JPH0718726A - 下水処理装置 - Google Patents

下水処理装置

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JPH0718726A
JPH0718726A JP19175993A JP19175993A JPH0718726A JP H0718726 A JPH0718726 A JP H0718726A JP 19175993 A JP19175993 A JP 19175993A JP 19175993 A JP19175993 A JP 19175993A JP H0718726 A JPH0718726 A JP H0718726A
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JP
Japan
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treatment
sewage
processing
air
tank
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JP19175993A
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Fumihiro Baba
文啓 馬場
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Mitsui Construction Co Ltd
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Mitsui Construction Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】下水処理装置の設置面積が小さくて済み、かつ
安定して大量の下水を浄化し得ること。 【構成】処理槽体2を、処理空間3fが形成された第1
〜第3処理槽3A、3B、3Cを、それら処理槽の処理
空間を上下方向に連通する形で積層して形成し、処理槽
体の最下部の第1処理槽3Aに、受入口2aを、処理空
間と連通する形で設け、処理槽体の最上部の第3処理槽
3Cに、取水部2bを、処理空間と連通する形で設け、
各処理空間には、それぞれバイオリアクター10を設
け、各処理槽には、空気供給装置20を、それらバイオ
リアクターに対して、それぞれ空気60を供給し得る形
で接続して構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、下水処理を、狭い土地
で安定して処理するのに好適な下水処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、各家庭等から排水された下水は、
下水管を通って下水処理場へ集められ、これら集められ
た下水は、下水処理場において、バイオリアクターが設
けられた処理槽内に通され、該処理槽内のバイオリアク
ターにより下水中の有機物質が分解処理されることによ
り、下水は浄化されていた。ところで、バイオリアクタ
ーとは、酵素や微生物(好気性細菌等)等の生体から成
る生体触媒を、担体に固定したものであり、このバイオ
リアクターは、バイオリアクターを構成する生体触媒が
酸素を消費しつつ、下水中の有機物質を分解処理する。
そこで、バイオリアクターを設けた処理槽内に所定量の
下水が流れると、生体触媒の分解処理の進行により処理
槽内の酸素が減少して、該処理槽のバイオリアクターの
生体触媒による有機物質を分解処理する処理能力が低下
するため、バイオリアクターの生体触媒に対して外部か
ら酸素を補給する必要がある。そこで、処理槽内のバイ
オリアクターに対して空気を噴出して、バイオリアクタ
ーの生体触媒に対して酸素を補給している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、下水処理場に
おいて処理できる下水の容量を増加しようとした際に、
処理槽の高さを大きく(深く)すると、下水の分解処理
の進行により処理槽内の酸素が消費されてバイオリアク
ター全体的に酸素不足な処理槽内において、バイオリア
クターに対して噴出された空気中の酸素は、空気が噴出
された近傍のバイオリアクターにより消費されてしま
い、該処理槽内のバイオリアクター全体には行き渡ら
ず、処理槽内のバイオリアクター全体に対しては酸素の
補給が不足していた。従って、下水の処理容量を増加す
るために処理槽の高さを大きくすると、処理槽において
は、バイオリアクターの生体触媒による有機物質を分解
処理する処理能力が徐々に低下し、安定して下水を浄化
することができなかった。即ち、下水処理設備として
は、処理槽の高さは制限されて大きくすることができ
ず、処理槽の平面的な面積を大きくすることにより、下
