JPH0717529A - 袋状容器用液体採集装置 - Google Patents

袋状容器用液体採集装置

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JPH0717529A
JPH0717529A JP15824293A JP15824293A JPH0717529A JP H0717529 A JPH0717529 A JP H0717529A JP 15824293 A JP15824293 A JP 15824293A JP 15824293 A JP15824293 A JP 15824293A JP H0717529 A JPH0717529 A JP H0717529A
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JP
Japan
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tube
container
bag
liquid
shaped
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Application number
JP15824293A
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English (en)
Inventor
Yojiro Minamimoto
陽二郎 南本
Takanobu Kobayashi
卓頌 小林
Toshio Mimura
敏雄 味村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Zosen Industry Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Zosen Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 汚染もなく衛生的にかつ能率良く袋状容器か
ら液体を採集する。 【構成】 間欠回転自在な回転体11に、バッグ本体2内
に連通するチューブ3を備えた複数の袋状容器1を、サ
ポートフレーム32上に保持可能な容器クランブ装置33を
一定間隔毎に複数組配設し、回転体11の回転移動経路
に、サポートフレーム32上に袋状容器1を搬入して保持
させる容器搬入部Aと、一対の消毒用帯体55A,55B によ
り袋状容器1のチューブ3を挟み込んで消毒するチュー
ブ消毒部Bと、チューブカッターによりチューブ3を切
断するとともに、切断したチューブ3にチューブ接続具
16を接続して吸引ホース17から袋状容器1内の液体を吸
引採集する液体採集部Cと、容器クランブ装置33を解除
して袋状容器1を排出する容器排出部Dとを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多数の袋状容器(ソフ
トバック)内に充填された液体を能率よく衛生的に取り
出す袋状容器用液体採集装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、たとえば病院などで使用される薬
液など、多数の小さい袋詰め容器からタンクに取り出す
作業は、人手による作業に頼っており、まず袋状容器の
全面をアルコール等の消毒液で消毒し、袋状容器の口部
に装着されたチューブを切断して下方に配置した別の容
器の開口部に向け、袋状容器の胴部を抑圧して容器に排
出していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の作業で
は、 (1)開口した容器上方で袋状容器を抑圧する作業を行
うため、微粒子が容器内に侵入して液体が汚染されるお
それがある。 (2)人手による作業であるため、処理能力が低い。 (3)袋状容器の全体をアルコール消毒しなければなら
ないため、大きな防爆設備や防爆対策が必要となる。 などの問題があった。
【0004】本発明は上記問題点を解決して、汚染もな
く衛生的にかつ能率良く袋状容器から液体を採集できる
袋状容器用液体採集装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明の袋状容器用液体採集装置は、バッグ本体内
