JPH07163669A - 放射線治療装置 - Google Patents
放射線治療装置Info
- Publication number
- JPH07163669A JPH07163669A JP31302593A JP31302593A JPH07163669A JP H07163669 A JPH07163669 A JP H07163669A JP 31302593 A JP31302593 A JP 31302593A JP 31302593 A JP31302593 A JP 31302593A JP H07163669 A JPH07163669 A JP H07163669A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- radiation
- information
- rotation
- movement
- coordinate body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Radiation-Therapy Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 放射線照射中に放射線照射位置をリアルタイ
ムで検出し、放射線照射位置の移動経路、移動速度など
が予め設定された計画から逸脱した場合に放射線照射を
適切に制御できる放射線治療装置を提供する。 【構成】 回転中心を基準に移動しながら前記回転中心
に向かって放射線を照射できる放射線治療装置におい
て、放射線照射位置の基準移動経路(又は回転角度、移
動量、移動速度等)の情報を有する座標体15と、この
座標体15を透過した放射線を検出する放射線検出部1
6とを備える。前記放射線検出部16には検出器を有
し、この検出器で検出された基準移動経路の情報に基づ
いて放射線照射量が制御される。放射線照射量を制御す
ることで患者の安全が確保される。
ムで検出し、放射線照射位置の移動経路、移動速度など
が予め設定された計画から逸脱した場合に放射線照射を
適切に制御できる放射線治療装置を提供する。 【構成】 回転中心を基準に移動しながら前記回転中心
に向かって放射線を照射できる放射線治療装置におい
て、放射線照射位置の基準移動経路(又は回転角度、移
動量、移動速度等)の情報を有する座標体15と、この
座標体15を透過した放射線を検出する放射線検出部1
6とを備える。前記放射線検出部16には検出器を有
し、この検出器で検出された基準移動経路の情報に基づ
いて放射線照射量が制御される。放射線照射量を制御す
ることで患者の安全が確保される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、放射線治療装置に関
し、特に回転中心を基準に移動しながら前記回転中心に
向かって放射線を照射できる放射線治療装置に関する。
し、特に回転中心を基準に移動しながら前記回転中心に
向かって放射線を照射できる放射線治療装置に関する。
【0002】
【従来の技術】三次元集光型放射線治療装置においてラ
イナックの概略構造を図14に示す。図14に示すよう
に、三次元集光型放射線治療装置は放射線照射部1、C
型支持アーム2、アーム支持部3、電源部4、X線アプ
リケータ5、対向板6、治療台10、固定取付け具11
及び頭部取付け具12を備える。前記固定取付け具11
は治療台10に取り付けられ、頭部取付け具12は固定
取付け具11に取り付けられる。前記治療台10には患
者(被検体)13が載置され、患者13の頭部は頭部取
付け具12で固定される。
イナックの概略構造を図14に示す。図14に示すよう
に、三次元集光型放射線治療装置は放射線照射部1、C
型支持アーム2、アーム支持部3、電源部4、X線アプ
リケータ5、対向板6、治療台10、固定取付け具11
及び頭部取付け具12を備える。前記固定取付け具11
は治療台10に取り付けられ、頭部取付け具12は固定
取付け具11に取り付けられる。前記治療台10には患
者(被検体)13が載置され、患者13の頭部は頭部取
付け具12で固定される。
【0003】図14中、符号Oは回転中心であり、この
回転中心Oを基準として前記C型支持アーム2が回転角
ψ及び回転角φで回転できる。つまり、放射線照射源で
あるX線アプリケータ5は回転中心Oを基準として回転
移動され、放射線照射位置が移動しても常に回転中心O
に放射線が放射できる。
回転中心Oを基準として前記C型支持アーム2が回転角
ψ及び回転角φで回転できる。つまり、放射線照射源で
あるX線アプリケータ5は回転中心Oを基準として回転
移動され、放射線照射位置が移動しても常に回転中心O
に放射線が放射できる。
【0004】このように構成される三次元集光型放射線
治療装置においては以下の操作が行われる。
治療装置においては以下の操作が行われる。
【0005】まず、放射線治療を行うために、患者13
の頭部に頭部取付け具12が固定される。次に、放射線
治療計画に基づき、患者13の頭部の治療部位(ターゲ
ット)と頭部取付け具12との間の位置関係が求められ
る。次に、治療台10に患者13が載せられ、固定取付
け具11に頭部取付け具12が取り付けられる。前記固
定取付け具11には頭部取付け具12の取り付け位置を
調整できる可動機構が備えられており、放射線照射経路
において治療部位と回転中心Oとが重なる位置に頭部取
付け具12の取り付け位置が調整される。
の頭部に頭部取付け具12が固定される。次に、放射線
治療計画に基づき、患者13の頭部の治療部位(ターゲ
ット)と頭部取付け具12との間の位置関係が求められ
る。次に、治療台10に患者13が載せられ、固定取付
け具11に頭部取付け具12が取り付けられる。前記固
定取付け具11には頭部取付け具12の取り付け位置を
調整できる可動機構が備えられており、放射線照射経路
において治療部位と回転中心Oとが重なる位置に頭部取
付け具12の取り付け位置が調整される。
【0006】放射線治療が開始されると、前述の治療計
画に基づいた軌跡に沿って回転角ψ及び回転角φで放射
線照射部1が回転移動され、X線アプリケータ5で絞り
込まれた放射線(X線)が治療部位に集中的に照射され
る。この放射線の照射により患者の治療が行われる。こ
の放射線治療において患者13を突き抜け周囲に漏れる
放射線は対向板6で遮蔽される。
画に基づいた軌跡に沿って回転角ψ及び回転角φで放射
線照射部1が回転移動され、X線アプリケータ5で絞り
込まれた放射線(X線)が治療部位に集中的に照射され
る。この放射線の照射により患者の治療が行われる。こ
の放射線治療において患者13を突き抜け周囲に漏れる
放射線は対向板6で遮蔽される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述の三次元集光型放
射線治療装置においては以下の点が配慮されていない。
放射線照射部1の回転移動及び回転速度は回転駆動系で
制御される。しかしながら、放射線治療計画を逸脱する
人為的誤操作や回転駆動系の予期せぬ故障が発生した場
合、放射線照射部1の移動位置つまり放射線照射位置を
知ることができない。このため、患者13の治療部位に
又はそれ以外の部位に過度の放射線を照射してしまうこ
とが予測され、安全性に問題があった。
射線治療装置においては以下の点が配慮されていない。
放射線照射部1の回転移動及び回転速度は回転駆動系で
制御される。しかしながら、放射線治療計画を逸脱する
人為的誤操作や回転駆動系の予期せぬ故障が発生した場
合、放射線照射部1の移動位置つまり放射線照射位置を
知ることができない。このため、患者13の治療部位に
又はそれ以外の部位に過度の放射線を照射してしまうこ
とが予測され、安全性に問題があった。
【0008】本発明は、このような問題点を解決するこ
とを課題としてなされたものであり、放射線照射中に放
射線照射位置を検出し、放射線照射位置の移動経路、移
動速度などが予め設定された計画から逸脱した場合に放
射線照射を適切に制御できる放射線治療装置の提供を目
的とする。
とを課題としてなされたものであり、放射線照射中に放
射線照射位置を検出し、放射線照射位置の移動経路、移
動速度などが予め設定された計画から逸脱した場合に放
射線照射を適切に制御できる放射線治療装置の提供を目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、請求項1に係る発明は、回転中心を基準に移
動しながら前記回転中心に向かって放射線を照射できる
放射線治療装置において、前記回転中心の近傍で前記放
射線の照射経路中に配置され、放射線透過率が高い部分
及び低い部分を有し、かつ前記放射線透過率が高い部分
又は低い部分で形成された放射線照射位置の基準移動経
路を有する座標体と、前記座標体を透過する放射線から
前記座標体の基準移動経路の情報及び実際の放射線照射
位置の移動経路の情報を読み取る照射位置読取り手段
と、前記照射位置読取り手段で読み取られた情報に基づ