水処理場において処理できる下水の容量を増加させてい
た。しかし、これでは下水処理場として広大な面積を必
要とするので、土地の不足する地域に、大量に下水を処
理し得る下水処理場を建設することは困難であった。
【0004】そこで、本発明は、上記事情に鑑み、設置
面積が小さくて済み、かつ安定して大量の下水を浄化し
得る下水処理装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明のうち第1
の発明は、処理空間(3f)が形成された単位流通本体
(3A、3B、3C)を複数個有し、処理本体(2、2
A)を、それら単位流通本体を、該単位流通本体の処理
空間を上下方向に連通する形で積層して形成し、前記処
理本体の最下部の単位流通本体(3A)に、下水受入部
(2a、2Aa)を、該最下部の単位流通本体の処理空
間と連通する形で設け、前記処理本体の最上部の単位流
通本体(3C)に、下水取出部(2b、2Ab)を、該
最上部の単位流通本体の処理空間と連通する形で設け、
前記処理本体を形成する単位流通本体の各処理空間に、
それぞれ生体触媒反応手段(10、10A)を設け、前
記処理本体に、空気供給手段(20、20A)を、それ
ら単位流通本体に設けられた生体触媒反応手段に対し
て、それぞれ浄化用空気(60)を供給し得る形で接続
して構成される。
【0006】また、本発明のうち第2の発明は、第1の
発明において、前記単位流通本体(3A、3B、3C)
の処理空間(3f)中に、気水分離手段(25)を設
け、前記気水分離手段に、該気水分離手段により分離さ
れた前記浄化用空気を該処理空間外に排出し得る排気手
段(18)を設けて構成される。
【0007】なお、括弧内の番号等は、図面における対
応する要素を示す便宜的なものであり、従って、本記述
は図面上の記載に限定拘束されるものではない。以下の
「作用」の欄についても同様である。
【0008】
【作用】上記した構成により、本発明のうち第1の発明
は、処理本体(2、2A)を構成する単位流通本体(3
A、3B、3C)の処理空間(3f)に設けられた各生
体触媒反応手段(10、10A)に対して、浄化用空気
(60)が充分に行き渡るように作用する。また、本発
明のうち第2の発明は、単位流通本体(3A、3B)の
処理空間(3f)の下水(50)中を上昇する浄化用空
気(60)が、前記単位流通本体の上方に積層された上
方の単位流通本体(3B、3C)の処理空間には流入し
ないように作用する。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1は、本発明による下水処理装置の一実施例を示
す破断側面図、図2は、本発明による別の下水処理装置
の一例を示す破断側面図である。
【0010】本発明による下水処理装置1は、図1に示
すように、所望する水質の度合に対応した、幅L、全処
理高さH0の処理槽体2を有しており、処理槽体2は、
幅L、単位処理高さH1の、筒状の第1処理槽3A、第
2処理槽3B及び第3処理槽3Cが、地盤70中に積層
されて形成されている。これら第1〜第3処理槽3A、
3B、3C内には、それぞれ処理空間3fが、それら処
理槽3A、3B、3Cの幅L、単位処理高さH1の形状
に対応する形で形成されている。即ち、それら処理空間
3fの幅及び高さは、処理槽3A、3B、3Cの幅L及
び単位処理高さH1に略等しいものであり、後述するバ
イオリアクター10に対して空気60中の酸素を充分補
給し得るように形成されている。また、第1処理槽3A
の底部には、板状の底板6が、第1処理槽3Aの処理空
間3fを外部と遮断する形で設けられており、第2処理
槽3B及び第3処理槽3Cの底部には、通水自在な隔壁
5がそれぞれ設けられている。即ち、隔壁5には、後述
する担体12が通過し得ない程度の径の通水孔5aが、
多数形成されている。
【0011】そして、地表70aから全処理高さH0の
深さの地盤70中に、図1に示すように、第1処理槽3
Aが、底板6により処理槽体2の底部2cを形成する形
で設けられており、第1処理槽3Aの上には、第2処理
槽3Bが、第1処理槽3Aの処理空間3fと第2処理槽
3Bの処理空間3fを、隔壁5に設けられた通水孔5a
を介して、通水自在に連通する形で積まれている。更
に、第2処理槽3Bの上には、第3処理槽3Cが、第2
処理槽3Bの処理空間3fと第3処理槽3Cの処理空間
3fを、隔壁5に設けられた通水孔5aを介して、通水
自在に連通する形で積まれており、処理槽体2は、これ
ら第1〜第3処理槽3A、3B、3Cが、それら処理槽
3A、3B、3Cの各処理空間3fを上下方向に連通す
る形で積層されて形成されている。なお、処理槽体2を
構成するこれら処理空間3fは、通水自在に連通されて
いればよいので、隔壁5に通水孔5aを形成せずに、隔
壁5をただの板としてそれら処理空間3fを上下に仕切
