0.50〜5.00%、Mo:0.30〜1.
50%、B:0.0005〜0.003%からなる組成
に、さらにV/Nb比が1.0以下(V:0.15〜0.6
0%、Nb:0.10〜0.5%)を複合含有した鋳鋼材
であることが好ましい。 【効果】土砂掘削爪の使用時の摩耗損傷による寿命の延
長、作業効率の向上並びにコスト低減が図れる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は建設作業、鉱山掘削等に
用いられる土砂掘削機械に係り、特に岩盤等の破砕、掘
削、採取に使用されるブルド−ザやパワ−ショベル用バ
ケットの耐摩耗、耐久性に優れた爪部を有する土砂掘削
機械及びその爪部部材に関する。
用いられる土砂掘削機械に係り、特に岩盤等の破砕、掘
削、採取に使用されるブルド−ザやパワ−ショベル用バ
ケットの耐摩耗、耐久性に優れた爪部を有する土砂掘削
機械及びその爪部部材に関する。
【0002】
【従来の技術】上記爪部部材は従来、JIS規格のG3
221やG5111に類似し、かつ、強度、靭性、耐摩
耗性および耐食性を考慮してその含有量を変動させ、さ
らに他の元素を微量添加して、主に、焼入処理後の焼も
どし処理によってビッカ−ス硬さを450〜550とし
た成分系の鋼種が多く用いられている。
221やG5111に類似し、かつ、強度、靭性、耐摩
耗性および耐食性を考慮してその含有量を変動させ、さ
らに他の元素を微量添加して、主に、焼入処理後の焼も
どし処理によってビッカ−ス硬さを450〜550とし
た成分系の鋼種が多く用いられている。
【0003】しかし、近年、岩盤の掘削作業等において
は環境的問題から、従来の爆破工法が制限されることが
多くなり、ブルド−ザやパワ−ショベルに装備された掘
削爪(ポイントツ−ス)による機械化工法による掘削作業
が主力となっている。この場合、極めて高硬度を有する
岩盤等をも掘削の対象とするため、その主要部品である
掘削爪材等の摩耗による損傷が著しくなるとともに、岩
盤との接触面圧の向上による掘削爪表面の温度が上昇
し、その構成部材の表面硬度が低下することにより、耐
摩耗性が損なわれる。そのため、掘削爪を構成する部材
の寿命低下が生じている。なお、掘削時における爪材表
面の温度は条件によって異なるが、500〜550℃ま
で上昇すると言われている。
は環境的問題から、従来の爆破工法が制限されることが
多くなり、ブルド−ザやパワ−ショベルに装備された掘
削爪(ポイントツ−ス)による機械化工法による掘削作業
が主力となっている。この場合、極めて高硬度を有する
岩盤等をも掘削の対象とするため、その主要部品である
掘削爪材等の摩耗による損傷が著しくなるとともに、岩
盤との接触面圧の向上による掘削爪表面の温度が上昇
し、その構成部材の表面硬度が低下することにより、耐
摩耗性が損なわれる。そのため、掘削爪を構成する部材
の寿命低下が生じている。なお、掘削時における爪材表
面の温度は条件によって異なるが、500〜550℃ま
で上昇すると言われている。
【0004】従って、掘削爪等に用いられる材料は高温
に曝されても硬度の低下が小さい、すなわち焼もどし軟
化温度が高く、かつ耐摩耗性を有する材料を適用するこ
とによる長寿命化が重要となっている。これに対し特開
昭61−12850号公報ではC:0.5〜0.7%、S
i:0.8〜1.6%、Mn:1.0〜2.0%、Cr:
3.0〜5.0%、Mo:0.8〜1.2%、V:0.2〜
0.5%、Nb:0.1〜0.5%、更にB:0.001%
以下添加した鋼をブルド−ザ、パワ−ショベル用の掘削
刃に用いることが開示されている。この材料は作業時の
加熱による材料劣化を考慮した上で、焼もどし軟化温度
が高く、微細炭化物析出による靭性向上もはかられた材
料である。
に曝されても硬度の低下が小さい、すなわち焼もどし軟
化温度が高く、かつ耐摩耗性を有する材料を適用するこ
とによる長寿命化が重要となっている。これに対し特開
昭61−12850号公報ではC:0.5〜0.7%、S
i:0.8〜1.6%、Mn:1.0〜2.0%、Cr:
3.0〜5.0%、Mo:0.8〜1.2%、V:0.2〜
0.5%、Nb:0.1〜0.5%、更にB:0.001%
以下添加した鋼をブルド−ザ、パワ−ショベル用の掘削
刃に用いることが開示されている。この材料は作業時の
加熱による材料劣化を考慮した上で、焼もどし軟化温度
が高く、微細炭化物析出による靭性向上もはかられた材
料である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記材料はC量が0.
