JPH0717674Y2 - ロープ付き海洋センサ - Google Patents

ロープ付き海洋センサ

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Publication number
JPH0717674Y2
JPH0717674Y2 JP3554089U JP3554089U JPH0717674Y2 JP H0717674 Y2 JPH0717674 Y2 JP H0717674Y2 JP 3554089 U JP3554089 U JP 3554089U JP 3554089 U JP3554089 U JP 3554089U JP H0717674 Y2 JPH0717674 Y2 JP H0717674Y2
Authority
JP
Japan
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rope
balloon
flange
cylinder
ocean
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP3554089U
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English (en)
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JPH02126990U (ja
Inventor
信生 武井
秀美 本田
博昭 古川
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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  • Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は回収用等のためのロープを有する海洋センサに
関するもので、特に航空機から投下可能で海面に着水後
自動膨張するバルーンを備えたロープ付き海洋センサに
関するものである。
〔従来の技術〕
船舶から投入し、自動膨張するバルーンにより海上に浮
かべて海洋観測や所定の信号発信を行う海洋センサとし
て係留用のロープを設けたものがある。
第3図はこのような海洋センサの一例を示す側面図で、
同図(a)は投入前の状態であり、また同図(b)は投
入後の状態である。
図において1は海洋センサ本体、2はこの海洋センサ本
体1の上端開口面を閉止するように設けられたフラン
ジ、3は海洋センサ本体1の浮力が充分に得られるよう
にした所定形状のバルーン、4はロープ、5は船舶であ
る。
前記バルーン3は船舶5から投下される前の状態では第
3図(a)に示すようにフランジ2の上部に折り畳まれ
て収納されており、またロープ4はその一端を前記フラ
ンジ2に縛る等の方法により固定すると共に、フランジ
2の外周に前長を巻き付けている。
このような構成を有する海洋センサは、使用する際に人
手によりロープ4をほどいて伸ばし、その自由端を船舶
5の任意の位置あるいは予め定められた位置に固定した
後、海洋センサを海面に投下すると、着水後図示しない
ガス供給機構等によりバルーン3にガスが供給され、こ
れによりバルーン3が自動的に膨張して第3図(b)に
示すように海面に浮かべることができると共に、前記ロ
ープ4により船舶5に係留される。
ところで、上述した海洋センサを航空機から目的とする
海域に投下し、海洋センサ本体1から信号を発信して船
舶5を前記海域に導くために利用する場合がある。
第4図はこのときの海洋センサの動作工程を示す図で、
海洋センサは予め投下用の円筒7に収納され、航空機6
に設けられている図示しない射出器から投下される。
投下後は、第4図(a)に示すようにまず円筒7の上蓋
8に設けられているパラシュート9が開き、これにより
円筒7は減速されて下降し、そして同図(b)に示すよ
うに着水すると、図示しないガス供給機構等によりバル
ーン3にガスが供給され、バルーン3が自動的に膨張す
る。
これにより同図(c)に示すように円筒7の上蓋8がバ
ルーン3に押されて円筒7から分離されるため、海洋セ
ンサ本体1はバルーン3と共に円筒7から抜け出て同図
(d)に示すように海面に浮遊すると共に信号を発信
し、また円筒7は図示しない錘の重量により海中に沈降
する。
前記海洋センサ本体1からの信号により船舶5は目的海
域に導かれるが、その間海面に浮遊している海洋センサ
の運動によりロープ4が自然にほどけて伸長し、その後
船舶5が到達すると、船舶5の作業員は前記ロープ4を
手繰って海洋センサを船舶5上に揚収する。つまりここ
