JPH0716620Y2 - 容 器 - Google Patents

容 器

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JPH0716620Y2
JPH0716620Y2 JP1987079432U JP7943287U JPH0716620Y2 JP H0716620 Y2 JPH0716620 Y2 JP H0716620Y2 JP 1987079432 U JP1987079432 U JP 1987079432U JP 7943287 U JP7943287 U JP 7943287U JP H0716620 Y2 JPH0716620 Y2 JP H0716620Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cartridge
gas
opening
cap
container
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1987079432U
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English (en)
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JPS63190068U (ja
Inventor
仁 ▲高▼橋
泰彦 里見
保信 島田
Original Assignee
日本酸素株式会社
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Publication date
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  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
  • Closures For Containers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、所望のガスを高濃度に含む溶液、特に高濃度
酸素水を提供する容器に関するものである。
「従来技術およびその問題点」 酸素を高濃度に含む水は新陳代謝を促進し二日酔いの防
止・解消および美容等に効果のあることが知られてい
る。また、植物や魚類の育成の促進などにも効果がある
ことが知られている。
ところがこのようにすぐれた効能を有する高濃度酸素水
を密閉容器に収容して顧客に供給しようとすると、溶存
する酸素のために酸化物が生成したり、微生物が繁殖し
て腐敗してしまい不衛生である問題があった。
また、酸素を含む水は酸化物が生成したり腐敗したりし
易いので、長期間保存する防災用保存水などには、薬剤
による殺菌などを施さねばならず、このため保存水がい
わゆる“おいしくない”水になってしまう不満があっ
た。
「問題点を解決するための手段」 本考案の容器は、内容液を収容する容器本体と、該容器
本体の口部に装着される開口を有し、その側壁にガス抜
き孔を配した装着部と該装着部の上方に連続して延び頂
部に開口部を有する天板部を配してなる保護カバー部よ
りなる筒状のキャップとよりなり、前記キャップに保護
カバー部と装着部とを、上方に突出しかつガス導入孔を
貫通してなるカートリッジ開封突起を立設してなる隔壁
で区画し、保護カバー部にガス封入カートリッジを配す
るカートリッジ収容室を形成してなるとともに、前記隔
壁の上面に位置して前記カートリッジ開封突起の高さと
ほぼ等しいか、それ以上の厚さの板状のストッパーピン
をキャップ側壁より挿入して摺動可能に配してなるもの
である。
「作用」 ストッパーピンを抜き、容器キャップの天板部の開口部
からガス封入カートリッジを指で押すと、対向するカー
トリッジ開封突起によってカートリッジが開封される。
すると、カートリッジ開封突起に設けられた導入孔を介
してガス封入カートリッジ内の気体が容器本体内に注入
され、気体と内容液が接触する。
「実施例」 図は本考案の容器の一実施例を示すもので、図中符号1
は容器本体である。この容器本体1の口部1aにはキャッ
プ2が装着されている。
容器本体1はアルミニウムやガラス等によって形成され
たもので、内部は減圧状態になっている。容器本体1に
は、内容液として無酸素水が収容されている。無酸素水
は、窒素ガス等によって溶存酸素がほとんど0に近い状
態に処理されたものである。また、内容液として用いる
水にはPH6.9程度の弱酸性に調整された水を用いること
が望ましい。弱酸性に調整した水を用いると、後述する
ように酸素ガスを注入したときの溶存酸素量を増すこと
ができる。また、内容液として用いる水の全硬度は20〜
