JPH07186058A - スパナ - Google Patents
スパナInfo
- Publication number
- JPH07186058A JPH07186058A JP32926493A JP32926493A JPH07186058A JP H07186058 A JPH07186058 A JP H07186058A JP 32926493 A JP32926493 A JP 32926493A JP 32926493 A JP32926493 A JP 32926493A JP H07186058 A JPH07186058 A JP H07186058A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slide member
- handle
- movable jaw
- jaw
- engaging
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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Landscapes
- Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】被回転操作部材にいずれの方向に回転操作力を
与えることを可能とし、比較的狭い回動範囲の往復回動
操作によって被回転操作部材を所望の方向に回転させる
ことができるようにする。 【構成】ハンドル４の前端部に、固定顎５と係合部２に
対向する前端壁６とが設けられるとともに、係合部２を
固定顎５との間に挟持可能な可動顎７が取付けられ、係
合部２に当接可能なスライド部材８が、前端壁６から突
出した前進位置ならびに前端壁６内にほぼ収納される後
退位置間での前後移動を可能としてハンドル４に配設さ
れるとともに前進位置に向けてばね９によりばね付勢さ
れ、スライド部材８および可動顎７は、スライド部材８
が前進位置にあるときに可動顎７を挟持解除位置とする
状態からスライド部材８の後退位置への移動に応じて可
動顎７を挟持位置に回動せしめることを可能としてカム
係合される。
与えることを可能とし、比較的狭い回動範囲の往復回動
操作によって被回転操作部材を所望の方向に回転させる
ことができるようにする。 【構成】ハンドル４の前端部に、固定顎５と係合部２に
対向する前端壁６とが設けられるとともに、係合部２を
固定顎５との間に挟持可能な可動顎７が取付けられ、係
合部２に当接可能なスライド部材８が、前端壁６から突
出した前進位置ならびに前端壁６内にほぼ収納される後
退位置間での前後移動を可能としてハンドル４に配設さ
れるとともに前進位置に向けてばね９によりばね付勢さ
れ、スライド部材８および可動顎７は、スライド部材８
が前進位置にあるときに可動顎７を挟持解除位置とする
状態からスライド部材８の後退位置への移動に応じて可
動顎７を挟持位置に回動せしめることを可能としてカム
係合される。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、周方向に１８０度間隔
をあけた位置で対をなす複数組の係合面が設けられた係
合部を有する被回転操作部材を回転操作するためのスパ
ナに関するものである。
をあけた位置で対をなす複数組の係合面が設けられた係
合部を有する被回転操作部材を回転操作するためのスパ
ナに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】相互に対向した一対の固定顎を有する略
Ｕ字状の開口スパナでは、該スパナによる被回転操作部
材の回転操作時に該スパナの回転軌跡上に障害物が存在
することが多いことから、１回の操作による被回転操作
部材の角変位量が小さくならざるを得ない場合が多い。
そこで、特開昭６０−８０５６９号公報および特開昭６
２−１０７９８２号公報等で開示されるように、ラチェ
ット機構を有するスパナが実現されており、それらのス
パナでは、その一方向への回転操作力のみを被回転操作
部材に伝えるようにしており、スパナの１回当たりの角
変位操作量が小さくてすむ。
Ｕ字状の開口スパナでは、該スパナによる被回転操作部
材の回転操作時に該スパナの回転軌跡上に障害物が存在
することが多いことから、１回の操作による被回転操作
部材の角変位量が小さくならざるを得ない場合が多い。
そこで、特開昭６０−８０５６９号公報および特開昭６
２−１０７９８２号公報等で開示されるように、ラチェ
ット機構を有するスパナが実現されており、それらのス
パナでは、その一方向への回転操作力のみを被回転操作
部材に伝えるようにしており、スパナの１回当たりの角