に連通するチューブを備えた袋状容器から内部の液体を
採集する袋状容器用液体採集装置において、一定方向に
間欠移動自在な容器搬送手段に、複数の袋状容器を保持
可能な容器保持手段を一定間隔毎に複数組配設し、この
容器搬送手段の移動経路に、容器保持手段に袋状容器を
保持させる容器搬入部と、チューブ消毒手段により袋状
容器のチューブを消毒するチューブ消毒部と、チューブ
切断手段により袋状容器のチューブを切断するととも
に、液体吸引手段により切断したチューブにチューブ接
続具を介して吸引ホースを接続し袋状容器内の液体を吸
引採集する液体採集部と、容器保持手段から袋状容器を
開放して排出する容器排出部とを設けたものである。
【0006】また上記構成に加えて、容器搬送手段を、
横軸心回りに間欠回転可能な回転体で構成し、容器搬入
部とチューブ消毒部と液体採集部と容器排出部とを一定
間隔毎に配置したものである。
【0007】さらに、チューブ消毒部に、袋状容器のチ
ューブを両側から挟み込む一対の消毒用帯体を移動自在
に配置し、両消毒用帯体をそれぞれ所定量ずつ移動させ
てチューブの接触位置を変位させる帯体移動装置を設け
たものである。
【0008】さらにまた、液体採集部のチューブ切断手
段に、チューブの基端側と先端側をそれぞれ挟持してチ
ューブ内の液体を袋状容器側に逆流させる2個のクラン
パーを設けるとともに、基端側クランパーより先端側で
チューブを切断する切断装置を設け、チューブ接続具
に、袋状容器のチューブを挿入自在なチューブ挿入孔内
に、流体により拡縮可能なシール部材を配置して液体流
送可能にチューブを締め付けるチューブ連結機構を設け
たものである。
【0009】
【作用】上記構成において、容器搬入部で袋状容器を搬
入して容器保持手段に保持させ、つぎに容器搬送手段に
より器保持手段を移動して保持した袋状容器をチューブ
消毒部に停止させ、チューブ消毒手段により袋状容器に
付設されたチューブを殺菌消毒し、さらに容器保持手段
を移動して袋状容器を液体採集部に停止させ、チューブ
切断手段によりチューブを切断後、チューブにチューブ
接続具を接続して吸引ホースを介して袋状容器内の液体
を吸引排出させ、終了後チューブ接続具をチューブから
離間させた後、さらに容器保持手段を移動して容器排出
部で容器保持手段を開放し空の袋状容器を排出する。
【0010】上記構成によれば、吸引ホースから袋状容
器内の液体をチューブ接続具を介して吸引排出すること
より、衛生的に液体を取り出して汚染されることもな
く、また容器搬送手段の間欠移動に従って袋状容器を複
数個ずつ処理することができて効率よく袋状容器内の液
体を採取することができる。さらに、機械化することで
チューブ部分の消毒殺菌のみでよくなり、大掛かりな防
爆設備も不要になる。
【0011】また、容器搬送手段を回転体により構成し
たので、ベルトコンベヤ等のように平面上を移動させる
ものに比べて、装置の接地スペースを極めて少なくする
ことができる。
【0012】さらにチューブ消毒部において、帯体移動
装置によりチューブを挟み込む消毒用帯体を1回の消毒
ごとに移動させることで、チューブには常に消毒用帯体
の新しい部分を接触させることができ、十分な消毒が可
能になる。
【0013】さらにまた、液体採集部において、2個の
クランパーでチューブを挟持して液体を袋状容器側に押
し戻した後、チューブ切断装置でチューブを切断するの
で、チューブ内の液体を無駄に滴下させることなく、チ
ューブを切断できるとともに、切断後のチューブ接続具
への装着前における液体の漏れ出しを確実に防止でき
る。また、チューブ接続具では、チューブ連結機構によ
りチューブの挿入孔内にチューブを挿入後、流体圧によ
りシール部材を縮径させてチューブを締め付けるので、
軟質のチューブであっても流体圧を適度に調節すること
で、チューブ外周部のシールを完全に行えるとともにチ
ューブ孔内の液体の流送を支障なく行うことができ、衛
生的な液体採集を実現することができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明に係る袋状容器の液体採集設備
