JPH072001A - シートアジャスタ - Google Patents
シートアジャスタInfo
- Publication number
- JPH072001A JPH072001A JP24296491A JP24296491A JPH072001A JP H072001 A JPH072001 A JP H072001A JP 24296491 A JP24296491 A JP 24296491A JP 24296491 A JP24296491 A JP 24296491A JP H072001 A JPH072001 A JP H072001A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- locking means
- seat
- lock
- equalizing wire
- operating lever
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Seats For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 左右のロック手段間を繋ぐイコライジングワ
イヤが、ロック手段のハーフラッチ時においてもたるま
ない構造のシートアジャスタを提供すること。 【構成】 床面に固定されたロアレール6a,6bと、
該ロアレール6a,6bに沿って摺動するアッパレール
7a,7bと、該アッパレール7a,7bの摺動を係止
するロック手段8a,8bと、該ロック手段8aの係止
を解除する操作レバー9と、該操作レバー9のフルスト
ローク時のストッパを兼ねた取付フック10と、該取付
フック10に装着され、前記操作レバー9の動きを他方
のロック手段8bに伝えるイコライジングワイヤ11と
を備えたシートアジャスタ4において、上記イコライジ
ングワイヤの取付フック10を、断面L字形状のものと
すると共に、該断面形状に沿って長穴13を穿設し、該
長穴13にイコライジングワイヤ11の端部に形成した
縦長のリング部11aを移動可能に装着した。
イヤが、ロック手段のハーフラッチ時においてもたるま
ない構造のシートアジャスタを提供すること。 【構成】 床面に固定されたロアレール6a,6bと、
該ロアレール6a,6bに沿って摺動するアッパレール
7a,7bと、該アッパレール7a,7bの摺動を係止
するロック手段8a,8bと、該ロック手段8aの係止
を解除する操作レバー9と、該操作レバー9のフルスト
ローク時のストッパを兼ねた取付フック10と、該取付
フック10に装着され、前記操作レバー9の動きを他方
のロック手段8bに伝えるイコライジングワイヤ11と
を備えたシートアジャスタ4において、上記イコライジ
ングワイヤの取付フック10を、断面L字形状のものと
すると共に、該断面形状に沿って長穴13を穿設し、該
長穴13にイコライジングワイヤ11の端部に形成した
縦長のリング部11aを移動可能に装着した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シートアジャスタ、特
に左右のロック手段間を繋ぐイコライジングワイヤの取
付フックの構造に関する。
に左右のロック手段間を繋ぐイコライジングワイヤの取
付フックの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、シートを前後方向の任意の位
置で固定できるように構成した、シートアジャスタが存
在する。
置で固定できるように構成した、シートアジャスタが存
在する。
【0003】この様なシートアジャスタは、図8及び図
9に示したように、床面に各々固定された左右一対のロ
アレール101a,101bと、シートに固着され前記
ロアレール101a,101bに沿って摺動する左右一
対のアッパレール102a,102bと、該アッパレー
ル102a,102bの摺動を係止する各々のアッパレ
ールに設けられたロック手段103a,103bと、該
ロック手段103a,103bの係止を解除するいずれ
か一方のロック手段103aに設けられた操作レバー1
04と、該操作レバー104のフルストローク時のスト
ッパを兼ねた取付フック105と、該取付フック105
に装着され、前記操作レバー104の動きを他方のロッ
ク手段103bに伝えるイコライジングワイヤ106と
から構成されたものである。
9に示したように、床面に各々固定された左右一対のロ
アレール101a,101bと、シートに固着され前記
