JPH07203336A - 投写ユニット及びこれを用いた投写型表示装置 - Google Patents

投写ユニット及びこれを用いた投写型表示装置

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JPH07203336A
JPH07203336A JP33655893A JP33655893A JPH07203336A JP H07203336 A JPH07203336 A JP H07203336A JP 33655893 A JP33655893 A JP 33655893A JP 33655893 A JP33655893 A JP 33655893A JP H07203336 A JPH07203336 A JP H07203336A
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JP
Japan
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coupler
lens
projection unit
display device
fixing member
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JP33655893A
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Shigeru Mori
繁 森
Naoyuki Ogura
直之 小倉
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Hitachi Ltd
Hitachi Advanced Digital Inc
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Hitachi Image Information Systems Inc
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 安価にして、組立時あるいは調整時の作業
性、並びに長期間の使用に耐え得る信頼性・安全性に優
れた投写ユニット及びこれを用いた投写型表示装置を提
供する。 【構成】 カプラ10と、表示装置(投写管)20と、
レンズ素子30と、レンズ固定部材40と、パッキン5
0a,50bと、光学的透明液体60と、投写管押さえ
部材70と、レンズ鏡筒80とから、投写ユニットを構
成する。レンズ素子の鍔部3aとレンズ固定部材40と
の間に、表示装置を出てレンズ素子を通過する光線のう
ち、高コントラストの投写画像の形成に有害な光線を遮
蔽する光遮蔽部44を設ける。また、カプラの周壁11
aの外側に、当該カプラから漏出した光学的透明液体が
外部に飛散するのを防止するための外壁13を、全周に
わたって張り出す。さらに、レンズ固定部材に、前記レ
ンズ鏡筒を係合して前記カプラ側に押圧する複数の係止
爪42を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、陰極線管や液晶表示装
置等の比較的小形の表示画像をレンズで拡大投写する投
写ユニット及びそれを用いた投写型表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】比較的小形な表示装置の映像をレンズで
拡大投写する、いわゆる投写型表示装置は、光学技術、
回路技術、生産技術等の進歩により年々性能が向上して
いる。特に、投写ユニットを構成する表示装置と投写レ
ンズとカプラとで囲まれた空間内に光学的透明液体を充
填する方法の開発により、コントラスト、明るさの性能
が格段に向上した。
【0003】図7に、従来より知られているこの種の投
写ユニットの一例を示す。この図において、1はカプ
ラ、2は表示装置である投写管、3は投写レンズを構成
するレンズ素子、4はレンズ鏡筒を示している。カプラ
1は、開口端に鍔部1aを有する箱状に形成されてお
り、該鍔部1aを有する開口端が、投写管2の投写面に
第1のパッキン5aを介して取付けられる。投写管2と
しては、例えば陰極線管や液晶表示装置等の比較的小形
の表示装置が用いられる。レンズ素子3は、その開口側
の外周に張り出された鍔部3aをカプラ1に当接し、該
鍔部3aの他面側を一端がカプラ1にねじ止めされたレ