5%以上と多いため、炭化物の生成量の増加による材料
の高硬度化、すなわち、耐摩耗性の向上は著しい。しか
し、炭化物の生成による、靭性の低下が、使用時の割れ
の発生や焼入れ処理時の焼割れを生ずる。また、Mnの
添加量が1.0%以上となっているが、Mnは析出する
炭化物を粗大化させ、靭性を低下させる。
5%以上と多いため、炭化物の生成量の増加による材料
の高硬度化、すなわち、耐摩耗性の向上は著しい。しか
し、炭化物の生成による、靭性の低下が、使用時の割れ
の発生や焼入れ処理時の焼割れを生ずる。また、Mnの
添加量が1.0%以上となっているが、Mnは析出する
炭化物を粗大化させ、靭性を低下させる。
【0006】本発明の目的は岩盤等の破砕及び掘削用と
して使用されるブルド−ザやパワ−ショベル等の掘削爪
用の部材に、使用時の摩擦熱による高温加熱に対しても
軟化温度が高いため、硬度の低下が少なく、また、高硬
度による良好な耐摩耗性を有し、かつ、材料靭性が大き
く、使用時に割れが生じないような鋼を用いることによ
り、掘削爪の寿命が長く、従って、保守費用が少ない掘
削機械を提供することにある。
して使用されるブルド−ザやパワ−ショベル等の掘削爪
用の部材に、使用時の摩擦熱による高温加熱に対しても
軟化温度が高いため、硬度の低下が少なく、また、高硬
度による良好な耐摩耗性を有し、かつ、材料靭性が大き
く、使用時に割れが生じないような鋼を用いることによ
り、掘削爪の寿命が長く、従って、保守費用が少ない掘
削機械を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、バケッ
トに取り付けられる、複数の屈曲可能な接続部を介し油
圧、電動機等の動力を伝達するように構成され、更に前
記バケットの回転動作のための支持軸と対向する位置に
設けられる土砂掘削用爪を備える土砂掘削機械におい
て、前記爪部の部材が前記組成を有する組成鋼を部品形
状に溶製後、焼入処理を900〜1000℃、焼もどし
処理を300〜600℃からなる温度領域での熱処理を
行い、ビッカ−ス硬さを550〜700とし、かつ焼も
どしマルテンサイトのマトリックス中にNbを主とする
複合炭化物を析出させた混合組織とした材料とすること
により達成される。
トに取り付けられる、複数の屈曲可能な接続部を介し油
圧、電動機等の動力を伝達するように構成され、更に前
記バケットの回転動作のための支持軸と対向する位置に
設けられる土砂掘削用爪を備える土砂掘削機械におい
て、前記爪部の部材が前記組成を有する組成鋼を部品形
状に溶製後、焼入処理を900〜1000℃、焼もどし
処理を300〜600℃からなる温度領域での熱処理を
行い、ビッカ−ス硬さを550〜700とし、かつ焼も
どしマルテンサイトのマトリックス中にNbを主とする
複合炭化物を析出させた混合組織とした材料とすること
により達成される。
【0008】また、前記材料として重量%で、C:0.