ロアレール101a,101bに沿って摺動する左右一
対のアッパレール102a,102bと、該アッパレー
ル102a,102bの摺動を係止する各々のアッパレ
ールに設けられたロック手段103a,103bと、該
ロック手段103a,103bの係止を解除するいずれ
か一方のロック手段103aに設けられた操作レバー1
04と、該操作レバー104のフルストローク時のスト
ッパを兼ねた取付フック105と、該取付フック105
に装着され、前記操作レバー104の動きを他方のロッ
ク手段103bに伝えるイコライジングワイヤ106と
から構成されたものである。
【0004】上記構造のシートアジャスタをスライドさ
せる場合には、図10に示した様に、操作レバー104
を上方に回動し、ロック手段103aの係止を解除させ
ると共に、該操作レバー104の動きをイコライジング
ワイヤ106によって他方のロック手段103bに伝
え、該ロック手段103bの係止も解除する。この状態
でシートを所定の位置にスライドさせ、その後、操作レ
バー104から手を放すと、それぞれのロック手段10
3a,103bに設けられた、該ロック手段103a,
103bを各々係止方向に付勢するバネ(図示せず)の
作用により、図9に示したロック状態に再び戻り、シー
トが床面に対し固定される。
せる場合には、図10に示した様に、操作レバー104
を上方に回動し、ロック手段103aの係止を解除させ
ると共に、該操作レバー104の動きをイコライジング
ワイヤ106によって他方のロック手段103bに伝
え、該ロック手段103bの係止も解除する。この状態
でシートを所定の位置にスライドさせ、その後、操作レ
バー104から手を放すと、それぞれのロック手段10
3a,103bに設けられた、該ロック手段103a,
103bを各々係止方向に付勢するバネ(図示せず)の
作用により、図9に示したロック状態に再び戻り、シー
トが床面に対し固定される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た構造のシートアジャスタにおては、シートの前後方向
の若干の位置ズレにより、図11に示したように、ロッ
ク手段103bのみが係合すべきロアレール101b側
のロック孔(図示せず)に入り込まず、ハーフラッチの
状態になる場合(同期不良と呼ばれる現象)がある。こ
の場合、イコライジングワイヤ106の取り付け間の距
離L2は、正常な状態の距離L1(図9及び図10の状
態)より短くなり、その分イコライジングワイヤ106
は、図12に示したようにその中央付近が下方にたわむ
事となり、異物Xが存在する場合には、該異物Xにたわ
んだワイヤ106が引っ掛かり、シートのスライドが不
能となると共に、シートのロックが出来ない場合が存在
した。
た構造のシートアジャスタにおては、シートの前後方向
の若干の位置ズレにより、図11に示したように、ロッ
ク手段103bのみが係合すべきロアレール101b側
のロック孔(図示せず)に入り込まず、ハーフラッチの
状態になる場合(同期不良と呼ばれる現象)がある。こ
の場合、イコライジングワイヤ106の取り付け間の距
離L2は、正常な状態の距離L1(図9及び図10の状
態)より短くなり、その分イコライジングワイヤ106
は、図12に示したようにその中央付近が下方にたわむ
事となり、異物Xが存在する場合には、該異物Xにたわ
んだワイヤ106が引っ掛かり、シートのスライドが不
能となると共に、シートのロックが出来ない場合が存在
した。
【0006】ここで、イコライジングワイヤ106の上
記たわみを防止するために、該ワイヤの取付フック10
5に長穴を形成し、該長穴に沿って取り付け間の距離が
短くなった分ワイヤを逃がす構造とすることが考えられ
るが、該取付フック105は、図10に示されているよ
うに操作レバー104のフルストローク時のストッパを
兼ねた部材であり、その大きさは限定され、形成できる
長穴にも限度があることから、上記たわみを充分に防止
しうるものではなかった。
記たわみを防止するために、該ワイヤの取付フック10
5に長穴を形成し、該長穴に沿って取り付け間の距離が
短くなった分ワイヤを逃がす構造とすることが考えられ
るが、該取付フック105は、図10に示されているよ
うに操作レバー104のフルストローク時のストッパを
兼ねた部材であり、その大きさは限定され、形成できる
長穴にも限度があることから、上記たわみを充分に防止
しうるものではなかった。
【0007】本発明は、上述した従来技術が有する課題
