JPH07170118A - 平面アンテナ - Google Patents

平面アンテナ

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JPH07170118A
JPH07170118A JP6150207A JP15020794A JPH07170118A JP H07170118 A JPH07170118 A JP H07170118A JP 6150207 A JP6150207 A JP 6150207A JP 15020794 A JP15020794 A JP 15020794A JP H07170118 A JPH07170118 A JP H07170118A
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JP
Japan
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antenna
annular slot
radiation pattern
modes
slot element
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Withdrawn
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JP6150207A
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English (en)
Inventor
John Seward Kot
セワード コット ジョン
Trevor Stanley Bird
スタンリー バード トレバー
Nasiha Nikolic
ニコリック ナシハ
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Commonwealth Scientific and Industrial Research Organization CSIRO
Original Assignee
Commonwealth Scientific and Industrial Research Organization CSIRO
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q13/00Waveguide horns or mouths; Slot antennas; Leaky-waveguide antennas; Equivalent structures causing radiation along the transmission path of a guided wave
    • H01Q13/10Resonant slot antennas
    • H01Q13/106Microstrip slot antennas
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q13/00Waveguide horns or mouths; Slot antennas; Leaky-waveguide antennas; Equivalent structures causing radiation along the transmission path of a guided wave
    • H01Q13/10Resonant slot antennas
    • H01Q13/18Resonant slot antennas the slot being backed by, or formed in boundary wall of, a resonant cavity ; Open cavity antennas

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、変更可能な指向性の方位角及び仰
角放射パターンを有するアンテナを提供することを目的
とする。 【構成】 アンテナは、誘電体基板上の導通層を貫いて
形成される同軸円環スロット放射要素のアレイを有す
る。円環スロット要素に接続される数多くのプローブ
が、各円環スロット要素に共振モードを励起する。共振
モードはファーフィールドで結び付き有方向性放射パタ
ーンを形成する。励起されたモード間の相対的位相差の
調節によって、放射パターンは方位角方向に操作され
る。位相差は電子的移相手段によって制御される。望ま
しい共振モードを有するような円環スロット要素幾何形
状の選択によって、放射パターンを仰角方向に形作るこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は平面アンテナに関し、限
