JPH07200013A - シーケンス制御プログラム作成装置及びシーケンス制御プログラム作成方法 - Google Patents

シーケンス制御プログラム作成装置及びシーケンス制御プログラム作成方法

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JPH07200013A
JPH07200013A JP5335269A JP33526993A JPH07200013A JP H07200013 A JPH07200013 A JP H07200013A JP 5335269 A JP5335269 A JP 5335269A JP 33526993 A JP33526993 A JP 33526993A JP H07200013 A JPH07200013 A JP H07200013A
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JP
Japan
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sequence control
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JP5335269A
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Hiroshi Tsukimoto
洋 月本
Bunjiro Takashima
文次郎 高島
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
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    • Y02P90/02Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 概略仕様と機器の構造情報を入力し、生産行
為単位でプラントのシーケンス制御プログラムを作成
し、設計工数を削減するシーケンス制御プログラム作成
装置及びシーケンス制御プログラム作成方法を提供する
ことを目的とする。 【構成】 プラントを生産行為単位で記述した、この生
産行為の連結関係を関係づけた結合情報を記述した概略
仕様と生産行為を実施する複数の部位の集合からなる機
器の構造情報を入力し、この生産行為を実施する個々の
部位が持つ基本パターンを特定し、この基本パターンと
概略仕様中の該当する記述部により基本要素を決定し、
結合情報に基づいて基本要素を結合することによってシ
ーケンス制御プログラムを作成することを特徴とするシ
ーケンス制御プログラム作成装置及びシーケンス制御プ
ログラム作成方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、化学、鉄鋼、電力等の
様々な産業分野において用いられる機器のシーケンス制
御プログラムを作成するシーケンス制御プログラム作成
装置及びシーケンス制御プログラム作成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、化学、鉄鋼、電力等の様々な
産業分野において用いられる機器のシーケンス制御プロ
グラムの作成は、C言語、ラダー図、SFC(Sequ
ence Flow Chart)等によってシステム
設計者が個々の手順を決めることによって行われてい
た。従来のソフトウェア作成法としては、ソフトウェア
のパッケージ化もしくはマクロモジュール化等が挙げら
れる。パッケージ化はプラントの種別毎に共通(または
標準)と思われる機能を組み込んでおき、個々のプラン
トに依存する部分は設計の都度組み込むという手法であ
り、機能が標準化されているようなプラントに対しては
有効な手段である。これに対してマクロモジュール化は
機器単位ごとのモジュールを組み合わせる手法であり、
パッケージ化がトップダウン的手法であるとすれば、マ
クロモジュール化はボトムアップ的手法と言える。
【0003】しかしながら、パッケージ化は、共通する
機能を多く持つことによって適用できるプラントが少な
くなり、プラントへの適用性の柔軟性を失うことにな
る。つまり、種々のプラントへの適用性を考えたとき、
プラントの種類を細かく分類し、多くのパッケージを作
成しなければならない。これに反して、共通する機能が
少ないパッケージを使用すると適用できるプラントは多
くなるが、プラントごとに新たに作成するプログラムが
増大する。つまり、パッケージ化は、プラントへの適用
性の柔軟性の如何に係わらず、ソフトウェア設計工数を
削減できない。
【0004】また、マクロモジュール化はせいぜい機器
単位であり、この機器単位より大きい単位でのマクロ命
令はない。例えば、IFC(Instrument F
low Chart)はSFCにマクロ命令等を追加し
て作った言語であり、このIFCはバルブ、ポンプ等の