に鑑みなされたものである。
に鑑みなされたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、床面に各々固定された左右一対のロアレー
ルと、シートに固着され前記ロアレールに沿って摺動す
る左右一対のアッパレールと、該アッパレールの摺動を
係止する各々のアッパレールに設けられたロック手段
と、該ロック手段の係止を解除するいずれか一方のロッ
ク手段に設けられた操作レバーと、該操作レバーのフル
ストローク時のストッパを兼ねた取付フックと、該取付
フックに装着され、前記操作レバーの動きを他方のロッ
ク手段に伝えるイコライジングワイヤとを備えたシート
アジャスタにおいて、上記イコライジングワイヤの取付
フックを、断面L字形状のものとすると共に、該断面形
状に沿って長穴を穿設し、該長穴にイコライジングワイ
ヤの端部を移動可能に装着した。
決するため、床面に各々固定された左右一対のロアレー
ルと、シートに固着され前記ロアレールに沿って摺動す
る左右一対のアッパレールと、該アッパレールの摺動を
係止する各々のアッパレールに設けられたロック手段
と、該ロック手段の係止を解除するいずれか一方のロッ
ク手段に設けられた操作レバーと、該操作レバーのフル
ストローク時のストッパを兼ねた取付フックと、該取付
フックに装着され、前記操作レバーの動きを他方のロッ
ク手段に伝えるイコライジングワイヤとを備えたシート
アジャスタにおいて、上記イコライジングワイヤの取付
フックを、断面L字形状のものとすると共に、該断面形
状に沿って長穴を穿設し、該長穴にイコライジングワイ
ヤの端部を移動可能に装着した。
【0009】
【作用】本発明にかかるシートアジャスタの構造によれ
ば、操作レバーのフルストローク時のストッパを兼ねた
イコライジングワイヤの取付フックを、断面L字形状の
ものとすると共に、該断面形状に沿って長穴を穿設し、
該長穴にイコライジングワイヤの端部を移動可能に装着
したため、該イコライジングワイヤによって操作レバー
の動きが伝えられるロック手段側が係合せず、ハーフラ
ッチの状態となり、該イコライジングワイヤの取り付け
間の距離が短くなった場合においても、その分イコライ
ジングワイヤの端部が上記長穴に沿って外側に逃げ、イ
コライジングワイヤがたわむのを回避することができ
る。
ば、操作レバーのフルストローク時のストッパを兼ねた
イコライジングワイヤの取付フックを、断面L字形状の
ものとすると共に、該断面形状に沿って長穴を穿設し、
該長穴にイコライジングワイヤの端部を移動可能に装着
したため、該イコライジングワイヤによって操作レバー
の動きが伝えられるロック手段側が係合せず、ハーフラ
ッチの状態となり、該イコライジングワイヤの取り付け
間の距離が短くなった場合においても、その分イコライ
ジングワイヤの端部が上記長穴に沿って外側に逃げ、イ
コライジングワイヤがたわむのを回避することができ
る。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を、添付図面に従って
詳細に説明する。
詳細に説明する。
【0011】ここで、図1は本発明にかかるシートアジ
ャスタの構造を採用したシートの斜視図、図2は該シー
トアジャスタの構造を概念的に示した斜視図、図3は要
部を拡大して示した斜視図である。また、図4はシート
アジャスタのロック状態を示した断面図、図5はシート
アジャスタのロック解除状態を示した断面図、図6はシ
ートアジャスタのハーフラッチ状態を示した断面図、図
7はシートアジャスタが図6の状態にある場合のイコラ
イジングワイヤの取付フック部分を拡大して示した斜視
図である。
ャスタの構造を採用したシートの斜視図、図2は該シー
トアジャスタの構造を概念的に示した斜視図、図3は要
部を拡大して示した斜視図である。また、図4はシート
アジャスタのロック状態を示した断面図、図5はシート
アジャスタのロック解除状態を示した断面図、図6はシ
ートアジャスタのハーフラッチ状態を示した断面図、図
7はシートアジャスタが図6の状態にある場合のイコラ
イジングワイヤの取付フック部分を拡大して示した斜視
図である。
【0012】図中1はシート全体を示し、このシート1
はシートバック2、シートクッション3、シート1を前
後方向にスライドさせ、かつ任意の位置で固定が可能な
左右一対のシートアジャスタ4、及びシートバック2を
傾倒させるリクライニングアジャスタ5とから主に構成
されている。
