JPH07190981A - 木材含水率測定装置 - Google Patents

木材含水率測定装置

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JPH07190981A
JPH07190981A JP34990293A JP34990293A JPH07190981A JP H07190981 A JPH07190981 A JP H07190981A JP 34990293 A JP34990293 A JP 34990293A JP 34990293 A JP34990293 A JP 34990293A JP H07190981 A JPH07190981 A JP H07190981A
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electrodes
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Kiyotatsu Yamanouchi
清竜 山之内
Tetsuhiro Orito
哲博 下戸
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YAMASA MOKUZAI KK
Kagoshima Prefecture
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YAMASA MOKUZAI KK
Kagoshima Prefecture
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 構造用製材品等の比較的厚みのある被検体を
少なくとも一対の電極間に挟んで該被検体の静電容量を
バラツキなく測定し、正確な含水率を求める。 【構成】 被検対の最大厚さである電極間の距離をdと
し、電極面積をSとしたとき、S/d≧83.3を満足
するように構成した木材含水率測定装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は構造用製材品等の被検体
に含まれる水分の量を測定する木材含水率測定装置に関
し、特に被検体の含水率を正確に測定するようにしたも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来より、電極を籾、毛髪、繊維等の被
検体に接触させてその静電容量を測定し、該被検体中の
含水率を測定する装置は知られている。例えば、特開昭
56−63245号公報には、木材に設けられた木材内
部に向かって延びる穴に挿入可能な棒状体で形成され、
少なくとも一対の高周波誘電式電極を電気絶縁体で固め
たものから構成された木材の水分率検知装置が示されて
いる。また、実開昭62−99854号公報には被測定
物に接続される水分検出部と、前記検出部に接続され、
前記被測定物の静電容量値によって、その発信周波数が
本科する発信器と、前記分周器からの出力周波数信号を
分周する分周器と、前記分周器からの周波数信号の周期
を計数し記憶するマイクロコンピュータとを具備し、前
記マイクロコンピュータは前記被測定物の空気の静電容
量の測定値と、前記被測定物の静電容量の測定値とを比
較し、前記被測定物の静電容量の測定値と前記空気静電
容量の測定値との差の大きさに従って前記被測定物の静
電容量の測定値を補正するようにした高周波木材水分計
が示されている。
【0003】しかしながら、両公報に示される装置では
構造用建材品のようにある程度厚みを有する被検体の含
水率を正確に測定するのには適しておらず、また被検体
の広い範囲の含水率を一度に測定することができない。
また、特開昭56−63245号公報では木材に穴を開
けたりして傷をつけるので、製材された建材を測定する
ことができず、さらにいちいち穴を開けたり部分的に測
定するので測定効率が悪い欠点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近時、日本農林規格の
新たな規格の施行により、針葉樹の構造用製材品の含水
率区分が規格化され、その規格に認定された構造用製材
品は含水率区分の表示義務が要請されるようになった。
前記構造用製材品のような厚みのあるものを電極間に挟
んだ場合、電極間の距離が長くなると測定値にバラツキ
が生じ、正確な静電容量が測定できなくなる。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、構
造用製材品等の比較的厚みのある被検体の含水率を測定
する場合、被検体の厚さである電極間の距離と、被検体
に接触する電極の面積が、一定数式を満足することによ
り、バラツキなく静電容量が測定でき、被検体の含水率
を正確に得られることが分かった。
【0006】
【作用】本発明では、被検体を一対の電極間に挟んで静
電容量を測定し、その静電容量値から該被検体の含水率
を求める木材含水率測定装置において、被検体の最大厚
さである電極間の距離をdとし、電極の面積をSとした
場合、
【数1】を満足する電極を使用することにより、被検体
の含水率を正確に測定することができる。
【0007】
【数1】
【0008】
【実施例】図1は本発明の木材含水率測定装置の概略説
明図であり、被検体である構造用製材(ここでは建築用
柱)1の両側から電極板2、3を挟み込み、各電極板
2、3は静電容量測定器(ここではLCRメータ)4に
接続している。上記の方法にて以下に示す実験を行っ
た。
【0009】1.試験材(被検体) 試験材は、角形の杉柱材(断面は正方形)の各辺が1
0.5cmと12.0cmのものを使用した。
【0010】2.測定方法 電極板は次の4種類A、B、C、Dの鉄板を使用した。 A 100cm2 (幅10cm×長さ10cm) B 500cm2 (幅10cm×長さ50cm) C 1,000cm2 (幅10cm×長さ100c