30〜0.50%、Si:0.30〜2.00%、Mn:
1.00%以下、P:0.03%以下、S:0.03%以
下、Ni:1.00〜3.50%、Cr:0.50〜5.0
0%、Mo:0.30〜1.50%、B:0.0005〜
0.003%、さらに、V:0.10〜0.50%、N
b:0.15〜1.00%を含有し、残部は実質的にFe
および不可避的不純物からなる鋼で前記掘削爪の部材を
構成することによっても本発明の目的は達成される。
30〜0.50%、Si:0.30〜2.00%、Mn:
1.00%以下、P:0.03%以下、S:0.03%以
下、Ni:1.00〜3.50%、Cr:0.50〜5.0
0%、Mo:0.30〜1.50%、B:0.0005〜
0.003%、さらに、V:0.10〜0.50%、N
b:0.15〜1.00%を含有し、残部は実質的にFe
および不可避的不純物からなる鋼で前記掘削爪の部材を
構成することによっても本発明の目的は達成される。
【0009】また、本発明の部品を構成する鋼は、上記
組成の範囲で、かつ、そのV/Nbの重量比を1.0以
下とすることが効果的である。
組成の範囲で、かつ、そのV/Nbの重量比を1.0以
下とすることが効果的である。
【0010】
【作用】溶製後、焼入処理を900〜1000℃、焼も
どし処理を300〜600℃からなる温度領域での熱処
理を行い、ビッカ−ス硬さを550〜700とし、かつ
焼もどしマルテンサイトのマトリックス中にNbを主と
する複合炭化物を析出させた混合組織とした材料を用い
ることにより、材料硬度を高めることができるため、耐
摩耗性を付与することができる。特に焼もどし処理温度
を高めることによって、マルテンサイトのマトリックス
中にNbを主とする複合炭化物を十分に析出させること
ができるため望ましい。上記の効果が最も得られ易い材
料として、重量%で、C:0.30〜0.50%、Si:
0.30〜2.00%、Mn:1.00%以下、P:0.0
3%以下、S:0.03%以下、Ni:1.00〜3.5
0%、Cr:0.50〜5.00%、Mo:0.30〜1.
50%、B:0.0005〜0.003%、さらに、V:
0.10〜0.50%、Nb:0.15〜1.00%を含有
し、残部は実質的にFeおよび不可避的不純物からなる
鋼がある。
どし処理を300〜600℃からなる温度領域での熱処
理を行い、ビッカ−ス硬さを550〜700とし、かつ
焼もどしマルテンサイトのマトリックス中にNbを主と
する複合炭化物を析出させた混合組織とした材料を用い
ることにより、材料硬度を高めることができるため、耐
摩耗性を付与することができる。特に焼もどし処理温度
を高めることによって、マルテンサイトのマトリックス
中にNbを主とする複合炭化物を十分に析出させること
ができるため望ましい。上記の効果が最も得られ易い材
料として、重量%で、C:0.30〜0.50%、Si:
0.30〜2.00%、Mn:1.00%以下、P:0.0
3%以下、S:0.03%以下、Ni:1.00〜3.5
0%、Cr:0.50〜5.00%、Mo:0.30〜1.
50%、B:0.0005〜0.003%、さらに、V:
0.10〜0.50%、Nb:0.15〜1.00%を含有
し、残部は実質的にFeおよび不可避的不純物からなる
鋼がある。
【0011】以下に、本発明の鋼材の成分それぞれにつ
いての作用について述べる。なお、以下の組成量はすべ
て重量比で記載している。
いての作用について述べる。なお、以下の組成量はすべ
て重量比で記載している。
【0012】Cは強度および硬さを向上し耐摩耗性を付
与するために必要であるとともに、Cr、V、Nb等の
元素と結合し炭化物を生成する。しかし、0.30%以
下では、本発明における組成範囲内では特に、ビッカ−
ス硬さ550は得がたく、0.50%以上で硬さ700
以上となり、耐摩耗性の付与には有効なものの、焼入処
理時の焼割れ、靭性の劣化による使用時の破壊を生ず
る。そのため、0.30〜0.50%が望ましい。更に、
好ましくは、0.35〜0.45%である。
与するために必要であるとともに、Cr、V、Nb等の
元素と結合し炭化物を生成する。しかし、0.30%以
下では、本発明における組成範囲内では特に、ビッカ−
ス硬さ550は得がたく、0.50%以上で硬さ700
以上となり、耐摩耗性の付与には有効なものの、焼入処
理時の焼割れ、靭性の劣化による使用時の破壊を生ず
る。そのため、0.30〜0.50%が望ましい。更に、
好ましくは、0.35〜0.45%である。
【0013】Siは通常、鋼の脱酸のため添加される。
本発明におけるSiは焼入れおよび焼もどし処理鋼のマ
トリックス組織中にNb等複合炭化物を析出させる反応
を促進させるために積極的に加える元素である。しか
し、0.30%以下ではその効果が発揮されず、2.00
%以上ではマトリックスの靭性低下に影響する。そのた
め、望ましくは、硬さや耐摩耗性向上のために炭化物を
生成するC、Nb、V、Cr量にもよるが0.60〜1.