はシートバック2、シートクッション3、シート1を前
後方向にスライドさせ、かつ任意の位置で固定が可能な
左右一対のシートアジャスタ4、及びシートバック2を
傾倒させるリクライニングアジャスタ5とから主に構成
されている。
【0013】上記シートアジャスタ4は、図2に概略的
に示した如く、床面に各々固定された左右一対のロアレ
ール6a,6bと、シートに固着され前記ロアレール6
a,6bに沿って摺動する左右一対のアッパレール7
a,7bと、該アッパレール7a,7bの摺動を係止す
る各々のアッパレールに設けられたロック手段8a,8
bと、該ロック手段8a,8bの係止を解除するいずれ
か一方のロック手段8aに設けられた操作レバー9と、
該操作レバー9のフルストローク時のストッパを兼ねた
取付フック10と、該取付フック10に装着され、前記
操作レバー9の動きを他方のロック手段8bに伝えるイ
コライジングワイヤ11とを備えた構造のものである。
に示した如く、床面に各々固定された左右一対のロアレ
ール6a,6bと、シートに固着され前記ロアレール6
a,6bに沿って摺動する左右一対のアッパレール7
a,7bと、該アッパレール7a,7bの摺動を係止す
る各々のアッパレールに設けられたロック手段8a,8
bと、該ロック手段8a,8bの係止を解除するいずれ
か一方のロック手段8aに設けられた操作レバー9と、
該操作レバー9のフルストローク時のストッパを兼ねた
取付フック10と、該取付フック10に装着され、前記
操作レバー9の動きを他方のロック手段8bに伝えるイ
コライジングワイヤ11とを備えた構造のものである。
【0014】上記イコライジングワイヤ11の取付フッ
ク10は、図3に示したように、ブラケット12により
アッパレール7aに対し矢印A,B方向に回動自在に支
承された上記操作レバー9に、その下端が固着され、上
方が断面L字形状に折曲され、該折曲部に長穴13が穿
設された構造と成っており、該取付フック10の長穴1
3に、イコライジングワイヤ11がその端部に形成され
た縦長のリング部11aを介して装着されている。
ク10は、図3に示したように、ブラケット12により
アッパレール7aに対し矢印A,B方向に回動自在に支
承された上記操作レバー9に、その下端が固着され、上
方が断面L字形状に折曲され、該折曲部に長穴13が穿
設された構造と成っており、該取付フック10の長穴1
3に、イコライジングワイヤ11がその端部に形成され
た縦長のリング部11aを介して装着されている。
【0015】また、上記ロック手段8aは、図4に示さ
れているように、その上端が上記操作レバー9に固着さ
れた鉤形のロックレバー14と、該ロックレバー14が
係合するロック孔(図示せず)が長手方向に沿って多数
穿設されたロアレール6a下面に固着されたロックプレ
ート15と、該ロックプレート15に前記ロックレバー
14を係合方向に常に付勢するバネ部材16とから構成
されている。またロック手段8bは、ブラケット17に
よりアッパレール7bに対し回動自在に支承された軸1
8にその上端が固着された鉤形のロックレバー19と、
該ロックレバー19が係合するロック孔(図示せず)が
多数穿設されたロックプレート20と、該ロックプレー
ト20にロックレバー14を係合方向に付勢するバネ部
材(図示せず)とから構成されている。
れているように、その上端が上記操作レバー9に固着さ
れた鉤形のロックレバー14と、該ロックレバー14が
係合するロック孔(図示せず)が長手方向に沿って多数
穿設されたロアレール6a下面に固着されたロックプレ
ート15と、該ロックプレート15に前記ロックレバー
14を係合方向に常に付勢するバネ部材16とから構成
されている。またロック手段8bは、ブラケット17に
よりアッパレール7bに対し回動自在に支承された軸1
8にその上端が固着された鉤形のロックレバー19と、
該ロックレバー19が係合するロック孔(図示せず)が
多数穿設されたロックプレート20と、該ロックプレー
ト20にロックレバー14を係合方向に付勢するバネ部
材(図示せず)とから構成されている。
【0016】上記構造のロック手段8aの係止を解除す
る操作レバー9の動きは、該操作レバー9にその下端が
固着された上記取付フック10に装着されたイコライジ
ングワイヤ11の他端が、上記ロック手段8bの回動軸
18にその上端が固着された取付フック21に装着され
ることにより、ロック手段8b側に伝えられる。
る操作レバー9の動きは、該操作レバー9にその下端が
