JPH0717095Y2 - 偽造防止ラベル - Google Patents

偽造防止ラベル

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JPH0717095Y2
JPH0717095Y2 JP1988166630U JP16663088U JPH0717095Y2 JP H0717095 Y2 JPH0717095 Y2 JP H0717095Y2 JP 1988166630 U JP1988166630 U JP 1988166630U JP 16663088 U JP16663088 U JP 16663088U JP H0717095 Y2 JPH0717095 Y2 JP H0717095Y2
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JP
Japan
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label
printed
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ultraviolet light
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JP1988166630U
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哲美 落合
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Toppan Inc
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Toppan Inc
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、偽造防止対策を施したラベルに関する。
〔従来の技術〕
商品の流通を正確に把握および管理する方法として、ト
レーサビリティラベルを使用する方法が知られている。
しかしながら、従来のトレーサビリティラベルは偽造対
策がなされておらず、故意に商品の流通経路を隠蔽しよ
うとする場合にはラベルの偽造、改変等によって容易に
その目的を達成することができる。
一方で偽造防止対策を施したラベルも知られており、主
に商品の偽造防止に使用されている。商品の偽造を防止
する方法には、大別して2つの方法がある。1つは商品
そのものの偽造を困難にする方法であり、もう1つは商
品流通の段階で偽造商品を容易に見分けることを可能に
する方法である。偽造防止対策がなされたラベルを使用
する方法は後者であり、正規の商品に偽造防止対策を施
したラベル、例えば偽造困難なラベルを貼付することに
より商品の偽造を防止する。すなわち、このラベルが貼
付されているもののみを正規の商品と認め、ラベルのな
いものおよび偽造ラベルの貼付されているものを商品流
通の段階でチェックする方法である。このようなラベル
が貼付されている商品を偽造しようとする場合には、偽
造商品を製造すると共にラベルも偽造しなければなら
ず、商品偽造に対する抑止力として機能することも期待
される。このような偽造困難なラベルとしては、従来、
ホログラムを用いたラベル等が知られている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、ホログラムは製造に手間がかかり、高価
であって、ラベルとして使用するには実用的ではない。
この考案は、商品の偽造防止およびトレーサビリティラ
ベルとして好適に使用することができる偽造防止ラベル
を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この考案の偽造防止ラベルは、基体の片面に接着剤層と
該接着剤層を保護するための剥離可能な保護シートとを
具備し、該基体の他の面にパターンが印刷されてなるラ
ベルにおいて、該パターンの少なくとも一部が紫外線発
光透明インキを用いて印刷されたものであり、かつ印刷
されたパターン上に表面をマット加工したオーバーコー
ト層が形成されていることを特徴とする。
〔作用〕
紫外線発光透明インキは、通常の可視光線の下では透明
であって人間の目には識別できないが、紫外線を照射す
ると蛍光を発して識別が可能となる。したがって、紫外
線発光透明インキを用いてラベルの基体上に印刷された
文字、図形等は、紫外線照射の際のみに識別可能な隠し
文字(または図形)として機能する。
紫外線発光透明インキは可視光線に対して透明であって
人間の目には識別不可能であるが、印刷されたインキの
表面で光が反射し、見る角度によって印刷された文字、
図形等を判別することができる場合がある。オーバーコ
ート層の表面に施されたマット加工は、インキの表面で
反射した光を散乱させ、判別を不可能にする。
〔実施例〕
以下、この考案の実施例を図面を参照して説明する。
第1図はこの考案のラベルの断面を示す図である。基体
1の片面3には接着剤層4が形成されており、これを保
護するための保護シート5が接着剤層シートを覆ってい
る。保護シート5は接着剤層から剥離可能であり、保護
シート5を剥離することにより接着剤層4を介して基体
1を所望の箇所に貼付することができる。基体には、
紙、金属箔等通常のラベルと同様のものを使用すること
ができる。また、接着剤層を保護するための保護シート
としては、通常用いられている離型紙を好適に用いるこ
とができる。
基体1の接着剤層が形成されていない面2には、スミイ
ンキ等通常のインキを用いた印刷6と紫外線発光透明イ
ンキを用いた印刷7がなされている。紫外線発光透明イ
ンキを用いた印刷7は、通常のインキを用いた印刷6の
行間に行なうなど、通常のインキを用いた印刷6と重な
らないことが好ましい。ここで用いる紫外線発光透明イ
ンキとは、紫外線発光体をシルクスクリーンインキ、オ
フセットインキ等に混在させたものである。この紫外線
発光の第1のものとしては、紫外線により励起され、こ
れよりも低いエネルギー準位に戻るときに発する蛍光ス
ペクトルのピークが青、緑、赤の波長域にあるものであ
る。このような紫外線発光体としては、Ca2B5O9Cl:Eu2
