JPH0716890B2 - ポリッシング用部材およびポリッシング装置 - Google Patents

ポリッシング用部材およびポリッシング装置

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JPH0716890B2
JPH0716890B2 JP4183041A JP18304192A JPH0716890B2 JP H0716890 B2 JPH0716890 B2 JP H0716890B2 JP 4183041 A JP4183041 A JP 4183041A JP 18304192 A JP18304192 A JP 18304192A JP H0716890 B2 JPH0716890 B2 JP H0716890B2
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賢 平林
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セラテックジャパン株式会社
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  • Polishing Bodies And Polishing Tools (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、石材等のワークを研磨
する際に用いるポリッシング用部材および該ポリッシン
グ用部材を具備するポリッシング装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のポリッシング用部材等にあっては、仕上げるべきワ
ーク面の平面度がでていない場合には、ポリッシング用
部材の研磨部材の表面が平面であるため、ワークの凹部
を研磨することは困難であり、ワークの全面を好適に研
磨することができなかった。このため、従来の加工工程
においては、ワークの平面度をだすべく、最終工程のつ
や出しのための研磨を行う前に、荒削り、中仕上げ、つ
やした等の加工工程を経なければならなかった。また、
バフで研磨する場合は、研磨液を供給するための供給装
置を要するなど、手軽に作業ができない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のポリッシング用部材等にあっては、仕上げるべきワ
ーク面の平面度がでていない場合には、ポリッシング用
部材の研磨部材の表面が平面であるため、ワークの凹部
を研磨することは困難であり、ワークの全面を好適に研
磨することができなかった。このため、従来の加工工程
においては、ワークの平面度をだすべく、最終工程のつ
や出しのための研磨を行うまで、荒削り、中仕上げ、つ
やした等の加工工程を経なければならなかった。
【0004】また、従来のポリッシング装置にあって
は、ワークの全面を好適に研磨するため、ポリッシング
用部材の研磨部材表面の全面がワーク表面に適宜当接し
てワーク表面をむらなく研磨できるよう、所定の押圧力
によって研磨部材表面をワークに当接させる必要があ
る。特に、ワークの平面度がよくでていない場合には、
その押圧力を高める必要があり、この押圧力がワークの
強度を上回って、ワークを破損してしまうことがあっ
た。特に、ワークが壁材として使用される石材の場合に
は、材質が脆いうえに石材の厚さも薄いものとなってい
るため、ワークが割れてしまうという課題があった。
【0005】そこで、本発明の目的は、ワークを破損す
ることのない適度な押圧力でワークに当接でき、表面に
若干の凹凸のあるワークの凹部を含む全面を好適に研磨
することができるポリッシング用部材およびポリッシン
グ装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は次の構成を備える。すなわち、本発明のポ
リッシング用部材は、粉状の砥材を混入して形成した弾
性部材からなる複数の研磨部材を、該研磨部材の一方の
端部にて所定の間隔をおいて基体に固着し、他方の端部
を自由端としたことを特徴とする。
【0007】また、本発明は、粉状の砥材を混入して形
成した弾性部材からなる複数の研磨部材を、該研磨部材
の一方の端部にて所定の間隔をおいて基体に固着し、他
方の端部を自由端としたポリッシング用部材と、前記ポ
リッシング用部材の自由端側をワークに所定の押圧力で
当接可能に、ポリッシング用部材とワークとを相対的に
往復動させる往復動装置と、前記ポリッシング用部材
が、ワークに所定の押圧力で当接した状態で、ワーク面
上を摺動してワークを研磨するように、ポリッシング用
部材とワークとを相対的に移動させる移動装置とを具備
することを特徴とするポリッシング装置にもある。
【0008】
【作用】本発明のポリッシング用部材によれば、研磨部
