JPH07180795A - 備品用レベリング装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は床上に半可動備品を支持するための
レベリング装置に関する。 【構成】 本発明のレベリング装置は備品の下側へ固定
できる基部材、その間の相対運動を防止するための、上
記基部材と係合する位置決め手段を含むローラー担持
枠、使用時に床と接触する、上記ローラー担持枠内に回
転自在に取り付けられたローラー、および上記第２負荷
受け面と上記備品との間の接触点を中心とした軸回転に
より上記ローラー担持枠を上記基部材から離したり近づ
けたりするための、上記第１負荷受け面と上記基部材と
の間で働く調節可能なスペーシング手段から成る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は臨時移動または再設置を
必要とする備品のためのローラーサポート、特に、備品
を水平化するための高さ調製可能なローラー支持装置に
関する。

【０００２】

【発明が解決しようとする課題】本発明は単に冷蔵庫等
の家庭用品のローラーサポートに限定されることなく、
使用者の選択により各種備品に適用でき、かつかゝる備
品のレベルを自在に調節できるローラーサポートもしく
はレベリング装置を提供しようとするものである。

【０００３】

【課題を解決するための手段】従って、本発明の１態様
において、床上に半可動備品を支持するためのレベリン
グ装置は、備品の下側へ固定されることのできる基部
材、位置決め手段の一部を有しかつ床と平行の平面内に
おいて、相対運動を防止するための、上記基部材上で上
記位置決め手段の一部と共働するローラー担持枠、使用
時に床と接触する上記ローラー担持枠内に回転自在に取
り付けられたローラー、上記ローラー担持枠は上記ロー
ラーの車軸の各端部を設置するための第１および第２負
荷受け面を有する、および上記第２負荷受け面と上記備
品との間の接触点を中心とした軸回転により上記ローラ
ー担持枠を上記基部材から離したり近づけたりするため
の、上記第１負荷受け面と上記基部材との間で働く調節
自在のスペーシング手段から成ることを特徴とする。

【０００４】第２態様において、本発明は、適宜備品と
一体化または結合できる基部材から成る備品用ローラー
支持装置に関し、上記基部材はガイド手段の一部、使用
時に床上または地面上を回転するローラーを有しかつ上
記基部材上で上記ガイド手段の一部と共働するための上
記ガイド手段の共働部を有するローラー担持枠、および
使用時に上記基部材と上記ローラー担持枠との間の位置
決めをする高さ調節手段を有し、上記ローラー担持枠の
支点は上記調節手段から隔置されていて、使用時に位置
決めされて上記基部材または上記備品の一部を付勢し、
かつ上記調節手段は上記ローラーと上記基部材との間の
距離の変化により床または地面から上記備品の高さを調
節できるように構成および配置されていることを特徴と
する。

【０００５】上記レベリング装置において、上記スペー
シング手段はねじ切りシャフト、ねじ切りハンドル車か
ら成り、上記シャフトの１端部は上記ローラー担持枠の
第１負荷受け面と係合しかつ上記ハンドル車は上記基部
材を付勢する。上記位置決め手段は上記基部材内に設け
られた対応孔へ嵌入する隔置された２つのブレード部材
から成っていてよい。上記ローラーはその周辺上に歯を
有し、かつ上記ローラー担持枠は移動して上記歯と係合
する可動もどり止め手段を含むのが好ましく、それによ
り上記ローラーの回転を停止させる。上記ローラー支持
装置において、上記支点は上記ローラー担持枠の内端部
を横切る傾斜柱から成ってよい。上記ローラーは移動防
止手段の一部を具備し、かつ上記ローラー担持枠は上記
移動防止手段の手操作可能な共働部を具備し、それによ
り上記ローラーの移動は１位置で少なくとも実質的に停
止されかつ上記共働部が他の位置になるとき上記ローラ
ーは自由に回転する。上記移動防止手段は上記ローラー
の各端部上に複数のノッチを有し、かつ上記共働部は上
記複数孔の選択された孔内に嵌入可能なもどり止め手段
から成るのがよい。上記ガイド手段は一対の隔置された
長孔から成りかつ使用時に上記基部材上に実質的に垂直
に設置され、上記ブレード手段は使用時に上記ローラー
担持枠上で実質的に垂直に配置されてよい。以下、添付
図面を参照して本発明の好適例を説明する。

