JPH07162411A - 暗号方法および暗号装置 - Google Patents

暗号方法および暗号装置

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JPH07162411A
JPH07162411A JP5306387A JP30638793A JPH07162411A JP H07162411 A JPH07162411 A JP H07162411A JP 5306387 A JP5306387 A JP 5306387A JP 30638793 A JP30638793 A JP 30638793A JP H07162411 A JPH07162411 A JP H07162411A
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JP
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code
encryption
data
bit
processing
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JP5306387A
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English (en)
Inventor
Susumu Ibaraki
晋 茨木
Noboru Katsuta
昇 勝田
Seiji Nakamura
誠司 中村
Hironori Murakami
弘規 村上
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、禁則コードを有する複数のコード
からなるデジタルデータを暗号化した場合に、他のコー
ドが暗号化によって禁則コードにならず、禁則コードが
他のコードにならないように暗号化する事が可能で、簡
単な処理により実現し、暗号処理としては任意の暗号処
理方式を使用できるような暗号方法および暗号装置を提
供することを目的とする。 【構成】 コード11と禁則コード14の判定ビット1
2を比較し、一致する場合にはコード11には処理を行
わず、一致しない場合にのみコード11の処理ビット1
3に暗号化を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、PCMデジタル音声デ
ータや、デジタル画像データなどの、複数のコードから
構成され、そのコード中に禁則コードが存在するデジタ
ルデータを、有線や無線や蓄積メディアにより送受信あ
るいは記録再生する通信システムにおいて、秘密に通信
を行うために用いる暗号方法および暗号装置に関する。
【0002】
【従来の技術】そのコードの中に禁則コードが存在する
デジタルデータを暗号化する従来の暗号装置としては、
例えば特開平4−68387号公報がある。以下に従来
例の暗号装置について説明する。
【0003】図6は従来の暗号装置を用いる通信システ
ムの例であり、61は送信側、62は通信路、63は受
信側である。また、送信側61において、611は送信
端末であり、612は送信側暗号装置、613は送信制
御装置であり、受信側63において、633は受信制御
装置であり、632は受信側暗号装置、631は受信端
末である。以下にその動作について説明する。
【0004】送信側61においては、まず、送信端末6
11が送信するデータを生成する。次に、送信側暗号装
置612が送信端末611により生成されたデータを暗
号化する。次に、送信制御装置613が送信側暗号装置
612により暗号化されたデータを、通信路62を用い
て送信する。
【0005】また、受信側63においては、まず、受信
制御装置633が通信路62を用いて伝送されたデータ
を受信する。次に、受信側暗号装置632が受信制御装
置633により受信されたデータを復号化する。次に、
受信端末631が受信側暗号装置632で復号化された
データを入力し、表示などの処理を行う。
【0006】図6に示した従来の通信システムにおいて
は、送信端末611から出力されるデータが、複数のコ
ードからなり、そのコード中の特定のコードを制御コー
ドとして用いる事がある。例えば、送信端末から出力さ
れるデータが3ビットのコードから構成されており、送
信端末611が受信制御装置633の動作を制御するた
めにコード「000」が用いられているとする。この場
合に、送信側暗号装置612における暗号化によって、
「000」が「000」以外のコードに変換されると、