ンズ固定部材6にて押圧することによって、カプラ1に
取付けられる。図中の符号7aは、レンズ固定部材4を
カプラ1に取付けるためのねじを示す。前記レンズ素子
3に張り出された鍔部3aとカプラ1との間には、第2
のパッキン5bが介設される。また、このレンズ素子3
の開口端の周縁には、高コントラストの投写画像の形成
に有害な光線を遮蔽するための黒色塗装部8が設けられ
ている。前記カプラ1と投写管2とレンズ素子3とで構
成される空間内には、光学的透明液体9が充填される。
図中の符号10は、前記空間内に光学的透明液体9を注
入するための注入部を示す。なお、このカプラ1には、
光学透明液体9の圧力調整部も併せて設けられるが、本
発明の要旨ではないので、図示を省略する。レンズ鏡筒
4は、一方の開口端に脚部4aを有する筒状に形成され
ており、該脚部4aを有する一方の開口端が、ねじ7b
によってカプラ1の先端部に取付けられる。このレンズ
鏡筒4は、通常、合成樹脂によって作成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来の投写ユニ
ットには、下記の3つの解決すべき課題が有った。第1
は、レンズ鏡筒4の変形に伴う光学性能の低下や作業性
低下にかかわる課題である。レンズ鏡筒4をネジ7bで
締め付け固定する際に、脚部4aにねじ7bを締め付け
るための回転方向の外力が加わり、レンズ鏡筒4が変形
する。レンズ鏡筒4はレンズ組立体(図示せず)が嵌合
挿入されるものであり、上記変形によりその嵌合挿入が
困難になって作業性が悪化したり、或いは、レンズ鏡筒
4にあらかじめレンズ組立体を嵌合挿入した状態で脚部
4aをねじ7bで固定する場合にあっては、嵌合がきつ
くなってピント合わせが困難になり、結果として光学性
能の低下という不都合を生じていた。
【0005】第2は、コストアップにかかわる課題であ
る。レンズ素子3に黒色塗装部8を設ける際、レンズ素
子3の有効光線が通過する領域A内に塗装がかからない
ようにするため、レンズ素子3にマスキングを施す必要
があり、そのための治工具が必要であり、結果としてレ
ンズのコストアップになる。また、塗装ムラ等により有
害光線(反射等によってコントラスト等の性能低下をき
たす光線)を完全に遮蔽出来ず、その結果コントラスト
が不十分である原因でもあった。すなわち、投写管2か
ら放出される光は1万〜10万cd/m2 にも達するの
で、僅かな反射でコントラスト比が低下するが、黒色塗
装部8の塗装ムラを完全に防止することは事実上困難で
あり、画像のコントラスト不足を生じやすいという問題
がある。
【0006】第3は、信頼性にかかわる課題である。従
来の投写ユニットには、カプラ1から漏れ出した光学的
透明液体9が周囲に飛散するのを防止するための手段が
何ら施されておらず、万が一長期間使用している間にパ
ッキンの脆性疲労等により透明液体9が漏出した場合、
投写ユニットの周辺に配置された電気回路部品に透明液
体9が飛散して、故障の原因になりうる。
【0007】本発明の目的は、上記した従来技術の課題
を解決し、安価にして組立時あるいは調整時の作業性並
びに長期間の使用に耐え得る信頼性・安全性に優れた投
写ユニット及びこれを用いた投写型表示装置を提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、第1に、光学的透明液体を封入するカプ
ラと、該カプラの端面に固定した表示装置と、前記カプ
ラの前記表示装置が固定された側とは反対側の開口部に
封止部材を介して固定したレンズ素子と、前記レンズ素
子の鍔部を押圧するよう重ねられて前記カプラに固定さ
れるレンズ固定部材と、該レンズ固定部材の上から前記
カプラに固定されるレンズ鏡筒とからなる投写ユニット
において、前記表示装置を出て前記レンズ素子を通過す
る光線のうち、高コントラストの投写画像の形成に有害
な光線を遮蔽する光遮蔽部を、前記レンズ素子の鍔部と
前記レンズ固定部材との間に設けた。
【0009】また、第2に、同様の投写ユニットにおい
て、前記カプラの液体注入口及び液圧調整部が設けられ
た周壁の外側に、当該カプラから漏出した前記光学的透
明液体が外部に飛散するのを防止するための外壁を全周
にわたって張り出した。
【0010】第3に、同様の投写ユニットにおいて、前
記レンズ固定部材に、前記レンズ鏡筒を係合して前記カ