材が弾性材料から形成されているため、ワークに凹凸が
ある場合にも、ポリッシング用部材が適宜に変形してワ
ークの凹面にも研磨部材の自由端が当接できる。このた
め、ワークの表面全面について好適に研磨することがで
きる。また、本発明のポリッシング用部材を用いてワー
クの研磨を行えば、研磨部材自身の弾性力により研磨部
材の自由端側がワークに好適な押圧力で当接しつつワー
クを研磨することができる。すなわち、研磨部材をワー
クに好適に当接できるため、ワークを破損することなく
好適に研磨することができるのである。
【0009】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基
づいて詳細に説明する。図1は本発明にかかるポリッシ
ング用部材10の一実施例を示す斜視図であり、図2は
図1の縦断面を示す断面図である。図1および図2に示
すように、ポリッシング用部材10は、弾性材料に砥材
が混入されて成形された複数の研磨部材12を、該研磨
部材12の一方の端部にて基体14に固着し、他方の端
部を自由端として設けられている。
【0010】上記研磨部材12は、射出成形等の溶融成
形により、弾性材料が溶融状態にある際に粉状の砥材を
投入して該砥材と弾性材料とを略均一に混合して成形さ
れている。上記粉状の砥材としては、例えば、ダイヤモ
ンド、立法晶窒化硼素(CBN)、緑色炭化硅素質(G
C)黒色炭化硅素質(C)、白色溶融アルミ質(W
A)、褐色溶解アルミナ質(A)等を用いればよい。ま
た、弾性材料としては、例えば、ポリカーボネート、ナ
イロン、ポリプロピレン、テフロン、エポキシ、塩化ビ
ニール、ゴム(硬質)等が利用できる。なお、この弾性
材料は砥材を混入できる弾性のある材料であればよく、
熱可塑性の材料に限らず、熱硬化性の材料或いは硬化材
によって固化する材料によって所定の形状に成形できる
ものであればよい。
【0011】そして、図2から明らかなように、研磨部
材12は、その一方の端部で、基体14にスペーサー1
6によって所定の間隔に保持された状態で接着により固
着されている。なお、研磨部材12を基体14に固着す
る方法としては、基体14内に研磨部材12を所定の間
隔に並べ、所定の条件によって固化する材料を該基体1
4内に流し込んで、該材料を固化してもよい。また、研
磨部材12を基体14に固着するには、螺子により締め
付けるなど種々の方法が可能である。さらに、射出成形
等によれば、研磨部材12、スペーサー16および基体
14を一体に成形することも可能である。
【0012】次に本発明にかかるポリッシング装置の実
施例について、図3および図4と共に説明する。図3に
示すポリッシング装置は、回転動部材20に螺子等の固
定手段により複数の前記ポリッシング用部材10を所定
の間隔をおいて固定したものである。このポリッシング
装置によれば、図面上において回転動部材20を上下方
向に往復動させる往復動装置によって、ポリッシング用
部材10の自由端側を、ワーク1面に所定の押圧力で当
接させることができる。そして、ポリッシング用部材1
0とワーク1とを相対的に回転させるよう、回転動部材
20を回転駆動させる回転動装置により、ポリッシング
用部材10が、ワーク1面に所定の押圧力で当接した状
態で、ワーク1面上を摺動してワーク1を研磨すること
ができる。
【0013】図4に示すポリッシング装置は、往復動部
材20に複数の前記ポリッシング用部材10を所定の間
隔をおいて固定したものである。このポリッシング装置
によれば、図面上において往復動部材20を上下方向に
往復動させる往復動装置によって、ポリッシング用部材
10の自由端側を、ワーク1面に所定の押圧力で当接さ
せることができる。そして、ポリッシング用部材10と
ワーク1とを相対的に往復動するよう、往復動部材20
を往復駆動させる往復動装置により、ポリッシング用部
材10が、ワーク1面に所定の押圧力で当接した状態
で、ワーク1面上を摺動してワーク1を研磨することが
できる。
【0014】なお、ポリッシング用部材10とワーク1
とを相対的に移動させるパターンは、ワーク1の特性に
対応して、例えばジグザグ移動させるなど種々のパター
ンを選択可能としても良いのはもちろんである。また、
上記の実施例では、研磨部材12の押圧力を適正に保つ
などのため、回転動部材20または往復動部材30の下
面全面にポリッシング用部材10を所定の間隔をおいて
移動方向に対応して固定したが、使用条件によっては、
その固定角度等を適宜選択したり、さらにその下面全面
に隙間なく固定してよいのはもちろんである。さらに、
軸心を中心に回転可能に設けられた円筒体の外周に、上
記研磨部材12が放射状に配設されるように固着して、
その回転される研磨部材12の先端を好適な押圧力でワ
ークに当接させることによっても、ワークを好適に研磨
することができる。