って、それら仕切られた上下の処理空間3f同志を別途
バイパス管等によりそれぞれ接続することにより、通水
自在に連通しても良いことは言うまでもない。
【0012】また、処理槽体2には、図1に示すよう
に、空気供給装置20が、処理槽3A、3B、3Cの各
処理空間3f内の後述するバイオリアクター10に対し
て、それぞれ酸素を充分含んだ空気60を供給し得る形
で接続されており、空気供給装置20は、空気60を圧
縮供給自在なコンプレッサ21、空気供給管22、分配
管23等から構成されている。即ち、コンプレッサ21
の吐出口には、空気供給管22が接続されており、空気
供給管22には、分配管23が、処理槽体2の各処理空
間3fに対応して設けられている。これら分配管23の
先端部分は、処理槽体2の底部2c及び各隔壁5の上面
5b上に位置する形で、各処理空間3fに挿入されてお
り、これら分配管23の先端部分には、噴気口23a
が、上方に向けて開口し、かつ処理槽体2の幅方向に沿
って所定間隔で複数個形成されている。従って、コンプ
レッサ21を作動させると、コンプレッサ21で圧縮さ
れた空気60が、空気供給管22、各分配管23を通っ
て、各処理空間3fにそれら噴気口23aから噴出する
形で供給される。
【0013】更に、処理槽体2の各処理空間3fには、
図1に示すように、生体触媒11を浮遊させて下水50
中の有機物質の分解処理を行なうバイオリアクター10
が設けられており、バイオリアクター10は、生体触媒
11を担体12に固定化して用いる形で形成されてい
る。即ち、それら処理空間3fには、比重が1.0より
も大きい粒状の石等の担体12が、各処理空間3fの容
積の20〜30%を占める程度に設けられており、担体
12には、酵素や微生物(好気性微生物等)等の生体触
媒11が固定されている。また、これらバイオリアクタ
ー10は、空気供給装置20の分配管23の各噴気口2
3aから噴出される空気60により下水50中で浮遊
し、バイオリアクター10の生体触媒11が、該噴出さ
れた空気60中の酸素の補給を受ける形で、該酸素を消
費しつつ、下水50中の有機物質を分解処理することに
なる。
【0014】更に、処理槽体2の底部2c近傍の側面に
は、即ち、処理槽体2のうち最下部に位置する第1処理
槽3Aの図1中左方の側面には、図1に示すように、受
入口2aが、第1処理槽3Aの処理空間3fと外部とを
連通する形で設けられており、処理槽体2の受入口2a
には、下水供給管8が、第1処理槽3Aの処理空間3f
と連通する形で接続されている。下水供給管8の他端
は、各家庭等から排出された下水50が集められる集水
池7に接続されており、集水池7は、地表70aに設け
られている。集水池7と処理槽体2の受入口2aとの間
には、処理槽体2の全処理高さH0に対応した水等差P
が形成されている。また、処理槽体2のうち最上部に位
置する第3処理槽3Cの上方には、地表70aに開口さ
れた取水部2bが、第3処理槽3Cの処理空間3fと外
部とを連通する形で設けられており、処理槽体2の取水
部2bには、取水装置40が、取水部2bの水を取水し
得る形で設けられている。即ち、取水装置40は、吸込
吐出駆動自在な取水ポンプ41を有しており、取水ポン
プ41の吸込口には、浄水取出管42が、取水部2bと
連通する形で接続されている。よって、各家庭等から排
出された下水50は、集水池7に集められ、集水池7か
ら下水供給管8を介して、処理槽体2の受入口2aから
処理槽体2内に流入し、更に水等差Pにより各処理空間
3fを下方から上方へ向けて通って取水部2bまで上昇
する。そして、浄化された下水50は、取水部2bにお
いて取水装置40により適宜取水されることになる。
【0015】更に、第3処理槽3Cと取水部2bとの間
には、図1に示すように、循環管31及び吸込吐出駆動
自在な循環ポンプ32等から構成される循環装置30
が、第3処理槽3Cの処理空間3fの下水50を下向き
に循環し得る形で設けられている。即ち、処理槽体2の
取水部2bの図中左方には、循環口2dが、取水部2b
と外部とを連通する形で形成されており、第3処理槽3
Cの隔壁5近傍の図中左方の側面には、循環口3Cd
が、第3処理槽3Cの処理空間3fと外部とを連通する
形で形成されている。これら取水部2bの循環口2dと
第3処理槽3Cの循環口3Cdとの間には、循環管31
が、それら取水部2bと第3処理槽3Cの処理空間3f
を連通する形で接続されており、循環管31には、吸込
吐出駆動自在な循環ポンプ32が、取水部2b側から吸
い込んで第3処理槽3Cの処理空間3f側へ吐出し得る
形で設けられている。
【0016】本発明は、以上のような構成を有するの
で、各家庭等から排出された下水50を処理する際は、
これら下水50を集水池7等に集めて下水供給管8に取
り入れる。すると、下水供給管8に流入した下水50