プラ側に押圧する複数の係止部を設けた。
【0011】
【作用】前記第1の手段によると、レンズ素子と別体の
光遮蔽部を前記レンズ素子の鍔部と前記レンズ固定部材
との間に設けるので、レンズ素子にマスキングを施す必
要がなく、投写ユニットの製造コストを低減できる。ま
た、本質的に光遮蔽部の塗装ムラということがあり得
ず、レンズ素子の全周にわたって均一な光遮蔽効果を付
与することができるので、鮮明な投写画像が得られる。
【0012】また、前記第2の手段によると、万が一カ
プラから光学的透明液体が漏れ出したとしても、その漏
れ出した光学的透明液体が外壁によって堰き止められ、
周囲への流出や飛散が防止されるので、故障の原因とな
る電気回路部品等への付着を防止できる。
【0013】さらに、前記第3の手段によると、係止部
による力は、レンズ鏡筒を光軸方向に押しつけるよう作
用し、ねじ止めのように不均一な捩じれ方向の外力が加
わらないので、レンズ鏡筒が変形しにくい。よって、レ
ンズ組立体の嵌合挿入が困難になって作業性が悪化した
り、レンズ組立体のピント合わせが困難になるという不
都合を生じにくく、光学性能の優れた投写ユニットを構
成できる。
【0014】
【実施例】図1ないし図4により、本発明の第1実施例
を説明する。図1は第1実施例に係る投写ユニットの分
解斜視図、図2は第1実施例に係る投写ユニットの組立
て状態の断面図、図3はレンズ鏡筒とカプラの相対位置
関係を示す平面図、図4はレンズ鏡筒とカプラの相対位
置関係を示す要部側面図である。
【0015】図1及び図2に示すように、本実施例の投
写ユニットは、カプラ10と、投写管20と、レンズ素
子30と、レンズ固定部材40と、前記カプラ10と投
写管20との間に介設される第1のパッキン50aと、
前記カプラ10とレンズ素子30との間に介設される第
2のパッキン50bと、カプラ10内に充填される光学
的透明液体60と、投写管押さえ部材70と、レンズ鏡
筒80とから主に構成されている。
【0016】カプラ10は、有底筒状の本体11と、該
本体11の開口端より外向きに張り出された鍔部12
と、該鍔部12より前記本体11の周壁の外側に起立さ
れた外壁13とを有している。前記本体11の周壁11
aの一部には、液体注入口14が開口されており、該液
体注入口14には、光学的透明液体60の注入後、第3
のパッキン14aを介して封止ねじ14bが螺合され
る。また、前記本体11の底壁11bの中央部分には、
光透過孔15が開設され、その周囲には、レンズ固定部
材40を締結するねじ16を螺合するためのねじ孔が開
設された第1のボス16aと、レンズ鏡筒80の回り止
め用のピン17を圧入するための穴が開設された第2の
ボス17aと、カプラ10内に充填された光学的透明液
体60の封入圧を調整する弾性部材18を取付けるため
の取付孔18aが設けられている。なお、前記鍔部12
より起立された外壁13は、前記液体注入口14又は弾
性部材取付孔18aから漏出した光学的透明液体60が
外部に飛散するのを防止するためのものであって、前記
本体11の全周にわたって起立される。また、このカプ
ラ10は、投写ユニットの軽量化のため、合成樹脂材料
にて形成することが望ましい。
【0017】レンズ固定部材40は、中央部にレンズ素
子30の開口部の内径にほぼ等しい直径の光透過孔41
を有する板状体をもって構成されており、四隅の前記第
2のボス17aと対応する位置に、レンズ鏡筒80を係
合するための係合爪42が形成されている。また、前記
第1のボス16aと対応する位置には、これを貫通可能
な透孔43が開設されている。このレンズ固定部材40
は、金属や合成樹脂など、所定の強度と剛性とを有する
材料によって形成される。
【0018】投写管押さえ部材70は、投写管20を係
合して、これを前記カプラ10に密着可能な枠状体をも
って構成される。
【0019】レンズ鏡筒80は、レンズ素子30の開口
部の外形よりもやや大径の筒状に形成されており、一端
部より4つの脚部81が外側に向けて放射状に突出形成
されている。また、前記4つの脚部81のそれぞれに
は、前記第2のボス17aと対応する位置に、ピン17
を挿通するための透孔82が開設されている。
【0020】その他、投写管20、レンズ素子30、前
記カプラ10と投写管20との間に介設される第1のパ