機器レベルまでのマクロ命令を持っている。しかし、こ
のIFCによるシーケンス制御プログラムの設計効率は
良くなく、設計時間は膨大である。つまり、マクロモジ
ュール化によって、ソフトウエアの設計工数の削減は有
効な手段ではない。
【0005】したがって、従来のソフトウェア作成法で
あるパッケージ化やマクロモジュール化によってのみソ
フトウェア開発の設計工数の削減を図るには限界があ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述したように従来の
ソフトウェア作成法はパッケージ化やマクロモジュール
化であった。パッケージ化は機能が標準化されているよ
うなプラントに対しては有効な手段であるが、多くの機
能を固定化することによってプラントへの適用の柔軟性
は硬化する。しかし、プラントへの適用の柔軟性を軟化
させるために、プラントの種類を細かく分類し、多くの
パッケージを作成しようとすると、パッケージ作成に多
大な労力を要し、ソフトウェア設計工数の削減は達成で
きない。また、マクロモジュール化はせいぜい機器単位
であり、それ以上の大きい単位のマクロモジュールを作
るのは難しい。したがって、マクロモジュール化による
ソフトウェア設計工数の削減は達成できない。
【0007】本発明はこのような課題を解決するための
ものであり、パッケージ化やマクロモジュール化に比
べ、今まで以上にソフトウェア設計工数の削減を図るこ
とのできるシーケンス制御プログラム作成装置及びシー
ケンス制御プログラム作成方法の提供を目的としてい
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明のシーケンス
制御プログラム作成装置は上述した目的を達成するため
に、個々の生産行為を実施する複数の部位の集合からな
る機器をシーケンス制御するためのプログラムを作成す
るシーケンス制御プログラム作成装置において、個々の
生産行為を表現する記述文の集合を前記各生産行為間の
連結関係を示す結合情報と共に記述してなる概略仕様及
び前記機器の全体的な構造情報を入力する入力手段と、
入力された概略仕様中の、個々の生産行為を表現する記
述文から、この生産行為を実施する前記機器中の部位を
特定する特定手段と、前記個々の生産行為を表現する記
述文及び前記特定手段により特定された部位の構造情報
に基づいて、前記個々の生産行為に対応する部分のシー
ケンス制御プログラムを作成する作成手段と、前記作成
手段により作成された前記個々の生産行為に対応する部
分の各シーケンス制御プログラムを前記概略仕様中の結
合情報に基づいて結合する結合手段とを具備することを
特徴としている。
【0009】第2の発明のシーケンス制御プログラム作
成方法は上述した目的を達成するために、第1の発明の
シーケンス制御プログラム作成装置において個々の部位
が持つ基本的な処理手順の基本パターンを作成する基本
パターン作成手段と、作成された基本パターン中に、前
記概略仕様中の該当する記述部を埋め込んで、前記個々
の生産行為に対応する部分のシーケンス制御プログラム
を作成する基本要素作成手段とをさらに具備することを
特徴としている。
【0010】
【作用】本発明では、各産業分野において用いられるシ
ーケンス制御の記述単位を物質の移動等の物理的変化や
化学反応である生産行為の単位で記述する。この生産行
為の単位がシーケンス制御プログラムにおいてソフトウ
ェアの文に相当し、シーケンス制御の記述が行われる。
入力部で入力された概略仕様と機器構造情報に基づいて
シーケンス制御プログラムの基本パターンが決定され
る。さらに、この基本パターンと概略仕様中の該当する
記述部からソフトウェアの文に相当する基本要素が決定
され、概略仕様に含まれる結合情報からシーケンス制御
プログラムが作成される。これにより、シーケンス制御
プログラム作成装置が実現され、シーケンス制御プログ
ラムの設計工数の削減と設計時間の大幅な短縮が実現で
きる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0012】図1は、本発明に係る一実施例のシーケン
ス制御プログラム作成装置の全体的な構成を示すブロッ
ク図である。
【0013】同図において、1はプラント等の機器にお
ける個々の生産行為を表現する記述文の集合を前記各生
産行為間の連結関係を示す結合情報と共に記述してなる
概略仕様及び前記機器の全体的な構造情報を入力する入
力部である。2は入力部1より入力された概略仕様を記
憶する概略仕様記憶部である。3は入力部1より入力さ
れた機器構造情報を記憶する機器構造情報記憶部であ
る。4は概略仕様記憶部2に記憶された概略仕様中の個
々の生産行為を表現する記述文から、この生産行為を実
施する前記機器中の部位を特定する部位同定部である。
5は部位同定部4によって特定された部位が持つ基本的
な処理手順の基本パターンを規則記憶部6に記憶されて
