JPH0719109A - 3ピストンスターリング機器 - Google Patents
3ピストンスターリング機器Info
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- JPH0719109A JPH0719109A JP11161593A JP11161593A JPH0719109A JP H0719109 A JPH0719109 A JP H0719109A JP 11161593 A JP11161593 A JP 11161593A JP 11161593 A JP11161593 A JP 11161593A JP H0719109 A JPH0719109 A JP H0719109A
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02G—HOT GAS OR COMBUSTION-PRODUCT POSITIVE-DISPLACEMENT ENGINE PLANTS; USE OF WASTE HEAT OF COMBUSTION ENGINES; NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F02G1/00—Hot gas positive-displacement engine plants
- F02G1/04—Hot gas positive-displacement engine plants of closed-cycle type
- F02G1/043—Hot gas positive-displacement engine plants of closed-cycle type the engine being operated by expansion and contraction of a mass of working gas which is heated and cooled in one of a plurality of constantly communicating expansible chambers, e.g. Stirling cycle type engines
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02G—HOT GAS OR COMBUSTION-PRODUCT POSITIVE-DISPLACEMENT ENGINE PLANTS; USE OF WASTE HEAT OF COMBUSTION ENGINES; NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F02G2243/00—Stirling type engines having closed regenerative thermodynamic cycles with flow controlled by volume changes
- F02G2243/30—Stirling type engines having closed regenerative thermodynamic cycles with flow controlled by volume changes having their pistons and displacers each in separate cylinders
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02G—HOT GAS OR COMBUSTION-PRODUCT POSITIVE-DISPLACEMENT ENGINE PLANTS; USE OF WASTE HEAT OF COMBUSTION ENGINES; NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F02G2243/00—Stirling type engines having closed regenerative thermodynamic cycles with flow controlled by volume changes
- F02G2243/30—Stirling type engines having closed regenerative thermodynamic cycles with flow controlled by volume changes having their pistons and displacers each in separate cylinders
- F02G2243/34—Regenerative displacers having their cylinders at right angle, e.g. "Robinson" engines
-
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- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02G—HOT GAS OR COMBUSTION-PRODUCT POSITIVE-DISPLACEMENT ENGINE PLANTS; USE OF WASTE HEAT OF COMBUSTION ENGINES; NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F02G2244/00—Machines having two pistons
- F02G2244/02—Single-acting two piston engines
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Engine Equipment That Uses Special Cycles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 スターリングサイクルを利用した装置の自己
回転性能を保持しつつ、VM機器より大きい圧力比、大
きい冷熱出力を得る。 【構成】 シリンダヘッド側にのみ作動空間(高温空間
11)を形成する高温ピストン2と同じくシリンダヘッ
ド側にのみ作動空間(低温空間16)を形成する低温ピ
ストン4を同位相で、同じくシリンダヘッド側にのみ作
動空間(中温空間12)を形成する中温ピストン6を前
記高温ピストン2よりほぼ90度の位相遅れで往復動す
るように主軸7に連接させて構成し、高温空間11と中
温空間12を再生熱交換器13及び中温放熱器14を介
して連通し、低温空間16と中温空間を低温冷熱取出用
熱交換器17、再生熱交換器18及び中温放熱器14を
介して連通し、高温空間を加熱する加熱器24を備えて
構成された3ピストンスターリング機器。 【効果】
回転性能を保持しつつ、VM機器より大きい圧力比、大
きい冷熱出力を得る。 【構成】 シリンダヘッド側にのみ作動空間(高温空間