ではロープ4が海洋センサの回収用として利用される。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら上述した従来の技術では、ロープ4がフラ
ンジ2の外周に巻き付けられているため以下の問題があ
る。
すなわち、第5図は従来技術の問題点を示す断面図で、
この図に見られるように海洋センサ本体1がバルーン3
と共に円筒7から抜け出る際、ロープ4が円筒7の内面
に接触して摩擦により引っ掛かってしまい、その結果海
洋センサが円筒7と共に海中に沈んでしまうという問題
があった。
また、海洋センサ本体1がバルーン3と共に円筒7から
抜け出た場合でも、ロープ4がうまく解けない場合があ
り、このような場合は作業員が海洋センサを直接船舶5
上に引き上げなければならず、揚収時の作業性が著しく
悪化するという問題もあった。
本考案はこのような問題を解決するためになされたもの
で、航空機から投下して使用する場合、着水後確実に円
筒から抜け出すことが可能で、かつ確実にロープを伸長
させることが可能なロープ付き海洋センサを実現するこ
とを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
上述した目的を達成するため、本考案によるロープ付き
海洋センサは、円筒内に収容される海洋センサ本体と、
外周に溝及びロープ逃げ部を有し、前記海洋センサ本体
の上端に取り付けられたフランジと、該フランジ上部に
折り畳んで収納された自動膨張可能なバルーンと、一端
を前記フランジの溝内に固定しかつ前記ロープ逃げ部を
介して前記バルーン上に導かれて該バルーン上に畳んで
置かれたロープと、このロープを押さえるように前記該
フランジ上部に被されたキャップとより成る構成とした
ものである。
〔作用〕
上述した構成を有する本考案は、海洋センサ本体を投下
用の円筒内に収納して航空機より投下した場合、前記円
筒が着水してバルーンが自動膨張すると、その際キャッ
プがバルーンにより外れると共に、ロープが円筒外に投
げ出される。
そのため、従来のようにロープが円筒内に引っ掛かるよ
うなことがなくなって海洋センサは確実に円筒内から抜
け出すことができるので、海洋センサ本体が円筒と共に
海中に沈むのを防止することができる。
また、円筒外に投げ出されたロープは確実に伸長するた
め、船舶の作業員はこのロープを手繰って海洋センサを
揚収することができ、これにより揚収時の作業性が向上
する。
〔実施例〕
以下図面を参照して実施例を説明する。
第1図は本考案による係留用ロープ付き海洋センサの一
実施例を示す要部斜視図で、図において1は海洋センサ
本体、3はバルーンであり、この両者は従来と同じもの
である。
10は外周に溝11を形成すると共にロープ逃げ部12を設け
たフランジで、このフランジ10は前記海洋センサ本体1
の上端開口面を閉止するように取り付けられており、そ
してフランジ10の上部には前記バルーン3が折り畳まれ
て収納されている。
13は海洋センサ回収用のロープで、つづら折りあるいは
円形に巻いて前記フランジ10に収納されたバルーン3上
に置かれている。
14は前記ロープ13より径の細い結合用ロープで、このこ
の結合用ロープ14は前記フランジの10の溝11内に巻き付
けてほどけないように縛る等の方法により固定されてお
り、ロープ逃げ部12を介してフランジ10上に導かれてロ
ープ13の一端に結合されている。
尚、前記フランジ10のロープ逃げ部12は結合用ロープ14
の径を充分吸収できるように平坦に加工したものでので
あるが、このような形状にする代わりに溝や穴を設けて
ロープ逃げ部12としてもよい。
15はキャップで、このキャップ15を前記フランジ10の上
部に被せることにより前記ロープ13がバルーン3上から
落ちたり広がったりしないように押さえられている。
以上の構成による海洋センサは従来と同様に予め投下用
の円筒7内に収納され、航空機6に設けられている図示
しない射出器から投下されると、該円筒7の上蓋8に設
けられているパラシュート9が開き(第4図(a)参
照)、これにより円筒7は減速されて下降し、その後、
円筒7が着水すると(第4図(b)参照)、図示しない
ガス供給機構等によりバルーン3にガスが供給されて、
バルーン3が自動的に膨張する。
このバルーン3の膨張によりフランジ10の上部に被され
たキャップ15と円筒7の上蓋8がバルーン3に押され
て、フランジ10及び円筒7から分離され、同時にバルー
ン3によりロープ13が跳ねあげられて円筒7外に投げ出
される。
その後、海洋センサ本体1はバルーン3と共に円筒7か
ら抜け出て海面に浮遊すると共に信号を発信し、また円
