JPH07167177A - 航空機ブレーキのディスク上の圧力分布を改善するための追加構造 - Google Patents

航空機ブレーキのディスク上の圧力分布を改善するための追加構造

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JPH07167177A
JPH07167177A JP6244817A JP24481794A JPH07167177A JP H07167177 A JPH07167177 A JP H07167177A JP 6244817 A JP6244817 A JP 6244817A JP 24481794 A JP24481794 A JP 24481794A JP H07167177 A JPH07167177 A JP H07167177A
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jacks
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aircraft brake
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Jean-Louis Chareire
ジヤン−ルイ・シヤレール
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の構造はジャッキ、アクチェータまた
はシリンダ(7)によって加えられる圧力をより良く分
布させることを目的とする。 【構成】 構造(11)は断面がU形の環であって、平
らな底(13)を持つ。その構造の内部にジャッキ
(7)が自由に挿入される。それによってジャッキの心
出しも確保される。第1の解決策においては、前記構造
はUの底(13)と第1のディスクの間で直接接触す
る。第2の解決策においては、ジャッキ(7)に対して
ジグザグに配置され、動作するジャッキ(7)と動作し
ないジャッキ(7)の総数に等しい数の支持シムまたは
支持ブロック(18)を介して接触が行われる。それら
のシム(18)は動作するジャッキ(7)と動作しない
ジャッキ(7)が動作を交替しても作用を続行するため
に、それらのシムはジャッキの数が2倍になったかのよ
うに作用する。更に、構造(11)はジャッキの熱保護
を支援する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、航空機ブレーキのディ
スクにおける圧力分布を改善するための追加浮動金属構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の航空機ブレーキは、ロータおよび
ステータと呼ばれる、摩擦ディスクの同軸スタックを含
んでいる。
【0003】ロータは、ホイール・リムの内部に配置さ
れ、リムの軸線に平行な複数のピンを介してホイール・
リムにより回転される。したがって、ロータはリムに対
して滑ることができる。
【0004】同じ原理によって、ステータは車軸と共に
回転するように車軸に連結され、その車軸に対して滑る
ことができる。
【0005】ロータとステータは交互に積み重ねられて
いるため、制動をかけるにはシステムを軸線方向に圧縮
するだけでよい。この圧縮は、ディスクの摩擦面すなわ
ち擦り面の平均直径に近い直径を持つ円周上に軸線方向
に配置されている、複数の油圧ジャッキによって行われ
る。それら複数のジャッキはホイール・ハブに固定され
る。ディスク・スタックの、ジャッキに対して、反対の
側で、ディスクの擦り面の平均直径上に中心を置くある
数の支持点もホイール・ハブに固定される。
【0006】摩擦を制御するために、ジャッキの半分だ
けが用いられる。他の半分は予備の安全システムとして
機能する。しかし、2つのジャッキ群を区別するものは
なにもない。それら2つのジャッキ群はまた円周上で交
互に配置される。
【0007】従来技術においては、ジャッキはディスク
の第1のスタックの面に直接接触する。ディスクの第1
のスタックはジャッキに対して滑ってはならないから、
そのスタックは常にステータである。
【0008】この構成の狙いは重量を得ることである。
同じ理由から、円周方向に配置されるジャッキの数はで
きるだけ少なくする。定期航空機においては、たとえ
ば、一般に10個から14個のジャッキが設けられる、
すなわち、同時に5個から7個のジャッキが動作する。
【0009】したがって、ディスクの直径を考えると、
動作しているジャッキの間の距離は約20cmである。
この距離はディスクの厚さと比較するとかなりのもので
ある。そのためにディスク間にジャッキの間隔の関数と
して非常に大きい圧力変動が存在する。ディスクが炭