変位操作量が小さくてすむ。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
ものでは、被回転操作部材の係合部に対してスパナを逆
の姿勢で係合した場合には、スパナの往復回転操作によ
り所望の方向とは逆方向に向けての回転操作力を被回転
操作部材に与えてしまうので、回転操作にあたってスパ
ナの係合姿勢を確認する必要がある。
ものでは、被回転操作部材の係合部に対してスパナを逆
の姿勢で係合した場合には、スパナの往復回転操作によ
り所望の方向とは逆方向に向けての回転操作力を被回転
操作部材に与えてしまうので、回転操作にあたってスパ
ナの係合姿勢を確認する必要がある。
【０００４】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、被回転操作部材にいずれの方向にも回転操作
力を与えることが可能であり、しかも比較的狭い回動範
囲の往復回動操作によって被回転操作部材を所望の方向
に回転させる得るようにしたスパナを提供することを目
的とする。
のであり、被回転操作部材にいずれの方向にも回転操作
力を与えることが可能であり、しかも比較的狭い回動範
囲の往復回動操作によって被回転操作部材を所望の方向
に回転させる得るようにしたスパナを提供することを目
的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、周方向に１８０度間隔をあけた位置で対
をなす複数組の係合面が設けられた係合部を有する被回
転操作部材を回転操作するためのスパナにおいて、作業
者が把持するハンドルの前端部に、対を成す係合面の一
方に対向する固定顎と、係合部に対向して固定顎の後部
に連なる前端壁とが設けられるとともに、対をなす係合
面の他方に当接して前記係合部を前記固定顎との間に挟
持する挟持位置ならびにその挟持状態を解除する挟持解
除位置間での回動を可能として可動顎が取付けられ、固
定顎および可動顎間に挿入された係合部に当接可能なス
ライド部材が、前記前端壁から少なくとも前端部を所定
距離だけ前方に突出した前進位置ならびに前端壁内にほ
ぼ収納される後退位置間での前後移動を可能としてハン
ドルに配設され、スライド部材およびハンドル間にはス
ライド部材を前進位置側に向けて付勢するばねが設けら
れ、スライド部材および可動顎は、スライド部材が前進
位置にあるときに可動顎を挟持解除位置とする状態から
スライド部材の後退位置への移動に応じて可動顎を挟持
位置に回動せしめることを可能としてカム係合されるこ
とを特徴とする。
に、本発明は、周方向に１８０度間隔をあけた位置で対
をなす複数組の係合面が設けられた係合部を有する被回
転操作部材を回転操作するためのスパナにおいて、作業
者が把持するハンドルの前端部に、対を成す係合面の一
方に対向する固定顎と、係合部に対向して固定顎の後部
に連なる前端壁とが設けられるとともに、対をなす係合
面の他方に当接して前記係合部を前記固定顎との間に挟
持する挟持位置ならびにその挟持状態を解除する挟持解
除位置間での回動を可能として可動顎が取付けられ、固
定顎および可動顎間に挿入された係合部に当接可能なス
ライド部材が、前記前端壁から少なくとも前端部を所定
距離だけ前方に突出した前進位置ならびに前端壁内にほ
ぼ収納される後退位置間での前後移動を可能としてハン
ドルに配設され、スライド部材およびハンドル間にはス
ライド部材を前進位置側に向けて付勢するばねが設けら
れ、スライド部材および可動顎は、スライド部材が前進
位置にあるときに可動顎を挟持解除位置とする状態から
スライド部材の後退位置への移動に応じて可動顎を挟持
位置に回動せしめることを可能としてカム係合されるこ
とを特徴とする。
【０００６】
【実施例】以下、図面により本発明の一実施例について
説明する。
説明する。
【０００７】図１ないし図３は本発明の一実施例を示す
ものであり、図１はスパナ前端部の斜視図、図２は係合
部の挟持状態を解除した状態でのスパナ前端部の縦断面
図、図３は係合部を挟持した状態での図２に対応した断
面図である。
ものであり、図１はスパナ前端部の斜視図、図２は係合
部の挟持状態を解除した状態でのスパナ前端部の縦断面
図、図３は係合部を挟持した状態での図２に対応した断
面図である。
【０００８】ボルト等の被回転操作部材１には、周方向
に１８０度間隔をあけた位置で対をなす係合面２ａ，２
ｂを複数組たとえば３組有して、たとえば六角状に形成
された係合部２が設けられるものであり、本発明に従う
スパナ３は、前記係合部２に係合して被回転操作部材１
を回転操作すべく構成される。