いる規則に従って作成する基本パターン作成部である。
7は基本パターン作成部5により作成された基本パター
ン中に、概略仕様中の該当する記述部を埋め込んで、前
記個々の生産行為に対応する部分のシーケンス制御プロ
グラムを作成する基本要素作成部である。8は基本要素
作成部7により作成された個々の生産行為に対応する部
分の各シーケンス制御プログラムを概略仕様中の結合情
報に基づいて結合し、機器全体のシーケンス制御プログ
ラムを作成する基本要素結合部である。9は基本要素結
合部7で作成したプラントのシーケンス制御プログラム
を出力する出力部である。
【0014】次に本実施例のシーケンス制御プログラム
作成装置の動作について、簡単な反応缶の例を用いて説
明する。
【0015】図2はこのシーケンス制御プログラム作成
装置の処理手順を示すフローチャートである。図3は概
略仕様の例を示す図である。図4はCADで作成された
反応缶のプロセスフローである。図5はプロセスフロー
のファイル(機器構造情報)の一部を示す図である。こ
のファイルはプラントの個々の機器(バルブ、ポンプ、
センサー等)とそれらの接続に関する情報から構成され
ている。図6はプラントの構造の一部を示すB仕込に対
応する(部位)である。図7は基本パターンを決定する
規則の一例である。図8は生産行為が仕込で機器がON
/OFF弁と流量計を表した基本要素の具体例である。
【0016】まずユーザはプラントの仕様を、その中の
個々の生産行為を単位としてフローチャート的に記述し
てなる、例えば図3に示すような概略仕様を入力部1よ
り入力し、概略仕様記憶部2に記憶する(ステップ20
1)。さらに、ユーザは図5に示すようにプラントの機
器構造情報を入力部1より入力し、機器構造情報記憶部
3に記憶する(ステップ202)。
【0017】次に、部位同定部4にて、概略仕様記憶部
2に記憶された概略仕様中の個々の生産行為を表現する
記述文から、この生産行為を実施する機器中の部位を特
定する(ステップ203)。例えば、図6に示すよう
に、B仕込みはB原料を仕込むと解釈され、ON/OF
F弁V002と流量計FS002の機器の組み合わせが
前記部位として選択される。
【0018】続いて、基本パターン作成部5が起動され
る。基本パターン作成部5は、概略仕様記憶部2および
機器構造情報記憶部3にそれぞれ記憶された概略仕様お
よび機器構造情報を基に、部位同定部4によって特定さ
れた部位が持つ基本的な処理手順の基本パターンを規則
記憶部6に記憶されている規則に従って作成する(ステ
ップ204)。ここで、基本パターン作成の入力条件の
生産行為はB仕込であり、部位はON/OFF弁と流量
計である。よって、この場合、図7に示すような基本パ
ターンが作成される。
【0019】次に基本要素作成部7が起動される。基本
要素作成部7は、基本パターン作成部5により作成され
た基本パターンと概略仕様記憶部2に記憶された概略仕
様中の該当する記述部を基に基本要素を作成する(ステ
ップ205)。例えば、図8に示すように基本パターン
に、概略仕様記憶部2に記憶された概略仕様中の該当す
る記述部であるTAG NO等の詳細情報を記入すると
基本要素となる。さらに、この処理を生産行為毎に行う
ことによりこの例の場合は図3に示す個々の生産行為に
対応する7個の基本要素が作成される。
【0020】そして基本要素結合部8が起動される。基
本要素結合部8は、基本要素作成部7により作成された
基本要素と概略仕様記憶部2に記憶された概略仕様中に
含まれる結合情報を基に基本要素の結合を行う(ステッ
プ206)。このように7個の基本要素を図3の結合情
報に基づいて接続することによってプラントのシーケン
ス制御プログラムが作成される。
【0021】最後に出力部7は基本要素結合部8により
結合されたシーケンス制御プログラムを出力する(ステ
ップ207)。
【0022】このように本実施例のシーケンス制御プロ
グラム作成装置によれば、プラントのシーケンス制御の
記述単位を生産行為の単位で記述した概略仕様とプラン
トの機器構造情報とを入力することによって詳細なシー
ケンス制御プログラムが作成できる。さらに、従来のソ
フトウェア作成法であるパッケージ化やマクロモジュー
ル化に比べ、本実施例のシーケンス制御プログラム作成
装置によれば今まで以上に設計工数の削減が可能とな
る。
【0023】次に、本実施例のシーケンス制御プログラ
ム作成装置の原理を説明する。まず、自然言語からの類
推を行う。
【0024】日本語等の自然言語には文字、語、文、文
章等の構成単位がある。したがって、同じ人間が作るソ
フトウェアにも同様の構成単位があると言える。また文
には語の実際の順序を表す表層構造とその規定に存在す
る文法的関係である深層構造と言う概念がある。深層構
造は文の標準型とも言える。したがってソフトウェアに
も設計者が作成した実際の表記通りのソフトウェア(表
層構造)とその標準型のソフトウェア(深層構造)が存