30mg/l程度に調整することが望ましい。硬度が前記範囲
にある水は、酸化物が生成しにくい利点がある。
キャップ2は、容器本体1の口部1aのねじに螺合される
装着部3とその上部に連設されたカートリッジ保護カバ
ー部4とから構成されている。
このキャップ2の装着部3の中段付近には、装着部3を
肉厚方向に貫通するガス抜き孔12が形成されている。
カートリッジ保護カバー部4は後述するガス封入カート
リッジ7が収容されるカートリッジ収容室4aを形成する
もので、その天板部には指を挿入し得る大きさの開口部
8が形成されている。このカートリッジ収容室4aの下部
には、側壁の挿入口9を通してストッパーピン10が挿入
されている。ストッパーピン10は、ガス封入カートリッ
ジ7がカートリッジ開封突起6によって開封されるのを
防止するもので、カートリッジ開封突起6の高さと略等
しい厚さか、それ以上の厚さの略板状に形成されてい
る。このストッパーピン10の先端側はスリット11によっ
て二つに分けられており、スリット11にはカートリッジ
開封突起6が挿入されるようになっている。このカート
リッジ保護カバー部4によって形成されるカートリッジ
収容室4aと装着部3とを仕切る隔壁5にはカートリッジ
開封突起6が設けられている。
カートリッジ開封突起6は、容器本体1に連通するガス
導入孔6aを有するもので、カートリッジ収容室4a内に突
出するように隔壁5に立設されている。このカートリッ
ジ開封突起6の先端は鋭く尖っており、容器本体1内に
連通するガス導入孔6aの一端はその先端に開口してい
る。
前記収容室4aにはカートリッジ開封突起6と対向するよ
うにガス封入カートリッジ7が収容されている。このガ
ス封入カートリッジ7は高純度の酸素ガスが高圧に封入
されたもので、前記キャップ2のカートリッジ開封突起
6と対する下面部分には、易開封部7aが形成されてい
る。
このガス封入カートリッジ7に封入する酸素ガスの圧力
は、後述するようにして酸素ガスを容器本体1内に注入
したとき、容器本体1内の酸素ガス圧力がゲージ圧で2
〜3kg/cm2程度になるように設定することが望ましい。
通常、ガス封入カートリッジ7の容積と容器本体1内の
残留空間の容積とを略同程度として、ガス封入カートリ
ッジ7内の圧力を5kg/cm2(ゲージ圧)程度に設定する
ことが望ましい。
容器本体1内の酸素ガス圧力が2kg/cm2(ゲージ圧)未
満になると、溶存酸素量が少ないという不都合が生じ
る。
また、容器本体1内の酸素ガス圧力が3kg/cm2(ゲージ
圧)を越えると、開栓時の危険や小さい子供では開栓し
にくいという不都合が生じる。
次に、この容器の操作方法を説明する。
この容器を利用するには、まずストッパーピン10を引き
抜き、ついでキャップ2の天板部の開口部8から指を入
れてガス封入カートリッジ7を押す。すると、ガス封入
カートリッジ7の易開封部7aがキャップ2のカートリッ
ジ開封突起6によって破られる。
するとカートリッジ開封突起6のガス導入孔6aを介し
て、ガス封入カートリッジ7内の酸素ガスが容器本体1
内に注入され、容器本体1内が酸素ガスによる2〜3kg/
cm2(ゲージ圧)の高圧状態となる。この状態で1分程
度放置すると、容器本体1内の水に酸素が溶解して、溶
存酸素量70ppm程度の高濃度酸素水が得られる。
この高濃度酸素水を注出するには、キャップ2を容器本
体1から取り外す。この際、キャップ2を半分ほど外す
と、ガス抜き孔12が容器本体1の口部1aの上端に達し容
器本体1内と外気とが連通して、残留する酸素ガスが放
出され、容器本体1内が大気圧となる。これにより、キ
ャップ2や水の飛散等が防止される。
水への酸素の溶解は静置状態でも行なわれるが、酸素の
溶解を速めるには、容器を振盪させたり、ガス封入カー
トリッジ7から容器本体1への酸素ガス注入を容器を倒
立させた状態で行う。
また、水に酸素を溶解させる作業は、酸素の飽和濃度を
大とするために、水が凍結しない程度の低温度で行なわ
れることが望ましい。
このような容器によれば、高濃度酸素水を必要とする時
にストッパーピン10を抜き、キャップ2の天板部13の開
口部8からガス封入カートリッジ7を指で押せば、その
場で即座に高濃度酸素水を得ることができる。
またこの例の容器では、キャップに備えたストッパピン
10によってガス封入カートリッジ7とカートリッジ開封
突起6との接触が防止されているので、不用意にガス封
入カートリッジ7が開封されることがなく安全である。
さらに、この例の容器では、容器本体1に無酸素水を収
容したので、極めて微生物が繁殖しにくく、薬剤等によ
る殺菌処理を行わなくても、長期間保存し得るものとな
る。
なお、本考案の容器は上記実施例に限られるものではな
い。例えば、容器本体1内に注入された酸素ガスが流出