いて放射線照射位置が基準移動経路に沿って移動してい
るか否かを判定する照射位置判定手段と、前記照射位置
判定手段の出力信号に基づいて放射線照射量を制御する
照射制御手段と、を備えたことを特徴とする。
るために、請求項1に係る発明は、回転中心を基準に移
動しながら前記回転中心に向かって放射線を照射できる
放射線治療装置において、前記回転中心の近傍で前記放
射線の照射経路中に配置され、放射線透過率が高い部分
及び低い部分を有し、かつ前記放射線透過率が高い部分
又は低い部分で形成された放射線照射位置の基準移動経
路を有する座標体と、前記座標体を透過する放射線から
前記座標体の基準移動経路の情報及び実際の放射線照射
位置の移動経路の情報を読み取る照射位置読取り手段
と、前記照射位置読取り手段で読み取られた情報に基づ
いて放射線照射位置が基準移動経路に沿って移動してい
るか否かを判定する照射位置判定手段と、前記照射位置
判定手段の出力信号に基づいて放射線照射量を制御する
照射制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0010】請求項2に係る発明は、前記請求項1に記
載される放射線治療装置において、前記座標体が、前記
回転中心を一部取り囲み、かつ前記回転中心の通過前の
放射線を透過せずに前記回転中心を通過後の放射線を透
過する筒型形状で構成されることを特徴とする。
載される放射線治療装置において、前記座標体が、前記
回転中心を一部取り囲み、かつ前記回転中心の通過前の
放射線を透過せずに前記回転中心を通過後の放射線を透
過する筒型形状で構成されることを特徴とする。
【0011】請求項3に係る発明は、前記請求項1又は
請求項2に記載される放射線治療装置において、前記座
標体の放射線透過率の低い部分が線形状を有する遮蔽材
で形成され、前記遮蔽材が前記放射線照射位置の基準移
動経路を形成することを特徴とする。
請求項2に記載される放射線治療装置において、前記座
標体の放射線透過率の低い部分が線形状を有する遮蔽材
で形成され、前記遮蔽材が前記放射線照射位置の基準移
動経路を形成することを特徴とする。
【0012】請求項4に係る発明は、回転中心を基準に
移動しながら前記回転中心に向かって放射線を照射でき
る放射線治療装置において、前記回転中心の近傍で前記
放射線の照射経路中に配置され、放射線透過率が高い部
分及び低い部分を有し、かつ前記放射線透過率が高い部
分又は低い部分が放射線照射位置の移動方向に交互に規
則的に複数配置される座標体と、前記座標体を透過する
放射線から前記座標体の前記放射線透過率が高い部分又
は低い部分の情報を読み取る情報読取り手段と、前記情
報読取り手段で読み取られた情報のカウントを行う計数
手段と、前記計数手段でカウントされたカウント値と予
め設定された基準カウント値とを比較し、双方のカウン
ト値にずれがあるか否かを判定するカウント値判定手段
と、前記カウント値判定手段の出力信号に基づき放射線
照射量を制御する照射制御手段と、を備えたことを特徴
とする。
移動しながら前記回転中心に向かって放射線を照射でき
る放射線治療装置において、前記回転中心の近傍で前記
放射線の照射経路中に配置され、放射線透過率が高い部
分及び低い部分を有し、かつ前記放射線透過率が高い部
分又は低い部分が放射線照射位置の移動方向に交互に規
則的に複数配置される座標体と、前記座標体を透過する
放射線から前記座標体の前記放射線透過率が高い部分又
は低い部分の情報を読み取る情報読取り手段と、前記情
報読取り手段で読み取られた情報のカウントを行う計数
手段と、前記計数手段でカウントされたカウント値と予
め設定された基準カウント値とを比較し、双方のカウン
ト値にずれがあるか否かを判定するカウント値判定手段
と、前記カウント値判定手段の出力信号に基づき放射線
照射量を制御する照射制御手段と、を備えたことを特徴
とする。
【0013】請求項5に係る発明は、回転中心を基準に
移動しながら前記回転中心に向かって放射線を照射でき
る放射線治療装置において、前記回転中心の近傍で前記
放射線の照射経路中に配置され、複数の放射線透過率が
高い部分及び低い部分を有し、かつ前記放射線透過率が
高い部分間距離又は低い部分間距離が放射線照射位置の
移動方向に沿って変化される座標体と、前記座標体を透
過する放射線から前記座標体の前記放射線透過率が高い
部分間距離又は低い部分間距離の情報を読み取る情報読
取り手段と、前記情報読取り手段で読み取られた情報に
基づき前記距離を算出し、この算出値と予め設定された
基準間隔値との間に差があるか否かを判定する間隔判定
手段と、この間隔判定手段の出力信号に基づき放射線照
射量を制御する照射制御手段と、を備えたことを特徴と
する。
移動しながら前記回転中心に向かって放射線を照射でき
る放射線治療装置において、前記回転中心の近傍で前記
放射線の照射経路中に配置され、複数の放射線透過率が
高い部分及び低い部分を有し、かつ前記放射線透過率が
高い部分間距離又は低い部分間距離が放射線照射位置の
移動方向に沿って変化される座標体と、前記座標体を透
過する放射線から前記座標体の前記放射線透過率が高い
部分間距離又は低い部分間距離の情報を読み取る情報読
取り手段と、前記情報読取り手段で読み取られた情報に
基づき前記距離を算出し、この算出値と予め設定された
基準間隔値との間に差があるか否かを判定する間隔判定
手段と、この間隔判定手段の出力信号に基づき放射線照
射量を制御する照射制御手段と、を備えたことを特徴と
する。
【0014】請求項6に係る発明は、回転中心を基準に
移動しながら前記回転中心に向かって放射線を照射でき
る放射線治療装置において、前記回転中心の近傍で前記
放射線の照射経路中に配置され、放射線透過率が高い部
分で、低い部分で又は双方を組合わせて形成され、かつ
移動量、移動時間等の符号化移動情報を有するコード領
域が放射線照射位置の移動方向に沿って規則的に配置さ
れる座標体と、前記座標体を透過する放射線から前記座
標体のコード領域の符号化移動情報を読み取る情報読取
り手段と、前記情報読取り手段で読み取られた符号化移
動情報から比較判定できる復号化移動情報を生成し、こ
の生成された復号化移動情報と予め設定された基準移動
情報とを比較して双方の情報に差があるか否かを判定す
る復号化判定手段と、前記復号化判定手段から出力され
る制御信号に基づいて放射線照射量を制御する照射制御
手段と、を備えたことを特徴とする。
移動しながら前記回転中心に向かって放射線を照射でき
る放射線治療装置において、前記回転中心の近傍で前記
放射線の照射経路中に配置され、放射線透過率が高い部
分で、低い部分で又は双方を組合わせて形成され、かつ
移動量、移動時間等の符号化移動情報を有するコード領
域が放射線照射位置の移動方向に沿って規則的に配置さ
れる座標体と、前記座標体を透過する放射線から前記座
標体のコード領域の符号化移動情報を読み取る情報読取
り手段と、前記情報読取り手段で読み取られた符号化移
動情報から比較判定できる復号化移動情報を生成し、こ
の生成された復号化移動情報と予め設定された基準移動
情報とを比較して双方の情報に差があるか否かを判定す
る復号化判定手段と、前記復号化判定手段から出力され
る制御信号に基づいて放射線照射量を制御する照射制御
手段と、を備えたことを特徴とする。
【0015】
【作用】請求項1乃至請求項3に係る発明の放射線治療
装置において、照射された放射線は放射線照射位置の基
準移動経路が表示された座標体を透過する。この座標体
を透過した放射線は座標体から得られる基準移動経路の
情報及び実際に照射された放射線の放射線照射位置の移
動経路の情報を有する。これら情報が照射位置読取り手
段で読み取られ、読み取られた情報から照射位置判定手
段によって放射線照射位置が計画通りの移動経路(軌
跡)で移動しているかどうかが判定される。放射線照射
位置が計画を逸脱する移動である場合は放射線照射制御
手段によって例えば放射線の照射を停止することによ
り、患者の安全が確保される。
装置において、照射された放射線は放射線照射位置の基
準移動経路が表示された座標体を透過する。この座標体
を透過した放射線は座標体から得られる基準移動経路の
情報及び実際に照射された放射線の放射線照射位置の移
動経路の情報を有する。これら情報が照射位置読取り手
段で読み取られ、読み取られた情報から照射位置判定手
段によって放射線照射位置が計画通りの移動経路(軌
跡)で移動しているかどうかが判定される。放射線照射
位置が計画を逸脱する移動である場合は放射線照射制御
手段によって例えば放射線の照射を停止することによ
り、患者の安全が確保される。
【0016】請求項4に係る発明の放射線治療装置にお
いて、照射された放射線は放射線透過率が高い部分又は
低い部分が放射線照射位置の移動方向に交互に規則的に
複数配置される座標体を透過する。この座標体を透過し
た放射線は座標体から得られる放射線透過率が高い部分
又は低い部分の情報を有する。放射線照射位置の移動で