の一実施例を図面に基づいて説明する。
【0015】この液体採集設備が処理する袋状容器1
は、図2,図3に示すように、軟質樹脂製のバッグ本体
2と、このバッグ本体2の中心位置から前方に突出して
内部と連通するとともに先端が閉止され切断することに
より液体を給排出可能な可撓性を有する樹脂製チューブ
3とで構成されている。
【0016】この袋状容器1の液体採集設備は、図2に
示すように、搬入された袋状容器Bの充填液を確認する
バーコード識別装置5と、この袋状容器1を液体洗浄お
よび乾燥する容器洗浄装置6と、本発明に係る袋状容器
用の液体採集装置7と、液体採集装置7から取り出され
た液体を貯留タンク8に貯留し、さらに容量の大きい容
器9に注入充填する分注装置10とで構成されている。
【0017】前記液体採集装置7は、図1,図2に示す
ように水平軸心回りに間欠回転可能な回転アーム11a
を有する回転体(容器搬送手段)11に、複数の袋状容
器1を保持可能な容器保持手段12を90度毎に4組配
設したもので、この回転体11の外周部で90度毎に、
容器保持手段12に袋状容器1を搬入して保持させる容
器搬入部Aと、チューブ消毒手段13により袋状容器1
のチューブ3を消毒するチューブ消毒部Bと、チューブ
切断手段14により袋状容器1のチューブ3を切断する
とともに、液体吸引手段15により切断したチューブ3
にチューブ接続具16を介して吸引ホース17を接続し
袋状容器1内の液体を吸引採集して分注装置10に送る
液体採集部Cと、容器保持手段12から袋状容器1を開
放して袋状容器1を落下排出する容器排出部Dとがそれ
ぞれ設けられている。
【0018】また、液体採集装置7の基台フレーム18
には容器搬入部Aに対応して容器移載装置21が配置さ
れており、この容器移載装置21は、容器洗浄装置6か
ら液体採集装置7側に取り付けられた移載用レール22
に案内されて移動用シリンダー(図示せず)により移動
自在な移動体23が配置されている。そして、この移動
体23に昇降用シリンダー24を介して昇降自在な昇降
体25が配置され、この昇降体25に袋状容器1のバッ
グ本体2を吸着可能な吸着カップ26と、チューブ3の
基端部を把持する開閉自在な一対の把持レバー27とが
取り付けられ、容器洗浄装置6の搬送コンベヤ6a上の
袋状容器1を保持して容器搬入部Aに搬入するように構
成されている。
【0019】以下液体採集装置7の詳細を説明する。液
体採集装置7のフレーム18に回転軸31を介して軸受
を介して水平軸心回りに回転自在に支持された回転体1
1は、、90度毎に外周側に延びる左右一対の回転アー
ム11aが固定されており、回転アーム11aの先端部
間には、たとえば6個の袋状容器1を並列状態で保持可
能な容器保持手段12を構成するサポートフレーム32
および容器クランプ装置33がそれぞれ設けられて構成
されている。そして、この回転軸32の端部には間欠回
転装置34を介して回転用モーター35が連動連結さ
れ、回転アーム11を介して容器保持手段12を容器搬
入部A、チューブ消毒部B、液体採集部Cおよび容器排
出部Dに対応して矢印K方向に間欠回転および停止させ
ることができる。
【0020】また、前記サポートフレーム32は、中間
部が回転軸31と平行な水平軸36を介して回動自在に
支持され、回転軸31のボスとサポートフレーム32の
間に連結された容器反転シリンダー37によりサポート
フレーム32を回動して袋状容器1の姿勢を変更するこ
とができる。またサポートフレーム32の容器保持位置
には、図3に示すように、チューブ3の基端部を支持す
る支持凹部38aが形成されたセンタリングサポート3
8と、支持ピン39を介して回動自在に取り付けられて
一端の爪部40aで支持凹部38a上のチューブ3を把
持可能なクランプレバー40と、クランプレバー40を
開閉するレバー開閉機構41とで構成されている。
【0021】このレバー開閉機構41は、サポートフレ
ーム32の底部で水平軸36と平行で長さ方向に移動自
在に配置された連動軸42に、クランプレバー40の他
端側に形成された長孔40bが移動自在に嵌合されると
ともに、このクランプレバー40の他端側で、連動軸4
2に固定された作動部材43が当接され、さらに作動部
