JPH0719373A - 手動弁の開閉管理方法および開閉管理手段 - Google Patents

手動弁の開閉管理方法および開閉管理手段

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JPH0719373A
JPH0719373A JP16483993A JP16483993A JPH0719373A JP H0719373 A JPH0719373 A JP H0719373A JP 16483993 A JP16483993 A JP 16483993A JP 16483993 A JP16483993 A JP 16483993A JP H0719373 A JPH0719373 A JP H0719373A
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JP
Japan
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valve
manual valve
opening
closing
manual
Prior art date
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Pending
Application number
JP16483993A
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English (en)
Inventor
Kazumi Shima
一己 島
Yuichi Fujita
雄一 藤田
Susumu Shibata
晋 柴田
Mieko Kato
三重子 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Engineering Corp
Original Assignee
Toyo Engineering Corp
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Publication date
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  • Indication Of The Valve Opening Or Closing Status (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 プラント内の各手動弁にその手動弁を同定す
るスリット配列を有する番号札と遮光板の位置によって
遮光されるスリット配列によって手動弁の開閉状態を示
す表示板とを設け、その番号札および表示板のスリット
配列を読み込む読み込み器からの情報をその読み込み器
とつながるコンピュータに送り、それによって各手動弁
の開閉状態を識別・管理する。 【効果】(1)人手による手動弁の開閉操作の結果を容
易に確認でき、情報の収集が迅速かつ正確に制御室に伝
えられ、(2)記入ミスが生じることがなく、(3)読
み違いが生じなくなり、汚れなどが原因で読み取りが困
難になることもなくなり、さらに(4)開閉に誤操作が
発見された場合にはその場での修正が可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラント内にある手動
弁の開閉状態を識別する装置および識別方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば原子力発電所内では、定期
検査点検後の設備起動前に、手動弁の開閉状態が正しい
かどうかを目視によりチェックしていた。すなわち、手
動弁ごとに取り付けられた番号札に記された弁番号を読
むことによって手動弁を同定し、その上でその手動弁の
開閉状態を確認するという一連の操作を行ない、全て人
の目に頼って点検管理が行なわれていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな人の目に頼った点検管理作業では手動弁の同定およ
びその開閉確認において以下のような誤認などの問題が
あった。 1.手動弁に取り付けられた番号札の弁番号の読み間違
い 2.開閉状態の見間違い 3.点検リストの誤認 4.点検リストへの記入ミス 5.番号札の汚れ、剥離などの原因による弁番号の誤認 このような誤認などにより、思わぬ事故につながるケー
スが発生し、設備の停止、原因調査、点検、再起動準
備、起動という一連の操作を再度行なわざるを得ないと
いうことが多々あり、設備稼動率の低下の一因となって
いた。また、点検リストが中央管理室に届くまでに時間
がかかり、情報収集を迅速に行なうことができないなど
の問題があった。
【0004】それに対して、完全自動化、すなわち手動
弁を自動開閉弁として、開閉状態を知るためにそれぞれ
の弁にセンサーを取り付けてメインコンピューターと接
続する方法も考えられるが、既存のプラントではそのた
めに必要な経費が非常に大きく、且つ、接続するための
期間運転を止めなければならないので、その実施は容易
ではないという問題もあった。
【0005】本発明は、これらの問題を解決し、目視の
みに頼らず、間違いが起こらないよう人間の視覚による
判断を支援し、再確認を容易とする手動弁の識別および
開閉管理方法およびそのための手段を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、プラント内の