m) D 2,000cm2 (幅10cm×長さ200c
m) 各試験材を生材から気乾まで、天然乾燥及び人工乾燥さ
せ、その間の試験材の静電容量Cpを測定した。使用し
た測定器はLCRメータ。印加した周波数は1MHzで
ある。
【0011】測定は、試験材を上記電極板2、3で挟み
込み、その間の静電容量Cpを測定した。静電容量Cp
と同時に試験材の重量を測定し、全測定が終了後、試験
材を切断し全乾法により各試験材ごとの含水率を算出し
た。一般に、静電容量Cpは電極板の面積及び電極間の
距離と
【数2】 の関係にある。
【0012】
【数2】
【0013】ここで、Cは静電容量Cp(単位はp
F)、εは誘電率、Sは電極板の面積、dは電極板間の
距離(試験材を挟んだときの厚みで、試験材の厚みと同
じ)。測定した静電容量Cpの値と含水率値の関係につ
いて散布図を作成し、最小2乗法で回帰式並びに相関係
数(r)を求め、図2〜図5の散布図に示した。
【0014】その結果、電極板の面積500cm2以上
では、含水率と静電容量Cpの間に相関係数(r)0.
91以上の強い相関がみとめられた。つまり、電極板の
距離dが10.5cmおよび12.0cm共に以下のよ
うに変化することが分かった。 2,000cm2では含水率1%当り静電容量Cpが約 1
1.0pF 1,000cm2では含水率1%当り静電容量Cpが約
5.5pF 500cm2では含水率1%当り静電容量Cpが約 2.7
pF 電極板面積Sが100cm2については、電極板間の距
離dが10.5cmで、含水率1%当りの静電容量Cp
が約0.5pF変化するが、電極板の距離dが12.0
cmでは、含水率と静電容量Cp間に相関が認められな
かった。
【0015】実用面から考慮すると、電極面積500c
2では含水率1%当たりの静電容量が2.7pFと分
解能が小さく、測定中の外乱により測定値に誤差が混入
する可能性がある。そこで、静電容量Cpの値から、含
水率を精度よく測定するには、電極板の距離dが10.
5cm、12.0cm共に、電極板は少なくとも100
0cm2以上の面積を有するものが必要であり、電極面
積が大きくなるほど含水率1%当りの静電容量値Cpが
大きくなり分解能が高まるため測定精度がよくなる。し
たがって、静電容量Cpの値から、含水率を精度よく測
定するには、電極板間の距離dに対する電極板の面積S
の割合(S/d)は、電極面積1,000cm2一定の
ものを使用した場合、電極板の距離dが10.5cmで
は95.2、電極板の距離dが12.0cmでは83.
3が必要となる。つまり、電極板の距離dが12.0c
m以下の場合、電極板間の距離dに対する電極板の面積
Sの割合(S/d)において、
【数1】が求められる。
【0016】
【発明の効果】本発明は、上記のごとく被検体を少なく
とも一対の電極間に挟んで該被検体の静電容量を測定
し、その静電容量値から該被検体の含水率を求める木材
含水率測定装置において、被検体の最大厚さである電極
間の距離をd、電極面積をSとしたとき、
【数1】を満足するようにしたので、構造用製材品等の
比較的厚みのある被検体の静電容量、つまり含水率をバ
ラツキなく正確に測定することができる。
【0017】
【図面の簡単な説明】
【図1】木材含水率測定装置の概略説明図である。
【図2】電極板の面積Sが100cm2のものを使用し
た場合の含水率(%)と静電容量Cp(単位はpF)と
の散布図(図中△は電極間距離dが10.5cmのプロ
ットを示す)。
【図3】電極板の面積Sが500cm2のものを使用し
た場合の含水率(%)と静電容量Cp(単位はpF)と
の散布図(図中△は電極間距離dが10.5cmのプロ
ット、○は電極間距離dが12.0cmのプロットを示
す)。
【図4】電極板の面積Sが1,000cm2のものを使用
した場合の含水率(%)と静電容量Cp(単位はpF)
との散布図(図中△は電極間距離dが10.5cmのプ
ロット、○は電極間距離dが12.0cmのプロットを
示す)。
【図5】電極板の面積Sが2,000cm2のものを使用
した場合の含水率(%)と静電容量Cp(単位はpF)
との散布図(図中△は電極間距離dが10.5cmのプ
ロット、○は電極間距離dが12.0cmのプロットを
示す)。
【符号の説明】
1 被検体(建築用柱材) 2、3 電極板 4 LCRメータ S 電極面積 d 電極間距離

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被検体を少なくとも一対の電極間に挟んで
    該被検体の静電容量を測定し、その静電容量値から該被
    検体の含水率を求める木材含水率測定装置において、被
    検体の最大厚さである電極間の距離をdとし、電極面積
    をSとしたとき、 【数1】 を満足することを特徴とする木材含水率測定装置。
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JP2003207474A (ja) * 2002-01-16 2003-07-25 Marutenboshi Kogyo Kk 静電容量型水分計
CN106940338A (zh) * 2017-05-12 2017-07-11 成都凡米科技有限公司 一种新型水分含量测量装置及方法
CN118465008A (zh) * 2024-05-10 2024-08-09 重庆花喜鹊科技有限公司 一种二元粉体混合物的成分质量浓度检测装置及方法

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JPH04198847A (ja) * 1990-11-29 1992-07-20 Oyama Kogyo Koutou Senmon Gatsukouchiyou 含水率の測定方法

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