ッキン50a、前記カプラ10とレンズ素子30との間
に介設される第2のパッキン50b、それにカプラ10
内に充填される光学的透明液体60については、従来品
と同じであるので説明を省略する。
【0021】以下、実施例に係る投写ユニットの組立方
法について説明する。カプラ10に第1のパッキン50
aを装着し、その上から投写管20を載せ、カプラ10
と投写管押さえ部材70を互いに挟持して、カプラ10
に投写管20を固定する。次に、カプラ10に第2のパ
ッキン50bを装着し、その上からレンズ素子30、レ
ンズ固定部材40、それに光学的透明液体60の圧力調
整用の弾性部材18をこの順序で載せ、ねじ16を第1
のボス16aに螺合して、これらレンズ固定部材40、
レンズ素子30、圧力調整用弾性部材18、カプラ10
を一体化する。さらに、レンズ固定部材40に対してレ
ンズ鏡筒80を位置決めし、レンズ鏡筒80を回転させ
て、レンズ固定部材40に形成された係合爪42とカプ
ラ10に形成された第2のボス17aとで、レンズ鏡筒
80の脚部81を押圧して固定する。この時、レンズ鏡
筒80が軸周りに回転するようであれば、補助的に回転
防止用のピン17をレンズ鏡筒80の脚部81に開設さ
れた透孔82を通して、その先端部を前記第2のボス1
7aに開設された穴に嵌合することもできる。最後に、
液体注入口14から光学的透明液体60を注入し、第3
のパッキン14aと封止ねじ14bで封止する。
【0022】次に、図3及び図4を用いて、レンズ鏡筒
80の取付方法を更に詳しく説明する。図3で、実線は
レンズ鏡筒80の最終固定位置を、一点鎖線は固定前の
状態を示している。まず、カプラ10に対してレンズ鏡
筒80を図3の一点鎖線で示される位置に位置付け、レ
ンズ鏡筒80を時計周りに回転して、その脚部81をそ
れぞれレンズ固定部材40とその先端部に設けられた係
合爪42との間に係合する。この場合、レンズ鏡筒80
を回転したときに、脚部81が自動的に図3の実線で示
される所定の最終固定位置に停止されるように、カプラ
10の底壁11bに位置決めピン11cを予め突設して
おくこともできる。図4に示すように、レンズ鏡筒80
の脚部81の厚さh2 に対して、レンズ固定部材40と
その先端部に設けられた係合爪42との間隔h1 は、h
1<h2に形成される。本実施例では、レンズ固定部材4
を、厚みが1.6mmの鉄板にて作製し、h2−h1
0.1〜0.2mmとした。更に、脚部81の上角部に
は、係合爪42への嵌合をスム−ズにするため、テ−パ
部81aを形成した。尚、h2−h1の量は,レンズ固定
部材40の材質、厚みに応じて適宜選択することができ
る。一方、レンズ鏡筒80の回転をスム−スにするた
め、レンズ固定部材40をねじ止めする第1のボス16
aの高さH2を第2のボス17aの高さH1より低く形成
し、レンズ鏡筒80の端面とレンズ固定部材40の表面
間に隙間dを確保した。
【0023】次に、図5を用いて本発明の第2の実施例
を説明する。本例の投写ユニットは、レンズ素子30の
鍔部3aとレンズ固定部材40との間に、光遮蔽部を設
けたことを特徴とする。図5において、符号44はこの
光遮蔽部を示し、その他前出の図2と対応する部分に
は、それと同一の符号が表示されている。
【0024】光遮蔽部44は、可視光を吸収するような
ゴム、布、テ−プ等を所定の形状に加工した後、これを
レンズ固定部材40に貼り付けることによって形成する
こともできるし、また、レンズ固定部材40をアクリル
等の合成樹脂で形成する際に、インサ−ト成形等により
一体的かつ同時に形成することもできる。なお、光遮蔽
部44は、レンズ素子30の鍔部3aとなじみ性が良
く、該鍔部3aの表面に密着可能な弾性体又は柔軟材に
て形成することが望ましい。
【0025】図6に、前記の投写ユニットを用いた背面
投写形表示装置の一例を示す。この図において、91は
本発明に係る投写ユニット、92は光路折り返し用反射
ミラ−、93は透過型スクリ−ン、94は筐体、95は
電気回路部品を示している。本例の背面投写形表示装置
は、投写ユニット91から映出された映像光を光路折り
返し用ミラ−92にて反射し、透過型スクリ−ン93上
に拡大された映像を形成する。なお、透過型スクリ−ン
93上にカラー映像を形成する場合には、筐体94内に
赤色用、緑色用、赤色用の各投写ユニット91を紙面に
対して垂直の方向に配置し、各投写ユニット91から映