情報数が増加し、この情報数が情報数読取り手段で読み
取られ、計数手段でカウントされる。このカウント値は
カウント値判定手段で予め設定された基準カウント値と
比較され、このカウント値判定手段で放射線照射位置が
放射線治療計画通りの回転角度、移動量、移動速度等で
移動しているかどうかが判定される。放射線照射位置が
計画を逸脱する移動である場合は照射制御手段で例えば
放射線の照射を停止することにより、患者の安全が確保
される。
いて、照射された放射線は放射線透過率が高い部分又は
低い部分が放射線照射位置の移動方向に交互に規則的に
複数配置される座標体を透過する。この座標体を透過し
た放射線は座標体から得られる放射線透過率が高い部分
又は低い部分の情報を有する。放射線照射位置の移動で
情報数が増加し、この情報数が情報数読取り手段で読み
取られ、計数手段でカウントされる。このカウント値は
カウント値判定手段で予め設定された基準カウント値と
比較され、このカウント値判定手段で放射線照射位置が
放射線治療計画通りの回転角度、移動量、移動速度等で
移動しているかどうかが判定される。放射線照射位置が
計画を逸脱する移動である場合は照射制御手段で例えば
放射線の照射を停止することにより、患者の安全が確保
される。
【0017】請求項5に係る発明の放射線治療装置にお
いて、照射される放射線は前記放射線透過率が高い部分
間距離又は低い部分間距離が放射線照射位置の移動方向
に沿って変化する座標体を透過する。この座標体を透過
した放射線は座標体から得られる放射線透過率が高い部
分間距離又は低い部分間距離の情報を有する。この情報
は情報読取り手段で読み取られ、読み取られた情報に基
づき間隔判定手段で前記距離が算出される。間隔判定手
段においては前記算出値と予め設定された基準間隔値と
が比較され、放射線照射位置が計画通りの回転角度、移
動量、移動速度等で移動しているかどうかが判定され
る。この判定の結果、放射線照射位置が計画を逸脱する
移動である場合は間隔判定手段から照射制御手段に制御
信号が出力される。この制御信号に基づき照射制御手段
は例えば放射線の照射を停止し、患者の安全が確保され
る。
いて、照射される放射線は前記放射線透過率が高い部分
間距離又は低い部分間距離が放射線照射位置の移動方向
に沿って変化する座標体を透過する。この座標体を透過
した放射線は座標体から得られる放射線透過率が高い部
分間距離又は低い部分間距離の情報を有する。この情報
は情報読取り手段で読み取られ、読み取られた情報に基
づき間隔判定手段で前記距離が算出される。間隔判定手
段においては前記算出値と予め設定された基準間隔値と
が比較され、放射線照射位置が計画通りの回転角度、移
動量、移動速度等で移動しているかどうかが判定され
る。この判定の結果、放射線照射位置が計画を逸脱する
移動である場合は間隔判定手段から照射制御手段に制御
信号が出力される。この制御信号に基づき照射制御手段
は例えば放射線の照射を停止し、患者の安全が確保され
る。
【0018】請求項6に係る発明の放射線治療装置にお
いて、照射される放射線は、放射線透過率が高い部分
で、低い部分で又は双方を組合わせて形成され、かつ回
転角度、移動量、移動速度等の符号化移動情報を有する
コード領域が放射線照射位置の移動方向に沿って規則的
に配置される座標体を透過する。この座標体を透過した
放射線は座標体のコード領域の符号化移動情報を有す
る。この符号化移動情報は情報読取り手段で読み取ら
れ、この読み取られた符号化移動情報は復号化判定手段
で基準移動情報と比較可能な復号化移動情報に生成され
る。この生成された復号化移動情報は復号化判定手段で
基準移動情報と比較され、放射線治療計画通りの回転角
度、移動量、移動速度等で放射線照射位置が移動してい
るかどうかが判定される。放射線照射位置が計画を逸脱
する移動である場合は復号化判定手段から照射制御手段
に制御信号が出力され、この照射制御手段は例えば放射
線の照射を停止し、患者の安全が確保される。
いて、照射される放射線は、放射線透過率が高い部分
で、低い部分で又は双方を組合わせて形成され、かつ回
転角度、移動量、移動速度等の符号化移動情報を有する
コード領域が放射線照射位置の移動方向に沿って規則的
に配置される座標体を透過する。この座標体を透過した
放射線は座標体のコード領域の符号化移動情報を有す
る。この符号化移動情報は情報読取り手段で読み取ら
れ、この読み取られた符号化移動情報は復号化判定手段
で基準移動情報と比較可能な復号化移動情報に生成され
る。この生成された復号化移動情報は復号化判定手段で
基準移動情報と比較され、放射線治療計画通りの回転角
度、移動量、移動速度等で放射線照射位置が移動してい
るかどうかが判定される。放射線照射位置が計画を逸脱
する移動である場合は復号化判定手段から照射制御手段
に制御信号が出力され、この照射制御手段は例えば放射
線の照射を停止し、患者の安全が確保される。
【0019】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例について、図面
を用いて説明する。
を用いて説明する。
【0020】実施例1 本発明に係る三次元集光型放射線治療装置のライナック
の概略構造を図1に示す。基本的な構成は前述の図14
に示す三次元集光型放射線治療装置と同様である。すな
わち、三次元集光型放射線治療装置は放射線照射部(放
射線照射位置)1、C型支持アーム2、アーム支持部
3、電源部4、X線アプリケータ5、対向板6、治療台
10、固定取付け具11及び頭部取付け具12を備え
る。前記固定取付け具11は治療台10に取り付けら
れ、頭部取付け具12は固定取付け具11に取り付けら
れる。前記治療台10には患者13が載置され、患者1
3の頭部は頭部取付け具12で固定される。
の概略構造を図1に示す。基本的な構成は前述の図14
に示す三次元集光型放射線治療装置と同様である。すな
わち、三次元集光型放射線治療装置は放射線照射部(放
射線照射位置)1、C型支持アーム2、アーム支持部
3、電源部4、X線アプリケータ5、対向板6、治療台
10、固定取付け具11及び頭部取付け具12を備え
る。前記固定取付け具11は治療台10に取り付けら
れ、頭部取付け具12は固定取付け具11に取り付けら
れる。前記治療台10には患者13が載置され、患者1
3の頭部は頭部取付け具12で固定される。
【0021】図1中、符号Oは回転中心、符号ψ及びφ
は回転角である。X線アプリケータ5は回転中心Oを基
準として回転移動し、放射線照射位置を移動しても常に
回転中心Oに放射線が放射できる。
は回転角である。X線アプリケータ5は回転中心Oを基
準として回転移動し、放射線照射位置を移動しても常に
回転中心Oに放射線が放射できる。
【0022】前記三次元集光型放射線治療装置において
は、本発明に従い、座標体15及び放射線検出部(照射
位置読取り手段)16が具備される。
は、本発明に従い、座標体15及び放射線検出部(照射
位置読取り手段)16が具備される。
【0023】前記座標体15は固定取付け具11に固定
され、回転中心Oの近傍で放射線の照射経路中にこの座
標体15が配置される。前記図1、図3(A)、(B)
及び図4に示すように、座標体15は、前記回転中心O
を一部取り囲み、かつ前記回転中心Oの通過前の放射線
を透過せずに前記回転中心Oを通過後の放射線を透過す
る筒型形状(半円球形状)で構成される。患者13の治
療部位(本実施例においては頭部)が挿入されるので、
座標体15の中心部分は空洞で構成される。座標体15
は放射線透過率の高い部分15A及び放射線透過率の低
い部分15Bを有する。放射線透過率の低い部分15B
は本実施例において遮蔽材で形成され、この遮蔽材は放
射線照射位置の移動方向つまり放射線照射部1の移動方
向に沿って形成された細長い線形状で構成される。
され、回転中心Oの近傍で放射線の照射経路中にこの座
標体15が配置される。前記図1、図3(A)、(B)
及び図4に示すように、座標体15は、前記回転中心O
を一部取り囲み、かつ前記回転中心Oの通過前の放射線
を透過せずに前記回転中心Oを通過後の放射線を透過す
る筒型形状(半円球形状)で構成される。患者13の治
療部位(本実施例においては頭部)が挿入されるので、
座標体15の中心部分は空洞で構成される。座標体15
は放射線透過率の高い部分15A及び放射線透過率の低
い部分15Bを有する。放射線透過率の低い部分15B
は本実施例において遮蔽材で形成され、この遮蔽材は放
射線照射位置の移動方向つまり放射線照射部1の移動方
向に沿って形成された細長い線形状で構成される。
【0024】前記座標体15の放射線透過率が低い部分
15Bは基準移動経路を構成する。この基準移動経路は
放射線照射位置が移動すべき基準となる経路を座標的に
表わしたものである。放射線治療計画において放射線照
射位置の移動経路は、前記基準移動経路に一致させて設
定される。
15Bは基準移動経路を構成する。この基準移動経路は
放射線照射位置が移動すべき基準となる経路を座標的に
