JPH07182Y2 - 粉体供給装置 - Google Patents

粉体供給装置

Info

Publication number
JPH07182Y2
JPH07182Y2 JP1989052164U JP5216489U JPH07182Y2 JP H07182 Y2 JPH07182 Y2 JP H07182Y2 JP 1989052164 U JP1989052164 U JP 1989052164U JP 5216489 U JP5216489 U JP 5216489U JP H07182 Y2 JPH07182 Y2 JP H07182Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
powder
hopper
screen
connecting shaft
scraping
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1989052164U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02142621U (ja
Inventor
政晴 青木
Original Assignee
鐘紡株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 鐘紡株式会社 filed Critical 鐘紡株式会社
Priority to JP1989052164U priority Critical patent/JPH07182Y2/ja
Publication of JPH02142621U publication Critical patent/JPH02142621U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH07182Y2 publication Critical patent/JPH07182Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Feeding Of Articles To Conveyors (AREA)
  • Feeding, Discharge, Calcimining, Fusing, And Gas-Generation Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、化粧品、薬品、食品等の粉体を、単位時間当
りほぼ一定量ずつ供給するのに用いて好適な粉体供給装
置に関する。
〔従来の技術〕
一般に、ファンデーション、白粉、アイシャドウ等の油
性粉体化粧料を製造するには、受け皿に一定量の油性化
粧料の粉体を充填し、この受け皿内の粉体を金型によっ
てプレス成形することにより固形化するようになってい
る。
このため、従来技術においては、受け皿に一定量ずつの
粉体を供給するために粉体供給装置が用いられ、この粉
体供給装置は粉体を貯えるホッパと、該ホッパの下端側
に形成した供給口に設けられた網目状のスクリーンとか
ら構成され、前記ホッパの供給口をシャッタ等によって
開閉することにより、単位時間当りほぼ一定量ずつの粉
体を流出せしめるようになっている。
ところが、ホッパ内に収容した粉体が油性化粧料用の粉
体であるような場合、その粘性によって当該ホッパ内で
塊り状に凝集してしまう、いわゆるブリッジ現象が生じ
てしまい、粉体を円滑に供給できなくなってしまう。こ
のため、従来技術においては、ホッパに振動を与えるた
めのバイブレータを取付け、該バイブレータによってブ
リッジ現象を破壊するようにしたものが知られている。
しかし、バイブレータはホッパに対して一定周波数の振
動を与えているのみであり、場合によってはホッパ内の
粉体に二次凝集を引き起し、かえって粉体が固着してし
まい、均一な定量ができなくなってしまうという問題点
があった。
このため、従来技術においては、第4図ないし第6図に
示すようにホッパの供給口近傍に位置してすり切り装置
を設け、スクリーンからの粉体の流出を促進させるよう
にしたものが知られている。
同図において、1は粉体2を貯えるためのホッパで、該
ホッパ1は逆截頭円錐状のホッパ本体1Aと、該ホッパ本
体1Aの下部側に設けられた供給口1Bとからなっている。
3は前記ホッパ1のホッパ本体1Aと供給口1Bとの境界部
に設けられた網目状のスクリーンで、該スクリーン3は
ホッパ1から流出する粉体2の供給量を均一ならしめる
ようになっている。4はホッパ1の上方に設けられたモ
ータ、5は該モータ4からホッパ1内に垂設された回転
軸で、該回転軸5の下端側には連結ピン6を介して後述
のすり切り装置7が設けられている。
7はスクリーン3の上面に近接して、または該スクリー
ン3の上面に接触してホッパ本体1A内の下端部で供給口
1Bの境板部近傍に設けられたすり切り装置で、該すり切
り装置7はスリーブ状をなした連結軸8と、該連結軸8
の上部側に形成され、回転軸5の連結ピン6に係合して
該回転軸と一体に連結する係合溝9と、前記連結軸8の
下端面側にスクリーン3上の粉体2をすり切るように設
