JPH07160909A - 設計支援方法 - Google Patents

設計支援方法

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JPH07160909A
JPH07160909A JP5341857A JP34185793A JPH07160909A JP H07160909 A JPH07160909 A JP H07160909A JP 5341857 A JP5341857 A JP 5341857A JP 34185793 A JP34185793 A JP 34185793A JP H07160909 A JPH07160909 A JP H07160909A
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parts
screen
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gear
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JP5341857A
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Takaaki Tatsumi
孝明 巽
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は設計支援方法において、従来に比して
簡易な操作によつて公差や部品の動きの影響による全体
の形状を調べることができ、これにより組立時における
適切な公差や適切な位置関係を簡単に設定する。 【構成】表示画面上に表示された部品上に部品を取り付
ける第1の処理及び又は動きについての自由度に従つて
複数の部品の接合位置を決定する第2の処理を繰り返し
てなる組み立て完了後、複数の機械部品のうち一部の機
械部品について公差が設定された場合には、第1及び又
は第2の処理による組み立て手順に従つて機械部品を再
度組み立て、公差による影響を画面上に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。 産業上の利用分野 従来の技術 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(図5、図10及び図15) 作用(図5、図10及び図15) 実施例 (1)全体構成(図1及び図2) (2)公差を考慮した解析(図3及び図4) (2─1)公差のある部品の再組み立て(図4〜図6) (2─2)再組み立ての結果表示(図4及び図6〜図
8) (3)可動部品の動きに伴う全体形状変化の解析 (3─1)リンク機構でつながれた2つのアームの動作
解析(図9) (3─2)連動する可動部品の再組み立てと結果表示
(図9〜図11) (3─3)噛み合つて回るギアの動作解析(図4、図
9、図10及び図12〜図14) (3─4)ギアを含む可動部品の再組み立てと結果表示
(図10、図12、図15及び図16) (4)他の実施例(図10及び図15) 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は設計支援方法に関し、例
えばCAD(Computer Aided Design )による機械部品
の設計を支援する方法に適用して好適なものである。
【0003】
【従来の技術】従来、機械部品の設計にはCADといわ
れるドローイングツールが一般に用いられている。この
CADを用いた機械部品の設計は、個々の部品形状を記
述するだけではない。すなわち部品形状を記述すると同
時にこれらの部品が組み合わせられるときの位置や組み
合わせられるときに動く可動部品の軌跡も解析してい
る。この軌跡の解析を基にして設計者の考え通りに機械
部品が動くかどうか、又は部品どうしの接触が有るかど
うかを確認している。また実際に部品が量産される場合
に生じる部品精度のひずみを考慮にいれて適切な公差値
を設定するということも必要である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが設計の現場で
はこのような位置の計算、軌跡の解析、公差の設定とい
つた作業には、机上における手計算を用いることが多
い。またドローイングツールを用いて何枚もの絵を描き
なおすことによつて確認する方法等も用いられている。
しかし、現在市販されている機構解析用のソフトウエア
や公差解析用のソフトウエアでは操作が煩雑で使い勝手
が悪いためいくつかの問題がある。
【0005】例えば公差解析用のソフトウエアとして
は、誤差を有するブロツク状の物体を積み重ねる場合の
感度を統計的に解析するためのツールであり、機械部品
のように動きに自由度のある部品の解析には不向きであ
るという問題がある。
【0006】一方、機構解析用のソフトウエアには運動
学解析や動力学解析等の動きに対応する機能があるが、
任意の条件を満たす位置関係まで動いたところで静止さ
せて調べるという場合には不向きである。また力の解析
に重点がおかれているため各部品のリンク情報を予めユ
ーザが抜けなく全て指定しておく必要があるという問題
がある。