表わしたものである。放射線治療計画において放射線照
射位置の移動経路は、前記基準移動経路に一致させて設
定される。
【0025】前記放射線検出部16は回転中心Oを中心
として放射線照射部1に対向する位置において対向板6
に配置される(図1参照)。図2に示すように、放射線
検出部16は検出器20を備える。この検出器20は本
実施例において放射線照射位置の移動方向に放射線検出
素子を一次元的に配列した一次元センサ(ラインセン
サ)で構成される。前記放射線照射部1のX線アプリケ
ータ5から照射された放射線(X線)が前記座標体15
を透過すると、この透過した放射線は座標体15の放射
線透過率が低い部分(基準移動経路)15Bで生成され
る情報を有する。この情報が前記検出器20において読
み取られる。
として放射線照射部1に対向する位置において対向板6
に配置される(図1参照)。図2に示すように、放射線
検出部16は検出器20を備える。この検出器20は本
実施例において放射線照射位置の移動方向に放射線検出
素子を一次元的に配列した一次元センサ(ラインセン
サ)で構成される。前記放射線照射部1のX線アプリケ
ータ5から照射された放射線(X線)が前記座標体15
を透過すると、この透過した放射線は座標体15の放射
線透過率が低い部分(基準移動経路)15Bで生成され
る情報を有する。この情報が前記検出器20において読
み取られる。
【0026】前記検出器20は図2に示すように閾値設
定回路21とともに比較器22に接続され、この比較器
22はインタロック制御回路23に接続される。インタ
ロック制御回路23は、検出器20で読み取られた情報
に基づき、照射停止、照射量減少、照射量増加等、放射
線照射量を制御する。インタロック制御回路23の制御
出力信号は電源部4に出力される。
定回路21とともに比較器22に接続され、この比較器
22はインタロック制御回路23に接続される。インタ
ロック制御回路23は、検出器20で読み取られた情報
に基づき、照射停止、照射量減少、照射量増加等、放射
線照射量を制御する。インタロック制御回路23の制御
出力信号は電源部4に出力される。
【0027】次に、前述の三次元集光型放射線治療装置
において、操作手順並びに放射線照射量の制御方法を説
明する。
において、操作手順並びに放射線照射量の制御方法を説
明する。
【0028】まず、放射線治療を行うために、患者13
の頭部に頭部取付け具12が固定される。次に、放射線
治療計画に基づき、患者13の頭部の治療部位(ターゲ
ット)と頭部取付け具12との間の位置関係が求められ
る。次に、治療台10に患者13が載せられ、固定取付
け具11に頭部取付け具12が取り付けられる。この頭
部取付け具12が取り付けられると、患者13の頭部が
座標体15の内部に位置される。この後、固定取付け具
11の図示しない可動機構により、放射線照射位置、患
者13の頭部の治療部位、回転中心O等の位置関係が調
整される。
の頭部に頭部取付け具12が固定される。次に、放射線
治療計画に基づき、患者13の頭部の治療部位(ターゲ
ット)と頭部取付け具12との間の位置関係が求められ
る。次に、治療台10に患者13が載せられ、固定取付
け具11に頭部取付け具12が取り付けられる。この頭
部取付け具12が取り付けられると、患者13の頭部が
座標体15の内部に位置される。この後、固定取付け具
11の図示しない可動機構により、放射線照射位置、患
者13の頭部の治療部位、回転中心O等の位置関係が調
整される。
【0029】放射線治療が開始されると、前述の治療計
画に基づいた軌跡に沿って回転角ψ及び回転角φで放射
線照射部1が回転移動され、X線アプリケータ5で絞り
込まれた放射線が治療部位に集中的に照射される。この
放射線の照射により患者の治療が行われる。
画に基づいた軌跡に沿って回転角ψ及び回転角φで放射
線照射部1が回転移動され、X線アプリケータ5で絞り
込まれた放射線が治療部位に集中的に照射される。この
放射線の照射により患者の治療が行われる。
【0030】この時、患者13の治療部位を透過しかつ
座標体15を透過した放射線は、実際の放射線照射位置
の情報、及び座標体15の放射線透過率の低い部分(基
準移動経路)15Bの情報を有する。この情報は放射線
検出部16の検出器20によって読み取られる。
座標体15を透過した放射線は、実際の放射線照射位置
の情報、及び座標体15の放射線透過率の低い部分(基
準移動経路)15Bの情報を有する。この情報は放射線
検出部16の検出器20によって読み取られる。
【0031】図5に、前記情報を有する放射線が検出部
20に到達したときの照射投影像20Dと検出部20と
の関係を示す。(A)においては、照射投影像20Dの
ほぼ中心位置に座標体15の放射線透過率の低い部分1
5Bの情報20Dが位置し、情報20Dと検出部20の
放射線検出素子の配列位置20Lとが一致される。すな
わち、放射線照射位置が基準移動経路に沿って移動され
ていることを意味し、この場合、検出部20の放射線検
出素子がON状態(又はOFF状態)になる。逆に、
(B)においては、照射投影像20Dの中心位置からず
れた位置に座標体15の放射線透過率の低い部分15B
の情報20Dが位置し、情報20Dと検出部20の放射
線検出素子の配列位置20Lとが一致されない。すなわ
ち、放射線照射位置が基準移動経路に沿って移動されて
いないことを意味し、この場合、検出部20の放射線検
出素子がOFF状態(又はON状態)になる。
20に到達したときの照射投影像20Dと検出部20と
の関係を示す。(A)においては、照射投影像20Dの
ほぼ中心位置に座標体15の放射線透過率の低い部分1
5Bの情報20Dが位置し、情報20Dと検出部20の
放射線検出素子の配列位置20Lとが一致される。すな
わち、放射線照射位置が基準移動経路に沿って移動され
ていることを意味し、この場合、検出部20の放射線検
出素子がON状態(又はOFF状態)になる。逆に、
(B)においては、照射投影像20Dの中心位置からず
れた位置に座標体15の放射線透過率の低い部分15B
の情報20Dが位置し、情報20Dと検出部20の放射
線検出素子の配列位置20Lとが一致されない。すなわ
ち、放射線照射位置が基準移動経路に沿って移動されて
いないことを意味し、この場合、検出部20の放射線検
出素子がOFF状態(又はON状態)になる。
【0032】このように、情報20Dが検出器20で読
み取られると、図2に示す比較器22において検出器2
0の出力と閾値設定回路21から出力される閾値とが比
較される。基準移動経路からの逸脱量が一定の範囲を超
えた場合においては、比較器22からインタロック制御
回路23に放射線照射量の停止情報(又は減少情報)が
出力される。この出力に基づいてインタロック制御回路
23は電源部4に放射線照射を停止する(又は及び放射
線照射部1の回転駆動を停止する)制御信号を出力し、
放射線照射が停止される。
み取られると、図2に示す比較器22において検出器2
0の出力と閾値設定回路21から出力される閾値とが比
較される。基準移動経路からの逸脱量が一定の範囲を超
えた場合においては、比較器22からインタロック制御
回路23に放射線照射量の停止情報(又は減少情報)が
出力される。この出力に基づいてインタロック制御回路
23は電源部4に放射線照射を停止する(又は及び放射
線照射部1の回転駆動を停止する)制御信号を出力し、
放射線照射が停止される。
【0033】このように構成される放射線治療装置にお
いては、照射された放射線は放射線照射位置1の基準移
動経路が表示された座標体15を透過する。この座標体
15を透過した放射線は座標体15から得られる基準移
動経路の情報20C及び実際に照射された放射線の放射
線照射位置の移動経路の情報を有する。これら情報が照
射位置読取り手段(検出部20)で読み取られ、読み取
られた情報から照射位置判定手段(閾値設定回路21及
び比較器22)によって放射線照射位置が計画通りの移
動経路(軌跡)で移動しているかどうかが判定される。
放射線照射位置が計画を逸脱する移動である場合は放射
線照射制御手段(インタロック制御回路23)によって
例えば放射線の照射を停止することにより、患者の安全
が確保される。
いては、照射された放射線は放射線照射位置1の基準移
動経路が表示された座標体15を透過する。この座標体
15を透過した放射線は座標体15から得られる基準移
動経路の情報20C及び実際に照射された放射線の放射
線照射位置の移動経路の情報を有する。これら情報が照
射位置読取り手段(検出部20)で読み取られ、読み取
られた情報から照射位置判定手段(閾値設定回路21及
び比較器22)によって放射線照射位置が計画通りの移
動経路(軌跡)で移動しているかどうかが判定される。
放射線照射位置が計画を逸脱する移動である場合は放射
線照射制御手段(インタロック制御回路23)によって
例えば放射線の照射を停止することにより、患者の安全
が確保される。
【0034】なお、前記実施例においては座標体15の
