JPH07186013A - 生産計画作成方法 - Google Patents

生産計画作成方法

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JPH07186013A
JPH07186013A JP5333261A JP33326193A JPH07186013A JP H07186013 A JPH07186013 A JP H07186013A JP 5333261 A JP5333261 A JP 5333261A JP 33326193 A JP33326193 A JP 33326193A JP H07186013 A JPH07186013 A JP H07186013A
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JP
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production
types
block
parts
product
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JP5333261A
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English (en)
Inventor
Tadashi Umemura
正 梅村
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/02Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]

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  • Multi-Process Working Machines And Systems (AREA)
  • General Factory Administration (AREA)
  • Automobile Manufacture Line, Endless Track Vehicle, Trailer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 生産数の少ない種類の製品はロット生産する
ことによって、効率の良い生産ができる生産計画を作成
できる生産計画作成方法を提供する。 【構成】 図1の第六列のワイヤーハーネス部品は、異
なる車両種類ごとに異なる種類の部品が使用されるため
全車両種類を一日に生産すると、26種類の部品が必要
となる。そこで、一日当たりの生産種類を減らすため
に、図1の最左欄の順位すなわち生産数の多い順に従っ
て車両種類を、複数のブロック30,32,34,3
6,38,40に分け、ブロック32〜40については
◎,○,△,×印で示されるブロック内順位が付けられ
る。次に、各ブロックから一種類ずつが抽出されてロッ
ト生産を行うためのグループが作られる。このように各
ブロックから一種類ずつの車両種類を抽出してグループ
を作ることによって、各グループ間で合計生産台数が平
準化され、より良い生産計画を作成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の種類の製品を同
時期に生産する生産工場において、一定の期間内に生産
する製品の種類を少なくすることによって、部品在庫数
を減らして、保管する部品数を最小限に抑えて効率的な
生産を行うことができる生産計画作成方法に関する。こ
こで、本発明に係る生産工程において生産される物品が
次工程では部品として用いられる場合も、本工程に関し
ては製品であるから、一括して「製品」という。
【0002】
【従来の技術】複数の種類の製品を生産する生産工場等
において、各種類の在庫数を必要最小限に抑えることに
よって在庫保管スペースを節約するように生産計画が作
成される。かかる生産計画の作成方法としては、例え
ば、特開平3−154750号公報に記載された技術等
がある。この公報に記載された生産工程計画作成装置の
発明においては、製品需要の季節的変化や過去の生産実
績等のデータから将来の出荷予測数を算出し、この出荷
予測数のデータを用いて予測在庫数を各種類ごとに算出
する。この在庫予測の結果、在庫不足が生ずることが予
測された種類については、生産計画の修正を行う。この
ようにして、在庫不足を生ずることなく、在庫量を適正
に制御できる生産計画が作成できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、かかる従来の
生産計画作成方法では、時間の経過とともに生産される
製品の種類と生産量が変化するため、全ての製品種類に
ついて必要な部品等を予め用意しておく必要がある。こ
