JPH07202298A - ファイバ・レーザ - Google Patents

ファイバ・レーザ

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JPH07202298A
JPH07202298A JP6304030A JP30403094A JPH07202298A JP H07202298 A JPH07202298 A JP H07202298A JP 6304030 A JP6304030 A JP 6304030A JP 30403094 A JP30403094 A JP 30403094A JP H07202298 A JPH07202298 A JP H07202298A
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fiber
polarization
polarization state
laser
rotator
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JP6304030A
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English (en)
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Kok-Wai Chang
コク・ワイ・チャン
David K Donald
デイヴィッド・ケイ・ドナルド
Hong Lin
ホン・リン
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 偏光状態の調整が不要で、短い光パルスを発
生できるファイバ・レーザを提供する。 【構成】 光路を形成する第1、第2の反射ミラー5
0、52に近接して第1、第2の45°ファラデ回転子
56、60を設け、偏光ビーム分光器76からの光線を
第2の45°ファラデ回転子60で45°偏光させ、単
一モード・ファイバ74、Erドープ・ファイバ72を経
て、第1の反射ミラー50で反射した光線を第1の45
°ファラデ回転子56で偏光状態を−45°変化させ、
第2の45°ファイバ回転子60で再反射させ、増幅器
58から光線がパルス発生促進装置54の方向に伝播す
る進路で第2の45°ファラデ回転子60により、光線
を再度最初の偏光状態に戻し、その光線が、偏光ビーム
分光器76を通過し、パルス発生促進装置54で受動的
モード引込みを促進し、ピコ秒に近い光パルスを発生す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般にレーザに関し、
特に偏光に左右されないファイバ・レーザに関する。
【0002】
【従来の技術】レーザはレーザ光線の可干渉性が高く、
帯域幅が広く、又、レーザ光線を集束することが簡単で
あることから、その発見以来、遠隔通信の課題を解決す
る手段であるとみられてきた。レーザ光線と光ファイバ
は通信産業でますます重要になってきている。アインシ
ュタインの原理(1917年)と最初のレーザの構成
(1960年)とのギャップの理由が、装置の欠如であ
ったと同様に、遠隔通信でレーザを最大限に利用するこ
とは、核心となる技術開発が実現されるまでは理論的な
段階に留まっている。
【0003】レーザ( Light Amplification through S
timulated Emission of Radiation:放射刺激発射による
光増幅)は連続的な、又はパルス式の発射が可能であ
る。パルス発射を生成するには2つの方法があり、それ
は利得スイッチ・レーザと、モード引込みレーザであ
る。利得スイッチ・レーザはミリ秒からマイクロ秒の短
い光パルスを供給できることは公知である。モード引込
みレーザは、ピコ秒又はそれ未満の、より短い光パルス
を生成することができる。
【0004】光ファイバ通信システムの時間応答を試験
するための短い光パルスを生成するために、モード引込
みYAG (yttrium aluminum garnet: イットリウム・ア
ルミニウム・ガーネット)又はYIF に基づく大型のレー
ザ・システムが使用されている。時間応答は情報を伝送
する最大速度に関連するものである。遠隔通信システム
の速度が高まると、ピコ秒に近い試験パルス発生源に対
する必要性も高まってくる。
【0005】エルビウム・ドープ・ファイバが市販され
るようになったので、これが能動的、受動的なモード引
込みレーザ内で短い光パルスを生成するための好適な利
得媒体となってきている。従って、技術上の向上が、遠
隔通信システムの時間応答を試験し、且つ高いデータ速
度で反復パルスを生成するためのレーザ・パルス源を生
成する上での進展に寄与している。しかし、最適なレー
ザーの活動を維持するために不可欠である、単偏光状態
を保持することができるレーザには未だに技術上の障壁
がある。
【0006】光線の偏光状態は光波の2つの振動場の振
