JPH0718908Y2 - セパレート型空気調和機の室外機 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はセパレート型空気調和機の室外機に関するもの
である。

従来の技術 近年、空気調和機に関しては、インテリア性、エクステ
リア性が重視され始め、存在感のない、あるいは建物に
融合したものが開発されている。セパレート型空気調和
機の室外機においても美観が要求されている。

以下図面を参照しながら説明する。

第２図は、従来の室外機を示すもので、側板101の下部
に取付板102を配置し、室内機および室外機接続用の二
方弁103、三方弁104が前記取付板102に取付けられ、室
内外接続配管105が接続されている。又その他の従来例
としては、側板の内側つまり室外機本体内に、二・三方
弁を収納したものがある。

考案が解決しようとする課題 しかしながら上記のような構成では、二方弁、三方弁が
側板より突出しているため、外部よりまる見えとなり、
見ばえが非常に悪く、二、三方弁に結露した水が、滴下
して、ベランダ等をぬらす。また、二方弁、三方弁を内
部に収納したものでは、室内外機を接続する際に側板と
側板に付属する部分をはずす必要があり、又内部の他の
部品が邪魔になり工事がやりにくく、二、三方弁の取付
部を大きくとる必要があった。

本考案は、上記課題を鑑み、美観にすぐれ接続工事の容
易で、かつ二、三方弁の取付部がコンパクトな空気調和
機を提供するものである。

課題を解決するための手段 上記課題を解決するために本考案の室外機は、本体下端
に、基板の内側に、空気調和機の室内機と前記室外機と
を室内外接続配管を介して接続される二方弁あるいは三
方弁を設け、二方弁は前記基板と垂直方向に配設された
第１の取付板に取付られ、前記三方弁は前記第１の取付
板に対して室内外接続配管を中心に回転した斜めの面に
配設された第２の取付板に取付られると共に、接続部を
覆う化粧カバー設けたものである。

作用 本考案は上記した構成によって、化粧カバーをはずすだ
けで接続工事が容易に行え、外観からは二、三方弁は全
く見えず、美観が非常にすぐれたものになる。また接続
部をコンパクト化できるため、室外機本体も小形化で
き、かつ、二、三方弁に結露した水が滴下して、ベラン
ダ等をぬらすことがない。

実施例 以下、本考案の一実施例のセパレート型空気調和機につ
いて、図面を参照しながら説明する。

第１図において、空気調和機本体１の右下端に接続部２
が設けられている。基板３の内側に取付板４が、前記基
板３の垂直方向に配置されており、前記取付板４に二方
弁５が取付けられている。取付られている。取付板６
は、前記取付板４に対して室内外接続配管を中心に回転
した斜めの面に配設し、この取付板６に三方弁７が取付
られている。８は室内外機接続配管であり、９は接続部
１を覆う化粧カバーであり、側板10と同一面をなしてい
る。

上記のような構成において、室内機と室外機の接続時は
化粧カバー９を取りはずすだけで工事が容易に行える。
又、外部から見た美観の点では、側板10と化粧カバー９
が同一面を形成するため、突出部等がてく、スッキリと
した形態となり、エクステリア性が格段に向上する。

考案の効果 以上のように本考案は、空気調和機本体の右下端に接続
部を設け、基板の内側に、取付板を前記基板の垂直方向
に配置し、二方弁を取付ける。取付板は斜めをなしてい
て、三方弁を配設するとともに、接続部を化粧カバーを
設けることにより、二、三方弁に結露した水が基板に入
り、ベランダ等をぬらさなく、三方弁を斜めにすること
により、接続部をコンパクトにでき、かつ室外機本体を
小形化できる。また室内外機の接続工事が容易に行え、
かつ突出部等がないスッキリとした形態となり、エクス
テリア性が格段に向上する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例における室外機の斜視図、第
２図は従来例を示す室外機の斜視図である。 １……空気調和機本体、３……基板、４……取付板、６
……取付板、９……化粧カバー。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】空気調和機の室外機の基板の内側に、空気
   調和機の室内機と前記室外機とを室内外接続配管を介し
   て接続する二方弁あるいは三方弁を設け、この二方弁は
   前記基板と垂直方向に配設された第１の取付板に取付ら
   れ、前記三方弁は前記第１の取付板に対して前記室内外
   接続配管を中心に回転した斜めの面に配設された第２の
   取付板に取付られると共に、接続部を覆う化粧カバーを
   設けたセパレート型空気調和機の室外機。