のため、部品の必要在庫量が大きくなり、部品の保管ス
ペースが増大する。これによって、種々の問題点が生ず
る。この問題点について、図7および図8を参照しつつ
説明する。図8は、自動車の生産工場について、従来の
生産計画作成方法によって決定された生産計画の内容を
示す図表である。図8に示されるように、この自動車生
産工場においては、26種類の自動車が生産される。図
8では、これらの26種類が一日当たり生産台数の多い
順に1から26までの順位を付けられている。この一日
当たりの生産台数は、例えば、前述したような出荷予測
・在庫予測を含む生産計画作成方法によって決定された
ものである。
【0004】図8において、一番左の列には前記順位を
表す数字が示されており、第二の列には各順位に対応す
る車両の種類が具体的に示されている。図8中の車両種
類に関する略語の意味は、以下の通りである。 「国内」,「欧」,等 … 国内向け,欧州向け,等 「A/T」 … オートマチック・トランスミッション 「M/T」 … マニュアル・トランスミッション 「STD」 … スタンダード仕様 「Full OP 」… フルオプション仕様 「LHD」 … 左ハンドル 「RHD」 … 右ハンドル 「ABS」 … アンチロックブレーキシステム 例えば、順位1位(以下、No.1という。順位2位以
下についても同様)の車両は、国内向けのオートマチッ
ク・トランスミッション車であって、スタンダード仕様
のものである。また、No.2の車両は、同じく国内向
けのマニュアルミッションのスタンダード仕様車であ
り、順位No.3は、欧州向けの左ハンドルのマニュア
ルミッション車であって、フルオプション仕様のもので
ある。
【0005】第三の列には、前述の如く、一日当たりの
生産台数が棒グラフによって示されている。第四列以降
は、各種類の車両を組み立てるために必要な部品の種類
を各部品ごとに示している。順位No.1〜No.26
の車両について使用されるエンジンはA,B,C,D,
Eの5種類があり、フレームはa,b,c,d,e,
f,g,h,i,j,kの11種類がある。また、シー
トは、K,L,M,N,O,P,Q,R,Sの9種類が
使用される。このように、エンジン,フレーム,シート
については、それぞれ異なる車両種類に共通して使用さ
れる種類があるために、部品種類数は26種類よりもず
っと少なくなっている。しかし、図8の第六列に示され
るワイヤーハーネス部品については、異なる車両種類ご
とに全て異なる種類の部品が使用される。このため、生
産工場内のワイヤーハーネス組付け工程の部品棚には、
26種類全てのワイヤーハーネス部品を常時準備してお
く必要がある。
【0006】図7(A)は、このワイヤーハーネス部品
が保管される部品棚の一例を示す正面図であり、図7
(B)は、ワイヤーハーネス組付け工程を含む生産ライ
ンを模式的に示す図である。図7(A)に示されるワイ
ヤーハーネス部品棚(以下、単に「部品棚」とも略す
る)52は、上下方向に3段、左右方向に10列に区切
られており、合計30区分の部品保管スペース54が設
けられている。各スペース54は、所定の大きさの部品
ケース60を3個まで収容することが可能である。この
部品棚52に対して、図8に示される各順位No.1〜
No.26の車両に対応するワイヤーハーネス部品(以
下、単に「部品」とも略する)No.1〜No.26
が、部品ケース60に収納のされて部品棚52に保管さ
れる。ここで、図7(A)の部品ケース60に付された
数字は、ワイヤーハーネス部品の種類No.1〜No.
26にそれぞれ対応している。
【0007】まず、一日当たり生産台数の最も多い車両
種類No.1に使用される部品No.1は保管数が最も
多くなるため、部品ケース60を6個必要とする。従っ
て、2つの保管スペース54を占有することとなる。次
に数の多い車両種類No.2用の部品No.2について
は、部品ケース60を4個必要とし、同じく2つの保管
スペース54を占有することとなる。同様に、部品N
o.3については、部品ケース60を2個必要とする。
ここで、部品No.2の入った部品ケース60のうち4
個目が収容された保管スペース54Aについては、さら
に2個の部品ケース60を収容する余裕がある。しか
し、種類の混同を避けるために、部品No.3の入った
部品ケースは保管スペース54Aには収容せず、その下
方の保管スペース54B,54Cに収容される。以下、
同様にして部品No.4以降の部品も収容されるが、順
位が下がるに従って部品数が減り、部品No.7〜N
o.26については各々1個の部品ケース60に収容で
きる部品数となる。しかし、前述の如く、同じ保管スペ
ース内に異なる種類の部品は収容しないため、結局、部
品No.1から部品No.26までで29の保管スペー
スが必要となる。
【0008】ここで、生産効率や安全性の観点から部品