素、具体的にいえば熱伝導性の高い炭素で製作される場
合には、ディスクは、あまり硬くないので、その圧力の
相違のために摩耗が激しくなる。
【0010】その圧力の相違によって温度も一様ではな
くなる、具体的にいえば、ジャッキの軸線の延長部に非
常に熱い領域が存在するようになる。炭素および多くの
摩擦物質の摩擦係数は温度とともに大幅に低下するた
め、停止性能が非常に大きく低下し、とくに離陸中断の
場合にはそうである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、すで
に製作されているブレーキに比較的小さい質量すなわち
重量を付加するだけで、圧力の相違を非常に大幅に減少
することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の実施例に
おいては、航空機ブレーキのジャッキに最も近いディス
クおよび後続のディスクに加えられる圧力の分布を改善
するために、ジャッキと航空機ブレーキのジャッキに最
も近いディスクの間に配置できる浮動金属構造であっ
て、構造の全体的な形は円形であって、ディスクと同軸
であり、それの半径方向断面が底が平らなU形であり、
輪郭がUの底にほぼ平行であるような2つの同心環を形
成するように、Uの外に向かって延びているUの側面の
端部が、適切な間隔をおいて、かつ全てのジャッキの端
部に接触してUの中に挿入されることを特徴とする浮動
金属構造を提案するものである。
【0013】これによって軽量で、しかも非常に頑丈な
浮動金属構造が得られる。
【0014】この解決策は、他の部分を変更することな
しに、既存のブレーキに適用できる。あらゆる既存のブ
レーキにおいてジャッキの端部の両側で利用できるスペ
ースを考えると、剛性及び重量性能特性が最適である形
態を持つという意味でこの解決策は独創的なものであ
る。円形構造は金属板から製作でき、または金属の塊を
機械加工して製作できる。円形構造の円周に沿うそれの
断面は底が平らなU形であって、U形の右と左に底に平
行な部分を有する。それらの部分の和は平らな底の長さ
にほぼ等しい。しかし、この長さ構成は必須のものでは
なく、別の構成も考えられる。とくに、種々の領域の厚
さを考慮に入れて別の構成も考えられる。
【0015】Uの高さは、ジャッキの長さが最小である
時、ジャッキ固定板をディスク表面から隔てる距離に等
しい。
【0016】Uの側方はある動作間隙をおいて全てのジ
ャッキの底を囲むようになっている。
【0017】ジャッキの端部は構造の厚さだけ第1のデ
ィスクから分離している。構造の厚さはブレーキの構造
では無視できる。
【0018】一例を示すと、ディスクの数が9枚で、重
量が50kgのシステムの場合には、重量が2kgの本
発明の円形鋼構造の剛性が最も厚いディスク2枚分の剛
性に等しいから、そのような円形鋼構造がブレーキの圧
力分布を大きく改善する。
【0019】この解決策が採用されると、金属構造への
力の伝達を改善するために、ジャッキの端部にねじこま
れる支持パッドを正方形または長方形とすることが好ま
しく、または最適な場合には、放射状の環扇形の形とす
ることが好ましい。
【0020】本発明の第2の実施例においては、航空機
ブレーキのジャッキに最も近いディスクおよび引き続く
ディスクに加えられる圧力の分布を改善するために、ジ
ャッキと航空機ブレーキのジャッキに最も近いディスク
の間に配置できる浮動金属構造であって、ジャッキに最
も近いディスクに接触するようになる構造の面にジャッ
キの総数と同じ数のシムが設けられ、金属構造と少なく
とも1つのジャッキの間の角度を示す手段によって2つ
のジャッキの間の中心における角度の二等分線上にシム
の中心が置かれることを特徴とする浮動金属構造を提案
するものである。
【0021】この解決策は先に述べた解決策を補充する
ものであるが、本発明によれば、任意選択で、先に述べ
た構造とは最初大きく異なっている構造にこの解決策を
関連させることができる。
【0022】それは、Uの底の下に、すなわちその底と
ブレーキの第1のディスクの間に、薄いシムを、たとえ
ば、溶接またははんだづけによって固定するものであ
る。それらのシムは動作するジャッキおよび動作しない
ジャッキに関してジグザグに配置される。
【0023】ブレーキの動作するジャッキと動作しない
ジャッキの総数が10個であるならば、Uの底の下に1
0枚のシムが設けられ、各シムは2つのジャッキの間に
配置される。
【0024】この場合には、U構造を少なくとも1つの
ジャッキに対して角度をおいて配置することを可能にす
る角度標識がU構造に設けられる。したがって、それら
のシムでは、支持点の数が動作するジャッキと動作しな
いジャッキの和に等しい、すなわち支持点の数は従来技