放射線透過率の低い部分15が放射線照射位置の情報2
0Cとして使用されたが、本発明においては放射線透過
率の高い部分15Aが放射線照射位置の情報として使用
されてもよい。
放射線透過率の低い部分15が放射線照射位置の情報2
0Cとして使用されたが、本発明においては放射線透過
率の高い部分15Aが放射線照射位置の情報として使用
されてもよい。
【0035】また、前記実施例においては検出部20と
して一次元センサが使用されるが、本発明においては検
出器20として半導体シンチレータ、チャンバ、蛍光板
等が使用されてもよい。
して一次元センサが使用されるが、本発明においては検
出器20として半導体シンチレータ、チャンバ、蛍光板
等が使用されてもよい。
【0036】実施例2 本発明に係る三次元集光型放射線治療装置の座標体の構
造を図6に示す。ライナックの構造については前記実施
例1と同様であるので、実施例2での及び後述する実施
例での説明は省略する。
造を図6に示す。ライナックの構造については前記実施
例1と同様であるので、実施例2での及び後述する実施
例での説明は省略する。
【0037】実施例2において、座標体15は筒型形状
で構成され、基本的な外形形状は実施例1と同様であ
る。座標体15には放射線透過率の低い部分(遮蔽材)
15Cが放射線照射位置の移動方向に沿ってかつ一定間
隔において規則的に複数配列される。つまり、座標体1
5においては放射線透過率が高い部分15Aと低い部分
15Cとが放射線照射位置の移動方向に沿って交互に規
則的に複数配置される。座標体15の放射線透過率が低
い部分15Cは放射線照射位置の回転角度の情報及び移
動量の情報(又は及び放射線照射位置の基準移動経路の
情報)を構成する。
で構成され、基本的な外形形状は実施例1と同様であ
る。座標体15には放射線透過率の低い部分(遮蔽材)
15Cが放射線照射位置の移動方向に沿ってかつ一定間
隔において規則的に複数配列される。つまり、座標体1
5においては放射線透過率が高い部分15Aと低い部分
15Cとが放射線照射位置の移動方向に沿って交互に規
則的に複数配置される。座標体15の放射線透過率が低
い部分15Cは放射線照射位置の回転角度の情報及び移
動量の情報(又は及び放射線照射位置の基準移動経路の
情報)を構成する。
【0038】放射線検出部16の検出器20は一定間隔
に複数配列された座標体15の放射線透過率が低い部分
15Cを個々に認識できるセンサで構成される。例え
ば、放射線照射位置の移動方向と直交する方向に放射線
検出素子を一次元的に配列した一次元センサが使用され
る。つまり、この一次元センサは座標体15を透過した
放射線の放射線透過率が低い部分15Cの情報(投影
像)が放射線検出素子を横切る毎にその情報を個々に認
識できる。
に複数配列された座標体15の放射線透過率が低い部分
15Cを個々に認識できるセンサで構成される。例え
ば、放射線照射位置の移動方向と直交する方向に放射線
検出素子を一次元的に配列した一次元センサが使用され
る。つまり、この一次元センサは座標体15を透過した
放射線の放射線透過率が低い部分15Cの情報(投影
像)が放射線検出素子を横切る毎にその情報を個々に認
識できる。
【0039】前記検出器20は図7に示すように閾値設
定回路21とともに比較器22に接続され、この比較器
22は計数器24及び計算機25を通してインタロック
制御回路23に接続される。計数器24は検出器20で
読み取られた情報(放射線透過率が低い部分15Cの情
報)数をカウントする。閾値設定回路21及び比較器2
2においては所定の放射線量の情報が選別され(放射線
透過率が低い部分15Cの情報であることが識別さ
れ)、計数器24はこの選別された情報数をカウントす
る。計算機25にはメモリ装置26が接続される。メモ
リ装置26は放射線治療計画に基づいて所定の治療時間
当たりにカウントすべき情報数を表わす基準カウント値
が予め記憶される。前記計算機25においては、計数器
24でカウントされた情報数とメモリ装置26に記憶さ
れた基準カウント値とがリアルタイムで比較される。双
方の値にずれが発生したときは計算機25がインタロッ
ク制御回路23に制御信号を出力し、このインタロック
制御回路23により放射線照射量が制御される。
定回路21とともに比較器22に接続され、この比較器
22は計数器24及び計算機25を通してインタロック
制御回路23に接続される。計数器24は検出器20で
読み取られた情報(放射線透過率が低い部分15Cの情
報)数をカウントする。閾値設定回路21及び比較器2
2においては所定の放射線量の情報が選別され(放射線
透過率が低い部分15Cの情報であることが識別さ
れ)、計数器24はこの選別された情報数をカウントす
る。計算機25にはメモリ装置26が接続される。メモ
リ装置26は放射線治療計画に基づいて所定の治療時間
当たりにカウントすべき情報数を表わす基準カウント値
が予め記憶される。前記計算機25においては、計数器
24でカウントされた情報数とメモリ装置26に記憶さ
れた基準カウント値とがリアルタイムで比較される。双
方の値にずれが発生したときは計算機25がインタロッ
ク制御回路23に制御信号を出力し、このインタロック
制御回路23により放射線照射量が制御される。
【0040】なお、本実施例の三次元集光型放射線治療
装置の操作手順は前記実施例1と同様であり、放射線照
射量の制御方法は構成において説明されているので、こ
こでの説明は省略する。
装置の操作手順は前記実施例1と同様であり、放射線照
射量の制御方法は構成において説明されているので、こ
こでの説明は省略する。
【0041】このように構成される三次元集光型放射線
治療装置においては、照射された放射線は放射線透過率
が低い部分15Cが放射線照射位置の移動方向に交互に
規則的に複数配置される座標体15を透過し、この座標
体15を透過した放射線は座標体15から得られる放射
線透過率が低い部分15Cの情報を有する。放射線照射
位置の移動で情報数が増加し、この情報数が情報数読取
り手段(検出器20)で読み取られ、計数手段(計数器
24)でカウントされる。このカウント値はカウント値
判定手段(計算機25及びメモリ装置26)で予め設定
された基準カウント値とリアルタイムで比較され、この
カウント値判定手段で放射線照射位置が放射線治療計画
通りの回転角度、移動量、移動速度等で移動しているか
否かが判定される。放射線照射位置が計画を逸脱する移
動である場合は照射制御手段で例えば放射線の照射を停
止することにより、患者の安全が確保される。
治療装置においては、照射された放射線は放射線透過率
が低い部分15Cが放射線照射位置の移動方向に交互に
規則的に複数配置される座標体15を透過し、この座標
体15を透過した放射線は座標体15から得られる放射
線透過率が低い部分15Cの情報を有する。放射線照射
位置の移動で情報数が増加し、この情報数が情報数読取
り手段(検出器20)で読み取られ、計数手段(計数器
24)でカウントされる。このカウント値はカウント値
判定手段(計算機25及びメモリ装置26)で予め設定
された基準カウント値とリアルタイムで比較され、この
カウント値判定手段で放射線照射位置が放射線治療計画
通りの回転角度、移動量、移動速度等で移動しているか
否かが判定される。放射線照射位置が計画を逸脱する移
動である場合は照射制御手段で例えば放射線の照射を停
止することにより、患者の安全が確保される。
【0042】実施例3 本発明に係る三次元集光型放射線治療装置の座標体の構
造を図8に示す。
造を図8に示す。
【0043】実施例3において、座標体15は筒型形状
で構成され、基本的な外形形状は実施例1と同様であ
る。座標体15には放射線透過率の低い部分(遮蔽材)
15Dが構成される。この放射線透過率の低い部分15
Dは直線遮蔽部15d1及び斜線遮蔽部15d2を一組
として構成される。直線遮蔽部15d1は放射線照射位
置の移動方向に沿って形成され、しかも直線でかつ細長
い形状で形成される。斜線遮蔽部15d2は、放射線照
射位置の移動方向に沿って形成され、かつ放射線照射位
置の移動方向に沿って直線遮蔽部15d1との間の間隔
が変化する傾斜角度で形成される。しかも、斜線遮蔽部
15d2は直線遮蔽部15d1と同様に直線でかつ細長
い形状で形成される。座標体15の放射線透過率が低い
部分15Dは放射線照射位置の回転角度の情報及び移動
量の情報(又は及び放射線照射位置の基準移動経路の情
報)を構成する。
で構成され、基本的な外形形状は実施例1と同様であ
る。座標体15には放射線透過率の低い部分(遮蔽材)
15Dが構成される。この放射線透過率の低い部分15
Dは直線遮蔽部15d1及び斜線遮蔽部15d2を一組
として構成される。直線遮蔽部15d1は放射線照射位
置の移動方向に沿って形成され、しかも直線でかつ細長
い形状で形成される。斜線遮蔽部15d2は、放射線照
射位置の移動方向に沿って形成され、かつ放射線照射位
置の移動方向に沿って直線遮蔽部15d1との間の間隔