棚の高さは余り高くできないため、部品棚52の長さは
図7(A)の長さL10以下にはできない。これに対し
て、図7(B)に示される生産ライン70において、ワ
イヤーハーネス組付け工程74について設定された生産
タクト(組付け作業の所定時間)が、ラインコンベアが
距離L12だけ移動する時間であるとすると、前工程7
2から搬送された車体に対するワイヤーハーネス部品の
組付けは、車体が位置Xに来るまでに完了する。従っ
て、本来この位置Xから次工程を始めることができるの
であるが、部品棚52の長さL10の制限のため、次工
程76は図7(B)に示される位置より前には設置する
ことができない。すなわち、ワイヤーハーネス組付け工
程74において、(L10−L12)分のライン長さだ
け、工程時間が無駄に長くなる。さらに、このように多
種類の部品が部品棚に保管されていると、部品を捜す時
間等も長くなり、また多種類の車両を少数ずつ生産する
ために、生産効率も著しく低くなるという問題点があっ
た。そこで本発明では、生産数の少ない種類の製品につ
いてはまとめてロット生産することによって、上記種々
の問題点を解消して効率の良い生産ができる生産計画を
決定することができる生産計画作成方法を提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】そこで請求項1の発明に
おいては、上記課題を解決するために、複数の種類の製
品を生産する工程における前記各製品種類の生産数およ
び生産時期を決定する生産計画作成方法であって、前記
製品種類ごとの生産数を算出する生産数算出工程と、該
生産数が多い順に前記複数の製品種類に順位を付ける順
位付け工程と、前記複数の製品種類を前記順位が連続し
た複数の製品種類からなる複数のブロックに分けるブロ
ック分け工程と、前記分けられた複数のブロックのうち
少なくとも二以上のブロックのそれぞれから一または二
以上の製品種類を抽出して複数の製品種類からなる複数
のグループを作成するグループ作成工程と、前記分けら
れた複数のグループごとに前記製品種類のロット生産数
と生産時期を決定する生産計画決定工程とを有すること
を特徴とする生産計画作成方法を創出した。
【0010】ここで、前記グループ作成工程は、前記各
製品種類について前記各ブロック内での前記生産数が多
い順にブロック内順位を付けるブロック内順位付け工程
と、前記ブロック内順位を勘案して前記複数のブロック
のうち少なくとも二以上のブロックのそれぞれから一ま
たは二以上の製品種類を抽出する工程とからなることが
望ましい(請求項2の発明に対応)。さらに、前記ブロ
ックのうち前記生産数の多い製品種類からなるブロック
に属する製品種類については前記グループ作成工程を行
うことなく前記生産数に従って生産する生産計画作成方
法とすることがより好ましい(請求項3の発明に対
応)。
【0011】
【作用】さて、上記の構成を有する請求項1の発明に係
る生産計画作成方法においては、複数の種類の製品を生
産する工程における各製品種類の生産数および生産時期
が、以下の手順に従って決定される。まず、生産数算出
工程において製品種類ごとの生産数が算出され、続いて
順位付け工程において、この算出された生産数が多い順
に各製品種類に対して順位が付けられる。次に、ブロッ
ク分け工程において、複数の製品種類が複数のブロック
に分けられる。それぞれブロックは、順位付け工程にお
いて付けられた順位が連続した複数の製品種類から構成
される。次に、グループ作成工程において、複数のブロ
ックのうち少なくとも二以上のブロックから、一または
二以上の製品種類が抽出されて、複数の製品種類からな
る複数のグループが作成される。すなわち、各グループ
には、順位が高い(すなわち生産数が多い)製品種類を
含むブロックからも、順位が低い製品種類を含むブロッ
クからも均等な数の製品種類が割り当てられる。
【0012】この結果、いずれのグループも、生産数の
多い製品種類から生産数の少ない製品種類までが割り当
てられるため、各グループに属する製品種類の生産数M
4の合計は平準化されることになる。そして、生産計画
決定工程において、分けられたグループごとに製品種類
M4のロット生産数と生産時期が決定される。従って、
製品種類が平準化された生産計画に基づいて、まとめて
生産が実施されるため、極めて効率の良い生産が行われ
る。このようにして、生産数の少ない種類の製品につい
てはまとめてロット生産することによって、上述した種
々の問題点を解消して効率の良い生産が行える生産計画
を作成することができる生産計画作成方法となる。
【0013】また、請求項2に記載された生産計画作成
方法においては、グループ作成工程として、まずブロッ
ク内順位付け工程が実施され、各製品種類について各ブ
ロック内での生産数が多い順にブロック内順位が付けら