50%の範囲が好適である。
本発明におけるSiは焼入れおよび焼もどし処理鋼のマ
トリックス組織中にNb等複合炭化物を析出させる反応
を促進させるために積極的に加える元素である。しか
し、0.30%以下ではその効果が発揮されず、2.00
%以上ではマトリックスの靭性低下に影響する。そのた
め、望ましくは、硬さや耐摩耗性向上のために炭化物を
生成するC、Nb、V、Cr量にもよるが0.60〜1.
50%の範囲が好適である。
【0014】Mnは脱酸作用を有し、焼入れ性を向上さ
せる元素であるが、Sと結合し割れの起点や靭性を劣化
する。また、析出させる炭化物を粗大化させる作用を示
すため、1%以下が望ましい。
せる元素であるが、Sと結合し割れの起点や靭性を劣化
する。また、析出させる炭化物を粗大化させる作用を示
すため、1%以下が望ましい。
【0015】Pは粒界に偏析し、靭性を低下する元素で
あり極力少ない方が好ましいため、0.03%以下が望
ましい。
あり極力少ない方が好ましいため、0.03%以下が望
ましい。
【0016】Sは単独でも粒界に偏析し靭性を低め、ま
た、Mnと結合し硫化物を生成し鋼の製造性に影響す
る。そのため、0.03%が望ましい。より好ましくは
極力少ない0.01%以下が好適である。
た、Mnと結合し硫化物を生成し鋼の製造性に影響す
る。そのため、0.03%が望ましい。より好ましくは
極力少ない0.01%以下が好適である。
【0017】Niは鋼の焼入性や靭性を向上させる元素
である。本発明によるNiの添加は耐摩耗性向上に有効
な炭化物を析出させることによって生ずるマトリックス
相の靭性低下を抑制するためである。しかし、その添加
量が1.00%以下では効果がなく、3.50%以上では
靭性向上には有効であるがマトリックスの硬度が低くな
り耐摩耗性を劣化させる。そのため、上限が3.50%
であることが望ましい。より好ましくは、1.50〜2.
50%である。
である。本発明によるNiの添加は耐摩耗性向上に有効
な炭化物を析出させることによって生ずるマトリックス
相の靭性低下を抑制するためである。しかし、その添加
量が1.00%以下では効果がなく、3.50%以上では
靭性向上には有効であるがマトリックスの硬度が低くな
り耐摩耗性を劣化させる。そのため、上限が3.50%
であることが望ましい。より好ましくは、1.50〜2.
50%である。
【0018】Crは鋼の焼入れ性および耐食性を向上さ
せるために必要な元素である。本発明での添加は焼もど
し軟化温度を向上させるとともに、マトリックス中に炭
化物生成傾向が大きいフェライト生成元素のMo、V、
Nbとの複合作用による炭化物を析出させ、耐摩耗性を
向上させるためで、0.50%以下ではその効果が見ら
れず、5.0%以上ではより硬さが向上して製造時の割
れ等に影響を及ぼす。したがって、0.50〜5.00%
が望ましい。より好ましくは、1.00〜3.50%であ
る。
せるために必要な元素である。本発明での添加は焼もど
し軟化温度を向上させるとともに、マトリックス中に炭
化物生成傾向が大きいフェライト生成元素のMo、V、
Nbとの複合作用による炭化物を析出させ、耐摩耗性を
向上させるためで、0.50%以下ではその効果が見ら
れず、5.0%以上ではより硬さが向上して製造時の割
れ等に影響を及ぼす。したがって、0.50〜5.00%
が望ましい。より好ましくは、1.00〜3.50%であ
る。
【0019】MoはCrと同様、鋼の焼入れ性および耐
食性を向上させる元素であるが、Cr、Nbとの複合添
加により鋼の焼もどし温度を著しく向上させる。しか
し、0.3%以下ではその効果が発揮されず、1.5%以