は、集水池7から処理槽体2の受入口2aまで降下した
後、該受入口2aから処理槽体2内に流入して、集水池
7と受入口2aとの間の水等差Pにより、処理槽体2内
を地表70aに向けて上昇する。即ち、受入口2aから
処理槽体2内に流入した下水50は、第1処理槽3Aの
処理空間3fから第2処理槽3Bの処理空間3fへ、隔
壁5の通水孔5aを通過する形で流れ、更に第2処理槽
3Bの処理空間3fから第3処理槽3Cの処理空間3f
へ、隔壁5の通水孔5aを通過する形で流れる。このと
き、下水50は、各処理空間3fに設けられたバイオリ
アクター10をそれぞれ通過する形で、下方から上方へ
向けて順次流れる。
【0017】次に、処理槽体2に下水50を供給すると
共に、空気供給装置20のコンプレッサ21を作動させ
て空気供給管22に空気60を供給し、図1に示すよう
に、空気供給管22から各分配管23を介して、各処理
空間3fに対して、空気60を各噴気口23aから上方
へ向けて噴出させる。すると、処理槽体2の各処理空間
3fに流入した下水50中に、処理空間3fの下方から
上方へ向けて空気60が処理槽体2の幅L方向に沿って
所定間隔で噴出されるので、各処理空間3fの下水50
全体に亙り満遍無く空気60が上向きに噴出する形で供
給され、それら処理空間3fのバイオリアクター10を
下水50中にそれぞれ浮遊させることができると共に、
該バイオリアクター10の生体触媒12に対して空気6
0中の酸素を供給することができる。即ち、コンプレッ
サ21から各処理空間3fに対して、空気60を多量に
供給すれば、各処理空間3fのバイオリアクター10の
生体触媒12に対して、それぞれ空気60中の酸素を所
望する量だけ充分に供給することが可能である。
【0018】従って、受入口2aから処理槽体2内に流
入した下水50は、第1処理槽3Aの処理空間3f、第
2処理槽3Bの処理空間3f、第3処理槽3Cの処理空
間3fと、順次通過する毎に、各処理空間3fに設けら
れたバイオリアクター10の生体触媒11と下水50が
順次接触し、それら生体触媒11が、下水50中の有機
物質を分解処理することにより、下水50の浄化が促進
されるので、取水部2bに到達した時点で、下水50は
所望の水質の度合まで浄化されている。そこで、下水5
0が取水部2bまで上昇してきたら、取水装置40の取
水ポンプ41を作動させて、それら浄化された下水50
を、浄水取出管42を介して、浄化水55として取水部
2bから適宜取り出す。
【0019】ところで、更に下水50の水質の度合を高
めたい場合等は、取水装置40を停止させた状態で、循
環装置30の循環ポンプ32を作動させて、第3処理槽
3Cの処理空間3fにおいて、下水50を下方から上方
へ向けた流れ、即ち、上向き循環流を形成し、第3処理
槽3Cの処理空間3fに設けられたバイオリアクター1
0の生体触媒11と下水50とを繰返し接触させて、水
質の度合を向上させる。そして、下水50が、水質の度
合が充分高まるまで浄化されたら、取水装置40の取水
ポンプ41を適宜作動させて、それら水質の度合が高ま
った下水50を、浄水取出管42を介して、浄化水55
として取水部2bから取り出す。
【0020】以上のように、処理槽体2を構成する第1
〜第3処理槽3A、3B、3Cの各処理空間3f毎に設
けられたバイオリアクター10に対して、空気供給装置
20より空気60をそれぞれ供給する。これにより、集
水池7に集められた下水50を、下水供給管8を介し
て、処理槽体2の受入口2aより処理槽体2内に取り入
れて、それら処理槽体2内に流入した下水50が、水頭
差Pにより受入口2aから取水部2bまで上昇する間
に、それら処理槽3A、3B、3Cの各処理空間3f毎
に設けられたバイオリアクター10により分解処理す
る。処理槽体2内の酸素が消費されても、各処理槽3
A、3B、3C毎に、各バイオリアクター10に対し
て、それぞれ空気60が供給されているので、それら処
理槽3A、3B、3C内のバイオリアクター10全体に
空気60が充分に行き渡り、各処理槽3A、3B、3C
内のバイオリアクター10全体に対して、空気60中の
酸素の補給が充分に行われる。よって、それら処理槽3
A、3B、3Cの各処理空間3fに設けられた各バイオ
リアクター10は、空気60中の酸素の補給を充分に受
けつつ、下水50中の有機物質を分解処理することがで
きるので、処理槽体2を平面的に広げずに処理槽体2の
全処理高さH0を大きく(深く)しても、バイオリアク
ター10の生体触媒11による有機物質を分解処理する
処理能力が低下することなく、安定して所望の水質の度
合まで下水50を大量に浄化することができる。そこ
で、下水処理装置1を用いれば、下水処理設備として、
平面的な面積を大きくすることなく、下水処理場におい
て処理できる下水の容量を増加させることが可能とな
