JPH0719116Y2 - 部品挿入用電線クランプ装置 - Google Patents

部品挿入用電線クランプ装置

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JPH0719116Y2
JPH0719116Y2 JP1989054557U JP5455789U JPH0719116Y2 JP H0719116 Y2 JPH0719116 Y2 JP H0719116Y2 JP 1989054557 U JP1989054557 U JP 1989054557U JP 5455789 U JP5455789 U JP 5455789U JP H0719116 Y2 JPH0719116 Y2 JP H0719116Y2
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clamp
electric wire
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Inventor
稔 松永
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東洋端子株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、電線の端部に部品を挿入するに際し、その電
線の端部を補強しながら保持するクランプ装置に関す
る。
〔従来の技術〕
特開昭63−298987号公報に見られるように、電線の端部
に防水用のシールなどの部品が挿入される。これらの部
品の挿入時に、電線は、クランプ装置のクランプ片など
によって保持される。このときのクランプ片の保持位置
は、電線の端部の部品挿入長さつまり挿入代を残した位
置となっている。このため、クランプ状態のときに、電
線の端部は、片持ち状態となって、先端部分で不安定な
状態となっている。
〔従来技術の課題〕
この結果、電線の端部から部品が挿入される過程で、電
線の端部は、部品の挿入圧によって屈曲し、座屈しやす
い状態にある。このため、自動挿入ミスが頻発する。し
たがって、この種の作業に際し、電線のクランプ位置
は、できる限り電線の先端部分に設定すべきである。し
かし、既に述べたように、部品の挿入代があるため、電
線の先端側でのクランプ位置は、部品の挿入代以上に大
きくできないことになる。
〔考案の目的〕
したがって、本考案の目的は、電線の先端部分について
部品の挿入代を確保しながら、電線の端部を補強しなが
ら保持できるようにすることである。
〔考案の解決手段〕
上記目的のもとに、本考案は、電線の端部を一対のクラ
ンプレバーによって強固に保持するとともに、このクラ
ンプレバーに対し電線の長手方向に変位可能なクランプ
片、このクランプ片にブレーキ力を作用させるブレーキ
アームをそれぞれ設け、このクランプ片によって電線の
先端部分を滑り移動可能な状態で摩擦的に保持するよう
にしている。
〔考案の作用〕
保持状態の電線に対し、ゴムシールなどの部品は、電線
の端部から挿入される。この挿入過程で、一対のクラン
プ片は、その部品またはその部品を供給するための供給
チャックからの挿入圧によって、電線の長手方向に後退
し、部品の挿入側の近くで電線を摩擦的に保持し、挿入
代まで滑り移動により後退し、その位置で、ブレーキア
ームのブレーキ力によって停止する。したがって、この
挿入過程で、電線は、先端部分で常に後退可能なクラン
プ片によって補強されつつ保持されているため、部品の
挿入途中で、その挿入圧によって屈曲せず、また屈曲も
なく、さらに挿入後の部品の抜け出ることもなくなる。
〔実施例〕
第1図および第2図は、本考案の部品挿入用電線クラン
プ装置1の構成を示している。
この部品挿入用電線クランプ装置1は、主要な構成部分
として、一対のクランプレバー2、一対のクランプ片
3、これらの駆動用のシリンダー4およびブレーキアー
ム5などによって構成されている。
一対のクランプレバー2は、それぞれレバー軸6によっ
て、フレーム7に対し回動自在に支持されており、先端
部分でクランプ片3を進退自在に保持するとともに、後
端部分で一対のリンク8および連結ピン9、10によって
ジョイント11に連結されている。なお、このフレーム7
は、スライダー15および取り付けねじ18によって、ホル
ダー16の長孔17に対し任意の高さで適切な向きに固定で
きるようになっている。このジョイント11は、フレーム
7に取り付けられた一対のガイドプレート12によって案
内され、シリンダー4のピストンロッド14に取り付けら
れている。なお、このピストンロッド14のストローク