【0007】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、従来に比して簡易な操作によつて公差や部品の動き
の影響による全体の形状を調べることができ、これによ
り組立時における適切な公差や適切な位置関係を簡単に
設定することができる設計支援方法を提案しようとする
ものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、表示画面上に表示された機械部品
を画面上で組み立てることにより機械設計を支援する機
械設計システムの設計支援方法において、表示画面上に
既に表示されている部品上の所定位置に各部品を実際の
組み立て工程と同様に取り付ける第1の処理(ステツプ
SP6及びステツプSP15)と、第1の処理(ステツ
プSP6及びステツプSP15)によつて取り付けられ
た部品が動きについての自由度を有するため取り付け位
置が一意に定まらない場合には、当該部品と組み合わさ
れる部品を動かすことにより複数の部品の接合位置を決
定する第2の処理(ステツプSP7及びステツプSP1
8)との組み合わせによつてなる組み立て手順を記憶
し、組み立て完了後、複数の機械部品のうち一部の機械
部品について公差が設定された場合には、第1(ステツ
プSP6及びステツプSP15)及び又は第2の処理
(ステツプSP7及びステツプSP18)による組み立
て手順に従つて機械部品を再度組み立て、公差による影
響を画面上に表示する。
【0009】また本発明においては、表示画面上に表示
された機械部品を画面上で組み立てることにより機械設
計を支援する機械設計システムの設計支援方法におい
て、表示画面上に既に表示されている部品上の所定位置
に各部品を実際の組み立て工程と同様に取り付ける第1
の処理(ステツプSP6及びステツプSP15)と、第
1の処理(ステツプSP6及びステツプSP15)によ
つて取り付けられた部品が動きについての自由度を有す
るため取り付け位置が一意に定まらない場合には、当該
部品と組み合わされる部品を動かすことにより複数の部
品の接合位置を決定する第2の処理(ステツプSP7及
びステツプSP18)との組み合わせによつてなる組み
立て手順を記憶し、組み立て完了後、複数の機械部品の
うち一部の可動部品について自由度の範囲内での動きが
設定された場合には、当該可動部品及び当該可動部品と
の間に一定の制約条件がある部品を第1(ステツプSP
6及びステツプSP15)及び又は第2の処理(ステツ
プSP7及びステツプSP18)による組み立て手順に
従つて再度組み立て、可動部品を動かしたことにより全
体形状の変化を画面上に表示する。
【0010】
【作用】表示画面上に表示された部品上に部品を取り付
ける第1の処理(ステツプSP6及びステツプSP1
5)及び又は動きについての自由度に従つて複数の部品
の接合位置を決定する第2の処理(ステツプSP7及び
ステツプSP18)を繰り返してなる組み立て完了後、
複数の機械部品のうち一部の機械部品について公差が設
定された場合には、第1(ステツプSP6及びステツプ
SP15)及び又は第2の処理(ステツプSP7及びス
テツプSP18)による組み立て手順に従つて機械部品
を再度組み立て、公差による影響を画面上に表示するこ
とにより、公差がもたらす感度の確認が画面上で容易に
できる。これにより部品の適切な公差を容易に設定する
ことができる。
【0011】また上述の組み立て完了後、複数の機械部
品のうち一部の可動部品について自由度の範囲内での動
きが設定された場合には、当該可動部品及び当該可動部
品との間に一定の制約条件がある部品を第1(ステツプ
SP6及びステツプSP15)及び又は第2の処理(ス
テツプSP7及びステツプSP18)による組み立て手
順に従つて再度組み立て、可動部品を動かしたことによ
り全体形状の変化を画面上に表示することにより、可動
部品の動きがもたらす全体形状の変化を画面上で容易に
確認できる。これにより部品の適切な位置を設定するこ
とができる。
【0012】
【実施例】以下図面について、本発明の一実施例を詳述
する。
【0013】(1)全体構成 図1において1は全体として本発明の機能を実現する機
械部品組立シミユレーシヨンシステムを示し、部品管理
モジユール2、データベース3、形状エデイタ4、組み
立てシミユレータ5及び軌跡計算モジユール(ユニフア
イ)6の5つの機能モジユールによつて構成されてい
る。
【0014】部品管理モジユール2はユーザが登録した
部品の扱いについてユーザとデータベース3との間でイ
ンターフエースをとるものであり、ユーザのキー操作S
1によつて指定された部品名を部品名データS2として
データベース3に書き込むと共に、指定された部品名に
対応するデータS2をデータベース3から読みだして画
面上に表示するようになされている。
【0015】データベース3は取り扱われる部品を階層
構造によつて管理しており、機構、部品、図形要素の順
に階層が低くなる構造がとられている。このように機構
はひとまとまりの機能を果たすもので複数の部品から構
成されている。また図形要素は部品の形状を表現する最
小単位である。また機械部品組立シミユレーシヨンシス
テム1で扱う部品の形状データは2次元形状であり、こ