材43の反対側で連動軸42に固定されてばね44によ
りクランプレバー40の閉動側に付勢された付勢部材4
5が当接されており、連動軸42に連結されたレバー開
閉用シリンダー(図示せず)により、連動軸42を矢印
E方向に移動することにより、作動部材43を介してク
ランプレバー40をばね44に抗して矢印F方向に開動
してチューブ3を開放させ、レバー開閉用シリンダーに
より、連動軸42を矢印G方向に移動することにより、
ばね44で付勢部材45を介してクランプレバー40を
矢印H方向に閉動してチューブ3をセンタリングサポー
ト38とクランプレバー40によりクランプして、袋状
容器1をサポートフレーム32上の一定位置に位置決め
固定することができる。
【0022】チューブ消毒部Bに配置されるチューブ消
毒手段13は、図1,図5,図6に示すように、基台フ
レーム18の上部には、回転軸31と平行な水平ピン5
1にそれぞれ揺動アーム52A,52Bを介してサポー
トフレーム32に平行な左右一対の揺動フレーム53,
53Bが揺動自在に支持され、基台フレーム18と揺動
アーム53A,53Bとの間に連結された揺動シリンダ
ー54A,54Bにより、揺動アーム53A,53Bを
互いに接近離間することができる。これら揺動フレーム
53,53Bには、それぞれチューブ3の中間位置を挟
み着けてアルコール消毒する消毒用帯体55A,55B
が揺動フレーム53A,53Bと平行に張設されてい
る。
【0023】このチューブ消毒手段13は、一度消毒に
使用した消毒用帯体55A,55Bが再度チューブ3に
接触して汚染することのないように、帯体移動装置56
A,56Bが設けられている。すなわち、消毒用帯体5
5A,55Bは、繰り出しリール50A,50Bから繰
り出されてガイドリール57A,57Bを介して張設さ
れ、巻取り用モーター58A,58Bに回転駆動される
巻取りリール59A,59Bに巻き取られている。そし
て、巻取り用モーター58A,58Bを駆動して、消毒
作業毎に最初の接触位置から一定ピッチPずつ移動させ
てチューブ3との接触位置をP1〜P7まで順次変位さ
せ、さらにこの範囲での7回の使用が終わると、巻取り
用モーター58A,58Bにより使用済み部分の消毒用
帯体55A,55Bを巻取りリール57に巻取り、新た
な部分を繰り出しリール50A,50Bから繰り出して
使用するように構成されている。
【0024】液体採集部Cのチューブ切断手段14は、
図7〜図9に示すように、基台フレーム18に下方から
回転軸31側上方に傾斜して設けられた左右一対の傾斜
フレーム61間に、ガイド部材62を介して回転軸31
と平行な一対の第1駆動ロッド63A,63Bと第2駆
動ロッド64A,64Bが上下二組長さ方向に移動自在
に配置され、各第1駆動ロッド63A,63Bおよび第
2駆動ロッド64A,64Bは、それぞれ一端側に設け
たラックピニオン機構65,66により互いに相対方向
に移動するように連動されるとともに、駆動ロッド63
A,64Aに第1チューブクランプシリンダー67,第
2チューブクランプシリンダー68が連結されている。
また、一端にカッター駆動シリンダー(図示せず)が連
結されて第1駆動ロッド63A,63Bと平行なカッタ
ー取付バー69が長さ方向に移動自在でかつ昇降自在に
配置されている。
【0025】液体採集部Cの袋状容器1の対応位置に
は、チューブ3を一定位置に案内するチューブガイド7
0と、第1駆動ロッド63A,63Bに取り付けられて
チューブ3の先端側を挟持しチューブ3内の液をバッグ
本体2側に戻す第1クランパー71A,71Bと、第2
駆動ロッド64A,64Bに取り付けられてチューブ3
の基端側を挟持しチューブ3内の液をバッグ本体2側に
戻すとともに切断後のチューブ3から液の漏れ出しを防
ぐ第2クランパー72A,72Bと、カッター取付バー
69に取り付けられて第1クランパー71Bの凹部71
a内に移動自在に配置されチューブ3を切断するチュー
ブカッター73とが配設されている。
【0026】またこれらクランパーの外側には、支持フ
レーム61間にガイドレール74(図1)に案内されて
カップ接続用シリンダー(図示せず)により接近離間自
在なカップサポートフレーム75が配置され、このカッ