意図する制御が行われない。
【0007】あるいは逆に、「000」以外のコードが
「000」に変換されると、意図しない制御が行われて
しまう。同様のことが、送信制御装置613が受信端末
631を同様の動作で制御しようとするときに生じる。
【0008】これらの問題を解決するために、送信側暗
号装置612及び受信側暗号装置632においては、こ
のような制御コード「000」を他のコードに変換した
り、他のコードを「000」に変換しないようにする。
このようなコード「000」は、一般に禁則コードと呼
ばれる。
【0009】図7は上記のような要求を満たす従来例の
暗号装置を示すブロック図であり、71はテーブル作成
装置、72は変換装置である。以下にその動作について
説明する。
【0010】図7に示した従来例の暗号装置は、複数の
3ビットのコードからなるデジタルデータを処理の対象
とする。まず、テーブル作成装置71は禁則コードを入
力とし、変換テーブルを作成する。図8は変換テーブル
の例を示しており、禁則コードを「000」としたとき
の変換テーブルであり、参照項目は暗号化前のコード
で、暗号項目は暗号化された後のコードである。図8に
示したように変換テーブルは、「000」は「000」
に変換され、「000」以外のコードは「000」以外
のコードに変換されるような対応表からなっている。
【0011】ここで、変換テーブルの生成方法は、禁則
コード以外のそれぞれのコードに対して順番に、乱数を
元にして変換後のコードを発生させ、変換後のコードが
既に暗号項目あるいは禁則コードとして存在する場合に
は、再度異なる乱数により暗号項目を発生させるという
処理によって図8に示したような変換テーブルを生成す
る。次に、変換装置72は、コードとテーブル作成装置
71より出力された変換テーブルを入力とし、変換テー
ブルに指示されるようにコードを変換し、出力する。
【0012】以上のように従来例の暗号装置によれば、
禁則コードが他のコードに変換されることはなく、また
禁則コード以外のコードが禁則コードに変換されること
はなく、また禁則コード以外のコードはランダムに変換
されるような暗号装置が実現される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の暗号装置では、事前にテーブル作成装置71によっ
て図8に示したような変換テーブルを生成しなければな
らなかった。このため、変換テーブルを作成するための
時間が必要となり、さらに変換テーブルの記憶容量が必
要であり、装置の規模や処理時間が大きくなるという問
題点があった。これは、従来例で示したように3ビット
のコードの場合には、8種類のコードしかないので、変
換テーブルも小さくなり問題は少ないが、コードのビッ
ト数が大きくなれば、変換テーブルは指数的に大きくな
り、多くの作成時間と、記憶容量が必要となる。例え
ば、16ビットのコードの場合には、65536種類の
コードとなり、この変換テーブルの作成時間は非常に大
きくなり、変換テーブルの記憶容量も非常に大きくな
る。
【0014】また、従来の暗号装置では、暗号処理を上
記のような乱数により生成された変換テーブルに基づく
変換による処理のみでしか実現することができず、任意
の暗号処理を適用することは不可能であるという課題が
あった。
【0015】本発明では、かかる点に鑑み、禁則コード
を有する複数のコードからなるデジタルデータを暗号化
した場合に、他のコードが暗号化によって禁則コードに
ならず、さらに禁則コードが他のコードにならないよう
に暗号化する事が可能で、簡単な処理方法および装置構
成により実現でき、暗号処理の部分については乱数加算
やブロック暗号方式のような一般の暗号処理方式を使用
できるような暗号方法および暗号装置を提供することを
目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、複数のコ
ードから構成されるデジタルデータをコード単位で処理
する暗号方法であって、前記コードの1ビット以上を判
定ビット位置として、前記コードの前記判定ビット位置
のデータと禁則コードの前記判定ビット位置のデータが
一致しない場合にのみ、前記コードの中で前記判定ビッ
ト位置以外のデータに処理を行うことを特徴とする暗号
方法である。
【0017】第2の発明は、複数のコードから構成され
るデジタルデータを前記コード単位で処理の対象とし、
前記コードの1ビット以上を判定ビット位置として、前
記コードの前記判定ビット位置のデータと禁則コードの
前記判定ビット位置のデータが一致するかどうかを比較