【０００６】

【実施例】図面を参照すると、図１の装置は基部材１、
ローラー担持枠２、ローラー３、ローラー車軸４、ブレ
ーキ部材５、およびボルト６、ねじ切りナット７および
ナット７を係留するハンドル車８から成る高さ調節手段
から成る。上記部材の構成および組立は後述する。図１
の装置は特に冷蔵庫の高さを調節できる前ローラーを提
供するために創出された。かかる前ローラーは冷蔵庫の
基部上の各前側へ１個使用される。冷蔵庫の後部には通
常、一対の高さ調節不可能なローラーが冷蔵庫の領域内
で設けられる。本発明は冷蔵庫のローラーサポートを提
供することに限定されず、皿洗浄器、乾燥機、洗濯機、
テレビジョン受像機等の家庭製品に使用できる。更に、
メインテナンスコンピュータデイスクドライブ、複写機
またはそれらのモジュール等の比較的重い電気設備に適
宜に使用できる。しかし、本発明の好ましい態様におい
て冷蔵庫へ設置する場合を例にとって説明する。

【０００７】図面において、基部材１は１１でフォルム
化して示された冷蔵庫キャビネット内の適宜形状の開口
部１０へ半永久的に固定できる設計になっている。基部
材１は冷蔵庫基部に設けられた開口部１０内に適応する
設計の成形突起１２を有する。基部材はボルト６の端部
４９をクリアランスをもって受けるための円筒状孔１５
を有し、ハンドル車８はナット７を嵌入するための６角
形孔をその中に有する。ハンドル車８は手操作を可能に
するために上記基部材の側面１７内へ孔１６を通って突
出する。上記基部材は、更に、共働する位置決め手段の
一部を上記ローラー担持枠上で受けるために位置決め手
段の一部を形成する２つの長孔２０と２１を有する。ロ
ーラー担持枠２は上記基部材に関する位置決めを補助す
るために更に位置決め手段の一部を含む位置決め手段を
有する。上記位置決め手段の一部は成形ブレード部材２
２と２３から成る。ブレード部材２２と２３は長孔２０
と２１へ嵌入し、上記基部材の平面内へ枠２を位置決め
し、かつ高さ調節時において基部材１に対して枠２の位
置が変化するときにガイドとして働く。枠２または支点
は使用時に第２負荷受４面を提供する支柱２５を中心に
して軸旋回する。ローラー３は車軸４により担持され、
かつ車軸４は孔２６および図１に図示されていない反対
側上の対応孔へ嵌入する。

【０００８】ローラー３は各端部上に複数の小塔３０を
担持し、これらの小塔はブレーキ部材５と組合わさって
ブレーキング手段の一部を形成する。ブレーキ部材５は
図１に斜視図でフォルム化された形態で示され、同様に
図４で平面図として示されている。側突出部３５は弾性
材で形成され、その端部３６はローラー担持枠２内の溝
３７内を慴動する。ブレーキ部材５の端部４０の両側部
上にはフィンガグリップが形成されていて使用者が指で
ブレーキ部材５を把持して前後に動かすことのできるよ
うになっている。側突出部３５により担持されたもどり
止め４１は、ブレーキ部材５が後退するときにローラー
３の両端部内の小塔３０と係合する。これはローラーを
係止してその回転を防ぐ。ブレーキ部材５が枠２から引
っ張られて離れたときには、逆に、もどり止め４１は小
塔３０から離脱し、そのとき上記ローラーは自由に回転
する。使用に際して、基部材１は冷蔵庫の組立時に冷蔵
庫のキャビネット１１の孔１０へ取り付けられる。上記
ローラー組立体はブレード部材２２および２３をそれぞ
れ基部材の孔２０および２１内へ嵌入することにより、
基部材１内の位置へ慴動する。ボルト６の頭部４５は枠
２内で６角形孔４７へ係合し、ナット７はハンドル車８
内の６角形凹部に係合し、それにより基部材１の下側を
付勢する。支柱２５は冷蔵庫キャビネットの下側を容易
に付勢し、第１負荷受４面として働く。冷蔵庫の負荷は
枠端部の支柱２５とボルト６を介してローラー３へ伝搬
される。ボルト６にかかる負荷は軸受け面を形成する孔
１５の口と当接するハンドル車８／ナット７の組合体を
介してそのボルトへ分配される。

【０００９】ハンドル車８の回転によりボルト６が冷蔵
庫に対して伸縮し、それにより枠２が端部の支柱２５を
中心に軸回転して冷蔵庫の基部から離れるかまたは冷蔵
庫へ接近する。上記枠はローラーと係合する床に当接す
るのでそのローラー支持体の位置で冷蔵庫の高さ調節が
簡単に達成される。第２ローラー支持体を組合わせるこ
とにより冷蔵庫の水平化機構が創出される。高さ調節の
前後のいずれかでブレーキ部材５を慴動させて上記ロー
ラー小塔と係止せることによりローラー３の回転を停止
させる。冷蔵庫は所望位置で固定、保持される。安価な
高さ調節が所望される場合にはナットを受ける６角形凹
部１３を基部材１の下側に設け、そこへ植え込み足を嵌
入する。これは本発明の一部を形成する。上記から明ら
かなように、冷蔵庫、コピー機、または他の備品等の設
備は調節手段として働くハンドル車８の調節、そして続
く上記ローラーの係止とにより迅速かつ簡単に水平化で
き、それにより当該設備は相対的に不動となる。この利
点は大きい。ヒンジピンまたは他の取り付け具用の孔は
なんら必要ない。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明によるローラー取り付け手段の構成要素
の分解図である。

