JPH071814A - 偽造防止印ならびに偽造防止押印装置 - Google Patents

偽造防止印ならびに偽造防止押印装置

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JPH071814A
JPH071814A JP5187713A JP18771393A JPH071814A JP H071814 A JPH071814 A JP H071814A JP 5187713 A JP5187713 A JP 5187713A JP 18771393 A JP18771393 A JP 18771393A JP H071814 A JPH071814 A JP H071814A
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JP
Japan
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paper
pattern
forgery
counterfeit
seal
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Application number
JP5187713A
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English (en)
Inventor
Kiyomichi Ichikawa
清道 市川
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Individual
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 重要な文書、券等の偽造改ざん防止を主目的
とし、かつ、(1)普通紙に処理することが可能であ
り、(2)装置化が容易で、かつ、微細な模様も処理可
能であり、(3)光学的に複製を偽造することが不可能
で、(4)処理後の用紙の機械処理が容易な偽造防止印
及びその押印装置。 【構成】 微細な錐状突起体2の集合により、任意のパ
ターンを形成し、この錐状突起体の先端を用紙面に圧接
することによって形成される破砕模様を以て偽造防止印
1とする。また、印1と弾性体からなるプラテン4を設
けた簡易な押印装置を構成する。更に、破砕模様に重ね
て通常の押印処理を行い、あるいは偽造防止印にインク
を塗布し、着色された破砕模様を形成することによっ
て、より偽造改ざんの困難な品位の高い処理を可能とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、従来の捺印、エンボ
ス、刻み印字、穿孔等に代わる偽造、もしくは改ざんが
困難な印ならび押印装置を提供するものである。特に公
文書、証券、金券等の偽造、改ざんを防止するのに有効
な印ならびに押印装置を提供するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、カラー複写機、画像処理装置、写
真製版等の発達と普及化におよび、種種の公文書、有価
証券、印紙、金券等の偽造事件が後を絶たない。これら
重要な書類もしくは券の偽造改ざんを防止する手段は従
来種々の方法が採られてきているが、大別すれば、 (1)用紙自体に特殊な素材を使用、もしくは地模様を
印刷する。 (2)印刷または押印に特殊インクを使用する、もしく
は複雑かつ精巧な印刷押印方法を用いる。 (3)エンボス、刻み印字、穿孔等の偽造しにくい偽造
改ざん防止処理を施す。等に分類されるであろう。これ
らの方法を複雑に併用すれば、偽造改ざんはかなり困難
となることは確かである。しかしながら、実際上は経費
的な面だけをみても十分な対策を施すことは困難であ
る。特に印鑑登録証明書等の公文書を考えた場合、様々
のデータは電算処理され通常のプリンターより出力され
るのが普通であるため、特殊な素材の用紙やインクを使
用することは不可能である。このような場合、特殊な地
紋紙を使用するケースが増加しているが、地紋紙自体が
盗難、もしくは流用された場合の対策は甚だ不完全と考
えざるを得ない。また、カラースキャナや感光性樹脂等
の普及に伴い、古来用いられてきた印鑑も、光学的に複
製を偽造することが比較的容易にできるのが実状であ
る。一方、手形や小切手の刻み印字、住民票の契印とし
て使用されている穿孔(パーフォレート)処理は上記
(3)項の例であり、これらの処理は普通紙の上にも施
すことが可能であり、かつ光学的に複製を偽造すること
が不可能であるため、信頼できうる偽造改ざん防止処理
である。しかしながら、これらの処理方法にも下記のよ
うな欠点が存在していた。 (イ)何れも、版の上型と下型が必要であり、これを精
密に合致させなければならないため、通常の捺印処理に
比較して処理範囲が限定されてしまう。つまり用紙の任
