JPH07163594A - 歯科用インスツルメントの消毒装置 - Google Patents

歯科用インスツルメントの消毒装置

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JPH07163594A
JPH07163594A JP30002493A JP30002493A JPH07163594A JP H07163594 A JPH07163594 A JP H07163594A JP 30002493 A JP30002493 A JP 30002493A JP 30002493 A JP30002493 A JP 30002493A JP H07163594 A JPH07163594 A JP H07163594A
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instrument
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atomizing
heating
dental
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JP30002493A
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Eiichi Kimijima
栄一 君島
Kanji Nagano
監持 永野
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Osada Research Institute Ltd
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Osada Research Institute Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 歯科インスツルメントを消毒する消毒装置を
簡易構造として術者の近傍に配設可能とし、もって、治
療中のインスツルメントを頻繁に消毒可能とし、更に
は、消毒効果をより効果的なものとし、より衛生的な歯
科治療を可能とする。 【構成】 水を霧状化する霧化室1と、該霧化室の上部
において該霧化室1と連通し、かつ、傾斜したインスツ
ルメント収納室2とを有する。霧化室1の底部には霧化
手段3が配設され、該霧化装置によって発生された霧を
コンプレッサー4によって上方に押し流す。霧化室の上
方には、上方に押し流されてきた霧を加熱するための加
熱手段4を有し、該加熱手段によって略100℃に加熱
された霧をインスツルメント収納室2に供給し、該イン
スツルメント収納室2内のインスツルメントを消毒す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、歯科用インスツルメン
トの消毒装置、より詳細には、歯科治療の途中等におい
て、使用中のインスツルメント等を頻繁にかつ簡単に消
毒できるようにし、もって、より衛生的な歯科治療を行
い得るようにした歯科用インスツルメントの消毒装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】歯科治療においては、エアータービン、
マイクロエンジン、シリンジ、スケーラ、内視鏡等、種
々のインスツルメントを使用するが、これらは、先端部
を患者の口腔内に入れて使用するものであるため、特
に、清潔に保つ必要がある。そのため、従来は、これら
のインスツルメントを高圧蒸気滅菌(オートクレーブ)
し、各患者ごとに、滅菌済みのインスツルメントを使用
するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、高圧蒸気滅菌
装置は、比較的大掛りなものであり、一般的には、多数
のインスツルメントを一括して滅菌するものであり、例
えば、現在、使用中のインスツルメントを治療途中にお
いて消毒しようとすると、滅菌しようとするごとに高圧
蒸気滅菌装置の設置場所まで行かなければならず、更に
は、せっかく高圧蒸気滅菌装置の所へ行っても、先に使
用したインスツルメントがまだ滅菌処理中であったりし
て、非常に使用勝手が悪く、作業能率の悪いものであっ
た。
【0004】例えば、歯科治療においては、同一の患者
に対して、複数のインスツルメントを使用するが、1回
使用したインスツルメントを再度使用するような場合、
一見、消毒して使用するようにすればより衛生的である
が、従来の高圧蒸気滅菌装置では、このような要望には
対応できない。また、アルコール等の薬液にて消毒する
ことも行なわれているが、洗浄効果は期待できても、消
毒効果が十分に得られているとは言えない。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、(1)水を霧化する霧化室と、該霧化室
の上部において該霧化室と連通し、かつ、傾斜して設け
られたインスツルメント収納室と、前記霧化室の底部に
配設された霧化手段と、該霧化手段によって発生された
霧を霧化室の上方に押し流すための空気流発生手段と、
前記霧化室の上方に配設され、上方に押し流されてきた
霧を加熱するための加熱手段とから成ること、更には、
(2)前記加熱手段が平板状の加熱面を有し、該加熱面
が下方から押し上げられてきた霧を前記インスツルメン
ト収納室に向けて流すように傾斜して配設されているこ
と、更には、(3)前記インスツルメント収納室の内周
面に加熱面を有すること、更には、(4)前記インスツ
ルメント収納室のインスツルメント挿入側にインスツル
メントセンサを有し、前記インスツルメント収納室にイ
ンスツルメントが収納されている間、前記空気流発生手
段及び加熱手段を作動させること、更には、(5)イン
スツルメントを洗浄する洗浄槽を一体に有することを特
徴としたものである。
【0006】
【作用】歯科用インスツルメントを消毒する消毒装置を
簡易構造として術者の近傍に配設可能とし、治療中のイ
ンスツルメントを頻繁に消毒可能とし、もって、より衛
生的な歯科治療を可能とする。
【0007】
【実施例】図1は、本発明による消毒装置の一実施例を
説明するための要部断面図で、図中、1は霧化室、2は
インスツルメント収納室で、該インスツルメント収納室
2は、霧化室1の上部において、該霧化室1と連通し、
かつ、インスツルメントを入れやすいように、かつ、消
毒がより効果的に行われるように、傾斜して配設されて
いる。
【0008】霧化室1の底部には、霧化装置3が設けら
れており、該霧化室1内に供給された水を霧化する。こ
の霧化装置2としては、例えば、超音波振動を用いて水
を直接霧化するもの、或いは、水を加熱、蒸発させて霧
化させるもの等、種々のものが適用可能であるが、霧化
室1内には、上述のようにして発生された霧を加熱する
加熱装置を設けておいてもよい。
【0009】霧化室1の底部で発生された霧は、自然に
上昇するが、実験によると、自然上昇に任せていたので
