JPH0717378U - 水中堆積物除去装置 - Google Patents

水中堆積物除去装置

Info

Publication number
JPH0717378U
JPH0717378U JP5198993U JP5198993U JPH0717378U JP H0717378 U JPH0717378 U JP H0717378U JP 5198993 U JP5198993 U JP 5198993U JP 5198993 U JP5198993 U JP 5198993U JP H0717378 U JPH0717378 U JP H0717378U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
suction
underwater sediment
frame
frame body
rotary nozzle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5198993U
Other languages
English (en)
Inventor
俊一 篠田
五郎 谷林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
FUJIKS CO., LTD.
Original Assignee
FUJIKS CO., LTD.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by FUJIKS CO., LTD. filed Critical FUJIKS CO., LTD.
Priority to JP5198993U priority Critical patent/JPH0717378U/ja
Publication of JPH0717378U publication Critical patent/JPH0717378U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cleaning In General (AREA)
  • Nozzles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 水底の岩の間等の隙間に入り込んだ異物を効
果的に除去できる水中堆積物除去装置を提供する。 【構成】 水底に堆積した土砂等の異物を除去する水中
堆積物除去装置において、移動可能且つ水底に設置でき
る枠体11と、枠体11に囲まれる空間内に開口する吸
引口13を有する吸引管装置12、19と、地上に配設
されると共に吸引管装置12、19に接続された吸引装
置20と、枠体11に支持される本体部27と本体部2
7に回転自在に支持された回転部28と回転部28に設
けられて斜め下方にその噴射方向を有する複数の噴射ノ
ズル29とを有する回転ノズル装置25と、地上に配設
されると共に回転ノズル装置25に高圧水を供給する高
圧水供給装置32とを具える。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、川底等の水底に堆積した異物を除去する装置に関し、岩の間等の隙 間に入り込んだ異物を効果的に除去できるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、都市近郊を流れる河川は家庭廃水の流入などにより水質が悪化し、沿岸 の美観を大きく損なう原因にもなっている。そこで従来、これらの河川等の浄化 を目的として種々の方策が考えられている。その一つとし河川床に割栗石を敷い た割栗層を造成し、そこに苔等の生物膜を生成させ、バクテリアの働きで自然浄 化処理する方法があり、成功を収めている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上述の割栗層を造成する方法において、時が経つにつれて、台風等に よる増水や上流での工事等によって河川に土砂が流入し、それらが層状に敷き詰 めた割栗石上に堆積して折角の生物膜を枯死させてしまう不都合が発生している 。それにより、バクテリアによる河川水の浄化が不能となり、元の水質悪化の状 態に戻ってしまう。
【0004】 一方、河川床にG活性炭を撒いて、汚物を吸着浄化する方法も考えられている が、この活性炭も上述と同じように時間の経過に従ってその上に土砂等が堆積し てその機能が損なわれるという割栗層と同様の不都合に遭遇している。
【0005】 本考案は上述の問題点に鑑みて成されたものであり、川底等の水中の岩の間等 の隙間に入り込んだ異物を効果的に除去できる水中堆積物除去装置を提供するこ とを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】 上述の目的を達成するための本考案にかかる水中堆積物除去装置は、水底に堆 積した土砂等の異物を除去する水中堆積物除去装置において、移動可能且つ水底 に設置できる枠体と、前記枠体に囲まれる空間内に開口する吸引口を有する吸引 管装置と、地上に配設されると共に前記吸引管装置に接続された吸引装置と、前 記枠体に支持される本体部と該本体部に回転自在に支持された回転部と該回転部 に設けられて斜め下方にその噴射方向を有する複数の噴射ノズルとを有する回転 ノズル装置と、地上に配設されると共に前記回転ノズル装置に高圧水を供給する 高圧水供給装置と、を具えたことを特徴とする。
【0007】 好適には、前記枠体は支柱を有し、前記支柱は水底に設置されたときに水中堆 積物に近接する位置に前記吸引口の開口された管からなり、該支柱が前記吸引管 装置を構成するようにする。 また、前記回転ノズル装置は前記枠体の中央部に位置し、前記枠体には前記回 転ノズル装置を中心にして拡散防止板を取り付ける。
【0008】
【作用】
枠体は土砂等の堆積した水中施工対象箇所に適宜設置され、高圧水供給装置か ら回転ノズル装置に高圧水を供給すると共に、吸引装置により吸引管装置の吸引 口から水を吸引する。
【0009】 高圧水の供給により回転ノズル装置の各噴射ノズルから高圧水が斜め下方に向 かってジェット噴射されると、ジェットは堆積物を剥離し、水中に舞い上げる。 このとき、ジェットは岩石等の隙間にも入り込み、隙間に入り込んでいる土砂等 の異物も、水中に舞い上げる。ここで、拡散防止板を設けた場合には、それが舞 い上がった異物を枠体の内部に留め、その拡散を防止する。また、回転ノズル装 置の回転部は、そのジェット噴射の噴射反力で回転して噴射ノズルを旋回させ、 枠体内の全域にわたって均一なジェットの噴射を達成する。 舞い上げられた土砂等の異物は水と共に吸引口から吸引され、地上に排出され る。
【0010】 このように一カ所で所要の時間作業をしてその部分の異物除去が終了すると、 枠体は次の場所へ移動させられて同様な作業を行い、施工対象箇所全域について 終了するまで作業が繰り返される。