り、土地の不足する地域においても、大量に下水50を
処理することができる。従って、下水処理装置1は、設
置面積が小さくて済み、かつ安定して大量の下水50を
浄化することができる。
【0021】なお、上述の実施例においては、下水処理
装置1のバイオリアクター10を比重1.0より大きい
担体12から形成したが、流通する下水50に対して生
体触媒11が反応できれば良く、比重1.0より小さい
担体12Aからバイオリアクター10Aを形成しても良
い。例えば、別の下水処理装置1Aは、図2に示すよう
に、図1に示す下水処理装置1における、処理槽体2の
最上部の第3処理槽3Cの処理空間3fに設けられたバ
イオリアクター10の代わりに、比重1.0より小さい
担体12Aから形成されるバイオリアクター10Aを設
けて構成される。(なお、上述の実施例において使用し
た部品と同一のものについては、同一の部品番号を付け
て使用し、また、同等の構成を有するものについては、
上述した部品番号に、A、B、C……等の添字を付けて
使用し、詳細な説明は省略する。)
【0022】即ち、下水処理装置1Aは、図2に示すよ
うに、所望する水質の度合に対応した、幅L、全処理高
さH0の処理槽体2Aを有しており、処理槽体2Aは、
幅L、単位処理高さH1の第1処理槽3A、第2処理槽
3B、及び第3処理槽3Cが、地盤70中に積層されて
形成されている。第2処理槽3Bの上方(第3処理槽3
Cの隔壁5の下方)には、空気分離装置25が設けられ
ており、空気分離装置25は、偏流板27、空気抽出板
28等から構成されている。即ち、第2処理槽3Bの上
方の図中左方の側面には、板状の偏流板27が水平方向
より若干上向きに処理空間3fの中央部付近まで図中右
方に突出する形で設けられており、第2処理槽3Bの偏
流板27が設けられた側面とは対向する図中右方の側面
で、かつ偏流板27よりも上方には、板状の空気抽出板
28が、下向きに傾斜を付けて偏流板27と重なるまで
図中左方に突出する形で設けられている。これら偏流板
27と空気抽出板28との間には、通水間隙29が形成
されており、第2処理槽3Bの処理空間3fを上昇する
下水50は、まず、偏流板27に当って図中右方に流れ
が偏り、次に、空気抽出板28に当って該空気抽出板2
8に沿って図中左方に流れ、通水間隙29を通って第3
処理槽3Cに流入することになる。また、第2処理槽3
Bの図中右方の側面で、かつ空気抽出板28の付け根の
頂部には、排気口3Bgが、第2処理槽3Bの処理空間
3fと外部とを連通する形で設けられており、排気口3
Bgには、一端が大気中に開口された排気管18が設け
られている。よって、第2処理槽3Bの処理空間3fの
下水50中を上昇する空気60は、まず、偏流板27に
当って図中右方に流れが偏り、次に、空気抽出板28に
当る。ここで、空気60は下水50よりも比重が小さい
ので、該空気60は、空気抽出板28に沿って図中右方
に流れ、排気口3Bgから排気管18を通って大気中に
放出される。
【0023】更に、第2処理槽3Bと処理本体2Aの取
水部2Abとの間には、図2に示すように、循環管31
A、吸込吐出駆動自在な循環ポンプ32及び噴出管35
等から構成される循環装置30Aが、第3処理槽3Cの
処理空間3fの下水50を上向きに循環し得る形で設け
られている。即ち、処理槽体2Aの取水部2Abの図中
左方には、循環口2Adが形成されており、第2処理槽
3Bの通水間隙29上方の図中左方の側面には、循環口
3Bdが、第2処理槽3Bの処理空間3fと外部とを連
通する形で形成されている。第2処理槽3Bの循環口3
Bd上方の図中左方の側面には、仕切板33が、循環口
3Bdの前方(図中右方)を覆う形で空気抽出板28に
向けて突出して設けられており、仕切板33と空気抽出
板28との間には、循環間隙34が形成されている。な
お、第3処理槽3Cの隔壁5は、仕切板33の上方、即
ち、循環口3Bdの上方に位置しており、後述するバイ
オリアクター10Aが循環口3Bdに流入することが防
止されている。よって、第2処理槽3Bの通水間隙29
を通過して上昇する下水50は、仕切板33により第3
処理槽3Cの処理空間3fに流入することを阻まれる形
で、循環口3Bdに効率良く流れ、また、第3処理槽3
Cの処理空間3fを下方に向けて流れる下水50は、循
環間隙34を通過して循環口3Bdに流れ込むことにな
る。
【0024】また、これら取水部2Abの循環口2Ad
と第2処理槽3Bの循環口3Bdとの間には、図2に示
すように、循環管31Aが、それら取水部2Abと第2
処理槽3Bの処理空間3fを連通する形で接続されてお
り、循環管31Aには、吸込吐出駆動自在な循環ポンプ
32が、第2処理槽3Bの循環口3Bd側から吸い込ん
で取水部2Ab側へ吐出し得る形で設けられている。ま
た、循環ポンプ32の吐出口側の循環管31Aには、空
気供給装置20Aの空気供給管22から分岐した分配管