幅と位相の関係によって説明できる。一般に、レーザ又
はファイバ・レーザからの出力は、高度の偏光を伴う良
好に限定された単偏光状態を有している。この出力光線
が等方性媒体(すなわち複屈折がない媒体−光線が双方
の軸に沿って同じ速度で進行する)内を伝搬すると、偏
光状態は変化しない。しかし、光線が異方性(複屈折)
媒体の複屈折軸に沿って進行しない場合は、出力の偏光
状態が変化する。単モードファイバの固有複屈折は極め
て僅かであることが知られているものの、(例えば曲
げ、温度変化に起因する)外部摂動に対して弱く、その
結果、複屈折状態が変化し、偏光状態の結果が変化す
る。
【0007】ファイバ・レーザ空洞内部では、外部から
誘発される前記の複屈折によって、作用が小さい場合で
も出口、もしくは出力偏光状態が変化し、作用が大きい
場合はレーザの活動全体が停止してしまう。ファイバ・
レーザを最適なレーザ状態に維持するため、内部調整可
能な偏光制御素子が必要である。それには継続的な監視
と調整が必要である。単モードファイバ内の偏光状態を
常時調整する必要がない、偏光に左右されないファイバ
・レーザが必要とされている。
【0008】継続的な偏光の調整を必要としない、良好
に限定されたパルスを得る試みはこれまで成功しなかっ
た。現在は、単周波リング・レーザのファイバ・レーザ
空洞内部、及び能動的、受動的にモード引込みされたピ
コ秒単位のファイバ・レーザ内部の偏光状態を調整する
ためには偏光制御装置が必要である。
【0009】偏光の調整が必要である理由は、外部環境
の変化によって偏光複屈折の状態が変化し、一方、それ
によって偏光状態が変化するからである。単モード・フ
ァイバ内の複屈折の変化に起因する偏光状態の変化は、
それによって振幅と位相の関係も変化することを意味す
る。
【0010】単パス・ビームの偏光状態に対する光の複
屈折作用を除去する構成は既に報告されている。「Mart
inelli」(マーチネリ)著「A Universal compensator
forPolarization Changes Induced By Birefringence o
n a Retracing Beam (引戻しビームの複屈折に誘発さ
れる偏光状態の変化に対する汎用の補償装置)」「Opti
cs Communications 」(光通信誌)、72巻、6号、3
41−344ページ、1989年刊)を参照されたい。
図33に示されたこの装置は、ミラー14に追従する4
5°のフアラデ回転子12によって誘導される対称性に
基づいて動作するものである。入力及び出力ビーム1
6,18の入口及び出口の偏光状態は直交になり、任意
複屈折材料20には影響されない。任意複屈折材料20
は入力ビーム12の周知の偏光状態を、任意に楕円偏光
された未知の偏光状態22へと変化させる。
【0011】45°フアラデ回転子は任意に楕円偏光さ
れた光ビーム22の長軸を、その楕円性と左右の旋性
(右回り又は左回り)を損なわずに、新たな偏光状態2
4へと回転させる。ミラー14は、楕円偏光されたビー
ムの楕円性と、長軸の配向に影響を及ぼさずに、反射ビ
ーム26の左右の旋性を右回りから左回り(又は左回り
から右回り)へと変化させる。45°フアラデ回転子は
楕円偏光されたビーム26の左右の旋性(左回り又は右
回り)と楕円性を変化させずに、前記ビームの主軸を更
に45°回転させて、、入力ビーム16の任意楕円偏光
状態と直交する出力ビーム18の直交偏光状態28へと
変化させる。
【0012】直交に偏光した反射ビーム28が任意複屈
折材料20を通ると、ビームは入力ビーム16と比較す
ると反対の複屈折を生じ、入力ビーム16に誘発された
複屈折を相殺する。複屈折の相殺によって、任意複屈折
材料20の高速軸と低速軸が実際に切り換わり、任意複
屈折材料20によって入力ビーム16に誘発された複屈
折作用が元に戻る。その結果、出力、もしくは出口偏光
18は依然として良好に限定されているが、周知の入
力、もしくは入口ビーム16の偏光状態とは直交の状態
になる。
【0013】要約すると、上記のことは次のことを意味
する。すなわち、 a )直線的に偏光された入力ビームの場合、出力偏光状
態は、その偏光軸が90°回転して、直線的に偏光され
た状態に留まる。 b )円形に偏光された入力ビームの場合(右回り、又は
左回り)、出力偏光状態は、反対の左右の旋性(左回
り、又は右回り)で円形に偏光された状態に留まる。 c )楕円形に偏光された入力ビームの場合、出力偏光状
態は、長軸が90°回転して、左右の旋性が逆になり、
楕円性は変化しないまま、楕円偏光状態に留まる。 45°ファラデー回転子がないと、入力偏光に対する、
(任意材料20を通過し、ミラー14によって反射さ
れ、任意媒体を2度目に通過した後の)出力偏光状態1
8の関係は良好に限定されたものではなく、不規則なも
のとなり、外部環境の変化と共に変化する。従って、4
5°ファラデ回転子を付加することによって、入力と出
力の偏光状態の間に持続的な、良好に限定された関係が
生ずる。