定的ではないが特に、変更可能な指向性方位角及び仰角
放射パターンを有するアンテナに関する。ここに説明さ
れるアンテナの好ましい実施例は、30−300GH
z、好ましくは約60GHzで動作する無線ローカルエ
リアネットワーク(WLAN)に特に応用される。その
ようなアンテナは、ポータブル計算装置及び/又は周辺
機器と、ローカルエリアネットワークの他の部分との間
の通信において重要な役割を果たす。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】そのような応用におい
ては、方位角方向に電気的に操作することのできる「ビ
ーム」(放射パターン)を有するアンテナを用いること
が望ましい。代わりに、この操作性は、干渉信号が存在
する環境下で使用される適応アンテナを形成するために
用いられることができ、そのような環境ではアンテナの
零点は、競合信号によって起こされる干渉を電気的に最
小化するために操作される。更に、仰角方向にビームパ
ターンを変更できることが望ましい。
【0003】そのようなアンテナを生成することが本発
明の目的である
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のある側面に従え
ば、貫通して形成された複数の円環スロット放射要素を
画成する誘電体基板上の導電層と、各々の円環スロット
放射要素に接続される信号供給手段とを有し、供給手段
は円環スロットの各々に共振モードを励起し、円環スロ
ット要素は共振モードが指向性放射パターンを生成する
べく組合わされるような形状とされている平面アンテナ
が説明される。
【0005】好ましくは、円環スロット放射要素は同軸
形状である。供給手段は更に、放射パターンが方位角方
向に操作可能であるように各励起されるモード間の相対
的位相を調節するよう制御可能である。更に好ましく
は、各円環スロット要素に励起された共振モードは、円
環スロット要素の幾何形状から結果として生じる。本発
明は更に、上述の複数の平面アンテナを含む無線ローカ
ルエリアネットワークを説明する。
【0006】本発明の更なる側面にしたがって、貫通し
て形成された複数の円環スロット放射要素を画成する誘
電体基板上の導電層と、各円環スロット要素に接続され
た信号供給手段とを有する平面アンテナを電気的に操作
する方法であって、円環スロット要素の各々に共振モー
ドを励起し、円環スロット要素は共振モードが指向性放
射パターンを生成するべく組合わさるような形状とされ
ており;方位角方向に放射パターンを操作するために電
子的移相手段によって各共振モード間の相対的位相を調
節する各段階よりなる方法が説明される。
【0007】好ましくは、この方法は、所望の共振モー
ドのみを支持するように各円環スロット要素の幾何形状
を設定する段階を更に有し、仰角方向に放射パターンを
形作る。
【0008】
【実施例】本発明のアンテナの好ましい実施例は、図面
を参照して説明される。図1に示されるように、好まし
い実施例のアレイアンテナ1は、上面に導電層3を有す
る誘電体基板2上に形成される。2つの同軸円環スロッ
ト要素4と5が導電層3を貫通してエッチングされ(導
電層3によって画成され)、内側コンダクタ6、バンド
コンダクタ7、及び外側コンダクタ8の3つの領域を形
成する。全てのコンダクタ6−8は、アンテナに対する
グラウンド平面(基準)として働く。スロット4と5の
深さは、導電層3を完全に貫くようでなければならな
い。選択された特定の形状のため、またスロット4と5
は円形で同中心であるので、内側コンダクタ6は円形円
盤であり、バンドコンダクタ7は円形環である。
【0009】図2は、2つの円環スロット4と5にエク
サイテーションを供給するよう働くフィーダネットワー
ク9を示す。フィーダネットワーク9は、基板2の下側
に便利に配置される。送受信器(Tx/Rx)10は、
好ましくはヒ化ガリウム集積回路又はハイブリッド回路
手段のいずれかによって実現される2つのパワー分離器
/位相推移器12と13の各々に供給するよう分岐する
フィーダマイクロストリップ伝送線11に結合される。
回路12と13の各々は、円環スロット4と5を励起す
るために働く対応するマイクロストリップ伝送線プロー
ブ14と15を有する。プローブ14と15は対応する
スロット4と5の下で終端し、エクサイテーションエネ
ルギーを円環スロット4と5に供給する。
【0010】アンテナ1の動作は、同軸アレイを形成す
る個々の円環スロット4と5からの放射に関して理解さ
れる。単一の円環スロットアンテナは、スロット伝送線
が円形ループ状に結合された形を有する。これは共振器
を形成し、その共振モードは、円環の実効的円周がスロ
ット上での案内波の波長の積分数に等しくなる励起周波