【0011】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面によって詳細に説明する。 図1は本考案の一実施例にかかる水中堆積物除去装置の要部斜視図、図2はそ の全体の概略構成図である。図1に示すように、本水中堆積物除去装置は移動可 能で且つ水底に設置できる枠体11を有している。本実施例では、枠体11は四 隅に配置される4本の垂直な支柱12を具える。各支柱12は管状になっていて 、その下端に吸引口13が開口されると共に、各支柱12はそれらの上端でスト レーナー14を介して連結管15に接続され、各連結管15はそれぞれユニオン 16を介して集合管17に接続されている。集合管17にはその中央に管の内部 につながる排出口18が形成され、排出口18には吸引ホース19の一端が接続 されている。これら支柱12、ストレーナー14、連結管15、ユニオン16、 集合管17、吸引ホース19で吸引管装置を構成する。この吸引ホース19の他 端は図2に示すような吸引装置である吸引ポンプ20に接続されていて、この吸 引ポンプ20の出口下方には吸引された土砂等の異物を水から分離するフィルタ ー装置21が設けられている。
【0012】 また、図1に示すように、各支柱12の上端は4本の補強杆22で互いに連結 されると共に、隣合う支柱12の間には板状の複数の補強板23が取り付けられ 、それによって枠体11の必要な剛構造を構成している。補強杆22にはフック 掛け24が四隅に設けられていて、これらのフック掛け24を利用してクレーン 等による枠体11の吊り上げ下しができるようなっている。
【0013】 枠体11の支柱12に囲まれたその内部の中央には回転ノズル装置25が位置 している。回転ノズル装置25の本体ケーシングには四方に延びる支持腕板26 が固定され、各支持腕板26の先端部で各支柱12を挟んで固定することで回転 ノズル装置25は枠体11に支持されている。この各支持腕板26の支柱12に 対する取付は上下位置調節自在であり、施工状況に応じて回転ノズル装置25の 枠体11における高さが調節できるようなっている。
【0014】 回転ノズル装置25は概して、前述のように枠体11に支持された本体部27 と、この本体部27に垂直軸回りに回転自在に支持された回転部28とからなり 、回転部28には複数(本実施例では4個)の噴射ノズル29が等角度間隔をも って取り付けられている。各噴射ノズル29はその噴射方向が斜め下方に向くよ うに取り付けられ、下方への噴射と同時に各噴射ノズル29の噴射反力が回転部 28に回転力を与えるようになっている。本体部27の上部には高圧水の供給口 30が設けられ、本体部27内部にその供給口30に連通する流路が形成される と共にこの流路はスイベル継手を介して前記各噴射ノズル29に連通している。 供給口30には高圧水ホース31の一端が接続されており、この高圧水ホース3 1の他端は図2に示すような高圧水供給装置である高圧水供給ポンプ32に接続 されている。
【0015】 さらに、回転ノズル装置25の本体部27と回転部28との相対回転部には回 転抵抗装置(図示せず)が設けられていて、この回転抵抗装置により付加された 抵抗によって噴射反力による回転部28の回転速度が制御されるようになってい る。回転抵抗装置としては、例えば、回転部28に摺接可能な摩擦抵抗部材を本 体部27に設け、その摩擦抵抗部材を回転部28に押し付ける力を適宜変更する ことで所要の抵抗を得るようにしたものが利用できる。
【0016】 また本実施例では、透明な合成樹脂からなる円筒形の拡散防止板33が枠体1 1の支柱12の全体を取り囲むように取り付けられている。 このような構成において、枠体11はそのフック掛け24を利用して、土砂等 の堆積した割栗層等の水中施工対象箇所に適宜設置される。而して、図2に示す ように、高圧水供給ポンプ32から回転ノズル装置25に高圧水を供給すると共 に、吸引ポンプ20により各支柱12の下端の吸引口13から水を吸引する。
【0017】 高圧水の供給により回転ノズル装置25の各噴射ノズル29から高圧水が斜め 下方に向かってジェット噴射され、ジェットは割栗石Sの上部に堆積し、あるい は割栗石Sの隙間に入り込んでいる土砂等の異物を剥離し、水中に舞い上げる。 ここで、回転ノズル装置25では回転部28が回転しながらジェット噴射が行わ れるので、枠体11内の全域にわたって均一にジェットを当てることが可能であ る。
【0018】 舞い上げられた土砂等の異物は水と共に支柱12の吸引口13から吸引され、 地上に排出される。ここで、拡散防止板33は舞い上がった異物を枠体11の内 部に留め、異物を効果的に吸引できるようにしている。排出された異物はそこで フィルター装置21によって水と分離され、トラック34で搬出される。
【0019】 このように一カ所で所要の時間作業をしてその部分の異物除去が終了すると、 枠体11を次の場所へ移動して同様な作業を行い、施工対象箇所全域について終 了するまで作業を繰り返す。
【0020】 図3は本装置に用いる枠体の他の実施例の斜視図である。図3の枠体35では 、支柱12に架け渡された補強板23に移動用車輪36を設けると共に、支柱1 2を連結する補強杆22に移動用把手37を取り付けている。尚、その他の構成 は上述の枠体11と同様であり、除去装置として内部に回転ノズル装置25が取 り付けられることも同じである。
【0021】 この枠体35によれば、移動用車輪36、移動用把手37を用いて本装置を地 上あるいは水中を容易に移動させることができる。 さらに、割栗石の上等の凹凸の多い所を円滑に移動できるようにするため、移 動用車輪36に無限軌道を設けるようにしてもよい。
【0022】 上述の実施例では、水、異物の吸引口13を支柱12の下端に開口させている が、吸引口は必ずしも下の方に設けなくともよく、支柱12の上部あるいは上下 中間の複数の位置に設けてもよい。また、上述の実施例では、支柱12を吸引管 装置に兼用することで装置の簡素化を図っているが、吸引管装置に支柱12を用 いずに別途吸引管を設けるようにしてもよい。
【0023】 尚、上述の説明では、割栗層の堆積物除去に適用した例について述べたが、本 考案の用途はこれに限定されるものではなく、その他例えば上述した活性炭層の 清浄化だけでなく、海中における漁礁の洗浄等に対しても有効に使用することが できる。
【0024】
【考案の効果】
以上、実施例を挙げて詳細に説明したように本考案によれば、噴射ノズルによ って高圧水ジェットを対象箇所に吹き付けて、表面のみならず、岩石等の隙間に 入り込んだ堆積物を水中に舞い上がらせ、それを吸引するようにしたので、川底 等の水中の岩の間等の隙間に入り込んだ異物も効果的に除去することができる。 また、噴射ノズルは回転式なので、対象箇所に均一にジェットを吹き付けるこ とができ、効率的に堆積物の除去を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例にかかる水中堆積物除去装置
の要部斜視図である。
【図2】本考案の一実施例にかかる水中堆積物除去装置
の概略構成図である。
【図3】本考案の他の実施例にかかる水中堆積物除去装
置の枠体の斜視図である。
【符号の説明】
11、35 枠体 12 支柱 13 吸引口 19 吸引ホース 20 吸引ポンプ 21 フィルター装置 22 補強杆 23 補強板 24 フック掛け 25 回転ノズル装置 26 支持腕板 27 本体部 28 回転部 29 噴射ノズル 30 供給口 31 高圧水ホース 32 高圧水供給ポンプ 33 拡散防止板