【0014】複屈折を相殺するためにファラデ回転子を
使用するこの原理は、Duling(デューリング)とEsman
(エスマン)によって、45°ファラデ回転子とミラー
とを利用した直線入力について記述した最近の論文で採
用されている。その結果得られる出力は、入力に対して
直交であり、出力の振幅は増大する。デューリング、エ
スマン共著「A Single Doped Er-Doped Fiber Amplifie
r (単ドープ、Erドープ・ファイバ増幅器)」(199
2年度レーザ及び電子光学会議、CPD 28−1/60、
デューリング、エスマン、1992年刊)を参照された
い。
【0015】図34に示すように、デューリング他は偏
光分光器30と、標準の(市販の)エリビウム・ドープ
・ファイバ32と、ファラデ回転子ミラー34とから構
成された単偏光ファイバ増幅器を報告している。光線は
その光路を戻る際に、どの地点でも最初の通過光路と直
交であり、反射時には直線である。偏光保持(PM)ファ
イバからの、水平に直線的に偏光された光線は、ポート
1から偏光分光器30を経て、非偏光状態を維持するエ
ルビウム・ドープ・ファイバ32へと入力される。次に
光線は、2回目の通過のためにファラデ回転子34から
エルビウム・ドープ・ファイバ32を経て再反射され
る。その光路を戻る際に、2回目に通過する光線の偏光
状態はどの地点でも、1回目に通過した光線の偏光状態
に対して直交であり、その光線が偏光ビーム分光器30
を経て出口ポート2へとでる際に、垂直に直線的に偏光
される。
【0016】デューリングは更に、この単偏光ファイバ
増幅器に基づいて構成できる2つのレーザ構造を記載し
ている。図35は、ファイバの複屈折に左右されない持
続波(CW)レーザ作用を生成するために、付加的なミラ
ー36と格子38とを使用した狭い線幅を示している。
このレーザ空洞内では、レーザ作用を持続するために、
ファラデ回転子34の他に、2つの反射ポートが必要で
ある。
【0017】デューリングは更に、線幅が狭い、インラ
イン・ファイバ・レーザを構成するため、偏光維持ファ
イバ40の他に、単周波、単偏光ファイバ進行波増幅器
を使用することも明らかにしている(図36参照)。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】要約すると、デューリ
ングは単偏光ファイバ増幅器を使用した2つのCWレーザ
を開示している。このように、ファイバ・レーザ内の複
屈折を相殺するために、これまでは単一のファラデ回転
子が使用されてきた。しかし、偏光状態を制御するため
に継続的な同調と調整を必要とせず、レーザの作用を最
適にするパルスが極めて短いファイバ・レーザに対する
必要性が依然として残されている。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は、ファイバ・レ
ーザ空洞内での偏光状態を調整する必要がないパルス式
ファイバ・レーザを提供するものである。調整が必要な
い理由は、ファイバ・レーザ空洞内の複屈折作用が補償
されるからである。このように、単一のモード引込みフ
ァイバ・レーザは単偏光状態のレーザの活動を支援し、
偏光制御装置の必要がない。
【0020】偏光制御装置は、レーザ内の増幅ファイバ
の両端に2つの45°ファラデ回転子ミラーを配置する
ことによって必要なくなる。ファラデー回転子ミラーは
ファイバ内の複屈折を相殺し、空洞内での往復損が最小
である、単偏光状態のレーザ活動が可能になる。ファイ
バ・レーザ空洞内での偏光に起因する損失がない場合、
レーザを強制的に単偏光状態で機能せしめるために、レ
ーザ空洞の一端に直線偏光子又は偏光ビーム分光器が使
用される。
【0021】短い光パルスを生成を促進するため、レー
ザ空洞の一端に、振幅依存性損失の手段が使用される。
更に、モード引込みパルスは順方向と逆方向で直交偏光
状態を有しているので、レーザは複光路利得が得られる
という利点を有している。
【0022】本発明の他の諸相と利点は、本発明の代表
的な実施例として図解している添付図面を参照しつつ、
以下の詳細な説明から明らかになるであろう。
【0023】
【実施例】図1に示すように、本発明は偏光を調整する
必要なく、短い光パルスを発生するファイバ・レーザを
提供するものである。
【0024】本発明によるファイバ・レーザは、光路を
形成する反射面としての第1と第2の反射ミラー50,
52と、光路内に有り、パルス発生を促進する装置(以
下、パルス発生促進装置という)54(これは可飽和吸
光体、半導体増幅器、又は電子光学パルス又は振幅変調
器、又は同様に機能する装置でよい)と、光線を45°
回転させる役割を果たす光路内のファラデ回転子とし
て、第1の45°ファラデ回転子56と、この第1の4
5°ファラデ回転子56とは反対の増幅器58(光増幅
器)の端部に配置した、光路内の第2の45°ファラデ
回転子60とから構成されている。波長分割マルチプレ