11)を形成する高温ピストン2と同じくシリンダヘッ
ド側にのみ作動空間(低温空間16)を形成する低温ピ
ストン4を同位相で、同じくシリンダヘッド側にのみ作
動空間(中温空間12)を形成する中温ピストン6を前
記高温ピストン2よりほぼ90度の位相遅れで往復動す
るように主軸7に連接させて構成し、高温空間11と中
温空間12を再生熱交換器13及び中温放熱器14を介
して連通し、低温空間16と中温空間を低温冷熱取出用
熱交換器17、再生熱交換器18及び中温放熱器14を
介して連通し、高温空間を加熱する加熱器24を備えて
構成された3ピストンスターリング機器。 【効果】
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、都市ガスの廃熱などの
加熱によって低温を生じ、該加熱の条件によっては自力
運転も可能な機械式低温発生機器に関する。
加熱によって低温を生じ、該加熱の条件によっては自力
運転も可能な機械式低温発生機器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一般的に知られている機械式低温
発生機器としては、冷凍機とこの冷凍機を駆動する原動
機のように二つ以上の機器を組合せたものがある。しか
し、一つの機器だけで、加熱により低温を発生させる自
力回転の機械式装置としては、スターリングサイクルの
原理を応用したヴィルミエ(以下、単にVMという)機
器だけである。
発生機器としては、冷凍機とこの冷凍機を駆動する原動
機のように二つ以上の機器を組合せたものがある。しか
し、一つの機器だけで、加熱により低温を発生させる自
力回転の機械式装置としては、スターリングサイクルの
原理を応用したヴィルミエ(以下、単にVMという)機
器だけである。
【0003】このVM機器を図5と図6を用いて説明す
る。図5に示す装置は、クランク軸8を収容するクラン
ク室空間23と、該クランク軸8結合され互いにほぼ9
0度の角度をなして配置された二つのディスプレーサシ
リンダ1(高温)、3(低温)と、ディスプレーサシリ
ンダ1、3にそれぞれ内装されたディスプレーサピスト
ン(高温ピストン)2、(低温ピストン)4と、ディス
プレーサシリンダ1のディスプレーサピストン2で分け
られた上下(上が高温空間11、下は中温空間30)の
区画を加熱器24、高温側再生熱交換器13及び中温放
熱器14を介して連通する連絡管10と、ディスプレー
サシリンダ3のディスプレーサピストン4で分けられた
上下(上が低温空間16、下は中温空間32)の区画を
冷熱取出用熱交換器17、低温側再生熱交換器18及び
中温放熱器14を介して連通する連絡管15と、ディス
プレーサシリンダ1、3それぞれのピストン下方の中温
空間30、32を連通する連絡管31と、ディスプレー
サピストン2、4とクランク25をクランク軸8を介し
て連結し前記ディスプレーサピストン2、4をそれぞれ
駆動するロッド20、21とを含んで構成されている。
前記ロッド21の径はロッド20の径より太く作られて
いる。
る。図5に示す装置は、クランク軸8を収容するクラン
ク室空間23と、該クランク軸8結合され互いにほぼ9
0度の角度をなして配置された二つのディスプレーサシ
リンダ1(高温)、3(低温)と、ディスプレーサシリ
ンダ1、3にそれぞれ内装されたディスプレーサピスト
ン(高温ピストン)2、(低温ピストン)4と、ディス
プレーサシリンダ1のディスプレーサピストン2で分け
られた上下(上が高温空間11、下は中温空間30)の
区画を加熱器24、高温側再生熱交換器13及び中温放
熱器14を介して連通する連絡管10と、ディスプレー
サシリンダ3のディスプレーサピストン4で分けられた
上下(上が低温空間16、下は中温空間32)の区画を
冷熱取出用熱交換器17、低温側再生熱交換器18及び
中温放熱器14を介して連通する連絡管15と、ディス
プレーサシリンダ1、3それぞれのピストン下方の中温
空間30、32を連通する連絡管31と、ディスプレー
サピストン2、4とクランク25をクランク軸8を介し
て連結し前記ディスプレーサピストン2、4をそれぞれ
駆動するロッド20、21とを含んで構成されている。
前記ロッド21の径はロッド20の径より太く作られて
いる。
【0004】上記構成の装置を作動させると各空間の容
積及び各空間に含まれる分子の数は、クランク軸の回転
に伴って変化する。ここでは分子の数の変化を圧力の変
化として表現する。図6に、図5のVM機器の前記各空
間の容積と圧力の変化を主クランク回転に対し正弦波状
と考えた近似理論に基づく、諸空間の容積変化及び圧力
変化をそれぞれ容積変化ベクトル及び圧力変化ベクトル
で示したベクトル解析図を示す。ここでいう圧力の変化
は、前記分子の数の変化を表現したものである。
積及び各空間に含まれる分子の数は、クランク軸の回転
に伴って変化する。ここでは分子の数の変化を圧力の変
化として表現する。図6に、図5のVM機器の前記各空
間の容積と圧力の変化を主クランク回転に対し正弦波状
と考えた近似理論に基づく、諸空間の容積変化及び圧力
変化をそれぞれ容積変化ベクトル及び圧力変化ベクトル
で示したベクトル解析図を示す。ここでいう圧力の変化
は、前記分子の数の変化を表現したものである。
【0005】黒の実線で表示したベクトルV11,V30,
V16,V32はそれぞれ高温空間11、中温空間30、低
温空間16、中温空間32の容積変化を示す容積変化ベ
クトルであり、V21,V20はロッド21、20をピスト
ンとして考えたときの容積変化ベクトルである。これら
の容積変化ベクトルの総和(ベクトル和)は、V11とV
30、V16とV32がそれぞれディスプレーサピストンの両
側であるので互いにほぼ打ち消し合い、結局V21,V20
の和となり、黒の太線で表示した全容積変化ベクトルV
Tとなる。
V16,V32はそれぞれ高温空間11、中温空間30、低
温空間16、中温空間32の容積変化を示す容積変化ベ
クトルであり、V21,V20はロッド21、20をピスト
ンとして考えたときの容積変化ベクトルである。これら
の容積変化ベクトルの総和(ベクトル和)は、V11とV
30、V16とV32がそれぞれディスプレーサピストンの両
側であるので互いにほぼ打ち消し合い、結局V21,V20
の和となり、黒の太線で表示した全容積変化ベクトルV
Tとなる。
【0006】一方、各空間の容積変化ベクトルを、基準
温度に対するそれぞれの空間の温度の比(温度比、γH
は高温空間の温度比、γMは中温空間の温度比、γCは低
温空間の温度比をそれぞれ示す)で除して得られる圧力
変化ベクトルは、それぞれV11/γH,V30/γM,V16
/γC,V32/γMとなり、図6では点線で囲んだ矢印、
つまり点線ベクトルで表示されている。ここでいう温度
は絶対温度で表示された温度である。これらの圧力変化
ベクトルのベクトル和は、白の太線で表示した総圧力変
化ベクトル△Pmとなる。全空間内の総分子数は一定であ
るが、点線ベクトルの大きさは各空間内の分子数変化に