に１８０度間隔をあけた位置で対をなす係合面２ａ，２
ｂを複数組たとえば３組有して、たとえば六角状に形成
された係合部２が設けられるものであり、本発明に従う
スパナ３は、前記係合部２に係合して被回転操作部材１
を回転操作すべく構成される。
【０００９】スパナ３は、作業者が把持するハンドル４
と、対を成して係合部２に設けられた係合面２ａ，２ｂ
の一方２ａに対向すべくハンドル４の前端部に固設され
る固定顎５と、係合部２に対向すべく固定顎５の後部に
連なってハンドル４に設けられる前端壁６と、対をなす
係合面２ａ，２ｂの他方２ｂに当接して係合部２を前記
固定顎５との間に挟持すべくハンドル４の前端部に取付
けられる可動顎７と、ハンドル４の前端部に前後移動可
能に配設されて可動顎７にカム係合されるスライド部材
８と、該スライド部材８を前方に向けて付勢するばね力
を発揮するばね９とを備える。
と、対を成して係合部２に設けられた係合面２ａ，２ｂ
の一方２ａに対向すべくハンドル４の前端部に固設され
る固定顎５と、係合部２に対向すべく固定顎５の後部に
連なってハンドル４に設けられる前端壁６と、対をなす
係合面２ａ，２ｂの他方２ｂに当接して係合部２を前記
固定顎５との間に挟持すべくハンドル４の前端部に取付
けられる可動顎７と、ハンドル４の前端部に前後移動可
能に配設されて可動顎７にカム係合されるスライド部材
８と、該スライド部材８を前方に向けて付勢するばね力
を発揮するばね９とを備える。
【００１０】前端壁６は、係合面２ａを固定顎５に対向
させて係合部２を固定顎５および可動顎７間に挿入した
ときに該係合部２に対向するように、係合部２側に向か
うにつれて相互に離反するように傾斜した一対の傾斜面
から構成されるものであり、ハンドル４には、前端壁６
に開口する横断面矩形状のスライド溝１０と、該スライ
ド溝１０の後端に連なる大径摺動孔１１と、段部１２を
介して大径摺動孔１１に同軸に連なる有底の小径摺動穴
１３とが設けられる。またハンドル４の前端部におい
て、固定顎５とは反対側には、前部および側部を開放し
て前記スライド溝１０に連なる収納溝１４が設けられ
る。
させて係合部２を固定顎５および可動顎７間に挿入した
ときに該係合部２に対向するように、係合部２側に向か
うにつれて相互に離反するように傾斜した一対の傾斜面
から構成されるものであり、ハンドル４には、前端壁６
に開口する横断面矩形状のスライド溝１０と、該スライ
ド溝１０の後端に連なる大径摺動孔１１と、段部１２を
介して大径摺動孔１１に同軸に連なる有底の小径摺動穴
１３とが設けられる。またハンドル４の前端部におい
て、固定顎５とは反対側には、前部および側部を開放し
て前記スライド溝１０に連なる収納溝１４が設けられ
る。
【００１１】スライド部材８は、前後に摺動可能にして
前記スライド溝１０に摺動可能に嵌合されるものであ
り、該スライド部材８における固定顎５側の側面には、
前後方向に延びる規制凹部１５が設けられる。一方、ハ
ンドル４には規制凹部１５内に配置されるストッパピン
１６が固定されており、該ストッパピン１６が規制凹部
１５の前、後端部に当接することによりスライド部材８
の前進位置および後進位置が規制される。すなわちスラ
イド部材８は、前端壁６から少なくとも前端部を所定距
離だけ前方に突出した前進位置（図２の位置）と、前端
壁６内にほぼ収納される後退位置（図３の位置）との間
での前後移動が可能である。
前記スライド溝１０に摺動可能に嵌合されるものであ
り、該スライド部材８における固定顎５側の側面には、
前後方向に延びる規制凹部１５が設けられる。一方、ハ
ンドル４には規制凹部１５内に配置されるストッパピン
１６が固定されており、該ストッパピン１６が規制凹部
１５の前、後端部に当接することによりスライド部材８
の前進位置および後進位置が規制される。すなわちスラ
イド部材８は、前端壁６から少なくとも前端部を所定距
離だけ前方に突出した前進位置（図２の位置）と、前端
壁６内にほぼ収納される後退位置（図３の位置）との間
での前後移動が可能である。
【００１２】スライド部材８の後端には、小径摺動穴１
３に摺動可能に嵌合されるロッド１７を一体に有して大
径摺動孔１１に摺動自在に嵌合されるプランジャ１８の
前端が当接されており、該プランジャ１８と段部１２と
の間にばね９が縮設される。したがってプランジャ１８
は、ばね９により前方に向けて付勢され、該プランジャ
１８で押されることによりスライド部材８が前進位置に
向けてばね付勢されることになる。
３に摺動可能に嵌合されるロッド１７を一体に有して大
径摺動孔１１に摺動自在に嵌合されるプランジャ１８の
前端が当接されており、該プランジャ１８と段部１２と