クサ(以下、WDM という)カップラ62が、増幅器58
用の利得を供給するポンプ64と結合されている。出力
装置として機能する90:10ファイバ・カップラ66
が増幅器58に接続されて光路内に設けてある。更に、
光路内の、増幅器58の両端に一つづつ、第1と第2の
レンズ68,70が備えられている。増幅器58はWDM
カップラ62と、単モード・ファイバ(以下、SMF とい
う)74とに結合されたエルビウム・ドープ・ファイバ
(以下、Erドープ・ファイバという)72を備えてい
る。その他のドープ・ファイバ又はポンプ機構でもよ
い。
【0025】この構造は、2つの第1、第2の45°フ
ァラデ回転子56,60を受容して形成された直線空洞
の周囲の損失が最小である、単偏光状態のレーザ活動を
支援する。可飽和吸収体によって、受動的、又は能動的
モード引込みを促進する振幅依存性損失の手段が得られ
る。一般に、レーザが受動的にモード引込みされた場
合、レーザはピコ秒に近い、又はそれよりも短いパルス
を発生する。レーザは能動的なモード引込みを促進する
ため、ファイバ空洞内の位相を変調するために外部のRF
励振周波数を利用して能動的にモード引込みされること
ができる。それによって、10から20ピコ秒の間のパ
ルス掃引を伴うより高い反復速度を有するパルスを発生
できる。
【0026】ファイバ・レーザ空洞内に偏光依存性損失
がない場合、単偏光パルス発生を促進するため、第2の
45°ファラデ回転子60と、パルス発生促進装置54
との間に直線偏光子又は、偏光ビーム分光器76が配置
されている。
【0027】図2〜図7は、水平軸又は垂直軸のいずれ
かに設置された直線偏光子の配向によって規定される直
線偏光状態80を示している。第2の45°ファラデ回
転子60は、放射ビームが偏光子又は偏光ビーム分光器
から第2の45°ファラデ回転子60を通過する際に、
図3に示すように、偏光状態80を45°だけ新たな偏
光状態82へと変化させる。
【0028】再度図1を参照すると、第1の反射ミラー
50及びErドープ・ファイバ72と組合わせた、第1の
45°ファラデ回転子56の機能は、(第2の45°フ
ァラデ回転子から)入力され、45°回転された直線偏
光状態の利得を供給することと、第2の45°ファラデ
回転子の方向に再反射される際にその偏光状態84(図
6)を−45°だけ変化させることの双方である。光線
は第2の45°ファラデ回転子60によって再反射され
るため、ファイバ部分内部を第1回目に通過する光線の
偏光状態86は常に第2回目に通過する光線の偏光状態
88(図5)と直交であることに留意されたい。光線が
増幅器58から(可飽和吸収体でよい)パルス発生促進
装置54の方向に伝搬する進路で第2の45°ファラデ
回転子60を通過すると、第2の45°ファラデ回転子
60は光線を再び最初の偏光状態90(図7)に変化さ
せる。(すなわち、直線偏光子と平行な状態)従って、
光ビームは損失をこうむることなく、偏光子又は偏光ビ
ーム分光器76(図1)を通過する。可飽和吸収体、も
しくはその他のパルス発生促進装置54によって、構造
に応じて、受動的なモード引込み、又は能動式なモード
引込みを促進する振幅依存性損失の手段が得られる。一
般に、レーザが受動的にモード引込みされると、ピコ秒
に近い、又はそれよりも短いパルスが発生される。
【0029】レーザは能動的モード引込みを促進するた
め、ファイバ空洞内の損失または位相を変調するため
に、外部の無線周波数(RF)励振周波数を利用して能動
的にモード引込みされることができる。それによって、
パルス掃引速度が10から20ピコ秒の、より高い反復
速度を有するパルスが生成される。レーザは増幅器58
と第2の45°ファラデ回転子60との間に配された光
路内に位置する能動的モード引込み用の光線を調整する
ためのフィルタ92(図1)をも有していてもよい。
【0030】図8は偏光ファイバ(以下、PPF という)
94の付加的な部分が、第2の45°ファラデ回転子6
0と、増幅器の単モード・ファイバ74の部分との間の
空洞に挿入される、本発明の別の実施例を示している。
PPF 94の複屈折軸が水平に位置合わせされると、直線
偏光子、すなわち偏光ビーム分光器(以下、PBS とい
う)76の配向も水平軸は位置合わせされる。偏光保持
フィルタ94内に帰還する光量を調整し、且つ、偏光保
持ファイバ内に非直線的偏光回転を誘導するために、第
2の45°ファラデ回転子60とPBS76との間にゼ
ロ波、又は4分の1(以下、1/4という)波板96が
挿入される。
【0031】1/4波板96の複屈折軸の配向は、持続
波モードでのレイジングから、受動的にモード引込みさ
れたモードでのレージング、又は非レージング超発光モ
ードへとレーザ特性を変化させる。1/4波板96の複
屈折軸が直線偏光子、すなわちPBS 76と位置合わせさ
れると、レーザが持続波モードでレージングする際のフ
ァイバ・レーザ空洞の損失が最小限になり、その偏光状
態は図9〜図16に示したようにファイバ・レーザ空洞