けられた4本のすり切り棒10,10,…とから構成されてい
る。そして、前記すり切り装置7が回転せしめられるこ
とにより、ホッパ1の供給口1Bから粉体が円滑に流出す
るようになっている。
さらに、11はホッパ1の供給口1B下面開口を開閉するシ
ャッタで、該シャッタ11はシリンダ装置(図示せず)に
よって図中矢示方向にスライドするようになっている。
図中、12は前記ホッパ1の供給口1B下部に設けられた計
量秤、13は該計量秤12上に設けられた受け皿を示し、該
受け皿13上の粉体は次の工程で化粧品として固形化され
るようになっている。
従来技術はこのように構成されるが、モータ4を回転す
ると共にシャッタ11を開き、該モータ4によって回転軸
5を回転すれば、該回転軸5を介してすり切り装置7が
回転駆動され、ホッパ1内の粉体2はスクリーン3を通
り、供給口1Bから流出し、計量秤12上の受け皿13に充填
される。この際、すり切り装置7のすり切り棒10がスク
リーン3の上面を摺接するように回転することにより、
ホッパ1の粉体2はその流出が促進され、単位時間当り
ほぼ一定の供給が可能となる。そして、計量秤12で一定
量の粉体が供給されたことを確認したら、モータ4の回
転を停止し、シャッタ11を閉じることにより、定量供給
を可能とする。
〔考案が解決しようとする課題〕
然るに、前述した従来技術のものにあっては、すり切り
装置7として4本のすり切り棒10を用いてスクリーン3
の上面側の粉体2を押付けるように撹拌するにしかすぎ
ない。従って、粉体の種類、性質等によってはかたまり
やすく、ホッパ1内でブリッジ現象を起してしまい、特
にすり切り装置7の近傍で、“かまくら”と呼ばれる空
洞部14が形成されてしまうことがある。
このような空洞部14が形成された場合、受け皿13への供
給量にばらつきが生じてしまうばかりでなく、極端な場
合には供給がされないという問題点があった。
本考案はこのような従来技術の問題点に鑑みなされたも
ので、スクリーン側への粉体の送り込みを積極的に行な
わせることにより、正確な定量供給を可能とした粉体供
給装置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案による粉体供給装置
は、粉体を貯えるように筒状体からなり、下部側が粉体
の供給口となったホッパと、該ホッパの下部側に設けら
れ、該ホッパ内の粉体を流出せしめる網目状のスクリー
ンと、前記ホッパ内に回転可能に設けられ、ホッパ内の
粉体が該スクリーンを介して供給口から流出するのを促
進せしめるすり切り装置とからなる。
そして、本考案が採用する粉体供給装置の特徴は、前記
すり切り装置は、回転源に連結され、該回転源によって
回転せしめられる連結軸と、該連結軸の軸方向下端側に
位置して前記スクリーンの上面側に近接、または該スク
リーンの上面に接触して設けられ、該スクリーンに沿っ
て延びる3本以上のすり切り棒と、該各すり切り棒のう
ち少なくとも1本のすり切り棒に設けられ、前記連結軸
が回転するときホッパ内の粉体を前記スクリーンに向け
て押込むような方向に付勢する羽根とから構成したこと
にある。
〔作用〕
上記構成により、すり切り装置が回転駆動されると、す
り切り棒と羽根とが一体的に回転し、羽根がホッパ内の
粉体をスクリーンに向けて押込むように該スクリーン上
に供給し、すり切り棒がスクリーン上に供給された粉体
をすり切るように押圧してスクリーンからの粉体の流出
を促進し、供給口からの粉体の供給を円滑に行なわせ
る。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を第1図ないし第3図を参照しつ
つ詳細に述べる。なお、前述した従来技術と同一構成要
素には同一符号を付し、その説明を省略する。
21は本実施例によるすり切り装置を示し、該すり切り装
置21は従来技術によるすり切り装置7に代えて、スクリ
ーン3の上面に近接して、または該スクリーン3の上面
に摺接してホッパ1のホッパ本体1A側に設けられてい
る。
ここで、前記すり切り装置21はスリーブ状の連結軸22
と、該連結軸22の上部側に形成され、回転軸5の連結ピ
ン6に係合して該回転軸5と一体に連結される係合溝23
と、前記連結軸22の下端面側にスクリーン3上の粉体を
すり切るように設けられた4本のすり切り棒24,24,…
と、該各すり切り棒24のうち対向する2本のすり切り棒
24,24に設けられた2枚の羽根25,25とから構成されてい
る。そして、回転軸5、連結軸22が図中矢示26方向に回
転するとき、前記各羽根25はその下面側の粉体2をスク
リーン3に向けて押込む方向に傾斜をつけて取付けられ
ている。
本実施例はこのように構成されるが、モータ4によって
回転軸5を介してすり切り装置21を矢示26方向に回転駆
動すれば、ホッパ1内の粉体2はスクリーン3を通過し
て供給口1Bから流出し、計量秤12上の受け皿13に供給さ
れる点で、従来技術のものと変わるところがない。
然るに、本実施例のすり切り装置21にあっては、対向す
る2本のすり切り棒24,24に羽根25,25を取付け、該各羽
根25によってその近傍の粉体2をスクリーン3に向けて