比例するので、△Pmの位置(座標軸からの角度)が最高
圧力の発生するクランク角を近似的に示し、かつ総圧力
変化ベクトル△Pmの長さが圧力比の大きさを示している
が、かなり小さいものとなる。
温度に対するそれぞれの空間の温度の比(温度比、γH
は高温空間の温度比、γMは中温空間の温度比、γCは低
温空間の温度比をそれぞれ示す)で除して得られる圧力
変化ベクトルは、それぞれV11/γH,V30/γM,V16
/γC,V32/γMとなり、図6では点線で囲んだ矢印、
つまり点線ベクトルで表示されている。ここでいう温度
は絶対温度で表示された温度である。これらの圧力変化
ベクトルのベクトル和は、白の太線で表示した総圧力変
化ベクトル△Pmとなる。全空間内の総分子数は一定であ
るが、点線ベクトルの大きさは各空間内の分子数変化に
比例するので、△Pmの位置(座標軸からの角度)が最高
圧力の発生するクランク角を近似的に示し、かつ総圧力
変化ベクトル△Pmの長さが圧力比の大きさを示している
が、かなり小さいものとなる。
【0007】また、総圧力変化ベクトル△Pmは、全容積
変化ベクトルVTに対し、角度ξだけ前進しているの
で、クランクが回転するときはエンジンは自力回転する
こととなるが、その回転力はロッド20,21の存在と
その大きさに依存している。また、この時は低温空間1
6の容積変化ベクトルV16と総圧力変化ベクトル△Pmの
位相差角θ3は小さいので、冷熱の発生量も小さいこと
がわかる。
変化ベクトルVTに対し、角度ξだけ前進しているの
で、クランクが回転するときはエンジンは自力回転する
こととなるが、その回転力はロッド20,21の存在と
その大きさに依存している。また、この時は低温空間1
6の容積変化ベクトルV16と総圧力変化ベクトル△Pmの
位相差角θ3は小さいので、冷熱の発生量も小さいこと
がわかる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上に述べたように、V
M機器の主ピストンは二つともディスプレーサ型であっ
て該ピストンに連結されているロッドの存在によって自
力運転し、かつその圧力比は小さいことがわかる。ま
た、駆動圧力の発生は主として高温空間11が高温とな
ることで生ずるので、もし高温空間11が十分加熱され
ず、温度が低いときは総圧力変化ベクトル△Pmは低温空
間16の容積変化ベクトルV16の方向に近づき、低温空
間16にほとんど低温が生じない。よってVM機器は高
温を与えずに外部からいくら回転を与えても冷熱を発生
しない、すなわちヒートポンプ効果がないという欠点が
ある。
M機器の主ピストンは二つともディスプレーサ型であっ
て該ピストンに連結されているロッドの存在によって自
力運転し、かつその圧力比は小さいことがわかる。ま
た、駆動圧力の発生は主として高温空間11が高温とな
ることで生ずるので、もし高温空間11が十分加熱され
ず、温度が低いときは総圧力変化ベクトル△Pmは低温空
間16の容積変化ベクトルV16の方向に近づき、低温空
間16にほとんど低温が生じない。よってVM機器は高
温を与えずに外部からいくら回転を与えても冷熱を発生
しない、すなわちヒートポンプ効果がないという欠点が
ある。
【0009】本発明の課題は、スターリングサイクルを
利用した装置の自己回転性能を保持しつつ、VM機器よ
り大きいい圧力比、大きい冷熱出力を発生させるにあ
る。
利用した装置の自己回転性能を保持しつつ、VM機器よ
り大きいい圧力比、大きい冷熱出力を発生させるにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、内部にピストン1を有し該ピストン1の
上下の空間を連通する手段を有せずかつ外部より加熱さ
れる高温シリンダ2と、内部にピストン3を有し該ピス
トン3の上下の空間を連通する手段を有せずかつ冷熱を
生ずる低温シリンダ4と、内部にピストン5を有し該ピ
ストン5の上下の空間を連通する手段を有せずかつ外部
から冷却されて熱を放出する中温シリンダ6とを含んで
なり、前記ピストン1,3,5が同一の主軸7に枢着さ
れて往復動し、前記各シリンダの上部空間が再生熱交換
器を介して相互に連通されてなる3ピストンスターリン
グサイクル機器において、主軸7の回転に対して、前記
ピストン1とピストン3がほぼ同時に上死点に達し、か
つ前記ピストン1及びピストン2に対し70度乃至12
0度位相の遅れた主軸回転角において、ピストン5が上
死点に達するように構成したことを特徴とする。
決するために、内部にピストン1を有し該ピストン1の
上下の空間を連通する手段を有せずかつ外部より加熱さ
れる高温シリンダ2と、内部にピストン3を有し該ピス
トン3の上下の空間を連通する手段を有せずかつ冷熱を
生ずる低温シリンダ4と、内部にピストン5を有し該ピ
ストン5の上下の空間を連通する手段を有せずかつ外部
から冷却されて熱を放出する中温シリンダ6とを含んで
なり、前記ピストン1,3,5が同一の主軸7に枢着さ
れて往復動し、前記各シリンダの上部空間が再生熱交換
器を介して相互に連通されてなる3ピストンスターリン
グサイクル機器において、主軸7の回転に対して、前記
ピストン1とピストン3がほぼ同時に上死点に達し、か
つ前記ピストン1及びピストン2に対し70度乃至12
0度位相の遅れた主軸回転角において、ピストン5が上
死点に達するように構成したことを特徴とする。
【0011】上記課題はまた、外部から加熱されて高温
となる高温シリンダ内の高温ピストンと冷熱を発生する
低温シリンダ内の低温ピストンと外部より水や大気によ
って冷却されて熱を放出する中温シリンダ内の中温ピス
トンとが一つの主軸に結合され、位相を異にして往復運
動するよう構成され、前記各ピストンの上方の空間のみ
を作動ガスが流通する空間としたスターリングサイクル
機器において、主軸の回転に対して、前記高温ピストン
及び低温ピストンはそれぞれの上死点にほぼ同時に達
し、前記中温ピストンは前記高温ピストン及び低温ピス
トンに対し70度乃至120度位相の遅れた回転角にお
いてその上死点に達するように構成することによっても
達成される。
となる高温シリンダ内の高温ピストンと冷熱を発生する
低温シリンダ内の低温ピストンと外部より水や大気によ
って冷却されて熱を放出する中温シリンダ内の中温ピス
トンとが一つの主軸に結合され、位相を異にして往復運
動するよう構成され、前記各ピストンの上方の空間のみ
を作動ガスが流通する空間としたスターリングサイクル
機器において、主軸の回転に対して、前記高温ピストン
及び低温ピストンはそれぞれの上死点にほぼ同時に達
し、前記中温ピストンは前記高温ピストン及び低温ピス
トンに対し70度乃至120度位相の遅れた回転角にお
いてその上死点に達するように構成することによっても
達成される。
【0012】上記課題はまた、外部から加熱されて高温
となる高温シリンダ内の高温ピストンと冷熱を発生する
低温シリンダ内の低温ピストンと外部より水や大気によ
って冷却されて熱を放出する中温シリンダ内の中温ピス