プサポートフレーム75にカップ取付部材76を介し
て、袋状容器1内の液体を吸引するチューブ接続具16
が配置されている。このチューブ接続具16は、図10
に示すように、チューブ挿入孔81の内面に沿って環状
空気溝82が形成されるとともに、環状空気溝82を覆
うシールリング83が装着された接続具本体84と、接
続具本体84の前部ねじ孔84aにシール押板85を介
して螺着されてシールリング83を押さえかつチューブ
挿入孔81に連通する漏斗状のチューブガイド孔86が
形成された前部金具87と、接続具本体84の後部ねじ
孔84bに螺着されてシールリング83を押さえるとと
もに、チューブ挿入孔81に連通するチューブ孔89a
に接続ソケット88を介して吸引ホース17が接続され
る後部金具89とで構成されている。そして、接続具本
体84に環状空気溝82に連通して形成されたエア供給
孔90に、エアホース91を介して圧縮空気を供給する
ことにより、シールリング83を縮径して適度な圧力で
チューブ挿入孔81に挿入された可撓性のあるチューブ
3を、チューブ孔内の液体の流送を阻害しない程度の適
度な圧力で押さえてシールすることができる。
【0027】容器排出部Dには、下方に採集済袋状容器
1を受ける容器トレイ92が配置され、レバー開閉機構
41によりクランプレバー40から開放されて落下排出
された袋状容器1を受け取ることができる。
【0028】前記分注装置10は、図2に示すように、
吸引ホース17が接続された貯留タンク8と、袋状容器
1から吸引ホース17を介して貯留タンク8に液体を吸
引する真空ポンプ94と、貯留タンク8内の液体を分注
タンク95から大容量の容器9に充填する充填装置96
とで構成されている。
【0029】次に袋状容器1内の液体採集作業に付いて
説明する。 (1)バーコード識別装置5により選別された袋状容器
1は、容器洗浄装置6のコンベヤ6a上に載せられて移
動し、洗浄液により洗浄されるとともにエアブローによ
り乾燥されて液体採集装置7の容器搬入部Aに搬送され
る。
【0030】(2)容器移載装置21によりバッグ本体
2を吸着カップ26で保持されるとともに、把持レバー
27でチューブ3の基端部を保持された袋状容器1は、
容器洗浄装置6の搬送コンベヤ6a上から、半径方向に
対して中心側で回転方向前方にα=15°傾斜されたサ
ポートフレーム32上に搬入されてチューブ3が回転軸
31側に向く姿勢で載置され、容器クランプ装置33の
クランプレバー40によりチューブ3の基端部が位置決
めされて袋状容器1が固定される。
【0031】(3)回転用モーター35により矢印K方
向に回転体11が90度回転されるとともに、容器反転
シリンダー37が収縮されてサポートフレーム32が水
平ピン36を中心に矢印L方向45°回動され、チュー
ブ3が半径方向に対して外方で回転方向前方にβ=30
°傾斜する姿勢で袋状容器1がチューブ消毒部Bに停止
される。そして、揺動シリンダー54A,54Bが収縮
・進展されて揺動フレーム53A,53Bを接近させ、
消毒液がしみこんだ消毒用帯体55A,55Bでチュー
ブ3を挟みつけて消毒を行う。
【0032】(4)揺動シリンダー54A,54Bによ
り揺動フレーム53A,53Bを回動して消毒用帯体5
5A,55Bを離間させた後、回転用モーター35によ
り回転体11が矢印K方向に90度回転されて、チュー
ブ3がチューブ消毒部Bと同様に30°外側下方に傾斜
した姿勢で袋状容器1が液体採集部Cに停止される。
【0033】(5)この時、チューブ3はチューブガイ
ド70に案内されて一定位置に位置決めされ、第1チュ
ーブクランプシリンダー67によりラックピニオン機構
65を介して第1駆動ロッド63A,63Bが駆動され
て第1クランパー71A,71Bがチューブ3の先端側
を挟持しチューブ3内の液体をバッグ本体2内に押し出
し、さらに、第2チューブクランプシリンダー68によ
りラックピニオン機構66を介して第1駆動ロッド64
A,64Bが駆動されて第1クランパー72A,72B
がチューブ3の基端側を挟持しさらにチューブ3内の液
体をバッグ本体2内に押し戻す。そして、図示しないカ
ッター駆動シリンダーによりカッター取付バー69が長
さ方向に移動されてチューブカッター73が駆動され、