上添加してもその効果の増大が期待できなくなる。した
がって、0.30〜1.50%の範囲が望ましい。より好
ましくは、0.60〜1.20%である。
食性を向上させる元素であるが、Cr、Nbとの複合添
加により鋼の焼もどし温度を著しく向上させる。しか
し、0.3%以下ではその効果が発揮されず、1.5%以
上添加してもその効果の増大が期待できなくなる。した
がって、0.30〜1.50%の範囲が望ましい。より好
ましくは、0.60〜1.20%である。
【0020】VおよびNbは鋼の強度向上、焼もどし軟
化温度の向上に有効であるとともに、かつCr,Moと
の複合添加により鋼の結晶粒粗大化防止並びに細粒化に
寄与する。しかし、本発明の目的である炭化物を析出さ
せ耐摩耗性を付与するためには単独添加ではその効果が
発揮できない。また、これらの元素を添加しない場合は
Cr炭化物が析出し、マトリックスのCr濃度が減少し
耐食性や強度に影響する。従って、本発明はCrよりも
炭化物生成の標準自由エネルギ−が小さいVとNbを複
合添加し、焼もどし処理において、Cr系炭化物の生成
を抑制し、そのかわりにNbを主とする炭化物を析出さ
せ、Vは結晶粒の微細化や強度、焼もどし軟化温度の向
上に寄与させることに着目したものである。しかし、V
量は0.10%未満ではその作用が発揮されず、本発明
の目的である効果が得られない。また、0.50%以上
添加してもその効果が飽和するとともに製造性に影響を
及ぼし好ましくない。
化温度の向上に有効であるとともに、かつCr,Moと
の複合添加により鋼の結晶粒粗大化防止並びに細粒化に
寄与する。しかし、本発明の目的である炭化物を析出さ
せ耐摩耗性を付与するためには単独添加ではその効果が
発揮できない。また、これらの元素を添加しない場合は
Cr炭化物が析出し、マトリックスのCr濃度が減少し
耐食性や強度に影響する。従って、本発明はCrよりも
炭化物生成の標準自由エネルギ−が小さいVとNbを複
合添加し、焼もどし処理において、Cr系炭化物の生成
を抑制し、そのかわりにNbを主とする炭化物を析出さ
せ、Vは結晶粒の微細化や強度、焼もどし軟化温度の向
上に寄与させることに着目したものである。しかし、V
量は0.10%未満ではその作用が発揮されず、本発明
の目的である効果が得られない。また、0.50%以上
添加してもその効果が飽和するとともに製造性に影響を
及ぼし好ましくない。
【0021】一方、Nb量は0.15%未満では本発明
の効果を確保できず、1.00%以上添加すると、Vと
同様、その効果が飽和するとともに製造性に影響を及ぼ
し好ましくない。しかしながら、本発明の目的であるV
とNbの複合添加による耐摩耗性の向上の効果を発揮す
るにはV量よりNb量を高くすることにより達成され
る。従って、そのV/Nb比が1以上となるとNb量が
少なくなるため特にNbを主とする炭化物の析出による
耐摩耗性の向上が見られず、望ましくない。そのため
に、V量は0.10〜0.50%、Nb量は0.15〜1.
00%の範囲内で、そのV/Nbの重量比を1以下に限
定した。更に、V/Nb比0.2〜0.7が最も好まし
い。
の効果を確保できず、1.00%以上添加すると、Vと
同様、その効果が飽和するとともに製造性に影響を及ぼ
し好ましくない。しかしながら、本発明の目的であるV
とNbの複合添加による耐摩耗性の向上の効果を発揮す
るにはV量よりNb量を高くすることにより達成され
る。従って、そのV/Nb比が1以上となるとNb量が
少なくなるため特にNbを主とする炭化物の析出による
耐摩耗性の向上が見られず、望ましくない。そのため
に、V量は0.10〜0.50%、Nb量は0.15〜1.