し、比較した結果を比較結果として出力する比較装置
と、前記コードと前記比較装置から出力される前記比較
結果を入力とし、前記比較結果が不一致を示す場合に、
前記コードの前記判定ビット位置以外のデータに処理を
行う暗号化装置とから構成されることを特徴とする暗号
装置である。
【0018】第3の発明は、第1の発明のコードのMS
Bから数ビットを判定ビット位置とすることを特徴とす
る暗号方法である。
【0019】第4の発明は、第2の発明のコードのMS
Bから数ビットを判定ビット位置とすることを特徴とす
る暗号装置である。
【0020】
【作用】第1の発明の暗号方法は前記した構成により、
処理の対象となるコードと禁則コードの判定ビット位置
のデータが一致する場合には、そのコードに対しては何
も処理を行わないので、処理の結果、禁則コードが他の
コードになることや、禁則コード以外のコードが禁則コ
ードになることはない。また、処理の対象となるコード
と禁則コードの判定ビット位置のデータが一致しない場
合には、そのコードの判定ビット位置以外のデータにの
み処理を行い、判定ビット位置のデータには処理を行わ
ないので、処理の結果、コードが禁則コードになること
はない。以上のように、禁則コードを含む複数のコード
からなるデジタルデータを処理した場合に、禁則コード
以外のコードが処理によって禁則コードにならず、さら
に禁則コードは処理によって変化しない。
【0021】また、第1の発明における暗号方法におい
て、処理として暗号化処理を行えば、暗号化を行う暗号
方法を実現でき、処理として暗号化の逆変換となる復号
化処理を行えば、暗号化の復号化を行う暗号方法を実現
できる。
【0022】さらに、第1の発明における暗号方法で
は、処理を行う位置を制限するだけであり、処理の方法
自体は任意である。したがって、簡単な処理により実現
でき、さらに任意の暗号化方式を適用できるような暗号
方法が実現できる。
【0023】また、第2の発明は前記した構成により、
入力したコードと禁則コードの判定ビット位置のデータ
が一致する場合には、入力したコードは処理されず、一
致しない場合には、入力したコードの判定ビット位置以
外のデータに処理される。
【0024】また、第3の発明は、第1の発明の暗号方
法において、判定ビット位置としてMSBから連続した
ビットを選ぶことにより、複数のサンプルから構成さ
れ、ダイナミックレンジ外に禁則コードのあるPCM音
声データや、複数の画素から構成され、ダイナミックレ
ンジ外に禁則コードのあるデジタル画像データを処理の
対象とする場合に、第1の発明の暗号方法と同様の作用
に加えて、さらに暗号化後のデータの秘匿度が高いとい
う作用が得られる。なぜならば、ダイナミックレンジ外
の禁則コードとMSB側から連続する数ビットが等しい
コードは、ダイナミックレンジの端のほうにあるコード
であり、PCM音声データやデジタル画像データの特性
からこのようなコードの出現頻度は非常に小さい。した
がって、処理の対象とするコードの判定ビットと禁則コ
ードの判定ビットが一致する確率が小さくなり、実用上
ほとんどのコードを暗号化できるからである。
【0025】また、第4の発明は、第3の発明と同様の
理由により、複数のサンプルから構成され、ダイナミッ
クレンジ外に禁則コードのあるPCM音声データや、複
数の画素から構成され、ダイナミックレンジ外に禁則コ
ードのあるデジタル画像データを処理の対象とする場合
に、第2の発明の暗号装置と同様の作用に加えて、さら
に暗号化後のデータの秘匿度が高いという作用が得られ
る。
【0026】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例について、図面
を参照しながら説明する。図1は本発明の第1の実施例
の暗号方法の処理を示す図である。図1において、11
はコード、12は判定ビット、13は処理ビットを示
し、14は禁則コード、111と112と113と11
4はコードを示す。以下にまず、図1に示されるコード
の構成について説明する。
【0027】まずコード11について説明する。コード
11は第1の実施例の暗号方法が処理の対象とする16
ビットのコードを示しており、16個の「0」または
「1」から構成される。ここで、「*」は「0」または
「1」のいずれでもよいことを示しており、したがっ
て、コード11は65536通りのコードを持つ。ま
た、図1に示すように、コード11の左から2ビットを
判定ビット12とし、残りの14ビットを処理ビット1
3とする。