意の位置に版を移動して処理することが困難。また、合
致精度以下の微細な模様等を表記することは原理的に不
可能なため、印鑑に比較して単純な表記内容とならざる
を得ず、また合致精度の如何により用紙上の印影が多少
なりとも変動してしまう。このことは、微細な点を照合
することで成立する印鑑照合とは合い入れない性格のも
のである。 (ロ)エンボスないし刻み印を施すと用紙の厚みが著し
く増加してしまうため、処理後の用紙を機械化する上で
の妨げとなってしまう。 (ハ)パーフォレート処理は、用紙の厚みは増加しない
点で優れているが、単純な穴の集合であるため英数字程
度の表記しかできない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の主目的は前記
従来例の諸欠点を解決することにある。つまり、重要な
文書、券等の偽造改ざん防止を目的とし、 (1)普通紙に処理することが可能。 (2)装置化が容易で、かつ微細な模様も処理可能。 (3)光学的に複製を偽造することが不可能。 (4)処理後の用紙の機械化を容易とする。 以上の課題を解決する点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、微細な錐状突
起体の集合により、任意のパターンを形成し、この錐状
突起体の先端を用紙面に圧接することによって形成され
る破砕模様をもって偽造防止印となすものである。ま
た、当該印と弾性体からなるプラテンを設けることによ
り簡易な押印装置を具現化するものである。更には該破
砕模様に重ねて通常の押印処理をおこなうこと、ないし
は該偽造防止印にインクを塗布し、着色された破砕模様
を形成することによって、より偽造改ざんの困難な品位
の高い処理を実現化するものである。錐状突起体を有す
る偽造防止印の表面形状は手押し印のように平面であっ
てもよいし、装置化に適した円筒形であってもよい。錐
状突起体の材質、形状、寸法、配置等は使用用紙や構成
すべきパターンによって適宜選択可能であるが、例え
ば、厚さ0.1mm程度の普通紙の場合は、先端角が6
0°程度の円錐形であって、高さ0.15から0.2m
m程度の錐状突起体をピッチ0.4mmから0.6mm
毎に格子状に配列する。また錐状突起体の先端は鋭利で
あることが望ましいが、押す圧力が得られるかぎりは、
プラテン面を保護する上で極小の平坦もしくは曲面で構
成してもかまわない。
【0005】
【作用】錐状突起体が用紙面に貫入することで形成され
る微細な破砕穴は、穴部の用紙繊維が穴周辺に寄せられ
ており、エンボス処理や刻み印字処理のように用紙の厚
さ方向に大きく変形突出することはない。錐状突起体を
微細なピッチで配列し、全体として記号、文字、または
模様等を構成するならば、これから得られる破砕パター
ンは同一のパターンが微細な穴および、穴周辺の若干の
盛り上がりの集合として表出するであろう。これらの穴
および盛り上がりはエンボス、もしくは刻み印字処理で
得られた紙面に比較して平坦であるため、通常の押印処
理を組み合わせることが可能である。錐状突起体の形状
が前述のごとく微細であるならば、この上に押印された
印影の照合にも不具合を生じることはない。また、錐状
突起体が存在している基底部に比較して、錐状突起体の
ない基底部のの高さを低く形成し、インクを塗布して押
印するならば、インクは錐状突起体とこの基底部に付着
するため、印影は着色されたパターンと破砕穴が得ら
れ、視覚的にも明確な偽造防止印が得られる。このよう
に、本発明によれば、普通紙に処理することが可能であ
り、また平滑なプラテン上の用紙に処理可能であるた
め、装置化が容易で、かつ微細な模様も形成可能であっ
て、光学的に複製を偽造することは不可能である。さら
に、処理後の用紙も比較的平坦であるため、用紙の機械
処理も容易となり、積載束も膨張しないため保管取扱い
も便利である。
【0006】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。偽造防止印1の押印面に錐状突起体2を多数設
け、全体として印影となるべきパターンが形成されてい
る。
【図1】は偽造防止印による押印状態を示すものであ
る。硬質ゴムのプラテン4に用紙3を乗せ、偽造防止印
1の上部から圧力を加えるならば、錐状突起体2の先端
は用紙3を貫通し、多数の穴による破砕模様を形成す
る。本発明の偽造防止印は
【図2】のように円筒形、ないし円筒形の外周の一部と
して構成してもよい。偽造防止印ドラム7の表面に錐状
突起体から形成されるパターン5を設ける。このとき錐
状突起体基底部6の表面の高さを、偽造防止印ドラム7
の他の表面より高くしてもよい。なお、少なくとも錐状
突起体2の表面硬度を高めるため、焼き入れ、または硬
質メッキ処理を施すことが好ましい。本発明の偽造防止
印は装置内への組み込みにも適している。
