JPH0718932B2 - 凍結深度計 - Google Patents

凍結深度計

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JPH0718932B2
JPH0718932B2 JP26307092A JP26307092A JPH0718932B2 JP H0718932 B2 JPH0718932 B2 JP H0718932B2 JP 26307092 A JP26307092 A JP 26307092A JP 26307092 A JP26307092 A JP 26307092A JP H0718932 B2 JPH0718932 B2 JP H0718932B2
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JP
Japan
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water
gap
tube
pipe
holding rod
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Application number
JP26307092A
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JPH0688879A (ja
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民之永 石丸
隣一 浅井
敏介 丸山
Original Assignee
新潟電機株式会社
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A90/00Technologies having an indirect contribution to adaptation to climate change
    • Y02A90/30Assessment of water resources

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  • Geophysics And Detection Of Objects (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えば雪氷防災の分野等
への応用が期待される凍結深度計に関するものである。
【0002】土壌の凍結は我が国では北海道の全域に亙
って認められる現象であり、凍上現象は生活にも様々な
影響を及ぼしている。
【0003】この凍土の深さ、即ち凍結の深さの自動、
継続計測はこれら凍上現象を把握する上で最も基本的な
ものといえる。
【0004】
【従来の技術】
【0005】従来この種の凍結深度計として、水の電気
抵抗が水と氷の二つの状態変化により大きく変化するこ
とを利用し、例えば細長い保護管内に水を充填し、この
保護管内に上下方向に間隔を置いて検出電極を配列する
とともに上下方向に延びる共通電極を配置し、この保護
管を地中に上下方向に埋設し、各電極を地上に設置した
電子回路に接続した構造のものが知られている。
【0006】しかして保護管は地中に埋設され、保護管
内の水柱が地上の気象条件により順次地表面側から凍結
してくると、凍結した位置の検出電極−共通電極間抵抗
は大きくなり、よって検出電極を上から下に順次走査し
て電気抵抗の大小を判別することにより凍結深度を計測
しようとするものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
構造の場合、水の凍結、融解に伴う体積変化を吸収する
手段を講じていないため測定誤りが生じ易く、それだけ
計測精度が低下したり、保護管が損傷、破裂したりする
ことがあり、又、上記水は煮沸処理等して可及的に空気
を除いた脱気水を用いるようにしているが、凍結の作
用、温度変化によって、間隙内の水から空気が分離し、
間隙内に気泡が溜まると共に水の量が少なくなり、この
ため順次地表面側から凍結してくることもあって測定精
度の低下が生ずることがあるという不都合を有してい
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような不都
合を解決することを目的とするもので、その要旨は、地
中に上下方向に埋設される細長い保護管内に弾性材から
なる被覆管を配置し、該被覆管内に上下方向に間隔を置
いて検出電極が配列されるとともに上下方向に延びる共
通電極が配置されてなる保持棒を配置し、該被覆管と該
保持棒との間の間隙内に水を充填してなり、上記水を充
填した間隙に連通して水補給タンク及び空気抜き管を設
けて構成したことを特徴とする凍結深度計にある。
【0009】
【作用】被覆管と保持棒との間の間隙内に封止した水柱
の凍結、融解が繰り返される毎に弾性材からなる被覆管
は弾性変形して水と氷の二つの状態変化に伴う体積変化
を吸収することになると共に間隙内の水内から分離して
生じた空気は、空気抜き管を通って外部に逃げ、空気が
逃げた分だけ水は水補給タンクより間隙内に補給され
る。
【0010】
【実施例】図1乃至図3は本発明の実施例を示し、1は
保護管であって、この場合、外径32mm、内径28m
mの硬質塩化ビニールの管からなり、底に蓋1aを嵌着
している。
【0011】2は被覆管であって、この場合外径24m
m、内径18mmの弾性材としてのシリコンラバーの管
からなる。
【0012】3は保持棒であって、この場合、長さ15
60mm、外径16mmのFRP製の管3aの表面に導
電性ポリエステルからなる直径2mmの検出電極4を2
0mm間隔で上下方向に七四個配列し、その背後に導電
性ポリエステルからなる幅3mmの帯状の共通電極5を
上下方向に配置し、被覆管2とFRP製の管3aの下端
部間を接着剤3bにより接着し、管3aの底に蓋3cを
嵌着し、各検出電極4の内方端にそれぞれ保持棒3の上
端外方に至る電線6を接続し、共通電極5の上端にも保
持棒3の上端外方に至る電線6を接続し、管3a内に樹
脂3dを流し込んで形成している。
【0013】また被覆管2とFRP製の管3aの上端部
間を接着剤3bにより接着し、この接着の際に被覆管2
の内周面と保持棒3の外周面との間隙Rに連通して例え
ば内径2mm程度の毛細管状の小径の樹脂製の水補給管
7及び例えば内径1mmの空気抜き管8を配置して接着
し、管3aの上端部に水補給タンク9を取付け、水補給
タンク9の底部に間隙Rに連通する水補給管7の上端部
を臨ましめ、かつ空気抜き管8の上端部を水補給タンク
9内の水面上方位置に臨ましめ、保護管1の上端部に筒
カバー10を取付け、筒カバー10に管3a内から導出
された電線を通す通過環11を取付けるとともに筒カバ
ー10に連通穴12を形成して構成している。
【0014】そして上記水補給タンク9内に脱気状態の
水Wを入れ、水補給管7を介して上記被覆管2の内周面
と保持棒3の外周面との間隙Rに脱気状態の水Wを充填
し、しかしてこの場合外径18mm、内径16mmの1
mm厚さの水柱を形成している。
【0015】13は電子回路であって、回路ボックス1
4内に収められており、上記各検出電極4並びに共通電
極5が接続され、概略、各々の検出電極4−共通電極5
間抵抗が設定抵抗より変化したことを判別するコンパレ
ータ15、この変化を記憶する記憶回路16、データ処
理並びにデータを記録するデータ処理記録回路17、記
憶回路15を定時間毎に駆動してデータ処理記録回路1
6に送る駆動回路18からなり、ニッケルカドミウム蓄
電地を電源としている。
【0016】この実施例は上記構成であるから、図1の
如く、保護管1を地中Mに上下方向に埋設して置き、保
護管1内の水柱が地上の気象条件により順次地表面側か
ら凍結してくると、凍結した位置の検出電極4−共通電
極5間抵抗は大きくなり、よって電子回路13が検出電
極4を上から下に順次走査して電気抵抗の大小を判別
し、これにより凍結深度が計測されることになる。
【0017】この計測時において、被覆管2と保持棒3
との間の水柱の凍結、融解がなされ、この水柱の凍結、
融解が繰り返される毎に水と氷の二つの状態変化に伴う
膨張収縮の水の体積変化が生ずることになるが、この被
覆管2は弾性材からなるため被覆管3は自ら弾性変形し
てこの体積変化を吸収することになり、このため測定誤
りや保護管の損傷、破裂を未然に防止することができ
る。
【0018】特に、水Wを入れてある被覆管2と保持棒
3との間の間隙Rに連通して水補給タンク9及び空気抜
き管8を設けてあるため、間隙R内の水内から分離して
生じた空気は、空気抜き管8を通って外部に逃げ、空気
が逃げた分だけ水Wは水補給タンク9より水補給管7を
通って水補給タンク9内の水の自重によって間隙R内に
補給され、よって間隙R内を常時水Wで満たして置くこ
とができ、間隙R内に気泡が溜まることを抑制でき、そ
れだけ測定精度を向上することができる。
【0019】尚、本発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、特に電子回路6の構造や被覆管2の材質等は
適宜改変して設計されるものである。
【0020】
【発明の効果】本発明は上述の如く、検出電極を上から
下に順次走査して電気抵抗の大小を判別し、これにより
凍結深度を計測でき、この計測時において、被覆管と保
持棒との間の間隙内の水から空気が分離したとしても、
この間隙に連通して水補給タンク及び空気抜き管を設け
てあるため、間隙内の水内から分離して生じた空気は、
空気抜き管を通って外部に逃げ、空気が逃げた分だけ水
は水補給タンクより間隙内に補給され、よって間隙内を
常時水で満たして置くことができ、間隙内に気泡が溜ま
ることを抑制でき、それだけ測定精度を向上することが
できる。
【0021】以上、所期の目的を充分達成することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す使用状態断面図である。
【図2】図1で示す本発明の実施例の断面斜視図であ
る。
【図3】図1で示す本発明の実施例の上側部分断面図で
ある。
【図4】図1で示す本発明の実施例の下側部分断面図で
ある。
【図5】図1で示す本発明の実施例の説明ブロック図で
ある。
【符号の説明】
1 保護管 2 被覆管 3 保護棒 4 検出電極 5 共通電極 8 空気抜き管 9 水補給タンク W 水 R 間隙