在すると言える。文章の意味は、文脈依存姓を無視すれ
ば、その文章を構成している複数の文の意味の和であ
り、各文の意味は各文の深層構造と対応しているから、
各文の深層構造を確定することによって、各文の意味が
わかり、文章の意味がわかると言うことになる。同様な
考え方によれば、ソフトウェアの意味はソフトウェアの
文に相当する部分の意味の和となり、各部分の意味はそ
れに対応する深層構造を確定することによってわかると
言うことになる。したがって、ソフトウェアの意味をわ
かるにはソフトウェアの文に相当する部分が何であるか
を見つけねばならない。この作業を連続制御系を手がが
りにして行う。
【0025】次に、連続制御系について説明する。連続
制御系にはフィードバックループ、閉ループ等のループ
という概念がある。制御系はこの概念によって構造化さ
れている。構造化されている例として干渉制御系、カス
ケード制御系等がある。連続制御系は各制御系(ルー
プ)の和として表現される。実際、制御仕様を記述する
場合はループ単位に記述する。したがって連続制御系の
場合は、自然言語の文に対応するものはループという概
念であると言える。シーケンス制御系にはループという
概念はなく連続制御系のように構造化されていない。こ
こでシーケンス制御系におけるループと言う概念(以降
シーケンスループと言う)がみつかればシーケンス制御
系が構造化されると同時にシーケンス制御プログラムに
おける文に相当するものが見つかることになる。したが
ってシーケンスループを連続制御系のループを手掛かり
にして考える。
【0026】この連続制御系のループはソフトウェアと
ハードウェアの部分に分けられる。例えば、制御装置が
ソフトウェアであり、調節弁とセンサがハードウェアで
ある。シーケンス制御系でこれらに対応するものは制御
装置がシーケンスコントローラであり、調節弁はON/
OFF弁やポンプであり、センサは積算計等のセンサも
しくはタイマーになる。
【0027】したがってシーケンスループはON/OF
F弁とそれとペアになっているセンサもしくはタイマー
というハードウェアとこれを開閉したり、センサーの値
を監視するソフトウェアから構成されることになる。つ
まり、シーケンス制御プログラムにおける文に相当する
ものはシーケンスループのソフトウェア部分(以降シー
ケンス文と言う)ということになる。以上の考察によ
り、シーケンス制御ソフトウェアにおける文(シーケン
ス文)がシーケンスループから確定することがわかる。
【0028】ここで前述のシーケンスループの意味を簡
単に記述する。
【0029】物質の移動に関していえば、これを引き起
こす動作が最初にあり、次にその動きを確認する動作が
あり、最後にその動きを停止する動作を行う。例えば、
容器に水をいれるときには、バルブを開き、容器のレベ
ルをみて、バルブを閉める。このように人間の動作には
共通の意味の秩序がある。シーケンス制御ソフトウェア
が人間の頭の代行であり、バルブが手の代行であり、セ
ンサーが目の代行であるのだから、シーケンスループに
も同様の意味の秩序があることになる。もちろん、単独
の動作にも意味はあるがそれだけでは開けっ放しにな
り、容器の水は溢れ、人間にとって意味あるものとはな
らないからである。このように考えると、シーケンスル
ープは物質の移動や反応の単位と一致している。
【0030】プラントが何かを生産する装置であり、そ
の生産が物質の移動や反応から構成されていることを考
えれば、制御系の構成単位であるシーケンスループが生
産の構成単位である物質の移動や反応であるのは妥当で
あるが、シーケンス制御を考える上でも重要である。
【0031】つまり、シーケンス制御ソフトウェアの構
成単位であるシーケンス文とそれに対応するプラントの
構成単位である機器からなるシーケンスループが制御系
の構成単位となり、この構成単位が生産の構成単位と対
応しているということになる。 前述したシーケンスル
ープ、シーケンス文の考えに基づいて、シーケンス制御
ソフトウェアの作成について述べる。
【0032】まず、概略仕様はシーケンス文単位、つま
りシーケンスループ単位であり、生産単位で与えられる
ものとする。
【0033】実際のソフトウェア設計はこの概略仕様を
プラントの構造を示す図4に示すような絵を見て行う。
例えば、プラントの絵を見て「パージ」という操作をそ
のプラントのどこでおこなうかを同定し、その同定され
た部位の機器構成からシーケンス文を作成する。部位の
同定作業で知識を必要とし、機器構成からシーケンス文
を作成する作業は機器構成とシーケンス文の対応関係か
ら可能だが、知識を必要とする。作成された各シーケン
ス文を概略仕様で指定されたように接続することによっ
てシーケンス制御プログラムの基本部が作成できる。こ
れに警報、表示、異常処理等を付加することによってシ
ーケンス制御プログラムが完成する。この作成は概略仕
様をプラントの構造で自動的に詳細化しているともみな