押込むように付勢しているから、各すり切り棒24による
すり切り作用と相まって、前記粉体2はスクリーン3か
ら良好に流出させることができる。また、羽根25が回転
するとき、ホッパ本体1A内に発生するブリッジを破壊す
ることができるから、従来技術のような空洞部の発生を
確実に防止することができる。従って、粉体2の強制的
な送り込みとブリッジの破壊により、正確な定量粉体供
給が可能となり、受け皿13に対して定量充填を行なうこ
とができ、粉体化粧料の品質と歩留りを向上させること
ができる。さらに、粉体2は強制的に送り込まれるか
ら、高速供給を可能となし、粉体充填工程のスピードア
ップを図ることができる。
なお、実施例ではすり切り棒24を4本設ける場合を例示
したが、該すり切り棒24を3本とし、羽根25は1枚のみ
設ける構成としてもよく、一方、すり切り棒24を5本以
上とし、羽根25を2枚または3枚以上としてもよい。
また、すり切り装置21の連結軸22内に圧縮ばねを設け、
該圧縮ばねによってすり切り装置21をスクリーン3の上
面側に付勢し、該スクリーン3とすり切り棒24との間の
すり切り作用を高めるようにしてもよい。
さらに、回転軸5の軸方向中間部位にスクレーパ、撹拌
棒等を取付け、ホッパ1内の粉体2を撹拌し、ブリッジ
発生を防止するようにしてもよい。
〔考案の効果〕
本考案に係る粉体供給装置は、以上詳細に述べた如くで
あって、すり切り装置を、回転源によって回転せしめら
れる連結軸と、該連結軸の軸方向下端側に位置してスク
リーンに沿って延びる3本以上のすり切り棒と、該各す
り切り棒のうち少なくとも1本のすり切り棒に設けら
れ、前記連結軸が回転するときホッパ内の粉体を前記ス
クリーンに向けて押込むような方向に付勢する羽根とか
ら構成しているから、粘性、油性等によって凝集しやす
い粉体であっても、ホッパ内の粉体を羽根でスクリーン
に向けて押込むように供給することにより、該羽根で粉
体のブリッジ現象を破壊して空洞部の発生を防止できる
上に、スクリーン上に供給された粉体を各すり切り棒で
万遍なくすり切るように押圧することにより、該各すり
切り棒によってスクリーンからの粉体の流出を促進で
き、供給口から粉体を円滑に供給して、粉体の正確な定
量供給が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案の実施例を示し、第1図は
本実施例による粉体供給装置を示す縦断面図、第2図は
第1図中のすり切り装置を示す斜視図、第3図は第2図
の平面図、第4図ないし第6図は従来技術に係り、第4
図は従来技術による粉体供給装置を示す縦断面図、第5
図は第4図中のすり切り装置を示す斜視図、第6図はホ
ッパ内にカマクラと呼ばれる空洞ができた状態を示す第
4図と同様の縦断面図である。 1…ホッパ、1A…ホッパ本体、1B…供給口、2…粉体、
3…スクリーン、4…モータ、5…回転軸、6…連結ピ
ン、11…シャッタ、21…すり切り装置、22…連結軸、23
…係合溝、24…すり切り棒、25…羽根。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】粉体を貯えるように筒状体からなり、下部
    側が粉体の供給口となったホッパと、該ホッパの下部側
    に設けられ、該ホッパ内の粉体を流出せしめる網目状の
    スクリーンと、前記ホッパ内に回転可能に設けられ、ホ
    ッパ内の粉体が該スクリーンを介して供給口から流出す
    るのを促進せしめるすり切り装置とからなる粉体供給装
    置において、前記すり切り装置は、回転源に連結され、
    該回転源によって回転せしめられる連結軸と、該連結軸
    の軸方向下端側に位置して前記スクリーンの上面側に近
    接、または該スクリーンの上面に接触して設けられ、該
    スクリーンに沿って延びる3本以上のすり切り棒と、該
    各すり切り棒のうち少なくとも1本のすり切り棒に設け
    られ、前記連結軸が回転するときホッパ内の粉体を前記
    スクリーンに向けて押込むような方向に付勢する羽根と
    から構成したことを特徴とする粉体供給装置。
JP1989052164U 1989-05-02 1989-05-02 粉体供給装置 Expired - Lifetime JPH07182Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989052164U JPH07182Y2 (ja) 1989-05-02 1989-05-02 粉体供給装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989052164U JPH07182Y2 (ja) 1989-05-02 1989-05-02 粉体供給装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02142621U JPH02142621U (ja) 1990-12-04
JPH07182Y2 true JPH07182Y2 (ja) 1995-01-11