固着された上記取付フック10に装着されたイコライジ
ングワイヤ11の他端が、上記ロック手段8bの回動軸
18にその上端が固着された取付フック21に装着され
ることにより、ロック手段8b側に伝えられる。
【0017】上記のように構成されたシートアジャスタ
4をスライドさせる場合には、図5に示したように、操
作レバー9を上方に回動し、ロック手段8aを構成する
ロックレバー14のロックプレート15との係合を解除
させると共に、該操作レバー9の動きをイコライジング
ワイヤ11によって他方のロック手段8bに伝え、該ロ
ック手段8bのロックレバー19のロックプレート20
との係合も解除する。この状態でシート1を所定の位置
にスライドさせ、その後、操作レバー9から手を放す
と、それぞれのロック手段8a,8bに設けられたバネ
部材の作用により、各々のロックレバー14,19は、
各々のロックプレート15,20に穿設されたロック孔
に係合し、図4に示したロック状態に再び戻り、シート
1ガ床面に対して固定される。
4をスライドさせる場合には、図5に示したように、操
作レバー9を上方に回動し、ロック手段8aを構成する
ロックレバー14のロックプレート15との係合を解除
させると共に、該操作レバー9の動きをイコライジング
ワイヤ11によって他方のロック手段8bに伝え、該ロ
ック手段8bのロックレバー19のロックプレート20
との係合も解除する。この状態でシート1を所定の位置
にスライドさせ、その後、操作レバー9から手を放す
と、それぞれのロック手段8a,8bに設けられたバネ
部材の作用により、各々のロックレバー14,19は、
各々のロックプレート15,20に穿設されたロック孔
に係合し、図4に示したロック状態に再び戻り、シート
1ガ床面に対して固定される。
【0018】また、シート1の前後方向の若干の位置ズ
レにより、図6に示したように、ロック手段8b側のロ
ックレバー19が、ロックプレート20のロック孔に入
り込まず、ハーフラッチの状態となり、ロック手段間を
繋ぐイコライジングワイヤ11の取り付け間の距離が短
くなった場合においては、図7に示したように、イコラ
イジングワイヤ11の端部が装着される取付フック10
の長穴13に沿って、該イコライジングワイヤ11の端
部に形成された縦長のリング部11aが移動し、外部に
取り付け間の距離が短くなった分逃げるため、イコライ
ジングワイヤ11にたわみが生じず、シート1のスライ
ドが妨げられないことから、シート1の位置ズレを直
し、ハーフラッチの状態を解消することが出来る。
レにより、図6に示したように、ロック手段8b側のロ
ックレバー19が、ロックプレート20のロック孔に入
り込まず、ハーフラッチの状態となり、ロック手段間を
繋ぐイコライジングワイヤ11の取り付け間の距離が短
くなった場合においては、図7に示したように、イコラ
イジングワイヤ11の端部が装着される取付フック10
の長穴13に沿って、該イコライジングワイヤ11の端
部に形成された縦長のリング部11aが移動し、外部に
取り付け間の距離が短くなった分逃げるため、イコライ
ジングワイヤ11にたわみが生じず、シート1のスライ
ドが妨げられないことから、シート1の位置ズレを直
し、ハーフラッチの状態を解消することが出来る。
【0019】以上、本発明の一実施例につき説明した
が、本発明は既述の実施例に限定されるものではなく、
本発明の技術的思想に基いて、各種の変形及び変更が可
能であることは当然である。
が、本発明は既述の実施例に限定されるものではなく、
本発明の技術的思想に基いて、各種の変形及び変更が可
能であることは当然である。
【0020】
【発明の効果】本発明にかかるシートアジャスタの構造
によれば、操作レバーのフルストローク時のストッパを
兼ねたイコライジングワイヤの取付フックを、断面L字
形状のものとすると共に、該断面形状に沿って長穴を穿
設し、該長穴にイコライジングワイヤの端部を移動可能
に装着したため、該イコライジングワイヤによって操作
レバーの動きが伝えられるロック手段側が係合せず、ハ
ーフラッチの状態となり、該イコライジングワイヤの取
り付け間の距離が短くなった場合においても、その取り
付け間の距離が短くなった分、イコライジングワイヤの
端部が上記長穴に沿って外側に逃げ、イコライジングワ
イヤがたわむのを回避することができるため、シートの
スライドが妨げられず、ハーフラッチの状態を、シート
を移動させることにより解消することが出来る。
によれば、操作レバーのフルストローク時のストッパを