各手動弁に取り付けられた番号札の弁番号を読み取って
手動弁を同定してから該手動弁の開閉状態を確認する手
動弁の開閉管理方法において、手動弁に該手動弁を同定
するスリット配列を有する番号札と遮光板の位置によっ
て遮光されるスリット配列によって該手動弁の開閉状態
を示す表示板とを設け、該番号札および該表示板のスリ
ット配列を読み込む読み込み器からの情報を該読み込み
器とつながるコンピュータに送り、それによって各手動
弁の開閉状態を識別・管理することを特徴とする手動弁
の開閉管理方法を提供する。
【0007】
【実施例】以下に本発明を実施例に従って説明する。
【0008】(実施例1)先ず、図1〜5を用いて本発
明の管理手段の1実施態様を説明する。
【0009】図2は手動弁に取り付けられた番号札の図
である。この図のように、弁番号が2進法で表現され、
2進法の0、1に対応するスリット配列が刻まれた金属
製札(以下番号札と称する)11が手動弁に取り付けら
れている。読み込み器がこの番号札のスリット配列を読
み込むことにより、弁番号が読み込まれる。読み込み器
はスリットの配列状態を0と1の2進法に変換してデー
タとして格納する。
【0010】さらに、図3に示すように、さらに手動弁
の弁軸12には、弁開閉状態表示板(以下、表示板と称
する)17が取り付けられている。この表示板17にも
番号札11同様に手動弁の開閉状態に応じたスリット配
列が設けられており、手動弁開閉状態は、例えば弁軸1
2に取り付けてある遮蔽板16がスライドし、手動弁が
開いた状態であれば「開」に相当するスリット配列(図
中のO)を塞ぎ、「閉」に相当するスリット(図中の
S)が開いた状態となる。逆に、手動弁が閉じられてい
れば、弁軸12に取り付けられている遮蔽板16がスラ
イドし、「閉」に相当するスリット(S)が塞がれ、
「開」に相当するスリット(O)が開いた状態となる。
【0011】これらの番号札や表示板に設けられたスリ
ット配列による情報を読み込ませるために図4に示すよ
うな読み込み器を使用する。図のように、読み込み器1
8としては、内側に受光器19と発光部20を持ち、番
号札11または表示板17をその内側の所定の位置にセ
ットすることによって、非スリット部では発光部からの
光が遮断され、スリット部では発光が受光部に伝わるこ
とによって読み取りが行なわれる方式のものが好まし
い。従って、受光部19および発光部20には市販品の
光センサーで用いられるフォトダイオードを用いたもの
などが使用できる。また読み込み器には、番号札や表示
板の位置を固定するためにストッパーを設ける。
【0012】図2bに示すように、番号札や表示板に
は、手動弁を同定するスリット配列および手動弁の開閉
状態を表示するスリット配列の前後にスリット配列の開
始および終了を示すスリット(スタートビット13およ
びストップビット14)を刻んでおくのが好ましい。な
お図5に示すように、読み込み器の前面にはデータ読み
込み中を表示するLED21が点灯し、データを読み終
ったらデータ読み込み完了を示すLED22が点灯す
る。
【0013】なお図1に示すように、読み込み器18の
データは、読み込み器と1対1でつながれた、持ち運び
に便利なノート型のコンピュータ23に伝えるようにし
ておくのが好ましい。さらに、データはフロッピーディ
スク24に格納することができるようにしておくのが好
ましい。そして図1の最下段に示すように、設備構内の
エリアブロックごとの制御盤などがあるところに、中央
制御室のコンピュータ26とつながっている端末25を
置き、この端末よりフロッピーに収納したデータをホス
トコンピュータ26へ送る。もし、正しくない情報があ
った場合に、予め正しい情報を入力しておき、読み込み
器よりのデータと整合し誤りがある場合はアナウンスす
ればその場での確認もできる。アナウンスがあったら、
手動弁の状態を正しく設定して再度データを読み込ませ
る。
【0014】バルブの中を通る流体が例えば350℃程
度の高温である場合もあることから、番号札は手動弁の
上部、例えば弁軸上部に設置するのが望ましい。また、
表示板の取り付け位置は、手動弁として使用するバルブ
の種類に応じて適宜選択する。バルブについては、流体
の種類、流体温度などを考慮しながら、例えば仕切弁、
玉型弁、ダイヤフラム弁、バタフライ弁など市販されて
いるものの中から、開閉表示の可能なタイプのものを選
定すれば良い。
【0015】このように本発明の方法は、既存のバルブ
にスリットを設けた札を取り付けるものであることか
ら、現状に大幅な手直しを加えることなく、各手動弁の
開閉状態の確認を容易かつ正確にするものである。
【0016】(実施例2)次に、図6に本発明の他の実
施態様を示す。
【0017】図6に示すように、手動弁1基ずつにセン
サー27を取り付け、そのセンサーの回線は、設備機構
のエリアブロックごとの制御盤などにある信号集合化ポ
ート28まで延ばす。センサーから読み取る情報として
は、バルブの弁番号とバルブの開閉状態である。
【0018】プラント内の巡回点検を行なう時に、点検
作業はエリアブロックごとに行なうことから、点検員
は、バッテリー30、信号の読み込み器29および読み
込んだ信号を入力するコンピュータ26を、信号集合化
ポート28まで運んでくる。必要により、機器の移動に
は台車などを使用するのが好ましい。点検員は、信号集
合化ポートにおいて読み込み器をポートに接続させて、