チューブ3が切断される。
【0034】(6)次に第1チューブクランプシリンダ
ー67により第1クランパー71A,71Bを離間させ
て切断部分のチューブを落下させた後、さらにカッター
取付バー69を介してチューブカッター73を下降さ
せ、カップ接続用シリンダーにより各チューブ接続具1
6を接近させ、チューブ3の先端部をチューブガイド孔
86からチューブ挿入孔81を介してチューブ孔89a
に挿入する。そして、エア供給孔90から環状空気溝8
2に圧縮空気を供給することにより、シールリング83
でチューブ2を外周部から締め付けシールする。次いで
分注装置10の真空ポンプ94により吸引ホース17、
チューブ接続具16およびチューブ3を介してバッグ本
体2内の液体が貯留タンク8に吸引採集される。
【0035】(7)さらに回転用モーター35により回
転体11が矢印K方向に90度回転され、容器クランプ
装置33のレバー開閉用シリンダーによりクランプレバ
ー40が開動されてチューブ3の基端部が開放され、液
体採集後の袋状容器1が自重により落下されて容器トレ
イ92に排出される。
【0036】なお、上記実施例では容器搬送手段とし
て、回転体11を採用したが、直線経路に沿って移動さ
せるベルトコンベヤなどを採用することもできる。
【0037】
【発明の効果】以上に述べたごとく本発明によれば、容
器保持手段により保持された袋状容器を、容器搬送手段
により容器搬入部、チューブ消毒部、液体採集部、容器
排出部に間欠移動し、チューブ消毒手段により袋状容器
に付設されたチューブを殺菌消毒し、チューブ切断手段
によりチューブを切断後、チューブにチューブ接続具を
介して吸引ホースを接続して袋状容器内の液体を吸引排
出させ、容器保持手段を開放し空の袋状容器を排出する
ように構成したので、袋状容器から衛生的に液体を取り
出すことができて汚染されることもなく、また容器搬送
手段の間欠移動に従って袋状容器を複数個ずつ処理する
ことができて効率よく袋状容器内の液体を採集すること
ができる。さらに、このように機械化することでチュー
ブ部分の消毒殺菌のみでよくなり、大掛かりな防爆設備
も不要になる。
【0038】また、容器搬送手段を回転体で構成するこ
とにより、ベルトコンベヤ等のように平面上を移動させ
るものに比べて、装置の接地スペースを極めて少なくす
ることができ、全体を小型にできる。
【0039】さらにチューブ消毒部において、チューブ
を挟み込む消毒用帯体を帯体移動装置で消毒ごとに移動
させることにより、チューブには常に消毒用帯体の新し
い部分を接触させることができ、完全な消毒が可能にな
る。
【0040】さらにまた、液体採集部において、2個の
クランパーでチューブを挟持して液体を袋状容器側に押
し戻した後、チューブ切断装置でチューブを切断するの
で、チューブ内の液体を無駄に滴下させることなく、チ
ューブを切断できるとともに、切断後のチューブ接続具
への装着前における液体の漏れ出しを確実に防止でき
る。また、チューブ接続具では、チューブの挿入孔内に
チューブを挿入後、流体圧によりシール部材を縮径させ
てチューブを締め付けるので、軟質のチューブであって
も適度な流体圧で、チューブ外周部のシールを完全に行
えるとともにチューブ孔内の液体の流送を支障なく行う
ことができ、衛生的な液体採集を実現することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る液体採集装置の一実施例を示す回
転体の側面断面図である。
【図2】同液体採集装置を備えた液体採集設備を示す全
体斜視図である。
【図3】同液体採集装置の容器保持手段を示す部分正面
図である。
【図4】同液体採集装置の容器搬入部を示す平面図であ
る。
【図5】同液体採集装置のチューブ消毒手段を示す部分
斜視図である。
【図6】同液体採集装置のチューブ消毒手段を示す部分
平面断面図である。
【図7】同液体採集装置のチューブ切断手段を示す部分
正面断面図である。
【図8】同液体採集装置のチューブ切断手段を示す部分
平面図である。
【図9】同液体採集装置のチューブ切断手段を示す側面
断面図である。
【図10】同液体採集装置のチューブ接続具を示す側面
半断面図である。
【符号の説明】