れる。そして、続く平準化グループ作成工程において、
このブロック内順位を勘案して、複数のブロックのうち
少なくとも二以上のブロックからそれぞれ一または二以
上の製品種類が抽出されて、複数の製品種類からなる複
数のグループが作成される。これによって、作成された
各グループに属する製品種類の生産数の合計が複数のグ
ループ間で平準化されるように、各ブロックから製品種
類が抽出されてグループ分けが行われる。従って、より
高度に平準化されたグループ分けに従って、生産が実施
されるため、さらに効率の良い生産が可能になる。
【0014】さらに、請求項3に記載された生産計画作
成方法においては、複数のブロックのうち生産数の多い
製品種類からなるブロックに属する製品種類について
は、グループ分けを行うことなく、最初に定められた製
品種類ごとの生産数に従って生産が行われる。これによ
って、生産数の多い製品種類についてはロット生産が行
われないことになり、特定種類について生産数が過大と
なる事態が防止されて、効率の良い生産を担保すること
ができる。
【0015】
【実施例】次に、本発明を具現化した一実施例につい
て、図1〜図6を参照しつつ説明する。図1は、自動車
の生産工場について、本発明に係る生産計画作成方法に
よって決定された生産計画の内容を示す図表である。図
1に示されるように、この自動車生産工場においては、
26種類の自動車が生産される。図1では、これらの2
6種類が一日当たり生産台数の多い順に1から26まで
の順位を付けられている。この一日当たりの生産台数
は、図8において説明した従来例と同様に、出荷予測・
在庫予測を含む生産計画作成方法によって決定されたも
のである。ここで、将来の需要数がこれまでの出荷実績
とほぼ同様に推移すると予測されるときは、出荷予測の
データを基本として生産台数が決定される。一方、今後
の需要が従来とは大幅に変動し、かつその傾向が等分の
間続くと予測される場合は、この新しい需要予測に基づ
いて生産台数が決定される。要するに、需要予測の変動
等の状況に応じて、最も適した算出方法に従って生産台
数が決定されるのであり、特定の算出方法に限定される
ものではない。
【0016】図1において、最左列には前記順位を表す
数字が示されており、第二の列には各順位に対応する車
両の種類が具体的に示されている。車両種類に関する略
語の意味は、前述した図8におけるものと同様である。
そして、第三の列には、各車両種類についての生産台数
が棒グラフで示されている。この棒グラフにおいて、斜
線部分は上述の如く決定された一日当たりの生産台数を
示している。一方、車両種類No.8〜No.26まで
についての斜線部分の右側に突出した部分は、以下に述
べるように、一日当たりにロット生産される台数であ
る。本実施例においても、従来例と同様に、図1の26
種類の車両に使用される部品種類として、エンジンは
A,B,C,D,Eの5種類が、フレームはa,b,
c,d,e,f,g,h,i,j,kの11種類が、シ
ートは、K,L,M,N,O,P,Q,R,Sの9種類
がある。
【0017】そして、図1の第六列に示されるワイヤー
ハーネス部品については、異なる車両種類ごとに全て異
なる種類の部品が使用される。ここで、同時期に生産さ
れる車両種類数を減少させることによって、保管される
部品種類を減少させて先に述べたような種々の課題を解
決するために、以下のような手順で生産計画が決定され
る。まず、図1の最左欄の順位(すなわち生産数の多い
順)に従って車両種類を、各々複数ずつの車両種類から
なる複数のブロック30,32,34,36,38,4
0に分ける。ブロック30には7種類の車両が含まれて
おり、ブロック32,34,36,38には各々4種類
の車両が含まれ、ブロック40には3種類の車両が含ま
れている。
【0018】次に、各ブロックについて、ブロック内順
位が付けられる。このブロック内順位は、各ブロックご
とに一日当たり生産台数が多い順番で決定される。図1
の生産台数を示す棒グラフに付けられた◎,○,△,×
が、これらのブロック内順位を表している。◎印がブロ
ック内順位1位を示し、以下、○印が2位、△印が3
位、×印が4位を示している。ただし最も生産数が多い
ブロック30においては、後述するように、ロット生産
を行わず毎日生産するため、ブロック内順位は付されな
い。次に、ブロック内順位が付けられた各ブロック3
2,34,36,38から、それぞれ一種類ずつの車両
種類が抽出されて、ロット生産を行うためのグループが
作られる。このように各ブロックから一種類ずつの車両
種類を抽出してグループを作ることによって、各グルー
プ間で合計生産台数が平準化され、より良い生産計画を
作成することができる。
【0019】本実施例においては、各ブロックから上記
ブロック内順位が同一である車両種類を抽出することに