は、目盛付調節ねじ13によって変更できるようになって
いる。
そして、一対のクランプ片3は、第3図および第4図に
示すように、全体としてコ字形で角筒状であり、クラン
プレバー2の先端の案内溝19に対し進退自在に支持され
ており、その内部に装着されたスプリング20によって、
第1図で手前方向すなわち進出方向に付勢されている。
これらの一対のクランプ片3は、電線21を保持するため
に、互いに向き合う位置で、例えばV字状の保持溝22を
形成している。なおこの一対のクランプレバー2は、一
対のクランプ片3の背面側のそれぞれ向き合う位置で、
電線21を切断や、ストリップするために、図示しない別
のシリンダーにより作動する一対のカッター23を備えて
いる。このカッター23は、電線21をクランプ片3の後方
で保持する固定クランプ34との連係により、電線21を防
水シール32の挿入前にストリップしたり、被覆を残すセ
ミストリップや、端部を切断する場合に用いる。
また、前記ブレーキアーム5は、例えばL字型であり、
それぞれブレーキ軸24によって、クランプレバー2に対
し回動自在に支持されており、先端部分のブレーキシュ
ー25でそれぞれのクランプ片3の側面に当接可能な状態
となっており、さらに他端部分でスプリング26によって
付勢されている。このスプリング26の一端は、ブレーキ
アーム5の一端にかけられており、かつ他端部分は、ク
ランプレバー2に取り付けられたスプリング掛け27にか
けられている。なお、一対のブレーキアーム5は、リン
ク28の長孔29および2本のピン30、31によって互いに連
結されている。これによって、それらの回動範囲が規制
されている。
なお、部品としての防水シール32は、電線21の先端と向
き合う位置から、部品チャック33によって1つずつ供給
される。
防水シール32の挿入は、以下の順序によって行われる。
まず、待機状態で、シリンダー4のピストンロッド14が
後退しているため、一対のクランプレバー2は、第1図
のように、開放状態に設定されている。このとき、リン
ク29がピン30、31を引き寄せているため、一対のブレー
キアーム5も開放状態となっており、したがって、ブレ
ーキシュー25は、クランプ片3の側面から離れている。
この状態で、電線21は、クランプ片3の後方で固定クラ
ンプ34により一対のクランプ片3の間に供給され、部品
挿入位置で停止する。このあと、シリンダー4がそのピ
ストンロッド14を前進させるため、一対のクランプレバ
ー2は、第2図のように、閉じることによって、クラン
プ片3の保持溝22の間で、電線21を挟み込んだ状態で保
持し、クランプ状態とする。この時、クランプ片3のク
ランプ力は、固定クランプ34より弱く設定しておく。ま
た、電線21の太さに応じて、保持力の変更調整は、調節
ねじ13により容易に行える。
このクランプ状態のときに、一対のクランプ片3は、第
3図のように、スプリング20に付勢されて最大前進位置
にあるため、保持溝22の部分で電線21の先端部分を保持
している。一対のクランプレバー2が閉じることによっ
て、スプリング26がブレーキアーム5を閉じる方向に付
勢するため、それぞれのブレーキシュー23は、クランプ
片3の側面に当接し、それらの間に摩擦的なブレーキ力
を作用させる。
このあと、部品チャック33は、部品としての防水シール
32を保持し、クランプ状態の電線21の先端方向に移動す
る。この移動にともない、防水シール32は、電線21の先
端に挿入される。この挿入初期に、一対のクランプ片3
が電線21の挿入側先端部分を保持しているため、防水シ
ール32の挿入圧が作用しても、その電線21は、先端部分
で屈曲せず、また座屈することもない。しかも、この防
水シール32が電線21の所定の位置まで挿入される過程
で、防水シール32またはその部品チャック33がクランプ
片3の前面にあたり、それをスプリング20の付勢力に抗
して後退させるため、防水シール32は、クランプ片3の
前面に当たりながら、換言すると、クランプ片3で保持
されている電線21の保持位置の近くで挿入されていく。
もちろん、この過程で、電線21は、別の固定クランプ34
でクランプ片3よりも強く保持されているので、後退し
ない。したがって、防水シール32の初期の挿入位置から
挿入代に相当する最終的な挿入位置まで、電線21は、挿
入方向に移動可能なクランプ片3とともに保持され、補
強されて防水シール32を案内していくことになる。一対
のクランプ片3が後退する過程で、その側面とブレーキ
シュー25との間に摩擦的なブレーキ力が作用するため、
スプリング20の前進方向の付勢力すなわち防水シール32