れらを構成する要素は線、円弧、点のいずれかであるた
め、個々の部品に対応する部品データは図2に示すよう
に、その部品を構成する線、円弧、点のデータを持ち、
線データと円弧データはその両端に対応する点データを
持つている。
【0016】形状エデイタ4は部品形状の作成及び編集
を受け持つている。部品形状の作成方法には汎用ドロー
イングツールによつて作成された部品データS3を読み
込む方法と実際に部品形状S4を入力する方法の2種類
がある。また編集機能としては線、円弧、点の入力及び
削除の機能とこれらの形状要素に名前をつける機能とが
ある。このように名前をつけることにより複数の図形が
画面上に重なつたときにも見やすくでき、また操作の指
示を名前を用いることによつて確実な制御ができるよう
になされている。さらに、編集機能の他に属性を設定す
る機能もある。
【0017】組み立てシミユレータ5はこれら5つのモ
ジユールのうち核となるモジユールであり、組立作業を
実行する機能とユーザの指示によつて図形の形を少し変
えた後に組立作業を再現する機能の2つの機能を有して
いる。この2つの機能によつて理想通り(すなわち公差
などを考慮せず)組み立てたときの各部品の位置と部品
に歪みがあるときの感度の解析ができるようになされて
いる。
【0018】軌跡計算モジユール6は動かす部品の着目
している部分の図形データ、また自由度の種類や動ける
範囲の制約条件等の計算情報S5を受け取つて着目点の
移動軌跡を表す式を生成すると共に、その式を解く機能
も有している。この計算結果はデータS6として組み立
てシミユレータ5に伝送される。この他、軌跡計算モジ
ユール6はカルク(calc)ボタンの操作が指示された場
合に線や円弧の交点座標を計算する機能も有している。
【0019】(2)公差を考慮した解析 部品の形状に公差を与えて解析するという場合、機械部
品組立シミユレーシヨンシステム1内の形状エデイタ4
によつて、部品の形状を構成する要素(すなわち線、円
弧、点)についての公差を設定する。部品の形状を構成
する要素のうち、線の公差としては平行にどれだけ変動
し得るかが設定され、円弧の公差としては中心点がX方
向、Y方向のプラス方向又はマイナス方向にどれだけ変
動し得るか、また半径が長く又は短くなる場合どれだけ
変動し得るかが設定される。さらに点の公差としてはX
方向、Y方向のプラス方向又はマイナス方向にどれだけ
変動し得るかが設定される。
【0020】ユーザはマウスカーソルを公差設定したい
図形に近づけ、ボタンをクリツクすることによつて公差
設定のための入力用ウインドを画面上に表示させること
ができる。円弧の公差を設定する場合の例として、図3
に示すように円弧の中心点がX方向、Y方向のプラス方
向又はマイナス方向に0.05変動し、また半径が±0.05変
動し得るように公差範囲を入力する。このようにして設
定された公差情報は、各要素が属性としてデータベース
3のフアイルに保存される。
【0021】公差がある場合の組み立て結果を解析する
ためには、組み立てシミユレータ5で、まず理想的な
(すなわち公差を考慮していない)部品を用いて組み立
てを行う。
【0022】例えば基板7の上にカム8とスライダ9と
を乗せて組み立てる例とこの組み立てに対応する組み立
て手順の記憶リストを図4に示す。カム8とスライダ9
は、基板の上に乗せられ、その後カム8上の点Cとスラ
イダ9上の点Sとが一致するように任意の範囲で動かさ
れることによつてカム8とスライダ9の配設位置が決ま
る。このようにカム8やスライダ9の部品データを基板
7に乗せる操作をマージ(merge)という。また、予め
定義された動きの自由度を考慮して部品を動かし、部品
の配設位置を決める操作をユニフアイ( unify)とい
う。
【0023】ここで、動きの自由度としては「回転」と
「平行移動」の2つを定義することができる。回転はす
でに定義されている任意の点を中心として部品全体を回
転させるものであり、平行移動はすでに定義されている
任意の線に沿つて部品全体を平行移動させるものであ
る。
【0024】カム8とスライダ9とを基板7上に組み合
わせる際における画面上の一連の操作を図4をもとに説
明すると以下のようになる。まず基板7のデータが読み
込まれ画面上に表示される。第1のマージ処理では、ま
ずカム8のデータが読み込まれる。次にカム8から突出
しているピンC1を基板7上に差し込む位置F1が指示
される。続いてカム8の動きの自由度が「回転」と指定
される。
【0025】第2のマージ処理では、まずスライダ9の
データが読み込まれる。次にスライダ9から突出してい
るピンS1を基板7上に差し込む位置F2が指示され
る。続いてスライダ9の動きの自由度が「平行移動」と
指定される。ここでスライダ9が移動可能である範囲は
画面上に線で表示される。実際の部品においては基板7
に穿設された長穴F2の中にスライダ9のピンS1が差
し込まれて長穴F2の範囲内で移動するという制約条件
に対応している。
【0026】最後にユニフアイ処理では、カム8上の点
Cとスライダ9上の点Sが一致するように指示し終了す
る。以上の組み立て手順は、図4に示すように各組み立
て処理を順に手順記憶リストとして記憶される。
