JPH07176263A - 自己放電式除電器の板状放電電極 - Google Patents
自己放電式除電器の板状放電電極Info
- Publication number
- JPH07176263A JPH07176263A JP36087591A JP36087591A JPH07176263A JP H07176263 A JPH07176263 A JP H07176263A JP 36087591 A JP36087591 A JP 36087591A JP 36087591 A JP36087591 A JP 36087591A JP H07176263 A JPH07176263 A JP H07176263A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate
- discharge electrode
- shaped
- shaped discharge
- static eliminator
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 除電効果を良好にし尚放電電極の曲変を防止
し除電効果を長期間存続する。 【構成】 電気絶縁性のある板上に厚さ2μm以下の導
電性物質を真空蒸着しこれを放電電流の通路として、こ
の一辺に1個以上の角山3を放電電極としこの両側に保
護突起4をつけて放電電極の曲変を防止したものを1板
状放電電極とし、これを1個以上取付台5に固定する。
し除電効果を長期間存続する。 【構成】 電気絶縁性のある板上に厚さ2μm以下の導
電性物質を真空蒸着しこれを放電電流の通路として、こ
の一辺に1個以上の角山3を放電電極としこの両側に保
護突起4をつけて放電電極の曲変を防止したものを1板
状放電電極とし、これを1個以上取付台5に固定する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は静電気が帯電した物体
より、この除電効果を良好にし並びに板状放電電極の曲
変を防止し除電効果を長期間存続さす。
より、この除電効果を良好にし並びに板状放電電極の曲
変を防止し除電効果を長期間存続さす。
【0002】
【従来の技術】従来の自己放電式除電器の板状放電電極
は、厚さ約100μm以上の物体内に導電性粉末を浸透
させた板状、または厚さ約100μmの合成樹脂に導電
性粉末を混入した板状等の一辺を山形に裁断し、この部
分を板状放電電極としたものであり、この先端の厚さが
厚いためこの面積が大きくなるので放電開始電圧が高く
なり除電効果もこれにつれて悪くなる。また板状放電電
極の先端が細くまたは、とがつているため機械的に弱
く、先端が被除電物体に接触したとき先端が曲変したま
まとなりまたは、破損し板状放電電極と被除電物体との
間隔が広くなって除電効果が更に悪化する。
は、厚さ約100μm以上の物体内に導電性粉末を浸透
させた板状、または厚さ約100μmの合成樹脂に導電
性粉末を混入した板状等の一辺を山形に裁断し、この部
分を板状放電電極としたものであり、この先端の厚さが
厚いためこの面積が大きくなるので放電開始電圧が高く
なり除電効果もこれにつれて悪くなる。また板状放電電
極の先端が細くまたは、とがつているため機械的に弱
く、先端が被除電物体に接触したとき先端が曲変したま
まとなりまたは、破損し板状放電電極と被除電物体との
間隔が広くなって除電効果が更に悪化する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】自己放電式除電器の除
電効果を良くすることは、放電開始電圧を低くすること
であり、そのために板状放電電極の先端の面積を小さく
することは、導電性部分の厚さを薄くすることである。
放電開始電圧は、放電電極の先端部の放電電流の通路の
面積に比例する。板状放電電極と被除電物体との接触で
簡単に板状放電電極の先端が曲変したままになり、板状
放電電極の先端と被除電物体との間隔が広くなり除電効
果も更に悪くなる。これを防止するために1個以上の角
山の板状放電電極の両側にこれを保護するための突起を
設けることである。
電効果を良くすることは、放電開始電圧を低くすること
であり、そのために板状放電電極の先端の面積を小さく
することは、導電性部分の厚さを薄くすることである。
放電開始電圧は、放電電極の先端部の放電電流の通路の
面積に比例する。板状放電電極と被除電物体との接触で
簡単に板状放電電極の先端が曲変したままになり、板状
放電電極の先端と被除電物体との間隔が広くなり除電効
果も更に悪くなる。これを防止するために1個以上の角
山の板状放電電極の両側にこれを保護するための突起を
設けることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は放電電流の通
路となる部分の厚さを薄くするために導電性物質を真空
蒸着で厚さ2μm以下とし、従来品の厚さ約100μm
に比べ50分の1以下の厚さであり、これにつれて板状
放電電極の先端の面積も小さくなるので放電開始電圧も
小さくなって除電効果も良くなる。また、板状放電電極
の放電部として角山を1個以上に、これらの両側に保護
するための突起を付け板状放電電極と被除電物質とが接
触しても曲変する事がなく除電効果が長期間存続する。
路となる部分の厚さを薄くするために導電性物質を真空
蒸着で厚さ2μm以下とし、従来品の厚さ約100μm
に比べ50分の1以下の厚さであり、これにつれて板状
放電電極の先端の面積も小さくなるので放電開始電圧も
小さくなって除電効果も良くなる。また、板状放電電極
の放電部として角山を1個以上に、これらの両側に保護
するための突起を付け板状放電電極と被除電物質とが接
触しても曲変する事がなく除電効果が長期間存続する。
【0005】
【作用】この発明は、放電電流の通路となる部分の厚さ
が2μm以下で、放電電極の角山の先端の放電する部分
の面積は非常に小さいので、これにつれて放電開始電圧
も低くなり除電効果も良くなる。また、1個以上の放電
電極の角山の両側に放電電極の角山と被除電物体との接
触により角山の曲変を防止するため保護突起があるので
板状放電電極の角山と被除電物体とが接触しても曲変す
る事がなく両者の間隔が一定であるため除電効果が長期
間存続する。
が2μm以下で、放電電極の角山の先端の放電する部分
の面積は非常に小さいので、これにつれて放電開始電圧
も低くなり除電効果も良くなる。また、1個以上の放電
電極の角山の両側に放電電極の角山と被除電物体との接
触により角山の曲変を防止するため保護突起があるので
板状放電電極の角山と被除電物体とが接触しても曲変す
る事がなく両者の間隔が一定であるため除電効果が長期
間存続する。
【0006】
【実施例】図1に示す電気的絶縁板(1)として厚さ1
00μmの合成樹脂板面に厚さ約0.5μmのアルミニ
ュウム蒸着(2)を行つた板状を図2に示す1個以上の
角度約60°の角山(3)を放電電極としこの両側に保
護突起(4)を設けたものを1板状放電電極とし、これ
を固定台(5)に1個以上取り付ける、また、蒸着する
物質の酸化防止、機械的に丈夫にするために蒸着面に電
気的絶縁性のある物質(6)を塗布することもあり、こ
の時は、自己放電式除電器を取付箇所に固定するとき取
付箇所との導電性を考え板状放電電極面と異なる辺に図
1に示す導電性塗料(7)を施す。また、静電容量的に
静電気が移動するときはこの導電性塗料(7)を不用と
する。蒸着する導電性物質としては、アルミニュウム、
金、銀、銅、白金、合金、金属酸化物等を使用した。ま
た、電気的絶縁板として合成樹脂板、紙類、皮革類、ゴ
ム板等を使用した。
00μmの合成樹脂板面に厚さ約0.5μmのアルミニ
ュウム蒸着(2)を行つた板状を図2に示す1個以上の
角度約60°の角山(3)を放電電極としこの両側に保
護突起(4)を設けたものを1板状放電電極とし、これ
を固定台(5)に1個以上取り付ける、また、蒸着する
物質の酸化防止、機械的に丈夫にするために蒸着面に電
気的絶縁性のある物質(6)を塗布することもあり、こ
の時は、自己放電式除電器を取付箇所に固定するとき取
付箇所との導電性を考え板状放電電極面と異なる辺に図
1に示す導電性塗料(7)を施す。また、静電容量的に
静電気が移動するときはこの導電性塗料(7)を不用と
する。蒸着する導電性物質としては、アルミニュウム、
金、銀、銅、白金、合金、金属酸化物等を使用した。ま
た、電気的絶縁板として合成樹脂板、紙類、皮革類、ゴ
ム板等を使用した。
【0007】
【発明の効果】除電効果の測定として図4に示す回路を
使用した。金属板(12)とアース(8)との間に可変
式高圧電源(9)を接続する。金属板(12)の上部に
10mmの間隔で自己放電式除電器の板状放電電極先端
(10)となる位置にし、この自己放電式除電器と電流
計(11)を介してアース(8)に接続する。測定法と
して、可変式高圧電源の電圧を段々に高くし電流計(1
1)が流れ始めるときの可変式高圧電源の電圧を放電開
始電圧とする。上記測定法での試験結果に於いて、従来
品の自己放電式除電器は放電開始電圧が最低2500V
であったが、この発明によるものは約1200Vであっ
た。そのためこの発明の除電効果は従来品と比べ良好で
あることを示した。板状放電電極の先端の曲変試験と
し、市販の複写機の出口に複写紙に板状放電電極の先端