出された赤色用、緑色用、赤色用の映像光を光路折り返
し用ミラ−92で反射することによって、透過型スクリ
−ン93上に合成拡大されたカラ−映像を形成する。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、レ
ンズ固定部材にレンズ鏡筒を押圧する複数の係止部を設
け、かつ、該係止部とカプラの突起部とでレンズ鏡筒を
互いに押圧するようにしたので、従来のようにレンズ鏡
筒の脚部にねじの締め付けによる外力が加わらず、レン
ズ鏡筒が変形が防止される。よって、レンズ鏡筒内への
レンズ組立体の収納が容易になると共に、該レンズ組立
体のピント合わせが容易になり、結果として光学性能の
向上や組立て作業性が向上する。又、レンズ鏡筒を一定
方向に回転するだけでレンズ鏡筒の取付け固定ができる
ので、組立性及び分解性に優れ、廃家電性が良好になる
という効果がある。レンズ鏡筒やレンズ素子がアクリル
等のプラスチックで成形され軽量化されている場合にあ
っては特に有用である。
【0027】又、本発明によれば、レンズ固定部材とレ
ンズ素子の鍔部との間に、ゴム、布、或るいはテ−プ等
からなる光遮蔽部を設けたので、表示装置からの有害な
光線を完全に遮蔽・吸収することができ、反射光が表示
装置に戻ったり、そのままスクリ−ンの方に到達してコ
ントラスト比を低下させることがない。又、従来のよう
な塗装設備が不要になるばかりでなく、安全衛生、環境
衛生の点でも効果大である。
【0028】更に、本発明によれば、カプラの外周に、
液体注入部や圧力調整部から漏れだした光学的透明液体
の外部への流出を防止するための外壁を設けたので、仮
にカプラから光学的透明液体が漏出した場合にも、周辺
の電気回路部品に当該光学的透明液体が飛散せず、安全
性・信頼性の高い製品が実現出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係る投写ユニットの分解斜視図で
ある。
【図2】第1実施例に係る投写ユニットの組立て状態の
断面図である。
【図3】第1実施例に係る投写ユニットのレンズ鏡筒と
カプラの相対位置関係を示す平面図である。
【図4】第1実施例に係る投写ユニットのレンズ鏡筒と
カプラの相対位置関係を示す要部側面図である。
【図5】第2実施例に係る投写ユニットの組立て状態の
断面図である。
【図6】投写形表示装置の一例を示す断面図である。
【図7】従来例に係る投写ユニットの組立て状態の断面
図である。
【符号の説明】
10 カプラ 11a 周壁 13 外壁 20 投写管 30 レンズ素子 3a 鍔部 40 レンズ固定部材 44 光遮蔽部 50a,50b パッキン 60 光学的透明液体 70 投写管押さえ部材 80 レンズ鏡筒 91 投写ユニット 92 反射ミラ− 93 透過型スクリ−ン 94 筐体 95 電気回路部品

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学的透明液体を封入するカプラと、該
    カプラの端面に固定した表示装置と、前記カプラの前記
    表示装置が固定された側とは反対側の開口部に封止部材
    を介して固定したレンズ素子と、前記レンズ素子の鍔部
    を押圧するよう重ねられて前記カプラに固定されるレン
    ズ固定部材と、該レンズ固定部材の上から前記カプラに
    固定されるレンズ鏡筒とからなる投写ユニットにおい
    て、前記表示装置を出て前記レンズ素子を通過する光線
    のうち、高コントラストの投写画像の形成に有害な光線
    を遮蔽する光遮蔽部を、前記レンズ素子の鍔部と前記レ
    ンズ固定部材との間に設けたことを特徴とする投写ユニ
    ット。
  2. 【請求項2】 光学的透明液体を封入するカプラと、該
    カプラの端面に固定した表示装置と、前記カプラの前記
    表示装置が固定された側とは反対側の開口部に封止部材
    を介して固定したレンズ素子と、前記レンズ素子の鍔部
    を押圧するよう重ねられて前記カプラに固定されるレン
    ズ固定部材と、該レンズ固定部材の上から前記カプラに
    固定されるレンズ鏡筒とからなる投写ユニットにおい
    て、前記カプラの液体注入口及び液圧調整部が設けられ
    た周壁の外側に、当該カプラから漏出した前記光学的透