の間にばね９が縮設される。したがってプランジャ１８
は、ばね９により前方に向けて付勢され、該プランジャ
１８で押されることによりスライド部材８が前進位置に
向けてばね付勢されることになる。
【００１３】可動顎７の後部には、収納溝１４内に収納
される支持部７ａが幅を狭くして一体に設けられてお
り、該支持部７ａが、収納溝１４を横断するようにして
ハンドル４に固定された支軸１９により回動自在に支承
される。而して、可動顎７は、係合部２がその係合面２
ａを固定顎５に対向させて固定顎５および可動顎７間に
挿入されたときに、前記係合面２ａと対をなす係合面２
ｂに当接して前記係合部２を固定顎５との間に挟持する
挟持位置（図３の位置）と、その挟持状態を解除する挟
持解除位置（図２の位置）との間で回動可能としてハン
ドル４に支承されることになる。
される支持部７ａが幅を狭くして一体に設けられてお
り、該支持部７ａが、収納溝１４を横断するようにして
ハンドル４に固定された支軸１９により回動自在に支承
される。而して、可動顎７は、係合部２がその係合面２
ａを固定顎５に対向させて固定顎５および可動顎７間に
挿入されたときに、前記係合面２ａと対をなす係合面２
ｂに当接して前記係合部２を固定顎５との間に挟持する
挟持位置（図３の位置）と、その挟持状態を解除する挟
持解除位置（図２の位置）との間で回動可能としてハン
ドル４に支承されることになる。
【００１４】スライド部材８の前端部には可動顎７の支
持部７ａ側に突出するカム２０が設けられており、この
カム２０と可動顎７の支持部７ａとは、スライド部材８
が前進位置にあるときには可動顎７を挟持解除位置と
し、スライド部材８が前進位置から後退位置に移動する
のに応じて可動顎７を挟持位置に回動させるようにして
係合される。
持部７ａ側に突出するカム２０が設けられており、この
カム２０と可動顎７の支持部７ａとは、スライド部材８
が前進位置にあるときには可動顎７を挟持解除位置と
し、スライド部材８が前進位置から後退位置に移動する
のに応じて可動顎７を挟持位置に回動させるようにして
係合される。
【００１５】次にこの実施例の作用について説明する
と、係合部２の回転操作にあたって該係合部２を固定顎
５および可動顎７間に挿入すると、ばね９のばね力によ
り前進位置に在るスライド部材８に係合部２が当接する
までは、図２で示すように可動顎７が挟持解除位置に在
る。
と、係合部２の回転操作にあたって該係合部２を固定顎
５および可動顎７間に挿入すると、ばね９のばね力によ
り前進位置に在るスライド部材８に係合部２が当接する
までは、図２で示すように可動顎７が挟持解除位置に在
る。
【００１６】次いでハンドル４を係合部２に向けて押付
けると、スライド部材８が係合部２で押されて前進位置
から後退位置へと移動し、それに応じて可動顎７が固定
顎５と協働して、図３で示すように係合部２を挟持す
る。そこでハンドル４を一方向に回転操作することによ
り、被回転操作部材１を緩める方向あるいは締付ける方
向に回転操作することができる。
けると、スライド部材８が係合部２で押されて前進位置
から後退位置へと移動し、それに応じて可動顎７が固定
顎５と協働して、図３で示すように係合部２を挟持す
る。そこでハンドル４を一方向に回転操作することによ
り、被回転操作部材１を緩める方向あるいは締付ける方
向に回転操作することができる。
【００１７】ハンドル４を一定角度だけ回転操作した後
で、被回転操作部材１に回転操作力を作用させることな
く逆方向にハンドル４を戻すときには、ハンドル４の係
合部２に向けての押付け力を緩める。そうするとばね９
のばね力によりスライド部材８が前進位置に戻り、可動
顎７が挟持解除位置に回動するので係合部２の挟持状態
が解除される。この状態では係合部２が固定顎５および
可動顎７間に在るまま、すなわちスパナ３を引き抜くこ
となくハンドル４を逆方向に戻しても、被回転操作部材
１に回転操作力が作用することはない。
で、被回転操作部材１に回転操作力を作用させることな
く逆方向にハンドル４を戻すときには、ハンドル４の係
合部２に向けての押付け力を緩める。そうするとばね９
のばね力によりスライド部材８が前進位置に戻り、可動
顎７が挟持解除位置に回動するので係合部２の挟持状態
が解除される。この状態では係合部２が固定顎５および
可動顎７間に在るまま、すなわちスパナ３を引き抜くこ
となくハンドル４を逆方向に戻しても、被回転操作部材
１に回転操作力が作用することはない。
【００１８】そこで再び、係合部２に向けて押付けたハ
ンドル４を一方向に回転操作することにより、被回転操
作部材１を回転操作することができる。
ンドル４を一方向に回転操作することにより、被回転操