せる。つぎに、この方式に基づくシーケンス制御プログ
ラム作成ツールのプリプロトタイプについて記述する。
【0034】このツールは小工程(シーケンスループに
対応)と呼ばれる単位でIFC的に記述された概略仕様
とプロセスフロー(図4に示すようなプラントの機器を
描いた絵)を入力し、プラントを制御するためのソフト
ウェアであるIFCを作成する。
【0035】ここで、詳細に作成過程を記述する。ま
ず、入力には基本的に二つあり、ひとつは小工程または
シーケンスループ単位で記述されるシーケンス制御プロ
グラムの仕様である。もうひとつはプラントの構成をG
rapfic Builder(GB)を用いて描かれ
たProcess Flow(PF)と呼ばれる絵であ
る。このPFからプラントの機器構成を抽出し、接続リ
ストを作成する。このPFは、GB等のようなCADツ
ールを用いて描かれた図4に示すようなプラントの機器
の絵である。このデータには機器がどのように接続され
ているかというような情報は含まれておらず、例えば直
線の始点と終点の座標や線の種類、あるいはシンボルと
して登録されている部品の位置を示す情報等が含まれ
る。プラントの構成機器に対応するシンボルの結合情報
を画像情報の線および始点、終点等の位置関係から作成
する。また、機器のTAG NO. や配管内を流れる物
質等の情報も含まれる。
【0036】つぎに、各小工程名に対応するプラントの
構成機器を接続リストから同定し、部位リストを作成す
る部位同定を行う。部位同定ではまず、各小工程名から
その小工程がどのような動作を行うかをシステム内の辞
書から検索する。例えば、「B仕込」という言葉から物
質が入ってくるとする。つぎに、接続リストにおける機
器の中を流れる物質の名称と各小工程から、その小工程
に関係のある機器を決定する。各小工程に対して小工程
名、小工程の性質、選び出された機器をまとめたもの
を、部位リストと呼ぶ。つまり、部位リストは各小工程
とそれに対する機器構成からなり、小工程名から類推さ
れる物質の移動の方向や、流体の種類、熱交換に用いら
れるか否かという情報が含まれる。
【0037】さらに、作成された部位リストから各小工
程に対応するIFCの基本パターンを決定する。つま
り、各部位リストに対するIFC基本パターンをルール
または過去の設計事例に基づいて決定し、IFC基本パ
ターンに機器やセンサの識別子およびそれらへのオペレ
ーションを記述したIFC要素を作成する。IFC基本
パターンとは、ある小工程において対象となる構成機器
を制御するためのIFCのパターンのことである。IF
C基本パターンの始めと終りでの操作機器のON/OF
F、開/閉の状態は等しく、シーケンスループを構成し
ている。
【0038】最後に、IFC要素を小工程の接続関係に
したがって接続し全体のIFCが作成される。
【0039】以上のように、シーケンスループは製造の
生産単位と対応しているので、このシーケンスループと
いう概念によりシーケンス制御系を構造化することがで
きる。 つまり、概略仕様が生産単位で記述されていれ
ば、プラントの機器構成からシーケンスループの同定が
でき、シーケンス文が作成され、シーケンス制御プログ
ラムが作成される。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように本発明のシーケンス
制御プログラム作成装置及びシーケンス制御プログラム
作成方法によれば、記述単位を記述文で表現された生産
行為の単位でフローチャート的に記述された概略仕様と
この生産行為を実施する部位に関する構造情報を入力す
るだけでシーケンス制御プログラムを作成することがで
きる。これにより、シーケンス制御プログラムの設計工
数の削減と設計時間の大幅な短縮が実現することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施例のシーケンス制御プログ
ラム作成装置の全体的な構成を示すブロック図である。
【図2】図1のシーケンス制御プログラム作成装置にお
けるシーケンス制御プログラム作成処理を示すフローチ
ャートである。
【図3】本発明に係る一実施例の概略仕様を示す図であ
る。
【図4】本発明に係る一実施例の反応缶のプロセスフロ
ーを示す図である。
【図5】図4のプロセスフローのファイルの一部を示す
図である。
【図6】本発明に係る一実施例である反応缶においてB
仕込に対応する機器の組み合わせを示す図である。
【図7】本発明に係る一実施例である反応缶において入
力条件をB仕込とするとき出力される基本パターンを決
定する規則を示す図である。
【図8】本発明に係る一実施例である反応缶においてB
仕込の基本要素を示す図である。
【符号の説明】
1…入力部、2…概略仕様記憶部、3…機器構造情報記
憶部、4…部位同定部、5…基本パターン作成部、6…
規則記憶部、7…基本要素作成部、8…基本要素結合