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水底に堆積した土砂等の異物を除去する
    水中堆積物除去装置において、 移動可能且つ水底に設置できる枠体と、前記枠体に囲ま
    れる空間内に開口する吸引口を有する吸引管装置と、地
    上に配設されると共に前記吸引管装置に接続された吸引
    装置と、前記枠体に支持される本体部と該本体部に回転
    自在に支持された回転部と該回転部に設けられて斜め下
    方にその噴射方向を有する複数の噴射ノズルとを有する
    回転ノズル装置と、地上に配設されると共に前記回転ノ
    ズル装置に高圧水を供給する高圧水供給装置と、を具え
    たことを特徴とする水中堆積物除去装置。
  2. 【請求項2】 前記枠体は支柱を有し、前記支柱は水底
    に設置されたときに水中堆積物に近接する位置に前記吸
    引口の開口された管からなり、該支柱が前記吸引管装置
    を構成することを特徴とする請求項1記載の水中堆積物
    除去装置。
  3. 【請求項3】 前記回転ノズル装置は前記枠体の中央部
    に位置することを特徴とする請求項1記載の水中堆積物
    除去装置。
  4. 【請求項4】 前記枠体には前記回転ノズル装置を中心
    にして拡散防止板が取り付けられたことを特徴とする請
    求項3記載の水中堆積物除去装置。
  5. 【請求項5】 前記枠体は移動用車輪を有することを特
    徴とする請求項1記載の水中堆積物除去装置。
  6. 【請求項6】 前記移動用車輪は無限軌道を有すること
    を特徴とする請求項5記載の水中堆積物除去装置。
JP5198993U 1993-08-31 1993-08-31 水中堆積物除去装置 Pending JPH0717378U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5198993U JPH0717378U (ja) 1993-08-31 1993-08-31 水中堆積物除去装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5198993U JPH0717378U (ja) 1993-08-31 1993-08-31 水中堆積物除去装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0717378U true JPH0717378U (ja) 1995-03-28