トンとが一つの主軸に結合され、位相を異にして往復運
動するよう構成され、前記高温ピストンと低温ピストン
のうちのいずれか一方の空間をも作動ガスが流通する空
間としたスターリングサイクル機器において、主軸の回
転に対して、前記高温ピストン及び低温ピストンはそれ
ぞれの上死点にほぼ同時に達し、前記中温ピストンは前
記高温ピストン及び低温ピストンに対し70度乃至12
0度位相の遅れた回転角においてその上死点に達するよ
うに構成することによっても達成される。
となる高温シリンダ内の高温ピストンと冷熱を発生する
低温シリンダ内の低温ピストンと外部より水や大気によ
って冷却されて熱を放出する中温シリンダ内の中温ピス
トンとが一つの主軸に結合され、位相を異にして往復運
動するよう構成され、前記高温ピストンと低温ピストン
のうちのいずれか一方の空間をも作動ガスが流通する空
間としたスターリングサイクル機器において、主軸の回
転に対して、前記高温ピストン及び低温ピストンはそれ
ぞれの上死点にほぼ同時に達し、前記中温ピストンは前
記高温ピストン及び低温ピストンに対し70度乃至12
0度位相の遅れた回転角においてその上死点に達するよ
うに構成することによっても達成される。
【0013】
【作用】図2のベクトル解析図を用いて本発明の作用を
説明する。高温シリンダの排気容積、低温シリンダの排
気容積は等しいとして説明する。高温シリンダのピスト
ン上部空間の容積変化ベクトルV11と低温シリンダのピ
ストン上部空間の容積変化ベクトルV16は同一位相にあ
り、その和の容積変化ベクトルをベクトルOSとする。
該容積変化ベクトルOSより約70〜120度遅れた位
相の中温シリンダのピストン上部空間の容積変化ベクト
ルをV12とする。全空間の容積変化ベクトルは、容積変
化ベクトルOSと容積変化ベクトルV12のベクトル和で
全空間容積変化ベクトルVTとなる。一方、前記各空間
の容積変化ベクトルを温度比で除して得た圧力変化ベク
トルV11/γH、V16/γC及びV12/γMを点線ベクト
ルで示す。容積変化ベクトルV11と容積変化ベクトルV
12がなす角は、高温シリンダの軸線と中温シリンダの
軸線が互いになす角に等しい。
説明する。高温シリンダの排気容積、低温シリンダの排
気容積は等しいとして説明する。高温シリンダのピスト
ン上部空間の容積変化ベクトルV11と低温シリンダのピ
ストン上部空間の容積変化ベクトルV16は同一位相にあ
り、その和の容積変化ベクトルをベクトルOSとする。
該容積変化ベクトルOSより約70〜120度遅れた位
相の中温シリンダのピストン上部空間の容積変化ベクト
ルをV12とする。全空間の容積変化ベクトルは、容積変
化ベクトルOSと容積変化ベクトルV12のベクトル和で
全空間容積変化ベクトルVTとなる。一方、前記各空間
の容積変化ベクトルを温度比で除して得た圧力変化ベク
トルV11/γH、V16/γC及びV12/γMを点線ベクト
ルで示す。容積変化ベクトルV11と容積変化ベクトルV
12がなす角は、高温シリンダの軸線と中温シリンダの
軸線が互いになす角に等しい。
【0014】説明を判り易くするために、中温シリンダ
の上部空間(中温空間)の温度を基準温度にとる。そう
するとγM=1となり、V12とV12/γMは等しくなる。
また、γH>1であるからV11/γH<V11であり、γC
<1であるからV16/γC>V16である。V11=V16で
あるから、中温シリンダの温度を低温シリンダの温度よ
りに設定すれば、圧力変化ベクトルV11/γH、V16/
γCのベクトル和の大きさは、図2に示されるように、
容積変化ベクトルOSより小さくなる。
の上部空間(中温空間)の温度を基準温度にとる。そう
するとγM=1となり、V12とV12/γMは等しくなる。
また、γH>1であるからV11/γH<V11であり、γC
<1であるからV16/γC>V16である。V11=V16で
あるから、中温シリンダの温度を低温シリンダの温度よ
りに設定すれば、圧力変化ベクトルV11/γH、V16/
γCのベクトル和の大きさは、図2に示されるように、
容積変化ベクトルOSより小さくなる。
【0015】点線で示す圧力変化ベクトルV11/γH、
圧力変化ベクトルV16/γC及び圧力変化ベクトルV12
/γMの総和は総圧力変化ベクトル△Pmとなり、総圧力
変化ベクトル△Pmは図のように全空間容積変化ベクトル
VTより僅かに角ξだけ遅れた位置にくる。
圧力変化ベクトルV16/γC及び圧力変化ベクトルV12
/γMの総和は総圧力変化ベクトル△Pmとなり、総圧力
変化ベクトル△Pmは図のように全空間容積変化ベクトル
VTより僅かに角ξだけ遅れた位置にくる。
【0016】よって、高温シリンダが十分な加熱を受け
るときは圧力変化ベクトルV11/γHが小さくなり、角
ξ及び低温の上部空間の容積変化ベクトルV16と総圧力
変化ベクトル△Pmとの位相差が大きくなって、総圧力変
化ベクトル△Pmが出力をだして自力回転に入ることがわ
かる。そのうえ総圧力変化ベクトル△Pmの長さは図6の
従来機器の総圧力変化ベクトル△Pmの長さの約3倍とな
り、内部圧力変化がそれだけ大きいことを示している。
また、低温の上部空間の容積変化ベクトルV16と総圧力
変化ベクトル△Pmとの位相差θ5は、図6に示す従来機
器の低温空間の容積変化ベクトルV16と総圧力変化ベク
トル△Pmとの位相差θ3よりかなり大きくなる。冷熱発
生量は△Pmの長さとsinθの双方に比例するので、本発
明の機器は、従来のVM機器より低温シリンダの容量が
同じ場合、冷却の出力が大きくなる。
るときは圧力変化ベクトルV11/γHが小さくなり、角
ξ及び低温の上部空間の容積変化ベクトルV16と総圧力
変化ベクトル△Pmとの位相差が大きくなって、総圧力変
化ベクトル△Pmが出力をだして自力回転に入ることがわ
かる。そのうえ総圧力変化ベクトル△Pmの長さは図6の
従来機器の総圧力変化ベクトル△Pmの長さの約3倍とな
り、内部圧力変化がそれだけ大きいことを示している。
また、低温の上部空間の容積変化ベクトルV16と総圧力
変化ベクトル△Pmとの位相差θ5は、図6に示す従来機
器の低温空間の容積変化ベクトルV16と総圧力変化ベク
トル△Pmとの位相差θ3よりかなり大きくなる。冷熱発
生量は△Pmの長さとsinθの双方に比例するので、本発
明の機器は、従来のVM機器より低温シリンダの容量が
同じ場合、冷却の出力が大きくなる。
【0017】
【実施例】図1は本発明の第1の実施例である3シリン
ダスターリング機器を示す。図示の3シリンダスターリ
ング機器は、主軸7を収容するクランク室23と、該ク
ランク室23に接続して配置され外部から加熱されて高
温となる高温シリンダ1と、同じくクランク室23に接
続して配置され冷熱を発生する低温シリンダ3と、同じ
くクランク室23に接続して配置され外部より水や大気
によって冷却されて熱を放出する中温シリンダ5と、高
温シリンダ1と低温シリンダ3と中温シリンダ5にそれ
ぞれ内装された高温ピストン2と低温ピストン4と中温