【0028】次に、禁則コード14について説明する。
禁則コード14はコード11に含まれており、左端のビ
ットが「1」で残りの15ビット全てが「0」であるコ
ードである。また、禁則コード14についても、左から
2ビットを判定ビット12とし、残りの14ビットを処
理ビット13とする。
【0029】次にコード111からコード114につい
て説明する。コード111から114は、コード11を
その判定ビット12の値により4つに分類したものであ
り、判定ビット12がそれぞれ、「00」のコードをコ
ード111、「01」のコードをコード112、「1
0」のコードをコード113、「11」のコードをコー
ド114としている。コード111から114について
も、左から2ビットを判定ビット12とし、残りの14
ビットを処理ビット13とする。
【0030】次に、図1を用いて本発明の第1の実施例
の暗号方法の処理について、以下説明する。第1の実施
例の暗号方法では、コード11を入力し、コード11の
判定ビット12には処理を行わず、処理ビット13にの
み処理を行う。ただし、コード11の判定ビット12
と、禁則コード14の判定ビット12を比較し、これら
が一致する場合には、そのコード11の処理ビット13
については処理を行わない。すなわち、コード113に
ついては、判定ビット12が禁則コード14の判定ビッ
ト12と「10」で同じなので処理せず、コード111
とコード112とコード114については、禁則コード
14と判定ビット12が異なるので、その処理ビット1
3を処理する。
【0031】上記した第1の実施例の暗号方法における
処理とは、暗号化の処理、あるいはその暗号化の逆変換
である復号化の処理であり、送信側でデータの暗号化を
行いたいときには暗号化の処理により暗号化を行い、受
信側で暗号化されたデータを復号化したいときには復号
化を行う。また、これらの処理は、乱数加算による処理
や、ブロック暗号化処理など任意の暗号処理により実現
できる。
【0032】図2は上述した本発明の第1の実施例の暗
号方法の処理手順を示すフロー図である。図2におい
て、21は入力処理、22は比較処理、23は暗号処
理、24は出力処理を示す。以下に図2を用いて第1の
実施例の暗号方法について説明する。
【0033】まず入力処理21によってコード11が入
力される。次に、比較処理22によって、禁則コード1
4の判定ビット12と、入力処理21によって入力され
たコード11の判定ビット12の比較が行われ、一致あ
るいは不一致によって手順が変わる。不一致の場合は、
次に暗号化処理23によって、入力処理21によって入
力されたコード11の処理ビット13が暗号化され、そ
の後に出力処理24によって暗号化処理23で暗号化さ
れた後のコード11が出力される。また一致の場合に
は、次に出力処理24によって入力処理21によって入
力されたコードがそのまま出力される。
【0034】また、上記のようにして第1の実施例の暗
号方法により暗号化処理が行われた後の元のコードに復
元するためには、暗号処理23において暗号化の逆変換
である復号化を行えば良い。
【0035】以上のように本発明の第1の実施例の暗号
方法によれば、コード11の判定ビット12が禁則コー
ド14の判定ビット12と一致する場合、コード11に
は何も処理がされないので、処理の結果、禁則コード1
4が他のコードになることや他のコードが禁則コード1
4になることはない。また、コード11の判定ビット1
2が禁則コードの判定ビット12と一致しない場合、コ
ード11の処理ビット13に処理が行われるが、判定ビ
ット12には処理が行われない。したがって、コード1
1の判定ビット12は、処理の後でも禁則コード14の
判定ビット12と異なったままであるので、処理後にコ
ード11が禁則コード14になることはない。
【0036】また、本発明の第1の実施例の暗号方法に
おける暗号化あるいは復号化の処理で規定する必要があ
るのは、コードのなかで処理の対象となるビット位置の
みであり、処理の方法については限定されない。したが
って、処理は乱数加算による処理でもよいし、ブロック
暗号化処理でもよいし、任意の処理でかまわない。
【0037】このように、本発明の第1の実施例によれ
ば、禁則コードが他のコードに変換されることや、他の
コードが禁則コードに変換されることのない暗号方法
を、任意の暗号化処理方法を用いて簡単な処理で実現す
ることができる。
【0038】次に本発明の第2の実施例について、図面
を参照しながら説明する。図3は本発明の第2の実施例
の暗号装置の構成を示すブロック図である。図3におい