しないように、必要に応じてガス導入孔6aに付属して、
あるいはキャップ2と容器本体1との間に弁を設けるこ
ともできる。
「考案の効果」 以上説明したように本考案の容器は、容器本体に連通す
るガス導入孔を有するカートリッジ開封突起の設けられ
たキャップと、開封突起と対向して設けられたガス封入
カートリッジとを具備し、キャップ本体の挿入孔からス
トッパーピンを抜き、天板部の開口部から指で押してガ
スの収容されたガス封入カートリッジをカートリッジ開
封突起で開封するものなので、ガス導入孔を介してガス
封入カートリッジ内の気体を容器本体内に吹き込み、内
容液にガスを即座に溶解させて、所望のガスが溶解され
た内容液、例えば高濃度酸素水を必要に応じてその場で
得ることができる。またキャップ本体にストッパーピン
を挿入しておけば、ストッパーピンによりガス封入カー
トリッジが開封されることがなく、分離した状態で酸素
と水を長期間保存することができる。
従って、本考案の容器によれば、分離した状態で保存さ
れた水と酸素を必要に応じて混合して、その場で新鮮な
高濃度酸素水を得ることができるので、微生物の繁殖に
よる腐敗等の不安が無く衛生的に高濃度酸素水を提供で
きる。
また、キャップの装着部にガス抜き孔が形成されている
ので、ガス封入カートリッジを開封後、容器本体の口部
上端にキャップのガス抜き孔を近づけ、容器本体内に残
留したガスをガス抜き孔から放出させ、容器本体内の圧
力を大気圧にすることができ、キャップや内容液の飛散
を防止でき安全である。
【図面の簡単な説明】
図は、本考案の容器の一実施例を示す断面図である。 1……容器本体、1a……口部、2……キャップ、6……
カートリッジ開封突起、6a……ガス導入孔、7……ガス
封入カートリッジ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内容液を収容する容器本体と、該容器本体
    の口部に装着される開口を有し、その側壁にガス抜き孔
    を配した装着部と該装着部の上方に連続して延び頂部に
    開口部を有する天板部を配してなる保護カバー部よりな
    る筒状のキャップとよりなる容器であって、前記キャッ
    プに保護カバー部と装着部とを、上方に突出しかつガス
    導入孔を貫通してなるカートリッジ開封突起を立設して
    なる隔壁で区画し、保護カバー部にガス封入カートリッ
    ジを配するカートリッジ収容室を形成してなるととも
    に、前記隔壁の上面に位置して前記カートリッジ開封突
    起の高さとほぼ等しいか、それ以上の厚さの板状のスト
    ッパーピンをキャップ側壁より挿入して摺動可能に配し
    てなることを特徴とする容器。
JP1987079432U 1987-05-26 1987-05-26 容 器 Expired - Lifetime JPH0716620Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987079432U JPH0716620Y2 (ja) 1987-05-26 1987-05-26 容 器

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JP1987079432U JPH0716620Y2 (ja) 1987-05-26 1987-05-26 容 器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63190068U JPS63190068U (ja) 1988-12-07
JPH0716620Y2 true JPH0716620Y2 (ja) 1995-04-19

Family

ID=30929284

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987079432U Expired - Lifetime JPH0716620Y2 (ja) 1987-05-26 1987-05-26 容 器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4701016B2 (ja) * 2005-06-14 2011-06-15 武内プレス工業株式会社 内容物混合装置
JP6527302B2 (ja) * 2013-08-30 2019-06-05 株式会社吉野工業所 揮散容器

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JPS63190068U (ja) 1988-12-07

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