00%の範囲内で、そのV/Nbの重量比を1以下に限
定した。更に、V/Nb比0.2〜0.7が最も好まし
い。
【0022】Bは結晶粒を微細にし、強度向上に有効な
元素であるが、多量の添加はB化合物を生成し靭性を低
下させるため、0.0005〜0.003%が望ましい。
元素であるが、多量の添加はB化合物を生成し靭性を低
下させるため、0.0005〜0.003%が望ましい。
【0023】その他、上記元素限定範囲にAl、Ti、
Zr、Cu、N等強度、靭性、耐摩耗性、耐食性を付与
する元素は1%以下が望ましい。
Zr、Cu、N等強度、靭性、耐摩耗性、耐食性を付与
する元素は1%以下が望ましい。
【0024】
【実施例】以下、この発明を実施例により説明する。
【0025】建設、鉱山用土砂掘削機械の掘削用バケッ
トは、図1の(A)に示すような構造になっている。(B)
に、掘削用爪の取付機構概要の一例を示す。このよう
に、部品構造はポイントツ−ス(掘削爪)1をバケット2
に装着されたアダプタ3に差し込み、ロックピン4で固
定される連結構造体となっていることが多い。ポイント
ツ−ス(掘削爪)は摩耗した場合、その部分のみを交換し
て使用できるようになっている。
トは、図1の(A)に示すような構造になっている。(B)
に、掘削用爪の取付機構概要の一例を示す。このよう
に、部品構造はポイントツ−ス(掘削爪)1をバケット2
に装着されたアダプタ3に差し込み、ロックピン4で固
定される連結構造体となっていることが多い。ポイント
ツ−ス(掘削爪)は摩耗した場合、その部分のみを交換し
て使用できるようになっている。
【0026】この掘削用爪部材として、表1に、硬さお
よび耐摩耗性を評価するために供した本発明における材
料と比較材の化学組成を示す。本発明における材料はN
o.1〜No.10で、No.11〜No.13は本発明が規定
する組成範囲外の比較鋼である。
よび耐摩耗性を評価するために供した本発明における材
料と比較材の化学組成を示す。本発明における材料はN
o.1〜No.10で、No.11〜No.13は本発明が規定
する組成範囲外の比較鋼である。
【0027】
【表1】
【0028】これらの鋼を各30kgずつ大気中で溶解
し、爪形状に鋳込み冷却後、1000℃で焼入れ処理
し、300〜600℃の各温度で焼もどし処理を施し
た。試験片は熱処理後、短冊上に切断し採取した。な
お、摩耗試験片は6t×65mm×20mmの形状と
し、試験面をエメリ−紙#1200で仕上げて試験に供
した。表2に本発明鋼と比較鋼の500℃焼もどし処理
材の硬さを示す。
し、爪形状に鋳込み冷却後、1000℃で焼入れ処理
し、300〜600℃の各温度で焼もどし処理を施し
た。試験片は熱処理後、短冊上に切断し採取した。な
お、摩耗試験片は6t×65mm×20mmの形状と
し、試験面をエメリ−紙#1200で仕上げて試験に供
した。表2に本発明鋼と比較鋼の500℃焼もどし処理
材の硬さを示す。
【0029】
【表2】
【0030】図2は本発明鋼No.3と比較鋼No.11
の焼もどし温度と硬さとの関係を示す。表2および図2
より、本発明鋼は各焼もどし温度でのビッカ−ス硬さが
550〜700の範囲にあり、かつ、温度が高くなって
も硬度低下が小さく焼もどし軟化温度の大きい鋼種であ
ることがわかる。比較鋼No.11はV/Nb比が2.
10と大きく、またBが入っていないことが本発明鋼と
の差になって表れたものと考えられる。また、比較鋼N
o.12、13はBが入っていないこと、V、Nbが入
っていないことが、本発明鋼との差になって表れたもの
と考えられる。このように本発明鋼では、B、V、Nb
が必須であり、またV/Nb比が1以下であることが望
ましいことがわかる。また、表には示していないがC量
が0.50%より多くなると、材料硬度は高くなるもの
の靭性が低下し使用中に割れが発生する可能性が高く望
ましくないこともわかっている。
の焼もどし温度と硬さとの関係を示す。表2および図2
より、本発明鋼は各焼もどし温度でのビッカ−ス硬さが
550〜700の範囲にあり、かつ、温度が高くなって
も硬度低下が小さく焼もどし軟化温度の大きい鋼種であ
ることがわかる。比較鋼No.11はV/Nb比が2.