術のそれの2倍である。動作しているジャッキから動作
していないジャッキへ変更してもブレーキの動作は不変
である。
【0025】この解決策の重要性は、圧力の相違の原因
となるディスクのたわみすなわちたるみfが次の形を取
ることである。
【0026】
【数1】 P=ジャッキ当たりの荷重 L=ジャッキの間の距離 E=平面内の弾性係数 I=慣性モーメント K=支えおよび荷重の分布の種類への設定に依存する係
数。これを正確に決定することは困難であるが、比較的
な面では依然として有効である。
【0027】したがって、ジャッキの数を2倍にする
と、曲りが8分の1に減少する傾向がある。この数値は
最低の数値である。というのは、ジャッキの直径を考え
ると、自由支持の減少が2を超える率で起きるからであ
る。
【0028】したがって、第1の解決策と比較した第2
の解決策の利点は、一方では、同じ重量に対してはるか
に効率的であること、他方では、U構造の剛性とは一層
無関係であるために、U構造を軽くできることである。
【0029】上記の例の場合における荷重によるたるみ
すなわちたわみが非常に小さいために、本発明では非常
に薄いシムを使用できる。シムの厚さは、U形構造の材
料の降伏強度に対応するたるみと、第1のディスクのた
るみに付加されて実際に加えられる最大の力に対応する
たるみとの間であることが好ましい。
【0030】本発明の別の可能性は、最大荷重が実際に
加えられることが極めて稀であるために、摩耗がほとん
ど無いことである。したがって、通常の制動操作中の中
間圧力における圧力分布が可能な最も正常な圧力分布に
なるようにし、例外的な場合には、圧力が増大し、動作
するピストンの軸線の間の間隙が、U形構造の平らな底
とディスクスタックの第1のディスクの間で打ち消され
るようなシム厚さを持たせることが可能である。
【0031】したがって、例外的な場合にU構造の温度
が高いと、U構造を変形させたままにすることがある大
きい変形をひき起こす可能性に対してU構造が保護され
る。
【0032】本発明のシムの厚さ以外の寸法は比較的大
きく変更できる。しかし、ディスクの半径方向に測定し
た幅がU構造の底の幅と同じであることは論理的であ
る。
【0033】それの円周方向の長さは下記の条件の下に
導くことができる。すなわち、−短い場合には、第1の
ディスクにおける支持点が等間隔であるために、本発明
の原理が理論的観点から完全に尊重される。
【0034】−長くされると、U構造が曲がるために、
支持領域が動作するジャッキに接近する傾向がある。
【0035】しかし、U構造が比較的頑丈であれば、本
発明の第1の解決策の利点と第2の解決策の利点を組み
合わせるために、シムの円周方向長さを長くすることは
重要である。
【0036】本発明のU構造は、ジャッキが発熱するデ
ィスクにもはや直接接触しない結果として、ジャッキを
熱から保護するという利点も持つ。絶縁性の適切な耐火
性材料で製作した支持シムを使用することも可能であ
る。この目的のために、シムが非常に薄い(約0.05
〜1mm)と、たとえば、下記のような種々の解決策を
講ずることが可能である。
【0037】−あまり導電性でないセラミックまたは焼
結された低密度のセラミックを付着する、 −比較的僅かに導電性の金属(ステンレス鋼等)を使用
する、 −多孔質焼結金属を使用する。
【0038】U形金属構造は僅かに導電性の鋼からも製
造できる。
【0039】シムを使用しない場合には、第1のディス
クとU形金属構造の間の熱接触が良好である。そうする
とこの構造は着陸に続く制動機の通風中に放熱器として
作用できる。U形構造の形のために周囲の空気との広い
熱交換表面が得られ、したがって、非常に小型のディス
クから熱を迅速に取り出すことができる。U型構造のこ
の補助的な使用が採用されると、それに重量が無視でき
る金属のひれを溶接することによって、それの効率を一
層高くすることが本発明によって可能である。
【0040】したがって、U形構造を熱交換器または熱
絶縁体として使用できる。しかし、あらゆる場合に、こ
の金属構造はジャッキを熱から保護する。
【0041】
【実施例】以下図面を参照して本発明をその非限定的な
実施例に関して詳しく説明する。
【0042】図1は、ホイール・リム3と一体のピン2
によって回転される航空機ブレーキのロータディスク1
を示す。ホイール・ハブ6と一体のピン5によって回転
されるように固定されたブレーキ・ステータディスク4
も見える。ディスクのスタックを形成するために、ロー
タディスク1とステータディスク4は交互に配置され
る。
【0043】スタックの一端の前方でハブ6と一体のリ
ング8に複数のジャッキ7が固定される。更に、ディス