【0027】(2─1)公差のある部品の再組み立て 次に、公差のある部品の再組み立ての手順を示す。まず
第1の処理として、理想的な(すなわち公差を考慮して
いない)部品を用いた組み立ての後で、公差を考慮させ
る部品とこの部品に考慮させる公差範囲とを指定する。
次に第2の処理として、図4のような形で手順記憶リス
トとして記憶してある組み立て手順に従つて部品を再度
組み立てる。ここで公差のある部品を組み立てるときに
は公差の範囲内で図形要素をずらす。第3の処理は、組
み立てた結果としての部品データをひとまとまりにして
保存する。また公差の範囲内で前の処理とは異なるずら
し方により図形要素をずらし、部品を再度組み立てるた
めに第2の処理を繰り返す。最後にこれらの組み立て結
果としての形状をまとめて画面上に表示する。
【0028】上述した公差のある部品の再組み立ての手
順中の第2の処理のフローチヤートを図5に示す。すな
わち図5は記憶した組み立て手順にしたがつて部品を再
度組み立てるときのフローチヤートである。まずステツ
プSP1において、公差を考慮させる部品をユーザが指
定し、この部品の公差を与える要素が線、円弧、点のう
ちのどれであるかを指定する。次にステツプSP2にお
いて、部品の取り得る公差の範囲を調べ、ステツプSP
3へ移る。又は、ユーザがこの公差の範囲を指定し、ス
テツプSP3へ移る。
【0029】ステツプSP3では、図4のような形で手
順記憶リストとして記憶してある各組み立て処理を順に
読み込む。このステツプSP3にて読み込まれた組み立
て処理がマージの場合は、ステツプSP4へ移り、この
部品を変形させる指定があるか否かを判定する。ここで
肯定結果が得られる場合には、ステツプSP5によつて
部品データの値を変更する。変更後、ステツプSP6で
マージ処理し、ステツプSP3に戻つて次の組み立て処
理を読み込む。これに対して否定結果が得られる場合に
は、ステツプSP6に移つてマージ処理し、ステツプS
P3に戻つて処理を続ける。
【0030】またステツプSP3にて読み込まれた組み
立て処理がユニフアイの場合は、ステツプSP7へ移つ
てユニフアイ処理し、ステツプSP3に戻つて処理を続
ける。さらにステツプSP3にて記憶されている組み立
て処理の残りがない場合はステツプSP8へ移り、処理
を終了するようになされている。
【0031】また、上述した公差のある部品の再組み立
ての手順中の第3の処理では部品を再度組み立てて得ら
れる部品データが保存されるため、この保存の様子を図
6に示す。まず公差がないときに各部品を組み立てた後
の各部品データの線、円弧及び点からなる要素の座標値
を保存している。これらの要素のうち線と円弧は、それ
ぞれ両端に対応する点データを座標値として保存してい
る。
【0032】次に、公差が部品Aの点P1をX方向に+
0.05であるときに、この公差の分だけ図形要素をずらし
て組み立てた後の各部品データの各要素の座標値を保存
する。また図形要素の別のずらし方として、公差が部品
Aの点P1をX方向に−0.05であるときに、この公差の
分だけ図形要素をずらして組み立てた後の各部品データ
の各要素の座標値を保存する。このように公差のある部
品の図形要素を公差の範囲内でずらして組み立て、組み
立てた後の各部品データの各要素の座標値を全て保存す
る。
【0033】(2─2)再組み立ての結果表示 公差のある部品の図形要素を公差の範囲内でずらし再度
組み立て、この結果としての形状がまとめて画面上に表
示される。この表示された状態で、各公差によつて各要
素の位置と理想状態(すなわち公差を考慮しない状態)
のときの位置との差を表示することができる。
【0034】図7には、図4の組み立て後、基板7の穴
F1をX、Y方向にプラス方向又はマイナス方向それぞ
れ 0.1ずつずらして組み立て直した結果と、このときの
スライダ9の下端の点Aの座標を表示させたようすを示
す。各再組み立ての結果で得られたスライダ9の下端の
点Aの座標は、図6に示した再組み立て結果の集合それ
ぞれに対応する点の座標を調べて理想状態との差を計算
する。
【0035】図7に示した画面上の表示例における座標
値は、基板部品(basepart)の座標系に変換して表示さ
れている。この表示されている座標系以外での座標値で
検証することも考えられるため、画面上に表示される座
標系を変換するためのボタン(AXISボタン)を押すこと
で座標系を他の部品の座標系に変えることができる。図
7の場合でいうと、カム8の座標系でスライダ9及び基
板7の各座標値を表示でき、またスライダ9の座標系で
カム8及び基板7の各座標値を表示できる。これはマー
ジ処理やユニフアイ処理を用いて部品の回転や移動の割
合を計算することによつて実現できる。この結果、部品
の座標系での座標値に変換することができる。
【0036】例えば、点Pの座標値を点Pを有する部品
の座標系から部品Aの座標系に変換するときのマージ処
理についてのフローチヤートを図8に示す。まずステツ
プSP9においてマージ処理直前に部品Aの任意の2点
について座標値を記憶する。記憶後、マージ処理しステ
ツプSP10へ移る。このステツプSP10ではステツ
プSP9において記憶した2点についてマージ処理後の
座標値を調べる。次にステツプSP11において、マー