ピストン6と、高温ピストン2のシリンダヘッド側に形
成された高温空間11と中温ピストン6のシリンダヘッ
ド側に形成された中温空間12とを連通する高温側再生
熱交換器13及び中温放熱器14を介装した連絡管10
と、低温ピストン4のシリンダヘッド側に形成された低
温空間16と前記中温空間12とを連通する低温冷熱取
出用熱交換器17と低温側再生熱交換器18及び中温放
熱器14とを介装した連絡管15と、高温シリンダ1の
外側上部を覆って配置され燃焼用バーナ9を備えて該高
温シリンダ1を加熱する加熱器24と、クランク室23
の中に配置され各々のピストンをクランクピン8を介し
て主軸7と連接する高温ピストンロッド20,低温ピス
トンロッド21,中温ピストンロッド22と、主軸7に
結合されたスタート兼動力駆動用モータ19とを含んで
構成されている。
ダスターリング機器を示す。図示の3シリンダスターリ
ング機器は、主軸7を収容するクランク室23と、該ク
ランク室23に接続して配置され外部から加熱されて高
温となる高温シリンダ1と、同じくクランク室23に接
続して配置され冷熱を発生する低温シリンダ3と、同じ
くクランク室23に接続して配置され外部より水や大気
によって冷却されて熱を放出する中温シリンダ5と、高
温シリンダ1と低温シリンダ3と中温シリンダ5にそれ
ぞれ内装された高温ピストン2と低温ピストン4と中温
ピストン6と、高温ピストン2のシリンダヘッド側に形
成された高温空間11と中温ピストン6のシリンダヘッ
ド側に形成された中温空間12とを連通する高温側再生
熱交換器13及び中温放熱器14を介装した連絡管10
と、低温ピストン4のシリンダヘッド側に形成された低
温空間16と前記中温空間12とを連通する低温冷熱取
出用熱交換器17と低温側再生熱交換器18及び中温放
熱器14とを介装した連絡管15と、高温シリンダ1の
外側上部を覆って配置され燃焼用バーナ9を備えて該高
温シリンダ1を加熱する加熱器24と、クランク室23
の中に配置され各々のピストンをクランクピン8を介し
て主軸7と連接する高温ピストンロッド20,低温ピス
トンロッド21,中温ピストンロッド22と、主軸7に
結合されたスタート兼動力駆動用モータ19とを含んで
構成されている。
【0018】上記各シリンダは、いずれもピストンのシ
リンダヘッド側空間のみが作動空間であり、ディスプレ
ーサピストンを内装したものではない。高温シリンダ1
と低温シリンダ3とはそれらの軸線が主軸7に対して同
一方向になるように平行して配置され、中温シリンダ5
はその軸線が高温シリンダ1及び低温シリンダ3の軸線
に対して約110度をなす向きに配置されている。高温
シリンダ1と低温シリンダ3はほぼ同じ大きさに、中温
シリンダ5は前記高温シリンダ1及び低温シリンダ3よ
り径を大きくしてある。また、高温ピストン2と低温ピ
ストン4はほぼ同じ位相で往復動するようにクランク軸
8に係合されてほぼ同時に上死点に達し、中温ピストン
6は高温ピストン2と低温ピストン4より、約110度
遅れた位相で上死点に達するようにクランクピン8に係
合されている。
リンダヘッド側空間のみが作動空間であり、ディスプレ
ーサピストンを内装したものではない。高温シリンダ1
と低温シリンダ3とはそれらの軸線が主軸7に対して同
一方向になるように平行して配置され、中温シリンダ5
はその軸線が高温シリンダ1及び低温シリンダ3の軸線
に対して約110度をなす向きに配置されている。高温
シリンダ1と低温シリンダ3はほぼ同じ大きさに、中温
シリンダ5は前記高温シリンダ1及び低温シリンダ3よ
り径を大きくしてある。また、高温ピストン2と低温ピ
ストン4はほぼ同じ位相で往復動するようにクランク軸
8に係合されてほぼ同時に上死点に達し、中温ピストン
6は高温ピストン2と低温ピストン4より、約110度
遅れた位相で上死点に達するようにクランクピン8に係
合されている。
【0019】上記構成の装置においては、高温ピストン
2、低温ピストン4及び中温ピストン6は主軸7によっ
て回転する共通のクランクピン8によって往復駆動さ
れ、高温シリンダ1と低温シリンダ3はほぼ同一方向に
配置されているので、高温ピストン2と低温ピストン4
は同時に上死点に達する。中温シリンダ5は高温シリン
ダ1と低温シリンダ3より主軸7の回転方向に約110
度ずれた位置に向けられているので中温ピストン6は高
温ピストン2と低温ピストン4より約110度ずれた位
置で上死点に達する。本実施例においては、高温ピスト
ンと中温ピストンの位相のずれは約110度に設定され
ているが、約70〜120度の範囲であればよい。
2、低温ピストン4及び中温ピストン6は主軸7によっ
て回転する共通のクランクピン8によって往復駆動さ
れ、高温シリンダ1と低温シリンダ3はほぼ同一方向に
配置されているので、高温ピストン2と低温ピストン4
は同時に上死点に達する。中温シリンダ5は高温シリン
ダ1と低温シリンダ3より主軸7の回転方向に約110
度ずれた位置に向けられているので中温ピストン6は高
温ピストン2と低温ピストン4より約110度ずれた位
置で上死点に達する。本実施例においては、高温ピスト
ンと中温ピストンの位相のずれは約110度に設定され
ているが、約70〜120度の範囲であればよい。
【0020】図2を用いて第1の実施例のベクトル解析
を説明する。高温空間11の容積変化ベクトルV11と低
温空間16の容積変化ベクトルV16は同一位相にあり、
その和のベクトルは、ベクトルOSである。ベクトルO
Sより約110度遅れた位相の中温空間12の容積変化
ベクトルをV12とすると、全空間の容積変化ベクトルV
Tは、ベクトルOSとベクトルV12の和となる。一方、
前記各空間の容積変化ベクトルを温度比で割った圧力変
化ベクトルを点線で示す。点線で示すベクトルV11/γ
H、ベクトルV16/γC及びベクトルV12/γMの総和は
圧力変化ベクトル△Pmとなり、ここでγM=1.0、γH=
2.0、γC=0.8とすれば、総圧力変化ベクトル△Pmは図
のように全空間の容積変化ベクトルVTより僅かに角ξ
だけ遅れた位置にくる。
を説明する。高温空間11の容積変化ベクトルV11と低
温空間16の容積変化ベクトルV16は同一位相にあり、
その和のベクトルは、ベクトルOSである。ベクトルO
Sより約110度遅れた位相の中温空間12の容積変化
ベクトルをV12とすると、全空間の容積変化ベクトルV
Tは、ベクトルOSとベクトルV12の和となる。一方、
前記各空間の容積変化ベクトルを温度比で割った圧力変
化ベクトルを点線で示す。点線で示すベクトルV11/γ
H、ベクトルV16/γC及びベクトルV12/γMの総和は
圧力変化ベクトル△Pmとなり、ここでγM=1.0、γH=
2.0、γC=0.8とすれば、総圧力変化ベクトル△Pmは図
のように全空間の容積変化ベクトルVTより僅かに角ξ
だけ遅れた位置にくる。
【0021】よって、高温シリンダが十分な加熱を受け
るときは、回転によって総圧力変化ベクトルが出力をだ
して自力回転に入ることがわかる。また、総圧力変化ベ