数に一致する。案内波の実効的波長は、自由空間での波
長と誘電体基板内での波長との間である。共振モード
は、ループ周りに時計方向及び反時計方向に伝播する走
行波共振の重ね合わせから起こる定在波である。それら
の共振周波数において、スロットによって発生される電
場の方位角(φ)依存は、
【0011】
【数1】
【0012】の形を有し、ここでnは、共振のn次モー
ドに対応する−∞から∞の範囲の整数である。従って、
スロットのフィールドはφ方向のフーリエモードによっ
て表現される。 スロット上のフィールドの放射方向依
存を求めるために、スロットの幅は信号の自由空間波長
に比較して小さいと仮定される。スロット上の電場は、
半径方向の依存
【0013】
【数2】
【0014】である純粋な半径方向のフィールドEr
して考えられ、ここでρは円環スロットの軸からの半径
方向距離である。単一の円形スロット上での電場の形状
を得て、このスロットに対するファーフィールド放射パ
ターンが決定される。この種のフィールド分布に対する
ファーフィールド放射パターンは、n次のモードのファ
ーフィールドがスロット電場
【0015】
【数3】
【0016】の(n+1)次ハンケル変換で表現される
ものであり、次式によって与えられることが示される
(K D Stephen et al ,IE Trans,Microwave Theory T
ech.,Vol.MT-31 ,No.2,Feb.1983,pp.164-170参照)
【0017】
【数4】
【0018】ここで、aとbは円環の内側及び外側直径
であり、Jn はn次の第1種ベッセル関数である。この
とき、ファーフィールド電場成分
【0019】
【外1】
【0020】は以下によって与えられ(明解さのために
重要でない項は無視する)、
【0021】
【数5】
【0022】及び
【0023】
【数6】
【0024】ここで、
【0025】
【数7】
【0026】
【数8】
【0027】はハンケル変換の奇数項と偶数項であり、
0 =2π/λ、ここでλは自由空間の波長であり、変
数r、θ(仰角)、及びφ(方位角)は図3に定義され
る。円環スロット共振器の円周の適切な選択によって、
アンテナ上で個々のフーリエモードを独立に励起させる
ことが可能である。従って、モード1(n=1)はルー
プ軸に沿ってメインローブを有し、一方、全てのより高
次なモード(n=2或はそれ以上)はループ軸に沿って
零点を有する。理論化された単一の円環スロットアンテ
ナに対する最初の3つのモード(n=1、2、3)の仰
角放射パターンが図4に示される。水平軸上のインデッ
クス(0.25、0.5、0.75、及び1)は信号強
度の正規化された強さを示す。上記の2つの式(2)と
(3)から、個々のフーリエモードの放射パターンが円
形対称であることは明白である。
【0028】前に図1及び2に示された2つの円環スロ
ットのアレイアンテナは、アンテナ動作の中心周波数に
おいて独立の共振モードを有するように各々選ばれた円
環4及び5の半径を有する。これにより、アンテナ1の
結果としてのファーフィールド放射パターンは、各円環
スロット上でエクサイトされる個々のモードのファーフ
ィールド放射パターンの重ね合わせによって求められ
る。上記の式(1)−(3)より、無限小幅のスロット
の場合に対しては、全てのモードに対するファーフィー
ルドパターンはk0 sin(θ)のベッセル関数の集合
を形成し、これは、離散ハンケル変換の方法を用いたあ
る望ましい仰角を有するファーフィールドパターンの合
成に対して、基礎として用いられることができる。有限
幅のスロットに対しては、合成手順はより標準的ではな
いが、これは依然として適用可能である。
【0029】より直接的なWLANアンテナへの応用と
して、上記の式(2)−(3)から、ファーフィールド
放射パターンは
【0030】
【数9】
【0031】の形のφ依存を有することが分かる。これ
は、特定の望まれる方位角パターンf(φ)が与えられ
たとき、このパターンの近似fn (φ)が標準のフーリ
エ級数法を用いて得られることを意味する。θ依存は、
2つの円環スロット4と5の各々で励起されるモード数
の直接の関数であり、結果としてのファーフィールド放
射パターンは、例えば図4に示されるような、単一の円
環スロット構造の各々のモードパターンの重ねあわせに
よって決定される。従って、モード番号の適切な選択に
よって、望ましいファーフィールド仰角パターンが形成
され得る。
【0032】単純な例として、モード番号n=+2(内
側円環スロット4上)とn=+3(外側円環スロット5
上)を、同一の振幅であるがモード間で異なる相対的位
相で有する図1及び2に示される2つの円環スロットア
レイを考える。図5は、結果としてのファーフィールド