【図２】図１の基部材の斜視図である。

【図３】図２の基部材の底面図である。

【図４】図１の移動防止手段の共働部の平面図である。

【符号の説明】

１…基部材 ２…ローラー担持枠 ３…ローラー ４…ローラー車軸 ５…ブレーキ部材（移動防止手段） ６…ボルト ７…ナット ８…ハンドル車 １０…開口部 １１…冷蔵庫キャビネット １６…孔 ２０，２１…長孔 ２２，２３…ブレード部材（位置決め手段） ３０…小塔

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マイケル エドワード メンヒニック ニュージーランド国，オークランド，イー スト タマキ，スプリングス ロード 78，フィッシャー アンド ペイケル リ ミティド内 (72)発明者 イアン キャンベル マクギル ニュージーランド国，オークランド，イー スト タマキ，スプリングス ロード 78，フィッシャー アンド ペイケル リ ミティド内

Claims (9)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 備品の下側へ固定できる基部材、 位置決め手段の一部を有しかつ床と平行の平面内におい
   てその間の相対運動を防止するための、上記基部材上で
   上記位置決め手段の一部と共働するローラー担持枠、 使用時に床と接触する上記ローラー担持枠内に回転自在
   に取り付けられたローラー、上記ローラー担持枠は上記
   ローラーの車軸の各端部を設置するための第１および第
   ２負荷受け面を有する、 および上記第２負荷受け面と上記備品との間の接触点を
   中心とした軸回転により上記ローラー担持枠を上記基部
   材から離したり近づけたりするための、上記第１負荷受
   け面と上記基部材との間で働く調節可能なスペーシング
   手段から成ることを特徴とする床上に半可動備品を支持
   するためのレベリング装置。
2. 【請求項２】 上記調節可能なスペーシング手段はねじ
   切りシャフト、ねじ切りハンドル車から成り、上記シャ
   フトの１端部は上記ローラー担持枠の第１負荷受け面と
   係合しかつ上記ハンドル車は上記基部材を付勢する、請
   求項１のレベリング装置。
3. 【請求項３】 上記位置決め手段は上記基部材内に設け
   られた対応孔へ嵌入する隔置された２つのブレード部材
   から成る、請求項１または２のレベリング装置。
4. 【請求項４】 上記ローラーはその周辺上に歯を有し、
   かつ上記ローラー担持枠は移動して上記歯と係合するこ
   とのできる可動もどり止め手段を含み、それにより上記
   ローラーの回転を防止する、請求項１または３のレベリ
   ング装置。
5. 【請求項５】 適宜備品と一体化、または組合わせるこ
   とのできる基部材から成り、上記基部材はガイド手段の
   一部、使用時に床上または地面上を回転するローラーを
   有しかつ上記基部材上で上記ガイド手段の一部と共働す
   るための上記ガイド手段の共働部を有するローラー担持
   枠、および使用時に上記基部材と上記ローラー担持枠と
   の間の位置決めをする高さ調節手段を有し、上記ローラ
   ー担持枠の支点は上記調節手段から隔置されていて、使
   用時に上記基部材または上記備品の一部に対して位置決
   めして付勢し、かつ上記調節手段は上記ローラーと上記
   基部材との間の距離の変化により床または地面から上記
   備品の高さを調節できるように構成および配置されてい
   ることを特徴とする備品用ローラー支持装置。
6. 【請求項６】 上記支点は上記ローラー担持枠の内端部
   を横切る柱から成る、請求項５のローラー支持装置。
7. 【請求項７】 上記ローラーは移動防止手段の一部を有
   し、かつ上記ローラー担持枠は上記移動防止手段の手操
   作可能な共働部を有し、それにより上記ローラーの移動
   は１位置で少なくとも実質的に停止しかつ上記共働部が
   他の位置になるとき上記ローラーは自由に回転する、請
   求項５のローラー支持装置。
8. 【請求項８】 上記移動防止手段は上記ローラーの各端
   部上に複数のノッチを有し、かつ上記共働部は上記複数
   孔の中から選択された孔内に嵌入可能なもどり止め手段
   から成る、請求項７のローラー支持装置。
9. 【請求項９】 上記ガイド手段は一対の隔置された長孔
   から成りかつ使用時に上記基部材上に実質的に垂直に設
   けられ、上記ブレード部材は使用時に上記ローラー担持
   枠上で実質的に垂直に配置される、請求項５から８のい
   ずれか１のローラー支持装置。