て、31は比較装置、32は暗号化装置である。以下に
図3を用いて、第2の実施例の暗号装置の動作を説明す
る。
【0039】第2の実施例の暗号装置は、図1に示した
ような第1の実施例の暗号方法と同様の動作を実現する
ための装置の実施例である。第2の実施例の暗号装置に
おいて、選択信号は判定ビットと処理ビットの位置を示
す信号である。このような暗号装置においては、まず、
16ビットのコードが比較装置31に入力され、比較装
置31は入力された16ビットの禁則コードとコードの
比較を行う。このときに、入力された選択信号によって
示される判定ビットについて比較を行い、その結果が一
致か不一致かを示す一致フラグを出力する。
【0040】次に、暗号化装置32はコードと選択信号
と、比較装置31から出力される一致フラグとを入力
し、一致フラグが不一致を示す場合に、選択信号によっ
て示されるコードの中の処理ビットに暗号化を行い、暗
号化コードとして出力する。また、一致フラグが一致を
示す場合には、入力したコードをそのまま暗号化コード
として出力する。
【0041】以上説明したように、本発明の第2の実施
例の暗号装置によれば、本発明の第1の実施例の暗号方
法による暗号化の処理を実現する装置を構成できる。
【0042】次に本発明の第3の実施例について、図面
を参照しながら説明する。図4は本発明の第3の実施例
の暗号装置の構成を示すブロック図である。図4におい
て、41は比較装置、42は復号化装置である。以下に
図4を用いて、第3の実施例の暗号装置の動作を説明す
る。
【0043】図4に示した第3の実施例の暗号装置は、
図3に示した第2の実施例の暗号装置で処理された後の
コードを入力として処理を行う。また、図4に示した第
3の実施例の暗号装置の動作は、復号化装置42の動作
以外は図3に示した第2の実施例の暗号装置の動作と同
じであるので、ここでは復号化装置42の動作のみを示
す。
【0044】復号化装置42はコードと選択信号と、比
較装置41から出力される一致フラグとを入力し、一致
フラグが不一致を示す場合に、選択信号によって示され
るコードの中の処理ビット13に復号化を行い、復号化
コードとして出力する。
【0045】また、一致フラグが一致を示す場合には、
入力したコードをそのまま復号化コードとして出力す
る。ここで、復号化装置42における復号化は、入力さ
れるコードが第2の実施例の暗号装置の暗号化装置32
で行われた暗号化の逆変換である。
【0046】以上説明したように第3の実施例の暗号装
置によれば、第2の実施例の暗号装置によって暗号化さ
れたコードを復元することが可能であるような暗号装置
を実現できる。
【0047】尚、本発明の第1の実施例の暗号方法、第
2の実施例および第3の実施例の暗号装置においては、
処理の対象とするコード11を16ビット長としている
が、4ビットや8ビット等任意のビット長のコードに対
しても、同様の構成により、同様の効果が得られる。
【0048】また、本発明の第1の実施例の暗号方法、
第2の実施例および第3の実施例の暗号装置において
は、図1に示したように左から2ビットの連続する部分
を判定ビット12としているが、コード11のビット長
よりも小さければ何ビットでも構わないし、1つのコー
ド内ならば連続した位置になくても構わない。これによ
り、同様の効果が得られる。
【0049】さらに、本発明の第1の実施例の暗号方
法、第2の実施例および第3の実施例の暗号装置におい
ては、図1に示したように禁則コードが「100000
0000000000」である場合について示している
が、任意の構成の禁則コードに対して、同様の構成によ
り、同様の効果が得られる。
【0050】また、本発明の第1の実施例の暗号方法、
第2の実施例および第3の実施例の暗号装置において
は、図1に示したように禁則コードは「1000000
000000000」の1つであるとしているが、複数
個あっても構わず、この時には処理の対象となるコード
と複数個の禁則コード全てとの比較が行われ、全てに一
致しなかったときにのみ処理の対象となるコードの処理
ビットに処理を行う。
【0051】ただし、複数個の禁則コードの判定ビット
が、判定ビットの全てのパターンにならないように判定
ビットの位置を選ばなければならない。複数個の禁則コ
ードの判定ビットが全て同じであるならば、暗号化され
ないコードの数は、禁則コードが一つである場合と同じ
であるので、安全性は全く低下することはなく、同様の
効果が得られる。また、複数個の禁則コードの判定ビッ