方位角パターンを示し、各々相対的位相差0、120、
及び240度に対する電場のスカラー強度を表してい
る。水平軸のインデクスは、先ほどと同様に正規化され
た信号強度を表す。2つのモードの相対的位相差を調整
することによって、結果としてのファーフィールドパタ
ーンが方位角方向に360度にわたり操作可能なビーム
の形を有することが分かる。これが移相装置によって達
成される場合、ビームは電気的に操作されることができ
る。
【0033】WLANへの応用に対して、可操作性は、
ローカルエリアネットワークの構成要素と通信するため
にアンテナを方向付けるに際して即時的な利点を有す
る。代替的に、或は補足的に、方位角パターンの零点
は、競合する送信波からの干渉を最小化するために操作
されることができる。狭い方位角開口にわたるか或は3
60度全体の範囲にわたるかに関わらず、操作性は走査
アンテナにも応用できる。
【0034】ある特定の許容範囲で近似され得るファー
フィールドパターンの集合は、同軸アレイの円環スロッ
トの数を増加し、従ってアレイ上で励起され得るモード
の数を増加することによって増やされ得る。モードの数
が多いほど、一般的に極パターンのローブの数は多くな
る。操作機能を示すために、更にモデル化された方位角
及び仰角データが説明される。
【0035】図6と7は、各々、図1及び2に示される
ものと類似の、2つの円環スロットのアンテナに対する
方位角及び仰角放射パターンである。このアンテナは、
n=+1とn=+2の同一振幅の2つのモードを有す
る。図6において、半径方向スケールはdBで測られる
相対的パワーに関してであり、方位方向の円周方向スケ
ールは度である。プロットは方位角パターンの形状の特
性を示しており、約30dBの後部−前部比率を有す
る。プロットは2つの直交電場成分
【0036】
【外2】
【0037】の両者を示し、各々、実線と破線で表され
る。円環スロットアンテナ上で励起されるモード間の相
対的位相差の設定によって、前に説明されまた図5に示
されたように、方位角ビームパターンが操作され得るこ
とは明白であろう。上記のように、図7は、同一の振幅
で励起されるn=+1およびn=+2のモードに対する
仰角放射パターンを示す。垂直スケールは相対的パワー
をdBで表し、垂直スケールは度で表された仰角であ
り、実線と破線は2つの直交電場成分
【0038】
【外3】
【0039】に対応する。この図は、ビームのメインロ
ーブに沿って、即ちφ=90度で切裁された仰角パター
ンの断面図を示す。この仰角パターンは零点を約−35
度において有する。図8と9は、n=+2とn=+3の
モードに関してであることを除いて、各々、図6と7に
類似の表現である。この意味で、図8に示される方位角
放射パターンは本質的に図5に示されるものと同一であ
る。興味深いことに、図9に示される仰角放射パターン
は、0度と45度に零点を示している。従って、円環ス
ロットアンテナ上で励起されるモードの異なった組み合
せの選択によって、仰角放射パターンは、そのパターン
における零点と最大点とに関して特長的に操作されるこ
とができる。前記のように、各円環スロット上でエクサ
イトされるモードは、スロットの半径の大きさの関数で
ある。
【0040】図10と11は、同一の振幅で励起される
n=+1、n=+2、及びn=+3のモードを有する3
つの円環スロットアレイに関するものである。図10に
おいて、方位角放射パターンは、相対的パワーをdBで
表す半径方向スケールと、度で表される円周方位角方向
スケールとに関してプロットされる。前と同様に、実線
と破線は、2つの直交電場成分
【0041】
【外4】
【0042】に対応する。分かるように、放射パターン
は約φ=215度とφ=325度において極小点を有す
る。ファーフィールド方位角パターンの操作は、前と同
様、各モード間の相対的な位相差の導入による。一般的
にこれは、全ての3つのモードが異なった相対的位相配
置を有することを意味するが、3つのモードのうちの2
つの相対的位相が一致しても良いであろうことは理解で
きる。
【0043】図11に示される仰角パターンは、相対的
パワーをdBで表す垂直スケールと、度で表される仰角
の水平スケールを有する。2つの直交電場成分に関する
表記は前と同一である。前と同様、メインビームの方向
に沿って、即ちφ=90度で断面が切裁される。この仰
角パターンは零点を有さず、仰角の範囲にわたって幾分
より均一であり、従って、特に図7と9に示される仰角
パターンに比較して、仰角に関して幾分全方位的である
と見なすことができる。
【0044】モードの異なった組み合せの生成は、電気
的手段によって達成され得る。これを行う一つの方法が
図12に示され、2つの円環スロットアンテナ20が示
される。ここで、送受信器(Tx/Rx)10からマイ