10と大きく、またBが入っていないことが本発明鋼と
の差になって表れたものと考えられる。また、比較鋼N
o.12、13はBが入っていないこと、V、Nbが入
っていないことが、本発明鋼との差になって表れたもの
と考えられる。このように本発明鋼では、B、V、Nb
が必須であり、またV/Nb比が1以下であることが望
ましいことがわかる。また、表には示していないがC量
が0.50%より多くなると、材料硬度は高くなるもの
の靭性が低下し使用中に割れが発生する可能性が高く望
ましくないこともわかっている。
【0031】次に、摩耗試験結果について述べる。
【0032】図3に砂摩耗試験機の概要を示す。摩耗試
験は試験片11をラバ−ホイル12に押しつけ、レバ−
13で荷重を付加後、砂をホッパ14からノズル15を
通して試験片11とラバ−ホイル12との接触面に連続
的に供給し、ラバ−ホイル12を回転させた。その試験
条件はホイル回転数を200rpm、押し付荷重を20.8kgf/mm
2とし、使用砂をAFS 50/70 Test Sandを用い、30g/min
で供給し、ラバ−ホイル回転数を最高104回とした。
験は試験片11をラバ−ホイル12に押しつけ、レバ−
13で荷重を付加後、砂をホッパ14からノズル15を
通して試験片11とラバ−ホイル12との接触面に連続
的に供給し、ラバ−ホイル12を回転させた。その試験
条件はホイル回転数を200rpm、押し付荷重を20.8kgf/mm
2とし、使用砂をAFS 50/70 Test Sandを用い、30g/min
で供給し、ラバ−ホイル回転数を最高104回とした。
【0033】表3に鋼種No.1〜No.11における50
0℃焼もどし処理材のラバ−ホイル回転数103回での摩
耗減量(mg)を示す。
0℃焼もどし処理材のラバ−ホイル回転数103回での摩
耗減量(mg)を示す。
【0034】
【表3】
【0035】図4に本発明鋼No.3と比較鋼No.11の
500℃で焼もどし処理材のラバ−ホイル回転数と摩耗
減量との関係を示す。
500℃で焼もどし処理材のラバ−ホイル回転数と摩耗
減量との関係を示す。
【0036】図5に本発明鋼No.3と比較鋼No.11の
焼もどし温度と摩耗減量との関係を示す。本発明鋼は比
較鋼に比べ、摩耗量が少なくなっており、また焼もどし
処理温度による摩耗量の変化も少ない。これは析出物の
増大によるものである。従って、表3、図4および図5
より、本発明鋼の耐摩耗性は比較鋼に比べて優れてい
る。
焼もどし温度と摩耗減量との関係を示す。本発明鋼は比
較鋼に比べ、摩耗量が少なくなっており、また焼もどし
処理温度による摩耗量の変化も少ない。これは析出物の
増大によるものである。従って、表3、図4および図5
より、本発明鋼の耐摩耗性は比較鋼に比べて優れてい
る。
【0037】
【発明の効果】本発明は土木建設用機械であるブルド−
ザやパワ−ショベル等の土砂掘削用の爪部材を焼もどし
軟化温度が高く、微細炭化物が析出していることにより
靭性の高い鋼材を用いることにより、摩耗等による損傷
が抑制できる。従って、土砂、岩盤等の破砕、掘削およ
び採取時等の摩耗損傷が軽減され、部品の寿命および作
業効率の向上並びに部品交換周期等の延長が図れ、コス
ト低減等にも大いに効果が発揮されるものである。
ザやパワ−ショベル等の土砂掘削用の爪部材を焼もどし
軟化温度が高く、微細炭化物が析出していることにより
靭性の高い鋼材を用いることにより、摩耗等による損傷
が抑制できる。従って、土砂、岩盤等の破砕、掘削およ
び採取時等の摩耗損傷が軽減され、部品の寿命および作
業効率の向上並びに部品交換周期等の延長が図れ、コス
ト低減等にも大いに効果が発揮されるものである。
【図1】掘削爪(ポイントツ−ス)取付機構を示す概要図
【図2】本発明鋼と比較鋼の焼もどし温度と硬さとの関
係を示す線図
係を示す線図
【図3】砂摩耗試験機を説明する概要図
【図4】本発明鋼と比較鋼との摩耗減量比較図
【図5】本発明鋼と比較鋼のラバ−ホイル回転数と摩耗
減量との関係を示す線図。
減量との関係を示す線図。
1…掘削爪(ポイントツ−ス)、2…バケット、3…アダ
プタ−、4…ロックピン、11…試験片、12…ラバ−
ホイル、13…レバ−、14…ホッパ14、15…ノズ
ル
プタ−、4…ロックピン、11…試験片、12…ラバ−
ホイル、13…レバ−、14…ホッパ14、15…ノズ
ル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 重義 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 大野 俊弘 茨城県土浦市神田町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内
Claims (3)
- 【請求項1】バケットに取り付けられる、複数の屈曲可
能な接続部を介し油圧、電動機等の動力を伝達するよう
に構成され、更に前記バケットの回転動作のための支持
軸と対向する位置に設けられる土砂掘削用爪を備える土
砂掘削機械において、前記爪部の部材が前記組成を有す
る組成鋼を部品形状に溶製後、焼入処理を900〜10
00℃、焼もどし処理を300〜600℃からなる温度
領域での熱処理を行い、ビッカ−ス硬さを550〜70
0とし、かつ焼もどしマルテンサイトのマトリックス中
にNbを主とする複合炭化物を析出させた混合組織とし
た材料であることを特徴とする土砂掘削機械。 - 【請求項2】バケットに取り付けられる、複数の屈曲可
能な接続部を介し油圧、電動機等の動力を伝達するよう
に構成され、更に前記バケットの回転動作のための支持
軸と対向する位置に設けられる土砂掘削用爪において、
前記爪部の部材が重量%で、C:0.30〜0.50%、
Si:0.30〜2.00%、Mn:1.00%以下、
P:0.03%以下、S:0.03%以下、Ni:1.0
0〜3.50%、Cr:0.50〜5.00%、Mo:0.