が変化する傾斜角度で形成される。しかも、斜線遮蔽部
15d2は直線遮蔽部15d1と同様に直線でかつ細長
い形状で形成される。座標体15の放射線透過率が低い
部分15Dは放射線照射位置の回転角度の情報及び移動
量の情報(又は及び放射線照射位置の基準移動経路の情
報)を構成する。
【0044】放射線検出部16の検出器20は放射線透
過率の低い部分15Dの直線遮蔽部15d1及び斜線遮
蔽部15d2の情報が同時に認識できるセンサで構成さ
れる。例えば、放射線検出素子を行列方向すなわち二次
元的に配列したマトリックスセンサ(二次元センサ)が
使用される。
過率の低い部分15Dの直線遮蔽部15d1及び斜線遮
蔽部15d2の情報が同時に認識できるセンサで構成さ
れる。例えば、放射線検出素子を行列方向すなわち二次
元的に配列したマトリックスセンサ(二次元センサ)が
使用される。
【0045】前記検出器20は図9に示すように画像メ
モリ装置27に接続され、この画像メモリ装置27は計
算機25を通してインタロック制御回路23に接続され
る。画像メモリ装置27は検出器20で読み取られた情
報(放射線透過率が低い部分15Dの直線遮蔽部15d
1及び斜線遮蔽部15d2の情報)を画像情報としてリ
アルタイムで(又は所定時間毎に)記憶する。計算機2
5にはメモリ装置26が接続される。メモリ装置26は
放射線治療計画に基づいて所定の治療時間毎に直線遮蔽
部15d1と斜線遮蔽部15d2との間でとるべき間隔
(距離)を表わす基準間隔値が予め記憶される。前記計
算機25においては、画像メモリ装置27に記憶された
画像情報から図10に示すように直線遮蔽部15d1と
斜線遮蔽部15d2との間の間隔Lを算出し、この算出
された間隔Lとメモリ装置26に記憶された基準間隔値
とがリアルタイムで比較される。双方の値にずれが発生
したときは計算機25がインタロック制御回路23に制
御信号を出力し、このインタロック制御回路23により
放射線照射量が制御される。
モリ装置27に接続され、この画像メモリ装置27は計
算機25を通してインタロック制御回路23に接続され
る。画像メモリ装置27は検出器20で読み取られた情
報(放射線透過率が低い部分15Dの直線遮蔽部15d
1及び斜線遮蔽部15d2の情報)を画像情報としてリ
アルタイムで(又は所定時間毎に)記憶する。計算機2
5にはメモリ装置26が接続される。メモリ装置26は
放射線治療計画に基づいて所定の治療時間毎に直線遮蔽
部15d1と斜線遮蔽部15d2との間でとるべき間隔
(距離)を表わす基準間隔値が予め記憶される。前記計
算機25においては、画像メモリ装置27に記憶された
画像情報から図10に示すように直線遮蔽部15d1と
斜線遮蔽部15d2との間の間隔Lを算出し、この算出
された間隔Lとメモリ装置26に記憶された基準間隔値
とがリアルタイムで比較される。双方の値にずれが発生
したときは計算機25がインタロック制御回路23に制
御信号を出力し、このインタロック制御回路23により
放射線照射量が制御される。
【0046】なお、本実施例の三次元集光型放射線治療
装置の操作手順は前記実施例1と同様であり、放射線照
射量の制御方法は構成において説明されているので、こ
こでの説明は省略する。
装置の操作手順は前記実施例1と同様であり、放射線照
射量の制御方法は構成において説明されているので、こ
こでの説明は省略する。
【0047】このように構成される三次元集光型放射線
治療装置においては、照射される放射線は前記放射線透
過率が低い部分間距離(直線遮蔽部15d1と斜線遮蔽
部15d2との間の距離)Lが放射線照射位置の移動方
向に沿って変化する座標体15を透過する。この座標体
15を透過した放射線は座標体15から得られる放射線
透過率が低い部分間距離の情報を有する。この情報は情
報読取り手段(検出器20)で読み取られ、読み取られ
た情報に基づき間隔判定手段(画像メモリ装置27、計
算機25及びメモリ装置26)で前記距離が算出され
る。間隔判定手段においては、前記算出値と予め設定さ
れた基準間隔値とが比較され、放射線照射位置が計画通
りの回転角度、移動量、移動速度等で移動しているか否
かが判定される。この判定の結果、放射線照射位置が計
画を逸脱する移動である場合は間隔判定手段から照射制
御手段(インタロック制御回路23)に制御信号が出力
される。この制御信号に基づいて照射制御手段は例えば
放射線の照射を停止し、患者の安全が確保される。
治療装置においては、照射される放射線は前記放射線透
過率が低い部分間距離(直線遮蔽部15d1と斜線遮蔽
部15d2との間の距離)Lが放射線照射位置の移動方
向に沿って変化する座標体15を透過する。この座標体
15を透過した放射線は座標体15から得られる放射線
透過率が低い部分間距離の情報を有する。この情報は情
報読取り手段(検出器20)で読み取られ、読み取られ
た情報に基づき間隔判定手段(画像メモリ装置27、計
算機25及びメモリ装置26)で前記距離が算出され
る。間隔判定手段においては、前記算出値と予め設定さ
れた基準間隔値とが比較され、放射線照射位置が計画通
りの回転角度、移動量、移動速度等で移動しているか否
かが判定される。この判定の結果、放射線照射位置が計
画を逸脱する移動である場合は間隔判定手段から照射制
御手段(インタロック制御回路23)に制御信号が出力
される。この制御信号に基づいて照射制御手段は例えば
放射線の照射を停止し、患者の安全が確保される。
【0048】実施例4 本発明に係る三次元集光型放射線治療装置の座標体の構
造を図11に示す。
造を図11に示す。
【0049】実施例4において、座標体15は筒型形状
で構成され、基本的な外形形状は実施例1と同様であ
る。座標体15には放射線透過率の高い部分15A及び
コード領域15Eが構成される。コード領域15Eは放
射線照射位置の移動方向に沿って所定間隔で規則的に配
列され、このコード領域15Eは図12に示すように放
射線透過率が低いコード(例えば遮蔽材)15e1及び
高いコード15e2の組み合わせで構成される。つま
り、コード15e1は符号化された情報0(又は情報
1)を構成し、コード15e2は符号化された情報1
(又は情報0)を構成する。従って、この情報量に限定
されないが、本実施例においてはコード領域15Eに合
計9個のコード15e1及びコード15e2が配置され
るので、コード領域15Eは2の9乗の情報量を有す
る。この複数配列されたコード領域15Eには回転角度
の情報、移動量の情報、移動速度の情報等の移動情報が
個々に書き込まれる。
で構成され、基本的な外形形状は実施例1と同様であ
る。座標体15には放射線透過率の高い部分15A及び
コード領域15Eが構成される。コード領域15Eは放
射線照射位置の移動方向に沿って所定間隔で規則的に配
列され、このコード領域15Eは図12に示すように放
射線透過率が低いコード(例えば遮蔽材)15e1及び
高いコード15e2の組み合わせで構成される。つま
り、コード15e1は符号化された情報0(又は情報
1)を構成し、コード15e2は符号化された情報1
(又は情報0)を構成する。従って、この情報量に限定
されないが、本実施例においてはコード領域15Eに合
計9個のコード15e1及びコード15e2が配置され
るので、コード領域15Eは2の9乗の情報量を有す
る。この複数配列されたコード領域15Eには回転角度
の情報、移動量の情報、移動速度の情報等の移動情報が
個々に書き込まれる。
【0050】放射線検出部16の検出器20はコード領
域15Eのコード15e1及びコード15e2の符号化
された移動情報が同時に認識できるセンサで構成され
る。例えば、マトリックスセンサが使用される。
域15Eのコード15e1及びコード15e2の符号化
された移動情報が同時に認識できるセンサで構成され
る。例えば、マトリックスセンサが使用される。
【0051】前記検出器20は図13に示すように画像
メモリ装置27に接続され、この画像メモリ装置27は
計算機25を通してインタロック制御回路23に接続さ
れる。画像メモリ装置27は検出器20で読み取られた
移動情報(コード領域15Eのコード15e1及びコー
ド15e2の符号化された移動情報)を画像情報として
リアルタイムで(又は所定時間毎に)記憶する。計算機
25にはメモリ装置26が接続される。メモリ装置26
には前記コード領域15Eに書き込まれた移動情報に対
応した移動量等の情報、及び放射線治療計画に基づいた
所定の治療時間毎の移動量等の基準移動情報が予め記憶
される。前記計算機25においては、画像メモリ装置2
7に記憶された画像情報に基づいてコード領域15Eに
対応する復号化移動情報をメモリ装置26から読み出
し、この読み出された復号化移動情報とさらにメモリ装
置26から読み出される基準移動情報とを比較する。双
方の情報にずれが発生したときは計算機25がインタロ
ック制御回路23に制御信号を出力し、このインタロッ
ク制御回路23により放射線照射量が制御される。
メモリ装置27に接続され、この画像メモリ装置27は