よって、グループ分けを行っている。すなわち、まず各
ブロック32,34,36,38,40でブロック内順
位が1位である種類、すなわち図1で◎印の付されたN
o.8,12,16,20,24の車両種類で第1のグ
ループを作る。次に、ブロック内順位が2位の種類、す
なわち○印の付されたNo.9,13,17,21,2
5を第2のグループとする。以下、ブロック内順位が3
位の種類(△印)で第3のグループを作り、ブロック内
順位が4位の種類(×印)で第4のグループを作る。た
だし、ブロック40には、ブロック内順位が4位の種類
が存在しないため、第4のグループのみは四種類の車両
種類で構成されることになる。この結果、第1から第4
のいずれのグループにも生産数の多い車両種類から生産
数の少ない車両種類までが割り当てられるため、各グル
ープに属する車両種類の合計生産数が平準化されること
になる。
【0020】このように、本実施例においては各ブロッ
クからブロック内順位が同一である車両種類を抽出し
て、グループを作成している。本実施例では、作業者が
手作業で生産計画を作成するために、グループ分けが容
易になることを考慮したものである。しかし、コンピュ
ータシステム等を用いて、予め作成・記憶され作成プロ
グラムに従って生産計画を作成する場合には、かかる作
業者の便宜よりも、より平準化された生産計画を作成に
配慮することが可能となる。すなわち、ブロック内順位
が同一である車両種類で各グループを構成するのではな
く、一つのグループ内の車両種類のブロック内順位がな
るべく異なるようにグループ分けを行うことが望まし
い。例えば、図1において、ブロック32からブロック
内順位が1位の車両種類No.8を選んだら、ブロック
34からはブロック内順位が4位のNo.15の車両を
選び、さらにブロック36からはブロック内順位が3位
のNo.18の車両を選ぶ等とする。これによって、グ
ループ間の合計生産数がさらに高度に平準化され、より
良い生産計画を作成することができる。
【0021】さて、このようにして分けられた各グルー
プについて、それぞれ異なる日においてロット生産を行
うように生産計画が作成される。具体的には、前記第1
のグループ(◎印)を生産計画の第1日目(例えば月曜
日)に生産し、第2のグループ(○印)を第2日目(火
曜日)に、第3のグループ(△印)を第3日目(水曜
日)に、第4のグループ(×印)を第4日目(木曜日)
に生産する計画とする。そして、各車両種類についての
一日当たり生産台数を満たすために、各グループについ
て、一日当たり生産台数(棒グラフの斜線部分)の四倍
の台数をロット生産する。これに対して、ブロック30
に属する順位No.1〜No.7の7種類の車両につい
ては、一日当たり生産数が多いためロット生産の対象と
せず、毎日生産を行う。
【0022】以上のような手順で作成された生産計画の
内容について、図2〜図5を参照しつつ説明する。図2
〜図5は、本実施例において決定された生産計画の内容
の一部を示す図表である。図2は第1日目の生産計画を
示しており、図3は第2日目、図4は第3日目、図5は
第4日目の生産計画を示している。図2に示されるよう
に、第1日目には、No.1〜No.7までの7種類の
車両と第1のグループ(◎印)の車両が生産される。従
って、第1日目に生産される車両の種類は12種類であ
り、図8のように26種類の車両を一日で生産する場合
に比較して、必要となる部品の種類も減少する。すなわ
ち、図2に示されるように、エンジンはA,B,Cの3
種類となり、フレームはa,b,c,d,e,f,g,
h,jの9種類となる。また、シートは、K,L,M,
N,O,Pの6種類に減る。そして、最も部品数の多い
ワイヤーハーネス部品についても、種類1〜8,12,
16,20,24の12種類に減少する。
【0023】同様に、図3に示される第2日目の生産種
類は、No.1〜No.7までの7種類と第2のグルー
プ(○印)の合計12種類となる。また、図4に示され
る第3日目の生産種類は、No.1〜No.7までの7
種類と第3のグループ(△印)の合計12種類であり、
図5に示される第4日目の生産種類は、No.1〜N
o.7までの7種類と第4のグループ(×印)の合計1
1種類となる。このようにして、一日当たり生産台数の
少ない種類の車両(順位No.8〜No.26)につい
てはまとめてロット生産することによって、同日に生産
される車両種類数を減少させることができる。これによ
って、部品保管スペースを必要最小限に縮小することが
でき、また生産ラインの長さおよび生産工程時間を最小
限に短縮できる。さらに、部品種類の減少に伴って部品
を捜す時間等も短縮され、また同時に生産する車両種類
が少なくなるため生産効率も向上する。このように、非
常に効率の良い生産が可能となる極めて実用的な生産計
画作成方法となる。