それぞれのバルブの弁番号およびそのバルブの開閉状態
を読み込み、その読み込まれたデータは読み込み器を介
してコンピュータに収納される。なお、所持したコンピ
ュータには正しい情報を入力しておき、誤りがある場合
にはアナウンスがなされるようにすることによって、そ
の場で手動弁を正しい状態とすることが可能である。誤
りがない場合には、点検の記録をして次のエリアブロッ
クへと進む。
【0019】さらに、バッテリー、読み取り器および読
み込んだ信号を入力するコンピュータを自走行ロボット
に載せて、エリアブロック間を走行させ、ロボットにて
読み込み器と信号集合化ポートを接続させる巡回点検ロ
ボットシステムが考えられるが、その場合、手動弁の開
閉に誤りがあっても即座に変更を行なうことはできな
い。
【0020】このような手法を用いることによって、プ
ラント内などの定期点検において、人手による手動弁の
開閉操作後の手動弁の開閉状態を容易かつ正確に確認す
ることができる。
【0021】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、本発明の
手段および方法により下記の効果が得られる。 (1)人手による手動弁ごとの開閉操作の結果が容易に
確認できるとともに、情報の収集が迅速かつ正確に制御
室に伝えられる。 (2)手動弁ごとの開閉操作の結果がそのままコンピュ
ータに入力されることから、記入ミスが生じることがな
い。 (3)手動弁の同定は番号札のスリットを読み込み器で
入力することから、読み違いが生じなくなり、汚れなど
が原因で読み取りが困難になることもない。 (4)コンピュータに正しいデータを入力しておくこと
で、開閉に誤操作が発見された場合にはその場での修正
が可能である。
【0022】なお本発明は、原子力発電所のみならず、
一般化学プラントにも適用することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の管理方法の1例のシステム図である。
【図2】本発明の管理手段で、手動弁に取り付けられた
金属製札(番号札)の1例を示す図であり、aは手動弁
の概観図、bは番号札の詳細図である。
【図3】弁軸に取り付けられた本発明の開閉状態表示板
(表示板)の1例の概観図である。
【図4】本発明の管理手段に用いる読み込み器の1例の
断面図である。
【図5】本発明の管理方法において読み込み器による読
み込み例を示す図であり、aは番号札の読み込み、bは
表示板の読み込みを示す図である。
【図6】本発明の管理方法の別の例のシステム図であ
る。
【符号の説明】
11 金属製札(番号札) 12 弁軸 13 スタートビット 14 ストップビット 15 読み込み値(2ビット化されたもの) 16 遮蔽板 17 開閉状態表示板(表示板) 18 読み込み器 19 受光部 20 発光部 21 読み込み中点灯LED 22 読み込み終了時点灯LED 23 コンピュータ 24 フロッピーディスク 25 FDD(フロッピーディスク装置) 26 CPU(中央処理装置;ホストコンピュータ) 27 センサー 28 信号集合化ポート 29 読み込み器 30 バッテリー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラント内の各手動弁に取り付けられた
    番号札の弁番号を読み取って手動弁を同定してから該手
    動弁の開閉状態を確認する手動弁の開閉管理方法におい
    て、手動弁に該手動弁を同定するスリット配列を有する
    番号札と遮光板の位置によって遮光されるスリット配列
    によって該手動弁の開閉状態を示す表示板とを設け、該
    番号札および該表示板のスリット配列を読み込む読み込
    み器からの情報を該読み込み器とつながるコンピュータ
    に送り、それによって各手動弁の開閉状態を識別・管理
    することを特徴とする手動弁の開閉管理方法。
  2. 【請求項2】 少なくとも、 a)プラント内の各手動弁に取り付けられた、該手動弁
    を同定するスリット配列を有する番号札および遮光板の
    位置によって遮光されるスリット配列によって該手動弁
    の開閉状態を示す表示板、 b)該番号札および該表示板のスリット配列を読み込む
    読み込み器、ならびに c)該読み込み器に連結され各手動弁の開閉状態を識別
    するコンピュータから成る手動弁の開閉管理手段。
JP16483993A 1993-07-02 1993-07-02 手動弁の開閉管理方法および開閉管理手段 Pending JPH0719373A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2932310A1 (fr) * 2008-06-10 2009-12-11 Areva Np Procede et dispositif de surveillance a distance de vannes manuelles de circuits fluides dans l'ilot nucleaire d'une centrale nucleaire
JP2012047279A (ja) * 2010-08-27 2012-03-08 Chugoku Electric Power Co Inc:The バルブ開閉状態表示装置

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