計算機25を通してインタロック制御回路23に接続さ
れる。画像メモリ装置27は検出器20で読み取られた
移動情報(コード領域15Eのコード15e1及びコー
ド15e2の符号化された移動情報)を画像情報として
リアルタイムで(又は所定時間毎に)記憶する。計算機
25にはメモリ装置26が接続される。メモリ装置26
には前記コード領域15Eに書き込まれた移動情報に対
応した移動量等の情報、及び放射線治療計画に基づいた
所定の治療時間毎の移動量等の基準移動情報が予め記憶
される。前記計算機25においては、画像メモリ装置2
7に記憶された画像情報に基づいてコード領域15Eに
対応する復号化移動情報をメモリ装置26から読み出
し、この読み出された復号化移動情報とさらにメモリ装
置26から読み出される基準移動情報とを比較する。双
方の情報にずれが発生したときは計算機25がインタロ
ック制御回路23に制御信号を出力し、このインタロッ
ク制御回路23により放射線照射量が制御される。
【0052】なお、本実施例の三次元集光型放射線治療
装置の操作手順は前記実施例1と同様であり、放射線照
射量の制御方法は構成において説明されているので、こ
こでの説明は省略する。
装置の操作手順は前記実施例1と同様であり、放射線照
射量の制御方法は構成において説明されているので、こ
こでの説明は省略する。
【0053】このように構成される三次元集光型放射線
治療装置においては、照射される放射線は、放射線透過
率が低い部分(コード15e1)及び高い部分(コード
15e2)の双方を組合わせて形成され、かつ回転角
度、移動量、移動速度等の符号化移動情報を有するコー
ド領域15Eが放射線照射位置の移動方向に沿って規則
的に配置される座標体15を透過する。この座標体15
を透過した放射線は座標体15のコード領域15Eの符
号化移動情報を有する。この符号化移動情報は情報読取
り手段(検出器20)で読み取られ、この読み取られた
符号化移動情報は復号化判定手段(画像メモリ装置2
7、計算機25及びメモリ装置26)で基準基準移動情
報と比較可能な復号化された移動情報に生成される。こ
の生成された復号化移動情報は復号化判定手段で基準移
動情報と比較され、放射線治療計画通りの回転角度、移
動量、移動速度等で放射線照射位置が移動しているか否
かが判定される。放射線照射位置が計画を逸脱する移動
である場合は復号化判定手段から照射制御手段に制御信
号が出力され、この照射制御手段は例えば放射線の照射
を停止し、患者の安全が確保される。
治療装置においては、照射される放射線は、放射線透過
率が低い部分(コード15e1)及び高い部分(コード
15e2)の双方を組合わせて形成され、かつ回転角
度、移動量、移動速度等の符号化移動情報を有するコー
ド領域15Eが放射線照射位置の移動方向に沿って規則
的に配置される座標体15を透過する。この座標体15
を透過した放射線は座標体15のコード領域15Eの符
号化移動情報を有する。この符号化移動情報は情報読取
り手段(検出器20)で読み取られ、この読み取られた
符号化移動情報は復号化判定手段(画像メモリ装置2
7、計算機25及びメモリ装置26)で基準基準移動情
報と比較可能な復号化された移動情報に生成される。こ
の生成された復号化移動情報は復号化判定手段で基準移
動情報と比較され、放射線治療計画通りの回転角度、移
動量、移動速度等で放射線照射位置が移動しているか否
かが判定される。放射線照射位置が計画を逸脱する移動
である場合は復号化判定手段から照射制御手段に制御信
号が出力され、この照射制御手段は例えば放射線の照射
を停止し、患者の安全が確保される。
【0054】なお、本発明は、前記実施例に限定される
ものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種
々変更できる。
ものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種
々変更できる。
【0055】例えば、本発明は、X線以外のγ線等の放
射線を使用する放射線治療装置に適用できる。
射線を使用する放射線治療装置に適用できる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
放射線照射中に放射線照射位置を検出し、放射線照射位
置の移動経路、移動速度などが予め設定された計画から
逸脱した場合に放射線照射を適切に制御できる放射線治
療装置を提供できる。
放射線照射中に放射線照射位置を検出し、放射線照射位
置の移動経路、移動速度などが予め設定された計画から
逸脱した場合に放射線照射を適切に制御できる放射線治
療装置を提供できる。
【図1】本発明の実施例1に係る三次元集光型放射線治
療装置のライナックの概略構造図である。
療装置のライナックの概略構造図である。
【図2】前記三次元集光型放射線治療装置の放射線制御
システムのブロック図である。
システムのブロック図である。
【図3】(A)は前記三次元集光型放射線治療装置の座
標体の断面図、(B)は前記座標体の正面図である。
標体の断面図、(B)は前記座標体の正面図である。
【図4】前記座標体の斜視図である。
【図5】(A)及び(B)は前記座標体を透過した放射
線の投影図である。
線の投影図である。
【図6】本発明の実施例2に係る座標体の斜視図であ
る。
る。
【図7】前記実施例2に係る放射線制御システムのブロ
ック図である。
ック図である。
【図8】本発明の実施例3に係る座標体の斜視図であ
る。
る。
【図9】前記実施例3に係る放射線制御システムのブロ
ック図である。
ック図である。
【図10】前記座標体を透過した放射線の投影図であ
る。
る。
【図11】本発明の実施例4に係る座標体の斜視図であ
る。
る。
【図12】前記座標体を透過した放射線の投影図であ
る。
る。
【図13】前記実施例4に係る放射線制御システムのブ
ロック図である。
ロック図である。
【図14】従来の三次元集光型放射線治療装置のライナ
ックの概略構造図である。
ックの概略構造図である。
1 放射線照射部 4 電源部 5 X線アプリケータ 15 座標体 15A 高い部分 15B、15C、15D 低い部分 15E コード領域 16 放射線検出部 20 検出器 21 閾値設定回路 22 比較器 23 インタロック制御回路 24 計数器 25 計算機 26 メモリ装置 27 画像メモリ装置
Claims (6)
- 【請求項1】 回転中心を基準に移動しながら前記回転
中心に向かって放射線を照射できる放射線治療装置にお
いて、 前記回転中心の近傍で前記放射線の照射経路中に配置さ
れ、放射線透過率が高い部分及び低い部分を有し、かつ
前記放射線透過率が高い部分又は低い部分で形成された
放射線照射位置の基準移動経路を有する座標体と、 前記座標体を透過する放射線から前記座標体の基準移動
経路の情報及び実際の放射線照射位置の移動経路の情報
を読み取る照射位置読取り手段と、 前記照射位置読取り手段で読み取られた情報に基づいて
放射線照射位置が基準移動経路に沿って移動しているか
否かを判定する照射位置判定手段と、 前記照射位置判定手段の出力信号に基づいて放射線照射
量を制御する照射制御手段と、 を備えたことを特徴とする放射線治療装置。 - 【請求項2】 前記請求項1に記載される放射線治療装
置において、 前記座標体が、前記回転中心を一部取り囲み、かつ前記
回転中心の通過前の放射線を透過せずに前記回転中心を
通過後の放射線を透過する筒型形状で構成されることを
特徴とする放射線治療装置。 - 【請求項3】 前記請求項1又は請求項2に記載される
放射線治療装置において、 前記座標体の放射線透過率の低い部分が線形状を有する
遮蔽材で形成され、 前記遮蔽材が前記放射線照射位置の基準移動経路を形成
することを特徴とする放射線治療装置。 - 【請求項4】 回転中心を基準に移動しながら前記回転
中心に向かって放射線を照射できる放射線治療装置にお
いて、 前記回転中心の近傍で前記放射線の照射経路中に配置さ
れ、放射線透過率が高い部分及び低い部分を有し、かつ
前記放射線透過率が高い部分又は低い部分が放射線照射
位置の移動方向に交互に規則的に複数配置される座標体
と、 前記座標体を透過する放射線から前記座標体の前記放射
線透過率が高い部分又は低い部分の情報を読み取る情報
読取り手段と、 前記情報読取り手段で読み取られた情報のカウントを行
う計数手段と、 前記計数手段でカウントされたカウント値と予め設定さ
れた基準カウント値とを比較し、双方のカウント値にず
れがあるか否かを判定するカウント値判定手段と、 前記カウント値判定手段の出力信号に基づき放射線照射
量を制御する照射制御手段と、 を備えたことを特徴とする放射線治療装置。 - 【請求項5】 回転中心を基準に移動しながら前記回転
中心に向かって放射線を照射できる放射線治療装置にお
いて、 前記回転中心の近傍で前記放射線の照射経路中に配置さ
れ、複数の放射線透過率が高い部分及び低い部分を有
し、かつ前記放射線透過率が高い部分間距離又は低い部