【0024】これらの効果について、図6を参照して具
体的に説明する。図6は、本実施例において、ワイヤー
ハーネス部品が保管される部品棚2を示す正面図であ
る。図6に示されるワイヤーハーネス部品棚2は、上下
方向に3段、左右方向に5列に区切られており、合計1
5区分の部品保管スペース4が設けられている。各スペ
ース4は、所定の大きさの部品ケース10を3個まで収
容することが可能である。この部品棚2に対して、図1
に示される各順位No.1〜No.26の車両に対応す
るワイヤーハーネス部品No.1〜No.26が、部品
ケース10に収納されて部品棚2に保管される。図6の
部品ケース10に付された数字は、ワイヤーハーネス部
品の種類No.1〜No.26にそれぞれ対応してい
る。図6に示されるように、上述した本実施例の生産計
画作成方法によって一日当たりの生産種類を減少させた
結果、同時に部品棚2に保管されるワイヤーハーネス部
品の種類数が著しく減少する。
【0025】図6においては、図2に示される第一日目
の生産を行うために、ワイヤーハーネス組付け工程にお
いて必要とされるワイヤーハーネス部品についての保管
状態が示されている。図2に示されるように、第一日目
には順位No.1〜No.7までの種類の毎日生産され
る車両と、順位No.8,No.12,No.16,N
o.20,No.24の車両が生産される。従って、第
一日目のワイヤーハーネス組付け工程においては、これ
らの12種類の車両に必要とされるワイヤーハーネス部
品No.1〜No.8,No.12,No.16,N
o.20,No.24が保管されていなければならな
い。これらの12種類のワイヤーハーネス部品が、図8
の従来例と同様にして、部品ケース10に収納されて部
品棚52に保管される。
【0026】まず、部品No.1からNo.7までにつ
いては、図7(A)と全く同様な保管状態となる。すな
わち、図6に示されるように、これらの7種類の部品に
よって、10箇所の保管スペース4が占有される。部品
No.8以降については、図7(A)とは異なる状態と
なる。すなわち、上述の如く、従来の一日当たりの生産
数の4倍がロット生産されるため、部品No.8以降の
5種類の部品についての必要保管数も4倍となる。この
結果、部品No.8については部品ケース10が3個必
要となる。以下、部品No.12についても3個、部品
No.16については2個の部品ケース10が必要とな
る。部品No.20およびNo.24については、1個
の部品ケース10に収容することができる。結局、図6
に示されるように、これらの12種類の部品によって合
計15箇所の保管スペースが占有されることになる。従
って、図7(A)の従来例と同様に上下三段の部品棚と
すると左右の列は5列で済み、部品棚2の横方向の長さ
は図7(A)の部品棚52の半分となる。
【0027】これによって、ワイヤーハーネス組付け工
程について設定された生産タクトに相当するライン長さ
に比べて部品棚2の長さを短くすることができ、生産ラ
インの長さおよび工程時間を必要最小限に短縮すること
ができる。さらに、このように部品棚に保管される部品
種類が減少されることによって、部品を捜す時間等も短
くなり、また同時に生産する車両種類が少なくなること
によって生産効率も向上する。なお、図6には示されて
いないが、部品棚2は底面に設けられたキャスター機構
によって工場内を移動させることができる。この部品棚
2と同様の部品棚が、ワイヤーハーネス組付け工程には
もう一台備えられている。図6のように部品棚2に第1
日目用のワイヤーハーネス部品が収納されている場合に
は、図示しない他の部品棚には第2日目用のワイヤーハ
ーネス部品が第1日目のうちに収納される。そして、第
2日目の生産開始前に部品棚2を移動させて、他の部品
棚を所定位置に設置する。一方、第1日目の生産が完了
して空になった部品棚2には、第3日目用のワイヤーハ
ーネス部品が収納される。このように、複数の部品棚を
入れ換えることによって、ワイヤーハーネス組付け工程
の生産効率が上げられる。
【0028】本実施例では、本発明の生産計画作成方法
を自動車の生産工程に適用した場合について説明した
が、その他のいかなる製品の生産工程にも適用できるこ
とは言うまでもない。また本実施例においては、各ブロ
ックを構成する車両種類を4種類または3種類としてい
るが、各ブロックを構成する製品種類数には制約はな
い。生産ライン等の構成や生産計画作成方法のその他の
工程等についても、本実施例に限定されるものではな
い。
【0029】
【発明の効果】請求項1の発明においては、生産数が多
い順に製品種類に順位を付け、この順位に基づいてブロ
ックに分けて各ブロックから製品種類を抽出してグルー
プを作成して、このグループごとにロット生産を実施す
る生産計画作成方法を創出したために、同時期に生産さ