クは保持環9によってスタックの他端に軸線方向に固定
される。保持環9は複数の支持点10を一般に有する。
【0044】本発明によれば、図2および図3に示され
ている円形金属構造11がジャッキ7のピストンと近く
のステータディスク4の間に置かれる。この円形金属構
造の断面はU形であって、平らな底13を持つ。金属構
造11によって断面に形成されているUの側方12a、
12b(図4)がUの外側へ向かって、平らな底13に
平行に、部分14、15の形で延びる。それらの部分の
長さの和は平らな底13の断面の長さにほぼ等しい。更
に、各部分14、15の長さはほぼ同じである。
【0045】図3は、部分14と15が実際にはそれぞ
れ内部14と外部15の同心環であることを示す。
【0046】図4は各ジャッキ7に対する金属構造11
の位置を示す。金属構造11によって断面に形成された
Uの幅、すなわちほぼ平行な側方12aと12bの間の
距離は、ジャッキ7のシリンダの直径を僅かに越える。
したがって、金属構造11がジャッキ7のシリンダの周
囲を自由に滑ることができるように、ジャッキは側方1
2aと12bの間に置かれる。
【0047】ジャッキ7のピストン16の端部には支持
パッド17が設けられる。それらの支持パッドは金属構
造11の底13に接触するようになる。それらの支持パ
ッド17は金属構造の内部に自由に入り込む。支持パッ
ドの機能は、とくに、金属構造11をブレーキの軸線に
対して中心に置くことである。支持パッドは、力を金属
構造11に最適に伝えるためにも用いられる。その目的
のために、従来の円形支持パッドを、図5に示されてい
るものに類似の環セクタの形のパッド17で置き換える
ことが好ましい。
【0048】金属構造11によって断面に形成されたU
の高さ、すなわち側方12aと12bの高さは、ジャッ
キが完全に引っ込んだ時に、ジャッキ7を支持する環8
を第1のステータディスク4から隔てる距離に等しい。
【0049】金属構造11は耐火性で、弾性係数が高い
軽金属から製作される。その金属としてはベリリウムが
好ましいが、鋼のような他の金属を使用することも可能
である。
【0050】金属構造11は鍛造または機械加工によっ
て容易に製作され、あるいは部品の溶接またはリベット
止めによって容易に組み立てることができる。金属構造
11の図示の形は、本発明に従って、数多く変更でき
る。具体的にいえば、部分的な厚さ、角度、種々の部分
の長さの間の割合を変更できる。
【0051】図5は本発明の第2の実施例を示す。この
実施例においては、支持シム18はブレーキの第1のス
テータディスク4と金属構造11の間に配置されて、金
属構造11に固定される。
【0052】図5に展開図で示されているように、同じ
円周上に配置されている複数のジャッキ7と、全てのジ
ャッキ7の軸線を通る構造11の断面とを見ることがで
きる。隣接するジャッキ7の間で等間隔のシム18を見
ることができる。
【0053】シム18のこの原理は追加金属構造11か
ら分離できないが、本発明によれば、追加金属構造11
は、第1の実施例の対象を形成するものよりも機械的に
はるかに最適でない形状をもち得ることに注目された
い。
【0054】図5は組立て中に、シム18がジャッキ7
から丁度中間距離に位置するようなやり方で、金属構造
11にジャッキ7に対して角度を定めるための2つのブ
ラケット19、20も示す。ブラケット19、20は金
属構造11の平らな底13の内面上に形成され、ブラケ
ット19、20が1つの支持パッド17の両側に置かれ
るように、支持パッド17の周縁長さを僅かに越える距
離だけ隔てられる。
【0055】ブラケット19、20は本発明を決して限
定するものではなく、金属構造11の角度配置を行える
ようにするために数多くのその他の手段を使用できるこ
とに注目すべきである。
【0056】図6は、金属構造11にひれ21で構成さ
れた熱交換器が装着された別の実施例を示す。それらの
ひれは隔てられて重ね合わされた同心環であって、熱接
触を良くする任意の手段、たとえば溶接によって側方1
2a、12bに固定される。
【0057】別の実施例として、および図6に環状ひれ
21として同じ場所を占めるが、ひれは金属構造11の
軸線を通る平面に配置させることもでき、または内側環
14と外側環15に固定される同軸シリンダの形で配置
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】航空機ディスクブレーキの断面図である。
【図2】本発明の金属構造の第1の実施例を示す直径に
沿う断面図である。
【図3】1つのジャッキの支えを示す図2の金属構造の
軸方向断面図である。
【図4】1つのジャッキの軸線に沿う図2および図3の
金属構造の半径方向断面図である。
