JPH0716899U - 疑似扉構造 - Google Patents

疑似扉構造

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Publication number
JPH0716899U
JPH0716899U JP054623U JP5462393U JPH0716899U JP H0716899 U JPH0716899 U JP H0716899U JP 054623 U JP054623 U JP 054623U JP 5462393 U JP5462393 U JP 5462393U JP H0716899 U JPH0716899 U JP H0716899U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
opening
liquid
case
internal space
doll
Prior art date
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Pending
Application number
JP054623U
Other languages
English (en)
Inventor
信行 藤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rhythm Watch Co Ltd
Original Assignee
Rhythm Watch Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Rhythm Watch Co Ltd filed Critical Rhythm Watch Co Ltd
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Publication of JPH0716899U publication Critical patent/JPH0716899U/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 扉等の収納スペースが適宜の箇所にとれて、
扉等の開閉時に趣向を付与することの可能な疑似扉構造
を提供する。 【構成】 内外を隔てる壁に開口部5を形成するととも
に、前記開口部に2枚の透明部材7,9が前後方向に所
定間隔を設けて配設され、前記開口部と前記2枚の透明
部材とにより形成される内部空間11が、ポンプ17,
17′を介装した連通路を通じて、不透明液体19が収
納されたタンク23に接続され、前記ポンプの駆動によ
り、前記内部空間内に前記液体を供給するとともに前記
内部空間内から前記液体を排出することによって、前記
開口部内の可視状態を制御する疑似扉構造。

Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、内部にからくり人形が収納されたケースの正面や、ショウウインド 等に設けられる疑似扉構造に関する。
【従来の技術】
従来において、ケース内にからくり人形が配設されたからくり時計が知られて いる。このようなからくり時計では、所定時刻になると、メロディーが奏でられ るとともに、ケース内のからくり人形が現れるようになされており、そしてケー ス内のからくり人形の現れ方としては、人形が動いて出てくるもの、人形自体は 動かずに扉の開閉によるもの等がある。 人形の現れかたとして比較的簡便な機構によりなされる後者すなわち扉の開閉 による場合は、例えば図9及び図10に示すように、ケース1(内外を隔てる壁 )の正面には移動扉25が設けられている。 図9に示す例では、箱状に形成されたケース1の正面開口部5にガラス板等の 透明部材7が設けられるとともに、この透明部材7の内側に扉25が上下動可能 に設けられており、そして所定時刻になると、扉25がモータ等の駆動力により 例えば下方にスライドし、内部のからくり人形3が現れる。所定時間後、再び扉 25が上方へスライドして、ケース正面が閉じられる。 前記図10に示す例では、ケース1(内外を隔てる壁)が球状に形成され、ケ ース1の正面開口部5には球面状に湾曲した透明部材7が設けられ、この透明部 材7の内側には、球面状に湾曲した扉25が設けられている。この例の場合は、 扉25がモータ等の駆動力により、ケース1の球面に沿って開閉される構造とな っている。 また、ショウウインド等の場合は、内外を隔てる壁に開口部を設け、この開口 部にガラスを装着して内部に商品を陳列し、ガラス外側に配設したシャッター等 により内部の可視状態を制御するように、換言すると、シャッター等の開閉によ り内部が見え隠れされるようになされている。
【考案が解決しようとする課題】
前述したからくり時計やショウウインド等においては、扉やシャッターを具備 している関係上、扉やシャッターの開時にはこれらを収納する固定的なスペース と大掛りな駆動装置が必要となり、従って装置が大型化する不都合がある。 更に、従来のものは、扉等収納用スペースが開口部近傍にない場合には、扉等 を設けることができない。 また、扉やシャッターの閉時には、これらが単に移動して正面が閉じられるだ けであるため、とりわけからくり時計の場合は、趣向に乏しいきらいがある。 そこで、本考案は、扉等の収納スペースが適宜の箇所にとれて、扉等の開閉時 に趣向を付与することの可能な疑似扉構造を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
本考案に係る疑似扉構造は、内外を隔てる壁に開口部を形成するとともに、前 記開口部に2枚の透明部材が前後方向に所定間隔を設けて配設され、前記開口部 と前記2枚の透明部材とにより形成される内部空間が、ポンプを介装した連通路 を通じて、不透明液体が収納されたタンクに接続されて構成され、前記ポンプの 駆動により、前記内部空間内に前記液体を供給するとともに前記内部空間内から 前記液体を排出することによって、前記開口部内の可視状態を制御する、つまり 内部が見え隠れされるようにしたものである。
【作用】
前記のように構成した場合は、ポンプの駆動により、タンクから不透明液体が 連通路を通じて前記内部空間内に充填されて行く。不透明液体は、前記内部空間 内に徐々に供給され、内部空間内の液体の液体上面が徐々に上昇する。内部空間 内が液体により満たされると、開口部内は透視不可能となり、これによりあたか も扉やシャッター等によって内側が隠蔽されたような状態となる。 この状態から不透明液体がポンプの駆動により連通路を通じてタンク内に充填 されて行くと、内部空間内の液体の液体上面は徐々に下降し、開口部内が上部か ら順次透視可能となる。 また、タンクは適宜の場所に設置することができる。
【実施例】
以下に、本考案の一実施例を図面に基いて説明する。図1は、本考案の疑似扉 構造を人形ケースに実施したもので、人形ケースの正面図を示し、図2はその縦 断面図を示している。 本実施例では、ケース1(内外を隔てる壁)が箱状に形成され、ケース1内に は人形3が収納されている。ケース1の正面は、外部から内部の人形3が見える ように四角形状の開口部5が形成され、この開口部5に2枚の透明部材7,9が 嵌め込まれている。 2枚の透明部材7,9は、例えば強化ガラスにより構成され、互いに所定間隔 を隔てて平行となるように前後方向に配設される。そして、双方の透明部材7, 9の周縁は前記開口部5の外側の壁(ケース1)に固設され、これら2枚の透明 部材7,9の間には、所定容積の内部空間11が形成されている。前記透明部材 7,9の各内面は、テフロン加工が施されたり界面活性体が付着されたりして、 これにより親水性を保持できるようになっている。 更に、前記ケース開口部5の下部の壁部には、前記内部空間11に連通する連 通孔13が設けられ、この連通孔13の下部には、パイプ15を介して、逆流防 止ポンプ17,17’が接続され、ポンプ17,17’には液体収納用のタンク 23が接続されている。 タンク23内に収納される液体19としては、任意な色彩の不透明な液体(色 付き不透明液体)が用いられている。また、内部空間11内の上方壁部には、空 気を抜く空気抜き穴21が設けられている。 そして、通常時には、前記内部空間11内がタンク23からの色付き不透明液 体19により満たされており、人形3が外部から見えないようになされている。 そして所定時刻になると、ポンプ17’の駆動により、内部空間11内の液体1 9が、前記連通孔13及びパイプ15を通じてタンク23内に徐々に戻される。 このとき、内部空間11内の液体19の液体上面は、徐々に下降し(図3(a) 参照)、これに伴ってケース正面が透視可能となり、ケース1の正面には人形3 が現れる。 また、ケース1内の人形3がからくり動作を行う場合はその所定の動作の終了 後、動作を行わない場合は所定時間経過後、ポンプ17の駆動により、タンク2 3から色付き不透明な液体19が、前記内部空間11内に徐々に供給される。こ のとき、内部空間11内の液体19の液体上面は徐々に上昇し(図3(b)参照 )、これに伴いケース正面が下方から徐々に透視不可能となり、そして内部空間 11内が液体により満たされると、ケース正面から人形3が消える。 従って、従来のように、移動扉の固定的な収納スペースや大掛りな駆動装置が 不要となり、また、液体に各種の色を付けたり、比重の異なる色違いの液体を用 いることにより、液体供給・排出時に液体装飾物として見る人を楽しませること ができる。 図4は本考案の他の実施例を示すもので、この例の場合は、ケース1の下部に タンク23を設置し、このタンク23に、2ポート2位置電磁弁31介してエア ーコンプレッサー33を接続し、該タンク23を密閉して圧力タンクとして構成 している。図4に示す状態は、エアーコンプレッサー33からのエアーをタンク 23に供給し、該タンク23内の液体19を内部空間11へ供給しているもので ある。そして、所定時間経過後、電磁弁31の駆動により、タンク23内のエア ーを大気に開放することによって、内部空間内の色付き不透明な液体19が、タ ンク23内に戻ることとなる。つまり、この例では、エアー圧により液体19を 上下させるように構成した。 図5に示す実施例は、前記空気抜き穴21に2ポート2位置電磁弁31介して 真空ポンプ35を接続し、このポンプ35により液体19を上下させるように構 成したものである。 