【0015】図5はポリッシング装置に装着された上記
ポリッシング用部材10が、ワーク1に当接してワーク
1を研磨している状態を説明する説明図である。ポリッ
シング用部材10が矢印方向に移動しており、ワーク1
の表面の凹凸に対応して研磨部材12が適宜に変形し、
研磨部材12の先端はワーク1の凹部についても当接・
研磨することができる。すなわち、複数の研磨部材12
が弾性部材によって形成されており、所定の間隔をおい
て固着しているから、研磨部材12は個々に変形でき、
その先端部でワーク1に当接して研磨できる。このた
め、ワークの平面度を非常に厳密に加工する必要はな
く、ワークの平面度を高める工程のいくつかを省略でき
る。なお、研磨部材12に砥材が混入しているので、バ
フで研磨する際のように砥粒を含んだ研磨液をワークと
バフとの当接部に供給するような必要もなく、研磨作業
を容易に行うことができる。すなわち、弾性部材が減っ
ていく間に逐次新たな砥材がワークに接触して、ワーク
を好適に研磨することができるのである。
【0016】この点、個々の研磨部材12が弾性部材に
よって形成されていない場合には、各研磨部材12の先
端部が凹凸のあるワークの表面に沿って当接することが
できない。また、研磨部材12がワークの表面に沿って
当接できたとしても、研磨部材12に粉状の砥材が均一
に混入されていない場合には研磨のむらが発生しやす
く、加工能率を向上できない。
【0017】さらに、研磨部材の形状は、図1に示すよ
うな短冊状のものに限られるものではなく、ワークを研
磨する際に研磨部材が弾性変形し易いように所定の形状
に形成されていればよい。以上、本発明の好適な実施例
について種々述べてきたが、本発明はこの実施例に限定
されるものではなく、発明の精神を逸脱しない範囲内で
さらに多くの改変を施し得るのは勿論のことである。
【0018】本発明のポリッシングおよびポリッシング
装置によれば、個々の研磨部材に弾性があるため、
磨部材がワークを破壊することのない適度な押圧力でワ
ークに当接し、表面に若干の凹凸のあるワークの凹部を
含む全面を好適に研磨することができる。また、研磨部
材に粉状の砥材が均一に混入されているため、弾性部材
が減っていく間に逐次新たな砥材がワークに接触して、
ワークを好適に研磨できる。このため、加工能率を向上
させると共に加工品の歩留りを向上させることができる
という著効を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるポリッシング用部材の一実施例
を示す斜視図
【図2】図1の実施例の断面図
【図3】本発明にかかるポリッシング装置の一実施例を
示す側面図
【図4】本発明にかかるポリッシング装置の他の実施例
を示す側面図
【図5】図1の実施例の使用状態を示す側面図従来の技
術を示す断面図
【符号の説明】
10 ポリッシング用部材 12 研磨部材 14 基体 16 スペーサー 20 回転動部材 30 往復動部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉状の砥材を混入して形成した弾性部材
    からなる複数の研磨部材を、該研磨部材の一方の端部に
    所定の間隔をおいて基体に固着し、他方の端部を自由
    端としたことを特徴とするポリッシング用部材。
  2. 【請求項2】 粉状の砥材を混入して形成した弾性部材
    からなる複数の研磨部材を、該研磨部材の一方の端部に
    所定の間隔をおいて基体に固着し、他方の端部を自由
    端としたポリッシング用部材と、前記ポリッシング用部
    材の自由端側をワークに所定の押圧力で当接可能に、ポ
    リッシング用部材とワークとを相対的に往復動させる往
    復動装置と、前記ポリッシング用部材が、ワークに所定
    の押圧力で当接した状態で、ワーク面上を摺動してワー
    クを研磨するように、ポリッシング用部材とワークとを
    相対的に移動させる移動装置とを具備することを特徴と
    するポリッシング装置。
JP4183041A 1992-06-17 1992-06-17 ポリッシング用部材およびポリッシング装置 Expired - Lifetime JPH0716890B2 (ja)

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JPH06777A JPH06777A (ja) 1994-01-11
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS571669A (en) * 1980-06-03 1982-01-06 Ken Hagino Grinder

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