作部材１を回転操作することができる。
【００１９】このようにして、比較的狭い回動範囲のハ
ンドル４の往復回動操作によって被回転操作部材１を一
方向に回転させることができる。しかも被回転操作部材
１にいずれの方向にも回転操作力を与えることが可能で
あり、係合部２へのスパナ３の係合姿勢に注意を払う必
要がない。
ンドル４の往復回動操作によって被回転操作部材１を一
方向に回転させることができる。しかも被回転操作部材
１にいずれの方向にも回転操作力を与えることが可能で
あり、係合部２へのスパナ３の係合姿勢に注意を払う必
要がない。
【００２０】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行なうことが可能である。
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行なうことが可能である。
【００２１】たとえば支持１９のまわりに可動顎７を開
き方向に付勢するばねを設けてもよい。
き方向に付勢するばねを設けてもよい。
【００２２】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、作業者が
把持するハンドルの前端部に、対を成す係合面の一方に
対向する固定顎と、係合部に対向して固定顎の後部に連
なる前端壁とが設けられるとともに、対をなす係合面の
他方に当接して前記係合部を前記固定顎との間に挟持す
る挟持位置ならびにその挟持状態を解除する挟持解除位
置間での回動を可能として可動顎が取付けられ、固定顎
および可動顎間に挿入された係合部に当接可能なスライ
ド部材が、前記前端壁から少なくとも前端部を所定距離
だけ前方に突出した前進位置ならびに前端壁内にほぼ収
納される後退位置間での前後移動を可能としてハンドル
に配設され、スライド部材およびハンドル間にはスライ
ド部材を前進位置側に向けて付勢するばねが設けられ、
スライド部材および可動顎は、スライド部材が前進位置
にあるときに可動顎を挟持解除位置とする状態からスラ
イド部材の後退位置への移動に応じて可動顎を挟持位置
に回動せしめることを可能としてカム係合されるので、
係合部を挟持する状態ならびに挟持状態を解除する状態
を、ハンドルの係合部に向けての押付け力の作用および
解除によって切換えて、比較的狭い回動範囲のハンドル
の往復回動操作によって被回転操作部材を一方向に回転
させることができ、しかも被回転操作部材にいずれの方
向にも回転操作力与えることが可能であり、係合部への
スパナの係合姿勢に注意を払う必要がない。
把持するハンドルの前端部に、対を成す係合面の一方に
対向する固定顎と、係合部に対向して固定顎の後部に連
なる前端壁とが設けられるとともに、対をなす係合面の
他方に当接して前記係合部を前記固定顎との間に挟持す
る挟持位置ならびにその挟持状態を解除する挟持解除位
置間での回動を可能として可動顎が取付けられ、固定顎
および可動顎間に挿入された係合部に当接可能なスライ
ド部材が、前記前端壁から少なくとも前端部を所定距離
だけ前方に突出した前進位置ならびに前端壁内にほぼ収
納される後退位置間での前後移動を可能としてハンドル
に配設され、スライド部材およびハンドル間にはスライ
ド部材を前進位置側に向けて付勢するばねが設けられ、
スライド部材および可動顎は、スライド部材が前進位置
にあるときに可動顎を挟持解除位置とする状態からスラ
イド部材の後退位置への移動に応じて可動顎を挟持位置
に回動せしめることを可能としてカム係合されるので、
係合部を挟持する状態ならびに挟持状態を解除する状態
を、ハンドルの係合部に向けての押付け力の作用および
解除によって切換えて、比較的狭い回動範囲のハンドル
の往復回動操作によって被回転操作部材を一方向に回転
させることができ、しかも被回転操作部材にいずれの方
向にも回転操作力与えることが可能であり、係合部への
スパナの係合姿勢に注意を払う必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図１】スパナ前端部の斜視図である。
【図２】係合部の挟持状態を解除した状態でのスパナ前
端部の縦断面図である。
端部の縦断面図である。
【図３】係合部を挟持した状態での図２に対応した断面
図である。
図である。
１ 被回転操作部材 ２ 係合部 ２ａ，２ｂ 係合面 ３ スパナ ４ ハンドル ５ 固定顎 ６ 前端壁 ７ 可動顎 ８ スライド部材 ９ ばね
Claims (1)
- 【請求項１】 周方向に１８０度間隔をあけた位置で対
をなす複数組の係合面（２ａ，２ｂ）が設けられた係合
部（２）を有する被回転操作部材（１）を回転操作する