を通して展開される。
【0032】第2の反射ミラー52から反射した光線は
直線偏光子であるPBS 76によって水平に偏光される。
水平に偏光された光ビーム98(図9)は、1/4波板
96の複屈折軸の一つも水平向きであるので、図10に
示すように、その偏光状態100を変化させずに1/4
波板96を通過する。ビームが第2のファラデ回転子6
0を通って進行すると、図11に示すように、その偏光
状態102は水平偏光状態から、45°直線偏光状態に
変化する。偏光保持ファイバの複屈折軸の一つも水平向
きであるので、45°直線偏光ビームは等しい電界量を
PPF ファイバの高速及び低速の複屈折軸の間に分光し、
その偏光状態は+45°直線偏光状態から、楕円偏光状
態(右回り又は左回り)、円形偏光状態(右回り又は左
回り)へと展開し、次に再び楕円偏光状態(左回り又は
右回り)、円形偏光状態(左回り又は右回り)へ、そし
てビームがPPF を通って単モード・ファイバへと伝搬す
ると、再び+45°直線偏光状態へと展開する。
【0033】光線が単モード・ファイバ部分74からEr
ドープ・ファイバ72の部分を通って第1の45°ファ
ラデ回転子56及び第1の反射ミラー50へと伝搬し続
けると、図12に示すように、偏光状態104は予測で
きない展開をみせる。(何故ならば、それは外部の影響
によって左右されるからである。)しかし、反射ビーム
が第1の反射ミラー50から第1の45°ファラデ回転
子56を通って復路を伝搬すると、図13に示すよう
に、その偏光状態106は、順方向、すなわち第1回目
の通過の入力光線の偏光状態104と直交になる。ビー
ムは引き続きErドープ・ファイバ72から、SMF 74と
PPF ファイバ94を通って伝搬して、その間中、直交状
態を保つ。従って、図14に示すように、PPF ファイバ
の出力部分での光線の偏光状態108は−45°の直線
偏光状態である。
【0034】第2の45°ファラデ回転子60の機能
は、−45°で直線偏光された反射光線の偏光状態10
8を、図15に示すように、水平偏光状態110へと回
転し戻すことである。何故ならば、この逆方向に進行す
る光線はその偏光状態を変化させずに再び1/4波板9
6を通過することができ、図16に示すように、光ビー
ム112を損失なく直線偏光子を通過できるからであ
る。
【0035】別の重要な要因は、逆方向伝搬する光線は
偏光保持ファイバの高速及び低速複屈折軸へと張り出さ
れる等量の電界を有していることである。従って、PPF
内では非直線偏光回転はなされない。このような条件の
下で、ファイバ・レーザの利得(増幅)部分が、レーザ
空洞内の損失を超えるのに充分な利得を供給した場合、
レーザは持続波モードでレージングを行う。
【0036】1/4波板(以下、QWP という)の複屈折
軸が直線偏光子に対して45°の角度で位置合わせされ
ると、ファイバ・レーザ空洞40の損失は最大になり、
空洞は出力部分で超発光ノイズを生じ、レージングを行
わない。その偏光状態は図17〜図24に示すように、
ファイバ・レーザ空洞を通して展開される。
【0037】水平向きの偏光子、もしくはPBS 76を通
して第2の反射ミラーから伝搬される図17に示すよう
に、放射光線114の偏光状態は、直線偏光子によって
水平に偏光される。水平に偏光した光ビームがQWP 96
を通過すると、その偏光状態114は円形(右回り又は
左回り)偏光状態116(図18)に変化する。ビーム
が第2の45°ファラデ回転子60を通る際には、その
偏光状態116は円形偏光状態118(図19)に留ま
る(右回り又は左回り)。円形偏光状態118はPPF フ
ァイバ94の高速と低速との複屈折軸の間で等量の電界
を分割し、ビームの偏光状態は円形偏光状態(右回り又
は左回り)から、楕円偏光状態(右回り又は左回り)へ
と、又、直線変形状態(−45° 又は+45°)へと
展開し、その後、楕円変形状態(左回り又は右回り)へ
と展開してから円形偏光状態(左回り又は右回り)へ
と、次に再び楕円変形状態(左回り又は右回り)へと展
開し、最後にビームがPPF から単モード・ファイバを通
って伝搬する際に再び円形偏光状態(右回り又は左回
り)へと戻る。
【0038】前述したように、SMF 部分の組合せと、Er
ドープ・ファイバ部分と、第145°のファラデ回転子
と、第1の反射ミラーの機能は、光ビームをPPF ファイ
バ部分に直交に図20に示す偏光状態120,図21に
示す偏光状態122を再反射させることにある。従っ
て、PPP の出力部分での図22に示す偏光状態124
は、円形偏光状態(左回り又は右回り)になる。円形偏
光光線、すなわち、偏光状態124のが第2の45°フ
ァラデ回転子60を通過してQWP 96に向かう時にはそ
の偏光状態は変化しない。しかし、QWP 96は反射光線
の偏光状態を図23に示す円形偏光状態(左回り又は右
回り)126から、図24に示すように、垂直偏光状態
128へと変化させる。従って、光線はPBS 76を通過