A 容器搬入部 B チューブ消毒部 C 液体採集部 D 容器排出部 1 袋状容器 2 バッグ本体 3 チューブ 7 液体採取装置 11 回転体 11a 回転アーム 12 容器保持手段 13 チューブ消毒手段 14 チューブ切断手段 15 液体吸引手段 16 チューブ接続具 17 吸引ホース 21 容器移載装置 31 回転軸 32 サポートフレーム 33 容器クランプ装置 36 水平軸 37 容器反転シリンダー 38 センタリングサポート 40 クランプレバー 41 レバー開閉機構 50A,50B 繰り出しリール 51 水平ピン 50A,50B 繰り出しリール 52A,52B 揺動アーム 53A,53B 揺動フレーム 54A,54B 揺動シリンダー 55A,55B 消毒用帯体 56A,56B 帯体移動装置 58A,58B 巻取り用モーター 59A,59B 巻取りリール 63A,63B 第1駆動ロッド 64A,64B 第2駆動ロッド 65,66 ラックピニオン機構 67 第1チューブクランプシリンダー 68 第2チューブクランプシリンダー 69 カッター取付バー 71A,71B 第1クランパー 72A,72B 第2クランパー 73 チューブカッター 81 チューブ挿入孔 82 環状空気溝 83 シールリング 84 接続具本体 86 チューブガイド孔 87 前部金具 89 後部金具 89a チューブ孔 90 エア供給孔 91 エアホース 92 容器トレイ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バッグ本体内に連通するチューブを備え
    た袋状容器から内部の液体を採取する袋状容器用液体採
    集装置において、 一定方向に間欠移動自在な容器搬送手段に、複数の袋状
    容器を保持可能な容器保持手段を一定間隔毎に複数組配
    設し、 この容器搬送手段の移動経路に、容器保持手段に袋状容
    器を保持させる容器搬入部と、チューブ消毒手段により
    袋状容器のチューブを消毒するチューブ消毒部と、チュ
    ーブ切断手段により袋状容器のチューブを切断するとと
    もに、液体吸引手段により切断したチューブにチューブ
    接続具を介して吸引ホースを接続し袋状容器内の液体を
    吸引採集する液体採集部と、容器保持手段から袋状容器
    を開放して排出する容器排出部とを設けたことを特徴と
    する袋状容器用液体採集装置。
  2. 【請求項2】 容器搬送手段を、横軸心回りに間欠回転
    可能な回転体で構成し、容器搬入部とチューブ消毒部と
    液体採集部と容器排出部とを一定間隔毎に配置したこと
    を特徴とする請求項1記載の袋状容器用液体採集装置。
  3. 【請求項3】 チューブ消毒部に、袋状容器のチューブ
    を両側から挟み込む一対の消毒用帯体を移動自在に配置
    し、両消毒用帯体をそれぞれ所定量ずつ移動させてチュ
    ーブの接触位置を変位させる帯体移動装置を設けたこと
    を特徴とする請求項1または2記載の袋状容器用液体採
    集装置。
  4. 【請求項4】 液体採集部のチューブ切断手段に、チュ
    ーブの基端側と先端側をそれぞれ挟持してチューブ内の
    液体を袋状容器側に逆流させる2個のクランパーを設け
    るとともに、基端側クランパーより先端側でチューブを
    切断する切断装置を設け、チューブ接続具に、袋状容器
    のチューブを挿入自在なチューブ挿入孔内に、流体によ
    り拡縮可能なシール部材を配置して液体流送可能にチュ
    ーブを締め付けるチューブ連結機構を設けたことを特徴
    とする請求項1または2記載の袋状容器用液体採集装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109094834A (zh) * 2018-09-04 2018-12-28 成都经纬机械制造有限公司 一种空袋剔除机构
CN109533529A (zh) * 2019-01-14 2019-03-29 陕西科技大学 一种剪切式垃圾破袋机

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