ジ処理の前後における2点の座標値を比較して、移動量
を計算する。その後ステツプSP12にて、点Pの座標
値に関して、ステツプSP11で求めた移動方向と逆方
向の移動量の値を表示することで、変換できる。
【0037】ここでマージ処理ではなくユニフアイ処理
する場合には、図8のステツプSP9からステツプSP
10へ移るときにユニフアイ処理する。またステツプS
P11の処理で移動量だけでなく回転量も計算する。さ
らにステツプSP12ではステツプSP11で求めた移
動方向と逆方向の移動量及び回転方向と逆方向の回転量
の各値を表示することで変換できる。
【0038】 (3)可動部品の動きに伴う全体形状変化の解析 可動部品の動きがもたらす影響を解析するという場合、
機械部品組立シミユレーシヨンシステム1の5つの機能
モジユールの内の組み立てシミユレータ5上で、まず可
動部品を組み立てることによつてシステムに組み立て手
順を記憶させる。次に可動部品を動かした位置で記憶し
た手順どおりに再度組み立てをさせる。
【0039】(3─1)リンク機構でつながれた2つの
アームの動作解析 基板上に2つの部品アームを乗せて組み立てる場合の例
とこの組み立てに対応する組み立て手順の記憶リストを
図9に示す。この例は、基板7上に2つのアームA及び
Bをリンク機構でつないでいる。このアームAの点A1
は固定され、アームBの点B1は固定されないが、アー
ムAの点A2とアームBの点B1とはリンク機構でつな
がれる。
【0040】このときの画面上での一連の操作を説明す
ると以下のようになる。まず基板のデータが読み込まれ
画面上に表示される。次に、アームAのデータが読み込
まれる。このアームAにはピンA1が突出しており、こ
のピンA1を基板7上の穴K1に差し込むことによつて
アームAの初期的な位置が決定する。画面上の操作は、
アームAのデータを読み込んだ後、ピンA1を差し込む
位置を指示し、アームAについて設定される動きの自由
度を「回転」と指示する。
【0041】その後、アームBはピンB1をアームAの
穴A2に差し込むことによつて初期的な位置が決定す
る。画面上の操作は、アームBのデータを読み込んだ
後、ピンB1を差し込む位置を指示し、アームBについ
て設定される動きの自由度を「回転」と指示する。最後
にアームB上の点B2と基板7上の溝Mが一致するよう
にシステムに指示し終了する。以上の組み立て手順は、
図9に示すように各操作を順に手順記憶リストとして記
憶される。
【0042】 (3─2)連動する可動部品の再組み立てと結果表示 次に、連動する可動部品の再組み立ての手順を示す。ま
ず第1の処理として、初期的な位置での組み立ての後
で、移動させる部品と部品の移動先とを指定する。次に
第2の処理として、図9のような形で手順記憶リストと
して記憶してある組み立て手順にしたがつて部品を再度
組み立てる。ここで移動させる部品を組み立てるときに
は初期的な位置に一旦置いた後、指定した位置までユニ
フアイ処理で動かす。最後にこれらの組み立て結果とし
ての形状をまとめて画面上に表示する。
【0043】上述した可動部品を動かしたことに対応す
る再組み立ての手順のうち、第2の処理のフローチヤー
トを図10に示す。まずステツプSP13において、移
動させる部品と部品の移動後の位置とを指示する。ここ
で画面上には理想的な(すなわち何も考慮しない)状態
で部品を組み立てたようすが表示してあり、この画面上
の部品のうち、移動させる部品をユーザがマウスで選
ぶ。さらに部品の移動先をマウスで選びステツプSP1
4へ移る。
【0044】ステツプSP14では、図9のような形で
手順記憶リストとして記憶してある組み立て処理を順に
読み込む。このステツプSP14にて読み込まれた組み
立て処理がマージの場合は、ステツプSP15にてマー
ジ処理し、ステツプSP16へ移る。ステツプSP16
では、ステツプSP15にてマージ処理された部品がス
テツプSP13において動きを設定されたものか否かを
判定する。ここで肯定結果が得られる場合には、ステツ
プSP17によつてこの部品をステツプSP13で指定
されたようにユニフアイ処理で指定の位置まで動かし、
ステツプSP14へ戻つて次の組み立て処理を読み込
み、処理を続ける。これに対して否定結果が得られる場
合には、ステツプSP14へ戻り処理を続ける。
【0045】またステツプSP14にて読み込まれた組
み立て処理がユニフアイの場合は、ステツプSP18へ
移り、ユニフアイ処理する。このとき画面上ではシステ
ムによりデータの位置が決まる。ユニフアイ処理を終え
るとステツプSP14に戻り、処理を続ける。さらにス
テツプSP14にて記憶されている組み立て処理の残り
がない場合はステツプSP19へ移り、処理を終了する
ようになされている。
【0046】また、図11に図9のアームAを基板7上
の点Pまで回転させた状態を求めるようすを示す。この
図は図9の各部品を組み立てた後に、その中の部品(ア
ームA)を動かした例である。これを図10のフローチ
ヤートに従つて説明する。まず始めに図9のように組み
立てる。ステツプSP13で、アームAの1辺を基板7
上の点Pと一致するところまで動かすと指示する。
【0047】ステツプSP14では、図9に示すように