分間距離が放射線照射位置の移動方向に沿って変化され
る座標体と、 前記座標体を透過する放射線から前記座標体の前記放射
線透過率が高い部分間距離又は低い部分間距離の情報を
読み取る情報読取り手段と、 前記情報読取り手段で読み取られた情報に基づき前記距
離を算出し、この算出値と予め設定された基準間隔値と
の間に差があるか否かを判定する間隔判定手段と、 この間隔判定手段の出力信号に基づき放射線照射量を制
御する照射制御手段と、 を備えたことを特徴とする放
射線治療装置。 - 【請求項6】 回転中心を基準に移動しながら前記回転
中心に向かって放射線を照射できる放射線治療装置にお
いて、 前記回転中心の近傍で前記放射線の照射経路中に配置さ
れ、放射線透過率が高い部分で、低い部分で又は双方を
組合わせて形成され、かつ移動量、移動速度等の符号化
移動情報を有するコード領域が放射線照射位置の移動方
向に沿って規則的に配置される座標体と、 前記座標体を透過する放射線から前記座標体のコード領
域の符号化移動情報を読み取る情報読取り手段と、 前記情報読取り手段で読み取られた符号化移動情報から
比較判定できる復号化移動情報を生成し、この生成され
た復号化移動情報と予め設定された基準移動情報とを比
較して双方の情報に差があるか否かを判定する復号化判
定手段と、 前記復号化判定手段から出力される制御信号に基づいて
放射線照射量を制御する照射制御手段と、 を備えたことを特徴とする放射線治療装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31302593A JP2885304B2 (ja) | 1993-12-14 | 1993-12-14 | 放射線治療装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31302593A JP2885304B2 (ja) | 1993-12-14 | 1993-12-14 | 放射線治療装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07163669A true JPH07163669A (ja) | 1995-06-27 |
JP2885304B2 JP2885304B2 (ja) | 1999-04-19 |
Family
ID=18036317
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31302593A Expired - Lifetime JP2885304B2 (ja) | 1993-12-14 | 1993-12-14 | 放射線治療装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2885304B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021508259A (ja) * | 2017-09-06 | 2021-03-04 | ザップ サージカル システムズ, インコーポレイテッド | 自己遮蔽統合制御放射線外科手術システム |
US11826582B2 (en) | 2017-05-05 | 2023-11-28 | Zap Surgical Systems, Inc. | Revolving radiation collimator |
US11844637B2 (en) | 2017-09-06 | 2023-12-19 | Zap Surgical Systems, Inc. | Therapeutic radiation beam detector for radiation treatment systems |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11684446B2 (en) | 2019-02-27 | 2023-06-27 | Zap Surgical Systems, Inc. | Device for radiosurgical treatment of uterine fibroids |
-
1993
- 1993-12-14 JP JP31302593A patent/JP2885304B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11826582B2 (en) | 2017-05-05 | 2023-11-28 | Zap Surgical Systems, Inc. | Revolving radiation collimator |
JP2021508259A (ja) * | 2017-09-06 | 2021-03-04 | ザップ サージカル システムズ, インコーポレイテッド | 自己遮蔽統合制御放射線外科手術システム |
US11844637B2 (en) | 2017-09-06 | 2023-12-19 | Zap Surgical Systems, Inc. | Therapeutic radiation beam detector for radiation treatment systems |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2885304B2 (ja) | 1999-04-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA2634071A1 (en) | Radiation treatment apparatus | |
US5396889A (en) | Stereotactic radiosurgery method and apparatus | |
EP0754475B1 (en) | System and method for adjusting radiation in a radiation-emitting device | |
US8494117B2 (en) | Radiation therapy device | |
US6445766B1 (en) | System and method for improved diagnostic imaging in a radiation treatment system | |
CN1622843B (zh) | 用于执行和验证治疗的装置以及所属的控制器计算机 | |
US20170065834A1 (en) | Radiotherapeutic system and driving control method thereof | |
US5945684A (en) | Computer controlled collimator changer | |
US20080197304A1 (en) | Medical device | |
US20080170663A1 (en) | Radiation irradiation method and radiotherapy apparatus controller | |
US11826582B2 (en) | Revolving radiation collimator | |
JP4064952B2 (ja) | 放射線治療装置および放射線治療装置の動作方法 | |
EP3639892B1 (en) | Radiotherapy system and operating method | |
JP2020518419A (ja) | 旋回式放射線コリメータ | |
WO2018090194A1 (zh) | 一种放射治疗系统及其控制驱动方法 | |
US6687330B2 (en) | System and method for intensity modulated radiation therapy | |
US20240050771A1 (en) | Devices and methods for delivering non-coplanar radiotherapy | |
JP2010104452A (ja) | マルチリーフコリメータおよび放射線治療装置 | |
JP2885304B2 (ja) | 放射線治療装置 | |
EP3369376A1 (en) | X-ray ct scanning apparatus and scanning method thereof | |
EP0817208A1 (en) | Apparatus and method for adjusting radiation in a radiation-emitting device | |
WO2010103623A1 (ja) | 放射線治療装置制御装置および特定部位位置計測方法 | |
JP2526372B2 (ja) | 定位的放射線治療装置 | |
WO2013107472A1 (en) | Radiotherapeutic apparatus | |
JPH0739595A (ja) | 定位的放射線治療装置 |