【図3】は円筒型に形成した偽造防止印を適用した押印
装置を表す。偽造防止印ドラム7はドラム軸8に固定さ
れている。ドラム軸8には回転駆動を制御するためのク
ラッチ10が設けられ、回転駆動力はモーター12のプ
ーリー13からベルト11を介してクラッチ10のプー
リー9に伝導される。なお、偽造防止印ドラム7を1回
転制御するためのセンサー、制御回路、および停止保持
機構もしくはブレーキ等の説明および図示は省略する。
プラテンローラー14は回転自在に、かつ偽造防止印ド
ラム7方向に加圧された状態で側板28に保持されてい
る。なお、プラテンローラー14は錐状突起体から形成
されるパターン5にのみ接触するよう取り付けられてい
る。インクを含浸させたインクローラー20は錐状突起
体から形成されたパターン5にインクを塗布できるよう
に取り付けられている。装置後方には通常の押印機構が
設けられている。印版16を取り付けた押印ドラム15
は前記偽造防止印の押印機構同様、ドラム軸17、クラ
ッチ18、プーリー19等により1回転制御されるもの
である。印版16は回転途中でインクローラー22によ
りインクを塗布され、プラテンローラー21上の用紙に
押印処理をおこなうことができる。用紙を用紙入り口部
25に挿入すると用紙センサー26はこれを検出し、図
示を省略する制御回路はモーター12を始動する。これ
により、搬送ローラー23と、従動ローラー24は用紙
を装置内に搬入すべく回転する。用紙先端が用紙センサ
ー27に検出され、所定の搬送距離が得られた後、該ク
ラッチ10を接続すれば、偽造防止印ドラム7は回転
し、用紙上の所定の位置に偽造防止印の押印処理が施さ
れる。また押印ドラム15のクラッチ18は、前記偽造
防止印の印影に重ねて印版16の印影が押印されるべく
タイミングで接続されるものである。なお、実施例の装
置においては、インクを塗布した偽造防止印の押印を始
めにおこない、次に通常に押印処理を行っているが、本
発明はこれに限定されるものではない。錐状突起体の先
端を用紙面に圧接することによって形成される破砕模様
のみをもって偽造防止印とすることも可能であるから、
偽造防止印へのインク塗布手段を省略してもよいし、更
に通常の押印手段を省略してもよい。また、下部のプラ
テンローラー14の長さを十分に長くすれば、偽造防止
印ドラム7をドラム軸8に沿ってシフトするシフト手段
を設けることにより用紙の任意の位置に押印することも
可能である。更には、本発明の偽造防止印を平坦形状に
形成し、上下方向に駆動する装置化も可能である。偽造
防止印の押印処理を用紙裏面からおこなうことも効果的
である。これにインク塗布をおこなうならば、用紙表面
には破砕穴から若干のインクが滲出し、特殊な効果を表
すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の偽造防止印による押印状態を示す断面
【図2】円筒形の偽造防止印の斜視図
【図3】本発明の偽造防止印の押印装置の断面図
【符号の説明】
1 ‥偽造防止印 25 ‥用紙入
り口部 2 ‥錐状突起体 26 ‥用紙セ
ンサー 3 ‥用紙 27 ‥用紙セ
ンサー 4 ‥プラテン 28 ‥側板 5 ‥錐状突起体から形成されるパターン 6 ‥錐状突起体基底部 7 ‥偽造防止印ドラム 8 ‥ドラム軸 9 ‥プーリー 10 ‥クラッチ 11 ‥ベルト 12 ‥モーター 13 ‥プーリー 14 ‥プラテンローラー 15 ‥押印ドラム 16 ‥印版 17 ‥ドラム軸 18 ‥クラッチ 19 ‥プーリー 20 ‥インクローラー 21 ‥プラテンローラー 22 ‥インクローラー 23 ‥搬送ローラー 24 ‥従動ローラー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記号、文字、もしくは模様を多数の錐状
    突起体の集合により形成し、該突起体を用紙面に圧接す
    ることにより用紙面に突起体による破砕模様を形成する
    ことを特徴とした偽造防止印。
  2. 【請求項2】 請求項1の偽造防止印と、表面が弾性体
    からなるプラテンとの間に用紙を挟み、加圧することに
    より、用紙面に突起体による破砕模様を形成することを
    特徴とした偽造防止押印装置。
  3. 【請求項3】 別途押印手段を設け、破砕模様に重ねて
    押印処理をなすことを特徴とした、請求項2の偽造防止
    押印装置。
  4. 【請求項4】 偽造防止印表面にインクを塗布するため
    のインク塗布手段を設けた、請求項2乃至3の偽造防止
    押印装置。
JP5187713A 1993-06-18 1993-06-18 偽造防止印ならびに偽造防止押印装置 Pending JPH071814A (ja)

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