【図5】支持シムとジャッキに対して角度をおいて配置
させるためのシムがこの金属構造に設けられている第2
の実施例を示す、断面で示されている金属構造の底にの
せられている複数のジャッキの展開図である。
【図6】同心環の形の冷却ひれが金属構造に設けられて
いる金属構造の変形例を示すジャッキの軸線に沿う半径
方向断面図である。
【符号の説明】
1 ロータディスク 2 ピン 3 ホイール・リム 4 ステータディスク 5 ピン 6 ホイール・ハブ 7 ジャッキ 8 リング 9 保持環 10 支持点 11 円形金属構造 12a Uの側方 12b Uの側方 13 平らな底 16 ピストン 17 支持パッド 18 シム 19,20 ブラケット 21 ひれ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 航空機ブレーキのジャッキに最も近いデ
    ィスクおよび後続のディスクに加えられる圧力の分布を
    改善するために、ジャッキと航空機ブレーキのジャッキ
    に最も近いディスクの間に配置できる浮動金属構造であ
    って、構造の全体的な形は円形であって、ディスクと同
    軸であり、それの半径方向断面が底が平らなU形であ
    り、そのU形の中に、全てのジャッキの端部が適切な間
    隔をおいて挿入され、その中で力を受け、そのUの側方
    の端部が、輪郭がUの底に実質的に平行であるような2
    つの同心環を形成するように、Uの外に向かって延びて
    いる浮動金属構造。
  2. 【請求項2】 航空機ブレーキのジャッキに最も近いデ
    ィスクおよび後続のディスクに加えられる圧力の分布を
    改善するために、ジャッキと航空機ブレーキのジャッキ
    に最も近いディスクの間に配置できる浮動金属構造であ
    って、ジャッキに最も近いディスクに接触するようにな
    る構造の面にジャッキの総数と同じ数のシムが設けら
    れ、金属構造と少なくとも1つのジャッキの間の角度を
    定める手段により、2つのジャッキの間の中心における
    角度の二等分線上にシムの中心が置かれる浮動金属構
    造。
  3. 【請求項3】 ジャッキの圧力が高く従って稀な制動に
    対応する値に達した時に、動作しているジャッキの軸線
    において、前記構造とジャッキに最も近い第1のディス
    クとが直接接触して構造を非常に大きい力から保護する
    ように、シムの厚さが定められる請求項2に記載の金属
    構造。
  4. 【請求項4】 シムが、僅かに導電性のセラミックまた
    は低密度で焼結された又は多孔質の焼結金属等のよう
    な、比較的断熱性があり十分な耐火性を持つ材料から製
    作される請求項2に記載の金属構造。
  5. 【請求項5】 ひれ付きの熱交換器を組み込み、ひれ
    は、構造又は放射状の板もしくは同心シリンダと同心
    の、重畳され離隔された環とすることができる請求項1
    に記載の金属構造。
JP6244817A 1993-09-17 1994-09-13 航空機ブレーキのディスク上の圧力分布を改善するための追加構造 Pending JPH07167177A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR9311087 1993-09-17
FR9311087A FR2710118B1 (fr) 1993-09-17 1993-09-17 Structure additionnelle destinée à améliorer la répartition de pression sur les disques d'un frein d'avion.

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07167177A true JPH07167177A (ja) 1995-07-04

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ID=9450964

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6244817A Pending JPH07167177A (ja) 1993-09-17 1994-09-13 航空機ブレーキのディスク上の圧力分布を改善するための追加構造

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US (1) US5553689A (ja)
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