24が接続されており、空気供給装置20Aのコンプレ
ッサ21を作動させることにより、分配管24を介して
循環管31Aを流れる下水50中に空気60を混入する
ことができる。更に、処理槽体2Aの循環口2Adに
は、噴出管35が接続されており、噴出管35には、噴
出口35aが、第3処理槽3Cの処理空間3fの最上部
において下方に向けて開口し、かつ処理槽体2の幅方向
に沿って所定間隔で複数個形成されている。従って、循
環装置30Aの循環ポンプ32及び空気供給装置20A
のコンプレッサ21を作動させると、空気60を含んだ
下水50が、第3処理槽3Cの処理空間3fに、それら
噴出口35aから下方に向けて噴出される。
【0025】更に、第3処理槽3Cの処理空間3fに
は、生体触媒11を浮遊させて反応を行なうバイオリア
クター10Aが設けられており、バイオリアクター10
Aは、生体触媒11を担体12Aに固定化して用いる形
で形成されている。即ち、該処理空間3fには、比重が
1.0よりも小さい粒状の(隔壁5の通水孔5aを通過
し得ない)樹脂等の担体12Aが、処理空間3fの容積
の20〜30%を占める程度に設けられており、担体1
2Aには、酵素や微生物(好気性微生物等)等の生体触
媒11が固定されている。また、バイオリアクター10
Aは、第3処理槽3Cの処理空間3fに下水50が導入
される前は、隔壁5上にあるが、処理空間3fに下水5
0が導入されると下水50中に浮遊する。すると、バイ
オリアクター10Aは、循環装置30Aの噴出管35の
各噴出口35aから噴出される、空気60が混入した下
水50により、図2に示すように、処理空間3fの下方
に拡散する形で水中で浮遊し、バイオリアクター10A
の生体触媒11が、該噴出された下水50に混入された
空気60中の酸素の補給を受ける形で、該酸素を消費し
つつ、下水50中の有機物質を分解処理することにな
る。
【0026】従って、下水処理装置1Aを用いて、集水
池7に集められた下水50を処理すると、集水池7の下
水50は、下水供給管8を介して、処理槽体2Aの受入
口2Aaより処理槽体2A内に取り入れられ、集水池7
と受入口2Aaとの水頭差Pにより取水部2Abまで上
昇する。そこで、処理槽体2Aへ下水50を取り入れる
と共に、空気供給装置20Aのコンプレッサ21を作動
させて空気供給管22から各分配管23を介して、第1
及び第2処理槽3A、3Bの処理空間3fに対して、そ
れぞれ空気60を各噴気口23aから上向きに噴出させ
て、それら処理空間3fのバイオリアクター10を下水
50中にそれぞれ浮遊させると共に、該バイオリアクタ
ー10の生体触媒12に対して空気60中の酸素を供給
することにより、下水50中の有機物質を分解処理し、
浄化する。なお、前述した下水処理装置1と異なるの
は、第2処理槽3Bにおいて、該処理空間3fを上昇す
る下水50及び空気60は、偏流板27に当って図2中
右方に偏る形で流れて空気抽出板28に当り、下水50
よりも比重が小さい空気60は、空気抽出板28に沿っ
て図2中右方に上昇する形で流れて排気口3Bgから排
気管18を通って大気中に放出され、一方、下水50
は、空気抽出板28に沿って図2中左方に流れ、通水間
隙29を通って第3処理槽3Cの処理空間3fに流入す
る。即ち、第2処理槽3Bの処理空間3fから第3処理
槽3Cの処理空間3fへは、下水50のみが流入する。
【0027】一方、第3処理槽3Cの処理空間3fに下
水50が流入し始めると、第3処理槽3Cの隔壁5上の
バイオリアクター10Aが、該処理空間3f中の下水5
0の水位の上昇に比例して浮上する。そこで、循環装置
30Aの循環ポンプ32を作動させて、第2処理槽3B
の循環口3Bdから下水50を吸い込むと共に、循環管
31Aを流れる下水50中に、空気供給管22から分配
管24を介して循環管31Aに空気60を供給して循環
管31A中の下水50に空気60を混入する。そして、
空気60を含んだ下水50を、第3処理槽3Cの処理空
間3fに、噴射管35の各噴出口35aから下方に向け
て噴出させて、該処理空間3fの下水50に浮遊してい
たバイオリアクター10Aを、それら噴出口35aから
下向きに噴出される下水50により、図2に示すよう
に、該処理空間3fの下水50中の下方に押し下げて拡
散浮遊させると共に、バイオリアクター10Aの生体触
媒11に、該噴出された下水50に混入された空気60
中の酸素を供給する形で、下水50中の有機物質を満遍
無く分解処理して浄化する。
【0028】なお、空気分離装置25及び排気管18に
より、第2処理槽3Bの処理空間3fの下水50中を上
昇する空気60は、該処理空間3fから排出されるの
で、それら空気60が第3処理槽3Cの処理空間3fに
流入せず、該処理空間3fのバイオリアクター10Aに
対して上向きの運動量が与えられないので、比重が1.