+、CaWO4、ZnO:Zn、ZnSiO4:Mn、Y2O2S:Eu、ZnS:Ag、 YVO4:Eu、Y2O2S:Eu、Gd2 O2S:Tb、La2 O2:Tb、Y3Al5O
12:Ce等があり、これらを単体で使用する。また、第2
のものとしては、前記第1の発光体の数種を適当な割合
で混合したものであって、その蛍光スペクトルはピーク
が青、緑、赤の波長域以外に存在する。インキ中の紫外
線発光蛍光体の含量は、受光素子による蛍光の検知が可
能な量であればよい。これらの紫外線発光インキは、シ
ルクスクリーン印刷、オフセット印刷等によって印刷さ
れる。これらの紫外線発光透明インキを用いて印刷した
文字、図形等は、ケミカルランプなどを用いて紫外線を
照射することにより発光して識別可能となる。
これらの印刷がなされている面2には、さらに表面がマ
ット加工されたマット面9であるポリ塩化ビニルからな
るオーバーコート層8が形成され、面2上を被覆してい
る。オーバーコード層8は、あらかじめ表面をマット加
工したポリ塩化ビニルフィルムを用いて基体1をラミネ
ートすることにより形成することができる。オーバーコ
ート層の材質は、ポリ塩化ビニルに限られるものではな
く、ポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポ
リスチレンおよびその共重合体、ポリ塩化ビニリデン、
ポリカーボネート、酢酸セルロース、ポリアミド、ポリ
イミド、ポリフェニレンオキサイド、ポリパラキシレ
ン、ベークライト、セルロイド、ABS樹脂等を用いるこ
ともできる。また、オーバーコート層はフィルムを用い
たラミネート法だけではなく、例えば、樹脂の溶液を基
体上に塗布することにより形成することができる。オー
バーコート層表面のマット加工は、基体をラミネートす
るラミネートフィルムの調製時または基体上に樹脂層を
形成する際に艶消剤を添加することにより、または、作
製されたラミネートフィルムまたは調製された樹脂層の
表面に機械的もしくは化学的処理を施すことにより行な
うことができる。
次に、この考案のラベルを用いたトレーサビリティラベ
ルを説明する。第2図において、ラベル11とラベル12は
2枚で対をなす。ラベル11はこの考案のラベルであり、
スミインキで印刷れた文字列16の行間に連番14が紫外線
発光透明インキを用いて印刷されている。このラベル11
と対をなすラベル12には、ラベル11において紫外線発光
透明インキを用いて印刷された連番14と同一の番号15が
スミインキを用いて印刷されている。ラベル17と18、お
よびラベル19と20の間にもラベル11と12と同様の関係が
成立している。
これらのラベルは、一対のラベルを離型紙13から剥離し
てそれぞれを同一の商品に貼付し、商品の流通経路の管
理に利用する。例えば、一対のラベルとしてラベル11お
よび12を貼付した場合には、通常はラベル12にスミイン
キを用いて印刷された連番15を記録することにより流通
経路を管理する。したがって、この商品を不正な経路で
流通させようとする場合には、ラベル12を改変するかラ
ベル12を取り去ってしまうことになる。しかし、このよ
うな場合であっても、ラベル11に紫外線を照射すること
によって正確な番号を読み取ることができ、これとラベ
ル12にスミインキで印刷された番号とを照合することで
ラベル12に対する改変の有無を検知することができ、か
つ正確な番号を知ることができる。
〔考案の効果〕 以上のように、この考案の偽造防止レベルは、商品の偽
造防止およびトレーサビリティラベルとして好適に使用
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案のラベルの断面図、第2図はこの考案
のラベルを用いたトレーサビリティラベルを示す図であ
る。 1…基体、4…接着剤層、5…保護シート、6、15、16
…スミインキを用いた印刷、7、14…紫外線発光透明イ
ンキを用いた印刷、8…オーバーコート層、9…マット
面、11、17、19…偽造防止ラベル、12、18、20…ラベ
ル、13…離型紙、

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】基体の片面に接着剤層と該接着剤層を保護
    するための剥離可能な保護シートとを具備し、該基体の
    他の面にパターンが印刷されてなるラベルにおいて、該
    パターンの少なくとも一部が紫外線発光透明インキを用
    いて印刷されたものであり、かつ印刷されたパターン上
    に表面をマット加工したオーバーコート層が形成されて
    いることを特徴とするラベル。
JP1988166630U 1988-12-23 1988-12-23 偽造防止ラベル Expired - Lifetime JPH0717095Y2 (ja)

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JP1988166630U JPH0717095Y2 (ja) 1988-12-23 1988-12-23 偽造防止ラベル

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JP1988166630U JPH0717095Y2 (ja) 1988-12-23 1988-12-23 偽造防止ラベル

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JPH0287271U JPH0287271U (ja) 1990-07-10
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JP2006113245A (ja) * 2004-10-14 2006-04-27 Noa:Kk セキュリティシール
JP5757379B2 (ja) * 2010-01-29 2015-07-29 株式会社吉野工業所 多重壁構造体

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JPS6290690A (ja) * 1986-07-08 1987-04-25 極東貿易株式会社 貨物仕分け情報識別装置において用いられる貨物貼付用ラベル

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