が常時接触するように取り付けて曲変するまで通過した
複写紙の枚数で行った。従来品の自己放電式除電器は5
20枚で板状放電電極の先端が曲変したままとなった。
この発明によるものは1500枚通過しても板状放電電
極の先端は曲変していなかった。
使用した。金属板(12)とアース(8)との間に可変
式高圧電源(9)を接続する。金属板(12)の上部に
10mmの間隔で自己放電式除電器の板状放電電極先端
(10)となる位置にし、この自己放電式除電器と電流
計(11)を介してアース(8)に接続する。測定法と
して、可変式高圧電源の電圧を段々に高くし電流計(1
1)が流れ始めるときの可変式高圧電源の電圧を放電開
始電圧とする。上記測定法での試験結果に於いて、従来
品の自己放電式除電器は放電開始電圧が最低2500V
であったが、この発明によるものは約1200Vであっ
た。そのためこの発明の除電効果は従来品と比べ良好で
あることを示した。板状放電電極の先端の曲変試験と
し、市販の複写機の出口に複写紙に板状放電電極の先端
が常時接触するように取り付けて曲変するまで通過した
複写紙の枚数で行った。従来品の自己放電式除電器は5
20枚で板状放電電極の先端が曲変したままとなった。
この発明によるものは1500枚通過しても板状放電電
極の先端は曲変していなかった。
【図1】板状放電電極の実施例を示す側面図である。
【図2】板状放電電極の実施例を示す平面図である。
【図3】板状放電電極の実施例を示す平面図である。
【図4】放電開始電圧試験装置の回路図である。
1 電気的絶縁板 2 アルミニュウム蒸着 3 約60°の角山 4 保護突起 5 固定台 6 電気的絶縁性のある物質 7 導電性塗料 8 アース 9 可変式高圧電源 10 板状放電電極先端 11 電流計 12 金属板
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年3月3日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
Claims (1)
- 【請求項1】 電気絶縁性のある板状に導電性物質を厚
さ2μm以下に真空蒸着したもの、の一辺に角山を1個
以上と、これらの両側に保護するための突起とを組み合
わせたものを1板状放電電極とし、この板状放電電極を
1個以上でなる自己放電式除電器の板状放電電極
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36087591A JPH07176263A (ja) | 1991-12-11 | 1991-12-11 | 自己放電式除電器の板状放電電極 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36087591A JPH07176263A (ja) | 1991-12-11 | 1991-12-11 | 自己放電式除電器の板状放電電極 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07176263A true JPH07176263A (ja) | 1995-07-14 |
Family
ID=18471287
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP36087591A Pending JPH07176263A (ja) | 1991-12-11 | 1991-12-11 | 自己放電式除電器の板状放電電極 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07176263A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100355896B1 (ko) * | 1997-12-23 | 2002-10-18 | 파텐트-트로이한트-게젤샤프트 퓌어 엘렉트리쉐 글뤼람펜 엠베하 | 국부적으로 변조된 표면 휘도를 가진 평면 방사기 |
-
1991
- 1991-12-11 JP JP36087591A patent/JPH07176263A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100355896B1 (ko) * | 1997-12-23 | 2002-10-18 | 파텐트-트로이한트-게젤샤프트 퓌어 엘렉트리쉐 글뤼람펜 엠베하 | 국부적으로 변조된 표면 휘도를 가진 평면 방사기 |
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