トが2種類以上ある場合、暗号化されないコードの数
は、禁則コードが一つである場合より増えるので安全性
は低下するが、暗号処理によって禁則コードが他のコー
ドにならず、他のコードが禁則コードにならないという
効果は同様に得られる。
【0052】なお、本発明の第1の実施例の暗号方法、
第2の実施例および第3の実施例の暗号装置において
は、処理の対象とするコード11を16ビットのコード
としているが、特に1サンプルが16ビットのコードか
らなり、ダイナミックレンジ外のコードを禁則コード1
4としているようなPCM音声データの1サンプルを処
理の対象とするコード11とする場合には、MSB側か
ら数ビットを判定ビット12として選べば、同様の効果
に加えて、さらに暗号化後のデータの秘匿度が高いとい
う効果が得られる。なぜならば、ダイナミックレンジ外
の禁則コードとMSB側から数ビットが等しいコード
は、ダイナミックレンジの端のほうにあるコードであ
り、PCM音声の特性から、このようなコードの出現頻
度は非常に小さい。したがって、処理の対象とするコー
ド11の判定ビット12と禁則コード14の判定ビット
12が一致する確率が小さくなり、実用上ほとんどのコ
ードを暗号化できるからである。
【0053】また、本発明の第1の実施例の暗号方法、
第2の実施例及び第3の実施例の暗号装置においては、
処理の対象とするコード11を16ビットのコードとし
ているが、特に1画素が8ビットのコードからなり、ダ
イナミックレンジ外のコードを禁則コード14としてい
るような画像データの1画素を処理の対象とするコード
11とする場合には、MSB側から数ビットを判定ビッ
ト12として選べば、同様の効果に加えて、さらにPC
M音声のサンプルに適用した場合と同様に、暗号化後の
データの秘匿度が高いという効果が得られる。
【0054】なお、第2の実施例の暗号装置における暗
号化装置32および第3の実施例の暗号装置における復
号化装置42を、図5に示したような構成にしても良
い。
【0055】図5において、51はゲート装置、52は
排他的論理和装置である。ゲート装置51は一致フラグ
と選択信号と乱数を入力し、一致フラグが一致を示す場
合には全て0の16ビットのスクランブル信号を出力
し、一致フラグが不一致を示す場合には選択信号の指示
により、乱数の処理ビット位置のデータはそのままで、
判定ビット位置のデータを0にしたようなスクランブル
信号を出力する。
【0056】次に、排他的論理和装置52はコードとス
クランブル信号を入力し、これらをビットごとの排他的
論理和を行い、その結果を暗号化コードとして出力す
る。
【0057】これによれば、同様の効果が得られ、さら
に第2の実施例および第3の実施例の暗号装置を同一の
構成により実現できるという効果が得られる。
【0058】なお、第2の実施例および第3の実施例の
暗号装置において、選択信号により判定ビットと処理ビ
ットの位置を指示するような構成になっているが、判定
ビットと処理ビットの位置が常に固定である場合には、
選択信号が必要なくなり、同様の効果が得られる。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、第1の発明の暗号
方法によれば、禁則コードが他のコードに変換されるこ
とや、他のコードが禁則コードに変換されることのない
暗号方法を、任意の暗号化処理方法を用いて簡単な処理
で実現することができ、その実用的効果は大きい。
【0060】また、第2の発明の暗号装置によれば、第
1の発明の暗号方法を実現でき、禁則コードが他のコー
ドに変換されることや、他のコードが禁則コードに変換
されることのない暗号装置を、任意の暗号化処理を行う
暗号化装置あるいは復号化装置を用いて簡単な構成で実
現することができ、その実用的効果は大きい。
【0061】また、第3の発明の暗号方法によれば、複
数のサンプルから構成され、ダイナミックレンジ外に禁
則コードのあるPCM音声データや、複数の画素から構
成され、ダイナミックレンジ外に禁則コードのあるデジ
タル画像データを処理の対象とする場合に、第1の発明
の暗号方法と同様の効果に加えて、さらに暗号化後のデ
ータの秘匿度が高いという効果が得られる。
【0062】また、第4の発明の暗号装置によれば、複
数のサンプルから構成され、ダイナミックレンジ外に禁
則コードのあるPCM音声データや、複数の画素から構
成され、ダイナミックレンジ外に禁則コードのあるデジ
タル画像データを処理の対象とする場合に、第2の発明
の暗号装置と同様の効果に加えて、さらに暗号化後のデ