ためのスパナにおいて、作業者が把持するハンドル
（４）の前端部に、対を成す係合面（２ａ，２ｂ）の一
方に対向する固定顎（５）と、係合部（２）に対向して
固定顎（５）の後部に連なる前端壁（６）とが設けられ
るとともに、対をなす係合面（２ａ，２ｂ）の他方に当
接して前記係合部（２）を前記固定顎（５）との間に挟
持する挟持位置ならびにその挟持状態を解除する挟持解
除位置間での回動を可能として可動顎（７）が取付けら
れ、固定顎（５）および可動顎（７）間に挿入された係
合部（２）に当接可能なスライド部材（８）が、前記前
端壁（６）から少なくとも前端部を所定距離だけ前方に
突出した前進位置ならびに前端壁（６）内にほぼ収納さ
れる後退位置間での前後移動を可能としてハンドル
（４）に配設され、スライド部材（８）およびハンドル
（４）間にはスライド部材（８）を前進位置側に向けて
付勢するばね（９）が設けられ、スライド部材（８）お
よび可動顎（７）は、スライド部材（８）が前進位置に
あるときに可動顎（７）を挟持解除位置とする状態から
スライド部材（８）の後退位置への移動に応じて可動顎
（７）を挟持位置に回動せしめることを可能としてカム
係合されることを特徴とするスパナ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32926493A JP2913251B2 (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | スパナ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32926493A JP2913251B2 (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | スパナ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07186058A true JPH07186058A (ja) | 1995-07-25 |
| JP2913251B2 JP2913251B2 (ja) | 1999-06-28 |
Family
ID=18219508
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32926493A Expired - Fee Related JP2913251B2 (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | スパナ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2913251B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2005044518A1 (en) * | 2003-11-07 | 2005-05-19 | Kim, Chang-Hoon | Spanner |
| US7114416B2 (en) | 2002-12-24 | 2006-10-03 | Honda Motor Co., Ltd. | Rotatively operating tool for rotatively operated member having a pair of engaging surfaces |
-
1993
- 1993-12-27 JP JP32926493A patent/JP2913251B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7114416B2 (en) | 2002-12-24 | 2006-10-03 | Honda Motor Co., Ltd. | Rotatively operating tool for rotatively operated member having a pair of engaging surfaces |
| WO2005044518A1 (en) * | 2003-11-07 | 2005-05-19 | Kim, Chang-Hoon | Spanner |
| US7418891B2 (en) | 2003-11-07 | 2008-09-02 | Ock-Soon Choi | Spanner |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2913251B2 (ja) | 1999-06-28 |
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