することができず、ビームの損失は最大となる。従っ
て、エルビウム・ドープ・ファイバの増幅部分は空洞に
利得をもたらすが、損失は克服するには大きすぎ、空洞
はレージングを行わない。
【0039】最後に、図25〜図32に示したように、
QWP 96の複屈折軸が直線偏光子、すなわちPBS 76に
対して0°と45°の間で回転、もしくは調整される
と、ファイバ・レーザ空洞はCWレージングの際の損失が
より大きくなる。しかし、10〜15°の近傍では、PP
F 内の非直線の回転偏光作用は強まり、著しく短い光パ
ルスを発生する空洞を探す受動モードを促進する。これ
は次のように説明できる。すなわち、第2の反射ミラー
52から水平向きの偏光子、すなわちPBS 76を通って
伝搬する光線の偏光状態130は直線偏光子によって水
平に偏光される。水平に偏光されたビームは10〜15
°回転したQWP 96を通過する。その偏光状態130
(図25)は楕円偏光状態(右回り又は左回り)132
(図26)へと変化し、その長軸は10〜15°回転す
る。第2の45°ファラデ回転子60は楕円偏光したビ
ームの偏光状態132の長軸を10〜15°から55〜
60°の偏光状態134(図27)に回転させる。
【0040】この楕円偏光ビームの偏光状態134は偏
光保持ファイバに入る。その偏光状態136(図2
8)、偏光状態138(図29)は前述の図20の偏光
状態120、図21の偏光状態122と同様に展開す
る。しかし、入力光線はその長軸が55〜60°の角度
で偏光されるので、高速及び低速軸へと張り出される電
界はもはや同一ではない。それによって、非直線偏光作
用が高まる。
【0041】反射ビームはPPF の出力において入力偏光
状態134と直交の偏光状態140(図30)を有して
いるものの、非直線偏光回転はその直交状態を変化させ
ることがある。非直線偏光がある場合、反射ビームの状
態は、その長軸が145〜150°だけ楕円偏光(左回
り又は右回り)した入力偏光状態と直交である。非直線
偏光が充分強い場合は、非直線作用は直交ビームの左右
の旋性を左/右回りの向きから、右/左回りの向きへと
反転させる。
【0042】この楕円偏光ビーム140が第2の45°
ファラデ回転子を通過すると、その長軸は190〜19
5°(これは10〜15°と等価である)回転した偏光
状態142(図31)へと更に45°回転する。非直線
作用がないと、その長軸が10〜15°の角度を向いた
楕円変形ビーム(左回り又は右回り)はQWP を通過し、
その偏光状態は直線偏光光線へと変化し、その偏光軸は
直線偏光子に対して20〜30°の角度を呈し、損失1
44(図32)を受ける。一方、左右の旋性を反転させ
る非直線作用によって、長軸が10〜15°の角度を向
いた楕円変形光線(右回り又は左回り)は、QWP を通過
する際にその偏光状態146(図32)を水平偏光状態
148(図32)に変化させられる。従って、非直線偏
光回転によって、ファイバ・レーザ空洞の損失は最小限
になり、空洞は受動的モード引込みを促進する。
【0043】基本的に、モード引込みされたレーザ空洞
を効率良く構成するのは、QWP の角度調整と連携した、
偏光保持ファイバ(PPF )の非直線作用の組合せであ
る。モード引込みされたレーザは可飽和吸収体(又は増
幅を促進するその他の素子)を含んでいない。むしろ、
モード引込みされたレーザはErトープ・ファイバからの
利得と、PPF に貢献する非直線偏光回転に依存してい
る。Erドーピングは増幅器として機能するので、それに
よって偏光保持ファイバ(PPF )の非直線特性が活用さ
せられる。従って、可飽和吸収体の増幅を促進する側面
は、偏光保持ファイバ(PPF )内の非直線作用によって
代用される。
【0044】可飽和吸収体、又はこれに類する機構が偏
光保持ファイバに加えてレーザ空洞に付加されると、そ
の結果、偏光に左右されず、受動的にモード引込みされ
る自己起動形レーザが得られる。
【0045】レーザは能動的モード引込みを促進するた
めに、ファイバ・レーザ空洞内で位相を変調する外部か
らの無線周波数(RF)励振周波数を利用して能動的にモ
ード引込みされることができる。能動的モード引込みに
よってパルス掃引速度が10から20ピコ秒の、より高
い反復速度が得られる。レーザは更に、光路内の増幅器
と第2の45°ファラデ回転子との間、又は光路内の別
の位置に配された能動的モード引込み用の光線を同調す
るフィルタ34を含んでいてもよい。
【0046】これまで本発明の特定の実施例を図示し、
説明してきたが、本発明は図示し、説明してきた特定の
形態、又は構成に限定されるものではなく、本発明の範
囲と趣旨から逸脱することなく種々の変更と修正が可能
である。特許請求項の範囲内で、本発明は図示し、説明
してきた態様以外にも実施することができる。
【0047】以上、本発明の各実施例について詳述した
が、ここで、各実施例の理解を容易にするために、各実
施例を要約して、以下に列挙する。
【0048】1. 双方の間に光路を形成する第1と第