記憶された手順記憶リストの組み立て処理を順に読み込
む。ここでは基板7、アームA、アームBの順に読み込
む。最初にステツプSP14で読み込まれる基板7に関
する組み立て処理はステツプSP13において特に指示
はないのでステツプSP15でマージ処理し、ステツプ
SP14に戻る。次にステツプSP14で読み込まれる
アームAに関する組み立て処理はまずステツプSP15
でマージ処理した後、ステツプSP13の指示に従つて
1辺を基板7上の点Pとユニフアイ処理し、ステツプS
P14に戻る。さらにステツプSP14で読み込まれる
アームBに関する組み立て処理は基板7と同様に特に指
示はないのでマージ処理し、ステツプSP14に戻る。
このときすでにアームAの位置は図9に示すアームAの
位置と異なる。
【0048】最後に読み込まれる組み立て処理はアーム
Bのユニフアイであるため、ユニフアイ処理しステツプ
SP14に戻る。すでにアームAの位置が図9に示すア
ームAの位置と異なるため、結果的にアームBのユニフ
アイ後の位置も図9とは異なる。すなわち、アームAを
矢印方向aに回転するとき、アームBはアームAと連動
し、アームBの点B2も溝M上を矢印b方向に動く様子
が画面上で確認できる。
【0049】(3─3)噛み合つて回るギアの動作解析 組み立てる部品にギアが含まれる場合の例とそれに対応
する記憶すべき組み立て手順のデータ構造を図12に示
す。ここで部品にギアが含まれているが、各ギアが噛み
合つて回るということを考慮に入れず、部品にカム8と
スライダ9を含む図4や部品にアームA及びBを含む図
9に示すように、部品名、自分要素名、相手要素名及び
自由度の情報のみを組み立て手順として手順記憶リスト
に記憶させる。
【0050】このとき画面上での一連の操作を説明する
と以下のようになる。組み立て手順の記憶リストとし
て、まず基板7のデータが記憶される。次に、部品1の
ギアC上の点C1を基板7上の点P1に対応させ動きの
自由度を「回転」としたというデータを記憶させる。そ
の後、部品2のギアDについてもギアCと同様にギアD
上の点D1を基板7上の点P2に対応させ動きの自由度
を「回転」としたというデータを記憶させ、一連の組み
立て手順の記憶リストができる。
【0051】ここでギアCを回転させるとき、図10に
示すような方法で部品を再度組み立てると、ギアCは回
転するがギアDは回転しない。すなわちギアの場合、単
純なリンクやカムと違い、回転の伝播をなんらかの方法
で行う必要がある。このため、部品名、自分要素名、相
手要素名及び自由度の情報以外にも歯数設定、噛み合う
ギアの指定及びギア回転の計算が必要となる。
【0052】まずギアの歯数の設定は、形状エデイタ4
で円弧の持つ属性として設定する。次に噛み合うギアの
指定は、組み立てシミユレータ5でギア部品をマージ処
理するときに指定する。すなわち、ギア部品を含む部品
をマージ処理したときにはどのギアの回転に影響を受け
るか、又は駆動源であるかというシステムの質問にユー
ザが答えることにより、その噛み合わせの情報を手順記
憶リストに記録する。
【0053】ここで、従来のマージ操作は部品の初期的
な位置決めをするために、読み込んだ部品のどの部分を
既にある部品のどの部分に対応させるかを指定する。こ
のため、ギアの動作にも対処できるようにマージ直前に
処理するフローチヤートを図13に示す。ステツプSP
20からギアに対応するマージ前の処理を開始する。ス
テツプSP21にて、システムは今読み込んだ部品がギ
アを含むか否か、すなわち形状エデイタ4で部品要素に
ギア属性として歯数を設定しているか否かを判定する。
ここでギアを含まない場合は、ステツプSP22にてマ
ージ前の処理を終了し、マージ処理を行う。
【0054】これに対しギアを含む場合は、ステツプS
P23に移り、この部品が直接駆動源となつているか否
かについて判定する。この判定で肯定結果が得られる場
合には、ユーザが画面上に表示されている「駆動源」と
いうボタンを押すことによりステツプSP24へ移り、
このギアを駆動源としていることを手順記憶リストの組
み立て処理内にに記録し、ステツプSP22にてマージ
前の処理を終了する。また否定結果が得られる場合に
は、ステツプSP25にて、この部品のギアがどのギア
の影響を受けるのかを指定する。これは、既に画面上に
表示されている部品の中で影響を与えるギア及び影響を
受けるギアをユーザがマウスでピツクすることにより指
定する。この後、ステツプSP26に移り、ステツプS
P25で指定された影響を与えるギア及び影響を受ける
ギアを組み立て処理内に記録し、ステツプSP22にて
マージ前の処理を終了する。
【0055】図14では、ギアであることを考慮に入れ
マージ処理する場合の組み立て手順の記憶リストを示
す。図12に示すような部品の組み立て手順の記憶リス
トは部品がギアであることを考慮に入れず、影響を与え
るギア及び影響を受けるギアの情報を手順リストに記憶
させていないため、ギアCを回転させた状態で再度組み
立てたときにギアDにその動きが伝わらない。このため
図12の組み立て手順の記憶の方法に加え、ギアが回転
する際の影響関係としてギアCが駆動源であることを示
す情報とギアDがギアCの影響を受けるという情報を手