クロストリップフィード線21によって伝えられる励起
信号は2つの分離したフィード線22と23に分離し、
その後それらが同一の相対的な振幅と位相を有した分離
励起信号を伝える。フィード22の一つが移相装置24
に入力され、フィード22と23に伝わる両信号は、可
変利得増幅器25及び26に別々に入力される。可変増
幅器25及び26からの各々の出力は、ビーム形成ネッ
トワーク27の対応するモードポートM1及びM2に供
給される。ビーム形成ネットワーク27は5つの出力プ
ローブポートP1−P5と、関連するマイクロストリッ
プ伝達プローブ28−32を有する。プローブ28−3
2は2つの円環スロット33と34に励起を供給する。
ビーム形成ネットワーク27のモードポートの数(M)
は、励起されるモードの数に対応する。プローブポート
の数はNで表される。
【0045】前記のように、円環スロット33と34
は、基板によって保持される導電層を完全に貫通するに
十分な深さのものである。円環スロットの幅は各々の円
周に対して小さい必要がある。円周長は一波長に対応す
るので、案内としては、円環スロットの幅は波長の1/
10以下であるべきである。例として、図9に示される
ような、60GHzで動作し、n=+1及びn=+2の
モードを有する2つの円環スロットのアンテナは、各々
約1.35mmと2.70mmの円環スロット直径を有
する。
【0046】モードポートに印加される信号は、アレイ
を駆動するプローブ28−32に現れるN個の信号のセ
ットにネットワーク27によってマッピングされ、信号
のこのセットが望まれるモードだけを各円環スロットに
励起するような特性を有する。円環スロット33と34
を励起する一つの方法は、アレイに関してN個のプロー
ブを対称に配置することであり、L個の円環スロットを
有するアレイ上でM個のモードを独立に励起するに要求
されるプローブの数Nは、 N=2L+1 で与えられる。
【0047】図12の2つの円環スロットアレイ(L=
2)は、内側円環33がn=+1とn=−1のモードを
有し、外側円環がn=+2とn=−2のモードを有する
ように選ばれた円環スロットの円周を有する。明解さの
ために、ネットワーク27からプローブ28−32への
結合は、無視できる電気的な長さを有するとまずは仮定
する。有限の電気的長さの場合は、後に単純な変更によ
り取り扱われる。ネットワーク27の動作において、ア
ンテナの動作周波数幅内の信号がモードポートM1を介
して入力され、5つのプローブポートP1−P5の出力
信号のセットにネットワーク27によって分割される。
ポートP1とP5の出力信号の振幅は互いに同一であ
る。P1の信号に相対的なポートP1からP5の出力信
号の位相は、各々、0、2π/5、4π/5、6π/
5、及び8π/5ラディアンである。信号のこのセット
はプローブ28−30を介して円環スロットアレイを作
動する。モードインデクスn=−2、n=−1、n=
0、n=+1、n=+2を有するモードに対して、この
励起はモード番号n=+1を除いた全てのモードに直交
しており、従ってこのモードのみを励起する。同様に、
ネットワーク27のポートM2に入力される信号は、互
いに同一の振幅を有した、P1の信号に相対的な位相
0、4π/5、8π/5、12π/5、及び16π/5
を各々有したポートP1からP5の出力信号になる。信
号のこのセットは、モード番号n=+2を除いた上記の
モードの全てに直交しており、従ってこのモードのみを
励起する。このようにして、モードポートM1の入力信
号は円環スロットアレイ上でモード番号n=+1のみを
励起し、M2の入力信号はモード番号n=+2のみを励
起する。
【0048】それらのモードの望まれる組み合せは、重
ね合わせによって達成されてもよい。例えば、n=+1
とn=+2のモードを同一振幅でかつ相対的位相π/2
ラディアンで励起するためには、同一振幅とπ/2ラデ
ィアンの相対的位相の入力信号をモードポートM1とM
2に単純に入力すれば良い。図12に示される例におい
て、ネットワーク27の各モードポートに印加される信
号の振幅は、可変増幅器25と26によって独立に制御
され、信号間の相対的位相は移相器24によって制御さ
れる。
【0049】ネットワーク27からプローブへの結合の
電気的長さが無視できない場合、ビーム形成ネットワー
ク27の適切な調節によって、結合による移相が補償さ
れなければならない。図12はアンテナ20の基板の下
側に置かれたプローブ28−32を示す。プローブは開
放回路配置の形で終端され、プローブ28−32からの
エクサイテーション信号の電磁気カップリングによって
円環スロット33と34がエクサイトされる。機構的に
言えば、プローブは内側円環スロット33の内側エッジ