クトル△Pmの長さは、図6に示す、高温空間、低温空間
の大きさが本実施例の場合と同じである従来の機器の総
圧力変化ベクトル△Pmの長さの約3倍となり、内部圧力
変化がそれだけ大きいことを示している。また、低温空
間16の容積変化ベクトルV16と総圧力変化ベクトル△
Pmとの位相差θ5は、図6に示された従来のVM機器の
低温空間の容積変化ベクトルV16と総圧力変化ベクトル
△Pmとの位相差θ3より大きくなる。低温空間の容積変
化ベクトルと総圧力変化ベクトルの位相差をθとする
と、冷熱発生量は、シリンダ容積が同じときは、sinθ
と総圧力変化ベクトル△Pmの長さに比例するので、本実
施例の機器は従来のVM機器より低温シリンダの容量が
同じ場合、冷却の出力が約3.5倍となる。
るときは、回転によって総圧力変化ベクトルが出力をだ
して自力回転に入ることがわかる。また、総圧力変化ベ
クトル△Pmの長さは、図6に示す、高温空間、低温空間
の大きさが本実施例の場合と同じである従来の機器の総
圧力変化ベクトル△Pmの長さの約3倍となり、内部圧力
変化がそれだけ大きいことを示している。また、低温空
間16の容積変化ベクトルV16と総圧力変化ベクトル△
Pmとの位相差θ5は、図6に示された従来のVM機器の
低温空間の容積変化ベクトルV16と総圧力変化ベクトル
△Pmとの位相差θ3より大きくなる。低温空間の容積変
化ベクトルと総圧力変化ベクトルの位相差をθとする
と、冷熱発生量は、シリンダ容積が同じときは、sinθ
と総圧力変化ベクトル△Pmの長さに比例するので、本実
施例の機器は従来のVM機器より低温シリンダの容量が
同じ場合、冷却の出力が約3.5倍となる。
【0022】本実施例の装置は、もしモータ19が回転
して入力を受ければ、高温シリンダ1がたとえ十分に熱
を受けていなくても大きい圧力変動は生ずるので、低温
シリンダ3にすぐに冷熱を発生することができ、1種の
逆スターリング冷凍機として働く。場合により、高温シ
リンダ1も冷熱発生に利用できる。また、十分な熱を受
ければ冷熱出力が増大するとともに、装置が自力運転に
入ることが可能となるし、低温シリンダが十分な低温に
なっていないときは、自力運転力を増す。
して入力を受ければ、高温シリンダ1がたとえ十分に熱
を受けていなくても大きい圧力変動は生ずるので、低温
シリンダ3にすぐに冷熱を発生することができ、1種の
逆スターリング冷凍機として働く。場合により、高温シ
リンダ1も冷熱発生に利用できる。また、十分な熱を受
ければ冷熱出力が増大するとともに、装置が自力運転に
入ることが可能となるし、低温シリンダが十分な低温に
なっていないときは、自力運転力を増す。
【0023】以上のように、本実施例の3ピストンスタ
ーリング機器は、自己回転性能を保持しつつ、VM機器
より格段に大きい△Pmとθ5で示される圧力比と比出力
(冷熱出力)を有し、かつ加熱されていないときにも冷
熱出力を有する。
ーリング機器は、自己回転性能を保持しつつ、VM機器
より格段に大きい△Pmとθ5で示される圧力比と比出力
(冷熱出力)を有し、かつ加熱されていないときにも冷
熱出力を有する。
【0024】図3は本発明の第2の実施例を示すもの
で、図示の3ピストンスターリング機器は、主軸7を収
容するクランク室23と、該クランク室23に接続して
配置された中温シリンダ5と、該中温シリンダ5と軸線
を同じくしてその上方に結合配置された高温シリンダ1
と、同じくクランク室23に接続して配置され高温シリ
ンダ1と中温シリンダ5に対してほぼ90度の角度をな
す低温シリンダ3と、高温シリンダ1に内装され該高温
シリンダ1をシリンダヘッド側の高温空間11とクラン
ク室側の中温空間26に分ける高温ピストン2と、低温
シリンダ3に内装されシリンダヘッド側に低温空間16
を形成する低温ピストン4と、中温シリンダ5に内装さ
れシリンダヘッド側に中温空間12を形成する中温ピス
トン6と、中温空間12と低温空間16とを中温放熱器
14aと低温側再生熱交換器18及び低温冷熱取出用熱
交換器17を介して連通する連絡管15と、高温シリン
ダ1を外部から包んでいる高温側再生熱交換器13と高
温空間11とを連通する高温用ガスヒータ27と、該高
温側再生熱交換器13と中温空間26とを連通する中温
放熱器(その一)14と、高温シリンダ1の外側上部に
配置され該高温シリンダ1を加熱する燃焼用バーナ9を
備えた加熱器24と、前記主軸7にクランクアームを介
して結合されたクランクピン8と、同じく主軸7にクラ
ンクアームを介して結合され前記クランクピン8ほぼ9
0度位相が遅れる位置に配置されたクランクピン8a
と、クランク室23の中で低温ピストン4をクランクピ
ン8aを介して主軸7に連接するロッド21と、高温ピ
ストン2をクランクピン8を介して主軸7に連接するロ
ッド20,20aと、中温ピストン6をクランクピン8
aを介して主軸7に連接するロッド22とを含んで構成
されている。ロッド20aは中温ピストン6を貫通して
いる。
で、図示の3ピストンスターリング機器は、主軸7を収
容するクランク室23と、該クランク室23に接続して
配置された中温シリンダ5と、該中温シリンダ5と軸線
を同じくしてその上方に結合配置された高温シリンダ1
と、同じくクランク室23に接続して配置され高温シリ
ンダ1と中温シリンダ5に対してほぼ90度の角度をな
す低温シリンダ3と、高温シリンダ1に内装され該高温
シリンダ1をシリンダヘッド側の高温空間11とクラン
ク室側の中温空間26に分ける高温ピストン2と、低温
シリンダ3に内装されシリンダヘッド側に低温空間16
を形成する低温ピストン4と、中温シリンダ5に内装さ
れシリンダヘッド側に中温空間12を形成する中温ピス
トン6と、中温空間12と低温空間16とを中温放熱器
14aと低温側再生熱交換器18及び低温冷熱取出用熱
交換器17を介して連通する連絡管15と、高温シリン
ダ1を外部から包んでいる高温側再生熱交換器13と高
温空間11とを連通する高温用ガスヒータ27と、該高
温側再生熱交換器13と中温空間26とを連通する中温
放熱器(その一)14と、高温シリンダ1の外側上部に
配置され該高温シリンダ1を加熱する燃焼用バーナ9を
備えた加熱器24と、前記主軸7にクランクアームを介
して結合されたクランクピン8と、同じく主軸7にクラ
ンクアームを介して結合され前記クランクピン8ほぼ9
0度位相が遅れる位置に配置されたクランクピン8a
と、クランク室23の中で低温ピストン4をクランクピ
ン8aを介して主軸7に連接するロッド21と、高温ピ
ストン2をクランクピン8を介して主軸7に連接するロ
ッド20,20aと、中温ピストン6をクランクピン8
aを介して主軸7に連接するロッド22とを含んで構成
されている。ロッド20aは中温ピストン6を貫通して
いる。
【0025】上記構成の装置においては、高温シリンダ
1と高温ピストン2は各々ディスプレーサシリンダ、デ
ィスプレーサピストンの役目をなし、主軸7の回転によ
り、高温ピストン2と低温ピストン4は同位相で、中温