筒7は図示しない錘の重量により海中に沈降するが、前
記の如く円筒7外に投げ出されたロープ13は伸長する。
従って、前記海洋センサ本体1からの信号により船舶5
は目的海域に導かれて到達したとき、船舶5の作業員は
前記ロープ13を手繰って海洋センサを船舶5上に揚収す
ることができる。
第2図はこのときの海洋センサの浮遊状態を示す側面図
であるが、前記ロープ13の素材として海水より比重の軽
い化学繊維等を選んでおけば、この図に見られるように
海洋センサの浮遊状態においてロープ13は水面にて伸長
できるので、作業員による海洋センサの揚収は更に容易
なものとなる。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案は、円筒内に収容される海洋
センサ本体と、外周に溝及びロープ逃げ部を有し、前記
海洋センサ本体の上端に取り付けられたフランジと、該
フランジ上部に折り畳んで収納された自動膨張可能なバ
ルーンと、一端を前記フランジの溝内に固定しかつ前記
ロープ逃げ部を介して前記バルーン上に導かれて該バル
ーン上に畳んで置かれたロープと、このロープを押さえ
るように前記該フランジ上部に被されたキャップとより
成る構成として、海洋センサ本体を投下用の円筒内に収
納して航空機より投下した場合、前記円筒が着水してバ
ルーンが自動膨張すると、その際キャップがバルーンに
より外れると共に、ロープが円筒外に投げ出されるよう
にしている。
そのため、従来のようにロープが円筒内に引っ掛かるよ
うなことがなくなって海洋センサは確実に円筒内から抜
け出すことができるので、海洋センサ本体が円筒と共に
海中に沈むのを防止することができ、これにより信頼性
を向上させることができるとい効果が得られる。
また、円筒外に投げ出されたロープは確実に伸長するた
め、船舶の作業員はこのロープを手繰って海洋センサを
揚収することができ、揚収時の作業性が向上するという
効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による係留用ロープ付き海洋センサの一
実施例を示す要部斜視図、第2図はこのときの海洋セン
サの浮遊状態を示す側面図、第3図はこのような海洋セ
ンサの一例を示す側面図、第4図は従来の海洋センサを
航空機から投下した場合の動作工程を示す図、第5図は
従来技術の問題点を示す断面図である。 1:海洋センサ本体、4:バルーン 10:フランジ、11:溝 12:ロープ逃げ部、13:ロープ 14:結合用ロープ、15:キャップ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】円筒内に収容される海洋センサ本体と、 外周に溝及びロープ逃げ部を有し、前記海洋センサ本体
    の上端に取り付けられたフランジと、 該フランジ上部に折り畳んで収納された自動膨張可能な
    バルーンと、 一端を前記フランジの溝内に固定し、かつ前記ロープ逃
    げ部を介して前記バルーン上に導かれ、該バルーン上に
    畳んで置かれたロープと、 このロープを押さえるように前記該フランジ上部に被さ
    れたキャップとを具備したことを特徴とするロープ付き
    海洋センサ。
  2. 【請求項2】ロープの一端に該ロープの径より細い結合
    用ロープを設け、この結合用ロープをフランジの溝内に
    固定したことを特徴とする請求項(1)記載のロープ付
    き海洋センサ。
JP3554089U 1989-03-30 1989-03-30 ロープ付き海洋センサ Expired - Lifetime JPH0717674Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP3554089U JPH0717674Y2 (ja) 1989-03-30 1989-03-30 ロープ付き海洋センサ

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JP3554089U JPH0717674Y2 (ja) 1989-03-30 1989-03-30 ロープ付き海洋センサ

Publications (2)

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JPH02126990U JPH02126990U (ja) 1990-10-19
JPH0717674Y2 true JPH0717674Y2 (ja) 1995-04-26

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