Family

ID=12902273

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5198993U Pending JPH0717378U (ja) 1993-08-31 1993-08-31 水中堆積物除去装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0717378U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002028526A (ja) * 2000-07-14 2002-01-29 Mitsuhiro Fujiwara 河川床、湖沼床等の浄化装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002028526A (ja) * 2000-07-14 2002-01-29 Mitsuhiro Fujiwara 河川床、湖沼床等の浄化装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4840729A (en) Oil spill recovery apparatus
US20080099413A1 (en) Method of Filtering Liquid Media
AU2002336176A1 (en) Distribution and collection headers for a filter bed
CN206101165U (zh) 一种园林水循环系统
US4118320A (en) Method and apparatus for agitating and scrubbing filter bed
CN114377463A (zh) 一种高效率污水残渣处理装置
CN204395596U (zh) 半浸没式纤维转盘过滤器喷射冲洗装置
JPH0717378U (ja) 水中堆積物除去装置
US3587975A (en) Aerating rotary filter sweep
KR101920880B1 (ko) 정화대상 수역의 저면 오염물 제거장치
CN104740924B (zh) 水涡轮推动型微滤机
KR100689855B1 (ko) 자동 역세 사여과기
CA2061241A1 (en) Underdrain for granular medium filter
CN209052475U (zh) 吸附式污水处理池
CN212689125U (zh) 一种用于海绵城市植被绿化导水系统
CN214075242U (zh) 一种适用于含沙河水净化的生态景观水处理系统
JP2932928B2 (ja) 取水ポンプの吸込口に設けるストレーナー装置。
KR200437861Y1 (ko) 물 공기 분사기를 이용한 수중 오니퇴적물 제거장치
CN210393871U (zh) 一种平整底部生化池泥砂抽吸系统
CN211055103U (zh) 一种节水洗车设备
JP2690852B2 (ja) 自然ろ過装置の運転方法
KR100806543B1 (ko) 하수처리장용 이끼제거장치
CN2528553Y (zh) 胶塞清洗罐
KR200410472Y1 (ko) 하수처리장용 이끼제거장치
KR100730994B1 (ko) 이동식 여과망세척장치를 이용한 빗물 여과망여과시설의자동 역세척 방법 및 장치