ピストン6は高温ピストン2と低温ピストン4に対して
ほぼ90度遅れた位相で往復動する。
1と高温ピストン2は各々ディスプレーサシリンダ、デ
ィスプレーサピストンの役目をなし、主軸7の回転によ
り、高温ピストン2と低温ピストン4は同位相で、中温
ピストン6は高温ピストン2と低温ピストン4に対して
ほぼ90度遅れた位相で往復動する。
【0026】図4を用いて第2の実施例のベクトル解析
を説明する。V11は高温空間11の容積変化ベクトル,
V26は中温空間26の容積変化ベクトル,V16は低温空
間16の容積変化ベクトル,V12は中温空間12の容積
変化ベクトルである。V11とV16は、高温シリンダ1と
低温シリンダ3が互いにほぼ垂直をなすとともに、それ
ぞれのピストンが連接されているクランクピンの位相が
ほぼ90度ずれていて同時に上死点にくるので同一ベク
トル方向を向き、V26は前記V11に対して180度逆方
向となる。また、V12は前記V11とV16に対してほぼ9
0度おくれの方向となる。
を説明する。V11は高温空間11の容積変化ベクトル,
V26は中温空間26の容積変化ベクトル,V16は低温空
間16の容積変化ベクトル,V12は中温空間12の容積
変化ベクトルである。V11とV16は、高温シリンダ1と
低温シリンダ3が互いにほぼ垂直をなすとともに、それ
ぞれのピストンが連接されているクランクピンの位相が
ほぼ90度ずれていて同時に上死点にくるので同一ベク
トル方向を向き、V26は前記V11に対して180度逆方
向となる。また、V12は前記V11とV16に対してほぼ9
0度おくれの方向となる。
【0027】前記各空間の容積変化ベクトルV11,V2
6,V16,V12の合成された全空間の容積変化ベクトル
VTは、容積変化ベクトルV11と容積変化ベクトルV26
はほぼ打ち消し合い、右上方に向く黒太線の矢印とな
る。一方、前記各空間の容積変化ベクトルを温度比(γ
H,γM,γC,)で割った圧力変化ベクトルV11/γH,
V26/γM,V16/γC,V12/γMを点線で示す。γH,
γM,γC、は前記第1の実施例の場合と同じく、2,
1,0.8とした。これらの圧力変化ベクトルを合成し
た総圧力変化ベクトル△Pmは、右上方に向く白線の矢印
となる。総圧力変化ベクトル△Pmは全空間の容積変化ベ
クトルVTに対し小さな角度ξだけ左へずれており、こ
の機器は動力がわずかに発生して自力回転をすることが
示されている。また、自力回転をすると、総圧力変化ベ
クトル△Pmと低温空間16の容積変化ベクトルV16との
相対位相差θ6によって低温空間に有効に冷熱が発生す
ることがわかる。よって、このベクトル解析図によっ
て、本実施例も第1の実施例と同じように高温シリンダ
を加熱することによって低温シリンダに冷熱が発生し、
かつ総圧力変化ベクトル△Pmの長さも十分大きいので、
大きい圧力比が生じ、もし高温シリンダが加熱されなく
とも、圧力比には大差なく低温シリンダに冷熱が発生す
ることがわかる。
6,V16,V12の合成された全空間の容積変化ベクトル
VTは、容積変化ベクトルV11と容積変化ベクトルV26
はほぼ打ち消し合い、右上方に向く黒太線の矢印とな
る。一方、前記各空間の容積変化ベクトルを温度比(γ
H,γM,γC,)で割った圧力変化ベクトルV11/γH,
V26/γM,V16/γC,V12/γMを点線で示す。γH,
γM,γC、は前記第1の実施例の場合と同じく、2,
1,0.8とした。これらの圧力変化ベクトルを合成し
た総圧力変化ベクトル△Pmは、右上方に向く白線の矢印
となる。総圧力変化ベクトル△Pmは全空間の容積変化ベ
クトルVTに対し小さな角度ξだけ左へずれており、こ
の機器は動力がわずかに発生して自力回転をすることが
示されている。また、自力回転をすると、総圧力変化ベ
クトル△Pmと低温空間16の容積変化ベクトルV16との
相対位相差θ6によって低温空間に有効に冷熱が発生す
ることがわかる。よって、このベクトル解析図によっ
て、本実施例も第1の実施例と同じように高温シリンダ
を加熱することによって低温シリンダに冷熱が発生し、
かつ総圧力変化ベクトル△Pmの長さも十分大きいので、
大きい圧力比が生じ、もし高温シリンダが加熱されなく
とも、圧力比には大差なく低温シリンダに冷熱が発生す
ることがわかる。
【0028】本実施例は、高温シリンダ1と高温ピスト
ン2をディスプレーサとした例であって、従来公知のデ
ィスプレーサ形スターリングエンジンに低温発生部を巧
妙に結合させて、まったく別の効果を生じたものであ
る。
ン2をディスプレーサとした例であって、従来公知のデ
ィスプレーサ形スターリングエンジンに低温発生部を巧
妙に結合させて、まったく別の効果を生じたものであ
る。
【0029】
【発明の効果】VM機器と同じように、高温シリンダへ
の加熱によって冷熱が発生するが、機器内の空間の圧力
変動がVM機器では、高温空間のみによって行われるの
に反し、本発明では、高温空間や低温空間の容積よりか
なり大きい容積の中温シリンダの存在によって常に大き
い圧力変動が生ずるので、VM機器に比べ圧力比が大き
くなり、同一低温シリンダ容積でもそれだけ冷熱発生量
が増大するし、高温空間に加熱しなくても、もしくはそ
の温度が低くても、外部より動力で回転させると、低温
空間に冷熱が容易に発生し、高温空間の温度変化に対し
て敏感ではないので、運転制御が容易であり、高温空間
の温度を過大に大きくする必要がないので、燃料を含む
材料費が低安価ですむ。このように、本発明は広範囲の
冷熱機器に適する。
の加熱によって冷熱が発生するが、機器内の空間の圧力
変動がVM機器では、高温空間のみによって行われるの
に反し、本発明では、高温空間や低温空間の容積よりか
なり大きい容積の中温シリンダの存在によって常に大き
い圧力変動が生ずるので、VM機器に比べ圧力比が大き
くなり、同一低温シリンダ容積でもそれだけ冷熱発生量
が増大するし、高温空間に加熱しなくても、もしくはそ
の温度が低くても、外部より動力で回転させると、低温
空間に冷熱が容易に発生し、高温空間の温度変化に対し
て敏感ではないので、運転制御が容易であり、高温空間
の温度を過大に大きくする必要がないので、燃料を含む
材料費が低安価ですむ。このように、本発明は広範囲の
冷熱機器に適する。
【図1】本発明の第1の実施例である3ピストンスター
リング機器の斜視図である。
リング機器の斜視図である。
【図2】図1に示す実施例のベクトル解析図である。
【図3】本発明の第2の実施例である3ピストンスター
リング機器の縦断面図である。
リング機器の縦断面図である。
【図4】図3に示す実施例のベクトル解析図である。
【図5】従来のヴィルミエサイクル機器の縦断面図の例
である。
である。
【図6】図5に示す従来のヴィルミエサイクル機器のベ
クトル解析図である。
クトル解析図である。
1 高温シリンダ 2 高温ピストン 3 低温シリンダ 4 低温ピストン 5 中温シリンダ 6 中温ピストン 7 主軸 8 クランクピン 8a クランクピン 9 燃焼用バーナ 10 連絡管 11 高温空間 12 中温空間 13 高温側再生