のすぐ内側に配置される終端を有する。
【0050】代替的な終端配置が図13に示される。こ
こで4つのプローブ29−32(便宜上接近した空間配
置で示される)は、前と同様、アンテナ20に対する基
板の下側に置かれるが、各々の孔35−38を通り基板
の上側まで延展し、内側円環スロット33の内側エッジ
に近い点で電気的に終結される。従って、この結合は電
気的に短絡回路の形である。
【0051】伝送線24を配置する更なる代替的方法
は、3つの円環スロットのアンテナ45に対して図14
に示される。3つのプローブ46−48のみが簡便さの
ために示される。伝送線46−48が基板上の導電層の
一部を形成し、従って、(例えば)内側コンダクタ4
9、2つのバンドコンダクタ50と51、及び外側コン
ダクタ52と共にエッチングすることによって形成され
る。コンダクタの電気的連続を提供するために、数多く
のエアブリッジ53が設けられる。十分な数のエアブリ
ッジ53が設けられる場合、実質的な性能の損失はな
い。3つの円環スロット42−44は、コンダクタ49
−52の間の空間に形成される。
【0052】アンテナ表面が平坦である必要はない。図
15は、2つの円環スロット56と57を有するドーム
アンテナ55を示す。このアンテナは平面アンテナの特
別な場合を表し、ドーム形状にも関わらず、円環スロッ
ト56と57は平面であり同軸であるままである。その
ようなアンテナの利点は、ドーム形状の面がアンテナ水
平線で放射を増加することである。ドームアンテナ55
は、例えば、部屋の天井58の下に位置されることがで
きる。アンテナ55がアンテナの導通面から2つの対向
する方向に放射することは、当業者にとっては明らかで
ある。
【0053】図16に示されるように、本発明を具体化
するアンテナの基板2は、適切に間隔をおかれた反射板
60上に取り付けられることができ、反射板60と導電
層3との間隔は放射信号を強めるよう設定される。代わ
りに、導電層3と任意のベース61との間隔62は、放
射吸収体或は誘電体性質の材料で満たされ得る。図16
において、導電層3は反射板60に対して基板2の反対
側にあるよう示されているが、導電層3が反射板60に
隣接するように基板の位置が入れ換えられ得ることは明
らかであろう。
【0054】ここでは、本発明の幾つかの実施例だけを
説明し、当業者に明白な変更が、本発明の範囲からでる
ことなくなされ得る。例えば、幾何形状は円形である必
要はない。代わりに、スロットは共通焦点の楕円である
ことができ、この場合、フィールドの説明においてベッ
セル関数ではなくマチウ関数が現れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一つの実施例のアンテナの上部からの俯瞰図で
ある。
【図2】図1のアンテナの反転された平面図である。
【図3】アンテナ幾何に関する角度を示す図である。
【図4】単一の円環スロットアンテナに対する可能な仰
角放射パターンの断面図である。
【図5】2つの円環スロットのアンテナに対する方位角
方向のビーム操作を示す平面図である。
【図6】n=+1とn=+2のモードを有するアンテナ
に対する方位角放射パターンの平面図である。
【図7】n=+1とn=+2のモードを有するアンテナ
に対する仰角放射パターンの平面図である。
【図8】同様の方位角放射パターンを、n=+2とn=
+3のモードに対して示す図である。
【図9】同様の仰角放射パターンを、n=+2とn=+
3のモードに対して示す図である。
【図10】n=+1、n=+2、及びn=+3の3つの
モードを有するアンテナに対する方位角放射パターンの
平面図である。
【図11】n=+1、n=+2、及びn=+3の3つの
モードを有するアンテナに対する仰角放射パターンの平
面図である。
【図12】電子装置を形成する信号の概念図を2つの円
環スロットのアンテナの平面図と共に示した図である。
【図13】3つの円環スロットのアンテナに対する相互
結合配置の平面図である。
【図14】3つの円環スロットのアンテナに対する他の
相互結合配置の平面図である。
【図15】ドーム形状の2つの円環スロットのアンテナ
の側面図である。
【図16】反射的或は吸収的取付配置の側面図である。
【符号の説明】