    明液体が外部に飛散するのを防止するための外壁を、全
    周にわたって張り出したことを特徴とする投写ユニッ
    ト。
  3. 【請求項3】 光学的透明液体を封入するカプラと、該
    カプラの端面に固定した表示装置と、前記カプラの前記
    表示装置が固定された側とは反対側の開口部に封止部材
    を介して固定したレンズ素子と、前記レンズ素子の鍔部
    を押圧するよう重ねられて前記カプラに固定されるレン
    ズ固定部材と、該レンズ固定部材の上から前記カプラに
    固定されるレンズ鏡筒とからなる投写ユニットにおい
    て、前記レンズ固定部材に、前記レンズ鏡筒を係合して
    前記カプラ側に押圧する複数の係止部を設けたことを特
    徴とする投写ユニット。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれかに記
    載の投写ユニットにおいて、前記カプラを合成樹脂で形
    成したことを特徴とする投写ユニット。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項3のいずれかに記
    載の投写ユニットにおいて、前記レンズ固定部材を合成
    樹脂で形成したことを特徴とする投写ユニット。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし請求項3のいずれかに記
    載の投写ユニットにおいて、前記表示装置として液晶表
    示装置を用いたことを特徴とする投写ユニット。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載の投写ユニットにおい
    て、前記カプラの液体注入口及び液圧調整部が設けられ
    た周壁の外側に、当該カプラから漏出した前記光学的透
    明液体が外部に飛散するのを防止するための外壁を、全
    周にわたって張り出したことを特徴とする投写ユニッ
    ト。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載の投写ユニットにおい
    て、前記レンズ固定部材に、前記レンズ鏡筒を係合して
    前記カプラ側に押圧する複数の係止部を設けたことを特
    徴とする投写ユニット。
  9. 【請求項9】 請求項1に記載の投写ユニットにおい
    て、前記カプラの液体注入口及び液圧調整部が設けられ
    た周壁の外側に、当該カプラから漏出した前記光学的透
    明液体が外部に飛散するのを防止するための外壁を全周
    にわたって張り出すと共に、前記レンズ固定部材に、前
    記レンズ鏡筒を係合して前記カプラ側に押圧する複数の
    係止部を設けたことを特徴とする投写ユニット。
  10. 【請求項10】 請求項1、請求項7、請求項8、請求
    項9のいずれかに記載の投写ユニットにおいて、前記光
    遮蔽部を、前記レンズ素子の鍔部に密着可能な弾性体又
    は柔軟材にて形成したことを特徴とする投写ユニット。
  11. 【請求項11】 請求項1、請求項2、請求項3、請求
    項7、請求項8、請求項9のいずれかに記載の投写ユニ
    ットを、1ないし複数個用いたことを特徴とする投写型
    表示装置。
JP33655893A 1993-12-28 1993-12-28 投写ユニット及びこれを用いた投写型表示装置 Pending JPH07203336A (ja)

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JP33655893A JPH07203336A (ja) 1993-12-28 1993-12-28 投写ユニット及びこれを用いた投写型表示装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100418509B1 (ko) * 2001-06-01 2004-02-11 삼성테크윈 주식회사 차광틀을 구비한 렌즈 배럴
KR100672507B1 (ko) * 2004-05-20 2007-01-24 엘지전자 주식회사 Crt프로젝션 tv의 커플러구조

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