Family

ID=31572239

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989052164U Expired - Lifetime JPH07182Y2 (ja) 1989-05-02 1989-05-02 粉体供給装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07182Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009075087A (ja) * 2007-09-20 2009-04-09 Mettler-Toledo Ag 計量−分配装置及び静電閉塞部材を備えた計量−分配ユニット

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54147985U (ja) * 1978-04-06 1979-10-15

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009075087A (ja) * 2007-09-20 2009-04-09 Mettler-Toledo Ag 計量−分配装置及び静電閉塞部材を備えた計量−分配ユニット

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02142621U (ja) 1990-12-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3405542B2 (ja) 薬品及び/または化粧品の塗布剤を製造するための装置、およびこの装置のための攪拌機、およびねじ付き容器
US1694563A (en) Method of molding ceramic materials
JP6967141B2 (ja) 3dプリンタ用のコータアセンブリ
JPH07182Y2 (ja) 粉体供給装置
DE2358051B2 (de) Verfahren und Vorrichtung zum kontinuierlichen Mischen von Formstoffen für GieBereizwecke
JP4845120B2 (ja) 粉粒体充填装置
CN210082420U (zh) 一种可调开口的3d打印机铺粉装置
CA1208875A (en) Method and apparatus for blowing cores etc. using a plunger-cleaned blow box suitable for quick-set sand
JP3388125B2 (ja) 成形材料充填装置
CN109092470A (zh) 具有内翻挑功能的立式中药材粉碎加工筒
EP0512776B1 (en) Concrete casting nozzle for casting concrete
DE2108181C3 (de) Vorrichtung zum Aufbereiten, Mischen, Auflockern, Zerteilen oder Kühlen von körnigem Material, insbesondere Gießsand
JP4046578B2 (ja) 粉末原料供給装置
RU2138024C1 (ru) Дозирующее устройство и способ объемного дозирования порошкообразного или гранулированного материала
DE3608201A1 (de) Mischer
KR200450263Y1 (ko) 파우더 정량 충전을 위한 셔터 수단을 갖는 파우더공급장치
JP3217272B2 (ja) 混練装置
CN113975997A (zh) 一种化妆品调配下料系统
JP2004276956A (ja) 粉粒体充填装置
JP3127119B2 (ja) 粉体供給装置
CN220513994U (zh) 一种用于烧结杯防粘料混料滚筒
US2065095A (en) Process and apparatus for dispensing pastes
CN215549811U (zh) 一种混凝土配料机
JP2555837Y2 (ja) 粉末充填機
SU1584989A1 (ru) Смеситель дл приготовлени самосмазывающего материала