を押し返す方向の力は、部品チャック33に対してほとん
ど作用しない。
防水シール32が所定の位置まで挿入された段階で、部品
チャック33は、部品の保持を開放し、後退していく。こ
の時、クランプ片3は、ブレーキシュー25により制動さ
れて動かない。したがって、挿入完了後に、防水シール
32は、電線21から抜け出ず、所定の挿入位置にある。シ
リンダー4が再び一対のクランプレバー2を開放状態と
し、クランプレバー2が開いた後に、クランプ片3は、
スプリング20により元に戻る。この動作により、挿入し
た防水シール32に外力を加えることがないので、位置を
移動させてしまうことも防止できる。
〔他の実施例〕
なお、挿入対象の部品は、防水シール32に限らず、その
他の部品例えば圧着端子などの挿入であってもよい。ま
た、この部品挿入用電線クランプ装置1は、単体として
用いられる他、電線加工装置などのインデックステーブ
ルなどに取り付けられ、電線の自動加工装置の一部とし
て利用される。また、上記一対のクランプレバー2は、
回動によって開閉を行うが、直動式の開閉機構であって
ももちろんよい。
〔考案の効果〕
本考案では、開閉可能なクランプレバーに対しクランプ
片が電線の保持方向に対し変位自在で、スプリングによ
って付勢されているため、部品の挿入過程で、クランプ
片が電線の端部を保持し、しかも部品の挿入とともに電
線に対して滑りながら後退するため、部品の挿入過程で
電線の屈曲や座屈がなく、部品の挿入作業が円滑に行わ
れる。特に、部品の挿入後に、クランプ片がスプリング
の付勢力に抗して後退しているが、この後退位置で、ブ
レーキアームのブレーキシューがクランプ片の側面に作
用し、ブレーキ力を働かせて、クランプ片の復帰方向へ
の移動を阻止しているため、挿入後の部品が電線から抜
け出ることもなく、所定の挿入位置に安定な状態で保持
される。
【図面の簡単な説明】
第1図は部品挿入用電線クランプ装置の正面図、第2図
は電線のクランプ状態での正面図、第3図および第4図
は部品挿入過程での要部の動作説明図である。 1……部品挿入用電線クランプ装置、2……クランプレ
バー、3……クランプ片、4……シリンダー、5……ブ
レーキアーム、19……案内溝、20……スプリング、21…
…電線、22……保持溝、25……ブレーキシュー、26……
スプリング、32……防水シール、33……部品チャック、
34……固定クランプ。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】開閉可能な一対のクランプレバーと、各ク
    ランプレバーに進退可能に設けられ電線の長手方向で進
    出方向にスプリングにより付勢された一対のクランプ片
    と、各クランプ片の対向面に設けられた電線挟持用の保
    持溝と、電線の保持中にブレーキシューをクランプ片の
    側面に押し当てるブレーキアームとからなることを特徴
    とする部品挿入用電線クランプ装置。
  2. 【請求項2】開閉可能な一対のクランプレバーと、各ク
    ランプレバーに進退可能に設けられ電線の長手方向で進
    出方向にスプリングにより付勢された一対のクランプ片
    と、各クランプ片の対向面に設けられた電線挟持用の保
    持溝と、上記一対のクランプレバーの端部に連結され開
    閉運動を与えるシリンダーと、クランプレバー上で回動
    自在に支持され、クランプ片の側面と対向するブレーキ
    シューを有するブレーキアームと、電線の保持中にブレ
    ーキシューをクランプ片の側面に押し当てるスプリング
    とからなることを特徴とする部品挿入用電線クランプ装
    置。
JP1989054557U 1989-05-12 1989-05-12 部品挿入用電線クランプ装置 Expired - Lifetime JPH0719116Y2 (ja)

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JPH02145793U JPH02145793U (ja) 1990-12-11
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS58145018A (ja) * 1982-01-25 1983-08-29 日本圧着端子製造株式会社 電線受渡し装置
JPS63298987A (ja) * 1987-05-28 1988-12-06 Shin Meiwa Ind Co Ltd 被覆電線端末処理装置

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