2の反射面と、第1の反射面に隣接する、光路内のパル
ス発生装置と、パルス発生装置に近接する、光路内の第
1のファラデ回転子と、第2の反射面に近接する、光路
内の第2のファラデ回転子と、単一モード・ファイバと
ファラデ回転子間の環境に影響される複屈折を伴うドー
プ・ファイバとの組み合わせからなる光増幅器と、ドー
プ・ファイバの励振を介して利得が得られるように光増
幅器と結合されたポンプ・レーザと、レーザ光線に空洞
からの出口経路を供給する光増幅器と結合された出力カ
ップラとから構成されるファイバ・レーザである。
【0049】2. パルス発生装置と第1のファラデ回
転子との間の光路に配置された偏光子を更に備えたこと
を特徴とする上記1に記載のファイバ・レーザである。
【0050】3. 光路内の、光増幅器のそれぞれの端
部に配置された1対のレンズを更に備えたことを特徴と
する上記1に記載のファイバ・レーザである。
【0051】4. パルス発生装置がEr(エルビウム)
ドープ・ファイバを含んだことを特徴とする上記1に記
載のファイバ・レーザである。
【0052】5. パルス発生装置が半導体増幅器であ
ることを特徴とする上記1に記載のファイバ・レーザで
ある。
【0053】6. パルス発生装置が可飽和吸光体であ
ることを特徴とする上記1に記載のファイバ・レーザで
ある。
【0054】7. パルス発生装置がエレクトロ吸光変
調器であることを特徴とする上記1に記載のファイバ・
レーザである。
【0055】8. パルス発生装置が、LiNbO3
相変調器であることを特徴とする上記1に記載のファイ
バ・レーザである。
【0056】9. 光路内に更にフィルタを備えたこと
を特徴とする上記1に記載のファイバ・レーザである。
【0057】10. 光増幅器が、第2のファラデ回転
子とドープ・ファイバとに近接する偏光保持ファイバか
らなることを特徴とする上記1に記載のファイバ・レー
ザである。
【0058】11. ドープ・ファイバがエルビウム・
ドープ・ファイバであることを特徴とする上記9に記載
のファイバ・レーザである。
【0059】12. レーザ空洞内への光フィードバッ
クの量を調整するため、偏光子と第2のファラデ回転子
との間に挿入された四分の一波長板を更に備えたことを
特徴とする上記10に記載のファイバ・レーザである。
【0060】13. 線形偏光子の偏光軸を偏光保持フ
ァイバの複屈折軸と位置合わせしたことを特徴とする上
記10に記載のファイバ・レーザである。
【0061】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、光路を
形成する第1、第2の反射面に近接して第1、第2のフ
ァラデ回転子を設けて、ファイバ・レーザ空洞内の複屈
折作用を補償するようにしたので、ファイバ・レーザ空
洞内での偏光状態を調整する必要がなくなり、したがっ
て、偏光制御装置が不要となる。また、ファイバ・レー
ザ空洞内の複屈折を相殺することにより、ファイバ・レ
ーザ空洞内での往復損が最小となり、単偏光状態でのレ
ーザ活動が可能となる。さらに、第1の反射面に近接し
てパルス発生装置を設け、第1のファラデ回転子からの
反射光を第2のファラデ回転子で再反射させ、単一モー
ド・ファイバを1回目に通過する光線と2回目に通過す
る光線の偏光状態を直交させることにより、受動的モー
ド引込みまたは能動的モード引込みを促進させる振幅依
存性損失の手段が得られ、短い光パルスを得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のファイバ・レーザの推奨実施例の概略
図である。
【図2】図1に示した本発明のファイバ・レーザの構成
で生ずる偏光状態の展開を示した説明図である。
【図3】図1に示した本発明のファイバ・レーザの構成
で生ずる偏光状態の展開を示した説明図である。
【図4】図1に示した本発明のファイバ・レーザの構成
で生ずる偏光状態の展開を示した説明図である。
【図5】図1に示した本発明のファイバ・レーザの構成
で生ずる偏光状態の展開を示した説明図である。
【図6】図1に示した本発明のファイバ・レーザの構成
で生ずる偏光状態の展開を示した説明図である。
【図7】図1に示した本発明のファイバ・レーザの構成
で生ずる偏光状態の展開を示した説明図である。
【図8】本発明のファイバ・レーザの別の実施例の概略
図である。
【図9】1/4波板が0°の角度にある、図8に示した
実施例で生ずる偏光状態の展開を示した説明図である。
【図10】1/4波板が0°の角度にある、図8に示し
た実施例で生ずる偏光状態の展開を示した説明図であ
る。
【図11】1/4波板が0°の角度にある、図8に示し
た実施例で生ずる偏光状態の展開を示した説明図であ
る。
【図12】1/4波板が0°の角度にある、図8に示し
た実施例で生ずる偏光状態の展開を示した説明図であ
る。
【図13】1/4波板が0°の角度にある、図8に示し
た実施例で生ずる偏光状態の展開を示した説明図であ
る。