0より小さいバイオリアクター10Aを下方に押し下げ
て拡散浮遊させることが容易になる。更に、第2処理槽
3Bのバイオリアクター10の生体触媒11による下水
50中の有機物質の分解処理に必要な酸素を補給し終え
て含有酸素が乏しくなった空気60が、上方の第3処理
槽3Cに流入せず、第3処理槽3Cのバイオリアクター
10Aの生体触媒11に対して、それら含有酸素の乏し
い空気60が供給されないので、充分に酸素を含んだ空
気60のみを供給することが可能となり、バイオリアク
ター10Aの生体触媒11に対して、効率良く安定して
酸素を供給することができ、下水50が効率良く安定し
て浄化される。
【0029】ところで、バイオリアクター10Aを通過
して下向きに流れた下水50は、隔壁5の通水孔5aを
通過し、仕切板33と空気抽出板28との間に形成され
た循環間隙34を通って循環口3Bdに流れ込み、再び
充分な酸素を含む空気60が混入された後、噴射管35
から第3処理槽3Cの処理空間3fに噴出される。即
ち、第3処理槽3Cの処理空間3fにおいて、下水50
を上方から下方へ向けた流れ、即ち、下向き循環流が形
成される。また、一旦、下向き循環流が形成されると、
第2処理槽3Bの通水間隙29を通過して上昇する下水
50は、仕切板33により第3処理槽3Cの処理空間3
fに流入することを阻まれて、循環口3Bdに直接吸い
込まれる形で流れるので、第3処理槽3Cの処理空間3
fには、第2処理槽3Bよりもより浄化が進行した下水
50が下方に向けて流れることになる。そこで、第3処
理槽3Cの処理空間3fに設けられたバイオリアクター
10Aの生体触媒11と下水50とを繰返し接触させ
て、所望の水質の度合まで浄化されたら、循環装置30
Aの循環ポンプ32を停止させて、取水装置40の取水
ポンプ41を適宜作動させて、所望の水質の度合の下水
50を、浄水取出管42を介して、浄化水55として取
水部2Abから取り出す。
【0030】よって、処理槽体2A内に流入した下水5
0が、受入口2Aaから取水部2Abまで上昇する間
に、それら処理槽3A、3B、3Cに設けられたバイオ
リアクター10、10Aにより分解処理されることによ
り処理槽体2A内の酸素が消費されても、各処理槽3
A、3B、3C毎に、それらバイオリアクター10、1
0Aに対してそれぞれ空気60が供給されているので、
それら処理槽3A、3B、3C内のバイオリアクター1
0、10A全体に空気60中の酸素が行き渡り、各処理
槽3A、3B、3C内のバイオリアクター10、10A
全体に対して酸素の補給が充分に行われる。従って、下
水処理装置1Aは、処理槽体2Aの全処理高さH0を大
きく(深く)しても、バイオリアクター10、10Aの
生体触媒11による有機物質を分解処理する処理能力が
低下することなく、安定して所望の水質の度合まで下水
50を大量に浄化することができる。そこで、下水処理
装置1Aを用いれば、下水処理設備として、平面的な面
積を大きくすることなく、下水処理場において処理でき
る下水の容量を増加させることが可能となり、土地の不
足する地域においても、大量に下水50を処理すること
ができる。即ち、下水処理装置1Aは、設置面積が小さ
くて済み、かつ安定して大量の下水50を浄化すること
ができる。
【0031】なお、空気分離装置25及び排気管18
は、前述した下水処理装置1に適用すれば、該下水処理
装置1の処理槽体2内を通過する下水50を、より効率
良く安定して浄化し得ることは言及するまでもない。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のうち第1
の発明は、処理空間3f等の処理空間が形成された第1
〜第3処理槽3A、3B、3C等の単位流通本体を複数
個有し、処理槽体2、2A等の処理本体を、それら単位
流通本体を、該単位流通本体の処理空間を上下方向に連
通する形で積層して形成し、前記処理本体の第1処理槽
3A等の最下部の単位流通本体に、受入口2a、2Aa
等の下水受入部を、該最下部の単位流通本体の処理空間
と連通する形で設け、前記処理本体の第3処理槽3C等
の最上部の単位流通本体に、取水部2b、2Ab等の下
水取出部を、該最上部の単位流通本体の処理空間と連通
する形で設け、前記処理本体を形成する単位流通本体の
各処理空間に、それぞれバイオリアクター10、10A
等の生体触媒反応手段を設け、前記処理本体に、空気供
給装置20、20A等の空気供給手段を、それら単位流
通本体に設けられた生体触媒反応手段に対して、それぞ
れ空気60等の浄化用空気を供給し得る形で接続して構
成したので、
【0033】処理本体を構成する単位流通本体の処理空
間に設けられた各生体触媒反応手段に対して、空気供給
手段よりそれぞれ浄化用空気が供給されることにより、
処理本体内に流入した下水が、下水受入部から下水取出