ータの秘匿度が高いという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の暗号方法を示す図
【図2】同実施例のフロー図
【図3】本発明の第2の実施例の暗号装置の構成を示す
ブロック図
【図4】本発明の第3の実施例の暗号装置の構成を示す
ブロック図
【図5】本発明の第2の実施例の暗号装置における暗号
化装置および第3の実施例における復号化装置の他の構
成を示すブロック図
【図6】従来例の暗号装置を用いた通信システムの構成
を示すブロック図
【図7】従来例の暗号装置の構成を示すブロック図
【図8】従来例の暗号装置の変換テーブルを示す図
【符号の説明】
11、111、112、113、114 コード 12 判定ビット 13 処理ビット 14 禁則コード 22 比較処理 23 暗号処理 31、41 比較装置 32 暗号化装置 42 復号化装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村上 弘規 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のコードから構成されるデジタルデー
    タを前記コード単位で処理する暗号方法であり、前記コ
    ードの1ビット以上を判定ビット位置として、前記コー
    ドの前記判定ビット位置のデータと禁則コードの前記判
    定ビット位置のデータが一致しない場合にのみ、前記コ
    ードの中で前記判定ビット位置以外のデータに処理を行
    うことを特徴とする暗号方法。
  2. 【請求項2】複数のコードから構成されるデジタルデー
    タをコード単位で処理の対象とし、前記コードの1ビッ
    ト以上を判定ビット位置として、前記コードの前記判定
    ビット位置のデータと禁則コードの前記判定ビット位置
    のデータが一致するかどうかを比較し、比較した結果を
    比較結果として出力する比較装置と、前記コードと前記
    比較装置から出力される前記比較結果を入力とし、前記
    比較結果が不一致を示す場合に、前記コードの前記判定
    ビット位置以外のデータに処理を行う暗号化装置とから
    構成されることを特徴とする暗号装置。
  3. 【請求項3】コードのMSBから連続する1ビット以上
    を判定ビット位置とすることを特徴とする請求項1記載
    の暗号方法。
  4. 【請求項4】コードのMSBから連続する1ビット以上
    を判定ビット位置とすることを特徴とする請求項2記載
    の暗号装置。
JP5306387A 1993-07-12 1993-12-07 暗号方法および暗号装置 Pending JPH07162411A (ja)

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JP5306387A JPH07162411A (ja) 1993-12-07 1993-12-07 暗号方法および暗号装置
EP94115938A EP0648031B1 (en) 1993-10-12 1994-10-10 Audio scrambling system for scrambling and descrambling audio signals
DE69435009T DE69435009T2 (de) 1993-10-12 1994-10-10 Einrichtung zur Verschlüsselung und Entschlüsselung von Audiosignalen
US08/321,766 US5617476A (en) 1993-07-12 1994-10-12 Audio scrambling system for scrambling and descrambling audio signals
US08/619,236 US5668879A (en) 1993-10-12 1996-03-21 Audio scrambling system for scrambling and descrambling audio signals

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005020564A (ja) * 2003-06-27 2005-01-20 Canon Inc 暗号化・復号方法及び装置、プログラム

Cited By (2)

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