【図14】1/4波板が0°の角度にある、図8に示し
た実施例で生ずる偏光状態の展開を示した説明図であ
る。
【図15】1/4波板が0°の角度にある、図8に示し
た実施例で生ずる偏光状態の展開を示した説明図であ
る。
【図16】1/4波板が0°の角度にある、図8に示し
た実施例で生ずる偏光状態の展開を示した説明図であ
る。
【図17】1/4波板が45°の角度にある、図8に示
した実施例で生ずる偏光状態の展開を示した説明図であ
る。
【図18】1/4波板が45°の角度にある、図8に示
した実施例で生ずる偏光状態の展開を示した説明図であ
る。
【図19】1/4波板が45°の角度にある、図8に示
した実施例で生ずる偏光状態の展開を示した説明図であ
る。
【図20】1/4波板が45°の角度にある、図8に示
した実施例で生ずる偏光状態の展開を示した説明図であ
る。
【図21】1/4波板が45°の角度にある、図8に示
した実施例で生ずる偏光状態の展開を示した説明図であ
る。
【図22】1/4波板が45°の角度にある、図8に示
した実施例で生ずる偏光状態の展開を示した説明図であ
る。
【図23】1/4波板が45°の角度にある、図8に示
した実施例で生ずる偏光状態の展開を示した説明図であ
る。
【図24】1/4波板が45°の角度にある、図8に示
した実施例で生ずる偏光状態の展開を示した説明図であ
る。
【図25】1/4波板が10°と15°の間の角度にあ
り、信号出力が高い効果を有する図8に示した実施例で
生ずる偏光状態の展開を示した説明図である。
【図26】01/4波板が10°と15°の間の角度に
あり、信号出力が高い効果を有する図8に示した実施例
で生ずる偏光状態の展開を示した説明図である。
【図27】1/4波板が10°と15°の間の角度にあ
り、信号出力が高い効果を有する図8に示した実施例で
生ずる偏光状態の展開を示した説明図である。
【図28】1/4波板が10°と15°の間の角度にあ
り、信号出力が高い効果を有する図8に示した実施例で
生ずる偏光状態の展開を示した説明図である。
【図29】1/4波板が10°と15°の間の角度にあ
り、信号出力が高い効果を有する図8に示した実施例で
生ずる偏光状態の展開を示した説明図である。
【図30】1/4波板が10°と15°の間の角度にあ
り、信号出力が高い効果を有する図8に示した実施例で
生ずる偏光状態の展開を示した説明図である。
【図31】1/4波板が10°と15°の間の角度にあ
り、信号出力が高い効果を有する図8に示した実施例で
生ずる偏光状態の展開を示した説明図である。
【図32】1/4波板が10°と15°の間の角度にあ
り、信号出力が高い効果を有する図8に示した実施例で
生ずる偏光状態の展開を示した説明図である。
【図33】従来のレーザ装置の構成の出口での偏光状態
の概略図である。
【図34】従来のレーザ装置における単モード偏光ファ
イバ増幅器の概略図である。
【図35】従来技術のレーザ装置の概略図である。
【図36】従来技術の別のレーザ装置の概略図である。
【符号の説明】
50 第1の反射ミラー 52 第2の反射ミラー 54 パルス発生促進装置 56 第1の45°ファラデ回転子 58 増幅器 60 第2の45°ファラデ回転子 62 波長分割マルチプレクサ・カプラ 64 ポンプ 66 ファイバ・カプラ 68 第1のレンズ 70 第2のレンズ 72 Erドープ・ファイバ 74 単一モード・ファイバ(SMF) 76 偏光ビーム分光器 92 フイルタ 94 偏光ファイバ(PPF) 96 1/4波板(QWP)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 双方の間に光路を形成する第1と第2の
    反射面と、 第1の反射面に隣接する、光路内のパルス発生装置と、 パルス発生装置に近接する、光路内の第1のファラデ回
    転子と、 第2の反射面に近接する、光路内の第2のファラデ回転
    子と、 単一モード・ファイバとファラデ回転子間の環境に影響
    される複屈折を伴うドープ・ファイバとの組み合わせか
    らなる光増幅器と、 ドープ・ファイバの励振を介して利得が得られるように
    光増幅器と結合されたポンプ・レーザと、 レーザ光線に空洞からの出口経路を供給する光増幅器と
    結合された出力カップラとから構成されるファイバ・レ
    ーザ。
JP6304030A 1993-12-09 1994-12-07 ファイバ・レーザ Pending JPH07202298A (ja)

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US08/164,336 US5448579A (en) 1993-12-09 1993-12-09 Polarization independent picosecond fiber laser
US164-336 1993-12-09

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