部まで移動する間に、それら単位流通本体の各処理空間
に設けられた生体触媒反応手段により分解処理されて、
処理本体内の酸素が消費されても、各単位流通本体毎
に、それら生体触媒反応手段に対して、それぞれ浄化用
空気が供給されているので、それら単位流通本体内の生
体触媒反応手段全体に浄化用空気が行き渡り、各単位流
通本体内の生体触媒反応手段全体に対して、浄化用空気
中の酸素の補給が充分に行われる。よって、それら単位
流通本体の処理空間に設けられた各生体触媒反応手段
は、浄化用空気中の酸素の補給を充分に受けつつ、下水
中の有機物質を分解処理することができるので、処理本
体を平面的に広げずに処理本体の高さを大きく(深く)
しても、生体触媒反応手段による有機物質を分解処理す
る処理能力が低下することなく、安定して所望の水質の
度合まで大量に下水を浄化することができる。従って、
設置面積が小さくて済み、かつ安定して下水を浄化する
ことができる。
【0034】また、本発明のうち第2の発明は、第1の
発明において、前記単位流通本体の処理空間中に、空気
分離装置25等の気水分離手段を設け、前記気水分離手
段に、該気水分離手段により分離された前記浄化用空気
を該処理空間外に排出し得る排気口3Bg、排気管18
等の排気手段を設けて構成したので、
【0035】第1の発明の効果に加えて、単位流通本体
の処理空間の下水中を上昇する浄化用空気が、該処理空
間外に排出されることにより、単位流通本体の処理空間
に設けられた生体触媒反応手段による下水中の有機物質
の分解処理に必要な酸素を補給し終えて含有酸素が乏し
くなった浄化用空気が、前記単位流通本体の上方に積層
された上方の単位流通本体の処理空間に流入せず、該上
方の単位流通本体の処理空間に設けられた生体触媒反応
手段に対して、それら含有酸素の乏しい浄化用空気が供
給されないので、充分に酸素を含んだ浄化用空気のみを
供給することが可能となり、生体触媒反応手段に対し
て、効率良く安定して酸素を供給することができ、下水
を効率良く安定して浄化することができる。また、単位
流通本体の処理空間の下水中を上昇する浄化用空気が、
前記単位流通本体の上方に積層された上方の単位流通本
体の処理空間には流入しないので、該上方の単位流通本
体の処理空間に設けられた生体触媒反応手段の比重が
1.0よりも小さい場合には、該生体触媒反応手段に対
して上向きの運動量が与えられないので、該生体触媒反
応手段を下方に押し下げて拡散浮遊させることが容易に
なり、生体触媒反応手段と下水を、効率良く反応させる
ことができ、下水を効率良く安定して浄化することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明による下水処理装置の一実施例
を示す破断側面図である。
【図2】図2は、本発明による別の下水処理装置の一例
を示す破断側面図である。
【符号の説明】
2、2A……処理本体(処理槽体) 2a、2Aa……下水受入部(受入口) 2b、2Ab……下水取出部(取水部) 3A……単位流通本体(第1処理槽) 3B……単位流通本体(第2処理槽) 3Bg……排気手段(排気口) 3C……単位流通本体(第3処理槽) 3f……処理空間(処理空間) 10、10A……生体触媒反応手段(バイオリアクタ
ー) 18……排気手段(排気管) 20、20A……空気供給手段(空気供給装置) 25……気水分離手段(空気分離装置)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理空間が形成された単位流通本体を複
    数個有し、 処理本体を、それら単位流通本体を、該単位流通本体の
    処理空間を上下方向に連通する形で積層して形成し、 前記処理本体の最下部の単位流通本体に、下水受入部
    を、該最下部の単位流通本体の処理空間と連通する形で
    設け、 前記処理本体の最上部の単位流通本体に、下水取出部
    を、該最上部の単位流通本体の処理空間と連通する形で
    設け、 前記処理本体を形成する単位流通本体の各処理空間に、
    それぞれ生体触媒反応手段を設け、 前記処理本体に、空気供給手段を、それら単位流通本体
    に設けられた生体触媒反応手段に対して、それぞれ浄化
    用空気を供給し得る形で接続して構成した下水処理装
    置。
  2. 【請求項2】 前記単位流通本体の処理空間中に、気水
    分離手段を設け、 前記気水分離手段に、該気水分離手段により分離された
    前記浄化用空気を該処理空間外に排出し得る排気手段を
    設けて構成した請求項1に記載の下水処理装置。
JP19175993A 1993-07-05 1993-07-05 下水処理装置 Pending JPH0718726A (ja)

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