30〜1.50%、B:0.0005〜0.003%、か
つV:0.10〜0.50%、Nb:0.15〜1.00%
を複合含有し、残部は実質的にFeおよび不可避的不純
物からなることを特徴とする土砂掘削機械の爪部の部
材。 - 【請求項3】バケットに取り付けられる、複数の屈曲可
能な接続部を介し油圧、電動機等の動力を伝達するよう
に構成され、更に前記バケットの回転動作のための支持
軸と対向する位置に設けられる土砂掘削用爪において、
前記爪部の部材が重量%で、C:0.30〜0.50%、
Si:0.30〜2.00%、Mn:1.00%以下、
P:0.03%以下、S:0.03%以下、Ni:1.0
0〜3.50%、Cr:0.50〜5.00%、Mo:0.
30〜1.50%、B:0.0005〜0.003%、か
つV:0.10〜0.50%、Nb:0.15〜1.00%
を複合含有し、残部は実質的にFeおよび不可避的不純
物からなり、かつV/Nbの重量比は1.0以下である
ことを特徴とする土砂掘削機械の爪部の部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP183594A JPH07207713A (ja) | 1994-01-13 | 1994-01-13 | 土砂掘削用機械及び土砂掘削用爪部部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP183594A JPH07207713A (ja) | 1994-01-13 | 1994-01-13 | 土砂掘削用機械及び土砂掘削用爪部部材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07207713A true JPH07207713A (ja) | 1995-08-08 |
Family
ID=11512622
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP183594A Pending JPH07207713A (ja) | 1994-01-13 | 1994-01-13 | 土砂掘削用機械及び土砂掘削用爪部部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07207713A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1174546A1 (en) * | 1999-10-07 | 2002-01-23 | Shimura, Kiyomitsu | Excavating ripper (tooth) |
KR20120053616A (ko) * | 2010-11-18 | 2012-05-29 | 두산인프라코어 주식회사 | 내마모성과 내충격성이 향상된 건설기계용 버켓 투스 |
US9003681B2 (en) * | 2006-09-18 | 2015-04-14 | Deere & Company | Bucket teeth having a metallurgically bonded coating and methods of making bucket teeth |
CN105886910A (zh) * | 2016-04-20 | 2016-08-24 | 大连华锐重工特种备件制造有限公司 | 一种低温环境下使用的高性能复合铲齿及其制备方法 |
-
1994
- 1994-01-13 JP JP183594A patent/JPH07207713A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1174546A1 (en) * | 1999-10-07 | 2002-01-23 | Shimura, Kiyomitsu | Excavating ripper (tooth) |
EP1174546A4 (en) * | 1999-10-07 | 2003-01-15 | Shimura Kiyomitsu | EXCAVATOR |
US9003681B2 (en) * | 2006-09-18 | 2015-04-14 | Deere & Company | Bucket teeth having a metallurgically bonded coating and methods of making bucket teeth |
KR20120053616A (ko) * | 2010-11-18 | 2012-05-29 | 두산인프라코어 주식회사 | 내마모성과 내충격성이 향상된 건설기계용 버켓 투스 |
CN105886910A (zh) * | 2016-04-20 | 2016-08-24 | 大连华锐重工特种备件制造有限公司 | 一种低温环境下使用的高性能复合铲齿及其制备方法 |
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