熱交換器 14 中温放熱器(その一) 14a 中温放熱
器(その二) 15 連絡管 16 低温空間 17 低温冷熱取出用熱交換器 18 低温側再生
熱交換器 19 駆動モーター 20 高温ピスト
ンロッド 20a 高温ピストンロッド 21 低温ピスト
ンロッド 22 中温ピストンロッド 23 クランク室 24 加熱器 25 クランク 26 中温空間 27 高温用ガス
ヒータ 28 ガス出口 29 上死点 30 中温空間 31 連絡管 32 中温空間
熱交換器 14 中温放熱器(その一) 14a 中温放熱
器(その二) 15 連絡管 16 低温空間 17 低温冷熱取出用熱交換器 18 低温側再生
熱交換器 19 駆動モーター 20 高温ピスト
ンロッド 20a 高温ピストンロッド 21 低温ピスト
ンロッド 22 中温ピストンロッド 23 クランク室 24 加熱器 25 クランク 26 中温空間 27 高温用ガス
ヒータ 28 ガス出口 29 上死点 30 中温空間 31 連絡管 32 中温空間
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年6月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
Claims (4)
- 【請求項1】 内部にピストン(1)を有し該ピストン
(1)の上下の空間を連通する手段を有せずかつ外部よ
り加熱される高温シリンダ(2)と、内部にピストン
(3)を有し該ピストン(3)の上下の空間を連通する
手段を有せずかつ冷熱を生ずる低温シリンダ(4)と、
内部にピストン(5)を有し該ピストン(5)の上下の
空間を連通する手段を有せずかつ外部から冷却されて熱
を放出する中温シリンダ(6)とを含んでなり、前記ピ
ストン(1,3,5)が同一の主軸(7)に枢着されて
往復動し、前記各シリンダの上部空間が再生熱交換器
(13,18)を介して相互に連通されてなる3ピスト
ンスターリングサイクル機器において、主軸(7)の回
転に対して、前記ピストン(1)とピストン(3)がほ
ぼ同時に上死点に達し、かつ前記ピストン(1)及びピ
ストン(2)に対し70度乃至120度位相の遅れた主
軸回転角において、ピストン(5)が上死点に達するよ
うに構成されていることを特徴とする3ピストンスター
リング機器。 - 【請求項2】 外部から加熱されて高温となる高温シリ
ンダ内の高温ピストンと冷熱を発生する低温シリンダ内
の低温ピストンと外部より水や大気によって冷却されて
熱を放出する中温シリンダ内の中温ピストンとが一つの
主軸に結合され、位相を異にして往復運動するよう構成
され、前記各ピストンの上方の空間のみを作動ガスが流
通する空間としたスターリングサイクル機器において、
主軸の回転に対して、前記高温ピストン及び低温ピスト
ンはそれぞれの上死点にほぼ同時に達し、前記中温ピス
トンは前記高温ピストン及び低温ピストンに対し70度
乃至120度位相の遅れた回転角においてその上死点に
達するように構成されていることを特徴とする3ピスト
ンスターリング機器。 - 【請求項3】 高温シリンダの上部空間と中温シリンダ
の上部空間とが高温側再生熱交換器を介して連通され、
また、低温シリンダの上部空間と中温シリンダの上部空
間とが低温側再生熱交換器を介して連通されていること
を特徴とする請求項1または2に記載の3ピストンスタ
ーリング機器。 - 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載された
3ピストンスターリング機器において、高温シリンダ
(1)と高温ピストン(2)の組合せもしくは低温シリ
ンダ(3)と低温ピストン(4)の組合せのうちのいず
れか一方がディスプレーサシリンダとディスプレーサピ
ストンの組合せであることを特徴とする3ピストンスタ
ーリング機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11161593A JPH0823335B2 (ja) | 1993-05-13 | 1993-05-13 | 3ピストンスターリング機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11161593A JPH0823335B2 (ja) | 1993-05-13 | 1993-05-13 | 3ピストンスターリング機器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0719109A true JPH0719109A (ja) | 1995-01-20 |
JPH0823335B2 JPH0823335B2 (ja) | 1996-03-06 |
Family
ID=14565828
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11161593A Expired - Lifetime JPH0823335B2 (ja) | 1993-05-13 | 1993-05-13 | 3ピストンスターリング機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0823335B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010139319A3 (en) * | 2009-06-05 | 2011-03-24 | Danfoss Compressors Gmbh | Stirling cooling arrangement |
WO2014169311A3 (de) * | 2013-04-16 | 2014-12-11 | Alfred Spiesberger | Kolbenmaschine und verfahren zu deren betrieb |
-
1993
- 1993-05-13 JP JP11161593A patent/JPH0823335B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010139319A3 (en) * | 2009-06-05 | 2011-03-24 | Danfoss Compressors Gmbh | Stirling cooling arrangement |
WO2014169311A3 (de) * | 2013-04-16 | 2014-12-11 | Alfred Spiesberger | Kolbenmaschine und verfahren zu deren betrieb |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0823335B2 (ja) | 1996-03-06 |
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