れる製品種類数を減少させることができ、必要な部品数
も減って、部品保管スペースも必要最小限に縮小するこ
とができる。これによって、生産ラインの長さおよび生
産工程時間を最小限に短縮できるとともに、部品種類の
減少に伴って部品を捜す時間等も短縮され、また同時に
生産する製品種類の減少によって生産効率も向上する。
このように、非常に効率の良い生産が可能となる極めて
実用的な生産計画作成方法となる。
【0030】また、請求項2に係る発明においては、順
位で分けたブロック内の生産数が多い順にブロック内順
位を付けて、このブロック内順位を勘案して各ブロック
から同数ずつの製品種類を抽出されてグループを作成す
る。これによって、作成された各グループに属する製品
種類の生産数の合計がより高度に平準化され、さらに効
率の良い生産が可能になる。
【0031】さらに、請求項3に係る発明においては生
産数の多い製品種類からなるブロックについてはグルー
プ分けによるロット生産を行うことなく、最初に定めら
れた製品種類ごとの生産数に従って生産が行われる。こ
れによって、生産数の多い製品種類についてはロット生
産が行われないことになり、特定種類について生産数が
過大となる事態が防止されて、効率の良い生産を担保さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る生産計画作成方法の一実施例によ
って、自動車の生産工場について決定された生産計画の
内容を示す図表である。
【図2】生産計画作成方法の一実施例によって決定され
た生産計画の内容の一部を示す図表である。
【図3】生産計画作成方法の一実施例によって決定され
た生産計画の内容の一部を示す図表である。
【図4】生産計画作成方法の一実施例によって決定され
た生産計画の内容の一部を示す図表である。
【図5】生産計画作成方法の一実施例によって決定され
た生産計画の内容の一部を示す図表である。
【図6】生産計画作成方法の一実施例における部品棚の
一例を示す正面図である。
【図7】図7(A)は、従来例の生産計画作成方法にお
ける部品保管棚の一例を示す正面図であり、図7(B)
は、従来例の生産計画作成方法における生産工程を模式
的に示す図である。
【図8】自動車の生産工場について、従来例の生産計画
作成方法によって決定された生産計画の内容を示す図表
である。
【符号の説明】
1〜26 複数の種類の製品 1〜26 順位 30,32,34,36,38,40 複数のブロック

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の種類の製品を生産する工程におけ
    る前記各製品種類の生産数および生産時期を決定する生
    産計画作成方法であって、 前記製品種類ごとの生産数を算出する生産数算出工程
    と、 該生産数が多い順に前記複数の製品種類に順位を付ける
    順位付け工程と、 前記複数の製品種類を前記順位が連続した複数の製品種
    類からなる複数のブロックに分けるブロック分け工程
    と、 前記分けられた複数のブロックのうち少なくとも二以上
    のブロックのそれぞれから一または二以上の製品種類を
    抽出して複数の製品種類からなる複数のグループを作成
    するグループ作成工程と、 前記分けられた複数のグループごとに前記製品種類のロ
    ット生産数と生産時期を決定する生産計画決定工程、と
    を有することを特徴とする生産計画作成方法。
  2. 【請求項2】 前記グループ作成工程は、 前記各製品種類について前記各ブロック内での前記生産
    数が多い順にブロック内順位を付けるブロック内順位付
    け工程と、 前記ブロック内順位を勘案して前記複数のブロックのう
    ち少なくとも二以上のブロックのそれぞれから一または
    二以上の製品種類を抽出する工程とからなることを特徴
    とする請求項1に記載された生産計画作成方法。
  3. 【請求項3】 前記ブロックのうち前記生産数の多い製
    品種類からなるブロックに属する製品種類については前
    記グループ作成工程を行うことなく前記生産数に従って
    生産することを特徴とする請求項1または2に記載され
    た生産計画作成方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006318046A (ja) * 2005-05-10 2006-11-24 Mitsubishi Electric Corp 情報管理システムおよび情報管理方法
CN109447428A (zh) * 2018-10-15 2019-03-08 宁波吉利汽车研究开发有限公司 整车生产线序排产的确定方法、装置及智能终端

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