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地中に上下方向に埋設される細長い保護
    管内に弾性材からなる被覆管を配置し、該被覆管内に上
    下方向に間隔を置いて検出電極が配列されるとともに上
    下方向に延びる共通電極が配置されてなる保持棒を配置
    し、該被覆管と該保持棒との間の間隙内に水を充填して
    なり、上記水を充填した間隙に連通して水補給タンク及
    び空気抜き管を設けて構成したことを特徴とする凍結深
    度計。
JP26307092A 1992-09-04 1992-09-04 凍結深度計 Expired - Lifetime JPH0718932B2 (ja)

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JP26307092A JPH0718932B2 (ja) 1992-09-04 1992-09-04 凍結深度計

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JP26307092A JPH0718932B2 (ja) 1992-09-04 1992-09-04 凍結深度計

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Publication Number Publication Date
JPH0688879A JPH0688879A (ja) 1994-03-29
JPH0718932B2 true JPH0718932B2 (ja) 1995-03-06

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CZ2010286A3 (cs) * 2010-04-13 2011-10-26 Výzkumný útav vodohospodárský T.G.Masaryka, v.v.i. Elektronický pudní mrazomer
CN112882103B (zh) * 2021-01-22 2023-02-21 中煤建设集团有限公司 一种城市地下大型冻结工程冻土帷幕厚度探测方法

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JPH0688879A (ja) 1994-03-29

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