は消毒が十分に行えないので、下部から上方に向けて空
気を吹き込み、強制的に上昇させる。図1において、4
はこの上昇気流を発生させるためのコンプレッサーであ
るが、このコンプレッサー4は、図示のように、消毒装
置10と別体に構成してもよいが、消毒装置10と一体
的に組み合せてもよく、或いは、図示しない歯科治療ユ
ニットに組み込まれているコンプレッサーからの圧縮空
気をホースを通して供給するようにしても、更には、歯
科治療ユニット内に一体的に組み込んでもよい。
【0010】霧化室1の上方には、平板状の加熱器(ヒ
ータ)5が設けられており、上述のごとくして上昇して
きた霧を加熱し、略100℃に近い加熱蒸気にしてイン
スツルメント収納室2に供給する。この加熱器5は、加
熱蒸気をインスツルメント収納室2に導きやすくするた
めに、加熱面(表面)が平面状に形成され、かつ、この
加熱面が上昇気流に対して傾斜して設けられ、上昇して
きた気流をインスツルメント収納室2に導きやすくして
いる。
【0011】インスツルメント収納室2の下部には、収
納されたインスツルメントが霧化室1内に落下しないよ
うにするために、例えば、金網6が設けられている。加
熱器5で加熱された高温蒸気は、この金網6を通してイ
ンスツルメント収納室2に至り、該インスツルメント収
納室2に入っているインスツルメントを高温消毒する。
7はインスツルメント収納室2の内壁部に設けられた加
熱器で、この加熱器7を設けることにより、インスツル
メント収納室2内の蒸気を高温に保ち、より効果的な消
毒を可能とすることができる。
【0012】また、インスツルメント収納室2のインス
ツルメント挿入口の近傍にインスツルメントセンサ8を
設けておき、このセンサ8によって、インスツルメント
が挿入されていることを検出し、インスツルメントが収
納されている間、前記コンプレッサー及び加熱器を作動
させておくことにより、より効果的な消毒を行うことが
できる。
【0013】図2は、本発明の他の一実施例を説明する
ための外観図で、この実施例は、治療中にインスツルメ
ントに付着した歯牙屑、唾液、血液等を洗い落してから
消毒するようにするために、消毒装置10に洗浄槽9を
一体的に設けたものである。洗浄槽9には水或いはアル
コール等の薬液が入っており、使用後のインスツルメン
トを該洗浄槽9にて洗ってから前記インスツルメント収
納室2に入れて消毒するようにする。このようにする
と、インスツルメントに付着している歯牙屑、唾液、血
液等が洗い落されてから、高温蒸気にて消毒されるの
で、見た目にもきれいに、かつ、より効果的に消毒する
ことができる。
【0014】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によると、患者の近傍に置いて、インスツルメントを頻
繁に消毒しながら治療を行うことができるので、より衛
生的な歯科治療を行うことができる。同一の患者に対し
てであっても、使用毎に、消毒済みのインスツルメント
を使用できるので、非常に衛生的であり、更には、洗浄
してから消毒するようにすることにより、見た目にもき
れいで、かつ、より効果的な消毒を行うことができる。
また、発生した霧を強制的に加熱器に送って加熱し、更
には、加熱蒸気をインスツルメントに送るようにしてい
るので、インスツルメントに供給される蒸気の温度が高
く、消毒効果に優れている。また、加熱器の加熱面を面
形状とするとともに、該加熱面を傾斜させて、該加熱面
にて加熱された高温蒸気がインスツルメント収納室に供
給されやすいようにしているので、より効果的に高温蒸
気をインスツルメントに送給することができる。更に
は、インスツルメント収納室の内壁部に、更に、加熱器
を設けることにより、インスツルメントに供給する蒸気
をより高温に保持し、消毒効果を高めることができる。
更には、インスツルメントが収納されている間は、該イ
ンスツルメントを消毒し続けるようにすることにより、
より確実に消毒を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による歯科用インスツルメント消毒装
置の一実施例を説明するための要部断面図である。
【図2】 本発明の他の実施例を説明するための外観図
である。
【符号の説明】
1…霧化室、2…インスツルメント収納室、3…霧化
器、4…コンプレッサー、5…加熱器、6…金網、7…
加熱器、8…センサ、9…洗浄槽、10…歯科用インス
ツルメント消毒装置。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水を霧化する霧化室と、該霧化室の上部
    において該霧化室と連通し、かつ、傾斜して設けられた
    インスツルメント収納室と、前記霧化室の底部に配設さ
    れた霧化手段と、該霧化手段によって発生された霧を霧
    化室の上方に押し流すための空気流発生手段と、前記霧
    化室の上方に配設され、上方に押し流されてきた霧を加
    熱するための加熱手段とから成ることを特徴とする歯科
    用インスツルメントの消毒装置。
  2. 【請求項2】 前記加熱手段が平板状の加熱面を有し、
    該加熱面が下方から押し上げられてきた霧を前記インス
    ツルメント収納室に向けて流すように傾斜して配設され
    ていることを特徴とする請求項1に記載の歯科用インス
    ツルメントの消毒装置。
  3. 【請求項3】 前記インスツルメント収納室の内周面に
    加熱面を有することを特徴とする請求項1又は2に記載
    の歯科用インスツルメントの消毒装置。
  4. 【請求項4】 前記インスツルメント収納室のインスツ
    ルメント挿入側にインスツルメントセンサを有し、イン
    スツルメント収納室にインスツルメントが収納されてい
    る間、前記空気流発生手段及び加熱手段を作動させるこ
    とを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1に記載の歯
    科用インスツルメントの消毒装置。
  5. 【請求項5】 インスツルメントを洗浄する洗浄槽を一
    体に有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか
    1に記載の歯科用インスツルメントの消毒装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001353167A (ja) * 2000-06-14 2001-12-25 Osada Res Inst Ltd オートクレーブ付歯科治療ユニット

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001353167A (ja) * 2000-06-14 2001-12-25 Osada Res Inst Ltd オートクレーブ付歯科治療ユニット

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