図6は本考案の他の実施例を示すもので、この例の場合は、ケース1の外部に タンク23を設置し、このタンク23と前記内部空間11との経路に5ポート3 位置電磁弁37を介装するとともにエアーコンプレッサー33を接続し、更にタ ンク23と前記内部空間11とを絞り弁39を介して接続し、該電磁弁37を駆 動することにより液体19を上下させるように構成したものである。 図7に示す本実施例は、ケース正面の内部空間内を複数の空間に区画し、それ ぞれの空間内に異なる色が付けられた色付き不透明液体を供給するようにしたも のである。 すなわち、ケース1正面に設けられた前後2枚の透明部材7,9と開口部5壁 部とにより形成される内部空間11が、図7に示すように、各々別の透明部材等 により縦方向に3つの空間部11A,11B,11Cに区画されている。そして これらの各空間部11A,11B,11Cには、前記実施例と同様に、開口部5 の横側の壁部に、各々別に形成された連通孔13、及びこれに接続されたパイプ 15を通じてそれぞれのポンプが接続され、各ポンプには、図示しないそれぞれ の色が付けられた色付き不透明液体19A,19B,19Cのタンクが接続され ている。 そして、それぞれのポンプの駆動により、各タンク内の液体19A,19B, 19Cが各空間部11A,11B,11C内に供給され、図8に示すように、液 体上面の上昇により、ケース1内の人形3が、各空間部11A,11B,11C ごとに徐々に隠れて行く。そして、各空間部11A,11B,11C内が液体1 9A,19B,19Cにより満たされると、ケース1正面から人形3が消える構 造となされている。この状態から逆に、各空間部11A,11B,11C内の各 液体19A,19B,19Cが排出されて行くと、各空間部11A,11B,1 1Cごとに各々人形3が現れてくる。このように、本実施例においても前例と同 様な効果を得ることができるほかに、人形3の隠れ方及び現れ方が各空間部ごと に適宜異なって行うことができる。 なお、前記各実施例では、内部空間又は区画された空間部に色付き不透明液体 を供給・排出するものであるが、これに加えて、液体の供給時や排出時に、下部 から気泡を放出するようにすることもできる。この場合には、気泡が下部から上 昇して行き更に趣向を付与することができる。また、実施例は、本考案を人形ケ ースに実施した場合について説明したが、本考案はこれに限定されずに、通常の ショウウインドや、その他の扉開閉を伴うもの一般に用いることができるもので ある。
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、前記開口部に2枚の透明部材が前後方 向に所定間隔を設けて配設され、前記開口部と前記2枚の透明部材とにより形成 される内部空間に、不透明液体を供給・排出することによって、前記開口部内の 可視状態が制御されるので、従来のような移動扉を用いることなくあたかもその 扉を用いたと同様の機能を奏することが可能となる。 従って、移動扉を用いないで済むとともに、液体収納タンクは適宜箇所に設置 できるから、従来のような扉、シャッター等の固定的な収納スペースと大掛りな 駆動装置が不要となる。その結果、従来のものは扉収納用スペースが開口部近傍 にない場合に扉を設けることができなかったのに対し、本考案の場合はそのよう な制約がない。 また、疑似扉の開閉は液体の供給・排出によりなされるので、開閉時に液体装 飾物として見る人を楽しませることができる。更に、不透明液体に各種の色彩の ものを用いることができるので、内外の色調に適宜合わせた選択を行うことが可 能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係り、人形ケースの正面図
である。
【図2】図1中のII−II矢視断面図である。
【図3】(a)及び(b)は擬似扉の開閉動作を説明す
る正面図である。
【図4】本考案の他の実施例に係り、人形ケースの縦断
側面図である。
【図5】本考案の他の実施例に係り、人形ケースの縦断
側面図である。
【図6】本考案の他の実施例に係り、人形ケースの縦断
側面図である。
【図7】本考案の他の実施例に係り、人形ケースの正面
図である。
【図8】擬似扉の開閉動作を説明する正面図である。
【図9】従来例に係り、人形ケースの縦断面図である。
【図10】従来例に係り、人形ケースの縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1 ケース 3 人形 5 開口部 7 透明部材 9 透明部材 11 内部空間 11A 区画された空間部 11B 区画された空間部 11C 区画された空間部 13 連通路 15 連通路 17,17’ ポンプ 19 不透明液体 19A 不透明液体 19B 不透明液体 19C 不透明液体 23 タンク 31,37 電磁弁 33 エアーコンプレッサー 35 真空ポンプ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内外を隔てる壁に開口部を形成するとと
    もに、前記開口部に2枚の透明部材が前後方向に所定間
    隔を設けて配設され、前記開口部と前記2枚の透明部材
    とにより形成される内部空間が、ポンプを介装した連通
    路を通じて、不透明液体が収納されたタンクに接続さ
    れ、前記ポンプの駆動により、前記内部空間内に前記液
    体を供給するとともに前記内部空間内から前記液体を排
    出することによって、前記開口部内の可視状態を制御す
    ることを特徴とする疑似扉構造。
  2. 【請求項2】 前記内部空間が複数の空間部に区画さ
    れ、区画された各空間部が、ポンプを介装した連通路を
    通じて、不透明液体が収納されたタンクに接続されてい
    ることを特徴とする請求項1記載の疑似扉構造。
JP054623U 1993-08-31 1993-08-31 疑似扉構造 Pending JPH0716899U (ja)

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JP054623U JPH0716899U (ja) 1993-08-31 1993-08-31 疑似扉構造

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JP054623U JPH0716899U (ja) 1993-08-31 1993-08-31 疑似扉構造

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JPH0716899U true JPH0716899U (ja) 1995-03-20

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JP054623U Pending JPH0716899U (ja) 1993-08-31 1993-08-31 疑似扉構造

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS642898B2 (ja) * 1983-09-13 1989-01-19 Intaanashonaru Bijinesu Mashiinzu Corp

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS642898B2 (ja) * 1983-09-13 1989-01-19 Intaanashonaru Bijinesu Mashiinzu Corp

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