部、9…出力部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 個々の生産行為を実施する複数の部位の
    集合からなる機器をシーケンス制御するためのプログラ
    ムを作成するシーケンス制御プログラム作成装置におい
    て、 個々の生産行為を表現する記述文の集合を前記各生産行
    為間の連結関係を示す結合情報と共に記述してなる概略
    仕様及び前記機器の全体的な構造情報を入力する入力手
    段と、 入力された概略仕様中の、個々の生産行為を表現する記
    述文から、この生産行為を実施する前記機器中の部位を
    特定する特定手段と、 前記個々の生産行為を表現する記述文及び前記特定手段
    により特定された部位の構造情報に基づいて、前記個々
    の生産行為に対応する部分のシーケンス制御プログラム
    を作成する作成手段と、 前記作成手段により作成された前記個々の生産行為に対
    応する部分の各シーケンス制御プログラムを前記概略仕
    様中の結合情報に基づいて結合する結合手段と、を具備
    したことを特徴とするシーケンス制御プログラム作成装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のシーケンス制御プログラ
    ム作成装置において、 個々の部位が持つ基本的な処理手順の基本パターンを作
    成する基本パターン作成手段と、 作成された基本パターン中に、前記概略仕様中の該当す
    る記述部を埋め込んで、前記個々の生産行為に対応する
    部分のシーケンス制御プログラムを作成する基本要素作
    成手段と、をさらに具備したことを特徴とするシーケン
    ス制御プログラム作成装置。
  3. 【請求項3】 個々の生産行為を実施する複数の部位の
    集合からなる機器をシーケンス制御するためのプログラ
    ムを作成するシーケンス制御プログラム作成方法におい
    て、 個々の生産行為を表現する記述文の集合を前記各生産行
    為間の連結関係を示す結合情報と共に記述してなる概略
    仕様及び前記機器の全体的な構造情報を入力する工程
    と、 入力された概略仕様中の、個々の生産行為を表現する記
    述文から、この生産行為を実施する前記機器中の部位を
    特定する工程と、 前記個々の生産行為を表現する記述文及び前記特定され
    た部位の構造情報に基づいて、前記個々の生産行為に対
    応する部分のシーケンス制御プログラムを作成する工程
    と、 前記作成された前記個々の生産行為に対応する部分の各
    シーケンス制御プログラムを前記概略仕様中の結合情報
    に基づいて結合する工程と、を有することを特徴とする
    シーケンス制御プログラム作成方法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のシーケンス制御プログラ
    ム作成方法において、 個々の部位が持つ基本的な処理手順の基本パターンを作
    成する工程と、 作成された基本パターン中に、前記概
    略仕様中の該当する記述部を埋め込んで、前記個々の生
    産行為に対応する部分のシーケンス制御プログラムを作
    成する工程と、をさらに有することを特徴とするシーケ
    ンス制御プログラム作成方法。
JP5335269A 1993-12-28 1993-12-28 シーケンス制御プログラム作成装置及びシーケンス制御プログラム作成方法 Withdrawn JPH07200013A (ja)

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JP5335269A Withdrawn JPH07200013A (ja) 1993-12-28 1993-12-28 シーケンス制御プログラム作成装置及びシーケンス制御プログラム作成方法

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JP (1) JPH07200013A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001202122A (ja) * 2000-01-21 2001-07-27 Yuji Naka バッチプラントの制御方法、バッチプラントの制御プログラムを記憶した記録媒体、及びバッチプラントの制御装置

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JP2001202122A (ja) * 2000-01-21 2001-07-27 Yuji Naka バッチプラントの制御方法、バッチプラントの制御プログラムを記憶した記録媒体、及びバッチプラントの制御装置

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