順記憶リスト内の各組み立て処理にそれぞれ記憶する。
この情報の記憶は図13のステツプSP24にて処理さ
れる。
【0056】 (3─4)ギアを含む可動部品の再組み立てと結果表示 ギアを動かすことに対応する再組み立ては次のように行
う。(再組み立ての手順を示す。)第1の処理として、
初期的な位置での組み立ての後で、ギアの移動先を指定
する。次に第2の処理として、図14のような形で手順
記憶リストとして記憶してある組み立て手順に従つて部
品を再度組み立てる。ここで移動させるギアを組み立て
る場合には、初期的な位置に一旦ギアを置いたあと、指
定した位置までユニフアイ処理で動かす。このとき、ギ
アの回転量を記録する。またその他のギアを組み立てる
場合には、ギアに影響を与えているその他のギアがこの
組み立て時にどれだけ回転したかを調べ、歯数の比を計
算してギアが回転すべき量を求め、その回転量だけ回転
した状態でマージ処理する。第3のすなわち最後の処理
として、これらの組み立て結果としての形状を画面上に
表示する。
【0057】ここで第2の処理の再組み立ての処理のフ
ローチヤートを図15に示す。図15には、ギアを考慮
に入れていない可動部品の再組み立て処理におけるフロ
ーチヤートを示す図10との対応部分に同一符号を付
し、ギアを考慮に入れる場合における再組み立て処理を
示す。
【0058】以下では、図10に追加された部分である
ステツプSP16、ステツプSP27及びステツプSP
28について説明する。図10では、読み込んだ部品に
ついて、移動の指示がなければ何もせずに処理を続けた
が、ギアを考慮に入れると、部品の移動の指示がないと
きでも、この部品のギアに影響を与えるギアが回転して
いる場合にはその影響を受けるギアも回転させなくては
ならないということがある。そこで、ステツプSP16
において読み込んだ部品を移動させるという指示が無い
場合、ステツプSP27にてギアであるか否かを判定す
る。
【0059】ステツプSP27の判定で、肯定結果が得
られる場合には、図10と同様に何もせずステツプSP
14に戻り処理を続ける。これに対して否定結果が得ら
れる場合には、ステツプSP28へ移る。ステツプSP
28では、ギアに影響を与えている他のギアが、最初の
組み立て時と比較してどれだけ回転したか回転量を調
べ、ギアをそれに対応するだけ回転させ、ステツプSP
14へと戻り処理を続ける。ここで、影響を与えるギア
の歯数をAN、回転角をAR、影響を受けるギアの歯数
をBNとすると、影響を受けるギアの回転角は
【数1】 で表される。
【0060】また図16に、図12の組み立てを行い図
14の組み立て手順の記憶リストを用いてギアC上の点
CPを基板7上の線Lと重なるところまで回転させた状
態を求めるようすを示す。まずギアCを回転させる。次
に、ギアCの回転角を調べると40度なので記憶する。
記憶後、ギアDをマージ処理する際にどのギアの影響を
受けるかを調べる。このとき図14の手順記憶リストよ
りギアDはギアCの影響を受けることが分かる。ギアC
の歯数は80、ギアDの歯数は40と記憶されているた
め、ギアDはギアCの2倍の角度回転する。この場合ギ
アCの回転角は40度であるため80度となる。よつて
ギアDをギアCとは逆方向に80度回転させる。
【0061】以上の構成によれば、組み立てたい各部品
を基板上に置き、その部品の位置が単独では決まらない
場合には動きの自由度を与え、さらに別の自由度を持つ
た他の部品を動かして一致点を計算して見いだす、とい
う一連の操作によつて実際に画面上で機械部品を組み立
てることにより部品の位置関係や可動部品の動く様子を
画面上で見ることができる。
【0062】(4)他の実施例 なお上述の実施例において、公差を与えて解析するとい
う場合の例として基板7の上にカム8とスライダ9とい
う部品を乗せて組み立てるものについて述べたが、本発
明はこれに限らず、基板上にカムとスライダ以外の部品
を乗せて組み立てるものでも公差を与えることにより同
様の結果を得ることができる。
【0063】また上述の実施例において、部品の動きが
もたらす影響を解析するという場合の例として、基板上
に2つの部品アームを乗せて組み立てる例と組み立てる
部品にギアが含まれる例を述べ、それぞれの再組み立て
の処理手順としてフローチヤートを図10及び図15に
示したが、本発明はこれに限らず、基板上に複数の可動
部品を乗せて組み立てる場合についても再組み立ての手
順として図15のフローチヤートに従い処理することに
より同様の結果を得ることができる。
【0064】さらに上述の実施例において機械部品の組
み立て処理と一部部品の組み立て再現処理の2つの処理
を含むシステムについて述べたが、本発明はこれに限ら
ず、機械部品の組み立て処理のみをシステムに組み込む
ようにしても良い。
【0065】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、従来に比
して簡易な操作によつて公差や部品の動きの影響による
全体の形状を調べることができ、これにより組み立て時
における適切な公差や適切な位置関係を簡単に設定する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による機械設計支援方法を用いた設計シ