1 アンテナ 2 誘電体基板 3 導電層 4、5 同軸円環スロット要素 6 内側コンダクタ 7 バンドコンダクタ 8 外側コンダクタ 9 フィーダネットワーク 10 送受信器 11 フィーダマイクロストリップ伝送線11 12、13 パワー分離器/位相推移器 14、15 プローブ 20 円環スロットアンテナ 21 マイクロストリップフィード線 22、23 フィード線 24 移相装置 25、26 可変利得増幅器 27 ビーム形成ネットワーク 28、29、30、31、32 プローブ 33、34 円環スロット 35、36、37、38 孔 42、43、44 円環スロット 45 3つの円環スロットのアンテナ 46、47、48 プローブ 49 内側コンダクタ 50、51 バンドコンダクタ 52 外側コンダクタ 53 エアブリッジ 55 ドームアンテナ 56、57 円環スロット 58 天井 60 反射板 61 任意のベース 62 間隔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジョン セワード コット オーストラリア国 ニュー・サウス・ウェ ールズ 2095 マンリ アディソン・ロー ド 12/11 (72)発明者 トレバー スタンリー バード オーストラリア国 ニュー・サウス・ウェ ールズ 2122 イーストウッド タラン ツ・アベニュー 46 (72)発明者 ナシハ ニコリック オーストラリア国 ニュー・サウス・ウェ ールズ 2122 イーストウッド ドゥーム ベン・アベニュー 7/43

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貫通して形成された複数の円環スロット
    放射要素を画成する誘電体基板上の導電層と、各々の円
    環スロット放射要素に接続される信号供給手段とを有
    し、前記供給手段は円環スロットの各々に共振モードを
    励起し、該円環スロット要素は前記共振モードが指向性
    放射パターンを生成するべく、組合わさるような形状と
    されている平面アンテナ。
  2. 【請求項2】 前記円環スロット要素は同軸形状である
    請求項1記載のアンテナ。
  3. 【請求項3】 前記供給手段は更に、前記放射パターン
    が方位角方向に操作可能であるように各励起モード間の
    相対的位相を調節するよう制御可能である請求項2記載
    のアンテナ。
  4. 【請求項4】 各円環スロット要素に励起された前記共
    振モードは、前記円環スロット要素の幾何形状から結果
    として生じる請求項3記載のアンテナ。
  5. 【請求項5】 アンテナ放射パターンは、各円環スロッ
    ト要素に励起された特定の共振モードの選択によって仰
    角方向に形作られうる請求項4記載のアンテナ。
  6. 【請求項6】 前記供給手段は、各円環スロット要素に
    接続された一つ或はそれ以上のマイクロストリッププロ
    ーブと、前記プローブの一つ或はそれ以上に接続された
    電子的移相手段とよりなり、前記アンテナは、前記一或
    はそれ以上の移相手段による各円環スロット要素に励起
    された共振モード間の相対的な位相の調節によって方位
    角方向に操作可能である請求項3記載のアンテナ。
  7. 【請求項7】 前記供給手段は、一つ或はそれ以上の前
    記プローブと関連した可変利得増幅器を更に有する請求
    項6記載のアンテナ。
  8. 【請求項8】 前記供給手段は、前記基板の下側に支持
    される請求項6記載のアンテナ。
  9. 【請求項9】 各プローブは、前記円環スロット要素に
    励起信号を結合するように一つの円環スロット要素の下
    を通る請求項8記載のアンテナ。
  10. 【請求項10】 前記供給手段は、基板の導電面を担持
    する側によって支持され、又そこから絶縁される請求項
    6記載のアンテナ。
  11. 【請求項11】 各プローブは、一つの円環スロット要
    素の内側壁に近接した点で前記導電層に電気的に終端さ
    れる請求項8或は10のいずれか一項記載のアンテナ。
  12. 【請求項12】 請求項1乃至11項のうちいずれか一
    項に記載の複数のアンテナを含む無線ローカルエリアネ
    ットワーク。
  13. 【請求項13】 貫通して形成された複数の円環スロッ
    ト放射要素を画成する誘電体基板上の導電層と、各円環
    スロット要素に結合された信号供給手段とよりなる平面
    アンテナを電気的に操作する方法であって、 前記円環スロット要素の各々に共振モードを励起し、前
    記円環スロット要素は前記共振モードが指向性放射パタ
    ーンを生成するべく組合わさるような形状とされてお
    り;方位角方向に前記放射パターンを操作するために電
    子的移相手段によって各共振モード間の相対的位相を調
    節する各段階よりなる方法。
  14. 【請求項14】 所望の共振モードを支持するように各
    円環スロット要素の幾何形状を設定する段階を更に有
    し、仰角方向に放射パターンを形作る請求項13記載の
    アンテナ。
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