兼ねたイコライジングワイヤの取付フックを、断面L字
形状のものとすると共に、該断面形状に沿って長穴を穿
設し、該長穴にイコライジングワイヤの端部を移動可能
に装着したため、該イコライジングワイヤによって操作
レバーの動きが伝えられるロック手段側が係合せず、ハ
ーフラッチの状態となり、該イコライジングワイヤの取
り付け間の距離が短くなった場合においても、その取り
付け間の距離が短くなった分、イコライジングワイヤの
端部が上記長穴に沿って外側に逃げ、イコライジングワ
イヤがたわむのを回避することができるため、シートの
スライドが妨げられず、ハーフラッチの状態を、シート
を移動させることにより解消することが出来る。
【図1】本発明にかかるシートアジャスタの構造を採用
したシートの斜視図である。
したシートの斜視図である。
【図2】本発明にかかるシートアジャスタの構造を概念
的に示した斜視図である。
的に示した斜視図である。
【図3】本発明の要部を拡大して示した斜視図である。
【図4】本発明にかかるシートアジャスタのロック状態
を示した断面図である。
を示した断面図である。
【図5】本発明にかかるシートアジャスタのロック解除
状態を示した断面図である。
状態を示した断面図である。
【図6】本発明にかかるシートアジャスタのハーフラッ
チ状態を示した断面図である。
チ状態を示した断面図である。
【図7】本発明にかかるシートアジャスタが図6の状態
にある場合のイコライジングワイヤの取付フック部分を
拡大して示した斜視図である。
にある場合のイコライジングワイヤの取付フック部分を
拡大して示した斜視図である。
【図8】従来のシートアジャスタの要部を拡大して示し
た斜視図である。
た斜視図である。
【図9】従来のシートアジャスタのロック状態を示した
断面図である。
断面図である。
【図10】従来のシートアジャスタのロック解除状態を
示した断面図である。
示した断面図である。
【図11】従来のシートアジャスタのハーフラッチ状態
を示した断面図である。
を示した断面図である。
【図12】従来のシートアジャスタのハーフラッチ状態
を示した断面図である。
を示した断面図である。
1 シート 2 シートバック 3 シートクッション 4 シートアジャスタ 5 リクライニングアジャスタ 6a,6b ロアレール 7a,7b アッパレール 8a,8b ロック手段 9 操作レバー 10 取付フック 11 イコライジングワイヤ 11a 縦長のリング部 12 ブラケット 13 長穴 14 ロックレバー 15 ロックプレート 16 バネ部材 17 ブラケット 18 回転軸 19 ロックレバー 20 ロックプレート 21 取付フック
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年11月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】また、上記ロック手段8aは、図4に示さ
れているように、その上端が上記操作レバー9に固着さ
れた鉤形のロックレバー14と、該ロックレバー14が
係合するロック孔(図示せず)が長手方向に沿って多数
穿設されたロアレール6a下面に固着されたロックプレ
ート15と、該ロックプレート15に前記ロックレバー
14を係合方向に常に付勢するバネ部材(図示せず)と
から構成されている。またロック手段8bは、ブラケッ
ト17によりアッパレール7bに対し回動自在に支承さ
れた軸18にその上端が固着された鉤形のロックレバー
19と、該ロックレバー19が係合するロック孔(図示
せず)が多数穿設されたロックプレート20と、該ロッ
クプレート20にロックレバー14を係合方向に付勢す
るバネ部材(図示せず)とから構成されている。
れているように、その上端が上記操作レバー9に固着さ
れた鉤形のロックレバー14と、該ロックレバー14が
係合するロック孔(図示せず)が長手方向に沿って多数
穿設されたロアレール6a下面に固着されたロックプレ
ート15と、該ロックプレート15に前記ロックレバー
14を係合方向に常に付勢するバネ部材(図示せず)と
から構成されている。またロック手段8bは、ブラケッ
ト17によりアッパレール7bに対し回動自在に支承さ
れた軸18にその上端が固着された鉤形のロックレバー
19と、該ロックレバー19が係合するロック孔(図示
せず)が多数穿設されたロックプレート20と、該ロッ
クプレート20にロックレバー14を係合方向に付勢す