ステムの一実施例を示すブロツク図である。
【図2】部品データの構造を示す略線図である。
【図3】円弧に対する公差範囲設定画面を示す略線図で
ある。
【図4】設計部品の一例を示す略線図及び組み立て手順
を示すブロツク図である。
【図5】公差を持つ部品の組み立て操作の再現と変形処
理の説明に供するフローチヤートである。
【図6】組み立て操作の再現結果のデータ保存を示すブ
ロツク図である。
【図7】再組み立ての全ての結果と位置を示す略線図で
ある。
【図8】任意の座標系への変換処理の説明に供するフロ
ーチヤートである。
【図9】可動部品を有する設計部品の一例を示す略線図
及び組み立て手順を示すブロツク図である。
【図10】可動部品を有する組み立て操作の再現と変形
処理の説明に供するフローチヤートである。
【図11】図9における設計部品の組み立て操作の再現
を示す略線図である。
【図12】ギアを有する設計部品の一例を示す略線図及
び組み立て手順を示すブロツク図である。
【図13】ギアを有する設計部品の変形処理の説明に供
するフローチヤートである。
【図14】ギアを考慮に入れた組み立て手順を示すブロ
ツク図である。
【図15】ギアを有する設計部品の組み立て操作の再現
と変形処理の説明に供するフローチヤートである。
【図16】ギアを考慮に入れた動きの解析を示す略線図
である。
【符号の説明】 1……機械部品組立シミユレーシヨンシステム、2……
部品管理モジユール、3……データベース、4……形状
エデイタ、5……組み立てシミユレータ、6……軌跡計
算モジユール、7……基板、8……カム、9……スライ
ダ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表示画面上に表示された機械部品を画面上
    で組み立てることにより機械設計を支援する機械設計シ
    ステムの設計支援方法において、 上記表示画面上に既に表示されている部品上の所定位置
    に各部品を実際の組み立て工程と同様に取り付ける第1
    の処理と、 上記第1の処理によつて取り付けられた部品が動きにつ
    いての自由度を有するため取り付け位置が一意に定まら
    ない場合には、当該部品と組み合わされる部品を動かす
    ことにより複数の部品の接合位置を決定する第2の処理
    との組み合わせによつてなる組み立て手順を記憶し、 組み立て完了後、複数の機械部品のうち一部の機械部品
    について公差が設定された場合には、 上記第1及び又は第2の処理による組み立て手順に従つ
    て上記機械部品を再度組み立て、 公差による影響を画面上に表示することを特徴とする設
    計支援方法。
  2. 【請求項2】表示画面上に表示された機械部品を画面上
    で組み立てることにより機械設計を支援する機械設計シ
    ステムの設計支援方法において、 上記表示画面上に既に表示されている部品上の所定位置
    に各部品を実際の組み立て工程と同様に取り付ける第1
    の処理と、 上記第1の処理によつて取り付けられた部品が動きにつ
    いての自由度を有するため取り付け位置が一意に定まら
    ない場合には、当該部品と組み合わされる部品を動かす
    ことにより複数の部品の接合位置を決定する第2の処理
    との組み合わせによつてなる組み立て手順を記憶し、 組み立て完了後、複数の機械部品のうち一部の可動部品
    について自由度の範囲内での動きが設定された場合に
    は、 当該可動部品及び当該可動部品との間に一定の制約条件
    がある部品を上記第1及び又は第2の処理による組み立
    て手順に従つて再度組み立て、 可動部品を動かしたことにより全体形状の変化を画面上
    に表示することを特徴とする設計支援方法。
JP5341857A 1993-12-13 1993-12-13 設計支援方法 Pending JPH07160909A (ja)

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JP5341857A JPH07160909A (ja) 1993-12-13 1993-12-13 設計支援方法

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JP (1) JPH07160909A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6768928B1 (en) 1999-05-20 2004-07-27 Olympus Optical Co., Ltd. Mechanism component design support system
JP2011165183A (ja) * 2010-02-04 2011-08-25 Quality Vision Internatl Inc 幾何学上の寸法および公差のグラフィックアニメーション

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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