るバネ部材(図示せず)とから構成されている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】符号の説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【符号の説明】 1 シート 2 シートバック 3 シートクッション 4 シートアジャスタ 5 リクライニングアジャスタ 6a,6b ロアレール 7a,7b アッパレール 8a,8b ロック手段 9 操作レバー 10 取付フック 11 イコライジングワイヤ 11a 縦長のリング部 12 ブラケット 13 長穴 14 ロックレバー 15 ロックプレート 17 ブラケット 18 回転軸 19 ロックレバー 20 ロックプレート 21 取付フック
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】
Claims (1)
- 【請求項1】 床面に各々固定された左右一対のロアレ
ールと、シートに固着され前記ロアレールに沿って摺動
する左右一対のアッパレールと、該アッパレールの摺動
を係止する各々のアッパレールに設けられたロック手段
と、該ロック手段の係止を解除するいずれか一方のロッ
ク手段に設けられた操作レバーと、該操作レバーのフル
ストローク時のストッパを兼ねた取付フックと、該取付
フックに装着され、前記操作レバーの動きを他方のロッ
ク手段に伝えるイコライジングワイヤとを備えたシート
アジャスタにおいて、上記イコライジングワイヤの取付
フックを、断面L字形状のものとすると共に、該断面形
状に沿って長穴を穿設し、該長穴にイコライジングワイ
ヤの端部を移動可能に装着したことを特徴とするシート
アジャスタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24296491A JPH072001A (ja) | 1991-09-24 | 1991-09-24 | シートアジャスタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24296491A JPH072001A (ja) | 1991-09-24 | 1991-09-24 | シートアジャスタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH072001A true JPH072001A (ja) | 1995-01-06 |
Family
ID=17096854
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24296491A Pending JPH072001A (ja) | 1991-09-24 | 1991-09-24 | シートアジャスタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH072001A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014094740A (ja) * | 2013-09-03 | 2014-05-22 | Vantechsales Inc | キャンピングカー |
US11852410B2 (en) | 2019-08-21 | 2023-12-26 | Jingjin Equipment Inc. | Back-blowing unblocking device for dustproof screen of dryer, dustproof equipment, and dryer |
-
1991
- 1991-09-24 JP JP24296491A patent/JPH072001A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014094740A (ja) * | 2013-09-03 | 2014-05-22 | Vantechsales Inc | キャンピングカー |
US11852410B2 (en) | 2019-08-21 | 2023-12-26 | Jingjin Equipment Inc. | Back-blowing unblocking device for dustproof screen of dryer, dustproof equipment, and dryer |
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